JPH0378326A - 路側帯放送の受信機能を備えたオーディオ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車専用道路において施設された路側帯
放送を自動的に受信復調するようにした路側帯放送の受
信機能を備えたオーディオ装置に関するものである。

Ｃ従来の技術およびその問題点〕 自動車専用道路の一部において路側帯放送が設置されて
おり、道路情報等が放送されている。

この路側帯放送は、ＡＭ帯の１６２０　ＫＨｚまたは１
６２９　ＫＨｚの周波数が主に使用されており、路側帯
放送が設置された区域においては、路側帯放送が設置さ
れた区域であることと、放送周波数等が、道路脇に置か
れた標識によって表示されている。

従って、運転者等はこの標識を見てオーディオ装置のフ
ァンクシジンをＡＭ放送に切り替え、さらにその表示さ
れた放送周波数に、マニュアル操作等によってチューニ
ングを行うようにする。

第３図は、従来の装置の一例を示したものである。

すなわちこの例は、ＦＭ−ＡＭ受信機を示しており、図
において１は受信アンテナを示し、このアンテナ１より
得られたＲＦ倍信号、ＦＭＲＦアンプ２により増幅され
た後、ミキサー３に印加され、ここでＰＬＬ　（フェー
ズロックループ）よりなるローカル信号発振器４からの
ローカル信号と混合され、ＦＭ中間周波信号が生成され
る。この中間周波信号は中間周波増幅器５により増幅さ
れた後、ＦＭ検波回路６によりＦＭ復調され、ステレオ
マルチプレックス回路７により左右のステレオオーディ
オ信号に分離され、切り替え回路８に印加される。

一方、受信アンテナ１より得られたＲＦ倍信号、分岐器
９を介してＡＭＲＦアンプ１０にも印加され、このＡＭ
ＲＦアンプ１０によって増幅されたＡＭＲＦ信号はミキ
サー１１に印加される。ここでＲＦ倍信号ＰＬＬよりな
るローカル信号発振器１２からのローカル信号と混合さ
れ、ＡＭ中間周波信号が生成される。この中間周波信号
は中間周波増幅器１３により増幅された後、ＡＭ検波回
路１４によりＡＭ復調され、切り替え回路８に印加され
る。

前記ＦＭ受信部側のローカル信号を発生させるＰＬＬ回
路４およびＡＭ受信部側のローカル信号を発生させるＰ
ＬＬ回路１２には、それぞれ発振周波数のデータを格納
したメモリー１５，１６が接続されており、このメモリ
ー１５，１６はマイクロプロセッサ−よりなる制御回路
Ｉ７からの出力によって、それぞれのローカル信号の発
振データが読み出され、ＦＭおよびＡＭ受信部は所定の
周波数にチューニングすることができる。

制御回路１７には、ＦＭおよびＡＭのファンクション切
り替えキー１８１、選局周波数のアップ・ダウン制御キ
ー１８２、受信放送のプリセットメモリーキー１８３等
を備えた操作ボード１８が接続されている。そしてファ
ンクション切り替えキー１８１を切り替えることにより
、制御回路１７は、オーディオ出力の切り替え回路８に
対して制御出力を送り、連動するスイッチ８１および８
２によってＦＭ復調出力またはＡＭ復調出力を選択し、
出力端ＯＵＴに出力させる。

以上の構成において、例えば道路脇に置かれた路側帯放
送の案内標識を確認し、路側帯放送を受信しようとした
場合には、オーディオ装置がＦＭ放送を受信していた場
合には、先ず操作ボード１８のファンクション切り替え
キー１８１を操作してＦＭ受信モードからＡＭ受信モー
ドに切り替えなければならない。

そして次に選局周波数のアップ・ダウンキー１８２を操
作して１６２０　ＫＨｚまたは１６２９　ＫＨｚにチュ
ーニングを取ることで、路側帯放送が受信できるように
なる。

また予め１６２０　ＫＨｚおよび１６２９ＫＨｚにプリ
セットメモリーが成されている場合には、前記のとおり
、ファンクション切り替えキー１８１を操作してＦＭ受
信モードからＡＭ受信モードに切り替え、そして次にメ
モリーキー１８３を操作して１６２０　ＫＨｚまたは１
６２９　ＫＨ２の受信周波数を呼び出すようにする。

上記した従来の操作によると、道路脇に設置された案内
標識を確認した上で、ファンクション切り替えキー１８
１並びにアップ・ダウンキー１８２またはプリセットキ
ー１８３を操作しなければならず、操作が煩わしいだけ
でなく、この様な操作は安全運転上好ましいものではな
い。

〔発明の目的〕

この発明は、前記した従来のものの問題点に鑑みて成さ
れたものであり、その目的とするところは、路側帯放送
が受信可能な状態となった場合には、自動的にＡＭ受信
再生モードにファンクシボンが切り替えられ、かつ路側
帯放送が受信復調されるように自動的にチューニングが
成されるようにしたオーディオ装置を提供しようとする
ものである。

〔発明の概要〕

前記した目的を達成するために、この発明により成され
たオーディオ装置は、ＡＭ帯の特定なＲＦ周波数（路側
帯放送）の存在を検出する検出部を有し、この検出部に
より路側帯放送の存在を検出した際に、ＡＭ受信部のロ
ーカル信号発振器に対して、路側帯放送を受信すべく特
定な発振周波数データを与えると共に、オーディオ装置
がＡＭ以外の再生モードにあった場合には、出力切り替
え回路に対して、他のオーディオソースからＡＭ受信部
の復調出力に切り替える制御出力を制御回路より発生さ
せるようにした点に特徴を有する。

〔実施例〕

以下この発明の実施例を図に基づいて説明する。

第１図は、この発明の第１の実施例を示したものである
。なをこの第１図において、第３図と同一符号部分はそ
れぞれ同一部分を示しており、従ってその説明は省略す
る。

符号４および１２で示したものは、ＰＬＬよりなるロー
カル信号発振器を示しており、これは、電圧制御発振器
（ＶＣＯ）４１．１２１と、このＶＣＯからの出力をメ
モリー１５，１６から読み出された分周率データＮによ
って分周するプログラマブル分周器４２，１２２と、こ
のプログラマブル分周器４２，１２２によって分周され
た出力と、クリスタル等の基準発振器４３，１２３から
の基準信号との位相差を検出し、その位相差に応じた直
流出力をもたらす位相差検出器４４，１２４と、この位
相差検出器４４，１２４からの出力を受けて低域成分を
抽出し、これをＶＣＯ４１。

１２１の制御用出力としてもたらすローパスフィルター
４５，１２５より構成している。

従ってメモリー１５および１６から読み出された分周率
データーＮに基づいてＶＣＯ４１および１２１の発振周
波数が順次変化し、ＦＭおよびＡＭ受信部の受信周波数
が順次変化する。

そしてＡＭ受信部側には、中間周波増幅器１３より中間
周波信号のレベルを検出し、このレベルが所定値以上の
ときに出力を発生する受信検出回路１９が配置され、こ
の受信検出回路１９の出力は、制御回路１７にもたらさ
れる。

また制御回路１７には、スイッチ回路２０が接続されて
おり、このスイッチ回路２０は、後述するとおり路側帯
放送の受信エリアに入った時、制御回路１７からの出力
を受けてメモリー１６に対してスイッチング信号を印加
させる。このスイッチング信号は、ＰＬＬよりなるロー
カル信号発振器１２に対し、１６２０　ＫＨｚおよび１
６２９　ＫＨｚを受信すべくローカル信号を例えば、数
秒程度のインターバルで交互に発生させるための分周率
データーＮを交互に読み出させる作用をする。

また、２１は分岐器２２より引き出されたＲＦ倍信号入
力とする固定同調回路よりなる検出部を示しており、こ
れは例えばコイルしおよびコンデンサＣよりなる並列共
振回路により構成されている。

そしてこの検出回路２１は、前記した路側帯放送におけ
る送信周波数である１　６２０　ＫＨｚ〜１６２９ＫＨ
２の周波数をカバーする例えば単同調回路により構成さ
れており、路側帯放送である前記した周波数の存在を検
知した際には、受信検出出力を制御回路１７に出力させ
るように成されている。

以上の構成において、車輌の走行中、路側帯放送を送信
しているエリアに入ると、前記した固定同調回路よりな
る検出回路２１は１６２０ＫＨｚまたは１６２９Ｋｌ（
ｚのキャリアを検出し、検出出力を発生する。この検出
出力は制御回路１７に印加され、制御回路１７はこの出
力を受けてスイッチ回路２０に対してスイッチング信号
を印加する。

これにより、上述した作用により、例えば数秒毎にＡＭ
受信部は１６２０に！ｌｚまたは１６２９　ＫＨｚに受
信周波数が交互にチューニングされることになる。

ここで前記したいずれかの周波数信号が受信されると、
受信検出回路１９が出力を発生し、制御回路１７にその
出力が印加される。制御回路１７は、受信検出回路１９
からの出力を受け、スイッチ回路２０に対し、直ちにス
イッチングを停止させる出力を発する。このため、受信
された１６２０ＫＨｚまたは１６２９　ＫＨｚに受信周
波数がロックされ受信検出回路１９からの出力が継続す
る限り、この状態を保持する。

これと同時に制御回路１７は、オーディオ出力の切り替
え回路８に対して例えば装置がＦＭ受信モードであった
場合には、ＦＭ受信モードからＡＭ受信モードに切り替
える指示を出し、この結果出力端ＯＵＴには、路側帯放
送が自動的に再生されるようになる。

なお、制御回路１７には路側帯放送に切り替わる直前の
再生モード（バンド）および受信周波数が記憶されてお
り、従って路側帯放送の受信エリアから外れた場合には
、受信検出回路１９の出力が消失し、これを受けて制御
回路１７は直前の再生モードとなるよう切り替え回路８
に対して切り替え制御信号を送出すると共に、対応する
ローカル信号発振器４または１２に対して切り替え直前
のローカル信号をもたらすようメモリー１５または１６
よりデータを呼び出すように成される。

第２図はこの発明の第２の実施例を示したものである。

なおこの第２図において第１図と同一符号部分はそれぞ
れ同一部分を示しており、従ってその説明は省略する。

この第２の実施例においては、分岐器２２より得られた
ＲＦ受信入力がミキサー２３に印加されている。このミ
キサー２３には特定のローカル信号、例えば２０７４．
５ＫＨｚを発生する発振器２４の出力が印加されており
、ＲＦ受信入力と、前記ローカル信号とのビート出力が
カウンタ回路２５に印加されるよう構成されている。

このカウンタ回路２５は４５５．５ＫＨｚまたは４５４
、５　ＫＨｚをカウントとする機能を備え、そのいずれ
かをカウントアツプした際にはそのカウント数のデータ
を制御回路１７に印加するようにしている。

以上の構成において、走行中に路側帯放送の受信エリア
に入ると、前記ミキサー２３には１６２０ＫＨｚまたは
１６２９　ＫＨｚのＲＦ倍信号印加される。このＲＦ倍
信号対して前記した特定のローカル信号が発振器２４か
ら印加されるため、４５４゜５ＫＨｚまたは４４５．５
ＫＨｚのビート出力がカウンタ回路２５に印加され、カ
ウンタ回路２５はその周波数をカウントアツプし、いず
れの周波数であるかを検出する。

そのカウント値が４５４．５ＫＨ２であるとすれば、カ
ウンタ回路２５よりそのデータが制御回路１７に印加さ
れ、制御回路１７はメモリー１６に対して１６２０　Ｋ
ＨｚのＡＭＲＦ信号に同調すべくデータＮを読み出す指
示を送り、ＡＭ受信部のローカル発振器１２に対してこ
のデータＮを印加する。

これと同時に制御回路１７は切り替え回路８に対してＡ
Ｍ受信モードとなるよう切り替え信号を印加する。

またカウンタ回路２５のカウント値が４４５．５ＫＨｚ
であるとすれば、カウンタ回路２５よりそのデータが制
御回路１７に印加され、制御回路エフはメモリー１６に
対して１６２９　ＫＨｚのＡＭＲＦ信号に同調すべくデ
ータＮを読み出す指示を送り、ＡＭ受信部のローカル発
振器１２に対してこのデータＮを印加する。これと同時
に制御回路１７は切り替え回路８に対してＡＭ受信モー
ドとなるよう切り替え信号を印加する。

従って出力端ＯＵＴには路側帯放送が自動的に再生され
るようになる。

なお前記第１図に示した実施例と同様に、制御回路１７
には路側帯放送に切り替わる直前の再生モード（バンド
）および受信周波数が記憶されており、従って路側帯放
送の受信エリアから外れた場合には、受信検出回路１９
の出力が消失し、これを受けて制御回路１７は直前の再
生モードとなるよう切り替え回路８に対して切り替え制
御信号を送出すると共に、対応するローカル信号発振器
４または１２に対して切り替え直前のローカル信号をも
たらすようメモリー１５または１６よりデータを呼び出
すように成される。

〔効　果〕

以上の説明で明らかなように、この発明によると、路側
帯放送の受信可能なエリアに入ると、自動的にその周波
数を判別してチューニング状態とし、他のオーディオソ
ースの再生から路側帯放送の再生に切り替えるようなさ
れるため、前記した従来のもののように標識を見てマニ
ュアル操作を行う必要性はな（、安全運転上好ましいも
のである。

なお以上は、ＦＭ−ＡＭ受信機を例にして説明したが、
この発明はオーディオソースとして他にテープデンキや
ＣＤ等の再生装置を複合したオーディオ装置にも採用さ
れ得ることは勿論のことである。この様な複数のオーデ
ィオソースを具備した場合においても、路側帯放送に切
り替わる直前の再生ソースを制御回路により記憶してお
き、路側帯放送の受信エリアから外れた場合に、直前の
再生ソースに切り替えるよう制御させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を説明するためのブロッ
ク図、 第２図は本発明の第２の実施例を説明するためのブロッ
ク図、 第３図は従来の例を示したブロック図である。 １・・・アンテナ、２，１０・・・ＲＦアンプ、３，１
１．２３・・・ミキサー　４，１２，２４・・・ローカ
ル信号発振器、５，１３・・・中間周波増幅器、６，１
４・・・検波回路、７・・・マルチプレックス回路、８
・・・切り替え回路、１５，１６・・・メモリー　１７
・・・制御回路、１８・・・操作ボード、１９・・・受
信検出回路、２０・・・スイッチ回路、９，２２・・・
分岐器、２１・・・検出部、２５・・・カウンタ回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＡＭ受信部による復調出力または他のオーディオ
   ソースからの出力とを切り替えて出力する切り替え回路
   と、ＡＭ帯の特定な周波数の存在を検出したときに検出
   信号を発生させる検出部と、この検出部からの検出信号
   を受けて動作し、前記ＡＭ受信部のローカル信号発振器
   に対して複数の予め定められた放送周波数に順次チュー
   ニングさせるべく発振周波数データを与えると共に、予
   め定められた放送周波数における受信状態を検出して出
   力を発生し、この出力によって前記ローカル信号発振器
   に与える発振周波数データの変化を停止させると共に、
   前記切り替え回路に対し前記他のオーディオソースから
   ＡＭ受信部の復調出力に切り替える出力を発生する制御
   回路とを備えたことを特徴とする路側帯放送の受信機能
   を備えたオーディオ装置。
2. （２）ＡＭ受信部による復調出力または他のオーディオ
   ソースからの出力とを切り替えて出力する切り替え回路
   と、ＡＭ帯のＲＦ信号に対して特定のローカル信号を混
   合し、混合によって得られたビート出力信号の周波数を
   カウントするカウンタ回路と、このカウンタ回路により
   予め定められたカウント値を検出した時に検出信号を発
   生させる検出部と、この検出部からの検出信号を受けて
   動作し前記ＡＭ受信部のローカル信号発振器に対して前
   記カウント値に基づく放送周波数にチューニングさせる
   べく発振周波数データを与えると共に、前記切り替え回
   路に対し、前記他のオーディオソースからＡＭ受信部の
   復調出力に切り替える出力を発生する制御回路とを備え
   たことを特徴とする路側帯放送の受信機能を備えたオー
   ディオ装置。