JP2975615B2 - マルチシステムテレビジョン信号受信用チューナ装置 - Google Patents

マルチシステムテレビジョン信号受信用チューナ装置

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JP2975615B2
JP2975615B2 JP1267435A JP26743589A JP2975615B2 JP 2975615 B2 JP2975615 B2 JP 2975615B2 JP 1267435 A JP1267435 A JP 1267435A JP 26743589 A JP26743589 A JP 26743589A JP 2975615 B2 JP2975615 B2 JP 2975615B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、L−SECAM方式と他のテレビジョン放送方
式、例えば、PAL(B/G)方式の両者を選択的に受信でき
るテレビジョン受像機及びビデオテープレコーダ等のチ
ューナ装置に関する。
(ロ) 従来の技術 テレビジョン方式は、各国様々のものが用いられてい
て、周知の如くPAL(B/G)方式のテレビジョン放送波
は、映像搬送波周波数(fP)に対して、音声搬送波周波
数(fS)は全帯域に亘って5.5MHZ高い周波数になってい
る。
一方、L−SECAM方式は、VHFハイバンド及びUHFバン
ドにおける映像搬送波周波数に対して音声搬送波周波数
は同様に6.5MHZ高い周波数になっているが、VHFローバ
ンドのみ映像搬送波周波数に対して音声搬送波周波数が
逆に6.5MHZ低い周波数になっている。(以下、このVHF
ローバンド方式をL′−SECAM方式と称する。) 尚、各国テレビジョン方式については、特開昭63−45
987号公報(H04N 9/00)に記載されている。
これらPAL(B/G),L−SECAM・L′−SECAMの各方式を
受信するためのチューナ・IF装置として第3図に示すも
のがある。
第3図において、キーボード(1)のキー操作によっ
て、選局マイコン(2)からシリアル・データ信号がデ
ータデコーダ(3)を介してバンドデータとプログラマ
ブル・デバイダーデータに振り分けられ、前者はバンド
・デコーダ(4)でVHFローバンド信号(VL)、VHFハイ
バンド信号(VH)、UHFバンド信号(VU)の何れかに変
換され、ANTコイル、RFコイル、局発コイル等を所望の
受信バンドに設定する。一方、プログラマブル・デバイ
ダーデータは、基準発振回路、位相比較回路等で構成さ
れたPLL回路(5)に入力され、局発回路(6)からの
局部発振周波数と位相比較しLPF(7)を介してチュー
ニング電圧(Vt)を局発回路(6)へ帰還し局部発振周
波数(f0)を位相制御する。アンテナ(ANT)で受信さ
れた信号は、RF4増幅器(8)で増幅され次段の混合回
路(9)で局発回路(6)の局発周波数(f0)と混合さ
れIF(中間周波数)信号を得る。チューナ部(10)は、
上述のデータ・デコーダ(3)〜混合回路(9)を1パ
ックとしてシールドケースに組込んだものが賞用され
る。チューナ部(10)からのIF信号はIF・検波部(20)
で処理されて、各方式による映像出力及び音声出力を得
る。
IF検波部(20)の構成は、IF信号増幅用の第1IF増幅
器(21)、映像中間周波数(VIF)用広帯域フィルター
(22)を介して所望のVIF信号が得られる。該フィルタ
ー(22)は、PAL(B/G)方式、L−SECAM方式のVHFハイ
バンド及びUHFバンド受信時はVIF38.9MHZが得られ、L
−SECAM方式のVHFローバンド(前述のL′−SECAM)受
信時はVIF34.5MHZが得られる。各方式によるVIF信号
が、第2IF増幅器(23)で増幅され、AFT回路(24)及び
映像検波回路(25)に与えられる。
選局マイコン(2)からの信号によって方式切換スイ
ッチング回路(26)で所定の方式(PAL(B/G),L−SECA
M方式又はL′−SECAM方式)が選択され、次段のスイッ
チング回路(27)で、所定のバンドに対応するAFTコイ
ル(29)に切換えて前記VIF信号のAFT制御を行う。スイ
ッチング回路(28)は、所定のバンドに対応する検波コ
イル(30)に切換えて、前記VIF信号を同調検波し、PAL
(B/G),L−SECAM,L′−SECAM各方式の何れかの映像信
号出力を得る。一方、チューナ部(10)からのIF信号
は、音声中間周波数(SIF)としてIF増幅器(31)で増
幅され、前述の選局マイコン(2)からの信号によって
方式切換スイッチング回路(32)で所定の方式が選択さ
れ、次段のスイッチング回路(33)で所定のバンドに切
換えられる。増幅されたSIF信号は、スイッチング回路
(33)を介して帯域フィルター(34)(35)(36)の何
れかを通り所定の音声中間周波数(33.4MHZ,32.4MHZ,41
MHZの何れか)が得られ次段のIF増幅器(37)で増幅さ
れた次段の音声検波回路(38)で前記スイッチング回路
(32)からの信号によってスイッチング回路(34)が所
定の検波コイル(35)を選択することによって音声中間
周波数信号が、同調検波されPAL(B/G)方式の音声信号
又はL−SECAM,L′−SECAM方式の音声信号が出力され
る。
又、第4図にチューナ部(10)で得られたIF信号に対
して別の処理回路ブロック図を示した。同図において、
チューナ部(10)から出力されたIF1信号をL′−SECAM
方式の信号を受信時のみ、選局マイコン(2)からの信
号によってスイッチング回路(41)を介して第2局発回
路(42)を働かせて発振周波数71.3MHZを発振させ、こ
れをダブルバランスド・ミキサー回路(43)に入力し、
前記IF1信号と混合して第2IF信号(IF2)を得る。PAL
(B/G)及びL−SECAM方式のVHFハイバンド、UHFバンド
信号受信時はダブルバランスド・ミキサー回路(43)は
スルーになる。該IF2信号は、IF増幅器(21)で増幅さ
れ、帯域フィルター(44)でVIF信号38.9MHZを得て、映
像検波回路(25)を介して映像出力を得る。一方音声中
間波信号はSIF増幅器(31)で増幅され帯域フィルター
(47)を介してSIF信号32.4MHZを得て、次段のIF増幅器
(37)でさらに増幅され、音声検波回路(48)に与えら
れ、検波コイル(49)で同調検波されて、音声信号が出
力される。
第4図の回路では、PAL(B/G)方式の場合は、疑似同
期検波方式によって映像検波後の信号を更に音声検波回
路(45)を介して同調検波して音声信号を得ているが、
L−SECAM方式及びL′−SECAM方式の信号復調は、スプ
リット検波方式をとっている。
尚、第4図と類似した先行技術として特開昭63−1663
86号公報(H04N 9/64)が挙げられる。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 第3図のスプリット検波方式において、チューナ部
(10)の局発回路の発振周波数がアッパーヘテロダイン
方式の場合、中間周波数IFは以下のようになる。
(a) PAL(B/G)及びL−SECAM(VHFハイバンド、UH
Fバンド)方式受信時は、 VIF=38.9MHZ,SIF=33.4MHZ(B/G)又はSIF=32.4MHZ
(L) (b) L′−SECAM方式受信時は、 VIF=34.5MHZ,SIF=41.0MHZとなる。
この方式の欠点は(a)と(b)の受信時、同じIF
特性を得るためにフィルターや同調回路の対称性が要求
され、部品選択が困難であること。
SIF,SAWフィルターやLCタンク回路の切換えが必要
となり、回路構成が複雑且つ調整作業が伴う。
一方、第4図の疑似同期検波及びスプリット検波混成
方式の場合、 PAL(B/G),L−SECAM方式(VHFハイバンド及びUHF
バンド)を受信時のIF1は、 VIF1=38.9MHZ,SIF1=33.4MHZ(PAL(B/G)) SIF=32.4MHZ(L−SECAM)となる。
L′−SECAM方式受信時のIF1は、VIF1=32.4MHZ,SI
F1=38.9MHZである。
次に第2局発周波数を71.3MHZに選んで、バランスド
ミキサー回路(43)でアッパーヘテロダイン方式で検波
すると VIF2=71.3−32.4=38.9MHZ SIF2=71.3−38.9=32.4MHZ を得る。即ち、PAL(B/G)方式,L−SECAM方式受信時と
同じIF2となるが、以下の問題がある。
L′−SECAM方式受信時だけ第2局発回路を動作さ
せるための回路構成(バランスド・ミキサー回路,スイ
ッチング回路等)が余分に必要である。
L′−SECAM方式は、ダブルスーパーヘテロダイン
検波方式となり、第2局発周波数の精度が要求される。
バランスド・ミキサー回路の入出力信号の帯域が同
じであるために信号分離が困難であり、良い特性が得ら
れない。
L′−SECAM方式は、ダブルスーパーのためにスプ
リアス妨害特性が悪い。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、マルチシステムテレビジョン信号信号用チ
ューナにおいて、L−SECAM方式のVHFローバンド信号受
信時は、局発回路の発振周波数をアンダーヘテロダイン
に設定するスイッチング手段で構成した。
且つ、該スイッチング信号としてチューナ部を構成す
るバンドデコーダの1出力を局発回路に印加して該局発
回路の発振回路定数を切換える構成とした。
(ホ) 作用 L−SECAM方式VHFローバンド信号受信時のみ、チュー
ナ部の局発回路の発振周波数がアンダーヘテロダインに
切換えられ、L−SECAM方式VHFローバンド以外の信号を
受信時は、局発回路の発振周波数がアッパーヘテロダイ
ンに設定されることによって、チューナ部から同じ中間
周波数が出力される。
(ヘ) 実施例 第1図は本発明の実施例を示す回路ブロック図で、従
来例と同じものには同一符号を付してその説明を省略す
る。本発明の実施例は、第3図と比較してチューナ部
(50)のバンドデコーダ(4)からの信号(S1)によっ
て動作するL′−SECAM方式下側ヘテロダン用スイッチ
ング回路(52)と、該スイッチング回路(52)の信号を
受けて局発回路(51)の発振周波数を下側ヘテロダイン
に切換える点が、異なることと、IF検波段(60)におい
て第3図のL′−SECAM方式時のみ動作するスイッチン
グ回路(41),第2局発回路(42),ダブルバランスド
ミキサー(43)が削除された点が異なるだけである。
第1図において、キーボード(1)で今L′−SECAM
方式即ちL−SECAM方式VHFローバンドのチャンネルを選
択操作すると、選局マイコン(2)からデータデコーダ
(3),ハンドデコーダ(4)を介してL′−SECAM下
側ヘテロダイン用スイッチング回路(52)へ信号(S1
が供給され局発回路(51)の発振周波数を下側ヘテロダ
イン検波方式に切換える。
即ち、本発明のマルチシステムテレビジョン信号受信
用チューナ装置では、映像中間周波数(VIF)と、音声
中間周波数(SIF)を次の様に設定する。
VIF=38.9MHZ(PAL(B/G),L/L′−SECAM), SIF=33.4MHZ(PAL(B/G)), SIF=32.4MHZ(L/L′−SECAM) 又、チューナ部(50)のヘテロダイン検波方式をPAL
(B/G)またはL−SECAM方式VHFハイバンド,UHFバンド
受信時は、上側ヘテロダイン検波方式とし、L′−SECA
MVFHローバンド受信時のみ下側ヘテロダイン検波方式と
することによって局発周波数を映像周波数よりも低くし
て反転させる。
上述の方法で受信した場合、各受信チャンネルの局発
周波数(f0)と中間周波数(IF)との関係は次のように
なる。
上述のようにPAL(B/G),L/L′−SECAM方式、チャン
ネルにかかわらず中間周波数を同じ値に設定する。本発
明の実施例では第3図と同じように、IF・検波部の方式
は、PAL(B/G)の復調については疑似同期検波方式を採
り、L/L′−SECAMの復調はスプリット検波方式を採って
いる。
本発明のチューナ部(50)の局発回路については、
L′−SECAM方式受信時のみ局発周波数を決定するLC素
子にL′又はC′をトランジスタ又はダイオードでスイ
ッチングすることによって局発周波数を下げ、下側ヘテ
ロダイン周波数に変える。
第2図は局発回路(51)及びスイッチング回路(52)
の具体的実施例を示し、PAL(B/G)またはL−SECAM,VH
Fハイバンド受信時はL′入力部がHiであるのでTr2がON
状態となり、コンデンサC0が低くインピーダンスである
ためC′,L′はアースされC1,C2,L1の定数で決まる発振
周波数となる。
L′−SECAM方式受信時、L′入力はL0となりTr2はof
fするため、L′,C′が付加され局発周波数が下側ヘテ
ロダインに切換えられる。
本発明の構成は、L′−SECAM方式受信時、スイッチ
ング回路(52)を動作させるための信号源をバンドデコ
ーダ(4)の1出力(S1)を利用している。
又、実施例では周波数シンセサイザ選局方式で説明し
たが、ボルテージ・シンセサイザ選局方式であっても
VL,VH,VUの各バンド電圧印加端子を、L′−SECAM時の
みスイッチング電圧として印加する端子をチューナ(5
0)に設けるだけで実現できる。
しかし、本発明の実施例のような周波数シンセサイザ
選局方式によれば、選局マイコンと2〜3本の配線だけ
でPAL(B/G),L−SECAM方式の各バンド選局情報が伝達
され簡単にマルチシステムテレビジョン信号受信用チュ
ーナを実現できるる。
本実施例はPAL(B/G),L−SECAM方式のマルチチュー
ナしか触れていないが、L−SECAM(L′−SECAM)方式
とPAL(B/G),I,M,Dtを組み合わせた放送方式を受信す
るマルチシステムチューナへ展開することも容易であ
る。
(ト) 発明の効果 本発明は、L−SECAM方式VHFローバンド受信時のみ局
発周波数をアンダーヘテロダイン検波方式に切換え、L
−SECAM方式のVHFハイバンド、UHFバンド又は他のテレ
ビジョン方式の信号受信時には局発回路の発振周波数を
アッパーヘテロダイン検波方式に切換えるように構成し
たので、IF・検波部は固定周波数となり、一般的なIF検
波回路処理となり、極めてシンプルな回路構成でチュー
ナを1パックとして構成することができる。従って、小
型化、ローコスト化且つ高性能化に寄与するところが多
大である。又、チューナ部のL−SECAM方式VHFローバン
ド受信時のみに必要なスイッチング回路は、チューナの
バンド・スイッチに使用している単純なスイッチング回
路で実現できるので、チューナを大きく変更することな
く完成できるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体的な回路ブロック図、第2図は本
発明の主要部の回路実施例を示す図、第3図及び第4図
はそれぞれ従来例の回路ブロック図を示す。 50……チューナ部、51……局発回路、52……スイッチン
グ回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/00 H04N 9/64 - 9/898

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PAL(B/G)・L−SECAM方式などのテレビ
    ジョン信号受信用チューナにおいて、L−SECAM方式のV
    HFローバンド信号受信時は局発回路の発振周波数をアン
    ダーヘテロダインに設定する手段と、L−SECAM方式のV
    HFハイバンド、UHFバンド又は他のテレビジョン方式の
    信号受信時には前記局発回路の発振周波数をアッパーヘ
    テロダインに設定する手段とを有することを特徴とする
    マルチシステムテレビジョン信号受信用チューナ装置。
  2. 【請求項2】前記局発回路の発振周波数をアンダーヘテ
    ロダインに設定する手段は、周波数シンセサイザー選局
    装置を構成するバンドデコーダ回路の出力によって動作
    するスイッチング回路であることを特徴とする請求項1
    に記載のマルチシステムテレビジョン信号受信用チュー
    ナ装置。
  3. 【請求項3】前記局発回路の発振周波数をアンダーヘテ
    ロダインに設定する手段は、ボルテージ、シンセサイザ
    ー選局装置を構成するバンドデコーダ回路の出力によっ
    て動作するスイッチング回路であることを特徴とする請
    求項1に記載のマルチシステムテレビジョン信号受信用
    チューナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005176288A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Himax Optelectronics Corp テレビチューナー

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