JPH0378058B2 - - Google Patents

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JPH0378058B2
JPH0378058B2 JP62113113A JP11311387A JPH0378058B2 JP H0378058 B2 JPH0378058 B2 JP H0378058B2 JP 62113113 A JP62113113 A JP 62113113A JP 11311387 A JP11311387 A JP 11311387A JP H0378058 B2 JPH0378058 B2 JP H0378058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
fibers
prepreg sheet
fiber
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62113113A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63278828A (ja
Inventor
Kazunobu Ogawa
Akihiko Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP62113113A priority Critical patent/JPS63278828A/ja
Publication of JPS63278828A publication Critical patent/JPS63278828A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は釣竿、又はゴルフシヤフト等の管状体
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、釣竿等の管状体において、プリプレグシ
ートを捲回して形成した管状の内外層間にアモル
フアス合金の単繊維条を螺旋状、又は綾捲状に捲
回介在せしめてなるものは特開昭61−41532号公
報で知られている。又カーボン繊維等の高強度繊
維と合成樹脂とからなる管状の強化樹脂層にアモ
ルフアス合金の薄板からなる管状の合金層を結合
してなるものは実開昭57−189369号公報で知られ
ている。又カーボン繊維の引揃えシートの一側
に、緯糸をガラス繊維とし、経糸をカーボン繊維
として織成したスクリムシートを重ね合わせて複
数プライに巻回してなる釣竿は実開昭59−113071
号公報で知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の製造方法により、上記管
状体を製造するには、前者にあつては、先ず芯金
にプリプレグシートを捲回して管状の内層を形成
する工程と、この内層の外周にアモルフアス合金
を捲回する工程と、この外周にプリプレグシート
を捲回して管状の外層を形成する工程との3工程
となり、又後者にあつては、高強度繊維と合成樹
脂とで管状の強化樹脂層を形成する工程と、アモ
ルフアス合金薄板で管状の合金層を形成する工程
との2工程となる。
即ち、従来方法によると、各層単位で成形する
為、多重層になるほど工程数が増加し、生産性が
低下し、製造コストもアツプする問題点がある。
そして実開昭59−113071号公報によつて知られて
いる方法では、カーボン繊維の引揃えシートの一
側に緯糸をガラス繊維で経糸をカーボン繊維で織
成したスクリムシートを重ね合わせて複数プライ
に巻回する釣竿では、カーボン繊維はスクリムシ
ートに対して点接触するので応力が分散されずた
めに捲付けテンシヨンを大きくかけることが出来
ず、スクリムシートと引揃えシートの密着強度が
不足し、釣竿の圧潰強度、捩れ強度が不足するの
で結局巻層を多くするため重量が大きくなるとい
う問題点がある。
本発明は上述従来の問題点に鑑みて種々研究の
結果、帯状アモルフアス長繊維と任意の高強繊維
を編み状に織り込み、エポキシ等を含浸させて形
成した強化繊維プリプレグシートと、カーボンあ
るいはガラス等の繊維のプリプレグシートを相互
に端部で加熱圧着して一枚のシートに形成し、こ
れを芯金に捲回し、常法により成形するようにす
ることによつて、強化樹脂層の内周又は外周ある
いは内外周、更には各層間に帯状アモルフアスが
介在結合される管状体の製造工程が一工程とな
り、この種管状体の製造工程を大巾に短縮できて
生産性が向上し、コストダウンが図れるように
し、さらに帯状アモルフアス長繊維とカーボン繊
維とを縦糸として使用し、プリプレグシートに面
接触することにより分布荷重となるので応力が分
散するため捲きつけテンシヨンを大きくし、プリ
プレグシートと帯状アモルフアス長繊維との密着
強度の向上を図り圧潰強度、捩れ強度、曲げ強度
を有する軽い管状体の製造方法を提供しようとす
るのが、その目的である。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本発明は、帯状アモルフアス長繊維とカー
ボン繊維を縦糸として交互に並列し、これにガラ
ス繊維又はカーボン繊維あるいはアラミド繊維を
横糸として編み状に織り込み、エポキシあるいは
不飽和ポリエステルを含浸させて形成した強化繊
維プリプレグシートと、カーボン繊維あるいはガ
ラス繊維のプリプレグシートを相互に端部で加熱
接着して1枚のシートに形成し、該シートを芯金
に捲回し、常法により成形するようにして、上記
問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本発明方法の実施例を図面に基づいて詳述
すれば、第1図ないし第3図において、1はシー
トである。このシート1は、強化繊維プリプレグ
シート2と、プリプレグシート2の端部2a,3
aを適宜幅だけ相互に重ね合わせ、アイロン等に
て加熱圧着して一枚に形成される。
上記強化繊維プリプレグシート2を構成する帯
状アモルアス長繊維2′はFe−Cr−Ni合金からな
るアモルフアス金属が望ましく、本実施例におい
てはFe54%,Cr10%,Ni20%,B12%及びC4%
からなる組成のアモルフアス金属を厚さ20乃至
100μm、巾0.5〜6mmの帯状長繊維に加工したも
のを用いた、これを第6図に明らかにした如く、
前記帯状アモルフアス長繊維2′……とカーボン
繊維2″……を縦糸として交互に並例し、これに
ガラス又はカーボンあるいはアラミド等の繊維2
を横糸として編み状に織り込み、エポキシある
いは不飽和ポリエステルを含浸させて形成され
る。
一方、上記プリプレグシート3は合成樹脂を浸
透させたカーボン繊維あるいはガラス繊維からな
る。この合成樹脂としては熱硬化性樹脂、例えば
フエノール樹脂が用いられる。
斯くして本発明方法は上記一枚のシート1を第
4図又は第5図のように芯金4に対して周方向に
捲付け、次いでこの捲装外周にセロハンテープ
(図示せず)を捲付ける際、強化繊維プリプレグ
シートの縦糸に帯状アモルフアス長繊維を加えて
あるので、線状の他繊維に比しプリプレグシート
に対して面接触をするため、応力が集中しないの
で、捲付けテンシヨンを従来より3%から5%程
度大きくして緊縛し、然る後に加熱炉により加熱
し、上記シート1に浸透させたエポキシあるいは
不飽和ポリエステル、及び熱硬化性樹脂を硬化さ
せて成形を行い、かつ上記芯金4を抜き取ると共
に、セロハンテープを剥離した後仕上げを行なつ
て所定の管状体とするのである。
こゝで、上記シート1に浸透される樹脂は、芯
金4に巻装した時には未だ未硬化状態あるいは半
硬化状態にある。
第5図に示す実施例では、上記シート1におい
て、強化繊維プリプレグシート2側を芯金4に捲
付けた後、プリプレグシート3側を捲付けたが、
第4図に示した如くプリプレグシート3側を芯金
4に捲付けた後、強化繊維プリプレグシート2側
を捲付けるようにしてもよく、更に芯金4に対す
るシート1の捲数、つまり、強化繊維プリプレグ
シート2側及びプリプレグシート3側の捲数は、
図示例の一重構造以外に、管状体の使用目的等に
応じて夫々二重、三重等の多重構造とする。
更に芯金4に対して、上記シート1は連続して
螺旋捲き、又は綾捲きとすることも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したようにして本発明方法によれば管
状体を製造するようにしたので、従来方法に比べ
て製造工程が大巾に短縮し、生産性を向上できて
コストダウンが図れると共に、カーボン繊維等の
高強度繊維と合成樹脂からなる管体の強化樹脂層
の内周、又は外周あるいは内外周、更には各層間
に帯状アモルフアスを捲回する際、芯金に対する
シートの捲付け向きを任意に選択し、又は強化繊
維プリプレグシート2とカーボン繊維あるいはガ
ラス繊維のプリプレグシート3の接合を任意に行
なうことで帯状アモルフアスの任意位置への捲回
が容易にできると共に、強化繊維プリプレグシー
トの縦糸に帯状アモルフアス長繊維を加えること
により、前記帯状アモルフアス長繊維がプリプレ
グシートに対し面接触するため、荷重が分散する
ので応力も分散し、捲付けテンシヨンを大きくか
けることができることによりプリプレグシートと
帯状アモルフアス長繊維との密着性が向上し、圧
潰強度、捩れ強度、曲げ強度が向上するので軽量
で、強度のある管状体が得られるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る釣竿、ゴルフシヤフト等
の管状体の製造方法における実施例を示すシート
の平面図、第2図は第1図における−線横断
面図、第3図はシートを芯金に捲回する状態の平
面図、第4図、第5図は芯金に対するシートの捲
回例を夫々示す各横断面図、第6図は本発明方法
に用いられる強化繊維シートの一部拡大平面図で
ある。 1……シート、2……強化繊維プリプレグシー
ト、3……カーボン繊維あるいはガラス繊維のプ
リプレグシート、4……芯金。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 帯状アモルフアス長繊維とカーボン繊維とを
    縦糸として交互に並列し、これにガラス繊維又は
    カーボン繊維あるいはアラミド繊維を横糸として
    編み状に織り込み、エポキシあるいは不飽和ポリ
    エステルを含浸させて形成した強化繊維プリプレ
    グシートと、カーボン繊維あるいはガラス繊維の
    プリプレグシートとを相互に端部で加熱接着して
    一枚のシートに形成し、該シートを芯金に捲回
    し、常法により成形することを特徴とする釣竿、
    ゴルフシヤフト等の管状体の製造方法。
JP62113113A 1987-05-09 1987-05-09 釣竿、ゴルフシャフト等の管状体の製造方法 Granted JPS63278828A (ja)

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JP62113113A JPS63278828A (ja) 1987-05-09 1987-05-09 釣竿、ゴルフシャフト等の管状体の製造方法

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JPS63278828A JPS63278828A (ja) 1988-11-16
JPH0378058B2 true JPH0378058B2 (ja) 1991-12-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5029023B2 (ja) * 2007-01-18 2012-09-19 トヨタ自動車株式会社 繊維強化複合材料、繊維強化複合材料の成形方法、一対のプリプレグ及び一対のプリプレグ製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59113071U (ja) * 1982-12-27 1984-07-31 株式会社シマノ 釣竿

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