JP2568265B2 - 釣竿の成形方法 - Google Patents
釣竿の成形方法Info
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- JP2568265B2 JP2568265B2 JP63327039A JP32703988A JP2568265B2 JP 2568265 B2 JP2568265 B2 JP 2568265B2 JP 63327039 A JP63327039 A JP 63327039A JP 32703988 A JP32703988 A JP 32703988A JP 2568265 B2 JP2568265 B2 JP 2568265B2
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- Japan
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- carbon fiber
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- wound
- sheet
- thin
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は釣竿の成形方法に関する。
(従来技術) 従来におけるカーボン製の釣竿の中に引揃カーボン繊
維シートをその巻回方向を各層ごとに変化させて積層形
成したものがある。
維シートをその巻回方向を各層ごとに変化させて積層形
成したものがある。
上記釣竿の成形方法を具体的に説明すると、マンドレ
ルの外周に引揃カーボン繊維シートをその繊維を円周方
向へ向けて巻回して第1層を形成し、次いでこの外周に
同じ厚さの引揃カーボン繊維シートをその繊維を軸方向
へ向けて巻回して第2層を積層している。
ルの外周に引揃カーボン繊維シートをその繊維を円周方
向へ向けて巻回して第1層を形成し、次いでこの外周に
同じ厚さの引揃カーボン繊維シートをその繊維を軸方向
へ向けて巻回して第2層を積層している。
従来のカーボン製釣竿は、上記した様に繊維を竿の円
周方向に向けて巻回された第1層で竿の円周方向、即ち
耐潰れ強度を確保し、且つ、軸方向へ向けて巻回した第
2層で竿の曲げ方向の強度を確保するものであり、この
第1及び第2層を基本構造とし、さらにこの外周にカー
ボンヤーン、若しくはカーボンヤーンとカーボンテープ
とを間隙を開けながら螺旋状に捲付けて構成している。
周方向に向けて巻回された第1層で竿の円周方向、即ち
耐潰れ強度を確保し、且つ、軸方向へ向けて巻回した第
2層で竿の曲げ方向の強度を確保するものであり、この
第1及び第2層を基本構造とし、さらにこの外周にカー
ボンヤーン、若しくはカーボンヤーンとカーボンテープ
とを間隙を開けながら螺旋状に捲付けて構成している。
螺旋状に捲付けた第3層は竿の径方向と捩れ強度を増
大させる働きがある。しかし、上記した第3層は竿の外
周に螺旋模様を施すことを主眼として大きく間隔を開け
て捲付けたものであるから補強効果は期待できなかっ
た。
大させる働きがある。しかし、上記した第3層は竿の外
周に螺旋模様を施すことを主眼として大きく間隔を開け
て捲付けたものであるから補強効果は期待できなかっ
た。
従って、竿の円周方向の強度は主に第1層を十分に厚
くすることによって確保しているので重量の増大を招
き、また、第3層による捩り強度も十分ではなかった。
くすることによって確保しているので重量の増大を招
き、また、第3層による捩り強度も十分ではなかった。
又、最外側に巻回されるカーボンヤーンや、カーボン
テープは樹脂の含浸量が少ないため、完成品の表面状態
に凹凸が生じるといった問題点を有する。
テープは樹脂の含浸量が少ないため、完成品の表面状態
に凹凸が生じるといった問題点を有する。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は、上記した釣竿における第3層を合理
的に巻回し、竿の耐潰れ強度及び曲げ強度の増大を重量
増加を招くことなく実現し得る成形方法を提供すること
にある。
的に巻回し、竿の耐潰れ強度及び曲げ強度の増大を重量
増加を招くことなく実現し得る成形方法を提供すること
にある。
(課題を解決する為の手段) 上記した課題を解説する為に本発明の釣竿の成形方法
は、熱硬化性合成樹脂を含浸した引揃カーボン繊維シー
トとこれより薄手の引揃カーボン繊維シートとをそれら
の繊維が相互に直交するように貼合わせ、この貼合わせ
シートを薄手の引揃カーボン繊維シートを内側に且つそ
の繊維を円周方向へ向けてマンドレルの外周に巻回し、
この貼合わせシートの外周に、該シートに含浸されてい
る樹脂量よりも多く熱硬化性合成樹脂を含浸させた薄手
の引揃カーボン繊維テープを該テープの縁を重ね合わせ
ながら螺旋状に捲付け、以下常法により各繊維層を一体
化するものである。
は、熱硬化性合成樹脂を含浸した引揃カーボン繊維シー
トとこれより薄手の引揃カーボン繊維シートとをそれら
の繊維が相互に直交するように貼合わせ、この貼合わせ
シートを薄手の引揃カーボン繊維シートを内側に且つそ
の繊維を円周方向へ向けてマンドレルの外周に巻回し、
この貼合わせシートの外周に、該シートに含浸されてい
る樹脂量よりも多く熱硬化性合成樹脂を含浸させた薄手
の引揃カーボン繊維テープを該テープの縁を重ね合わせ
ながら螺旋状に捲付け、以下常法により各繊維層を一体
化するものである。
(作用) 以上の手段によれば、引揃カーボン繊維シートとこれ
より薄手の引揃カーボン繊維シートとを貼合わせると、
変形し易い薄手の引揃カーボン繊維シートは比較的厚く
且つ変形しずらい引揃カーボン繊維シートと貼合わされ
て、マンドレルに巻回するのに適した厚さの貼合わせシ
ートとなる。
より薄手の引揃カーボン繊維シートとを貼合わせると、
変形し易い薄手の引揃カーボン繊維シートは比較的厚く
且つ変形しずらい引揃カーボン繊維シートと貼合わされ
て、マンドレルに巻回するのに適した厚さの貼合わせシ
ートとなる。
上記した貼合わせシートをマンドレルに巻回し、さら
に、この貼合わせシートの外周に薄手の引揃カーボン繊
維テープを該テープの縁を重ね合わせながら螺旋状に捲
付けると、繊維を軸方向に向けて巻回される第2層の内
側及び外側に、薄手の繊維が円周方向へ向けて巻回され
る第1層と、薄手の繊維が隙間なく螺旋状に捲かれる第
3層が形成される。
に、この貼合わせシートの外周に薄手の引揃カーボン繊
維テープを該テープの縁を重ね合わせながら螺旋状に捲
付けると、繊維を軸方向に向けて巻回される第2層の内
側及び外側に、薄手の繊維が円周方向へ向けて巻回され
る第1層と、薄手の繊維が隙間なく螺旋状に捲かれる第
3層が形成される。
そして、繊維が全面的且つ螺旋に捲かれる第3層は、
竿の円周方向と軸方向の強度を同時に増大せしめると共
に、表面状態をきれいに仕上げる。
竿の円周方向と軸方向の強度を同時に増大せしめると共
に、表面状態をきれいに仕上げる。
(発明の効果) 本発明の成形方法は、繊維を竿の円周方向へ向けて巻
回する第1層の引揃カーボン繊維シートに薄手のものを
用いると共に、第3層として樹脂の含浸量の多い薄手の
引揃カーボン繊維テープを該テープの縁部を重ね合わせ
ながら螺旋状に捲付けるものであるから、繊維が螺旋状
となって全面的に巻回される第3層によって、竿の耐潰
れ強度と曲げ強度とを同時に向上させることができ、し
かも、第1層及び第2層に薄手の繊維を用いて軽量化し
ているので竿の重量増加を招くこともない。
回する第1層の引揃カーボン繊維シートに薄手のものを
用いると共に、第3層として樹脂の含浸量の多い薄手の
引揃カーボン繊維テープを該テープの縁部を重ね合わせ
ながら螺旋状に捲付けるものであるから、繊維が螺旋状
となって全面的に巻回される第3層によって、竿の耐潰
れ強度と曲げ強度とを同時に向上させることができ、し
かも、第1層及び第2層に薄手の繊維を用いて軽量化し
ているので竿の重量増加を招くこともない。
また、薄手の引揃カーボンシートはそのままでは変形
し易くて巻回作業が難しいが、該シートをこれより厚手
の引揃カーボンシートと貼合わせてからマンドレル外周
に巻回させているので、第1層に薄手の引揃カーボンシ
ートを用いてもマンドレルに対する巻回作業を円滑に行
なうことができる。更に、テープの樹脂含浸量が多いた
め、表面状態をきれいに仕上げることができる。
し易くて巻回作業が難しいが、該シートをこれより厚手
の引揃カーボンシートと貼合わせてからマンドレル外周
に巻回させているので、第1層に薄手の引揃カーボンシ
ートを用いてもマンドレルに対する巻回作業を円滑に行
なうことができる。更に、テープの樹脂含浸量が多いた
め、表面状態をきれいに仕上げることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図中、(1′)及び(2′)はカーボン繊維を一
方向に引揃えて熱硬化性合成樹脂、例えばエポキシ樹脂
を含浸させ半硬化させた引揃カーボン繊維シートのプリ
プレグである。
方向に引揃えて熱硬化性合成樹脂、例えばエポキシ樹脂
を含浸させ半硬化させた引揃カーボン繊維シートのプリ
プレグである。
プリプレグ(2′)は従来の成形方法で用いる第2層
のプリプレグと同様な厚さである100〜250g/m2程度のも
のを用いて、繊維の方向を竿の軸方向へ向けて引揃えて
あり、また、プリプレグ(1′)は上記プリプレグ
(2′)よりも薄手な25〜40g/m2程度のものを用いて、
繊維の方向を竿の円周方向へ向けて引揃えてある。
のプリプレグと同様な厚さである100〜250g/m2程度のも
のを用いて、繊維の方向を竿の軸方向へ向けて引揃えて
あり、また、プリプレグ(1′)は上記プリプレグ
(2′)よりも薄手な25〜40g/m2程度のものを用いて、
繊維の方向を竿の円周方向へ向けて引揃えてある。
上記両プリプレグ(1′)(2′)は、成形する竿よ
りも一回り小径なマンドレル(b)の外周に一周以上巻
回される様に外形を台形状に切断すると共に、半硬化樹
脂の粘性を利用して貼合わせ、一枚状の貼合わせシート
(a)としておく。
りも一回り小径なマンドレル(b)の外周に一周以上巻
回される様に外形を台形状に切断すると共に、半硬化樹
脂の粘性を利用して貼合わせ、一枚状の貼合わせシート
(a)としておく。
上記した如き両プリプレグ(1′)(2′)の貼合わ
せシート(a)は薄手のプリプレグ(1′)を内側にし
て、その一側縁をマンドレル(b)に沿ってアイロン付
けにより貼着する。次いで、ローリング装置によって貼
合わせシート(a)をマンドレル外周に加圧して捲付け
プリプレグ(1′)(2′)間の密着性を良くすると共
に、樹脂中に含まれる気泡を押し出す(第2図)。
せシート(a)は薄手のプリプレグ(1′)を内側にし
て、その一側縁をマンドレル(b)に沿ってアイロン付
けにより貼着する。次いで、ローリング装置によって貼
合わせシート(a)をマンドレル外周に加圧して捲付け
プリプレグ(1′)(2′)間の密着性を良くすると共
に、樹脂中に含まれる気泡を押し出す(第2図)。
前記した薄手のプリプレグ(1′)自体は薄く変形し
易いので、そのままでは巻回作業が困難である。しか
し、上述した様に薄手のプリプレグ(1′)を比較的厚
手なプリプレグ(2′)と貼り合わせた後にマンドレル
(b)に対して巻回することにより、薄手のプリプレグ
(1′)を用いても円滑に巻回作業を行なうことができ
る。
易いので、そのままでは巻回作業が困難である。しか
し、上述した様に薄手のプリプレグ(1′)を比較的厚
手なプリプレグ(2′)と貼り合わせた後にマンドレル
(b)に対して巻回することにより、薄手のプリプレグ
(1′)を用いても円滑に巻回作業を行なうことができ
る。
第3層としてプリプレグ(2′)の上から捲付ける薄
手の引揃カーボン繊維テープ(3′)はエポキシ樹脂を
含浸させた薄手のカーボン繊維シートを3mm〜10mm程度
の幅で一方向に引揃えたものであり、前記マンドレル
(b)の一端から該テープ(3′)の縁を重ね合わせな
がら螺旋状に捲付ける(第3図,第4図)。
手の引揃カーボン繊維テープ(3′)はエポキシ樹脂を
含浸させた薄手のカーボン繊維シートを3mm〜10mm程度
の幅で一方向に引揃えたものであり、前記マンドレル
(b)の一端から該テープ(3′)の縁を重ね合わせな
がら螺旋状に捲付ける(第3図,第4図)。
これにより、引揃カーボン繊維テープ(3′)は隙間
なく全面的に巻回され、薄手のカーボン繊維が螺旋状に
走る第3層が形成される。
なく全面的に巻回され、薄手のカーボン繊維が螺旋状に
走る第3層が形成される。
また、上記した引揃カーボン繊維テープ(3′)は第
1層及び第2層のプリプレグ(1′)(2′)より樹脂
の含浸率を多くとり、これにより、加熱硬化後の表面の
仕上り状態を良好にすることができる。
1層及び第2層のプリプレグ(1′)(2′)より樹脂
の含浸率を多くとり、これにより、加熱硬化後の表面の
仕上り状態を良好にすることができる。
上記した様に、引揃カーボン繊維テープ(3′)を巻
回した後には、その上からポリプロピレン,ポリエステ
ル等のテープをカーボン繊維テープ(3′)と同様に捲
付けて外側から圧力をかけ、各層相互の密接度を高め
る。
回した後には、その上からポリプロピレン,ポリエステ
ル等のテープをカーボン繊維テープ(3′)と同様に捲
付けて外側から圧力をかけ、各層相互の密接度を高め
る。
合成樹脂テープを捲付けたならば、マンドレル(b)
ごと焼成炉に入れて加熱して樹脂を完全硬化させ、各層
を一体化する(図示せず)。
ごと焼成炉に入れて加熱して樹脂を完全硬化させ、各層
を一体化する(図示せず)。
硬化後、成形された竿部材(A)をマンドレル(b)
より引き抜き、次いで合成樹脂テープを剥離すると共
に、このテープの捲付け跡を均すバフ加工を行い、最外
層にクリアー塗装(4)をして仕上げる。
より引き抜き、次いで合成樹脂テープを剥離すると共
に、このテープの捲付け跡を均すバフ加工を行い、最外
層にクリアー塗装(4)をして仕上げる。
上記の如く成形した竿部材(A)は第6図及び第7図
にて示す様に、カーボン繊維を軸方向へ向けて巻回され
る第2層(2)の内側と外側とに、薄手の繊維が円周方
向へ向けて巻回される第1層(1)と、薄手の繊維が隙
間なく螺旋状に捲かれる第3層(3)とが形成される。
にて示す様に、カーボン繊維を軸方向へ向けて巻回され
る第2層(2)の内側と外側とに、薄手の繊維が円周方
向へ向けて巻回される第1層(1)と、薄手の繊維が隙
間なく螺旋状に捲かれる第3層(3)とが形成される。
而して、螺旋状となって全面的に巻回される第3層
(3)の繊維によって竿部材(A)の耐潰れ強度と曲げ
強度とが同時に向上され、しかも、第1層(1)及び第
3層(3)は軽量である薄手のカーボン繊維を用いてい
るので、重量の増加を招くこともない。
(3)の繊維によって竿部材(A)の耐潰れ強度と曲げ
強度とが同時に向上され、しかも、第1層(1)及び第
3層(3)は軽量である薄手のカーボン繊維を用いてい
るので、重量の増加を招くこともない。
上記した表1及び表2は、第3層として引揃カーボン
繊維テープを螺旋状に隙間なく巻回したことによる3点
曲げ強度と円周方向の強度の増大効果を示す実験結果で
ある。
繊維テープを螺旋状に隙間なく巻回したことによる3点
曲げ強度と円周方向の強度の増大効果を示す実験結果で
ある。
試験に用いた竿部材(A1)(A2)(A3)は、(A1)が
第3層にカーボンヤーンを隙間を開けて螺旋状に巻回し
たもの、(A2)がカーボンヤーンとカーボンテープとを
隙間を開けながら螺旋に巻回したもの、(A3)は本発明
のものである。
第3層にカーボンヤーンを隙間を開けて螺旋状に巻回し
たもの、(A2)がカーボンヤーンとカーボンテープとを
隙間を開けながら螺旋に巻回したもの、(A3)は本発明
のものである。
表1及び表2は共にカーボン繊維が円周及び軸方向へ
向けて巻回された第1層及び第2層を全く同じ条件と
し、第3層に巻回するカーボン繊維1gに対する強度を示
している。この結果、本発明に基づいて成形した(A3)
は、3点曲げ強度が(A1)よりも優れている(A2)に対
して16%の強度アップとなり、また、円周方向の強度は
(A2)よりも優れる(A1)よりも15%の強度アップを実
現することが分った。
向けて巻回された第1層及び第2層を全く同じ条件と
し、第3層に巻回するカーボン繊維1gに対する強度を示
している。この結果、本発明に基づいて成形した(A3)
は、3点曲げ強度が(A1)よりも優れている(A2)に対
して16%の強度アップとなり、また、円周方向の強度は
(A2)よりも優れる(A1)よりも15%の強度アップを実
現することが分った。
第1図はマンドレルと貼合わせシートを示す一部切欠斜
視図、第2図はマンドレルの外周に貼合わせシートを巻
回した状態を示す一部切欠斜視図、第3図は引揃カーボ
ン繊維テープを巻回する状態を示す斜視図、第4図は同
テープ巻き終えた状態を示す一部切欠斜視図、第5図は
加熱硬化後にマンドレルより引抜いた竿部材を示す一部
切欠斜視図、第6図は成形された竿部材を示す縦断面
図、第7図は第6図のVII−VII線断面図である。 図中 A:竿部材 a:貼合わせシート b:マンドレル 1′:プリプレグ(円周方向) 2′:プリプレグ(軸方向) 3′:引揃カーボン繊維シート
視図、第2図はマンドレルの外周に貼合わせシートを巻
回した状態を示す一部切欠斜視図、第3図は引揃カーボ
ン繊維テープを巻回する状態を示す斜視図、第4図は同
テープ巻き終えた状態を示す一部切欠斜視図、第5図は
加熱硬化後にマンドレルより引抜いた竿部材を示す一部
切欠斜視図、第6図は成形された竿部材を示す縦断面
図、第7図は第6図のVII−VII線断面図である。 図中 A:竿部材 a:貼合わせシート b:マンドレル 1′:プリプレグ(円周方向) 2′:プリプレグ(軸方向) 3′:引揃カーボン繊維シート
Claims (1)
- 【請求項1】熱硬化性合成樹脂を含浸した引揃カーボン
繊維シートとこれより薄手の引揃カーボン繊維シートと
をそれらの繊維が相互に直交するように貼合わせ、この
貼合わせシートを薄手の引揃カーボン繊維シートを内側
に且つその繊維を円周方向へ向けてマンドレルの外周に
巻回し、この貼合わせシートの外周に、該シートに含浸
されている樹脂量よりも多く熱硬化性合成樹脂を含浸さ
せた薄手の引揃カーボン繊維テープを該テープの縁を重
ね合わせながら螺旋状に捲付け、以下常法により各繊維
層を一体化することを特徴とする釣竿の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63327039A JP2568265B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 釣竿の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63327039A JP2568265B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 釣竿の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02171130A JPH02171130A (ja) | 1990-07-02 |
JP2568265B2 true JP2568265B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=18194625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63327039A Expired - Lifetime JP2568265B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 釣竿の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568265B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3054623B2 (ja) * | 1991-06-05 | 2000-06-19 | 株式会社シマノ | 竿材及びその製造方法 |
DE4227313C2 (de) * | 1992-08-19 | 1996-04-11 | Rieter Ingolstadt Spinnerei | Fadenführerstange und Vorrichtung zur Fadenverlegung auf einer Kreuzspule |
JP2002306028A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Johshuya Co Ltd | 釣り竿用積層管の製造方法及び釣り竿用積層管 |
WO2009112073A1 (en) * | 2008-03-13 | 2009-09-17 | Danielsson Fly Rod Ab | Conical fibre reinforced section and a method for producing said section |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP63327039A patent/JP2568265B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02171130A (ja) | 1990-07-02 |
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