JPH037758Y2 - - Google Patents
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- JPH037758Y2 JPH037758Y2 JP1986029085U JP2908586U JPH037758Y2 JP H037758 Y2 JPH037758 Y2 JP H037758Y2 JP 1986029085 U JP1986029085 U JP 1986029085U JP 2908586 U JP2908586 U JP 2908586U JP H037758 Y2 JPH037758 Y2 JP H037758Y2
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Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、2輪および4輪自動車のオイルク
ーラや蒸発器等に使用されるアルミニウム製積層
型熱交換器に関する。
ーラや蒸発器等に使用されるアルミニウム製積層
型熱交換器に関する。
この明細書において、「アルミニウム」という
語には純アルミニウムの他にすべてのアルミニウ
ム合金を含むものとする。
語には純アルミニウムの他にすべてのアルミニウ
ム合金を含むものとする。
従来技術とその問題点
たとえば、2輪自動車用オイルクーラとして使
用されていた従来のアルミニウム製積層型熱交換
器は、片面に流体流路形成用凹部が設けられると
ともにこの凹部の両端部に連なるヘツダ形成用凹
部が設けられた複数のアルミニウム製中間プレー
トが層状に重ね合わせられ、かつこれらの中間プ
レートの重ね合わせ方向の両端に、片面に流体流
路形成用凹部を有するアルミニウム製サイドプレ
ートがそれぞれ重ね合わせられることにより、並
列状の複数の偏平管部と一対のヘツダ部とが形成
されたものであつた。このような熱交換器におい
ては、これを2輪自動車に取付けるために少なく
とも2つの熱交換器取付用ブラケツトを具備せし
めておく必要があつた。ブラケツトとしては、自
動車の走行中の振動により取付強度が低下しない
ように、強度の大きなJISA7N01合金等からなる
ものが用いられていた。ブラケツトはヘツダ部外
面に接する板状部を有しており、この板状部に流
体導入口または流体排出口に合致する流体流通孔
が形成され、流体流通孔が流体導入口または排出
口に合致するように板状部がヘツダ部外面にろう
付され、管接続部材が板状部の流体流通孔のまわ
りにろう付されていた。しかしながら、ブラケツ
トを構成するA7N01合金は、Mgを含んでいるの
で融点が低く、その結果ろう付のさいに表面が活
性状態となつてアルミニウムろう材とA7N01合
金とが互いに拡散しあい、ろう材が不足して接合
不良を起こしたり、接合強度が不足したりすると
いう問題があつた。さらに、A7N01合金に含ま
れているMgによりMgOからなる酸化皮膜が生成
しやすく、接合しにくくなるという問題があつ
た。
用されていた従来のアルミニウム製積層型熱交換
器は、片面に流体流路形成用凹部が設けられると
ともにこの凹部の両端部に連なるヘツダ形成用凹
部が設けられた複数のアルミニウム製中間プレー
トが層状に重ね合わせられ、かつこれらの中間プ
レートの重ね合わせ方向の両端に、片面に流体流
路形成用凹部を有するアルミニウム製サイドプレ
ートがそれぞれ重ね合わせられることにより、並
列状の複数の偏平管部と一対のヘツダ部とが形成
されたものであつた。このような熱交換器におい
ては、これを2輪自動車に取付けるために少なく
とも2つの熱交換器取付用ブラケツトを具備せし
めておく必要があつた。ブラケツトとしては、自
動車の走行中の振動により取付強度が低下しない
ように、強度の大きなJISA7N01合金等からなる
ものが用いられていた。ブラケツトはヘツダ部外
面に接する板状部を有しており、この板状部に流
体導入口または流体排出口に合致する流体流通孔
が形成され、流体流通孔が流体導入口または排出
口に合致するように板状部がヘツダ部外面にろう
付され、管接続部材が板状部の流体流通孔のまわ
りにろう付されていた。しかしながら、ブラケツ
トを構成するA7N01合金は、Mgを含んでいるの
で融点が低く、その結果ろう付のさいに表面が活
性状態となつてアルミニウムろう材とA7N01合
金とが互いに拡散しあい、ろう材が不足して接合
不良を起こしたり、接合強度が不足したりすると
いう問題があつた。さらに、A7N01合金に含ま
れているMgによりMgOからなる酸化皮膜が生成
しやすく、接合しにくくなるという問題があつ
た。
この考案の目的は、上記問題を解決したアルミ
ニウム製積層型熱交換器を提供することにある。
ニウム製積層型熱交換器を提供することにある。
問題点を解決するための手段
この考案によるアルミニウム製積層型熱交換器
は、片面に流体流路形成用凹部が設けられるとと
もにこの凹部の両端部に連なるヘツダ形成用凹部
が設けられた複数のアルミニウム製中間プレート
が層状に重ね合わせられ、かつこれらの中間プレ
ートの重ね合わせ方向の両端に、片面に流体流路
形成用凹部を有するアルミニウム製サイドプレー
トがそれぞれ重ね合わせられることにより、並列
状の複数の偏平管部と一対のヘツダ部とが形成さ
れ、ヘツダ部に流体導入口および流体排出口が形
成されたアルミニウム製積層型熱交換器におい
て、ヘツダ部外面における流体導入口および流体
排出口のまわりの部分に、それぞれAl−Zn−Mg
系合金またはAl−Zn−Mg−Cu合金からなるア
ルミニウム製熱交換器取付用ブラケツトが固着さ
れており、熱交換器取付用ブラケツトが、ヘツダ
部外面に接する板状部を備えているとともに、こ
の板状部に流体導入口および流体排出口に合致す
る流体流通孔が形成され、またブラケツト全体の
うち少なくとも板状部の両面がろう付性のすぐれ
たアルミニウム層で覆われ、流体流通孔が流体導
入口および流体排出口に合致させられた状態で板
状部の一方のアルミニウム層面がヘツダ部外面に
ろう付され、板状部の他方のアルミニウム層面の
流体流通孔のまわりの部分にアルミニウム製管接
続部材がろう付されたものである。
は、片面に流体流路形成用凹部が設けられるとと
もにこの凹部の両端部に連なるヘツダ形成用凹部
が設けられた複数のアルミニウム製中間プレート
が層状に重ね合わせられ、かつこれらの中間プレ
ートの重ね合わせ方向の両端に、片面に流体流路
形成用凹部を有するアルミニウム製サイドプレー
トがそれぞれ重ね合わせられることにより、並列
状の複数の偏平管部と一対のヘツダ部とが形成さ
れ、ヘツダ部に流体導入口および流体排出口が形
成されたアルミニウム製積層型熱交換器におい
て、ヘツダ部外面における流体導入口および流体
排出口のまわりの部分に、それぞれAl−Zn−Mg
系合金またはAl−Zn−Mg−Cu合金からなるア
ルミニウム製熱交換器取付用ブラケツトが固着さ
れており、熱交換器取付用ブラケツトが、ヘツダ
部外面に接する板状部を備えているとともに、こ
の板状部に流体導入口および流体排出口に合致す
る流体流通孔が形成され、またブラケツト全体の
うち少なくとも板状部の両面がろう付性のすぐれ
たアルミニウム層で覆われ、流体流通孔が流体導
入口および流体排出口に合致させられた状態で板
状部の一方のアルミニウム層面がヘツダ部外面に
ろう付され、板状部の他方のアルミニウム層面の
流体流通孔のまわりの部分にアルミニウム製管接
続部材がろう付されたものである。
上記において、Al−Zn−Mg系合金またはAl
−Zn−Mg−Cu系合金としては、たとえば
JISA7000系合金およびAA規格の7000系合金のう
ちの7072合金を除いたものが用いられる。ブラケ
ツト全体のうち少なくとも板状部のヘツダ部側を
向いた面を覆うろう付性のすぐれたアルミニウム
層としては、たとえばA1100やA3003等からなる
もが用いられる。
−Zn−Mg−Cu系合金としては、たとえば
JISA7000系合金およびAA規格の7000系合金のう
ちの7072合金を除いたものが用いられる。ブラケ
ツト全体のうち少なくとも板状部のヘツダ部側を
向いた面を覆うろう付性のすぐれたアルミニウム
層としては、たとえばA1100やA3003等からなる
もが用いられる。
実施例
以下、この考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
図面において、アルミニウム製積層型熱交換器
1は、片面に流体流路形成用凹部3が設けられる
とともにこの凹部3の両端部に連なるヘツダ形成
用凹部4が設けられた複数のアルミニウム製中間
プレート2が層状に重ね合わせられ、かつこれら
の中間プレート2の重ね合わめ方向の両端に、片
面に流体流路形成用凹部6を有するアルミニウム
製サイドプレート5が、それぞれ凹部6を中間プ
レート2側に向けて重ね合わせられることによ
り、並列状の複数の偏平管部7と各偏平管部7に
連通する左右一対のヘツダ部8とが形成され、隣
り合う偏平管部7どうしの間にアルミニウム製コ
ルゲートフイン9が介在させられ、上側のサイド
プレート5の左端部に流体導入口10が、右端部
に流体排出口11がそれぞれ形成されたものであ
る。図示は省略したが、各偏平管部7内にはアル
ミニウム製インナーフインが配置されている。ま
た、中間プレート2は両面にアルミニウムろう材
2aがクラツドされたアルミニウム・ブレージン
グ・シートからなり、サイドプレート5は中間プ
レート2に向いている面だけにアルミニウムろう
材5aがクラツドされたアルミニウム・ブレージ
ング・シートからなる。
1は、片面に流体流路形成用凹部3が設けられる
とともにこの凹部3の両端部に連なるヘツダ形成
用凹部4が設けられた複数のアルミニウム製中間
プレート2が層状に重ね合わせられ、かつこれら
の中間プレート2の重ね合わめ方向の両端に、片
面に流体流路形成用凹部6を有するアルミニウム
製サイドプレート5が、それぞれ凹部6を中間プ
レート2側に向けて重ね合わせられることによ
り、並列状の複数の偏平管部7と各偏平管部7に
連通する左右一対のヘツダ部8とが形成され、隣
り合う偏平管部7どうしの間にアルミニウム製コ
ルゲートフイン9が介在させられ、上側のサイド
プレート5の左端部に流体導入口10が、右端部
に流体排出口11がそれぞれ形成されたものであ
る。図示は省略したが、各偏平管部7内にはアル
ミニウム製インナーフインが配置されている。ま
た、中間プレート2は両面にアルミニウムろう材
2aがクラツドされたアルミニウム・ブレージン
グ・シートからなり、サイドプレート5は中間プ
レート2に向いている面だけにアルミニウムろう
材5aがクラツドされたアルミニウム・ブレージ
ング・シートからなる。
上側のサイドプレート5の左右両端寄りの部分
におけるヘツダ部8と対応する部分の外面には、
それぞれサイドプレート5外面に接する板状部1
5を有する熱交換器取付用ブラケツト14が固着
されている。ブラケツト14は、横断面形で、
前壁14aと、後壁14bと、両壁14a,14
bを上縁で連結する上壁14cとを備えており、
上壁14cの一部がサイド・プレート5外面に接
する板状部15となつている。ブラケツト14は
A7N01合金製で、その前壁14a、後壁14b
および上壁14cの各々両面がろう付性のすぐれ
たA3003合金層16,17で覆われ、前壁14a
後面、後壁14b前面および上壁14cの下面を
覆うA3003合金層16の表面がAl−Si−Mg系合
金ろう材20で覆われている。このようなブラケ
ツト14は、A7N01合金層と、その両面を覆う
A3003合金層と、一方のA3003合金層の表面を覆
うAl−Si−Mg系合金ろう材とよりなる4層クラ
ツド板にプレス加工を施すことによつてつくられ
る。また、ブラケツト14の板状部15は流体導
入口10および流体排出口11と合致するように
流体流通孔18があけられている。そして、両ブ
ラケツト14は、流体流通孔18が流体導入口1
0および排出口11に合致させられた状態で板状
部15の下側のA3003合金層16面がサイドプレ
ート5にろう付されることにより固着されてい
る。
におけるヘツダ部8と対応する部分の外面には、
それぞれサイドプレート5外面に接する板状部1
5を有する熱交換器取付用ブラケツト14が固着
されている。ブラケツト14は、横断面形で、
前壁14aと、後壁14bと、両壁14a,14
bを上縁で連結する上壁14cとを備えており、
上壁14cの一部がサイド・プレート5外面に接
する板状部15となつている。ブラケツト14は
A7N01合金製で、その前壁14a、後壁14b
および上壁14cの各々両面がろう付性のすぐれ
たA3003合金層16,17で覆われ、前壁14a
後面、後壁14b前面および上壁14cの下面を
覆うA3003合金層16の表面がAl−Si−Mg系合
金ろう材20で覆われている。このようなブラケ
ツト14は、A7N01合金層と、その両面を覆う
A3003合金層と、一方のA3003合金層の表面を覆
うAl−Si−Mg系合金ろう材とよりなる4層クラ
ツド板にプレス加工を施すことによつてつくられ
る。また、ブラケツト14の板状部15は流体導
入口10および流体排出口11と合致するように
流体流通孔18があけられている。そして、両ブ
ラケツト14は、流体流通孔18が流体導入口1
0および排出口11に合致させられた状態で板状
部15の下側のA3003合金層16面がサイドプレ
ート5にろう付されることにより固着されてい
る。
両ブラケツト14の板状部15上面における流
体流通孔18のまわりの部分にはアルミニウム製
管接続部材12がろう付されている。管接続部材
12は、アルミニウム製本体12aと、本体12
aの下面にろう付された接合リング12bとより
なる。本体12aは、それぞれ下面から上方に伸
びかつ後方に屈曲して後面に開口した流体流通路
13を備えている。接合リング12bは、上下両
面にアルミニウムろう材19がクラツドされたア
ルミニウム・ブレージング・シートからなる。そ
して、両管接続部材12は、接合リング12bの
下面が、板状部15上面のA3003合金層17面に
ろう付けされることにより固着されている。そし
て、管接続部材12に、流体導入管(図示略)お
よび流体排出管(図示略)がそれぞれ接続され、
流体導入管から左側のヘツダ部8内に入つた流体
がすべての偏平管部7内を流れて右側のヘツダ部
8内に入り、流体排出管に排出されるようになつ
ている。
体流通孔18のまわりの部分にはアルミニウム製
管接続部材12がろう付されている。管接続部材
12は、アルミニウム製本体12aと、本体12
aの下面にろう付された接合リング12bとより
なる。本体12aは、それぞれ下面から上方に伸
びかつ後方に屈曲して後面に開口した流体流通路
13を備えている。接合リング12bは、上下両
面にアルミニウムろう材19がクラツドされたア
ルミニウム・ブレージング・シートからなる。そ
して、両管接続部材12は、接合リング12bの
下面が、板状部15上面のA3003合金層17面に
ろう付けされることにより固着されている。そし
て、管接続部材12に、流体導入管(図示略)お
よび流体排出管(図示略)がそれぞれ接続され、
流体導入管から左側のヘツダ部8内に入つた流体
がすべての偏平管部7内を流れて右側のヘツダ部
8内に入り、流体排出管に排出されるようになつ
ている。
このようなアルミニウム製積層型熱交換器1
は、つぎのようにして製造される。すなわち、中
間プレート2どうしをその凹部3間にインナーフ
インを介在させた状態で重ね合わせるとともに、
その重ね合わせ方向の上下両端部にインナーフイ
ンを介在させた状態で上下のサイドプレート5を
重ね合わせて複数の偏平管部7を構成し、これら
偏平管部7相互間にコルゲート・フイン9を配置
する。また、2つのブラケツト14の板状部15
を、上側のサイドプレート5上面の左右両端部に
のせ、ついで接合リング12bを板状部15上面
の流体流通孔18のまわりの部分にのせ、さらに
本体12aを接合リング12b上にのせる。そし
て、ステンレス鋼製等の治具により上記状態で固
定し、圧力1×10-4Torr以下、予熱温度500゜×30
分、ろう付温度600℃×20分の条件で真空ろう付
法によつて一挙にろう付する。
は、つぎのようにして製造される。すなわち、中
間プレート2どうしをその凹部3間にインナーフ
インを介在させた状態で重ね合わせるとともに、
その重ね合わせ方向の上下両端部にインナーフイ
ンを介在させた状態で上下のサイドプレート5を
重ね合わせて複数の偏平管部7を構成し、これら
偏平管部7相互間にコルゲート・フイン9を配置
する。また、2つのブラケツト14の板状部15
を、上側のサイドプレート5上面の左右両端部に
のせ、ついで接合リング12bを板状部15上面
の流体流通孔18のまわりの部分にのせ、さらに
本体12aを接合リング12b上にのせる。そし
て、ステンレス鋼製等の治具により上記状態で固
定し、圧力1×10-4Torr以下、予熱温度500゜×30
分、ろう付温度600℃×20分の条件で真空ろう付
法によつて一挙にろう付する。
上記実施例において積層型熱交換器1は、偏平
管部7が水平に配置されたいわゆる横型のもので
あるが、この考案は偏平管部7を垂直に配置した
いわゆる縦型の積層型熱交換器にも適用される。
この場合、上側にくるヘツダ部の左右両端部、す
なわち左右両側端に位置する2つのサイドプレー
ト外面の上端に、それぞれ熱交換器取付用ブラケ
ツトおよび管接続部材がろう付される。
管部7が水平に配置されたいわゆる横型のもので
あるが、この考案は偏平管部7を垂直に配置した
いわゆる縦型の積層型熱交換器にも適用される。
この場合、上側にくるヘツダ部の左右両端部、す
なわち左右両側端に位置する2つのサイドプレー
ト外面の上端に、それぞれ熱交換器取付用ブラケ
ツトおよび管接続部材がろう付される。
考案の効果
この考案によるアルミニウム製積層型熱交換器
は、ヘツダ部外面における流体導入口および流体
排出口のまわりの部分に、それぞれAl−Zn−Mg
系合金またはAl−Zn−Mg−Cu合金からなるア
ルミニウム製熱交換器取付用ブラケツトが固着さ
れており、熱交換器取付用ブラケツトが、ヘツダ
部外面に接する板状部を備えているとともに、こ
の板状部に流体導入口および流体排出口に合致す
る流体流通孔が形成され、またブラケツト全体の
うち少なくとも板状部の両面がろう付性のすぐれ
たアルミニウム層で覆われ、流体流通孔が流体導
入口および流体排出口に合致させられた状態で板
状部の一方のろう付性にすぐれたアルミニウム層
面がヘツダ部外面にろう付されたものであるか
ら、熱交換器取付用ブラケツト全体の強度が大き
くかつヘツダ部への接合強度が大きくなつて、結
果的にブラケツトを利用しての熱交換器の取付強
度も大きくなる。また、熱交換器取付用ブラケツ
トの板状部における一方のろう付性にすぐれたア
ルミニウム層面がヘツダ部外面にろう付されると
ともに、管接続部材も板状部における他方のろう
付性にすぐれたアルミニウム層面にろう付されて
いるので、ブラケツトのヘツダ部への接合強度お
よび管接続部材の板状部への接合強度が大きくな
るとともにこれらのろう付を接合不良が発生する
ことなく簡単かつ確実に行なうことができる。
は、ヘツダ部外面における流体導入口および流体
排出口のまわりの部分に、それぞれAl−Zn−Mg
系合金またはAl−Zn−Mg−Cu合金からなるア
ルミニウム製熱交換器取付用ブラケツトが固着さ
れており、熱交換器取付用ブラケツトが、ヘツダ
部外面に接する板状部を備えているとともに、こ
の板状部に流体導入口および流体排出口に合致す
る流体流通孔が形成され、またブラケツト全体の
うち少なくとも板状部の両面がろう付性のすぐれ
たアルミニウム層で覆われ、流体流通孔が流体導
入口および流体排出口に合致させられた状態で板
状部の一方のろう付性にすぐれたアルミニウム層
面がヘツダ部外面にろう付されたものであるか
ら、熱交換器取付用ブラケツト全体の強度が大き
くかつヘツダ部への接合強度が大きくなつて、結
果的にブラケツトを利用しての熱交換器の取付強
度も大きくなる。また、熱交換器取付用ブラケツ
トの板状部における一方のろう付性にすぐれたア
ルミニウム層面がヘツダ部外面にろう付されると
ともに、管接続部材も板状部における他方のろう
付性にすぐれたアルミニウム層面にろう付されて
いるので、ブラケツトのヘツダ部への接合強度お
よび管接続部材の板状部への接合強度が大きくな
るとともにこれらのろう付を接合不良が発生する
ことなく簡単かつ確実に行なうことができる。
第1図はこの考案によるアルミニウム製積層型
熱交換器全体の正面図、第2図は同右側面図、第
3図はヘツダ部外面への熱交換器取付用ブラケツ
トおよび管接続部材の取付状態を示す部分拡大断
面図である。 1……アルミニウム製積層型熱交換器、2……
中間プレート、3……流体流路形成用凹部、4…
…ヘツダ形成用凹部、5……サイドプレート、6
……流体流路形成用凹部、7……偏平管部、8…
…ヘツダ部、10……流体導入口、11……流体
排出口、12……管接続部材、14……熱交換器
取付用ブラケツト、15……板状部、16,17
……A3003合金層(ろう付性のすぐれたアルミニ
ウム層)、18……流体流通孔。
熱交換器全体の正面図、第2図は同右側面図、第
3図はヘツダ部外面への熱交換器取付用ブラケツ
トおよび管接続部材の取付状態を示す部分拡大断
面図である。 1……アルミニウム製積層型熱交換器、2……
中間プレート、3……流体流路形成用凹部、4…
…ヘツダ形成用凹部、5……サイドプレート、6
……流体流路形成用凹部、7……偏平管部、8…
…ヘツダ部、10……流体導入口、11……流体
排出口、12……管接続部材、14……熱交換器
取付用ブラケツト、15……板状部、16,17
……A3003合金層(ろう付性のすぐれたアルミニ
ウム層)、18……流体流通孔。
Claims (1)
- 片面に流体流路形成用凹部3が設けられるとと
もにこの凹部3の両端部に連なるヘツダ形成用凹
部4が設けられた複数のアルミニウム製中間プレ
ート2が層状に重ね合わせられ、かつこれらの中
間プレート2の重ね合わせ方向の両端に、片面に
流体流路形成用凹部6を有するアルミニウム製サ
イドプレート5がそれぞれ重ね合わせられること
により、並列状の複数の偏平管部7と一対のヘツ
ダ部8とが形成され、ヘツダ部8に流体導入口1
0および流体排出口11が形成されたアルミニウ
ム製積層形熱交換器において、ヘツダ部8外面に
おける流体導入口10および流体排出口11のま
わりの部分に、それぞれAl−Zn−Mg系合金また
はAl−Zn−Mg−Cu合金からなるアルミニウム
製熱交換器取付用ブラケツト14が固着されてお
り、熱交換器取付用ブラケツト14が、ヘツダ部
8外面に接する板状部15を備えているととも
に、この板状部15に流体導入口10および流体
排出口11に合致する流体流通孔18が形成さ
れ、またブラケツト14全体のうち少なくとも板
状部15の両面がろう付性のすぐれたアルミニウ
ム層16,17で覆われ、流体流通孔18が流体
導入口10および流体排出口11に合致させられ
た状態で板状部15の一方のアルミニウム層16
面がヘツダ部8外面にろう付され、板状部15の
他方のアルミニウム層17面の流体流通孔18の
まわりの部分にアルミニウム製管接続部材12が
ろう付されたアルミニウム製積層型熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986029085U JPH037758Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986029085U JPH037758Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62142684U JPS62142684U (ja) | 1987-09-09 |
JPH037758Y2 true JPH037758Y2 (ja) | 1991-02-26 |
Family
ID=30832651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986029085U Expired JPH037758Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH037758Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4814340U (ja) * | 1971-07-03 | 1973-02-17 | ||
JPS55161044A (en) * | 1979-06-04 | 1980-12-15 | Furukawa Alum Co Ltd | High strength aluminum vacuum brazing sheet |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812059Y2 (ja) * | 1978-08-08 | 1983-03-07 | 昭和アルミニウム株式会社 | 積層型熱交換器 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP1986029085U patent/JPH037758Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4814340U (ja) * | 1971-07-03 | 1973-02-17 | ||
JPS55161044A (en) * | 1979-06-04 | 1980-12-15 | Furukawa Alum Co Ltd | High strength aluminum vacuum brazing sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62142684U (ja) | 1987-09-09 |
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