JPH0377372B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0377372B2 JPH0377372B2 JP16526286A JP16526286A JPH0377372B2 JP H0377372 B2 JPH0377372 B2 JP H0377372B2 JP 16526286 A JP16526286 A JP 16526286A JP 16526286 A JP16526286 A JP 16526286A JP H0377372 B2 JPH0377372 B2 JP H0377372B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- engine
- exhaust
- expansion chamber
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動二輪車の4サイクル多気筒エンジ
ンに付設して使用する排気管に関するものであ
る。
ンに付設して使用する排気管に関するものであ
る。
従来、自動二輪車の4サイクル多気筒エンジン
用排気管は、例えば第3図に示されるように、エ
ンジンの各気筒に対応する複数の前方管21,2
1の後端部を集合管22を介して単一でストレー
トな後方管23に接続していた。
用排気管は、例えば第3図に示されるように、エ
ンジンの各気筒に対応する複数の前方管21,2
1の後端部を集合管22を介して単一でストレー
トな後方管23に接続していた。
しかしながら、上記の排気管にあつては、後方
管23が管内径の均一なストレート管であるた
め、エンジンに付設使用時、エンジンの高速回転
域において内圧が上がり過ぎ、エンジンの出力ト
ルクが低下するという問題点を有していた。
管23が管内径の均一なストレート管であるた
め、エンジンに付設使用時、エンジンの高速回転
域において内圧が上がり過ぎ、エンジンの出力ト
ルクが低下するという問題点を有していた。
そこで本発明は、エンジンの高速回転域におい
て、内圧が上がり過ぎることを巧みに防止してエ
ンジンの出力トルクの低下を防止でき、又、低、
中速回転域における出力トルクを向上できる自動
二輪車の多気筒エンジン用排気管を提供しようと
するものである。
て、内圧が上がり過ぎることを巧みに防止してエ
ンジンの出力トルクの低下を防止でき、又、低、
中速回転域における出力トルクを向上できる自動
二輪車の多気筒エンジン用排気管を提供しようと
するものである。
すなわち、本発明の排気管は、4サイクル多気
筒エンジンの各気筒に対応する複数の前方管の後
端部を集合管を介して単一な後方管に接続した排
気管において、後方管の前端部内周側に空隙を存
して前記集合管の後端に連らなるインナーパイプ
を配設し、前記後方管の中間部に管経を拡大した
膨張室を設け、前記インナーパイプの後端を膨張
室に臨ませたことを特徴とするものである。
筒エンジンの各気筒に対応する複数の前方管の後
端部を集合管を介して単一な後方管に接続した排
気管において、後方管の前端部内周側に空隙を存
して前記集合管の後端に連らなるインナーパイプ
を配設し、前記後方管の中間部に管経を拡大した
膨張室を設け、前記インナーパイプの後端を膨張
室に臨ませたことを特徴とするものである。
このようにした排気管にあつては、各前方管の
前端をエンジンの対応する気筒の排気口に接続し
た使用時、排気ガスは各前方管から集合管、イン
ナーパイプ後方管を経て外部に放出されるが、こ
の際、後方管の中間部に配した膨張室により排出
ガスが膨張することとなり、このためエンジンの
高速回転域において前方管の内圧の増大を防止
し、又、インナーパイプの絞り効果により該イン
ナーパイプにおいて排気ガスが流速を高めて後方
に流れることとなり、このためエンジンの低、中
速回転域において前方管内が排気ガスの脈動によ
る後方管の内圧変化の影響を受け難く、後方管か
らの吹き返しを受け難い状態にある。又、インナ
ーパイプの外周側と後方管とで形成する空隙が上
記後方管からの吹き返しの一部を受け止めること
となつて、上記後方管から前方管への吹き返し防
止作用を更に高める状態にある。
前端をエンジンの対応する気筒の排気口に接続し
た使用時、排気ガスは各前方管から集合管、イン
ナーパイプ後方管を経て外部に放出されるが、こ
の際、後方管の中間部に配した膨張室により排出
ガスが膨張することとなり、このためエンジンの
高速回転域において前方管の内圧の増大を防止
し、又、インナーパイプの絞り効果により該イン
ナーパイプにおいて排気ガスが流速を高めて後方
に流れることとなり、このためエンジンの低、中
速回転域において前方管内が排気ガスの脈動によ
る後方管の内圧変化の影響を受け難く、後方管か
らの吹き返しを受け難い状態にある。又、インナ
ーパイプの外周側と後方管とで形成する空隙が上
記後方管からの吹き返しの一部を受け止めること
となつて、上記後方管から前方管への吹き返し防
止作用を更に高める状態にある。
次に本発明の第1図、第2図に示す実施例につ
いて説明すると、本例の排気管は、4気筒エンジ
ン用のもので、エンジンの気筒数に対応する4本
の前方管1〜1の後端部を集合管2の前部の上下
の左右の入口3〜3にそれぞれ接続し、集合管2
の単一な出口4を有する後端部を単一な後方管5
に接続し、後方管5の前端部内に同芯状にインナ
ーパイプ6を配設し、インナーパイプ6の前拡な
テーパー状前端部7の前端を集合管2の出口4に
連接し、インナーパイプ6の外周側と後方管5の
前端部内周側間で筒状の空隙8を形成し、後方管
5の中間部に管径を拡大した膨張室9を形成し、
インナーパイプ6の後端を膨張室9に臨ませてい
る。
いて説明すると、本例の排気管は、4気筒エンジ
ン用のもので、エンジンの気筒数に対応する4本
の前方管1〜1の後端部を集合管2の前部の上下
の左右の入口3〜3にそれぞれ接続し、集合管2
の単一な出口4を有する後端部を単一な後方管5
に接続し、後方管5の前端部内に同芯状にインナ
ーパイプ6を配設し、インナーパイプ6の前拡な
テーパー状前端部7の前端を集合管2の出口4に
連接し、インナーパイプ6の外周側と後方管5の
前端部内周側間で筒状の空隙8を形成し、後方管
5の中間部に管径を拡大した膨張室9を形成し、
インナーパイプ6の後端を膨張室9に臨ませてい
る。
このようにした本例排気管にあつては、前方管
1〜1の各前端をエンジン10の対応する気筒の
排気口に接続した使用時、エンジン10からの排
気ガスは各前方管1〜1から集合管2、インナー
パイプ6、後方管5を経て外部に放出される。こ
の際、排気ガスはインナーパイプ6の絞り効果に
より該インナーパイプ6において流速を高めて後
方管の膨張室9内に噴出することとなり、この噴
出した排出ガスは膨張室9において膨張すること
となる。
1〜1の各前端をエンジン10の対応する気筒の
排気口に接続した使用時、エンジン10からの排
気ガスは各前方管1〜1から集合管2、インナー
パイプ6、後方管5を経て外部に放出される。こ
の際、排気ガスはインナーパイプ6の絞り効果に
より該インナーパイプ6において流速を高めて後
方管の膨張室9内に噴出することとなり、この噴
出した排出ガスは膨張室9において膨張すること
となる。
このため、インナーパイプ6における排気ガス
が後方に排出され易くなり、エンジン10の高速
回転域において、前方管1〜1内の圧力の上がり
過ぎを防止し、出力トルクの低下を防止する。
が後方に排出され易くなり、エンジン10の高速
回転域において、前方管1〜1内の圧力の上がり
過ぎを防止し、出力トルクの低下を防止する。
又、エンジン10の低、中速回転域において
は、前記のように排気ガスがインナーパイプ6に
おいて流速を高めて後方に噴出するため、排気ガ
スの脈動による後方管5の内圧変化の影響を前方
管1〜1が受け難く、後方管5からの吹き返しを
受け難い状態にあり、又、インナーパイプ6の外
周側と後方管5の前端部内周側とで形成する空隙
8が上記後方管5からの吹き返しの一部を受け止
めることとなつて、上記後方管5から前方間1〜
1への吹き返し防止作用を一層有効なものとして
いる。
は、前記のように排気ガスがインナーパイプ6に
おいて流速を高めて後方に噴出するため、排気ガ
スの脈動による後方管5の内圧変化の影響を前方
管1〜1が受け難く、後方管5からの吹き返しを
受け難い状態にあり、又、インナーパイプ6の外
周側と後方管5の前端部内周側とで形成する空隙
8が上記後方管5からの吹き返しの一部を受け止
めることとなつて、上記後方管5から前方間1〜
1への吹き返し防止作用を一層有効なものとして
いる。
このように本発明においては、使用時にインナ
ーパイプにおける排気ガスが膨張室により排出さ
れ易くなり、このためエンジンの高速回転域にお
いて前方管内の圧力の上がり過ぎを防止して出力
トルクの低下を防止でき、又、排気ガスがインナ
ーパイプにおいて流速を高めて後方に流れるの
で、エンジンの低、中速回転域において前方管内
が後方管からの吹き返しを受け難く、又、後方管
とインナーパイプ外周側との空隙により上記後方
管からの吹き返しを緩和でき、このためエンジン
の低、中速回転域における出力トルクを向上でき
る。
ーパイプにおける排気ガスが膨張室により排出さ
れ易くなり、このためエンジンの高速回転域にお
いて前方管内の圧力の上がり過ぎを防止して出力
トルクの低下を防止でき、又、排気ガスがインナ
ーパイプにおいて流速を高めて後方に流れるの
で、エンジンの低、中速回転域において前方管内
が後方管からの吹き返しを受け難く、又、後方管
とインナーパイプ外周側との空隙により上記後方
管からの吹き返しを緩和でき、このためエンジン
の低、中速回転域における出力トルクを向上でき
る。
第1図は本発明の一実施例の転向平面図、第2
図はその一部欠截した拡大側面図、第3図は第2
図に対比した従来品の一部欠截拡大側面図であ
る。 1……前方管、2……集合管、3……入口、4
……出口、5……後方管、6……インナーパイ
プ、7……前端部、8……空隙、9……膨張室、
10……エンジン。
図はその一部欠截した拡大側面図、第3図は第2
図に対比した従来品の一部欠截拡大側面図であ
る。 1……前方管、2……集合管、3……入口、4
……出口、5……後方管、6……インナーパイ
プ、7……前端部、8……空隙、9……膨張室、
10……エンジン。
Claims (1)
- 1 4サイクル多気筒エンジンの各気筒に対応す
る複数の前方管の後端部を集合管を介して単一な
後方管に接続した排気管において、後方管の前端
部内周側に空隙を存して前記集合管の後端に連ら
なるインナーパイプを配設し、前記後方管の中間
部に管経を拡大した膨張室を設け、前記インナー
パイプの後端を膨張室に臨ませたことを特徴とす
る自動二輪車の多気筒エンジン用排気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16526286A JPS6321318A (ja) | 1986-07-14 | 1986-07-14 | 自動二輪車の多気筒エンジン用排気管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16526286A JPS6321318A (ja) | 1986-07-14 | 1986-07-14 | 自動二輪車の多気筒エンジン用排気管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321318A JPS6321318A (ja) | 1988-01-28 |
JPH0377372B2 true JPH0377372B2 (ja) | 1991-12-10 |
Family
ID=15808985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16526286A Granted JPS6321318A (ja) | 1986-07-14 | 1986-07-14 | 自動二輪車の多気筒エンジン用排気管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6321318A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162653A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 乗物用排気装置及び該乗物用排気装置を備えた自動二輪車 |
JP5919743B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2016-05-18 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの排気制御装置 |
JP2015081522A (ja) | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの排気システム |
-
1986
- 1986-07-14 JP JP16526286A patent/JPS6321318A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6321318A (ja) | 1988-01-28 |
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