JPH037734A - プラスチック鏡 - Google Patents

プラスチック鏡

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JPH037734A
JPH037734A JP14219289A JP14219289A JPH037734A JP H037734 A JPH037734 A JP H037734A JP 14219289 A JP14219289 A JP 14219289A JP 14219289 A JP14219289 A JP 14219289A JP H037734 A JPH037734 A JP H037734A
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polymer
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fluorine
present
polymerization
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JP14219289A
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Hiroyuki Watanabe
渡辺 広行
Masao Unoki
正夫 鵜木
Hiroki Kamiya
浩樹 神谷
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーからな
るプラスチック鏡に関するものである。
[従来の技術] 透明板の裏面に金属反射層を有する裏面鏡に於いては裏
面の金属層表面からの反射光に加えて、透明層の表面か
らも反射光があるために、入射角が大きい場合反射像が
二重にだぶって見えるという問題があった。
また、鏡の軽量化のために、ガラスの代わりに透明プラ
スチックを用いることができるが、従来の透明プラスチ
ック材料は屈折率が比較的大きく表面での反射が大きい
ために上記の像の二重だぶりが、問題となっていた。
[発明の解決しようとする課題〕 本発明は、前述のような従来材料からなる鏡に認められ
る欠点を解消し、軽量で像のだぶりの少ないプラスチッ
ク鏡を新規に提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、上記問題点の認識に基づいて、鋭意検討を
重ねた結果、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーが
高い透明性および低屈折率を有し、且つ成形性に優れ十
分な強度の鏡を与える材料として極めて有利であること
を新規に見いだすに至った。
かくして本発明は、上記知見に基づいて完成されたもの
であり、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーからな
ることを特徴とするプラスチック1− 2 鏡を新規に提9ζするものである。
本発明において、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマ
ーとしては、従来より公知ないし周知のものを含めて広
範囲にわたって例示され得る。而して、本発明に於いて
は、主鎖に上記特定の環構造を有する含フッ素ポリマー
が好適に採用される。
例えば一般式 のごとき環構造を有するものが挙げられる。これらのう
ち、次のごとき環構造を有するボッマーが代表的である
。但し、本発明の内容はこれらのみに限定されるもので
はない。
一般式 これら製造法に限定されるものではな 1、環化重合によるもの (1) CF2=CF−0−CF2CF2−0−CF=
CF2↓ ラジカル重合 2、環状モノマーを使用するもの (2) CF2=CF−CFa−CFCI−CF2−CF=CF
2↓ ラジカル重合 (USP 3978030) 上記では、パーフルオロ脂肪族環構造を有する′ポリマ
ーを例示したが、本発明に於いては、上記例示のフッ素
原子の一部が他の水素原子や有機基で置換されたもの、
あるいはメタセシス重合で得られる (USP 3202643など) (3) CF2=CF−0−CF2−CF=CF2↓ 
ラジカル重合 のごとき環構造を有するものも挙げられる。
而して、本発明における特定の環構造を有するポリマー
は、上記のごとき環化重合によりにより円滑かつ有利に
得られるが、特に、分子内に重合5− 6− 性の異なる二つの重合性基を有し且つこれらの二つの重
合性基を連結する連結鎖の直鎖部分の原子数が2〜7個
であるモノマーを用いることにより、超高圧条件や大希
釈条件を採用しなくても、ゲル化の副生を抑えて円滑有
利に環化重合を進行せしめ得るものである。
上記のごとき環化重合に好適なモノマーとしては、まず
第一に、重合性の異なる炭素−炭素多重結合を二つ有す
ることが望ましい。通常は炭素−炭素二重結合が採用さ
れる。例えば、左右対称構造でない二つの多重結合を有
する含フッ素単量体、ビニル基とアrノル基、ビニルエ
ーテル基とビニル基、含フッ素多重結合と炭化水素多重
結合、パーフルオロ多重結合と部分フッ素化多重結合の
ごときが挙げられる。第二に、これら二つの炭素−炭素
多重結合を連結する連結鎖の直線部分の原子数が2〜7
であることが望ましい。連結鎖の直線部分の原子数が0
〜1の場合には環化重合が生起し難く、また8以上の場
合にも同様である。通常好ましくは、この原子数が2か
ら5の場合である。
又、連結鎖は直線状に限られず、側鎖構造あるいは環構
造を有していてもよく、更に構成原子は炭素原子に限ら
れず、O,S、  Nのごときヘテロ原子を含んでいて
も良い。第三に、フッ素含有率が10重量%以上のもの
が望ましい。フッ素含有率が余りに少ない場合には、フ
ッ素原子の有する特異性が発揮され難くなる。当然の事
であるが、パーフルオロ単量体が好適に採用される。
上記の特定の含フッ素単量体の具体例としては、CF2
=CFOCF2CF=CFa、 CF2=CFOCF2
CF2CF=CF2CF2”CFOCF2CFCF=C
F2.CF2=CFOCF20CF2CF”CF2CF
3 CF2”CFOCF2CF二CH2、CF2=CFOC
F2CF2CH=C112゜CF2=CFOCF2(C
H2)、、NHCCH=CT。
1 (但し、Xは0〜3の整数) 7 8 CF。
CIh”CFCOCt12CII2CF=CF2゜1 CH2”CHOCH2CH2CF2CF”CF2等が例
示され得る。
本発明に於いては、CF2=CFO−なるビニルエーテ
ル基を一つ有するものが重合反応性、環化重合性、ゲル
化抑制等の点で好ましく採用され、特に、パーフルオロ
アリルビニルエーテル  (CF2”CFOCF2CF
=CF2)およびパーフルオロブテニルビニルエーテル
(CFp=CFOCF2CF2CF=CF2)が好適な
例として挙げられる。
上記のごとき単量体成分は単独で、または二種以上で採
用され得ると共に、さらにはこれらの成分の本質を損な
わない程度に他の共重合成分と併用して共重合しても何
ら差し仕えがないし、必要ならば何らかの方法でポリマ
ーを架橋しても良い。
共重合せしめる他の単量体としては、ラジカル重合性を
有するモノマーであれば特に限定されずに含フッ素系、
炭化水素系その他が広範囲にわたって例示され得る。当
然の事であるが、これら他の単量体は一種単独で前記特
定の環構造を導入し得るモノマーとラジカル共重合せし
めても良く、あるいは適宜の2種類以上併用して上記共
重合反応を行わせても良い。本発明に於いては、通常は
他の単量体としてフルオロオレフィン、フルオロビニル
エーテルなどの含フッ素モノマーを選定することが望ま
しい。例えば、テトラフルオロエチレン、パーフルオロ
メチルビニルエーテル、パーフルオロプロピルビニルエ
ーテル、あるいはカル−9− 10− ボン酸基やスルホン酸基のごとき官能基を含有するパー
フルオロビニルエーテルなどは好適な具体例であり、フ
ッ化ビニワデン、フッ化ビニル、クロロトリフルオロエ
チレンなども例示される。
共重合体組成としては、本発明で目的とする特定含フッ
素脂肪族環構造の特性を生かすために、環状構造の組成
が20%以上であることが好ましく、更に好ましくは4
0%以上であることが望ましい。
本発明に於いて、含フッ素ポリマーの架橋方法としては
、通常行われている方法などを適宜用いることができる
。例えば、架橋部位を持つ単量体を共重合させて架橋せ
しめたり、架橋剤を添加して架橋せしめたり、あるいは
放射線などを用いて架橋せしめることができる。
また、本発明に於ける含フッ素ポリマーには、実用性を
向上させるために、酸化防止剤、紫外線安定剤などの各
種添加剤を添加することも可能である。
本発明に於ける特定の環構造を有するポリマーは、熱可
塑性樹脂として溶融温度が低く、溶融粘11− 度も比較的低いので、熱溶融成型により板状に成型して
から、裏面に金属を蒸着して鏡とすることができる。
[作用] 本発明において、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマ
ーは、結晶性が小さいかまたは殆ど結晶性がないために
、フッ素樹脂であるにもかかわらず高い透明性を示し且
つ高い光線透過率を示すものであり、また含フッ素ポリ
マーであるが故に、通常の炭化水素系の樹脂よりも低屈
折率で、耐湿性、耐候性、耐薬品性にも優れているもの
と考えられる。但し、かかる説明は本発明の理解の助け
とするものであり、本発明を限定するものでないことは
勿論である。
[実施例] 次に、本発明の実施例について更に具体的に説明するが
、この説明が本発明を限定するものでないことは勿論で
ある。
合成例1 パーフルオロアリルビニルエーテルの35g、 l−リ
12− クロロトリフルオロエタン(以下、R113と略記する
)の5g、イオン交換水の150g、及び重合開始剤と
して(C]FrC0Qhの35mgを、内容積2(1(
1mlの耐圧ガラス製オートクレーブに入れた。
系内を3回窒素で置換した後、26°Cで23時間懸濁
重合を行った。その結果、重合体を28g得た。
この重合体の赤外線吸収スペクトルを測定したところ、
モノマーに存在した二重結合に起因する1660cm−
+、1840cm−を付近の吸収はなかった。また、こ
の重合体をパーフルオロベンゼンに溶解し19FのNM
Rスペクトルを測定したところ以下の繰り返し構造を示
すスペクトルが得られた。
二の重合体の固有粘度[27コは、“フロリナート” 
FC−75(商品名:3M社製のパーフルオロ(2−ブ
チルテトラヒドロフラン)を主成分とする液体、以下F
C−75と略記する)、中30°Cで0゜530であっ
た。重合体のガラス転移点は69°Cであり、室温では
タフで透明なガラス状の重合体である。また10%熱分
解温度は462’Cであり、屈折率は1.34と低く、
光線透過率は95%と高かった。
合成例2 1.1,2,4,4,5.5−へブタフルオロ−3−オ
キサ−1,6−へブタジェンの20g及びR−113の
40gを窒素置換した三ツロフラスコに入れ、重合開始
剤として(03FTC00)2020mgを加え、更に
系内を窒素置換した後に、18°CF10時間重合した
。その結果、重合体を10g得た。この重合体はR−1
13に溶解するポリマーであり、メタキシレンへキサフ
ロライド中3060での固有粘度[η]は0.96であ
った。1≦°FおよびIHNMRGこより、主鎖に環構
造を有する重合体であることを確認した、。
また、この重合体は無色透明であり、屈折率は1.36
と低く、光線透過率は93%と高かった。
合成例3 パーフルオロブテニルルビニルエーテルの35g。
R113の5g、イオン交換水の150g、及び重合開
始剤としてジイソプロビルパーオキシジカ13 14− −ボネートの90mgを、内容積200m1の耐圧ガラ
ス製オートクレーブに入れた。
系内を3回窒素で置換した後、40°Cで23時間懸濁
重合を行った。その結果、重合体を28g得た。
この重合体の赤外線吸収スペクトルを測定したところ、
千ツマ−に存在した二重結合に起因する1660cm−
+ 、 1840cm−+付近の吸収はなかった。また
、この重合体はパーフルオロベンゼンおよびアフルード
、フロリナートに可溶であっ六。さらに、19FのNM
Rスペクトルを測定したところ合成例1と同様、環構造
に相当するスペクトルが得られた。
この重合体の固有粘度[ηコは、FC−75中30°C
で0.50であった。 重合体のガラス転移点は110
6Cであり、室温ではタフで透明なガラス状の重合体で
ある。また10%熱分解温度は465°Cであった。
重合体の屈折率は1.34であり、光線透過率は95%
であった。
実施例1〜3 合成例1.2.3で得られたポリマーを250°Cから
290°Cで溶融成型を行い、透明な板を得た。この板
の表面を均一に磨いて平面性を上げた後に銀を蒸着して
鏡を作成した。
得られた鏡はどれも、表面での反射光が少なく入射角を
大きくした場合にも像のだぶりが見られなかった。
[発明の効果] 本発明は、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーを材
料として採用することにより、像のだぶりの少ないプラ
スチック鏡を与えるという優れた効果を有する。
5− 16−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーからなるこ
    とを特徴とするプラスチック鏡。2、含フッ素脂肪族環
    構造を有するポリマーが環化重合によって得られる主鎖
    に環構造を有するポリマーである請求項1に記載のプラ
    スチック鏡。
JP14219289A 1989-06-06 1989-06-06 プラスチック鏡 Expired - Lifetime JPH0670141B2 (ja)

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