JPH037533A - 食パンの製造方法 - Google Patents

食パンの製造方法

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JPH037533A
JPH037533A JP14142089A JP14142089A JPH037533A JP H037533 A JPH037533 A JP H037533A JP 14142089 A JP14142089 A JP 14142089A JP 14142089 A JP14142089 A JP 14142089A JP H037533 A JPH037533 A JP H037533A
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JP
Japan
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bread
dough
mixing
fermentation
dioscorea japonica
Prior art date
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Pending
Application number
JP14142089A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Otsuka
大塚 宣男
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IKEDA PAN KK
Original Assignee
IKEDA PAN KK
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Publication date
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Publication of JPH037533A publication Critical patent/JPH037533A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食パンの製造方法の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来の食パンの製造方法においては、ヤマノイモを入れ
るという発想はなく、−船釣に以下のような方法で食パ
ンは製造されていた。
食パンの製造工程は、′中種製造工程”と“本こね工程
゛と“醗酵および焼成を含む工程゛に大別することがで
きる。以下に順次説明する。
なお、配合比を示す数字は中種製造工程および本こね工
程で使用される小麦粉の合計loo00重量対する比率
である。
1)中種製造工程 中種製造工程は、ミキシング工程と醗酵工程からなり、
小麦粉70重量%、イースト2.8重量%、製パン改良
剤0.65重量%および水42重量%からなる原料をミ
キシングした後に、醗酵処理を行う、ミキシング条件お
よび醗酵条件は以下の通りである。なお、この醗酵は、
通常第1醗酵工程と称される。
■ミキシング条件 撹拌機に上記原料を入れて、該撹拌機を36回転/分で
3分間回転した後に、72回転/分で3分間回転する。
なお、このミキシング終了時のパン生地温度(中種こね
上温度ともいう)は約24.5”Cになるように、上記
水の温度が選択される。
■醗酵条件 醗酵室の温度は27°Cに設定され、上記ミキシングが
行われたパン生地はこの醗酵室内で4時間30分醗酵処
理されて中種ができあがる。そして、この醗酵が終了し
たときの中種温度は約28.5”Cである。
2)本こね工程 この工程は、中種製造工程でできたパン生地と、小麦粉
30重量%、砂糖5重量%、食塩・1.9重量%、粉乳
2重量%および水27重量%からなる原料をミキシング
する工程で、ミキシングは以下のように行われる。
中種製造工程でできたパン生地と本こね工程で用いる上
記原料を撹拌機に入れて、該撹拌機を36回転/分で3
分間回転した後に、72回転/分で2分間回転する。こ
こで、油脂を5重量%入れる。そして、36回転/分で
2分間回転した後に、72回転/分で6分間回転する。
なお、このミキシング終了時のパン生地温度(本こねこ
ね主温度ともいう)は約27.5゛Cになるように、こ
の工程で使用される水の温度が選択される。
3)醗酵および焼成工程 この工程は、パン生地の熟成工程(フロア工程)、醗酵
工程(ベンチ工程)、最終醗酵工程(ホイロ工程)およ
び焼成工程からなる。
以下に順次説明する。
■フロア工程 この工程においては、まず本こね工程でこね上げられた
パン生地を休ませて醗酵させることにより粘着性を低下
させる。この醗酵時間は約14分である。その後、パン
生地は分割機で分割される。
なお、分割機による分割方法は、「垂直方向下方に押下
げられたパン生地を水平方向に移動可能な治具により水
平方向に押圧するようにして所定の大きさに分割する方
法」であるため、その分割の際にパン生地中のガスが抜
けることは避けられない。
■ベンチ工程 この工程は、分割機でガス抜きされたパン生地を醗酵さ
せ所定量のガス(Cot)を含ませて、次の整形工程で
パン生地がスムーズによく伸び、整形しやすくなるよう
にするための工程である。上記醗酵時間は約22分であ
る。
■ホイロ工程 この工程では、パン生地を好ましい形に整形できるよう
に、整形の前にパン生地を1組のロールの間を通過させ
て上下方向から押圧することにより、上記ベンチ工程で
の醗酵によりパン生地中に生成したガスを所定量抜く。
そして、所定量のガス抜きをされたパン生地を所定の形
状に整形した後に、38〜39°Cで80〜85%の湿
度を有する醗酵室に入れて再度ガス(CO、)を含ませ
ると、パン生地は製品容積の70〜80%まで膨張する
。上記醗酵時間は約40分である。
■焼成工程 最終的にパン生地は220°Cで35分間焼成されて、
食パンができあがる。
なお、全製造工程において、醗酵時間、醗酵温度並びに
焼成時間、焼成温度その他の条件は定まったものではな
く、使用する原料および配合比により、また製品により
適宜変更される。
(発明が解決しようとする課題) このようにして製造されていた従来の食パンは、“ソフ
ト性゛(柔らかさ)、“風味゛“食感°゛の点で必ずし
も満足できるものではない。そこで、本発明は、低コス
トで且つ簡単に食パンのソフト性、風味、食感を向上で
きる食パンの製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の構成要旨は、 所定の原料と中種製造工程でできたパン生地をミキシン
グする、本こねを行った後に、醗酵、焼成を経て食パン
を製造する食パンの製造方法において、本こねの前に所
定の原料とヤマノイモをミキシングする前処理を行うこ
とを特徴とする食パンの製造方法にある。
ヤマノイモを多量に入れると、パン生地のまとまりを悪
くするので多量に入れるのは避けるべきで、ヤマノイモ
の添加景は小麦粉100重量%に対して10重量%以下
にするのが好ましい。
そして、後記する本発明の効果を奏するためには、小麦
粉100重景%に対して1重量%以上ヤマノイモを添加
するのが好ましく、特に3重量%以上添加するのがより
好ましい。
(作用) ヤマノイモ中には約70%もの水分が含有されているの
で、食パンの硬化を遅らせてソフト性を維持することが
できる。また、前処理工程でヤマノイモを添加して混合
するので生地のまとまりがよく、パン生地のテクスチャ
ーが改良されて口溶けがよくなり、ヤマノイモ特有の香
りによる風味が加わる。
(実施例) 本発明の実施例について以下に説明する。
所定の原料とヤマノイモをミキシングする前処理工程、
前処理工程で製造されたパン生地に中種製造工程で製造
された中種と所定の原料を添加してミキシングする本こ
ね工程、醗酵および焼成工程を経て食パンを製造した。
以下に順次説明する。配合量を示す数字は、中種製造工
程および本こね工程で使用される小麦粉合計100重量
%に対する比率である。
l)前処理工程 粉乳2重量%と砂糖5重量%と食塩1.9重量%を撹拌
機に入れてミキシングした後、該撹拌機に10重量%の
ヤマノイモを投入して、36回転/分で1分間回転した
後に72回転/分で5分間回転した。そして、この前処
理と並行して従来法と同様の方法で中種を製造した。
2)本こね工程 上記のようにミキシングされた所定原料とヤマノイモを
有する撹拌機に、中種製造工程でできたパン生地と小麦
粉300重量および水27重量%からなる原料を入れて
、36回転/分で2分間回転した後に、72回転/分で
5分間回転した。ここで、油脂を5重量%入れた。
そして、36回転/分で2分間回転した後に、72回転
/分で6分間回転した。なお、このミキシング終了時の
パン生地温度(本こねこね主温度ともいう)は約27.
5°Cになるように、この工程で使用する水の温度を選
択した。
3)醗酵および焼成工程 従来法と同様に、パン生地の熟成工程(フロア工程)、
醗酵工程゛(ベンチ工程)、最終醗酵工程(ホイロ工程
)および焼成工程を経て食パンを製造した。なお、各工
程での醗酵時間または温度は以下のようにした。
■フロア工程 18分 ■ベンチ工程 22分 ■ホイロ工程 40分 ■焼成工程  35分、220°C 以上のようにして製造した本実施例に係る食パンと従来
法で製造した食パンとについて、風味、食感およびソフ
ト性について比較評価した。
なお、風味、食感に゛ついては試食した結果を官能評価
し、ソフト性については、製造後の食パン表面の経時的
硬度変化を硬度測定機(不動工業型 レオメータ−)に
より測定した。硬度値は、円筒状の測定子を食パンに押
当てて、該測定子が食パン内に10m食込むに必要な面
圧(g/CIIIりを測定した値である。
風味、食感の評価結果は以下の表1に示す。
硬度測定結果は添付図面に示す。
添付図において、横軸は食パン製造後の経過時間(Hr
)を示し、縦軸は硬度(g/cm”)を示す。記号(・
)は従来法で製造した食パンの硬度、記号(ム)は本実
施例に係るヤマノイモ入り食パンの硬度を示す。(実線
は・の近似線、点線はムの近似線である)硬度の実測値
は次頁の表2に示す。
表 2 表1、表2および添付図面におけるヤマノイモ入り食パ
ンと従来法で製造した食パンとの比較において、 ヤマノイモ入り食パンは、従来法で製造した食パンより
、香りがよく、口溶けがよく、水分含有量が多いので、
ソフト性が失われにくい。
(発明の効果) 本発明に係る製造方法により、風味、食感に優れると共
に、硬化の進行が遅く、ソフト性を長く維持できる食パ
ンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図は本実施例に係るヤマノイモ入り食パンと従来法
で製造した食パンの硬度測定結果を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 所定の原料と中種製造工程でできたパン生地をミキシン
    グする、本こねを行った後に、醗酵、焼成を経て食パン
    を製造する食パンの製造方法において、 本こねの前に所定の原料とヤマノイモをミキシングする
    前処理を行うことを特徴とする食パンの製造方法
JP14142089A 1989-06-02 1989-06-02 食パンの製造方法 Pending JPH037533A (ja)

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JP14142089A JPH037533A (ja) 1989-06-02 1989-06-02 食パンの製造方法

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JPH037533A true JPH037533A (ja) 1991-01-14

Family

ID=15291589

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JP14142089A Pending JPH037533A (ja) 1989-06-02 1989-06-02 食パンの製造方法

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JP (1) JPH037533A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5226512A (en) * 1989-02-22 1993-07-13 Atsugi Unisia Corporation Variable damping force shock absorber with variable orifice for adjusting damping characteristics
JPH06276918A (ja) * 1993-03-23 1994-10-04 Silver Reinetsu Kiki Kk パン類の製造方法
JP2014128200A (ja) * 2012-12-27 2014-07-10 Kimiko Yamazaki 製パン方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919050A (ja) * 1972-06-13 1974-02-20
JPS61162150A (ja) * 1985-01-10 1986-07-22 San Kenkyusho:Kk 農産物ペ−ストの製造方法

Patent Citations (2)

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