JPH037443Y2 - - Google Patents

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JPH037443Y2
JPH037443Y2 JP1984165323U JP16532384U JPH037443Y2 JP H037443 Y2 JPH037443 Y2 JP H037443Y2 JP 1984165323 U JP1984165323 U JP 1984165323U JP 16532384 U JP16532384 U JP 16532384U JP H037443 Y2 JPH037443 Y2 JP H037443Y2
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JP
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block
protrusion
boundary
protrusions
joint
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JP1984165323U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコンクリートブロツク「以下ブロツク
と称する」の改良に関するものである。
[従来技術とその課題点] 歩道と車道との境界に使用される境界ブロツク
の施工や、塀などに利用されるブロツクの施工等
においては、継ぎ目地の部分のモルタルの盛り加
減は難しい作業である。専門家でも慣れないうち
は継ぎ目部分に枠板を当ててモルタルを積み、後
に枠板をはずして仕上をしていた。
つまり、ブロツク施工における継ぎ目地部分の
作業は、ブロツクの載置部のならし作業と同様
に、最も神経を使い、時間がかかる作業の一つと
いえる。また、日曜大工がレジヤー化した昨今で
は塀のブロツク積み等でも規模の小さいものなら
自分でやつてしまう人も多い。
しかし素人にとつてはモルタルを均等に盛りな
がら継ぎ目地部分の隙間を均一に施工し、十分な
強度で奇麗に仕上げることは困難である。特に最
近ではブロツク塀の地震等の際の倒壊による被害
が問題となつているように、素人によるいいかげ
んな施工は危険である。
そういうわけで素人でも比較的容易に強度十分
な施工ができ、専門家も美感を損なうことなく施
工に要する時間を大幅に短縮できるブロツクが望
まれている。
このような要求を満たすものとして、実開昭51
−163708号及び実開昭55−24482号公報には、ブ
ロツクの接合面に突条を形成してブロツク同士を
接合しやすくしたものが提案されている。このブ
ロツクによれば、上記課題は一応解決できる。
ところで、歩道と車道との境界に使用される縁
石等のように、仕上つた外観が人目につくような
場合には、仕上りの美醜が問題となる。特にブロ
ツク間に接着剤であるモルタルやコンクリートを
充填したとき、突条と充填した接着剤との境目の
区別が明確な場合には、美感において劣る課題が
ある。
[考案の目的] 本考案の目的は、素人でも比較的容易に施工が
でき、また施工に要する時間を大幅に短縮できる
と共に、施工後の美感にも優れるブロツクを提供
することである。
[考案の構成] 上記課題を解決し、目的を達成するために構じ
た本考案の構成は次の通りである。即ち本考案
は、 (a) 接合して使用するコンクリートブロツクであ
つて、 (b) コンクリートブロツクには、当該コンクリー
トブロツクと他のコンクリートブロツクとを接
合したときに、 接合面間に空間部が形成され しかも当該コンクリートブロツクと他のコ
ンクリートブロツクとの間の目地部となり 更に前記空間部に通じる開口部が形成され
る ような突条が接合面の縁部に沿つて下端又は下端
近傍から上端近傍まで形成してあり、 (c) 該突条の少くとも上端には、前記空間部側方
向に傾斜部が形成してあるコンクリートブロツ
クである。
本考案に係るブロツクの代表的な例として縁石
をあげることができる。縁石の形状の代表的な例
は、四角柱状及び四角柱の長手方向の一面が傾斜
しているものである。この形状の場合、長手方向
と直角な両面は、他のブロツクとの接合面であ
る。突条は接合面の一方だけに形成される場合も
あるし、両方の接合面に形成される場合もある。
縁石形状のブロツクの場合は、突条は接合面の
縁部に沿つて下端から上端近傍まで形成してあれ
ば良く、傾斜部も突条の上端に形成してあれば良
い。
しかし、一般的な平行六面体のブロツクの場合
は、上下を逆さにしても使用できるようにした方
が作業の効率が良い。そこで、この形状のブロツ
クの場合は、突条は接合面の縁部に沿つて下端近
傍から上端近傍まで形成し、傾斜部も突条の上端
及び下端の双方に形成するのが好ましい。
当然であるが、平行六面体のブロツクの場合で
も縁石形状のブロツクの場合と同様にして突条及
び傾斜部を形成することができる。
本考案に係るブロツクと接合する他のブロツク
は、当該ブロツクと同一形状のものの他、従来か
らある接合面が平面のものも含まれる。
[実施例] 本考案を図面にした実施列に基づき更に詳細に
説明する。
第1図は第1の実施列を示す斜視図である。
符号1は傾斜面とそれに続くアールを有する境
界ブロツクで、両側に接合面11,11aを有し
ている。一方の接合面11には、目地部となる突
条12,12aが横方向に相対して形成してあ
り、他方の接合面11aは突条を有していない。
突条12,12aは、接合面11の縁部に沿つて
下端から上端近傍まで形成してある。
接合面11の上下両端には突条が形成されてお
らず、上側は境界ブロツク1を接合して施工する
際に、モルタルやコンクリート等の接着剤を充填
できるように開口した充填口14が形成してあ
る。突条12,12aの上下方向の端部のうち充
填口14側端部には、内側に向けて傾斜した傾斜
部121,121aが形成してある。4は傾斜部
の先端である。
接合面11,11aには凹部13が設けてあ
り、接合面11,11aと充填されたモルタル等
の接着剤との接触面積を大きくして接着を確実に
している。
第2図は第2の実施列を示す平面図である。
2は、突条を除いて第1の実施列と同一形状の
境界ブロツクで、第1の実施列の場合と異なり両
側の接合面にそれぞれ位置を異にして突条が設け
てある。即ち、接合面21の傾斜面側に突条22
が、また接合面21の垂直面側に突条22aが設
けてある。突条22,22aの上下方向の端部の
うち接着剤の充填口側となる上端部には、内側に
向けて傾斜した傾斜部221,221aが形成し
てある。
この実施列の場合は、境界ブロツクを接合した
際、接合面21,21a間に突条22,22aで
挟まれた空間部が形成されるように同じ形状の境
界ブロツク2を接合して使用する。
第3図は第3実施列を示す斜視図である。
3は外形が直方体の境界ブロツクで、両側の接
合面31にそれぞれ突条32が横方向に相対して
形成してある。突条32は境界ブロツク3の下端
近傍から上端近傍まで形成してあり、突条32の
両端には、それぞれ内側に向けて傾斜している傾
斜部34が形成してある。
この実施列に係る境界ブロツク3は、突条の両
端に傾斜部34が形成してあるので上下を逆にし
て使用することができる。接合面31のうち、突
条32がない箇所は接着剤の充填口である。
また、この実施列に係る境界ブロツク3のよう
に、両方の接合面に共に突条が形成されたブロツ
クは、同じ境界ブロツクを接合して使用する場合
の他、従来からある接合面が平面であるブロツク
と交互に接合して使用することもできる。
なお、第2及び第3実施例共第1実施列と同一
又は同等箇所には同一符号を付して示している。
次にブロツクの施工方法と作用を説明する。
第4図は第1実施列に係る境界ブロツクの施工
状態を示す平面図、第5図は第4図の−断面
図である。
まずブロツクの設置位置をならした後、2個の
境界ブロツク1を設置位置に載置し、突条12,
12aと突条を形成していない接合面11aとを
当接すると、境界ブロツク1の接合面11,11
a間に突条12,12aで挟まれた空間部15が
形成される。
その後、充填口14からモルタルMを空間部1
5に充填し境界ブロツク1同士を接着させる。接
合作業の際に、モルタルMを傾斜部121,12
1aの上迄充填し、その上面を傾斜部121,1
21aの先端4と同じ高さになるように「こて」
でならす(第5図参照)。
このように、突条12,12aを接合面11a
と当接させ、境界ブロツク1同士を接合すること
により、次の境界ブロツク1の載置位置は容易に
決定できる。また、突条12,12aによつてモ
ルタルMが外部にはみ出すことはなく、更に突条
12,12aの箇所は目地仕上げが不要であり、
迅速な施工ができる。
第2及び第3実施列に係る境界ブロツク2,3
を設置する場合も、その施工方法は第1の実施列
の場合と大体において同じである。
なお、施工する場所がカーブしている場合は、
内側になる突条12または12aをグラインダ等
で削つてテーパをつけて施工すればよく、またど
うしても邪魔になる場合はハンマーで割つて取り
除けばよい。
なお、本考案は図示の実施列に限定されるもの
ではなく、実用新案登録請求の範囲の記載内にお
いて種々の変形が可能である。
[考案の効果] 本考案に係るブロツクは、上記構成を有してお
り、 (1) 他のブロツクと接合したときに他のブロツク
との間の目地部となる突条が形成されているの
で、当該ブロツクと他のブロツクを接合するだ
けで目地の形成と隣接して接合するブロツクの
位置決めが容易にできる。
また、突条部分は目地の仕上げを必要とせ
ず、その分施工時間の短縮化を図ることができ
る。
(2) 当該ブロツクと他のブロツクとを接合したと
きに、接合面間に空間部が形成され、該空間部
に通じる開口部が形成されるように配置してあ
る突条が形成してあるので、空間部にモルタル
を充填しても突条によりモルタルが外部にはみ
出すことがなく、従来のようにモルタルの漏れ
を防止するための枠板等も必要とせず、素人で
も迅速確実な施工ができる。
(3) 下端又は下端近傍から上端近傍まで形成され
た突条の少くとも上端には、空間部側方向に傾
斜部が形成してあるので、傾斜部先端までモル
タル等の接着剤を充填し、「こて」等で接着剤
を傾斜部先端と同じ高さすることが容易にでき
る。
このため突条と、充填した接着剤との間に段部
は形成されず、接着剤と突条との境目を隠すこ
とができ、見た目が奇麗である。
等の効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施列を示す斜視図、第2図は
第2の実施列を示す平面図、第3図は第3の実施
列を示す斜視図、第4図は第1の実施列に係る境
界ブロツクの施工状態を示す平面図、第5図は第
4図の−断面図である。 1,2,3……境界ブロツク、11,11a,
21,21a,31……接合面、14……充填
口、15……空間部、12,12a,22,22
a,32……突条、121,121a,221,
221a,34……傾斜部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 接合して使用するコンクリートブロツクであ
    つて、 (b) コンクリートブロツクには、当該コンクリー
    トブロツクと他のコンクリートブロツクとを接
    合したときに、 接合面間に空間部が形成され しかも当該コンクリートブロツクと他のコ
    ンクリートブロツクとの間の目地部となり 更に前記空間部に通じる開口部が形成され
    る ような突条が接合面の縁部に沿つて下端又は下端
    近傍から上端近傍まで形成してあり、 (c) 該突条の少くとも上端には、前記空間部側方
    向に傾斜部が形成してあること、 を特徴とするコンクリートブロツク。
JP1984165323U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH037443Y2 (ja)

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JP1984165323U JPH037443Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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JPS6178918U JPS6178918U (ja) 1986-05-27
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5524482B2 (ja) * 1975-02-19 1980-06-30

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JPS5524482U (ja) * 1978-08-07 1980-02-16

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