JP3030767B2 - 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法 - Google Patents

舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法

Info

Publication number
JP3030767B2
JP3030767B2 JP28161696A JP28161696A JP3030767B2 JP 3030767 B2 JP3030767 B2 JP 3030767B2 JP 28161696 A JP28161696 A JP 28161696A JP 28161696 A JP28161696 A JP 28161696A JP 3030767 B2 JP3030767 B2 JP 3030767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pavement
block
frame
synthetic resin
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28161696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1068101A (ja
Inventor
克巳 岩井
Original Assignee
エヌテイ日東産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌテイ日東産業株式会社 filed Critical エヌテイ日東産業株式会社
Priority to JP28161696A priority Critical patent/JP3030767B2/ja
Publication of JPH1068101A publication Critical patent/JPH1068101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030767B2 publication Critical patent/JP3030767B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C5/00Pavings made of prefabricated single units
    • E01C5/001Pavings made of prefabricated single units on prefabricated supporting structures or prefabricated foundation elements except coverings made of layers of similar elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木製,大理石等の
天然石製,煉瓦製,タイル製,ガラス製またはコンクリ
ート製等の舗装ブロックを嵌着する合成樹脂製函型フレ
ームとそれを使用したブロック舗装の施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、木製舗装ブロックは、それを間伐
材から大量にかつ比較的低コストで得られることもあ
り、歩道,街路あるいは公園等において広く使用されて
いるところである。その木製舗装ブロックとしては、た
とえば、平面が正方形または長四角形の方形体であっ
て、四辺の各上辺縁部を直角にしたもの、その各上辺縁
部を面取りしたもの等が知られている。
【0003】特開平3−59202号公報は、各上辺縁
部を直角にした木製舗装ブロックを当該フレームの各嵌
合空処に嵌着した状態のものを開示しているが、隣り合
う2個の木製舗装ブロックは、その嵌合空処を区画する
仕切り壁の上面を底面とする凹型目地空隙をたがいの舗
装ブロックの対向側面間に形成している(同公報第4,
5図)。
【0004】特開平3−250104号公報は、各上辺
縁部を面取りした木製舗装ブロックを目地材を介して配
置した状態のものを開示しているが、隣り合う2個の木
製舗装ブロックは、上記目地材の上面を底面とするY型
目地空隙を、互いの舗装ブロックの対向側面間に形成し
ている(同公報第2,4,5図)。
【0005】また、特開平4−108902号公報は、
同じく各上辺縁部を面取りした木製舗装ブロックを各嵌
合空処に嵌着した状態のものを開示しているが、隣り合
う2個の木製舗装ブロックは、その嵌合空処を区画する
仕切り壁上の乗載部材の上面を底面とする幅広浅底の目
地空隙を、互いの舗装ブロックの間に形成している(同
公報第2,5,6図)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−59202
号公報記載のもののように、各上辺縁部を直角にした木
製舗装ブロックの場合、その直角をなす上辺縁部が、嵌
合空処を区画する仕切り壁の上方にあって上記凹型目地
空隙を判然と形成し、舗装面を体裁良く仕上げることが
できるものではあるが、その直角の上辺縁部は、歩行者
の履物または各種の車輪の衝接によって摩耗または損傷
し、折角真っ直ぐで水平に走行する凹型目地空隙を不体
裁にしてしまう欠点がある。
【0007】特開平3−250104号公報または同4
−108902号公報記載のもののように、上辺縁部を
面取りした木製舗装ブロックの場合、上記のごとき欠点
は少なくなるが、大量に使用する木製舗装ブロックの個
々について、4つの上辺縁部の各々をいちいち面取り加
工するのに手間がかかり、その加工が該木製舗装ブロッ
クをコスト高にし、それがブロック舗装の施工費を割高
にしてしまうという重大な欠点がある。
【0008】本発明の主たる目的は、木製の舗装ブロッ
クにに限らず、たとえば、大理石等の天然石製,煉瓦
製,タイル製,ガラス製またはコンクリート製等の舗装
ブロックの各上辺縁部を直角のままとし、すなわち、上
記のような面取り加工を不要としながら、その上辺縁部
が、歩行者の履物または各種の車輪等によっても摩耗ま
たは損傷することのないように保護され、しかも、所要
の目地空隙を判然と形成確保して舗装面の良好な体裁を
維持でき、さらに、施工費の安いブロック舗装を簡単に
施工できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明舗装ブロック用合
成樹脂製函型フレームは、方形に配置された外周囲繞壁
1〜4内に同じく方形の複数の嵌合空処aを、上端に目
地溝Cを形成した二重壁構造をなす縦横の仕切り壁5,
5,6,6により区画形成するとともに、上記外周囲繞
壁1〜4の上端から外方に下降延出した鍔片1′〜4′
を、隣接する本函型フレームどうしにおいて、たがいの
鍔片1′〜4′を合して目地溝Bを形成する形状にして
なるものである。
【0010】本発明ブロック舗装の施工法は、上記構成
の舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームAの嵌合空処
aに、いずれの辺縁も面取りしていない方形体をなす舗
装ブロックDを、その上面を、外周囲繞壁1〜4および
仕切り壁5,5,6,6の上端と面一にして嵌着してブ
ロック舗装体Eを構成し、そのブロック舗装体Eの複数
を、隣接するものどうしにおいてたがいの鍔片1′〜
4′を合して目地溝Bを形成させつつ、下地F上に縦横
に連繋敷設することを内容とする。
【0011】
【作用】本発明舗装ブロック用合成樹脂製函型フレーム
によれば、嵌合空処aを区画形成する二重構造をなす
横の仕切り壁5,5,6,6の上端に縦横の目地溝Cを
形成し、また、外周囲繞壁1〜4の上端から下降延出し
た鍔片1′〜4′を、隣接する本函型フレームどうしに
おいて、互いの鍔片1′〜4′を合して目地溝Bを形成
する形状にしているので、嵌合空処aに嵌着する舗装ブ
ロックDの上面を外周囲繞壁1〜4および仕切り壁5,
5,6,6の上端と面一にしておいても、上記目地溝
B,Cを確保することができる。
【0012】したがってまた、本発明ブロック舗装の施
工法によれば、嵌合空処aに、いずれの辺縁も面取りし
ていない方形体をなす舗装ブロックDを、その上面を、
外周囲繞壁1〜4および仕切り壁5,5,6,6の上端
と面一にして嵌着してブロック舗装体Eを構成し、それ
を下地F上に縦横に連繋敷設することによって、上記目
地溝B,Cとを判然と形成確保することができ、舗装ブ
ロックは、いずれの辺縁も面取りしていない方形体のま
まであっても、その上辺縁部が、上記外周囲繞壁および
仕切り壁の上端による保護により、歩行者の履物または
各種の車輪等によっても摩耗または損傷することがな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、本発明舗装ブロック用合成
樹脂製函型フレームの第1の実施形態を図1〜9によっ
て説明する。この舗装ブロック用合成樹脂製函型フレー
ムAは、外周囲繞壁1〜4が、囲繞形成する大型の正方
形内に、同じく正方形で底面を開口した小型の嵌合空処
aを区画形成している。5,5は対向する外周囲繞壁1
と3との間に架設した仕切り壁、6,6は同じく対向す
る外周囲繞壁2と4との間に架設した仕切り壁で、これ
ら仕切り壁は、互いに直交する状態に配置されていて、
外周囲繞壁1〜4と相俟ち、計9個の上記嵌合空処aを
縦横に区画形成しているものである。
【0014】1′〜4′は上記外周囲繞壁1〜4の上端
から外方斜め下側に向かって下降延出する鍔片である。
,7 は、鍔片1′,3′の下側至近位置におい
て外周囲繞壁1,3の外面に突設形成した係止枠であっ
て、その鍔片1′,3′の一側(本実施形態では外方か
ら見て右側)に2個を所要の間隔で並設している。
【0015】8 ,8 は、鍔片2′,4′の下辺縁
に垂設した断面扁平な係止片で、その鍔片2′,4′の
一側(本実施形態では外方から見て右側)に2個を所要
の間隔で並設している。8 は、同様にして左側の所
要位置に1個垂設した係止片である。
【0016】隣接配置されるフレームA,Aの係止枠7
,7 と係止片8 ,8 ,8 の各々は、適
宜対応させて緊密に係合させることができるもので、そ
の係合により、隣接配置される一方のフレームAの鍔片
1′,3′と他方のフレームAの鍔片2′,4′とが接
合し、そこに偏平なV型の目地溝Bを形成することがで
きるようにしてある(図6,7)。
【0017】上記において、一方のフレームAの鍔片
1′,3′と他方のフレームAの鍔片2′,4′のいず
れどうしを接合させるか、さらに、係止枠7 ,7
と係止片8 ,8 ,8 のいずれどうしを対応さ
せるかを適宜選択することによって、フレームAの多数
を、碁盤の目状態にして、あるいは、少しずれた食い違
い状態にするなどして各々違った配置において縦横に順
次組み付け連繋できるものであるが、このことについて
は、さらに図8,9により後述する。
【0018】上記外周囲繞壁1と3の間に架設の上記仕
切り壁5,5、外周囲繞壁2と4との間に架設の上記仕
切り壁6,6は、いずれもその上面に斜面5′,5′お
よび6′,6′によって扁平なV型の目地溝Cを形成
し、その断面をほぼM型にした二重壁構造にしている。
C′は、上記斜面5′,5′が形成する目地溝Cと斜面
6′,6′が形成する目地溝Cとの交点の全てあるいは
一部のものに設けた通水孔で、目地溝Cに入った雨水等
を流下させるためのものである。
【0019】さらに、上記嵌合空処aの底面開口にはX
形底桟9を架設するとともに、そのX形底桟9上に同じ
くX形起立片10を設立している。このX形起立片10
の両端部は、嵌合空処aの隅角部との間に間隙sをおい
ている。しかも、外周囲繞壁1〜4および仕切り壁5,
5,6,6は、その下半部を欠落させた状態とすること
により、また、嵌合空処aの底面は上記X形底桟9の部
分以外を同じく欠落させた状態とすることにより、一連
の変形窓孔11としている。12は、上記各嵌合空処a
の内面、すなわち外周囲繞壁1〜4および仕切り壁5,
5,6,6の所要の位置に突設した断面三角形状の逆止
突起である。
【0020】d(図3)は、仕切り壁5,5,6,6の
上端縁、すなわち、斜面5′,5′,6′,6′の頂端
縁と、上記X形起立片10の上端縁との間の距離、換言
すると深さを示すものであるが、この深さdは、嵌合空
処aに嵌着する後記舗装ブロックDの高さh(図5)と
一致させている。
【0021】つぎに、上記構成のフレームAの各嵌合空
処aに嵌着する舗装ブロックDは、木製,大理石等の天
然石製,煉瓦製,タイル製,ガラス製またはコンクリー
ト製等所望の材質のものを選択使用できる。ここでは、
木製の舗装ブロックDを使用した場合について説明す
る。木製の舗装ブロックDは、間伐材等の材木から上記
嵌合空処aに適合嵌着する所要の大きさと形状(正方
形)に加工した方形体で、特に、その高さhを、上記の
ように嵌合空処aの上記深さdと同じにし、しかも、そ
の正方形の上面の四辺の各上辺縁部を面取りすることな
く直角のままとしている。このように面取りをしないの
で、当然のことながら、その分だけ舗装ブロックDの加
工は簡単になり、加工コストを低減させることができる
ものである。
【0022】木製の舗装ブロックDは、これをフレーム
Aの各嵌合空処aに挿入すると、底面がX形起立片10
上に載るとともに、正方形の上面が仕切り壁5,5,
6,6の上端縁と面一になり、換言すると、その直角を
なす各上辺縁部と目地溝Cを形成する斜面5′,5′お
よび6′,6′の頂端縁とが同じ高さになり、かつ、み
だりには抜脱しない状態において嵌着するもので、これ
によって、ブロック舗装体Eが構成されるものである
(図4)。
【0023】上記においては、木製の舗装ブロックDを
フレームAの各嵌合空処aに挿入するのにともない、そ
の舗装ブロックDの各側面には、嵌合空処aの内面すな
わち外周囲繞壁1〜4および仕切り壁5,5,6,6に
突設した断面三角形状の上記逆止突起12が食い込んで
噛合状態となり、これによっても、一旦嵌着した舗装ブ
ロックDが当該嵌合空処aから抜脱しないようにしてい
る。
【0024】また、木製の舗装ブロックDには、これを
フレームAの嵌合空処aに嵌着する前または後におい
て、材質の安定性,均一性,防腐性および防蟻性を高め
る所要の薬液を適宜の手段方法で注入充填することによ
り、その耐久性を一層向上させることもできる。
【0025】F(図5)は、切込み砕石層13、コンク
リート層14、モルタル層15および排水シート16等
を重合してなる下地で、この下地F上に、上記ブロック
舗装体Eの多数を、順次連続させて敷設することによっ
て、目地溝BおよびCを縦横に走行させた木製のブロッ
ク舗装が完工することになる。
【0026】ブロック舗装体Eの敷設には、前述のよう
に、隣接配置されるフレームA,Aの一方のフレームA
の鍔片1′,3′と他方のフレームAの鍔片2′,4′
の接合の組合わせ方を適宜選択し、さらに、係止枠7
,7 と係止片8 ,8 ,8 の対応のさせ方
を適宜選択することによって、碁盤の目状態にして、あ
るいはまた、少しずれた食い違い状態にして縦横に順次
組み付け連繋させることができる。
【0027】図8は、ブロック舗装体Eを碁盤の目状に
揃列敷設する場合について、木製の舗装ブロックDを嵌
着していない状態のフレームAによって、その1例を説
明しようとするものである。すなわち、上段左右のフレ
ームA ,A は鍔片1′,2′を接合させ、下段左
右のフレームA ,A は鍔片2′,3′を接合さ
せ、左側上下のフレームA ,A は鍔片4′,3′
を接合させ、さらに、右側上下のフレームA,A
は鍔片3′,2′を接合させ、それぞれ対応する係止枠
と係止片8 を係合させる。これによって、目地
溝BおよびCを縦横に連続走行した碁盤の目状をなすブ
ロック舗装ができあがる。
【0028】図9は、隣接するブロック舗装体Eを、少
しずれた食い違い状態にして縦横に敷設する場合につい
て、上記同様、舗装ブロックDを嵌着していない状態の
フレームAによって説明しようとするものである。すな
わち、それは、上段左右のフレームA ,A の鍔片
1′,2′を接合させ、下段左右のフレームA ,A
の鍔片2′,3′を接合させ、左側上下のフレーム
,A の鍔片4′,3′を接合させ、さらに、右
側上下のフレームA ,A の鍔片3′,2′を接合
させることは、図8の場合と同じであるが、係止枠と係
止片との係合については図8の場合と異なり、係合枠7
と係止片8 を係合させる。これによって、フレー
ムA ,A の間に形成される目地溝BとフレームA
,A の間に形成される目地溝Bとを、舗装ブロッ
クD(または嵌合空処a)の一辺の長さの半分の長さだ
けずれた状態にした配置となる。
【0029】上記から明らかなように、一方のフレーム
Aの鍔片1′,3′と他方のフレームAの鍔片2′,
4′のいずれを接合させるか、さらには、係止枠7
,7と係止片8 ,8 ,8 のいずれを係合
させるかを適宜選択することによって、舗装ブロック舗
装体Eを、たとえば上記の碁盤の目状あるいは食い違い
状の他いろいろの配置が可能なものである。
【0030】つぎに、本発明舗装ブロック用合成樹脂製
函型フレームの第2の実施形態を図10〜19により説
明する。この第2の実施形態に係る舗装ブロック用合成
樹脂製函型フレームは、上記第1実施形態のものとつぎ
の点を異にするる。
【0031】第1に、フレームAの鍔片2′,4′の下
辺縁に垂設した係止片8 ,8,8 が、その外面
突部8′ ,8′ ,8′ を有し、これらを
接配置されるフレームAの鍔片1′,3′に突設の係止
枠7 ,7 に対し、強制的に挿入することにより、
その突部8′ ,8′ ,8′ が、係止枠7
の上面開口に臨んでいる鍔片1′,3′の辺縁に
噛合し、たがいの係合が一層強固になるようしている
(図15,16)。
【0032】第2に、嵌合空処aの底面開口に架設のX
形底桟9上に一体に設立した同じくX形起立片10を、
その嵌合空処aの隅角部に連続形成するとともに、その
X形起立片10の交点部分を底抜けの中空筒状部10′
とし、これらX形底桟9,X形起立片10および中空筒
状部10′によって構成する底部支持構造を一層強固に
し、荷重を十分に支持できるようにしている(図11,
12)。
【0033】上記2点以外の構成とその作用に関して
は、第2実施形態も第1実施形態と変わるところがない
ので、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略す
ることとする。
【0034】なお、外周囲繞壁1〜4および仕切り壁
5,5,6,6は、その下半部を欠落させた状態とする
ことにより、また、嵌合空処aの底面は上記X形底桟9
の部分以外を同じく欠落させた状態とすることによっ
て、一連の変形窓孔11としていることは、第1および
第2実施形態で同じであるが、その変形窓孔11自体の
形状を少し異にしている。また、図13において、D
は、大理石等の天然石製の舗装ブロックを示す。
【0035】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームによれ
ば、嵌合空処を区画形成する二重壁構造をなす縦横の仕
切り壁の上端に縦横の目地溝Cを形成し、また、外周囲
繞壁の上端から下降延出した鍔片を、隣接する本函型フ
レームどうしにおいて、互いの鍔片を合して目地溝Bを
形成する形状にしているので、嵌合空処に嵌着する舗装
ブロックDの上面を外周囲繞壁および仕切り壁の上端と
面一にしておいても、上記目地溝B,Cを確保すること
ができる。
【0036】したがってまた、本発明ブロック舗装の施
工法によれば、嵌合空処に、いずれの辺縁も面取りして
いない方形体をなす舗装ブロックDを、その上面を、外
周囲繞壁および仕切り壁の上端と面一にして嵌着してブ
ロック舗装体を構成し、それを下地上に縦横に連繋敷設
することによって、上記目地溝B,Cとを判然と形成確
保することができるものであり、舗装ブロックは、いず
れの辺縁も面取りしていない方形体のままであっても、
その上辺縁部が、上記外周囲繞壁および仕切り壁の上端
による保護により、歩行者の履物または各種の車輪等に
よっても摩耗または損傷することがない。
【0037】木製,大理石等の天然石製,煉瓦製,タイ
ル製,ガラス製またはコンクリート製等いずれの材質の
舗装ブロックであっても、その上辺縁部を直角のままと
し、すなわち、コスト高にする面取り加工を不要としな
がら、その上辺縁部が摩耗または損傷することのないよ
うに保護され、しかも、所要の目地空隙を判然と形成確
保して舗装面の良好な体裁を維持できる本発明施工法
は、従来に比べて施工費が安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明舗装ブロック用合成樹脂製函型フレーム
の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上の一部拡大平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】同上のフレームに木製の舗装ブロックを嵌着し
てなるブロック舗装体の斜視図である。
【図5】同上のブロック舗装体を順次組み付け連繋敷設
する本発明ブロック舗装の施工法を説明するための縦断
面図である。
【図6】上記フレームの隣接するものどうしを組み付け
連繋する状態を示すもので、係止片を係止枠に挿入係合
しようとしているところの要部断面図である。
【図7】同上の組み付け連繋完了状態の要部断面図であ
る。
【図8】ブロック舗装体を碁盤の目状に配置した本発明
施工法の説明図である。
【図9】隣接のブロック舗装体を食い違い配置にした本
発明施工法の説明図である。
【図10】本発明舗装ブロック用合成樹脂製函型フレー
ムの第2実施形態を示す斜視図である。
【図11】同上の一部拡大平面図である。
【図12】図11のII−II線断面図である。
【図13】同上のフレームに大理石等の天然石製の舗装
ブロックを嵌着してなるブロック舗装体の斜視図であ
る。
【図14】同上のブロック舗装体を順次組み付け連繋敷
設する本発明ブロック舗装の施工法を説明するための縦
断面図である。
【図15】上記フレームの隣接するものどうしを組み付
け連繋する状態を示すもので、係止片を係止枠に挿入係
合しようとしているところの要部断面図である。
【図16】同上の組み付け連繋完了状態の要部断面図で
ある。
【図17】同上のブロック舗装体を碁盤の目状にした本
発明施工法の説明図である。
【図18】隣接のブロック舗装体を食い違い配置にした
本発明施工法の説明図である。
【符号の説明】
A 本発明舗装ブロック用合成樹脂製函型フレ
ーム B,C 目地溝 C′ 通水孔 D 舗装ブロック a 嵌合空処 1〜4 外周囲繞壁 1′〜4′ 鍔片 5,6 仕切り壁 5′,6′ 斜面 7 ,7 係止枠 8 〜8 係止片 8′ 〜8′ 突部 9 底桟 10 起立片 10′ 中空筒状部 12 逆止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 5/00 E01C 5/14 E01C 5/22

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形に配置された外周囲繞壁内に同じく方
    形の複数の嵌合空処を、上端に目地溝Cを形成した二重
    壁構造をなす縦横の仕切り壁により区画形成するととも
    に、上記外周囲繞壁の上端から外方に下降延出した鍔片
    を、隣接する本函型フレームどうしにおいて、たがいの
    鍔片を合して目地溝Bを形成する形状にしてなる舗装ブ
    ロック用合成樹脂製函型フレーム。
  2. 【請求項2】上記嵌合空処が底面を開口し、その開口に
    X形の底桟を架設するとともに、そのX形底桟上に同じ
    くX形の起立片を設立してなることを特徴とする請求項
    1記載の舗装ブロック用合成樹脂製函型フレーム。
  3. 【請求項3】上記X形の起立片が、上記嵌合空処の隅角
    部に連続した状態において上記X形底桟上に一体に設立
    し、かつ、そのX形起立片の交点部分を底抜けの中空筒
    状部とし、底部支持構造を強固にしてなることを特徴と
    する請求項2記載の舗装ブロック用合成樹脂製函型フレ
    ーム。
  4. 【請求項4】外周囲繞壁および仕切り壁の上端と上記X
    形の起立片の上端との間の距離すなわち深さdを、嵌合
    空処に嵌着する舗装ブロックDの高さhと一致させてい
    ることを特徴とする請求項2または3記載の舗装ブロッ
    ク用合成樹脂製函型フレーム。
  5. 【請求項5】外周囲繞壁の外面に係止枠と係止片とを突
    設形成し、隣接する本函型フレームどうしにおいて、た
    がいの係止枠と係止片を係合できるようにしてなること
    を特徴とする請求項1,2,3または4記載の舗装ブロ
    ック用合成樹脂製函型フレーム。
  6. 【請求項6】上記係止片がその外面に突部を有し、隣接
    配置される本函型フレームの係止枠がその上面開口に上
    記鍔片を臨ませ、上記係止片を係止枠に強制的に挿入す
    ることにより、上記突部が、係止枠の上面開口に臨んで
    いる上記鍔片の辺縁に噛合するようにしてなる請求項5
    記載の舗装ブロック用合成樹脂製函型フレーム。
  7. 【請求項7】上記仕切り壁が、上面に斜面によって扁平
    なV型の目地溝Cを形成し、その断面をほぼM型にした
    二重壁構造をなしていることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5または6記載の舗装ブロック用合成樹脂
    製函型フレーム。
  8. 【請求項8】嵌合空処の内面すなわち外周囲繞壁および
    仕切り壁の所要の位置に逆止突起を設けたことを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6または7記載の舗装
    ブロック用合成樹脂製函型フレーム。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7または
    8記載の舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームの嵌合
    空処に、舗装ブロックDを、その上面を、外周囲繞壁お
    よび仕切り壁の上端と面一にして嵌着してブロック舗装
    体Eを構成し、そのブロック舗装体Eの複数を、隣接す
    るものどうしでたがいの鍔片を合して目地溝Bを形成さ
    せつつ、下地F上に縦横に連繋敷設することを特徴とす
    るブロック舗装の施工法。
  10. 【請求項10】請求項9の舗装ブロックDが木製であ
    り、舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームの嵌合空処
    に嵌着する前または後において、その木製の舗装ブロッ
    クDに、材質の安定性,均一性,防腐性および防蟻性等
    を高める薬液を注入充填することを特徴とする請求項9
    記載の舗装ブロック舗装の施工法。
JP28161696A 1996-06-20 1996-10-04 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法 Expired - Lifetime JP3030767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28161696A JP3030767B2 (ja) 1996-06-20 1996-10-04 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17867296 1996-06-20
JP8-178672 1996-06-20
JP28161696A JP3030767B2 (ja) 1996-06-20 1996-10-04 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1068101A JPH1068101A (ja) 1998-03-10
JP3030767B2 true JP3030767B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=26498770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28161696A Expired - Lifetime JP3030767B2 (ja) 1996-06-20 1996-10-04 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3030767B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU199580U1 (ru) * 2020-06-03 2020-09-08 Рустам Зефярович Салахудинов Модульный блок для садовой дорожки

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2367086B (en) * 2002-01-19 2002-09-04 Peter Paul Miller Block paving and edging former
US9879385B2 (en) * 2010-03-26 2018-01-30 Ramin Tabibnia Apparatus and related methods of paving a subsurface
DE202014106285U1 (de) 2014-12-28 2015-06-03 PURUS PLASTICS GmbH Kunststoff-Mehrzweckbauteil
CN105256685A (zh) * 2015-10-31 2016-01-20 李春奎 一种环保节能塑壳水泥方砖
KR102563746B1 (ko) * 2022-11-02 2023-08-04 (주)로드맥스엔지니어링 잡초생착 방지 및 부등침하 방지용 조립식 보도블록 설치용 받침판
KR102645854B1 (ko) * 2023-09-27 2024-03-11 주식회사 건기 바닥 태양광 모듈

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU199580U1 (ru) * 2020-06-03 2020-09-08 Рустам Зефярович Салахудинов Модульный блок для садовой дорожки

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1068101A (ja) 1998-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5367845A (en) System for building a structure
US4524551A (en) Construction units for the erection of walls and method of utilization
US4896999A (en) Set of concrete building blocks for constructing a dry wall
US6782673B2 (en) Concrete block for use in fence or building construction
US4278364A (en) Retaining ties
CA1288270C (en) Frames for installing wooden bricks
JP3030767B2 (ja) 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法
US7367167B2 (en) Block
US4884378A (en) Structural assembly for producing walls
JPH06341102A (ja) 道路または鉄道の建設のための築堤およびその建設方法
KR20200007335A (ko) 붕괴 방지를 위한 조립식 블록구조체
US8734060B1 (en) Double-wall structure comprised of interconnected dry-stacked wall blocks
KR100901993B1 (ko) 영구 앵커와 콘크리트패널을 이용한 옹벽 조립장치
JPH0754360A (ja) 壁面構成用ブロック及び壁面構築方法
AU2021203697A1 (en) Lightweight interlocking construction block
JP3032654U (ja) 木製ブロック舗装体
JP3831359B2 (ja) 舗設用ブロック及びその施工方法
JP3246772B2 (ja) 単位路盤材構成用枠体
KR102124342B1 (ko) 식생이 가능한 절토부 조립형 중력식 녹식생 판넬
JP3810400B2 (ja) ブロック
KR102505314B1 (ko) 가변형 옹벽 구조물
EP0048600A1 (en) Wall units
JPS6027150Y2 (ja) 組立式コンクリ−ト畦畔
JPH037443Y2 (ja)
KR200392562Y1 (ko) 옹벽 축조용 코너 블록