JPH0374300B2 - - Google Patents

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JPH0374300B2
JPH0374300B2 JP60011647A JP1164785A JPH0374300B2 JP H0374300 B2 JPH0374300 B2 JP H0374300B2 JP 60011647 A JP60011647 A JP 60011647A JP 1164785 A JP1164785 A JP 1164785A JP H0374300 B2 JPH0374300 B2 JP H0374300B2
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JP
Japan
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roof
water guide
plate
board
guide groove
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JP60011647A
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JPS61172945A (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の屋根板を葺くことにより構成
される屋根に関し、特に左右の屋根板間の防水構
造に関する。
(従来の技術) 左右の屋根板を継ぐ手段としては、従来次のよ
うなものがある。例えば、実公昭52−7687号公報
に見られるように、屋根板の左右の縁部を折り曲
げ加工し、これら屋根板の左右縁部をはめ合わせ
て連結するとともに、この連結部をキヤツプで被
せるようにしている。
また、実公昭56−45984号公報に見られるよう
に、左右の屋根板間の間隙に継ぎ板を被せ、この
継ぎ板の両側縁部と屋根の縁部とをはめ合わせて
連結するものもある。
(発明が解決しようとしている問題点) 前者の継ぎ手段では、継ぎ部において幾重にも
板材が重なるため、材料の無駄があるとともに、
これら密着した屋根間から毛細管現象によつて水
が侵入する欠点があつた。
また、後者の継ぎ手段でも、単なるはめ合わせ
であるため、水の侵入を阻止することができなか
つた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解消するためになされた
もので、その要旨は、左右に配置された屋根板間
の間〓に継ぎ板を被せ、これらが傾斜方向に沿つ
て互いにその上縁部の上に下縁部を重ねて配設さ
れた屋根であつて、屋根板は、その上部の水平方
向の長さが下部の水平方向の長さより長くなつて
左右の端縁がテーパになつており、継ぎ板は、そ
の左右縁部が上記屋根板と重ね合わさり、その上
側の両隅部に上記屋根板の下側隅部と重ならない
ように屋根板の下側隅部の形状に対応した切欠部
が形成されており、屋根板には、上記継ぎ板との
重ね合わせ部において導水溝を設け、この導水溝
は上記屋根板間の間〓か遠ざかるようにして斜め
下方に延びていることを特徴とする屋根にある。
(作用) 屋根板の左右の端縁がテーパとなつており、し
かも継ぎ板の上側の隅部に切欠部が形成されてい
るので、重ね合わせ部が幾重にも重複しないで、
平滑に屋根を仕上げることができる。
導水溝により、屋根板と継ぎ板との間に侵入し
てきた水を外部へ排除する。しかも、屋根板の上
部の水平方向の長さが下部の水平方向の長さより
長くなつているので、万一屋根板の間〓に侵入し
た水も下方の屋根板の導水溝によつて外部に排除
する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。第2図に示すように、金属板をプレス成形
してなる複数の屋根板1は、互いに上縁部と下縁
部を重ねて屋根の傾斜方向に沿つて配設されるよ
うになつている。また、第1図に示すように、屋
根板1は水平方向にも間隙Aをおいて複数並べら
れている。
屋根板1は第3図〜第6図に示すように形成さ
れている。詳述すると、屋根板1の下縁部には、
裏面側に折り返された平坦な折り返し部2が形成
されており、中間部には段部3が形成されてい
る。屋根板1の上縁部には、表面側に突出すると
ともに左右方向に延びる半円弧形の水返し用凸部
4が2つ形成されており、また、この水返し用凸
部4よりも上方において、固定孔5が水平方向に
所定間隔をおいて複数形成されるとともに両端部
には他の固定孔5aが形成されている。
屋根板1には化粧用凸部6が屋根の傾斜方向に
延びるようにして多数形成されている。なお、屋
根板1の左右縁部では、上下に分離された嵌合用
凸部7a,7bがそれぞれ上下2組ずつ形成され
ている。また、屋根板1は上部の水平方向の長さ
が下部の水平方向の長さより長くなつており、左
右の端縁1aは、テーパになつている。
屋根板1の左右縁部には本発明の要旨をなす導
水溝8a,8b,8cが形成されている。導水溝
8aは屋根板1の上半部にのみ形成されている。
この導水溝8aはく字形に形成されており、上部
は端縁1aと平行すなわち左右の屋根板1間の間
隙Aから遠ざかるようにして斜め下方に延びてい
る。また、導水溝8aの下部は上記間隙Aからさ
らに遠ざかる方向に傾斜し、上部の嵌合用凸部7
a,7b間まで延びている。導水溝8bは屋根板
1の上半部から下半部にわたつて形成されてお
り、その上部は複数に分岐されている。この導水
溝8bの上部および中間部は端縁1aと平行すな
わち屋根板1間の間隙Aから遠ざかるように斜め
下方に延びている。また、導水溝8bの下部はさ
らに間隙Aから遠ざかるように傾斜し、下部の嵌
合用凸部7a,7b間まで延びている。導水溝8
cは屋根板1の下半部において、端縁1aと平行
に形成されている。
屋根板1は第5図に示すように、吊り具10に
よつて固定されている。吊り具10は、上記屋根
板1より厚肉をなし、中間部に立ち上がり部11
を有しており、この立ち上がり部11を境にして
上部12および下部13は平坦に形成されてい
る。上部12には固定孔14が形成されている。
また、下部13には裏面側に折り返された折り返
し部15が形成されている。
複数の屋根板1は下から順に葺くことにより野
地板20(屋根支持部材)に固定される。詳述す
ると、まず、下部の屋根板1の上縁部および吊り
具10を、各固定孔5,14が一致するように重
ね合わせる。そして、これら固定孔5,14から
釘30を野地板20に打ち付けることにより、下
位の屋根板1と吊り具10を固定する。なお、こ
の吊り具10は一枚の屋根板1に対して水平方向
に複数固定する。
次に、上位の屋根板1の下縁部を、固定済みの
下位の屋根板1の上縁部に重ね合わせるととも
に、吊り具10に固定する。詳述すると、上述の
屋根板1の下縁部に形成された折り返し部2を、
吊り具10の折り返し部15と下位の屋根板1の
上縁部との間に圧入する。この結果、上位の屋根
板1の折り返し部2は、吊り具10の弾性力によ
り押さえ付けられる。
上記のようにして上位の屋根板1の下縁部を吊
り具10に固定した後、その上縁部を前述した下
位の屋根板1と同様にして他の吊り具10ととも
に野地板20に固定する。上記の作業を順次繰り
返すことにより、複数の屋根板1を下から葺いて
いく。
左右の屋根板1間の間隙Aには屋根板1と類似
した断面形状を有する継ぎ板40が被される。第
1図に示すように、継ぎ板40の下縁部には、裏
面側に折り返された平坦な折り返し部42が形成
されており、中間部には段部43が形成されてい
る。継ぎ板40の上縁部には、表面側に突出する
とともに水平方向に延びる半円弧形の水返し用凸
部44が2つ形成されており、また水返し用凸部
44よりも上方においてその左右端部には固定孔
45が形成されている。継ぎ板40には化粧用凸
部46が形成されている。また、継ぎ板40の上
側隅部には屋根板1の下側隅部に対応して切欠部
49が形成されている。
上記継ぎ板40は、その左右縁部が屋根板1と
重なるようにして固定される。すなわち、継ぎ板
40の折り返し部42の左右両端部を、上位の屋
根板1の下縁部に形成された折り返し部2と、下
位の屋根板1の上縁部との間に圧入する。また、
継ぎ板40の上縁部に形成された固定孔45およ
び屋根板1の端部の固定孔5aを一致させ、これ
ら固定孔45,5aからビス(図示しない)を野
地板20に打ち込むことにより、継ぎ板40の上
縁部を屋根板1の上から固定する。この際、継ぎ
板40の水返し用凸部44の両端部が屋根板1の
水返し用凸部4の端部にはめ合わされ、継ぎ板4
0の両側の化粧用凸部47が屋根板1の左右縁部
の嵌合用凸部7a,7bにはめ合わされる。この
ようにして継ぎ板40を下から葺いていくことに
より、間隙Aが塞がれる。この状態で、導水溝8
a,8b,8cは継ぎ板40に被われている。こ
のとき、屋根板1,1の左右の端縁1aがテーパ
となつており、継ぎ板40の上側隅部に切欠部4
9が形成されているので、重ね合わせ部が第1図
の点線で示すようになり、固定孔5、固定孔5
a、に対応する部分が幾重にも重複しないで、平
滑に屋根を仕上げることができる。屋根板1と継
ぎ板40との間に侵入してきた雨水は導水溝8
a,8b,8cによつて遮ぎられる。導水溝8
a,8b,8cに遮ぎられた雨水はこの導水溝8
a,8b,8cによつて案内されて外部へ排除さ
れる。この際、導水溝8a,8b,8cが間隙A
から遠ざかるように斜め下方に延びているので、
雨水を確実に外部へ排除できる。この結果、雨水
は屋根板1の端縁1aに至らず、屋根板1間の間
隙Aへの侵入を防止できる。しかも、屋根板1の
上部の水平方向の長さが下部の水平方向の長さよ
り長くなつているので、万一、屋根板1,1の間
〓に水が侵入しても、その水は下方の屋根板1の
導水溝8a,8b,8cによつて外部に排除でき
る。
本発明は上記実施例に制約されず種々の態様が
可能である。例えば、第7図に示すようにして、
導水溝51,52を形成してもよい。この実施例
では、上部の導水溝51と下部の導水溝52が段
部3を境にして分離されている。他の構成につい
ては前述した実施例と同様であるので、図中同番
号を付して説明を省略する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、屋根板
の左右の端縁がテーパになつており、継ぎ板の上
側の両隅部に切欠部が形成されているので、重ね
合わせ部が幾重にも重複しないで、平滑に屋根を
仕上げることができる。また、屋根板と継ぎ板と
の間に侵入してきた水がさらに屋根板間の間〓へ
向かうのを阻止するとともに、この水を屋根板間
の間〓から遠ざけるように外部に流すため、確実
に防水を行なうことができる。しかも、屋根板の
上部の水平方向の長さが下部の水平方向の長さよ
り長くなつているので、万一屋根板の間〓に侵入
した水も下方の屋根板の導水溝によつて外部に排
除することができる。また、屋根板および継ぎ板
の構成も比較的簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の一実施例を示すも
ので、第1図は左右の屋根板の配置状態を示す正
面図、第2図は複数の屋根板を屋根の傾斜に沿つ
て葺いた状態を示す概略断面図、第3図は屋根板
の正面図、第4図は屋根板の左縁部を拡大して示
す正面図、第5図は屋根板の固定状態を拡大して
示す断面図、第6図は第4図中−線に沿う断
面図、第7図は屋根板の他の実施例を示す要部の
拡大正面図である。 1……屋根板、1a……端縁、8a,8b,8
c,51,52……導水溝、40……継ぎ板、4
9……切欠部、A……屋根板間の間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 左右に配置された屋根板間の間〓に継ぎ板を
    被せ、これらが傾斜方向に沿つて互いにその上縁
    部の上に下縁部を重ねて配設された屋根であつ
    て、屋根板は、その上部の水平方向の長さが下部
    の水平方向の長さより長くなつて左右の端縁がテ
    ーパになつており、継ぎ板は、その左右縁部が上
    記屋根板と重ね合わさり、その上側の両隅部に上
    記屋根板の下側隅部と重ならないように屋根板の
    下側隅部の形状に対応した切欠部が形成されてお
    り、屋根板には、上記継ぎ板との重ね合わせ部に
    おいて導水溝を設け、この導水溝は上記屋根板間
    の間〓から遠ざかるようにして斜め下方に延びて
    いることを特徴とする屋根。
JP1164785A 1985-01-24 1985-01-24 屋根 Granted JPS61172945A (ja)

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JP1164785A JPS61172945A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 屋根

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JP1164785A JPS61172945A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 屋根

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JPS61172945A JPS61172945A (ja) 1986-08-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4981823B2 (ja) * 2009-01-09 2012-07-25 日鉄住金鋼板株式会社 金属屋根材及びその敷設構造
JP5391297B2 (ja) * 2012-03-09 2014-01-15 日鉄住金鋼板株式会社 金属屋根材及びその敷設構造
JP6206966B2 (ja) * 2014-04-03 2017-10-04 Jfe鋼板株式会社 横葺き用屋根板材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015696U (ja) * 1973-06-07 1975-02-19

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JPS5015696U (ja) * 1973-06-07 1975-02-19

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