JPH037374Y2 - - Google Patents

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JPH037374Y2
JPH037374Y2 JP1984130443U JP13044384U JPH037374Y2 JP H037374 Y2 JPH037374 Y2 JP H037374Y2 JP 1984130443 U JP1984130443 U JP 1984130443U JP 13044384 U JP13044384 U JP 13044384U JP H037374 Y2 JPH037374 Y2 JP H037374Y2
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heating element
heating
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heat
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JP1984130443U
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JPS6147046U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) 本考案は屋根その他の所要加熱部に貼着する加
熱用貼着体に関する。
従来布にカーボンその他の導電性粉体を混合し
た合成樹脂を塗着し、その左右両側縁部区帯に電
極を埋設した発熱素子を電気絶縁性皮膜で被覆
し、皮膜の周縁部を溶着等して発熱素子を外傷や
雨水から保護すると共に前記皮膜の溶着周縁部等
を介して釘や木ねじを用いて所要部に取付けるよ
うにした加熱用の発熱体があるが、雪の重さでず
れ動いたり、釘を打つたところから破けてきたり
することがある。又、発熱素子の外周面を電気絶
縁性皮膜で被覆し、その下面側に接着剤層を設け
所要部に貼着するようにした発熱テープがある。
しかしこれらは構造上、使用上に欠点があり、加
熱によつて接着剤層が軟らかくなつたりして影響
を受け、発熱テープがずれ動いたり、発熱体側に
滲み出して電気抵抗値を変え、発熱作用が変化す
ることもあつて、必ずしも満足できるものではな
い。
(考案の構成) 本考案は面発熱体等の発熱体の上面には耐候
性、耐汚染性及び耐磨耗性の表面被覆体を設け、
発熱体の下方には耐熱性の感圧接着剤層を設け、
この発熱体と感圧接着剤層の間にマレイン化天然
ゴムその他の耐熱性、電気絶縁性を有する特殊の
緩衝体を介在させたもので、融雪用等として屋根
その他の所要加熱部に簡易に貼着できて長期の使
用に耐えるものである。
以下、本考案の実施例について説明すると、合
成繊維、無機繊維その他の耐熱繊維製の布にカー
ボン、適当な金属等の導電性粉末を混合した合成
樹脂等を塗着すると共に布の左右両縁部に電源に
連結する電極を埋設して発熱に必要な電気抵抗値
を付与するように形成された面状の発熱体1の上
面側には、耐熱、耐候性接着剤を存し若しくは存
せず、耐候性、耐汚染性、耐磨耗性を有するフイ
ルム状の表面被覆体2を設けている。
この表面被覆体は、例えば紫外線吸収剤その他
を配合した透明若しくは不透明な単層若しくは複
層の合成樹脂フイルム等で形成できる。例えば、
単層フイルムとしては、ポリフツ化ビニル
(PVF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフツ化ビ
ニリデン(PVDF)、ポリビニリデンクロライド
(PVDC)等があり、複層フイルムとしては、
PVDF−PVC,PVDC−PVC,ポリメチルメタ
クリレート(PMMA)−PVDF,PMMA−
PVDC(何れも接着剤を存して積層)等がある。
市販のKFCフイルム(ポリフツ化ビニリデン複
合フイルムの商品名)は表面被覆体用として好ま
しい一例である。
上記表面被覆体と発熱体間を接着する場合の接
着剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体系
接着剤、ポリエチレン、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレン−プロピレンラバー、
アイオノマー、塩素化ポリエチレン等があり、接
着剤を存して貼着する際に発熱体の上面にも後記
の緩衝体を設けてもよい。
表面被覆体は必要に応じて任意に着色ができる
ほか、被覆フイルムを透明にしてその下面にポリ
エチレン、外部可塑化PVC、内部可塑化PVC、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合体、アイオノマー、エチレ
ン−プロピレンラバー、塩素化ポリエチレン等か
らなる着色フイルムを重層しあるいは着色接着剤
を存して重着してもよい。
又発熱体1の下面側には、耐熱性、電気絶縁性
にすぐれた緩衝体3を存して耐熱性感圧接着剤層
4を設けると共に感圧接着剤層には必要に応じて
剥離紙5を貼着する。
上記緩衝体は、マレイン化天然ゴム、ニトリル
ゴム、MMAグラフト天然ゴム、それらの混合物
等で形成できる。上記感圧接着剤層4はゴム系、
アクリル系その他で形成でき、その層厚は被着対
象物の粘着性の粗さにより適宜選択できるが、一
般的には100〜500μ、好ましくは100〜200μで良
好な保定ができる。上記感圧接着剤には耐熱性付
与その他の目的でシリカ、炭酸カルシウム、クレ
ー、亜鉛華等の充填剤、無機系若しくは有機系の
架橋剤その他を添加することもできる。上記感圧
接着剤層は緩衝体を存しているから、通電時は勿
論、外気温の変化に関係なく、常時発熱体の下面
に緊密、確実に定着すると共に貼着体を被着対象
物面へ長期安定に保持できるほか、感圧接着剤が
発熱体内に浸入して所定の電気抵抗値等を変える
こともない。
上記の如く形成された加熱用貼着体は使用目的
に応じて適当な巾と長さのシート状若しくはテー
プ状に形成し、シート状のものは単位数を適当に
重ねる等して、又テープ状のものは一定長を巻芯
等に巻回する等して市場に供することができる。
第1図、第2図に示す加熱用貼着体では、その
表面被覆体2はPVDF−PVC複合フイルム21
の下面に接着剤22を存して、着色ポリエチレン
フイルム23を重着して形成されている。
第3図に示す加熱用貼着体は、第1図における
表面被覆体2を延出し、その延出部20が貼着体
の側面の端部を被覆するように形成している。す
なわち、表面被覆体2の側縁に延設された延出部
20が発熱体1と緩衝体3の側面を被覆し、延出
部の先端部21が内方に折曲げられて感圧接着剤
層4内に埋込まれている。上記の延出される表面
被覆体2は第1図の如き積層フイルムに限らず、
例えばPVDF−PVC複合フイルム21だけ若し
くはその他でもよく、また上記延出部と側面との
間には適当な接着剤を存して貼着もできる。この
ように側面も被覆すれば、貼着体を屋外で使用し
ても側面からの雨水等の浸入がなく、且つ側面が
補強され、耐久性が一層増強でき、外見もよい。
上記の如く表面被覆体に延出部を設ける代りに
表面被覆体と同様な若しくは異る単層または積層
フイルムで形成された側面被覆体6を使用し、こ
の側面被覆体を接着剤7を存して貼着体の側面に
当てその上縁部61を表面被覆体2の上面に折り
曲げて接着し、その下縁部62は折り曲げて感圧
接着剤層内に埋込んで前記同様の側面を被覆した
貼着体が得られる(第4図)。上記の側面被覆体
6はそのフイルムを基材としてその一面に耐水
性、耐候性な感圧接着剤その他の接着剤を塗布し
て形成された接着テープを使用しても簡単に側面
被覆ができる。
上記第3図、第4図では側面を被覆した加熱用
貼着体に付いて述べたが、発熱体の外周をポリエ
チレン、ポリ塩化ビニルその他の耐熱性、電気絶
縁性の包被膜8を使用し、開放端を溶着80等し
て水密的に包被し、前記同様にその上面側に表面
被覆体、下面側に緩衝体を存して感圧接着剤層を
設けた加熱用貼着体も形成できる(第5図)。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成されているので、屋
根、送油パイプ、戸外施設その他の各種構造物等
の表面に感圧接着剤層が接するようにして押圧等
すれば、構造物の表面にそつてしつかりと且つ簡
易に貼着することができる。これに通電すれば発
熱体が発熱し、屋根の上、すなわちこの貼着体の
上に積つた雪を溶したり、送油パイプを加温して
輸送流体が凝固したり、増粘したりすることを防
いで輸送をスムーズに行なえる。
この貼着体には、その発熱体と感圧接着剤層の
間に緩衝体が介在しており、この緩衝体は上記の
マレイン化天然ゴム等で形成され耐熱性と電気絶
縁性を有しているので、発熱体が発熱したとき
に、その熱によつて感圧接着剤層がすぐに軟らか
くなつて接着作用が低下し、貼着体が屋根の表面
から軒先の方へずり落ちて来たり、構造物の表面
からずれたりすることがないし、さらに感圧接着
剤が溶け出して発熱体の方へ浸透して来るような
こともないから、発熱体における電気特性が変つ
たりすることもなく、安定した加熱状態を維持す
ることができる。そして、貼着体の表面になる表
面被覆体を形成するフイルムは、耐候性、耐汚染
性及び耐磨耗性を有しているので、戸外の冬期の
寒さ、夏期の暑さにも充分に耐えて、発熱体や感
圧接着剤層を保護していて、被着物にしつかりと
貼着しておくことができ、いつまでも確実かつ安
定的な発熱作用を得ることができる。
その上、その構造も簡単で経済的に量産でき、
積雪地帯における一般家屋その他の建造物の屋根
の融雪用、温床、温室等の保温及び融雪用、寒冷
地における水道管、重油、油脂その他高粘度液等
の輸送管等の保温用等に使用して大なる効果があ
り、加熱用貼着体にその使用目的に応じて気温や
降雪その他の外気の情報をキヤツチするセンサー
を連結併用して、自動的にその稼動を制御できる
ようにすれば一層すぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部の
斜視図、第2図は第1図の拡大断面図、第3図、
第4図及び第5図はそれぞれ変形例を示す拡大断
面図である。 1は発熱体、2は表面被覆体、3は緩衝体、4
は感圧接着剤層、5は剥離紙、6は側面被覆体、
8は包被膜、20は表面被覆体の延出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 通電することによつて発熱するような面状の
    発熱体を有し、該発熱体の上面に耐候性、耐汚
    染性及び耐磨耗性を有するフイルムで表面被覆
    体を形成し、該発熱体の下方に被着体に貼付さ
    れるべき耐熱性の感圧接着剤層を設け、該感圧
    接着剤層と上記発熱体の間にマレイン化天然ゴ
    ム、ニトリルゴム若しくはメチルメタクリレー
    トグラフト天然ゴム又はこれらの混合物で形成
    される耐熱性と電気絶縁性を有する緩衝体を介
    在形成した加熱用貼着体。 2 上記表面被覆体は側方へ延出され、その延出
    部によつて該表面被覆体の下方に位置する発熱
    体及び緩衝体の側端面を被覆した実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の加熱用貼着体。 3 上記重層形成された表面被覆体、発熱体及び
    緩衝体の側端面が、上記表面被覆体と別体に形
    成された側面被覆体で覆われている実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の加熱用貼着体。 4 上記発熱体は耐熱性、電気絶縁性の包被膜で
    包まれ密封されている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の加熱用貼着体。
JP13044384U 1984-08-30 1984-08-30 加熱用貼着体 Granted JPS6147046U (ja)

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JP13044384U JPS6147046U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 加熱用貼着体

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JP13044384U JPS6147046U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 加熱用貼着体

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Publication Number Publication Date
JPS6147046U JPS6147046U (ja) 1986-03-29
JPH037374Y2 true JPH037374Y2 (ja) 1991-02-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4821200B1 (ja) * 1968-08-30 1973-06-27
JPS5980482A (ja) * 1982-10-29 1984-05-09 Hitachi Chem Co Ltd 導電性粘着シ−ト

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4821200U (ja) * 1971-07-20 1973-03-10
JPS5048870U (ja) * 1973-09-07 1975-05-14

Patent Citations (2)

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Also Published As

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JPS6147046U (ja) 1986-03-29

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