JPH0371889A - 光学的記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光学的記録媒体、特に近赤外域に吸収を持つ半
導体レーザー用の有機系記録層を有する光学的記録媒体
に関する。

（従来の技術） 近年、半導体レーザーの発展は目覚ましく小型で安定し
た発振器が安価に入手可能になり、各種記録装置の光源
こして用いられはじめた。しかしながらこれら半導体レ
ーザーの波長は比較的長波長のものに限定きれており短
波長光の発振が可能な半導体レーザーは寿命、出力など
に問題がある。

従って半導体レーザー用記録媒体こしては近赤外域に吸
収を持つ素材を薄膜ＷＩ乏して用いるこたが必須となり
、最大吸収波長が７６０μｍ以下の素材では不適当な場
合が多い。従来この種の記録媒体としては基板上に形成
せしめた薄膜にレーザー光を照射し、ビットを形成せし
め、ビットとビットでない部位の反射率の差で記録情報
を訣みだすものがある。この記録および再生（読み困し
）のための記録層の構成は、記録用薄膜層成層た反射膜
からなる２Ｍ１以止のものもあるが、記録用薄膜層のみ
で前記両機能を有するものが有利である。

この記録用薄膜層の単１４Ｍの場合は該記録用薄膜層の
素材はそれ自身で高い反射率を有することが高いＣ／Ｎ
比を得るために必要である。この種の記録媒体としては
、無機ではＴｅまたはその合金の低融点金属を用いたも
のが知られ、有機系ではシアニン系色素を用いたもの、
フタロシアニン系化合物を用いたものが知られている。

（発明が解決しようとする課題） Ｔｅ系合金を用いた無機系の光学的記録媒体は比較的感
度も高（擾れているが、毒性に問題があり、成膜方法も
スパッタリング等によるため設備コスト等が高く、生産
性も低い欠点を有している。

シアニン系色素を用いた有機系の薄膜光学記録媒体の場
合はスピンコード法等の比較的安価な方法で生産できる
利点を有しているが性能面、例えば保存安定性（耐久性
）で満足できる状態に達していないのが現状である。ま
たナフトキノン、アントラキノン系の場合は溶剤溶解性
に乏しく、また凝集構造の生成など保存安定性に問題が
あっメ：＝。

きらにフタロシアニン系化合物の場合にも溶剤溶解性、
半導体レーザーマツチング性、保存中の結晶変化等で不
充分であった。

（課題を解決するための手段） 近赤外域の光に高感度であり、溶剤溶解性が大きく、高
い反射率を示し毒性がなくかつ耐久性にも優れた光記録
媒体の記録再生のための薄膜材を提供し、もって優れた
光学的記録媒体を提供するために、鋭意検討の結果本発
明に到達した。すなわち本発明は、下記一般式〔１〕で
示されるナフタロシアニン化合物を主成分とする有機薄
膜を基板上に形成せしめてなることを特徴とする光学的
記録媒体である。

（但し、式〔１〕において、Ｍは、　Ｓｌ、Ｓｎ、Ｇｅ
から選ばれた一種の元素を示し、Ｘはハロゲン、アルキ
ル基、アリール基、アシール基、アミノ基、置換アミノ
基、ニトロ基、アルコキシ基、スルホン酸基、スルホニ
ルアミド基、ヒドロキシ基から選ばれた、同一でも異種
でもよい一種または二種以上の基を示し、ｐはＯ〜２の
数を、ｑはＯ〜４の数を示し、Ｙｌ、Ｙ２は同一でも異
種でもよいが、Ｙ、、Ｙ２のうち少くとも一種が式〔２
〕で示される基であり式〔２〕において、ｎは１〜２の
整数を示し　Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３の少なくとも一つがハロ
ゲン、ヒドロキシ基であり、残りは炭素数１〜１２のア
ルキル基または炭素数１〜１２のアルコキシ基である。

） １ 直 ＋ＯＳ　ｌ　＋−ｎＲ３［２） ２ 本発明の特定のナフタロシアニン化合物を薄膜として基
板上に形成した光学的記録媒体は、近赤外域における感
度、反射率、耐久性のいずれも満足するものであり、光
ディスク、光カード、テープなどの各種の光を用いた記
録、再生のための媒体として有用である。

本発明の目的を損わないかぎりにおいて、ナフタロシア
ニン化合物に安定剤、滑剤、帯電防止剤、バインダーと
しての高分子化合物、他の染料、増感剤を併用してもよ
い。本発明において使用される基板材料は、使用レーザ
ー光に透明、不透明のいずれでもよいが、基板側からの
レーザー光で書きこみ記録を行なう場合はレーザー光に
対して透明でなければならない。

これらの基板材料としてはガラス、アクリル樹脂、メタ
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ニトロセルローズ樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチ
ルペンテン−１樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニール樹脂
、ポリバラフェニレン樹脂等が挙げられる。これらの樹
脂は、シート、フィルム、円板等の形状物であり、また
これ等の形状物には必要に応じて下塗り層や、特定の金
属の蒸着を施した層を有するものであってもよい。

以下、実施例によりさらに詳しく説明する。

なお、実施例における特性の測定と評価は下記によった
。

スペ　　ル ナフタロシアニン化合物をエタノールに１．５％に溶解
してスピンコーターにてガラス基板上に７０ｎｍの薄膜
を形成した。これをＵＶ−ＶＨＳスペクトロメーター（
島津ＵＶ２１ＯＡ）にて吸収および反射スペクトルを測
定した。これより８３０ｎｍの反射率（Ｒ％）を求めた
。

記ｊ０生立＝ 以上により得られた記録媒体に８３ｏｎ鵬の半導体レー
ザーを光パワー　７１で、レンズ径を１μｍに絞って照
射し、トラックの凹部に書き込みを行ったＯ 次いで、同じレーザー光源（０，５ｉｓＷ）を読み出し
光とし、反射光のＣ／Ｎ比が５０ｄＢ以上となる書き込
み光パルス幅を測定し、感度の逆数を算出した。

耐」し性− 以上の記録媒体にサイシャインカーボンアークフェード
メーターにより６３℃で３００時間照射した後の反射率
、Ｃ／Ｎ比を測定し、劣化を調べた。

紅盈旦五− 以上により得られた記録媒体を７０℃、８０％ＲＨで３
ケ月間保存したときの反射率およびＣ／Ｎ比を測定した
。

鹿糺」 栓付き試験管にナフタロシアニン化合物を１．５ｇとり
、エタノールを５ｓＱ−７１Ａ加して、密栓後６０℃で
３０分間超音波を加えて溶解した。次いで室温にして、
１時間放置後濾過して可溶分を測定して、溶解度を求め
た。

（実施例） 下記する各実装置に対応するナフタロシアニン化合物を
エタノールに溶解しスピンコーターにより、ガラス基板
上に７０ｎ園の固形分厚さとなるように塗布した。得ら
れた各々の試料について、各種特性および性能を評価し
た。結果を表−■に示す。

但し、化合物を示す式中において、ｔ−Ｂｕはターシャ
リ−ブチル基を、Ｍ　ｅはメチル基を、Ｐｒはｎ−プロ
ピル基を、Ｅｔはエチル基を示す略号である。

以下余白 実施例 Ｎｉｌ 胤２ 血５ 胤３ 胤４ 弘７（比較例） ＯＣ＋ａＨｓ− Ｙ、　、　Ｙ２　＝＋ＯＳ　ｉ　＋２　ＣＱＯＣ＋ａ）
ｆ３ｔ （発明の効果） 本発明の特定のナフタロシアニン化合物を主成分とする
薄膜を基板上に形成した光学的記録媒体は、溶解性、反
射率、書き込み感度の逆数、読み出しＣ／Ｎ比がともに
光学的記録媒体としての要求特性をバランスよく備えた
ものであり、さらに、該媒体は耐久性においても優れた
ものであることが判った。これに対して、同様のナフタ
ロシアニン化合物であっても本発明の一般式で表わされ
る以外のものであれば、上記、光学的記録媒体としての
緒特性において、いずれかが劣るものであり実用性にと
ぼしいものであることが判った。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記一般式〔１〕で示されるナフタロシアニン化
   合物を主成分とする薄膜を基板上に形成せしめてなるこ
   とを特徴とする光学的記録媒体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔１〕 （但し、式〔１〕において、Ｍは、Ｓ＿ｉ、Ｓ＿ｎ、Ｇ
   ＿ｅから選ばれた一種の元素を示し、Ｘはハロゲン、ア
   ルキル基、アリール基、アシール基、アミノ基、置換ア
   ミノ基、ニトロ基、アルコキシ基、スルホン酸基、スル
   ホニルアミド基、ヒドロキシ基から選ばれた、同一でも
   異種でもよい一種または二種以上の基を示し、ｐは０〜
   ２の数を、ｑは０〜４の数を示し、Ｙ＿１とＹ＿２は同
   一でも異種でもよいが、Ｙ＿１とＹ＿２の少くとも一種
   が式〔２〕で示される基であり式〔２〕において、ｎは
   １〜２の整数を示し、Ｒ＾１、Ｒ＾２、Ｒ＾３の少なく
   とも一つがハロゲン、ヒドロキシ基であり残りは炭素数
   １〜１２のアルキル基または炭素数１〜１２のアルコキ
   シ基である。） ▲数式、化学式、表等があります▼〔２〕