JPH037160Y2 - - Google Patents

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JPH037160Y2
JPH037160Y2 JP1985154695U JP15469585U JPH037160Y2 JP H037160 Y2 JPH037160 Y2 JP H037160Y2 JP 1985154695 U JP1985154695 U JP 1985154695U JP 15469585 U JP15469585 U JP 15469585U JP H037160 Y2 JPH037160 Y2 JP H037160Y2
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ink
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tray
printing plate
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JP1985154695U
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パツド印刷機に備えられたインキ皿
に用いられるインキ皿シートに関する。
(従来技術) 各種の印刷に用いられるパツド印刷機は、印版
(凹版)の凹刻溝に保持されたインキをシリコー
ンゴム等でなる柔軟なパツドに転写すると共に、
該パツドを被印刷物に押し付けることにより、上
記印版に描かれた文字や図形等でなるパターンを
被印刷物に印刷するものであるが、この種の印刷
機には、内部に上記印版が設置されると共にイン
キが貯留されて、該印版へのインキの塗布作業や
印版上の余分なインキの掻き落とし作業或はパツ
ドへの転写作業等が行われるインキ皿が備えられ
る。
然してこのインキ皿内で使用されるインキとし
ては、比較的短時間で乾燥、凝固する生インキが
使用されるのが通例であり、そのため良好な印刷
の仕上り状態を維持するためには、作業中断時等
にその都度インキの交換が必要となると共に、そ
の交換の際にはインキ皿を洗滌しなければならな
いのである。また、作業終了時や印版の交換時或
は色の異なるインキへの交換時等にも、その都度
インキ皿を洗滌しなければならず、そのため、こ
のパツド印刷機を用いた印刷作業においてはイン
キ皿の洗滌に要する時間が多くなり、これが能率
の向上を妨げる原因となつている。また、インキ
皿の洗滌に際しては揮発性の溶剤が使用されるた
め、この洗滌作業が環境衛生上、好ましくない作
業となつているのである。
(考案の目的) 本考案は、パツド印刷機における上記のような
実情に対処するもので、内部に印版が設置されて
該印版へのインキの塗布作業等が行われるインキ
皿に安価で使い捨て可能なシートを敷設するよう
にし、これにより例えば作業中断後において新し
いインキを使用する場合や、印版或はインキの交
換時等におけるインキ皿の洗滌作業を不要とし、
もつて印刷作業全体としての能率の向上を図ると
共に、環境衛生上、好ましくなかつた揮発性溶剤
の使用を不要として、作業環境を改善することを
目的とする。
(考案の構成) 即ち、本考案に係るパツド印刷機におけるイン
キ皿シートは、例えばポリプロピレンやポリエチ
レン等のインキの溶剤に侵されない合成樹脂を材
料として真空成形法により形成されるものであつ
て、パツド印刷機に備えられたインキ皿の内面形
状に対応させて、一側部に印版収納用凹部が、他
側部にインキ溜め部が夫々設けられた皿状に形成
され、且つ周縁部にインキ皿の周縁部に係合する
下方への折返し部が設けられていることを特徴と
する。そして、このインキ皿シートは、印刷作業
時に上記インキ皿の内面に沿うように敷設され、
且つその内側に上記印版が設置されると共にイン
キが貯留されて、該印版へのインキの塗布作業等
が行われる。
(考案の効果) 上記のように本考案に係るインキ皿シートは、
パツド印刷機による印刷作業時にインキ皿の内側
に敷設されるものであるから、該シートを用いる
ことにより、印版へのインキの塗布作業や該印版
上の余分なインキを掻き落とす作業、或は印版か
らパツドへの転写作業等を、上記インキ皿にイン
キを付着させることなく行うことが可能となる。
その場合に、該インキ皿シートの周縁部にはイン
キ皿の周縁部に係合する下方への折返し部が設け
られているので、該シートとインキ皿との間への
インキの流入により該インキ皿を汚すこともな
い。従つて、作業終了時や印版或はインキの交換
時等に、その都度インキ皿を洗滌する面倒が省か
れて、印刷作業の能率が著しく向上されることに
なり、また、従来インキ皿の洗滌時に使用されて
いた揮発性溶剤の使用が不要となつて衛生、環境
上の問題が解消されることになる。そして、この
インキ皿シートは、作業終了時等におけるインキ
の交換時に廃棄されて次の作業時には新品が使用
されるものであつて、所謂使い捨てされるのであ
るが、合成樹脂を材料とする真空成形法により極
めて安価に製造されるので、これに要する費用よ
りもインキ皿の洗滌作業が不要となることによる
生産性向上のメリツトが大きく、従つて製品のコ
ストダウンにも寄与するのである。
また、このインキ皿シートは、各印刷機に備え
られた既存のインキ皿にも容易に装着することが
できて、インキ皿や印版の形状、寸法等を変更す
る必要がなく、更に使用されるインキの性状等に
よつてインキ皿の洗滌の必要性が少ない場合には
使用しない等、必要に応じて使用したりしなかつ
たりすることができる利点がある。
(実施例) 以下、図に示す本考案の実施例について説明す
る。
第1図は、本考案に係るインキ皿シートが適用
されるパツド印刷機の一例を示すもので、この印
刷機1の架台2上には、内部に印版が収納され且
つインキが貯留されたインキ皿3が設置されてい
る。また、その側方から立設されたフレーム4に
はシリコーンゴム等でなるパツド5が支軸6を介
して支持されていると共に、該パツド5は図に示
すインキ皿3の上方の転写位置とその前方(図面
上、左側)の印刷位置との間で前後動され、且つ
上記両位置で上下動されるようになつている。こ
こで、インキ皿3の前方の印刷位置には受台7上
に被印刷物Xがセツトされるようになつている。
また、上記パツド5の後方にはドクターブレード
8とインキプレート9とが夫々支軸10,11を
介して上記フレーム4に支持されていると共に、
これらも上記パツド5と同時に前後動して、イン
キ皿3内の後部と前部との間で移動するようにな
つている。
一方、上記インキ皿3は、第2,3図に示すよ
うに内部前方に印版12を収納する凹部3aを、
また後方にインキを貯留するインキ溜め部3bを
夫々設けると共に、該インキ溜め部3bから上記
凹部3a側に向つて上方に傾斜する傾斜部3cを
設けた形状とされており、また上記印版収納用の
凹部3aの両側面には印版固定用のネジ13……
13が備えられ、これらのネジ13……13を締
め付けることによつて上記凹部3a内に収納され
た印版12を両側から挟持して固定するようにな
つている。
然して、このインキ皿3内には、インキの溶剤
に侵されない合成樹脂を材料として真空成形法に
より形成されたインキ皿シート14が敷設されて
いる。このインキ皿シート14は、第2,3図及
び4図に示すようにインキ皿3の内面形状に対応
する形状、即ち前部に印刷収納用の凹部14aが
形成され且つ後部にインキ溜め部14bが形成さ
れていると共に、該インキ溜め部14bから上記
凹部14aに向つて上方に傾斜する傾斜面14c
が形成された形状とされている。また、周縁の形
状もインキ皿3と同一形状とされていると共に、
この周縁部14dが下方に折返されてインキ皿3
の周縁部3dに上方から係合されるようになつて
いる。
尚、図例においては、印版12として合成樹脂
で形成された薄い板状のものが使用されている。
この場合、該印版12は、金属ベース12aの上
面に重ねられて各2本のネジ12b,12bによ
り締め付けられる一対の印版押え12c,12c
によつて両側部の略全幅を固定される。そして、
この状態でインキ皿3内の印版収納用凹部3a
(インキ皿シート14の凹部14a)内に設置さ
れて、上記印版固定用ネジ13……13によつて
金属ベース12aが両側から挟持されるようにな
つている。
次に、上記実施例の作用を印刷作業の手順に従
つて説明する。
先ず、印刷作業の開始に先立つてインキ皿シー
ト14をインキ皿3内に敷設するのであるが、該
シート14はインキ皿3の内面形状に対応する形
状を有するので、第2,3図に示すように周縁部
14dをインキ皿3の周縁部3dに係合させた時
に該インキ皿3の内側に沿つて略密着した状態で
敷設されることになる。そして、該インキ皿シー
ト14の印版収納用凹部14aに印版12を金属
ベース12aに固定した状態で収納すると共に、
インキ皿3の両側部に備えられたネジ13……1
3を締め付けて上記金属ベース12aないし印版
12を固定し、またインキ皿シート14のインキ
溜め部14bにインキを注入する。尚、上記ネジ
13……13を締め付けた時、金属ベース12a
はインキ皿シート14の両側面部を介して両側か
ら挟持されることになる。
このようにして準備が完了すれば、次に受台7
に被印刷物Xをセツトした後、印刷機1を作動さ
せ、印刷作業を開始するのであるが、この作業は
次のように行われる。つまり、インキ皿3の後部
に位置するインキプレート9の前進によつてイン
キ皿シート14のインキ溜め部14bに貯留され
たインキが印版12の版面に塗布されると共に、
ドクターブレード8がインキ皿3の前部から後部
に戻る時に印版12の版面に塗布されたインキの
うちの凹刻溝からはみ出した余分なインキを掻き
落とす。また、パツド5が印版12の上方の転写
位置において下動することにより、上記印版12
の凹刻溝内に保持されたインキが該パツド5に転
写されると共に、該パツド5が一旦上動した後、
前方の印刷位置まで移動して再び下動することに
より、該パツド5に転写されたインキが下方にセ
ツトされている被印刷物Xに再度転写される。こ
のようにして、上記印版12の凹刻溝によつて描
かれたパターンが被印刷物に印刷されるのであ
る。
然して、上記のような印刷作業が長時間にわた
り或は作業が中断されて、その間にインキ皿シー
ト14内のインキが凝固し始めた場合、良好な印
刷の仕上り状態が得られなくなるのでインキの交
換が必要となる。また、印版12を交換し或は印
刷の色を変更する場合等にもインキの交換が必要
となるが、これらの場合、従来においては、イン
キ皿3を洗滌しなければならなかつた。しかし、
上記インキ皿3にはインキ皿シート14が敷設さ
れて、該シート14のインキ溜め部14bにイン
キが貯留されていると共に、上記のようなインキ
の塗布作業、余分なインキの掻き落とし作業或は
パツド5への転写作業等が全てこのインキ皿シー
ト14内で行われるから、上記インキ皿3にイン
キが付着することがない。従つて、インキの交換
時にインキ皿3の洗滌が不要となり、この洗滌に
要していた時間分だけ能率が向上すると共に、環
境衛生上、好ましくなかつた揮発性溶剤の使用が
不要となることにより作業環境が改善されること
になる。
そして、新しいインキに交換して作業を再開す
る際には、古いインキが付着したインキ皿シート
14を廃棄して新品のインキ皿シート14をイン
キ皿3内に改めて敷設するのであるが、このイン
キ皿シート14は合成樹脂を材料として真空成形
法により極めて安価に製造されるので、これに要
する費用はわずかであつて、インキ皿3の洗滌に
要する手間が省かれることにより、結果として製
品のコストダウンとなるのである。また、このイ
ンキ皿シート14は、インキ皿3に対応する形状
に形成することにより、既存の印刷機におけるイ
ンキ皿に対して、その形状等の変更を要すること
なく、しかも必要に応じて自由に使用し得る利点
がある。
尚、該インキ皿シート14の周縁部にはインキ
皿3の周縁部3dに上方から係合する折返し部1
4dが形成されているので、インキがインキ皿シ
ート14とインキ皿3との間に流入して該インキ
皿3を汚することがなく、これによりインキ皿3
の洗滌作業が一層確実に不要化されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るインキ皿シートが適用さ
れるパツド印刷機の側面図、第2図は該印刷機に
おけるインキ皿に本考案の実施例に係るインキ皿
シートを装着した状態の拡大平面図、第3図は同
じく第2図−線で切断した縦断側面図、第4
図は該インキ皿シートとインキ皿及び印版とを示
す斜視図である。 1……パツド印刷機、3……インキ皿、12…
…印版、14……インキ皿シート、14a……印
版収納用凹部、14b……インキ溜め部、14c
……周縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に印版が設置され且つインキが貯留されて
    該印版へのインキの塗布作業が行われるインキ皿
    の内側に着脱自在に敷設されるパツド印刷機にお
    けるインキ皿シートであつて、インキの溶剤に侵
    されない合成樹脂で真空成形法により形成され、
    且つ上記インキ皿の内面形状に対応させて、一側
    部に印版収納用凹部が、他側部にインキ溜め部が
    夫々形成されていると共に、周縁部に、上記イン
    キ皿の周縁部に係合する下方への折返し部が形成
    されていることを特徴とするパツド印刷機におけ
    るインキ皿シート。
JP1985154695U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH037160Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154695U JPH037160Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154695U JPH037160Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6263140U JPS6263140U (ja) 1987-04-20
JPH037160Y2 true JPH037160Y2 (ja) 1991-02-22

Family

ID=31074725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985154695U Expired JPH037160Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Country Status (1)

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JP (1) JPH037160Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747028A (en) * 1980-07-03 1982-03-17 Borg Warner Driven plate assembly of clutch with floating hub
JPS60110450A (ja) * 1983-11-03 1985-06-15 タンポフレツクス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツンク タンポン印刷機用インキ付与装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747028A (en) * 1980-07-03 1982-03-17 Borg Warner Driven plate assembly of clutch with floating hub
JPS60110450A (ja) * 1983-11-03 1985-06-15 タンポフレツクス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツンク タンポン印刷機用インキ付与装置

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JPS6263140U (ja) 1987-04-20

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