JP3068611B1 - インキ供給装置及びインキ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用表面カバー装着方法 - Google Patents
インキ供給装置及びインキ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用表面カバー装着方法Info
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- JP3068611B1 JP3068611B1 JP11168112A JP16811299A JP3068611B1 JP 3068611 B1 JP3068611 B1 JP 3068611B1 JP 11168112 A JP11168112 A JP 11168112A JP 16811299 A JP16811299 A JP 16811299A JP 3068611 B1 JP3068611 B1 JP 3068611B1
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Abstract
ンキトレーへの装着方法に関し、印刷機におけるインキ
交換等に伴う清掃作業の省力化や作業時間の短縮化を可
能にする。 【解決手段】 インキ供給装置のインキ壺に着脱自在に
装備されるインキトレー30の表面に、インキ充填時に
インキの付着する部分を覆う汚れ防止用表面カバー10
を載置し、汚れ防止用表面カバー10の前端部10a,
10bを溝部31c,32cとシール部材38との間に
挟持させて、汚れ防止用表面カバー10をインキトレー
30に固定する。
Description
たインキ供給装置及びインキ供給装置のインキトレーへ
の汚れ防止用表面カバー装着方法に関する。
は、図9,図10に示すように、インキ元ローラ101
の前にインキ壺102を配置したインキ供給装置100
が設備されている。インキ壺102は、インキ元ローラ
101の周面と、インキ壺102の底部を形成する複数
のインキキー(ブレード)103と、インキキー103
の両側面にそなえられ前端をインキ元ローラ101の周
面に摺接する2枚の側板104(図9では奥側のみ図
示)とから構成されている。そして、インキ元ローラ1
01とインキキー103の先端との隙間からインキ壺1
02内のインキがインキ元ローラ101に供給され、図
示しない呼出ローラを介して下流のインキローラ群に転
移されるようになっている。
装置横幅方向に複数並設されており、隣合うインキキー
103,103及び両端のインキキー103と側板10
4とは互いに摺接している。また、インキキー103は
支点軸105を中心にしてそれぞれ独立して揺動できる
ようになっており、各インキキー103下方にはインキ
量調節装置106がそなえられている。
103の先端下面に係合する押上金具106bと、押上
金具106bに当接し伸縮により押上金具106bを揺
動させるプッシャ106aとをそなえている。そして、
プッシャ106aを適宜伸縮させて押上金具106bを
揺動させインキキー103との係合部位を昇降させるこ
とにより、インキキー103の先端を揺動させ、それに
よりインキキー103とインキ元ローラ101との隙間
を調節して供給するインキ膜の厚さを調節するようにな
っている。
のインキ供給装置100では、隣合うインキキー10
3,103の間及び両端のインキキー103と側板10
4の間は互いに摺動しうるように微小な隙間が確保され
ている。このため、インキキー103,103間等のわ
ずかな隙間に毛細管現象等によりインキが浸入してしま
う場合があった。このようにインキキー103,103
の隙間から浸入したインキが固化してしまうと、インキ
キー103の動作が不安定になったり、最悪の場合には
動かなくなったりしてしまい、精度の高いインキ膜厚制
御が不可能になるという課題があった。
インキ壺102内部の残インキをウェス等で拭き取った
り洗浄液により洗い落としたりして清掃する必要がある
が、インキは高粘度であるために取り除くのが難しい。
特に、インキキー103,103の隙間に浸入したイン
キを取り除くのは困難であり、清掃を行なう作業者の負
担は大きかった。さらに、生産性を向上させるにはオー
ダチェンジの際の準備時間を短縮して装置の稼働率を向
上させることが必要になるが、このようにインキ交換時
の清掃に伴う負荷が大きいと清掃時間に多くを費やすこ
とになってしまう。このため、清掃作業の省力化による
作業者の負担軽減と清掃時間の短縮による装置の稼動率
の向上とが望まれていた。
で、印刷機におけるインキ交換等に伴う清掃作業の省力
化や作業時間の短縮化を可能にした、インキ供給装置及
びインキ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用表面カ
バー装着方法を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の本発明のインキ供給装置は、インキ
壺に着脱自在に装備されるインキトレーをそなえたイン
キ供給装置であって、該インキトレーの表面に装着され
インキ充填時にインキの付着する部分を覆う汚れ防止用
表面カバーと、該インキトレーの側壁及び底板の先端縁
部に設けられた溝部と、該溝部に嵌装され該インキトレ
ーの該インキ壺への装着時に該インキトレーの該先端縁
部と該インキ壺との隙間をシールするシール部材とをそ
なえ、該表面カバーは、その前端部を該溝部と該シール
部材との間に挟持されることにより該インキトレーに固
定されることを特徴としている。
インキトレーへの汚れ防止用表面カバー装着方法は、イ
ンキ供給装置のインキ壺に着脱自在に装備されるインキ
トレーの表面に、インキ充填時にインキの付着する部分
を覆う汚れ防止用表面カバーを装着するためのインキ供
給装置のインキトレーへの汚れ防止用表面カバー装着方
法であって、該表面カバーを該インキトレーの上面に載
置し、該表面カバーの前端部を、該インキトレーに設け
られた溝部と該溝部に嵌装されるシール部材との間に挟
持させて該表面カバーを該インキトレーに固定すること
を特徴としている。
は、インキ壺に着脱自在に装備されるインキトレーをそ
なえたインキ供給装置であって、該インキトレーの側壁
及び底板の先端縁部に、該インキトレーの該インキ壺へ
の装着時に該インキトレーの該先端縁部と該インキ壺と
の隙間をシールするシール部材が嵌装される溝部をそな
え、該溝部及び該溝部の近傍における要所に、剥離可能
な皮膜によるコーティングが施されていることを特徴と
している。
は、インキ壺に着脱自在に装備されるインキトレーをそ
なえたインキ供給装置であって、該インキトレーの側壁
及び底板の先端縁部に、該インキトレーの該インキ壺へ
の装着時に該インキトレーの該先端縁部と該インキ壺と
の隙間をシールするシール部材が嵌装される溝部をそな
え、該溝部及び該溝部の近傍における要所に、インキに
汚れにくい皮膜によるコーティングが施されていること
を特徴としている。
施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の第1実施形
態としてのインキ供給装置について示すものであり、図
1は本インキ供給装置の概略構成を示す側面図、図2〜
図4は本インキ供給装置にかかるインキトレーの構成を
示す図、図5,図6は本インキ供給装置にかかるインキ
トレーの汚れ防止用表面カバーの構成を示す図である。
て説明すると、インキ供給装置2は、図1に示すよう
に、インキ元ローラ20の周面とインキキー21と側板
22とから形成されたインキ壺23をそなえており、印
刷中にはインキ壺23にインキを溜めてインキ元ローラ
20に供給するようになっている。インキキー21は装
置幅方向に複数個密接して並設されており、後端部を支
持台24にそなえられた支持軸18により回転自在に支
持されている。側板22は両側からインキキー21を挟
むように支持台24に固設されており、その前端はイン
キ元ローラ20の周面に摺接している。
23を構成する各部材を支持する横梁5がそなえられ、
この横梁5にインキ量調節装置25がそなえられてい
る。インキ量調節装置25は、各インキキー21の先端
下面に係合する押上金具26と、押上金具26に先端を
当接しツマミ28あるいはモータ29の回動によって前
後方向に伸縮するプッシャ27とをそなえている。そし
て、プッシャ27を適宜伸縮させて押上金具26を支点
26aを中心に揺動昇降させることにより、インキキー
21の先端を揺動させ、それによりインキ元ローラ20
との隙間を調節して供給するインキ膜の厚さを調節する
ようになっている。なお、インキキー21の先端部下方
には、インキキー21から滴下したインキを受ける第1
インキ受け6Aと、この第1インキ受け6A内のインキ
を第2インキ受け6Bへ案内するガイド6C,6Dがそ
なえられている。
壺23の内部に着脱自在なインキトレー30をそなえて
いる。インキトレー30は、図2〜図4に示すように、
インキ壷23の左右の側板22,22に対応する側壁3
1,31と、インキ壷23の底部を形成するインキキー
21に対応して先端側を下方に向けて傾斜させた底板3
2とをそなえている。
れており、底板32の後端部には外側下方に向かうよう
に延設されており、この延設部が支持台24へのインキ
の付着を防止するためのカバー34を形成している。ま
た、インキトレー30の側壁31,31の上端には、外
側に向けてブラケット36がそれぞれ固設されており、
ブラケット36の上面には取手37が取付けられてい
る。
ー21及び各側板22の大部分が被覆されており(この
部分を被覆部分という)、インキ壺23内のインキと直
接接触しないようになっているが、インキ元ローラ20
とインキの液膜を介して摺接する各インキキー21の先
端部上面や各側板22の先端部内面は、インキトレー3
0に被覆されずインキ壺23内のインキと直接接触する
ように露出している(この部分を露出部分という)。つ
まり、インキ壺23の内周面は、インキトレー30の内
面と、各インキキー21の露出部分(先端部分)21A
の上面と、各側面22の露出部分22Aと、インキ元ロ
ーラ20の外周面とで形成されることになる。
端部(露出部分)21Aとの間や、インキトレー30と
各側板22の露出部分22Aとの間はインキ壺23の継
ぎ目となるため、この部分にはシール処理が必要とな
る。そこで、側壁31,31及び底板32の先端部外面
には、それぞれ凹溝(溝部)31c,32cが形成され
ており、凹溝31c,32c内には連続するシール面を
そなえたパッキン(シール部材)38が嵌装されてい
る。
した状態では、パッキン38のうちの側壁31の先端部
外面の凹溝31cに嵌装された部分がインキ壷23の側
板22内面に形成された段差22aに圧接し、パッキン
38のうちの底板32の先端部外面の凹溝32cに嵌装
された部分は、インキキー21の先端部上面に形成され
た段差21a(図1参照)に圧接するようになってい
る。
トレー30の側壁31,31の先端部とインキ壷23の
側板22との間、及びインキトレー30の底板32の先
端部とインキ壷23のインキキー21の上面との間がシ
ールされ、インキトレー30とインキキー21や側板2
2との間の継ぎ目においてインキ壷23からのインキの
漏洩が防止されるようになっている。
の固定は、支持台24にそなえられた押し具40(図1
参照)により行なうようになっている。すなわち、押し
具40にそなえられたボルト41を締めることにより左
右のブラケット36の後部傾斜面36a(図3参照)を
インキトレー30の先端方向(インキキー21とインキ
元ローラ20との隙間方向)へ向けて押し、インキトレ
ー30のシール部材38をインキ壷23の段差部22
a,10aにそれぞれ押し付けてインキトレー30を固
定するようになっている。
ラケット36の前端部36bにはインキトレー30の位
置決め用ボルト39がそれぞれ配設されている。この位
置決め用ボルト39を側板22の上面に設けられた凸部
22bに当接させることによって、インキトレー30の
前後方向の装着位置を規定するようになっている。な
お、インキトレー30の前後方向の位置は、位置決め用
ボルト39の締め量を調整することにより調整可能にな
っており、高さ方向の位置は、ブラケット36にそなえ
られる高さ調整ネジ35によって調整できるようになっ
ている。
レー30を着脱自在にそなえることにより、インキキー
21のインキとの接触面積が大幅に低減するので、イン
キがインキキー21,21の隙間に浸入する可能性が低
減してインキキー21の動作が安定するとともに、イン
キ壺23内の清掃時間を短縮することができ、装置の稼
動率を向上させて生産性を向上させることも可能にな
る。
を採用することによりインキ壺23の清掃は容易になり
清掃時間も短縮されるが、汚れたインキトレー30の清
掃という仕事が新たに発生することになる。インキトレ
ー30は交換することができるので、汚れたインキトレ
ー30をインキ交換時に清掃する必要はなく、新しいも
のと交換してインキ壺23から取外した後に装置の動作
とは関係なく清掃することができるが、作業全体の省力
化を図り生産性を向上させるには、このインキトレー3
0の清掃作業の省力化を図ることも重要となる。
トレー30では、さらにその表面に、図5に示すような
汚れ防止用表面カバー10を装着するようになってい
る。表面カバー10は紙やポリエチレン,ビニール等の
樹脂フィルムで形成されており、図5(a)に示すよう
に、インキトレー30の底板32に対応する長方形部分
10Aと、側壁31に対応する両側の三角形部分10B
とから構成されている。
(b)に示すように、インキトレー30の内面の形状に
合わせて長方形部分10Aと三角形部分10Bとの境界
を折り曲げ、さらに長方形部分10A,三角形部分10
Bのそれぞれの先端部10a,10bを外側に向けて折
り曲げるようになっている。そして、インキトレー30
の先端部に装着されているパッキン38を一旦凹溝31
c,32cから取り外した上で、インキトレー30の内
側に表面カバー10を装着し、図6に示すように、表面
カバー10の先端部10a,10bを挟みこむようにし
て再びパッキン38を凹溝31c,32cに装着するよ
うになっている。
ン38により凹溝31c,32cに挟みこむことによ
り、表面カバー10はインキトレー30の内側に固定さ
れ、インキトレー30の表面は表面カバー10によって
覆われることになる。そして、インキ壷23内へのイン
キトレー30の取付けは、このように表面カバー10を
装着した状態で行なうようになっている。
装置は上述のように構成されているので、インキ壷23
内にインキトレー30を装着し、その中にインキを充填
した場合でも、インキトレー30の表面は表面カバー1
0により覆われているのでインキがインキトレー30の
表面に直接付着することはない。したがって、清掃時に
はインキが付着した表面カバー10とパッキン38とを
インキトレー30から取り外し、新しい表面カバー10
とパッキン38とに交換するだけでよい。また、表面カ
バー10は使い捨てにすることができるので、パッキン
38のみを洗浄すればよい。なお、表面カバー10をイ
ンキトレー30に装着したときには、長方形部分10A
の先端部10aと三角形部分10Bの先端部10bとの
間で皺が生じるが、これによりインキ漏れ等が発生する
ことはなく実用上の問題は何ら生じない。
ンキトレー30は表面を表面カバー10により覆われて
いるので、インキ壷23内にインキを充填した場合でも
インキが直接付着することがなく、また、表面カバー1
0は使い捨て可能であり洗浄する必要がないので、イン
キ交換時や印刷終了時等における清掃が容易になり作業
者の負担が軽減されるという利点がある。
0への固定は、パッキン38の凹溝31c,32c内へ
の嵌装により、パッキン38との凹溝31c,32cと
の間で表面カバー10の前端部を挟持させるようにして
行なう(本実施形態にかかるインキ供給装置のインキト
レーへの汚れ防止用表面カバー装着方法)ので、表面カ
バー10の装着が容易であり、また、表面カバー10を
固定するための新たな構造を必要としないので、インキ
トレー30の構造を複雑にしたりすることもなくコスト
増も抑制される。
施形態のようなインキトレー30を展開した形状のみな
らず、少なくともインキ充填時にインキが付着する部分
を覆うことができる大きさであればその形状に限定はな
い。また、上述の実施形態では、表面カバー10は長方
形部分10Aとその両側の三角形部分10Bとからなる
平面形状であるが、図7に示すように、インキトレー3
0の内面形状に合わせた立体形状の表面カバー11を用
いてもよい。
いた場合には、平面形状の表面カバー10をインキトレ
ー30に装着した場合のように、長方形部分10Aの先
端部10aと三角形部分10Bの先端部10bとの間に
皺が生じることはなく、よりインキトレー30に密着さ
せることができる。したがって、インキトレー30をイ
ンキ壷23内に装着したままヘラ等により残インキを掻
き出した場合に表面カバー10が破れる可能性が低減す
る。
キ供給装置について説明する。図8は本インキ供給装置
にかかるインキトレーについて説明するための説明図で
ある。なお、本実施形態にかかるインキトレーの本体構
造は上述の第1実施形態で説明したインキトレーの本体
構造と同構造である。本実施形態では、図8に示すよう
に、インキトレー30の表面を剥離可能な皮膜12によ
りコーティングする。この皮膜12によりコーティング
する部分はインキ充填時にインキが付着する部分であ
り、具体的には、底板32や側壁31の表面や、パッキ
ン38が嵌め込まれる凹溝32c,31c内及びその周
辺である。
コーティングすることにより、インキはインキトレー3
0の表面に付着せず、表面に形成された皮膜12に付着
する。したがって、インキトレー30を洗浄する際に
は、付着したインキごと皮膜12をはぎ取るだけで良
い。このように、本実施形態のインキ供給装置によれ
ば、インキトレー30は表面を皮膜12によりコーティ
ングされているので、インキ壷23内にインキを充填し
た場合でもインキが直接付着することがなく、皮膜12
をはぎ取るだけでインキを取り除くことができるので、
インキ交換時や印刷終了時等における清掃が容易になり
作業者の負担が軽減されるという利点がある。
にインキが付着する部分全体に皮膜12を形成させてい
るが、特に洗浄が困難な部分のみ、例えば、パッキン3
8が嵌め込まれる凹溝32c,31c内やその周辺のみ
皮膜12によりコーティングしてもよい。この場合で
も、インキトレー30の洗浄はインキの除去が比較的容
易な底板32や側壁31の表面だけで済むため、インキ
交換時や印刷終了時等における清掃は容易になり作業者
の負担は軽減される。
施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲内で種々変形して実施できる。例えば、表面カバー1
0と皮膜12とを併用して、皮膜12によりコーティン
グされたインキトレー30に表面カバー10を装着する
ことも可能である。
ー30本体へのインキの付着を防止することによりイン
キトレー30の洗浄作業を容易にしているが、インキト
レー30本体にインキが付着した場合でも、付着したイ
ンキが容易に除去できれば、洗浄作業を容易にすること
は可能である。そこで、インキトレー30の表面にイン
キに汚れにくい皮膜、即ち、低摩擦係数,非粘着性の材
料による皮膜をコーティングすることが考えられる。例
えば、フッ素樹脂やシリコン樹脂等の低摩擦係数,非粘
着性の樹脂による皮膜をコーティングするようにしても
よい。フッ素樹脂の場合には、例えばディスパージョン
法によりコーティングが可能であり、フッ素樹脂の粉末
を溶剤に懸濁させてディスパージョンを作り、スプレー
塗装後蒸発乾燥させてから加熱炉内で加熱することによ
りコーティングする。インキトレー30の表面のうち皮
膜によりコーティングする部分はインキ充填時にインキ
が付着する部分であり、具体的には、底板32や側壁3
1の表面や、パッキン38が嵌め込まれる凹溝32c,
31c内及びその周辺である。
キに汚れにくい皮膜によるコーティングを施すことによ
り、インキトレー30本体にインキが付着した場合で
も、付着したインキを容易に除去することが可能にな
り、インキ交換時や印刷終了時等における清掃が容易に
なり作業者の負担が軽減されるという利点がある。ま
た、この場合にも、パッキン38が嵌め込まれる凹溝3
2c,31c内やその周辺のように特に洗浄が困難な部
分のみにコーティングを施すようにしてもよい。さら
に、インキに汚れにくい皮膜によりコーティングした上
に、表面カバー10を装着するようにしてもよく、さら
なる清掃作業の容易化が可能になる。
23内に着脱自在でありインキ壺23の内面の汚れを防
止できるものであれば、上述の実施形態の形状には限定
されない。
発明のインキ供給装置及び請求項2記載の本発明のイン
キ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用表面カバー装
着方法によれば、インキ壷内にインキトレーを装着し、
その中にインキを充填した場合でも、インキトレーの表
面は表面カバーにより覆われているのでインキがインキ
トレーの表面に直接付着することはない。したがって、
清掃時にはインキが付着した表面カバーをインキトレー
から取り外して新しい表面カバーに交換するだけでよ
く、インキ交換時や印刷終了時等における清掃が容易に
なり作業者の負担が軽減されるという利点がある。
装置によれば、インキが付着した場合に特に洗浄が困難
なシール部材が嵌装される溝部の周辺が皮膜によりコー
ティングされるので、インキトレーの洗浄はインキの除
去が比較的容易な底板や側壁の表面だけで済み、インキ
交換時や印刷終了時等における清掃が容易になり作業者
の負担が軽減されるという利点がある。
装置によれば、インキに汚れにくい皮膜によるコーティ
ングをシール部材が嵌装される溝部の周辺に施している
ので、インキが付着した場合に特に除去が困難な部分の
洗浄が容易になり、インキ交換時や印刷終了時等におけ
る清掃が容易になり作業者の負担が軽減されるという利
点がある。
の概略構成を示す側面図である。
にかかるインキトレーの本体構造を示す斜視図である。
にかかるインキトレーの本体構造を示す側面図である。
にかかるインキトレーとインキ壺との係合の様子を示す
図であり、ブラケットの一部は破断して示している。
にかかるインキトレーの表面カバーの構成を示す図であ
り、(a)は装着前の形状を示す平面図、(b)は装着
時の形状を示す斜視図である。
にかかるインキトレーの構成を示す斜視図である。
にかかるインキトレーの表面カバーの他の構成例を示す
斜視図である。
にかかるインキトレーの構成を示す斜視図である。
図である。
内の模式的上面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 インキ壺に着脱自在に装備されるインキ
トレーをそなえたインキ供給装置であって、 該インキトレーの表面に装着されインキ充填時にインキ
の付着する部分を覆う汚れ防止用表面カバーと、 該インキトレーの側壁及び底板の先端縁部に設けられた
溝部と、 該溝部に嵌装され該インキトレーの該インキ壺への装着
時に該インキトレーの該先端縁部と該インキ壺との隙間
をシールするシール部材とをそなえ、 該表面カバーは、その前端部を該溝部と該シール部材と
の間に挟持されることにより該インキトレーに固定され
る ことを特徴とする、インキ供給装置。 - 【請求項2】 インキ供給装置のインキ壺に着脱自在に
装備されるインキトレーの表面に、インキ充填時にイン
キの付着する部分を覆う汚れ防止用表面カバーを装着す
るためのインキ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用
表面カバー装着方法であって、 該表面カバーを該インキトレーの上面に載置し、 該表面カバーの前端部を、該インキトレーに設けられた
溝部と該溝部に嵌装されるシール部材との間に挟持させ
て該表面カバーを該インキトレーに固定することを特徴
とする、インキ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用
表面カバー装着方法。 - 【請求項3】 インキ壺に着脱自在に装備されるインキ
トレーをそなえたインキ供給装置であって、 該インキトレーの側壁及び底板の先端縁部に、該インキ
トレーの該インキ壺への装着時に該インキトレーの該先
端縁部と該インキ壺との隙間をシールするシール部材が
嵌装される溝部をそなえ、 該溝部及び該溝部の近傍における要所に、剥離可能な皮
膜によるコーティングが施されていることを特徴とす
る、インキ供給装置。 - 【請求項4】 インキ壺に着脱自在に装備されるインキ
トレーをそなえたインキ供給装置であって、 該インキトレーの側壁及び底板の先端縁部に、該インキ
トレーの該インキ壺への装着時に該インキトレーの該先
端縁部と該インキ壺との隙間をシールするシール部材が
嵌装される溝部をそなえ、 該溝部及び該溝部の近傍における要所に、インキに汚れ
にくい皮膜によるコーティングが施されていることを特
徴とする、インキ供給装置。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168112A JP3068611B1 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | インキ供給装置及びインキ供給装置のインキトレーへの汚れ防止用表面カバー装着方法 |
CA002300283A CA2300283C (en) | 1999-03-31 | 2000-03-06 | Ink supply apparatus for printing press and ink tray mounted on the same apparatus, and method for mounting contamination preventive surface cover to ink tray |
CA002494253A CA2494253C (en) | 1999-03-31 | 2000-03-06 | Ink supply apparatus for printing press and ink tray mounted on the same apparatus, and method for mounting contamination preventive surface cover to ink tray |
ES03005222T ES2307842T3 (es) | 1999-03-31 | 2000-03-24 | Dispositivo de suministros de tinta para una maquina de impresion. |
DE60039259T DE60039259D1 (de) | 1999-03-31 | 2000-03-24 | Druckfarbenzuführvorrichtung für eine Druckmaschine |
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