JPH0371603A - 偏向ヨーク用フェライトコア - Google Patents

偏向ヨーク用フェライトコア

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JPH0371603A
JPH0371603A JP1206745A JP20674589A JPH0371603A JP H0371603 A JPH0371603 A JP H0371603A JP 1206745 A JP1206745 A JP 1206745A JP 20674589 A JP20674589 A JP 20674589A JP H0371603 A JPH0371603 A JP H0371603A
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JP
Japan
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ferrite
core
layer
range
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1206745A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Yamazaki
山崎 正勝
Satoru Narutani
成谷 哲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は1に磁偏向型ブラウン管の偏向ヨークコアに用
いるフェライト層 611心に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、CRT (ブラウン管)用偏向ヨークコイルのコ
アには、フェライト焼結体が使用されている。磁心に使
用されるフェライト焼結体には、その材質により、高電
気抵抗のものと、低電気抵抗のものがあり、CRTの用
途によって使い分けられている。
現在、主流となっているのは、高電気抵抗を有するMn
 −Mg −Zn系フェライトである。この種のフェラ
イトは、比誘電率が低く (10’〜10g)かつ高抵
抗(106〜10”Ω・cm)であるため、垂直巻線を
コアに直接巻くことができるため、民生用テレビ(水平
偏向周波数約16KIIz)の偏向ヨーク用フェライト
として広く使用されている。
ところが、近年OAやCAD/CAM等の普及により、
より高精細なデイスプレィ用のCRTの需要が増加して
いる。それらのCRTは、水平偏向周波数が高い(32
〜130KIIz)ため、この種のフェライトでは、磁
気損失(鉄tN)の値が大きくなり発熱が大きくなると
いう欠点があった。
一方、磁気を置火に優れたフェライトとして、Mn−Z
nフェライトが知られている。この材質は、鉄損だけで
なく透磁率、飽和磁束密度といった磁気特性全般に優れ
ており、高周波での使用において、発熱の問題は起こら
ない、しかし、一方で抵抗が低いため、絶縁をよくしな
ければ、コアに直接巻線を施すことが不可能である。
この対策として、従来037表面に低誘電率の絶縁材を
塗布する方法(特開昭62−198037号公報)、■
高温酸化雰囲気中で酸化し、高電気抵抗層を形成させる
方法(特開昭61−159778号公報、特開昭611
93404号公報)が提案され、またプラスチックの枠
を取り付け、それに巻線を行う方法も採用されている。
しかし、これらの方法は2次的な加工又は処理が必要で
あることからコスト上昇は避けられない。
〈発明が解決しようとする!!!!題〉本発明の目的は
、 (11表面抵抗が高く、偏向ヨークコア製造時に直接巻
線ができ、かつ (2)コアの磁気損失が少なく、偏向ヨークコアとして
の使用時発熱の問題が起こらない、かつ(3)表面の比
誘電率が低く、リンギング現象が発生しない偏向ヨーク
用フェライトコアを提供することである。
また、本発明の他の目的は、経済的なコア製造が可能な
構造を有する偏向ヨーク用フェライトコアを提供するこ
とである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、中心部に、主成分どして MnO:31〜38モル%、 ZnO: 8〜15モル%及び Peg’s  : 52.5〜54.0モル%からなる
焼成した低鉄損フェライト層を、表層部に、主成分とし
て、 MgO:20〜40モル%、 ZnO: 15−25モル%、及び MnO:10モル%以下 を含み残部Fet(hからなる焼成した高抵抗の)五ラ
イト層を有することを特徴とする偏向ヨーク用フェライ
トコアである。
〈作用〉 Mn−Znフェライトは、磁気損失の優れたフェライト
としてよく知られている0本発明では偏向ヨークコアの
中心部にこのMn−Znフェライ(・層を採用した。こ
の場合、コアの発熱を低く抑えるためには、Mn −Z
nフェライトの磁気損失はできるだけ低いことが望まし
い、第1図は、副成分として5iOtを0.01〜0.
03重量%、 CaOを0.015〜0.08i!1%
添加した種々の組成のMn −Znフェライトの100
゛Cでの高周波鉄損(100KIIz、 200IIT
)をFezes、 MnO+ZnOの三元状態図上に図
示したものである。各点の数字はmw/cdの単位の鉄
損値である。この図から100100O/cd以下の低
鉄損を確保するには、FezO。
: 52.5〜54.0モル%、 MnO: 31〜3
8モル%、 ZnO:8〜15モル%の範囲に&llT
l1.を調整することが必要であり、本発明に於いては
中心層として使用するMn−Znフェライトの組成を上
記範囲に限定する。
第1図では副成分として5loz、 CaOを添加した
材質の例を示したが、これに加えて低鉄損化に有効とさ
れる公知の添加物、例えばTi、 Zr、 Nb、 V
Go等の酸化物を添加しても良い。なお、副成分の好ま
しい添加量も公知であり、例えばSingはo、oi〜
0.03wt%、 CaOは0.015〜0.08wL
%である。
一方、本発明に於いて表面層を構威しコアに高抵抗層を
与えるMn −Mg −Znフェライトとして、従来か
ら偏向ヨークコア用に使用されている、主成分としてM
gO:20〜40モル%、 ZnO: 15〜25モル
%及びMnO:10モル%以下を含み残部Fe、0.か
らなるフェライト層を採用した。上記組成範囲のMr+
−Mg−Znフy4ライトは、コアに直接巻線が可能な
範囲の高抵抗(105〜io”Ω・CIm)を与え、か
つまたリンギング現象を押えるに十分な低い比透電率(
1〜10)を与える。
11n −Mg −Znフェライトの磁気特性、比□抵
抗9強度の改首のために、上記主成分に公知のCu、 
Ni等の添加は必要に応じて行っても良い。
本発明のフェライトコアはその中心部に鉄損の低いMn
 −Znフェライト、表面層に高抵抗・低誘電率のMn
 −Mg −Znフェライトで構成されていることに際
立った特徴を有するが、以下にその製造方法について詳
述する。
コアを構成するMn −Znフェライト及びMn −M
gZnフェライトは共にまず従来公知のツユライト製造
方法により、即ち原料の混合、仮焼、粉砕の工程によっ
て約1.1μ請の均質な粉末粒子とする0次にコア形状
が簡単な場合(例えばトロイダル形状)は、これらの粉
末粒子にPVA(ポリビニールアルコール)等のバイン
ダーを加えて造粒後、金型へMn−Mg−Znフェライ
ト、 Mn−Znフェライト。
Mn−Mg −Znフェライトの順で充填するか、又は
、適当なセパレーターを使用し、外面部・内面部にMn
−Mg −Znフェライト、中心部にMn  Znフェ
ライトを充填した後、セパレーターを取り除き、ブレス
成形して表面層がMn −Mg −Znフェライトから
なるMn−Znフェライトコアを作製する。一方、コア
形状により以上の方法を適用できない場合は、まずMn
 −Znフェライト粉末粒子を造粒後、ブレス成形によ
り所定寸法のコアを作製した後、Mn −MgZnフ五
ライトライト粒子のスラリー溶液に短時間浸漬して、M
n−Znフェライトの成形コアの表面にMn −Mg 
−Znフェライ1−の層を形成させ乾燥することによっ
て同様な成形コアを得る。
Mn −Mg −Znフェライトの表面層の厚さは、巻
線に必要最小限の高抵抗を与えることを目安に決定され
れば良く、約0.5〜Img程度で十分である。
製造の容易さ、及び表面層の厚さのコントロールの点か
ら、後者の方法が推奨される。スラリー濃度約30〜7
0w t%の範囲で、浸漬時間を含めた条件を変えるこ
とによって表面層の厚さのコントロールを容易に行うこ
とができる。
以上の様にして成形されたコアは、1200〜1350
°Cの温度で焼成される。焼成に際し、表面層のMnM
g −Znフェライトと中心層のMn −Znフェライ
トの界面で、一部拡散により、組成の乱れが生じるが、
コアの磁気特性の観点から見るとその影響はわずかであ
る。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
〈実施例〉 Fezes   :  53mo e %、  MnO
:35mo1%、 ZnO:12moffi%粉末を配
合して混合したのち、さらにCaO: 0.07wL%
、 Sing :  0.015wt%粉末を添加混合
した原料粉末(A&[i戒)及びFezes : 45
moffi%、 MgO: 30mo j!%、 Mn
O: Itso1%、ZnO: 18moj!%を配合
混合した原料粉末(B&Il成)を、それぞれ仮焼(9
00°CX 211 )後、アトライターにより湿式粉
砕を行い、平均粒径約1.1μ慣の粉末粒子とした。
この後、A組成のMn −Znフェライト材料はPVA
を添加後、造粒し、成形圧力1,5 t /cdで外径
85目、内径42m、厚さ12mのトロイダルコアに成
形した。
一方、?tn −Mg −Znフェライト粉末粒子は、
水を加え、約50w t%濃度のスラリーとし、この中
に上記のMn −Znフェライトの成形コアを10秒浸
漬し、0.5mの厚さのMn−Mg −Znフェライト
層を形成し、引き上げ乾燥した後1330’Cで3時間
焼成した。比較のため、A組成およびB&ll戒の粉末
粒子単独のコアを成形し、焼成した。以上の様にして得
られた焼結コアの100にllzにおける磁気特性(鉄
損、μi初i3磁率)の温度依存性を調べた結果を第2
図に示す。
第2図より明らかなように本発明による方法で作製した
試料の磁気特性は、A組成のみで成形した試料には若干
劣るものの、B組成のみで成形した試料に比べ大幅に優
れており、低鉄損で高透磁率である9次に比抵抗を測定
した結果を表1に示す、これかられかるように、本発明
による試料は高抵抗であるため、コアに直接巻線が可能
である。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明のヨーク用フユライトコアは中心
部の低鉄損フェライト層表面部の高抵抗フェライ)Il
lilから形成されているため、鉄損及び初透磁率を低
下させることなく電気抵抗の高いフェライトを得ること
ができる。このため、コアに直接巻線することが可能な
低tl失偏向ヨーク用フェライトコアが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々の組成のMn −Znnフシライト100
°Cでの高周波鉄IN (100KII2.20011
1T)をFt403 、 MnO。 ZnOの三元状態図上に図示したもの、第2図は本発明
及び比較例の磁気特性を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  中心部に、主成分として MnO:31〜38モル%、 ZnO:8〜15モル%及び Fe_2O_3:52.5〜54.0モル%からなる焼
    成した低鉄損フェライト層を、 表層部に、主成分として MgO:20〜40モル%、 ZnO:15〜25モル%及び MnO:10モル%以下 を含み残部Fe_2O_3からなる焼成した高抵抗のフ
    ェライト層を有することを特徴とする偏向ヨーク用フェ
    ライトコア。
JP1206745A 1989-08-11 1989-08-11 偏向ヨーク用フェライトコア Pending JPH0371603A (ja)

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