JPH0371120A - 投射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、画像を拡大して投射する投射装置に関する。

［発明の概要］ 本発明は、赤、青及び緑の光成分の内、第−及び第二の
成分を一対のミラー系の回転により調整可能とすること
で、投射画像の色純度あるいは色温度を調整可能にした
投射装置である。

［従来の技術］ 第４図は従来例であり、　（１）は光源であり、白色光
に近い光成分を発する。　（２）は青色光成分を反射す
るダイクロイックミラーであり、光源からの光成分の内
置色光成分を除いたその他の成分を透過する。　（３）
は緑色光成分を反射するダイクロイックミラーであり、
　（２）で透過した光成分の内縁色光成分を除いたその
他の成分を透過する。　（４）は、透過してきた赤色光
成分を反射する通常のミラーである。　（２）、　（３
）及び（４）で光分離光学系を形成している。　（９）
、　（１０）および（１１）は例えば液晶等から構成さ
れる光変調デバイスであり、光分離光学系により得られ
た各光成分を受け、それぞれ青色光の画像信号、緑色光
の画像信号及び赤色光の画像信号として変調をかける。

　（５）は（９）で変調をかけられた青色光成分を透過
し、　（■０）で変調をがけられた緑色光成分を反射す
るダイクロイックミラー　（６）は（１１）で変調をか
けられた赤色光成分を反射する通常のミラーである。　
（７）はそれぞれの変調光成分の内赤色光成分を反射し
青色光成分及び緑色光成分を透過するダイクロイックミ
ラーである。　（５）、　（６）及び（７）で光合成光
学系を形成している。　（８）は、変調を受は合成され
た光を投射するための投射レンズであり、ここでは示し
ていないが、前方のスクリーン等へカラー直像を拡大投
射するものである。

第４図において、例えば、赤色光成分の非常に強い光源
の場合には、ダイクロイックミラー（３）、光変調デバ
イス（１１）、ミラー（６）及びダイクロイックミラー
（７）の経路、例えば（６１）の場所にＮＤフィルター
を設置することにより色バランスを保っている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来の投射装置においては、光源の色温度のば
らつき、寿命による色温度の変化、ミラー系の反射特性
のばらつき等があり、装置ごとあるいは寿命により投射
画像の色純度が変わってしまうという欠点を有していた
。あるいは、ＮＤフィルター等により調整ができたとし
ても、初期的に設定できるだけであり、また、光学系特
性のばらつきのために数種類のＮＤフィルターを準備す
る必要があった。さらには、光学系特性の経時変化につ
いては簡単に対応することはできなかった。

さらには、従来方法においては各色成分の光量そのもの
を減らす手法のため、投射画像の明るさを減じるという
欠点があった。

そこで本発明では、投射画像の色純度あるいは色温度を
初期的にもあるいは経時後においても調整を可能とする
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の投射装置は、少なくとも、光源、該光源の光を
赤、青及び緑成分に分離する光分離手段、該分離された
赤青及び緑成分を変調する光変調手段、該変調された赤
、青及び緑の光を合成する光合成手段、該合成された光
を投射する光投射手段等から成る投射装置において、該
投射装置内での赤、青及び緑の光の内、第一の光を反射
する一対のミラー及び第二の光を反射する一対のミラー
がそれぞれ、入反射面に垂直な軸に対して対の状態で回
転可能であることを特徴とするものであり、以下実施例
を用いて詳細に説明する。

［実施例］ 第１図は本発明の実施例であり、第４図の番号と同じも
のは従来の実施例で述べた各部品と同じ機能を示すもの
である。

本実施例において、例えば、光源が青色光成分を強く含
んでいる場合には、ダイクロイックミラー（２）を（２
２）の方向に回転することにより、その反射特性を短波
長側にシフトすることができる。すなわち青色光成分を
減らすことが可能となる。しかしこのままでは、光軸中
心が投射レンズに対して右方向（第１図紙面上）にずれ
てしまい投射光をロスることになる。従って、ダイクロ
イックミラー（２）と対のかたちでミラー（４）を同し
回転方向である（４２）の方へ回転すれば、光軸中心は
投射レンズの中心位置を保つことにより投射光のロスを
防ぐことができる。しがも、青色光成分を減衰させるこ
とにより各色のバランスを保つことができ、投射画像の
色を調整することが可能となる。

別の例として、例えば光源の赤色光成分が少ない場合に
は、少なくともダイクロイックミラー（３）及びダイク
ロイックミラー（５）を対のかたちで、それぞれ（３２
）および（５２）の方向へ回転してやれば、光変調デバ
イス（１１）に到達する光の特性は短波長側へシフトす
るので、実質的に赤色光成分を増やすことが可能となる
。

いずれの場合においても、光軸中心は投射レンズの中心
を雑持することができるので投射光をロスることはない
。

なお、ミラー系の回転機構についてはここでは述べてい
ないが限定されるものではない。例えば装置の外から一
度の調整により対のミラーが同時に回転する機構が望ま
しい。

第２図及び第３図は、第１図の実施例で用いることので
きるダイクロイックミラーの、入射角度と５０％透過状
態での波長との特性例であり、いずれも入射角が大きく
なる（例えば、第１図におけるダイクロイックミラーの
回転方向（２２）あるいは（３２）等の回転方向）に従
い、トランジェント領域が短波長側にシフトすることが
わかる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、光源の色温度のばらつき
、寿命による色温度の変化、ミラー系の反射特性のばら
つき等による投射画像の色温度、あるいは色純度の不適
正に対して、簡単な調整により望むべく色の画像を得る
ことができる。また光源が発する光量を減じることがな
いので、常に明るい投射画像が得られ、かつ製品間の色
ばらつきも抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概構成図。 第２図及び第３図は本発明に利用できるダイクロイック
ミラーの特性例を示す図。 第４図は従来の実施例の概構成図。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも、光源、該光源の光を赤、青及び緑成
   分に分離する光分離手段、該分離された赤、青及び緑成
   分を変調する光変調手段、該変調された赤、青及び緑の
   光を合成する光合成手段、該合成された光を投射する光
   投射手段等から成る投射装置において、該投射装置内で
   の赤、青及び緑の光の内、第一の光を反射する一対のミ
   ラー及び第二の光を反射する一対のミラーがそれぞれ、
   入反射面に垂直な軸に対して対の状態で回転可能である
   ことを特徴とする投射装置。