JPH0370852B2 - - Google Patents

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JPH0370852B2
JPH0370852B2 JP57054936A JP5493682A JPH0370852B2 JP H0370852 B2 JPH0370852 B2 JP H0370852B2 JP 57054936 A JP57054936 A JP 57054936A JP 5493682 A JP5493682 A JP 5493682A JP H0370852 B2 JPH0370852 B2 JP H0370852B2
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head
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Tooru Ootsuka
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Sony Corp
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Publication of JPH0370852B2 publication Critical patent/JPH0370852B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
    • G11B5/588Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads
    • G11B5/592Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads using bimorph elements supporting the heads

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転磁気ヘツドが電気−機械変換素子
を介して回転ドラムに取付けられた構造を有する
磁気記録再生装置に関し、特に電気−機械変換素
子の温度変化、経時変化によるトラツキングのず
れをなくすようにしたものである。
〔従来の技術〕
磁気記録再生装置(以下VTRという)におい
ては例えば2個の回転磁気ヘツド(以下単にヘツ
ドという)が回転ドラム又は回転板に対して等角
間隔(この場合は180°)を保持した状態で取付け
られ、回転ドラムの回転に伴つて磁気テープに対
して交互に信号を記録し、又は磁気テープより交
互に信号を再生するを普通としている。
ところで再生時において、これらヘツドを記録
トラツクに対して正確にトレース(スキヤン)さ
せる為に、これらヘツドをバイモルフ板等の電気
−機械変換素子(以下バイモロフ板という)を介
して回転ドラムに取付けて置き、再生時にこのバ
イモルフ板の両面に被着した電極に駆動信号を供
給することによりこれを駆動(偏移)させてヘツ
ドが自動的に記録トラツク上をトレースするよう
になすことが提案されている。
第1図乃至第5図についてこれを説明すると、
1は基板、2は回転磁気ヘツド装置(回転ドラ
ム)の全体を示し、3はその上ドラム、4は下ド
ラム、5はそのモータ等の駆動藤機構である。そ
して本例では下ドラム4は基板1上に固定され、
上ドラム3のみが回転するようになされている。
6a及び6bは一対のヘツド(回転磁気ヘツド)
であり、夫々バイモルフ板7a及び7bを介して
上ドラム3に取付けられている。勿論この場合の
両者の角間隔は180°に選ばれている。尚8は下ド
ラム4に取付け又は形成されたテープ案内ガイ
ド、9はコントロール(CTL)パルス用磁気ヘ
ツド、10は磁気テープを示し、回転ドラム2に
対して180°より少し大きい角範囲にわたつて巻き
付けられた状態で移送されるようになされてい
る。従つて第1図に示す角θ1がヘツド6a,6b
の磁気テープ10に対する対接区間、θ2が非対接
区間となる。
第3図は磁気テープ10の記録トラツクを示す
もので、トラツク11aはヘツド6aにより、ト
ラツク11bはヘツド6bにより夫々記録された
ものとする。PctはCTLパルスを示す。
このような装置において、再生時にヘツド6
a,6bのトラツク11a及び11bに対するト
レースの位置ずれを検出して、これに対応した駆
動信号をバイモルフ板7a及び7bに供給し、よ
つてヘツド6a及び6bの高さ(即ち上ドラム3
のヘツド取付面よりの高さ)を変えることによつ
てノーマルな再生モードは勿論のこと、その他の
種々の再生モード即ち種々のテープスピードに対
しても、回転磁気ヘツドがほぼ正確にテープ上の
記録トラツク11a及び11bをトレースでき、
従つてガードバンドノイズを含まない再生画像を
得るようになすことができる。
この場合、バイモルフ板7a及び7bに供給さ
れる信号は、磁気テープ10の移送速度(テープ
スピード)、CTLパルスPct等からの情報信号に
よつて予め設定されたものであり、しかもヘツド
6a又は6bがトラツク11a又は11bよりの
信号の再生中ではバイモルフ板7a又は7bへの
駆動信号は閉ループによるフイードバツク信号に
よつて適切な値に制御所謂ウオーブリング方式の
トラツキング調整がなされている。ここでウオー
ブリング方式のトラツキング調整について第4図
を参昭して説明する。この第4図において、14
は正弦波信号発生器を示し、この正弦波信号発生
器14は所定周波数の正弦波信号を発生するもの
である。この正弦波信号発生器14からの正弦波
信号がウオーブリング信号として加算器15aを
介してバイモルフ板7aの両面に被着した電極に
供給される。バイモルフ板7aはこの正弦波信号
に応じてヘツド6aを記録トラツクに対して横切
る方向にわずかながら往復動させる。この結果、
ヘツド6aからの再生FM信号の変調度が正弦波
信号に応じて変動し、その位相がヘツド6aが記
録トラツクの幅方向の中心に対して左右どちら側
に偏つているかにより逆位相となるAM変調波と
なされる。この磁気ヘツド6aからのAM変調波
となされた再生FM信号は高周波エンベロープ検
波回路16aを介して比較回路17aの一方の入
力端子に供給される。一方、正弦波信号発生器1
4からの正弦波信号がこの比較回路17aの他方
の入力端子に供給される。この比較回路17aに
おいて所定の比較がおこなわれ、その比較出力と
して補正信号と動作点電圧との和の電圧が加算器
15aに供給され正弦波信号発生器14からの正
弦波信号に加算される。即ち、ヘツド6aが記録
トラツクに対して左右に偏ることなくトラツキン
グしているときには比較出力としてバイモルフ板
7aの動作点電圧が得られ、左に偏つているとき
には比較出力としてその偏つた量に応じてバイモ
ルフ板7aを右に偏移させる補正信号としての正
の電圧と動作点電圧との和の電圧が得られ、右に
偏つているときには比較出力としてその偏つた量
に応じてバイモルフ板7aを左に偏移させる補正
信号としての負の電圧と動作点電圧との和の電圧
が得られこのような電圧が加算器15aに供給さ
れる。このようにして、ヘツド6aが記録トラツ
クからずれているときには、それに応じた信号が
バイモルフ板7aに供給され、その結果、ヘツド
6aが記録トラツク上を正確にトラツキングする
ようになされる。尚、バイモルフ板7a及びヘツ
ド6aについて述べたけれどもバイモルフ板7b
及びヘツド6bも同様に制御されるようになされ
ている。
このヘツド6a又は6bのテープ10との非対
接区間では上述した情報信号からの開ループの制
御しか受けなくなるので、バイモルフ板が情報信
号のみによつて駆動され、ヘツド6a又は6bが
トラツク11a又は11bをトレースする初めの
位置で大きなトレース誤差を生じ易くなる欠点が
ある。
この状態を例えばスチル画像を再生する場合に
ついて説明すると、スチル再生ではヘツド6a及
び6bは例えば第3図の点線に示す軌跡12上を
トレースすることになり、本来トレースせねばな
らないトラツクとは角θ0の誤差を有することにな
るので、このままではノイズが生じてしまう。よ
つてこの場合、ヘツド6aのみについて見ると第
5図Aに示すように傾斜信号S0をバイモルフ板7
aに供給することによつてヘツド6aの高さを時
間と共に変更させ、このような動作をヘツド6a
のテープ対接区間θ1毎にくり返すことによりヘツ
ド6aを正確にトラツク11a又は11b上にト
レースさせることができる。第5図A及びBにお
いては横軸に時間を採り、第5図Aでは縦軸にバ
イモルフ板7aの駆動信号の電圧Vを、第5図B
では縦軸にバイモルフ板7aの先端の偏移量(正
確にはヘツド6aの高さの偏移量)δを採つて示
している。そしてこの場合のV0は第3図におい
て矢印で示す偏移量δ0に対応して与えられる。尚
第5図においてτ1及びτ2は夫々1フイールド期間
を示し、τ1はヘツド6aの再生期間、τ2は同ヘツ
ド6aのフライバツク期間であり、且つヘツド6
bによる再生期間、τ3(=τ1+τ2)は回転ドラム
2の1回転期間である。尚ヘツド6bは上述と1
フイールド分遅れた周期をもつて同様の動作をす
ればよい。
尚以上はスチルモードの場合について説明した
が、スローモード等のテープのノーマルスピード
以外の場合でも同様にテープスピードに応じた傾
斜信号S0をバイモルフ板7a及び7bに夫々供給
するものである。ところでスローモードを例にと
つて見ると、上述したように傾斜信号S0のバイモ
ルフ板7a及び7bへの供給によつて、ヘツド6
a及び6bをトラツクに合わせてトレースさせる
ようになすことは可能となるが、各ヘツド6a及
び6bの各トラツク11a及び11bへのトレー
ス開始点におけるミストランキングが生じるのは
回避できない。
今テープスピードがノーマル時の1/3であるス ローモードについて第7図を用いて説明すると、
第7図Aの11a及び11bは上述した記録トラ
ツク、PctはいわゆるCTLパルスである。又第7
図D及びEは回転ドラム2の回転に応じて得られ
るパルス(一般にはPGより得られる)をもつて
形成されたスイツチングパルスでありパルスPx
のハイレベル“1”の期間でヘツド6aより又パ
ルスPyのハイレベル“1”の期間でヘツド6b
より夫々再生信号が得られるものとする。する
と、時点t11〜t12において先ずヘツド6aは第7
図Aの最左端のトラツク11aをトレースする
が、時点t12〜t13間においてはヘツド6bが点線
で示す軌跡55を、時点t13〜t14間においてはヘ
ツド6aが点線で示す軌跡57を、時点t14〜t15
間においてはヘツド6bがトラツク11bを夫々
トレースするようになり、即ち時点t12〜t13間、
t13〜t14間とで夫々ミストラツキングを生ずる。
これを回避する為には時点t12〜t13間でトレー
スするヘツド6bを予め矢印56で示す方向に且
つその大きさだけ偏移させてやればよく、又時点
t13〜t14間でトレースするヘツド6aを予め矢印
58で示す方向に且つその大きさだけ偏移させて
やればよい。
この為、本出願人は先に第6図に示す予想電圧
発生回路13を提案した。以下これについて説明
すると、CTLヘツド9よりのCTLパルスPctは増
幅器46により適当に増幅されてアツプダウンカ
ウンタ47のロード端子に供給され、一方VTR
のキヤプスタン(図示せず)には周波数発電機
(FG)48が取付けられており、これよりの信号
(パルス)が増幅器49にて増幅されてカウンタ
47のクロツク信号入力端子に供給される。よつ
てこのFG48からのパルスのくり返し周波数は
テープスピードに対応する。尚50はテープのホ
ワード及びリバースに基づいて加算指令信号又は
減算指令信号が供給される入力端子であり、これ
はカウンタ47のアツプダウン信号入力端子に接
続される。
第7図AにおいてはCTLパルスPctとトラツク
11a,11bとの状態を示し、第7図Bはこの
CTLパルスPctに対するFGパルスPfg(キヤプス
タンの回転に関連して得られるパルス)の関係を
示す。そしてFGパルスPfgは通常の再生モード
では900Hzのくり返し周波数を有し、且つCTLパ
ルスPctに対してその1周期内即ち映像信号の1
フレーム内で30個のパルスを有する。この1フレ
ーム内のパルスの数はテープスピードには無関係
である。
上述のカウンタ47よりの出力信号はD−A
(デジタルアナログ)変換器51に供給され、こ
れより第7図Cに示す階段状の信号S5を生ずる。
そしてノーマルな再生状態において各ヘツド6a
及び6bの各トラツク11a及び11bに対する
トレース開始時点例えば時点t11が階段波状信号
S5のほぼ中間の高さ(レベル)と時間的に一致す
るように、この信号S5の位相が選ばれているもの
とする。このような階段波状信号S5はサンプリン
グホールド回路52a及び52bに供給され、そ
れらの出力電圧が端子53a及び53bを通じて
夫々バイモルフ板7a及び7bに供給される。一
方これらのサンプリングホールド回路52a及び
52bには第7図D及びEに示すスイツチングパ
ルスPx及びPyが夫々端子54a及び54bを通
じて供給される。尚本例は上述したようにテープ
スピードがノーマル状態の1/3の場合である。従 つてCTLパルスPctの1周期間でこのスイツチン
グパルスPx及びPyは3Hzの周波数をもつことに
なる。そしてスイツチングパルスPxのハイレベ
ルの期間(“1”の期間)でヘツド6aがテープ
10と対接し、且つサンプリングホールド回路5
2aがホールドされ、パルスPyのハイレベル期
間(“1”の期間)でヘツド6bがテープ10と
対接し、且つサンプリングホールド回路52bが
ホールドされ、段階波状信号S5は、パルスPx及
びPyの夫々の立上がり時点において夫夫サンプ
リングされるものとする。
この第7図においてヘツド6aのトレースが開
始される時点t11では、パルスPxによつてサンプ
リングされた信号S5は、階段波(信号S5の振幅)
のほぼ中央にあり、この位置の電圧を予想電圧の
基準電圧(例えば0電圧)とすると、バイモルフ
板7aには予想電圧0が供給されることになり、
よつてこの場合はバイモルフ板7aは何ら偏移さ
れることはない。従つてこの時点t11ではバイモ
ルフ板7aのヘツド6aは元位置からテープ10
との対接を開始し、これによりヘツド6aはちよ
うどトラツク11a上をトレースし始めるように
なる。そして爾後は上述した制御信号がこのバイ
モルフ板7aに供給されて確実にトラツク上をト
レースする。
このようにして時点t11〜t12間でヘツド6aに
よる信号の再生を終了すると、時点t12よりヘツ
ド6bのトレースが開始されることになる。とこ
ろでパルスPyの立上がり時点(時点t12)におい
て信号S5がサンプリングホールド回路52bにて
サンブリングされるので、これより得られる信号
S5即ち予想電圧がバイモルフ板7bに供給され、
よつてこのバイモルフ板7bがそのサンプリング
された信号S5の極性(例えば+)に基づいてこの
場合は矢印56方向(例えば正方向)に、且つ信
号S5の大きさV1に対応した分だけ偏移する。従
つてヘツド6bはこの場合はトラツク11a上を
トレースすることとなり、以後は後述のようにし
て制御信号がバイモルフ板7bに供給され、ヘツ
ド6bがトラツク11a上をほぼ確実にトレース
することとなる。
次に時点t13〜t14間では再びヘツド6aにによ
るトレース期間に入るが、時点t13ではサンプリ
ングホールド回路52aによりサンプリングされ
た信号S5は第7図Cに示すように−V2となり、
よつてこの電圧がバイモルフ板7aに供給される
ので、この場合はこのバイモルフ板7aが負方向
に且つ信号V2の大きさに対応して偏移し、よつ
てヘツド6aはトラツク11b上をトレースする
こととなる。
時点t14ではサンプリングホールド回路52b
にてサンプリングされた電圧が0(基準電圧)と
なり、以後同様の動作をくり返して行うので、各
ヘツド6a及び6b共にそのトレース開始前で予
想電圧が供給され、トレース開始時より、ほぼ確
実なトレースをなさしめることができる。第7図
Fはこのようにしてサンプリングホールド回路5
2a,52bより得られる電圧を互に連続して表
わしたものである。
このようにして予想電圧を得ることはできる
が、第7図よりして明らかなように、これらの予
想電圧は各ヘツド6a及び6bのトレース開始の
直前にならないと得られない為と、バイモルフ板
7a及び7bの反応特性が悪い為とによつて、ト
レース開始前では完全なトラツキングが得られな
い欠点がある。
このような欠点を回避し、ある一のヘツドのテ
ープとのトレースが終了する時点において、その
ヘツドが次回トレースすべき位置(高さ)を検出
し、即ち予想を得るようになし、そのヘツドのテ
ープとの非対接期間においてそのヘツドのバイモ
ルフ板に上述した予想電圧を供給して、そのヘツ
ドが次回においてトレースするとき、そのトレー
ス開始時点でミストラツキング又は大きなミスト
ラツキングを生じないようにしたものとして第8
図に示す如きものが提案されている。
第8図につき説明するにこの第8図に於いて第
6図と対応する部分には同一符号を付して示す。
CTLヘツド9よりのCTLパルスPctは増幅器46
により適当に増幅されてアツプダウンカウンタ4
7(これを第1のアツプダウンカウンタとする)
のロード端子に供給され、一方VTRのキヤプス
タン(図示せず)には周波数発電機(FG)48
が取付けられており、これよりの信号(パルス)
が増幅器49にて増幅されてカウンタ47のクロ
ツク信号入力端子に供給される。尚このFG48
よりのパルスの周波数はテープスピードと対応す
るもので、これは特にFG48よりの信号のみか
ら得るものとは限らない。
更にドラム2の回転に応じて得られるPGパル
スより形成材された一般的には30Hzの周波数を有
するスイツチングパルスPx及びPy(第7図D又
はEで説明したと同様のパルスである、第9図D
又はEに示されている)が入力端子54a及び5
4bに供給され、入力端子54aに供給されたパ
ルスが周波数の2逓倍回路67にて60Hzのくり返
し周波数を有するパルスPz(第9図F)となさ
れ、これが第2のアツプダウンカウンタ68のロ
ード端子に供給され、更にFG48より供給され
るパルスが同様に周波数の2逓倍回路69にて
FG48に得られるパルスのくり返し周波数が2
倍となされ、これが上述のアツプダウンカウンタ
68のクロツク端子に供給され、第2のカウンタ
68にロード入力があつたとき第1のカウンタ4
7の出力を第2のカウンタ68の入力データとし
て記憶させるようになし、第2のカウンタ68に
おいてその記憶した計数値よりクロツクパルス数
(2逓倍回路69よりのパルス数)を計数するよ
うになされている。この2逓倍回路69よりのパ
ルス数が次回トレースするトラツクの位置に対応
する電圧即ち予測電圧となる。
この第2のカウンタ68の出力がデジタル−ア
ナログ(D−A)変換器70に供給され、その出
力が夫々第1及び第2のサンプリングホールド回
路71a及び71bに供給される。更に端子54
a及び54bに供給される第9図D及びEに示す
スイツチングパルスPx及びPyが夫々第1及び第
2の遅延回路72a及び72bに供給され、これ
らにおいて夫々第9図I及びJに示すパルスPi及
びPjを得、かかるパルスPi及びPjにてD−A変換
器70よりの出力を、これらのパルスの発生時点
においてサンプリングし、且つホールドするよう
にしている。73a及び73bはこのようにして
サンプリングされた信号の出力端子である。尚こ
れら遅延回路72a及び72bによる遅延時間は
各信号Px及びPyの立上がり時点より夫々1フイ
ールド弱であり、例えばヘツド6aの再生の終了
の直前で、このヘツド6aのバイモルフ板7aに
対するサンプリングホールド回路71aをサンプ
リングする。そしてこれらサンプリングホールド
回路71a及び71bでは夫々ほぼ1フイールド
のホールドが行なわれる。
尚第8図に示す回路にあつてはFG48からの
パルスを周波数2逓倍回路69にて2倍して第2
のカウンタ68に供給するようにした場合である
が、FG48より得られるパルスの周波数が上述
した第2のカウンタ68のクロツク信号入力端子
に供給される周波数となるように予め設定するこ
ともでき、この場合には周波数2逓媒回路69は
不必要となつてFG48よりのパルスを直接又は
必要に応じて増幅器を通じて第2のカウンタ68
に供給し、FG48よりのパルスの周波数を1/2に 逓降して第1のカウンタ47のクロツク信号入力
端子に供給するようになしても上述と同様であ
る。
次に上述した構成による動作を第9図を用いて
説明する。
第1のカウンタ47においては第6図で説明し
たと全く同様の動作が行なわれ、よつてその出力
側には第7図Cで説明した信号S5が得られる。第
9図Bに示す信号S5がそれであるが、第9図では
階段状部分を直線状にして示してある。更に第2
のカウンタ68のみで考える(即ち第1のカウン
タ47よりの出力を0として考える)と、これは
スイツチングパルスPz(第9図F参照)毎にリセ
ツトされることになるので、上述した状態では第
9図Cに示す信号S6が得られることになる。この
信号S6は信号S5に対してカウンタへの入力となる
クロツク信号が2倍となつていることから、傾斜
が2倍となる。
ところでこの第2のカウンタ68には第1のカ
ウンタ47よりの信号S5が供給されており、第2
のカウンタ68のロード端子に2逓倍回路67よ
りパルスPzが供給される為に、第1のカウンタ
47の出力(計数)がベースとされて、その計数
値より加算されるようになるので、結局この第2
のカウンタ68の出力端子には第9図Hに示す波
形の信号S7が得られる。尚第9図はこの第2のカ
ウンタ68による上述した計算過程を波形で表わ
したものであり、第9図B及びCと対応する信号
には同一符号を付して示している。尚本例はテー
プスピードがノーマル状態のときの1/4の場合を 示しており、よつてある一つのトラツクはヘツド
6a及び6bにより夫々2回宛、合計4回トレー
スされる場合である。
そしてこの第8図による予想電圧によりヘツド
6a及び6bのトレース開始点を補正しない場合
の各ヘツド6a及び6bの磁気テープ10への当
り始めの位置(映像トラツクに関してのみ)を
夫々a及びbで順次に示している。今第9図にお
いて、時点t21にあつてはヘツド6bがちようど
トラツク11b上をトレースすることになるの
で、バイモルフ板7bには予想電圧を印加する必
要はなく、時点t22にあつてはヘツド6aを矢印
56方向に且つその大きさ分だけ偏移させる必要
があり、更に時点t23にあつてはヘツド6bを矢
印57に示す方向に且つその大きさ分だけ偏移さ
せる必要がある。ところでこれらの方向及び大き
さは第9図Bの信号S5の中央レベルを0とすると
き、得ることができることは第7図において説明
した通りであり、よつてこの信号S5において、第
9図Aと対応する位置にヘツド6aに関しては○
印を、ヘツド6bに関しては×印を夫々付して示
す。例えば時点t22ではバイモルフ板7aに正方
向の電圧V1を供給すればよい。
次に第9図Hを参照すると、時点t21の直前に
おいて信号S7がパルスPiによりサンプリングホー
ルド回路71aにおいてサンプリングされてお
り、これがほぼ1フイールド期間ホールドされて
時点t22以降においてバイモルフ板7aに印加さ
れるようになされている。そしてこの場合のサン
プリング電圧V1′は上述した第9図Bに示す電圧
V1とV1′≒V1となつている。
以下時点t22の直前のパルスPjにより信号S7
サンプリング回路71bによりサンプリングされ
るが、この値V2′は上述のV2とV2′≒V2となつて
いる。
以上説明したように、この第8図例によれば、
例えはヘツド6aに関しては、そのトレースのほ
ぼ最終時点でパルスPiにより信号S7をサンプリン
グホールドすることにより、又ヘツド6bに関し
ては、そのトレースのほぼ最終時点でパルスPjに
より信号S7をサンプリングホールドすることによ
つて、夫々のヘツド6a及び6bの次回のトレー
スの開始時点の基準位置よりの高さを検出するこ
とができ、これらサンプリングされた信号が、
夫々のヘツド6a及び6bのフライバツク期間に
おいて、夫々のヘツド6a及び6bを取付けたバ
イモルフ板7a及び7bに夫々供給されるので、
各ヘツド6a及び6bを無理なく、適切なトレー
ス開始位置に持ち来たして置くことができ、よつ
て第7図で説明したような欠点を回避でき余裕の
ある高さ補正ができる特徴がある。
ところで、すでに述べたように、回転磁気ヘツ
ド6a,6bとCTLヘツド9との相対位置がず
れたときには、上述のダイナミツク・トラツキン
グの利点が半減されてしまう。このようなこと
は、上述相対位置のばらつきが許容範囲を超えて
いるVTRを用いるときに問題となる。たとえば、
相対位置の適正なVTRで記録した磁気テープを
相対位置の不適正なVTRで再生したときや、あ
るいは、その逆のときである。また、磁気テープ
ののびが大きくなつたときにも問題となる。
第10図に示すものは、このような事情を考慮
してなされたものであり、回転磁気ヘツド6a,
6bとCTLヘツド9との相対位置のずれを検出
し、この検出に基づいて確実なダイナミツク・ト
ラツキングを行えるようにしている。
第10図において第8図と対応する箇所には対
応する符号を付してそれぞれの詳細説明を省略す
る。
第10図においては、カウンタ47のプリセツ
ト値を、回転磁気ヘツド6a,6bとCTLヘツ
ド9との相対位置のずれに応じて可変できるよう
に、このカウンタ47の前段にラツチ回路81お
よびアツプダウンカウンタ82を設けている。
すなわち、端子54aからのスイツチングパル
スPxをカウンタ82のロード端子に供給し、こ
のスイツチングパルスPxのタイミングで所定の
プリセツト値をカウンタ82に転送する。そし
て、こののち、増幅器49からのFGパルスPfg
をこのカウンタ82で計数していくようにする。
他方、端子83はVTRのモードが通常再生モー
ドであることを示す信号、たとえばサーボ・ロツ
ク信号が供給されるようにする。そして、このサ
ーボ・ロツク信号をアンド回路84の第1入力端
に供給し、この第2の入力端子には増幅器46を
介してCTLパルスPctを供給する。そして、アン
ド回路84の出力に基づいてラツチ回路81にカ
ウンタ82のカウント出力を転送する。このラツ
チ回路81からの出力信号は第8図例と同様に
CTLパルスのタイミングでカウンタ47に転送
される。
斯る構成によれば、通常再生モードにおいて
は、アンド回路84を介してコントロールパルス
がラツチ回路81に供給されるため、前段のカウ
ンタ82の計数内容に応じてラツチ回路81の内
容が可変される。そして、その結果、カウンタ4
7のプリセツト値が可変される。
具体的には、カウンタ82はスイツチングパル
スPx(第11図A)に基づいて時刻t1以降プリセ
ツト値Cpから計数を行つていく。そして、スイ
ツチングパルスPxより遅れてCTLパルスPct(第
11図C)が発生するとする。すなわち、回転磁
気ヘツド6a,6bとCTLヘツド9との相対位
置がずれているものとすると、第11図に破線で
示すタイミングt2でラツチ回路81に計数内容
Cp′が転送される。そして、次段のカウンタ47
では、この計数内容Cp′をプリセツト値として破
線で示すタイミングt2から計数が行われる。ここ
で、従前の第8図例でのカウンタ47の計数内容
を一点鎖線で示す。図から明らかなように、本例
の計数内容Cp′は従前のものよりΔCだけ大きい。
そして、本例ではこの時間的ずれΔC分だけ早く、
カウンタ47の計数内容がカウンタ47の最大値
Cmaxに達する。この時間的ずれΔt(第11図D)
は、スイツチングパルスPx(第11図A)とCTL
パルスPct(第11図C)とのずれに等しい。す
なわち、このずれの時間だけ早くカウンタ47が
カウントアツプするように、その時間に応じたず
れΔCだけ余分なプリセツト値Cp′をカウンタ47
に転送しているからである。
以上のことは、コントロールパルスがどのよう
な位相であろうと、回転磁気ヘツド6a,6bと
CTLヘツドとの間の相対位置がずれていない場
合の位相にカウンタ47の計数出力の位相をあわ
せることができることを意味する。このため、本
例ではCTLパルスPctがどのような位相であろう
と、記録トラツクのトレース開始時点で回転磁気
ヘツド6a,6bを記録トラツクの中央に位置さ
せることができ、確実にダイナミツク・トラツキ
ングを行える。
なお、スチル再生モード、スロー再生、倍速再
生モード時等ではサーボ・ロツク信号が端子83
に供給されないため、ラツチ回路81の内容は保
持される。このため、これらの場合でも、CTL
パルスPctがどのような位相であろうと、カウン
タ47の計数出力の位相を正規の位相にあわせる
ことができる。したがつて、確実にダイナミツ
ク・トラツキングを行える。
また、カウンタ47の計数出力は後段のカウン
タ68に所定のタイミングで転送される。これ以
降の動作は第8図例と同様であり、説明を要しな
いであろう。
以上述べたように、この第10図例によれば、
回転磁気ヘツド6a,6bとCTLヘツド9との
相対位置のずれを検出し、CTLパルスPctに応じ
たタイミングで計数を行つて予想電圧を形成する
ためのカウンタのプリセツト値を、上述検出出力
に基づいて可変させている。したがつて、本例で
は、回転磁気ヘツド6a,6bとCTLヘツド9
との相対市がずれていても、回転磁気ヘツド6
a,6bが記録トラツクをトレース開始する時点
でそれらをちようど記録トラツクの中央に位置さ
せることができ、確実にダイナミツク・トラツキ
ングを行える。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このようなダイナミツクトラツキン
グにおいては、トラツクの出口部分はウオーブリ
ング方式のトラツキング調整によりトラツクに対
して磁気ヘツドがジヤストトラツキングされる
が、トラツクの入口部分についてはCTLパルス
PctとFGパルスPfgとによる予測制御がなされて
おり、バイモルフ板に加える制御電圧とバイモル
フ板の偏移との関係が常に一致しているかどうか
は即ち、実際に磁気ヘツドがトラツクを正確にト
レースするかどうかは予測制御がオープンループ
系のために補償されない。このため、バイモルフ
板が温度特性、経時変化等により残留歪を生じた
り特性が変化したときは、これによるトラツキン
グのずれに対処できないという不都合があつた。
本発明は斯かる点に鑑み上述の如き不都合を除
去するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、第12図及び第13図を参照しながら本
発明磁気記録再生装置の一実施例につき説明しよ
う。又、この第12図において第10図と対応す
る部分に同一符号を付してその詳細の説明を省略
する。
第12図においては、バイモルフ板7a及び7
bの温度特性、経時変化による動作点電圧値の変
化を補償できるように、トラツクに対して磁気ヘ
ツドがジヤストトラツキングできる即ち、そのと
きのバイモルフ板7a及び7bの動作点電圧値を
検出できるトラツクの出口部分にてそのときの動
作点電圧値を検出し、バイモルフ板7a及び7b
の本来の動作点電圧値とそのときの動作点電圧値
とを比較して動作点電圧値の変化を補償できるよ
うにしたものである。
即ち、比較回路17a及び17bからの比較出
力をサンプリングホールド回路85a及び85b
に夫々供給し、このサンプリングホールド回路8
5a及び85bからのサンプリングされた電圧を
比較回路86a及び86bの夫々の一方の入力端
子に夫々供給し、この比較回路86a及び86b
からの比較出力をアツプダウンカウンタ87a及
び87bのアツプダウン信号入力端子に夫々供給
する。このアツプダウンカウンタ87a及び87
bは比較回路86a及び86bからの比較出力と
しての正、負又は零の電圧に応じてプリセツト値
に対してクロツク端子に得られるパルス信号数分
を減算、加算又は計数しないように命令されるよ
うにするものである。そして、このアツプダウン
カウンタ87a及び87bからの計数信号をデジ
タル−アナログ変換器88a及び88bに夫々供
給し、このデジタル−アナログ変換器88a及び
88bからの信号を補償信号として加算回路15
a及び15bに夫々供給する。一方、入力端子5
4aから得られるスイツチングパルスPx及びPy
をサンプリングホールド回路85a及び85bに
夫々サンプリング信号入力端子並びにアツプダウ
ンカウンタ87a及び87bの夫々クロツク端子
に供給すると共に、基準電圧発生回路89からの
基準電圧を比較回路86a及び86bの夫々の他
方の入力端子に夫々供給する。この基準電圧はバ
イモルフ板7a及び7bの本来の動作点電圧値と
等しく設定されるものである。又、比較回路86
a及び86bをこの基準電圧に対してサンプリン
グホールド回路85a及び85bからのサンプリ
ング電圧が高い、低い又は等しいときに比較出力
として正、負又は零の電圧を発生するようにする
ものである。尚、本例においては端子83から得
られるサーボ・ロツク信号をアツプダウンカウン
タ87a及び87bのロツ信号入力端子に夫々供
給し、VTRのモードが通常再生モードであると
きに、このアツプダウンカウンタ87a及び87
bがロツクされその計数値が保持されるようにな
す。その他は上述第10図例と同様に構成するも
のである。
斯かる構成によれば、ヘツド6aがトラツキン
グ調整されつつトラツク上をトレースする場合、
トラツクの出口部分即ち、スイツチングパルス
Pxの立ち下がる直前のとき、比較回路17aか
らの比較出力がサンプリングホールド回路85a
にてホールドされる。(このときの比較回路17
aからの比較出力は、トラツクの入口部分からの
ウオーブリング方式のトラツキング調整によりト
ラツクに対して磁気ヘツド6aがジヤストトラツ
キングされたときの値即ち、そのときのバイモル
フ板7aの動作点電圧値となされている。)そし
て、このサンプリングホールド回路85aにサン
プリングされたサンプリング電圧が比較回路86
aにて基準電圧と比較され、この比較回路86a
からの比較出力に応じてカウンタ87aが加算又
は減算カウンタとして動作しスイツチングパルス
Pxが1つ計数され若しくは不動作となされスイ
ツチングパルスPxが計数されない。そして、こ
のカウンタ87aの計数値がデジタル−アナログ
変換器88aにてアナログ信号に変換され、この
アナログ信号がバイモルフ板7aの動作点電圧の
変化の補償のための電圧として加算回路15aを
介してバイモルフ板7aに加えられる。その他は
上述第10図例と同様に動作するものである。こ
のとき、比較回路86aからの比較出力はバイモ
ルフ板7aが温度特性、経時変化により動作点電
圧が変化していなければ基準電圧発生回路89か
らの基準電圧と等しく補償のための電圧がバイモ
ルフ板7aに供給されなくとも、ヘツド6aがト
ラツクの入口部分においても正確にトレースす
る。又、バイモルフ板7aの動作点電圧が変化し
ている場合、例えば第13図に示すように基準電
圧V3に対してΔVだけ高い電圧V3′となる場合は、
比較回路17aからの比較出力V3′がスイツチン
グパルスPxが立ち下がる直前においてサンプリ
ングホールド回路85aにてサンプリングされ、
このサンプリングホールド回路85aからのサン
プリング電圧V3′が比較回路86aにて基準電圧
と比較され、その比較出力として正の電圧がカウ
ンタ87aに供給され、このカウンタ87aにて
スイツチングパルスPx1つ分の減算がなされ、こ
のカウンタ87aのプリセツト値より1小さい計
数値がデジタル−アナログ変換器88aにてアナ
ログ信号となされ、このアナログ信号が補償のた
めの電圧として加算回路15aを介してバイモル
フ板7aに供給され、ヘツド6aがトラツクの入
口部分においても正確にトレースするようになさ
れる。
尚、ヘツド6a側について述べたけれども、ヘ
ツド6側についても同様に補償がなされるもので
ある。
〔発明の効果〕
以上述べた如く本発明時期記録再生装置によれ
ば、バイモルフ板7a及び7bの動作点電圧値の
変化を、トラツクに対して磁気ヘツド6a及び6
bがジヤストトラツキングされるトラツクの出口
部分即ち、スイツチングパルスPx及びPyの立ち
下がる直前にて検出して補償のための電圧を得、
この補償のための電圧をバイモルフ板7a及び7
bに加算するようにしたため、トラツクの入口部
分においてもトラツクに対して磁気ヘツド6a及
び6bがジヤストトラツキングするようにでき
る。
因みに、従来では補償できなかつたバイモルフ
板7a及び7bの温度特性、経時変化によるトラ
ツキングのずれに対して±30μmまで補償できる
ようになつた。
尚、本発明は上述実施例に限らず本発明の要旨
を逸脱することなくその他種々の構成を取り得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気記録再生装置を説明するための回
転ドラムの略線的平面図、第2図は第1図の一部
切欠側面図、第3図は磁気テープの記録パターン
を示す正面図、第4図、第6図、第8図及び第1
0図は本発明磁気記録再生装置の説明に供する構
成図、第5図、第7図、第9図及び第11図は本
発明の説明に供するタイムチヤート、第12図は
本発明磁気記録再生装置の一実施例を示す構成
図、第13図は第12図の説明に供する線図であ
る。 2は回転磁気ヘツド装置、6a及び6bは夫々
回転磁気ヘツド、7a及び7bは夫々バイモルフ
板、9はコントロールパルス用磁気ヘツド、11
a及び11bは夫々記録トラツク、47,68及
び82は夫々アツプダウンカウンタ、70はデジ
タル−アナログ変換器、71a及び71bは夫々
サンプリングホールド回路、81はラツチ回路、
85a及び85bは夫々サンプリングホールド回
路、86a及び86bは夫々比較回路、87a及
び87bは夫々アツプダウンカウンタ、89は基
準電圧発生回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転磁気ヘツドを電気−機械変換素子に取付
    け、磁気テープに対接する回転磁気ヘツドが上記
    磁気テープに形成されるトラツクに対して横切る
    方向に往復動させるウオーブリング信号と、該ウ
    オーブリング信号と上記回転磁気ヘツドの出力信
    号に応じて得られた信号とを比較して得た比較信
    号を加算した信号を、駆動信号として上記電気−
    機械変換素子に供給することにより、上記回転磁
    気ヘツドが上記磁気テープの上記トラツク上を正
    確にトレースするようにした磁気記録再生装置に
    おいて、上記回転磁気ヘツドが上記トラツクをト
    レースし終わる直前において、上記比較信号をサ
    ンプルホールドするサンプルホールド手段と、 該サンプルホールド手段より得たサンプル電圧
    と所定の基準電圧とを比較することにより、上記
    電気−機械変換素子の物理的変化による動作点の
    変化を補償する動作点補償信号を得る動作点補償
    信号検出手段と、 上記動作点補償信号と、上記駆動信号とを加算
    する加算手段とを備え、 該加算手段の出力信号を上記電気−機械変換素
    子に供給するようにしたことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
JP57054936A 1982-04-02 1982-04-02 磁気記録再生装置 Granted JPS58171716A (ja)

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