JPH0370615A - 車高設定制御装置 - Google Patents
車高設定制御装置Info
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- JPH0370615A JPH0370615A JP20641889A JP20641889A JPH0370615A JP H0370615 A JPH0370615 A JP H0370615A JP 20641889 A JP20641889 A JP 20641889A JP 20641889 A JP20641889 A JP 20641889A JP H0370615 A JPH0370615 A JP H0370615A
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 34
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は車高を設定@御する車高設定制御装置に係り、
特に車体と各車軸支持部材との間に設けられたエアばね
装置を用いて車高を予め決められた所定値に設定制御す
る車高設定制御装置に関する。
特に車体と各車軸支持部材との間に設けられたエアばね
装置を用いて車高を予め決められた所定値に設定制御す
る車高設定制御装置に関する。
従来から、エアばね・装置を用いた車高設定制御装置は
よく知られており、例えば特開昭62−8808号公報
には、前記エアばね装置と圧縮空気を貯蔵するエアタン
クとの間にバルブ手段を介装し、該バルブ手段をオンオ
フ制御することによりエアばね装置内へ圧縮空気を供給
したり、該供給を禁止したりして、当該車両の車高を所
定値に設定制御するようにした車高設定制御装置が示さ
れている。
よく知られており、例えば特開昭62−8808号公報
には、前記エアばね装置と圧縮空気を貯蔵するエアタン
クとの間にバルブ手段を介装し、該バルブ手段をオンオ
フ制御することによりエアばね装置内へ圧縮空気を供給
したり、該供給を禁止したりして、当該車両の車高を所
定値に設定制御するようにした車高設定制御装置が示さ
れている。
しかるに、上記従来例には、バルブ手段のオンオフ制御
に関する具体的な説明はなんらなされておらず、前記従
来例に係る装置にあっては、車高が迅速かつ適切に所定
値に設定されないで、所定値より高くなり過ぎたり、所
定値に達しなくて、車高の上昇及び下降が繰り返される
、いわゆるハンチング現象が生ずるという課題を残して
いる。 本発明は前記課題を解決しようとするもので、その目的
は、エアタンク内の空気圧、エアばね装置内の空気圧及
び車高値を考慮してバルブ手段をオンオフ制御すること
により、車高の上昇及び下降の繰り返しを避けて、車高
が安定して所定値に設定制御される車高設定制御装置を
提供することにある。
に関する具体的な説明はなんらなされておらず、前記従
来例に係る装置にあっては、車高が迅速かつ適切に所定
値に設定されないで、所定値より高くなり過ぎたり、所
定値に達しなくて、車高の上昇及び下降が繰り返される
、いわゆるハンチング現象が生ずるという課題を残して
いる。 本発明は前記課題を解決しようとするもので、その目的
は、エアタンク内の空気圧、エアばね装置内の空気圧及
び車高値を考慮してバルブ手段をオンオフ制御すること
により、車高の上昇及び下降の繰り返しを避けて、車高
が安定して所定値に設定制御される車高設定制御装置を
提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
車体と車軸支持部材との間に設けられ車高を設定するエ
アばね装置と、圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、前記
エアタンクと前記エアばね装置との間に介装され同エア
タンクから同エアばね装置への圧縮空気の供給をオンオ
フ制御するバルブ手段とを備え、前記エアばね装置へ供
給された圧縮空気に応じて車高を予め決められた所定値
に設定制御する車高設定制御装置において、前記エアば
ね装置内のエアばね空気圧を検出するエアばね空気圧検
出手段と、前記エアタンク内のエアタンク空気圧を検出
するエアタンク空気圧検出手段と、車高を検出する車高
検出手段と、前記検出したエアばね空気圧、エアタンク
空気圧及び車高に基づいて前記エアばね空気圧から前記
エアタンク空気圧までの差が大きくなるに従って小さく
なりかつ前記検出車高が前記所定値から低くなるに従っ
て大きくなるバルブオン時間を決定するバルブオン時間
決定手段と、前記決定バルブオン時間に対応した時間だ
け前記バルブ手段をオン制御するバルブ制御手段とを設
けたことにある。
車体と車軸支持部材との間に設けられ車高を設定するエ
アばね装置と、圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、前記
エアタンクと前記エアばね装置との間に介装され同エア
タンクから同エアばね装置への圧縮空気の供給をオンオ
フ制御するバルブ手段とを備え、前記エアばね装置へ供
給された圧縮空気に応じて車高を予め決められた所定値
に設定制御する車高設定制御装置において、前記エアば
ね装置内のエアばね空気圧を検出するエアばね空気圧検
出手段と、前記エアタンク内のエアタンク空気圧を検出
するエアタンク空気圧検出手段と、車高を検出する車高
検出手段と、前記検出したエアばね空気圧、エアタンク
空気圧及び車高に基づいて前記エアばね空気圧から前記
エアタンク空気圧までの差が大きくなるに従って小さく
なりかつ前記検出車高が前記所定値から低くなるに従っ
て大きくなるバルブオン時間を決定するバルブオン時間
決定手段と、前記決定バルブオン時間に対応した時間だ
け前記バルブ手段をオン制御するバルブ制御手段とを設
けたことにある。
上記のように構成した本発明においては、エアばね空気
圧からエアタンク空気圧までの差が小さくてバルブ手段
のオン時にエアタンクからエアばね装置へ流れる単位時
間当りの空気流量が小さい場合には、バルブオン時間決
定手段により決定されるバルブオン時間は大きくなり、
また前記差が大きくて前記空気流量が大きい場合には、
前記バルブオン時間は逆に小さくなるので、エアタンク
内及びエアばね装置内の空気圧が変動しても、該変動が
補償される。また、同時に、車高が低い場合には前記バ
ルブオン時間は大きくなり、車高が高い場合には前記バ
ルブオン時間が小さくなるので、車高の所定値からの偏
差も考慮されて、前記バルブオン時間が決定される。そ
して、バルブ制御手段が前記決定バルブオン時間だけバ
ルブ手段をオンするので、エアタンクからエアばね装置
へは、エアタンク内及びエアばね装置内の空気圧を考慮
するとともに、車高をも考慮した圧縮空気が供給される
ことになる。
圧からエアタンク空気圧までの差が小さくてバルブ手段
のオン時にエアタンクからエアばね装置へ流れる単位時
間当りの空気流量が小さい場合には、バルブオン時間決
定手段により決定されるバルブオン時間は大きくなり、
また前記差が大きくて前記空気流量が大きい場合には、
前記バルブオン時間は逆に小さくなるので、エアタンク
内及びエアばね装置内の空気圧が変動しても、該変動が
補償される。また、同時に、車高が低い場合には前記バ
ルブオン時間は大きくなり、車高が高い場合には前記バ
ルブオン時間が小さくなるので、車高の所定値からの偏
差も考慮されて、前記バルブオン時間が決定される。そ
して、バルブ制御手段が前記決定バルブオン時間だけバ
ルブ手段をオンするので、エアタンクからエアばね装置
へは、エアタンク内及びエアばね装置内の空気圧を考慮
するとともに、車高をも考慮した圧縮空気が供給される
ことになる。
上記作用説明からも理解できる通り、本発明によれば、
エアタンク内又はエアばね装置内の空気圧が変動しても
、車高がどの程度低くなっても、これらの状態に応じて
エアタンクからエアばね装置へ供給される空気量が自動
調整されるようになるので、低下した車高が安定して適
切に標準値へ設定制御され、ハンチング現象の発生がよ
りよく防止されて、当該車両の乗り心地も良好になる。
エアタンク内又はエアばね装置内の空気圧が変動しても
、車高がどの程度低くなっても、これらの状態に応じて
エアタンクからエアばね装置へ供給される空気量が自動
調整されるようになるので、低下した車高が安定して適
切に標準値へ設定制御され、ハンチング現象の発生がよ
りよく防止されて、当該車両の乗り心地も良好になる。
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は本発明に係る車高設定制御装置を適用した車高自
動調整装置の全体を概略的に示している。 この車高自動調整装置は、各車輪に対応したエアばね装
置11〜14を備えている。これらのエアばね装置11
〜14は車体と各車輪の車軸支持部材との間にそれぞれ
設けられ、内部に収容する空気量に応じて車体各部の各
車輪に対する高さを設定するものである。これらのエア
ばね装置11〜14は通路をオンオフ制御する電磁バル
ブ15〜18を介して第1及び第2通路り、、L2の一
端に接続されている。 第I通路り、は同通路L1をオンオフ制御する電磁バル
ブ21を介装しており、同通路L1の他端はエアタンク
22の出力ボートに接続されている。 エアタンク22は圧縮空気を貯蔵するもので、その入力
ボートには、電動モータ23により飛動されるエアポン
プ24からの圧縮空気が、チエツクバルブ25.乾燥器
26、チエツクバルブ27及び通路をオンオフ制御する
電磁バルブ28を介して供給されるよう゛になっている
。また、チエツクバルブ27には並列にオリフィス31
が接続されている。 第2通路L2は同道路L2をオンオフ制御する電磁バル
ブ32を介装しており、同道路L2の他端はチエツクバ
ルブ27及びオリフィス31の並列回路と電磁バルブ2
8との接続点に接続されている。 なお、この接続点には大気に連通ずるリリーフバルブ3
3が接続されており、同バルブ33は前記接続点の空気
圧が所定圧以上にならないようにしている。 また、チエツクバルブ25と乾燥器26との接続点には
、同接続点を大気に連通させるために通路をオンオフ制
御する電磁バルブ34が接続されている。 これらの電動モータ23及び電磁バルブ上5〜18.2
1,28,32,34を制御するために、当該車高自動
調整装置はマイクロコンピュータ40を備えている。マ
イクロコンピュータ40は、第2図〜第5図のフローチ
ャートに対応したプログラム及び第6図のグラフに対応
したテーブルデータを記憶するROM40aと、同プロ
グラムを実行するCPU40bと、同プログラムの実行
に必要な変数を一時的に記憶するRAM40cと、時間
を計測するタイマ40dと、外部との信号の授受を行う
入力口11r 40 e及び出力回路40fとからなる
。 入力回路40eには、車高センサ41〜44、空気圧セ
ンサ45〜48.51及び車速センサ52が接続されて
いる。車高センサ41〜44はエアばね装置11〜14
にそれぞれ組み付けられ、各エアばね装置11〜工4部
における車高を検出して検出車高を表す信号をそれぞれ
出力する。空気圧センサ45〜48はエアばね装置11
〜14にそれぞれ組み付けられ、各エアばね装置11〜
14内の空気圧を検出して同検出空気圧を表す信号をそ
れぞれ出力する。空気圧センサ51はエアタンク22に
組み付けられ、同タンク22内の空気圧を検出して検出
空気圧を表す信号を出力する。 車速センサ52は変速機の出力軸等の回転数を検出して
、該検出結果に基づき車速を表す信号を出力する。 出力回路40fには、前記電動モータ23及び電磁バル
ブ15〜18. 21. 28. 32. 34が接続
されるとともに、警告ランプ53が接続されている。警
告ランプ53は運転席近傍に配設され、当該車高自動調
整装置の異常を知らせるためのものである。 次に、上記のように構成した実施例の動作を第2図〜第
5図のフローチャートを参照しながら説明する。 イグニッションスイッチ(図示しない)が閉成されると
、CPU40 bは第2図のステップ100にてプログ
ラムの実行を開始し、ステップ102にて電動モータ2
3を非動作状態に設定制御し、全ての電磁バルブ15〜
18. 21. 28. 32゜34をオフ状態に設定
$q御するなどのシステムに必要な初期設定処理をした
後、ステップ104〜154からなる!環処理を繰り返
し実行し続ける。 かかる循環処理においては、車高センサ41〜44によ
り検出された車高が標準車高と異なるとき、車両が走行
中であるか又は車両が停止中であるかの条件により、各
エアばね装置11〜14にエアタンク22又はエアポン
プ24からの圧縮空気が第1又は第2経路り、、L、、
を介して供給され、また各エアばね装置11〜14内の
圧縮空気が大気に排出されるように制御されるとともに
、かかる制御の合間に、エアタンク22への圧縮空気の
貯蔵処理が実行される。 まず、エアタンク22への圧縮空気の貯蔵処理について
説明しておく。 前記循環処理中、ステップ140にてフラグACCFが
”071であるか否かが判定される。フラグACCFは
、”1”によりエアタンク22への圧縮空気の貯蔵制御
中であることを表し、かつ○”により前記制御中でない
ことを表すものである。今、フラグACCFが”O”で
あれば、ステップ140におけるrYEsJとの判定の
基に、ステップ142にて空気圧センサ51により検出
されたエアタンク22内の現在の空気圧TPが所定圧P
lI以下であるか否かが判定される。 かかる場合、エアタンク22内の空気圧TPと所定圧P
、との関係が、TP≦P、であれば、前記ステップ14
2におけるrYEsJとの判定の基に、ステップ144
にて電動モータ23を作動させるための制御データと、
電磁バルブ28をオンさせるための制御データとが出力
回路40fに出力される。これにより、出力回路40f
は電動モータ23及び電磁バルブ28を制御して、同モ
ータ23を回転させるとともに、同バルブ28をオン状
態に設定rlrJ御するので、エアポンプ24は圧縮空
気を吐出し、同空気はチエツクバルブ25、乾燥器26
、チエツクバルブ27及び電磁バルブ28を介してエア
タンク22へ供給され始め、エアタンク22内の空気圧
は徐々に上昇する。 前記ステップ144の処理後、ステップ146にてフラ
グACCFが”工”に設定され、ステップ148にてr
YEsJすなわち前記設定フラグACCFが”l”であ
ると判定されて、ステップ150にて今度は空気圧セン
サ51により検出されたエアタンク22内の現在の空気
圧TPが所定圧P、より大きいか否かが判定される。な
お、所定圧P、は前記所定圧P8より若干大きな値であ
る。 かかる場合、前記エアタンク22への圧縮空気の供給開
始から間もなくて、前記空気圧TPと所定圧P、との関
係がTP≧P1でなければ、前記ステップ150におけ
る「NO」との判定の基に、プログラムはステップ10
4へ戻され、ステップ104〜154からなる前記循環
処理が実行される。 そして、この循環処理においては、フラグACCFが”
工”に設定されたままであるので、ステップ140にて
rNOJと判定され、前述のステップ142〜146の
処理が実行されることはない。 一方、前記エアタンク22への圧縮空気の供給により、
同タンク22内の空気圧TPが上昇して前記所定圧24
以上になると、前記ステップ148におけるrYESJ
との判定後のステップ150にてrYEsJと判定され
る。そして、ステップ152にて、電動モータ23を停
止させるための制御データと、電磁バルブ28をオフさ
せるための制御データとが出力回路40fに出力され、
ステップ154にてプラグACCFが”O”に設定され
る。これにより、出力回路40fは電動モータ23及び
電磁バルブ28を制御して、同モータ23の回転を停止
制御するとともに、同バルブ28をオフ状態に設定制御
するので、エアポンプ24は圧縮空気の吐出を停止する
とともに、エアタンク22内の圧縮空気は保存される。 前記ステップ154の処理後、プログラムはステップ1
04へ戻され、再び、ステップ104〜154からなる
循環処理が実行されるようになる。 なお、かかる場合には、フラグACCFは”011に設
定されているので、ステップ140においてはrYEs
Jと判定されて、ステップ142〜146からなるエア
タンク22内の圧縮空気のチエツク及び同タンク22へ
の圧縮空気の供給制御がなされるようになる。このよう
にして、エアタンク22内の空気圧TPが後述する制御
によって低下した場合には、該空気圧TPが補正される
。 次に、車高を標準値に自動的に設定制御する動作につい
て説明する。 前記ステップ104〜154からなる循環処理中、ステ
ップ104にて車高センサ41〜44により検出された
各車高が取り込まれて検出車高データS H(1)〜S
H(4)として設定され、ステップ106にて前記検
出車高データ5H(1)〜S H(4)のいずれか一つ
でも標準値から非常に低い所定値未満のもの(以下、E
L状態という)があるか否かが判定される。かかる場合
、前記条件に合致するものがあれば、ステップ106に
おけるrYES」との判定の基に、ステップ108以降
の処理が実行される。ステップ108〜112の処理は
、前述したエアタンク22への圧縮空気の供給制御中で
ある場合に、該供給制御を中断して車高調整制御を優先
させるものである。すなわち、前記圧縮空気の供給制御
中でなくてフラグACCFがO”であれば、ステップ1
08における「No」との判定の基に、プログラムはス
テップ114へ進められる。しかし、前記圧縮空気の供
給制御中であってフラグACCFが”1”である場合に
は、ステップ108におけるrYEsJとの判定の基に
、ステップ110にて上述したステップ152と同様な
処理により前記圧縮空気の供給制御が中断され、ステッ
プ112にてフラグACCFが○”に変更された後に、
プログラムはステップ114へ進められる。 ステップ114においては、当該車高自動調整装置が正
常に作動しているか否かを判定するために、車速センサ
52により検出された車速Vに基づいて、当該車両が停
止中であるかが判定される。 すなわち、当該車両の乗員が増加するか、当該車両に荷
物が積み込まれた場合には、車高が標準値より非常に低
くなることもあるが、これらは車両の停止中になされる
ものであって、車両の走行中になされるものでないため
、車速VがrOJより大きければ、前記ステップ114
にて「No」と判定され、ステップ156にて警告ラン
プ53を点灯制御するための制御データが出力回路40
fに出力された後、ステップ158にてプログラム制御
が停止される。この場合、出力回路40fは警告ランプ
53を点灯させるので、運転者は当該車高自動調整装置
の異常を認識できる。 一方、当該車高自動調整装置に異常が発生していなくて
、ステップ114にてrYEsJすなわち車速VがrO
Jであって当該車両が停止中であると判定された場合に
は、ステップ116にて「EL制御ルーチン」の処理が
実行される。 このrELt!I御ルーチンコル−チン第3図に詳細に
示されており、同図のステップ200にてその実行が開
始され、ステップ202にて、前記検出車高データS
H(1)〜S H(4)に基、づき、設定車高が低いエ
アばね装置11〜工4の順に、同装置11〜工4に対応
した411 (エアばね装置11〜14の順に値rlJ
〜「4」が割り当てられている)がシーケンス番号デー
タS E Q (1)〜S E Q (4)として設定
されるとともに、前記検出車高データ5H(1)〜5H
(4)のうちでEL状態に属する数がEL数データNと
して設定される。このステップ202の処理後、ステッ
プ204にて変数iが「1」に初期設定され、ステップ
206にて各エアばね装置工1〜14を指定するための
車輪番号データWHNOが変数iにより指定されるシー
ケンス番号データS E Q (i)に設定される。す
なわち、車輪番号データWHNOは車高が最も低いエア
ばね装置11〜14を表す値に設定される。 次に、ステップ208にて空気圧センサ51により検出
されたエアタンク22内の現在の空気圧TPが前述の所
定圧P8より大きいか否かが判定され、同空気圧TPが
所定圧pHより大きければ、同ステップ208における
rYEsJとの判定の基に、ステップ210〜220の
処理が実行される。 ステップ210においては、車輪番号データWHNOに
より指定されるエアばね装置11〜14の内の空気圧S
P (Wl(No)が対応する空気圧センサ45〜4
8から取り込まれて、前記現在の空気圧TPと該取り込
んだ空気圧S P (WHNO)との差圧ΔP(= T
P −S P (WHNO))が算出され、ステップ
212においては、前記算出した差圧ΔPと車輪番号デ
ータWHNOにより指定される検出車高データS H(
WHNO)とに基づいてROM40a内のテーブルが参
照されて、タンク圧供給時間Txが前記各データに基づ
いて導出される。 前記ステップ212の処理後、ステップ214にてタイ
マ40dがリセットされ、ステップ212にて電磁バル
ブ21と、電磁バルブ15〜18のうちで車輪番号デー
タWHNOにより指定されるエアばね装置11〜14に
対応する電磁バルブとをオンIII御するための制御デ
ータが出力回路40fに出力される。これにより、タイ
マ40dがrOJから時間を計測し始めるとともに、出
力回路40fが前記両1!磁バルブをオン状態に設定し
て、エアタンク22内の圧縮空気が第1経路り、を介し
てエアばね装置11〜14のうちの車輪番号データWH
NOにより指定されるものに供給されるようになる。か
かるIg御の後、ステップ218にてタイマ40dによ
り計測されている計測時間TMが前記導出したタンク圧
供給時間Tx以上になったか否かが判定され、前記計測
時間TMがタンク圧供給時間Tx未満である限り、同ス
テップ218における「NO」との判定の基に、前記判
定処理が繰り返し実行され続ける。一方、がかる状態で
、前記計測時間TMがタンク圧供給時間TXに達すると
、ステップ218におけるrYESJとの判定の基に、
ステップ220にて前記オン制御した両電磁バルブをオ
ン制御するための制御データが出力図!40fに出力さ
れる。これにより、出力回路40fが前記両電磁バルブ
をオフ状態に設定制御するので、前記エアタンク22か
らエアばね装置11〜14への圧縮空気の供給が停止す
る。その結果、前記車輪番号データWHNOにより指定
されたエアばね装置11〜14には、エアタンク22か
らの圧縮空気が第1経路り、を介してタンク圧供給時間
Txだけ供給されることになる。 かかる場合、タンク圧供給時間Txは、第6図のグラフ
からも理解できるように、前記差圧ΔPが小さくて(又
は大きくて)エアばね装置11〜14に流れ込む単位時
間当りの空気流量が小さい(又は大きい)場合には、大
きくなり(又は小さくなり)、かつ車高S H(WHN
O)が小さくて(又は大きくて)エアばね装置11〜工
4に多量(又は少量)の空気を送り込む必要がある場合
には、大きく(又は小さく)なるようになっていて、非
常に低い車高を標準値に復帰させる値に設定されている
。これにより、エアタンク22内又はエアばね装置11
〜14内の空気圧が変動しても、車高がどの程度低くな
っても、エアタンク22からエアばね装置11〜14へ
供給される空気量が適切に設定され、低下した車高が自
動的かつ迅速に標準値へ戻される。 一方、前述のようなエアタンク22内の圧縮空気を利用
した制御によって同タンク22内の空気圧TPが前記所
定圧P8より低下していた場合には、前記ステップ20
8にて「NO」すなわちTP)P8でないと判定され、
ステップ222にて「車高アップ制御ルーチン」の処理
が実行される。 この「車高アップ制御ルーチン」の処理は第4図に詳細
に示されており、同図のステップ300にてその実行が
開始され、ステップ302にて。 電動モータ23を作動させるための制御データが出力回
路40fに出方されるとともに、電磁バルブ32と、電
磁バルブ15〜18のうちで車輪番号データWHNOに
より指定されるエアばね装置11〜工4に対応する電磁
バルブとをオン制御するための制御データが出力回路4
0fに出方される。これにより、出力回路40fが電動
モータ23を回転させるとともに、前記両電磁バルブを
オン状態に設定制御するので、エアポンプ24から吐出
された圧縮空気が、チエツクバルブ25、乾燥器26、
チエツクバルブ27及び12経l&L2(前記両電磁バ
ルブ)を介して、エアばね装置11〜14のうちの車輪
番号データW HNOにより指定されるものに供給され
るようになって、該当箇所の車高が上昇し始める。かか
る制御の後、ステップ304にて、前記制御の結果、該
当する部分の車高が復帰したか否かが判定される。かか
る判定は、所定時間内にサンプリングした複数の検出車
高データS H(WHNO)のうちの多くのもの(所定
パーセント以上)が標準値にほぼ等しくなったか否かを
検出することにより実行されるもので、該判定結果が肯
定的になった時点で、ステップ306におけるrYES
Jすなわち車高が標準値に復帰したとの判定の基に、プ
ログラムがステップ308へ進められる。また、前記判
定結果が否定的である場合には、前記ステップ304,
306の処理が実行され続けて、前記車高は上昇制御さ
れ続ける。 前述のようにして車高が上昇制御されて、ステップ30
6におけるrYESJと判定の基に、プログラムがステ
ップ308へ進められると、同ステップ308にて、電
動モータ23を停止制御するための制御データが出力回
路40fに出力されるとともに、電磁バルブ21と、電
磁バルブ15〜18のうちで車輪番号データW HNO
により指定されるエアばね装置11−14に対応する電
磁バルブとをオフ制御するための制御データが出力回路
40fに出力され、ステップ310にて当該「車高アッ
プ制御ルーチン」の実行が終了される。 これにより、出力回路40fが電動モータ23の回転を
停止させるとともに、前記両電磁バルブをオフ状態に設
定するので、前記エアポンプ24から第2経路L2を介
したエアばね装置11〜14への圧縮空気の供給が停止
して、該当箇所の車高が標準値に復帰する。 なお、かかる第2経路L2を介した圧縮空気の供給によ
る車高制御は、第1経路り、を介した圧縮空気の供給に
よる車高制御に比べて時間を必要とするもので、EL状
態における車高調整制御において、補助的な役割を果た
すものである。しかし、エアタンク22内の空気圧TP
が低下した場合には、エアポンプ24によりエアタンク
22内に圧縮空気を供給した後に、前記第1経路り、を
介した圧縮空気の供給による車高制御を行う必要があり
、かかる一連の制御に比べれば、前記第2経路L2を介
した圧縮空気の供給による車高制御の方が該当箇所の車
高を迅速に調整できるので、同制御は前記のようにステ
ップ208にてrNOJすなわちエアタンク22内の空
気圧TPが所定圧P8より大きくないときにのみ行われ
る。 前述のようなステップ210〜220又はステップ22
2の処理により、EL状態の中で車高の最も低い箇所の
車高調整が完了した後、ステップ224にて前記「1」
に設定された変数iに「1」が加算され、該加算結果が
前記ステップ202の処理により設定されたEL数デー
タNより大きいか否かが判定される。かかる場合に、変
数iがEL数データN以下であれば、ステップ226に
おける「NO」との判定の基に、プログラムはステップ
206に戻され、EL状態の中で2番目に車高の低い箇
所の車高調整がなされる。このようにして、EL状態に
ある箇所の車高調整が順次行われ、全てのEL状態にあ
る箇所の車高調整が完了すると、前記ステップ224の
加算処理によって変数iがEL数データNより大きくな
る。その結果、前記ステップ226にてrYEsJすな
わちi > Nであると判定され、ステップ228にて
当該rEI、$制御ルーチン」の実行が終了される。 一方、前述のようにしてEL状態にある箇所の車高調整
が完了し、または上記ステップ104の処理により取り
込まれた検出車高データS H(1)〜S H(4)の
いずれもEL状態になければ、前記ステップ116の処
理後、又は前記ステップ106におけるrNOJとの判
定の基に、ステップ118〜138からなる処理が実行
される。このステップ118〜138からなる処理は、
EL状態に属さないが車高が標準値からずれている場合
になされる処理で、ステップ118の処理によって車輪
番号データWHNOを「1」に初期設定するとともに、
ステップ136,138の処理によって車輪番号データ
WHNOを「l」から「4」まで順次rlJずつ増加さ
せながら、ステップ120〜134の処理によって各エ
アばね装置11−14に対応する箇所の車高を標準値に
調整制御するものである。 すなわち、ステップ120にて車輪番号データW HN
Oにより指定されるエアばね装置11〜14部の車高
が標準値よりずれているか否かが判定される。かかる判
定は、過去から蓄積しておいた時間経過に従った複数の
車高データS H(WHNO)と現在の車高データS
H(WHNO)とからなる複数のサンプリングデータの
うちで、多くのもの(所定パーセント以上)が標準値の
許容範囲内にあるが、許容範囲内になくて低いか又は高
いがを判別するもので、該判定結果が標準値の許容範囲
内にあれば、ステップ122におけるrNOJとの判定
の基に、プログラムはステップ136へ進められて、次
のエアばね装置11〜工4の車高調整処理へ移る。 一方、前記ステップ120の処理により、車輪番号デー
タWHNOによって指定されるエアばね装置11〜14
部における車高が標準値の許容範回内にないと判定され
ると、ステップ122におけるrYESJとの判定の基
に、プログラムはステップ124以降へ進められる。ス
テップ124〜128からなる処理は前述したエアタン
ク22への圧縮空気の供給制御の中断処理であり、前記
ステップ108〜112からなる処理と全く同一処理で
ある。かかるステップ108〜112からなる処理後、
ステップ130にて前記ステップ120の処理結果が低
い側を表しているか、高い側を表しているかが判定され
る。 今、前記結果が低い側を表していれば、ステップ130
iこおけるrYESJとの判定の基に、ステップ132
にて上記第4図の「車高アンプ制御ルーチン」が実行さ
れ、該当箇所の車高が標準値近傍に復帰する。 また、前記結果が高い側を表していれば、ステップ13
0における「No」との判定の基に、ステップ134に
て「車高ダウンI11′#ルーチン」の処理が実行され
る。この「車高ダウン制御ルーチン」の処理は第5図に
詳細に示されており、同図のステップ400にてその実
行が開始され、ステップ402にて、電磁バルブ32.
34と、電磁バルブ15〜18のうちで車輪番号データ
WHNOにより指定されるエアばね装置11〜14に対
応する電磁バルブとをオン制御するための制御データが
出力回路40fに出力される。これにより、出力回路4
0fが前記3個の電磁バルブを全てオン状態に設定制御
するので、エアばね装置11〜14のうちの車輪番号デ
ータWI(Noにより指定されるエアばね装置内の圧縮
空気が、電磁バルブ15〜18のうちの前記エアばね装
置に対応した一つの電磁バルブ、電磁バルブ32(第2
経路L2)、オリフィス31、乾燥器26及び1!磁バ
ルブ34を介して徐々に大気に排出され、該当箇所の車
高が下降し始める。かかる制御の後、ステップ404に
て、前記制御の結果、該当する部分の車高が復帰したか
否かが判定される。かかる判定も、所定時間内にサンプ
リングした複数の検出車高データS H(WHNO)の
うちの多くのもの(所定パーセント以上)が標準値にほ
ぼ等しくなったか否かを検出することにより実行される
もので、該判定結果が肯定的になった時点で、ステップ
406におけるrYESJすなわち車高が標準値に復帰
したとの判定の基に、プログラムがステップ408へ進
められる。また、前記判定結果が否定的である場合には
、前記ステップ404,406の処理が実行され続けて
、前記車高は下降制御され続ける。 前述のようにして車高が下降制御されて、ステップ40
6におけるrYEsJと判定の基に、プログラムがステ
ップ408へ進められると、同ステップ408にて、電
磁バルブ32.34と、電磁バルブ15〜工8のうちで
車輪番号データWHNOにより指定されるエアばね装置
11〜14に対応する電磁バルブとをオフ制御するため
の制御データが出力回路40fに出力され、ステップ4
1Oにて当該「車高ダウン制御ルーチン」の実行が終了
される。これにより、出力回路40fが前記全ての電磁
バルブをオフ状態に設定するので、エアばね装置11〜
14内の圧縮空気の排出が停止して、該当箇所の車高が
標準値に保たれる。 そして、かかるステップ132,134の処理後、前述
のように、車輪番号WHNOが順次「1」ずつ更新され
て、全てのエアばね装置11〜14の車高調整がなされ
る。その結果、車高が標準値近傍になく、かつEL状態
でもない場合には、第2経路L2を介したエアポンプ2
4からの圧縮空気の供給と、同経路L2を介した大気へ
の排出により、該当箇所の車高が常に標準値に自動調整
される。 このように、少ない量の車高調整にエアタンク22を利
用しない理由は、かかる調整においては単位時間当りの
多量の圧縮空気を必要としないためにエアタンク22を
利用する必要がないこと、及びエアタンク22の前後の
高圧の付与された電磁バルブ21.28の頻繁な切り換
えを避けて同バルブ21.28の耐久性の向上と駆動エ
ネルギ損失を最小限に抑えることのためである。
1図は本発明に係る車高設定制御装置を適用した車高自
動調整装置の全体を概略的に示している。 この車高自動調整装置は、各車輪に対応したエアばね装
置11〜14を備えている。これらのエアばね装置11
〜14は車体と各車輪の車軸支持部材との間にそれぞれ
設けられ、内部に収容する空気量に応じて車体各部の各
車輪に対する高さを設定するものである。これらのエア
ばね装置11〜14は通路をオンオフ制御する電磁バル
ブ15〜18を介して第1及び第2通路り、、L2の一
端に接続されている。 第I通路り、は同通路L1をオンオフ制御する電磁バル
ブ21を介装しており、同通路L1の他端はエアタンク
22の出力ボートに接続されている。 エアタンク22は圧縮空気を貯蔵するもので、その入力
ボートには、電動モータ23により飛動されるエアポン
プ24からの圧縮空気が、チエツクバルブ25.乾燥器
26、チエツクバルブ27及び通路をオンオフ制御する
電磁バルブ28を介して供給されるよう゛になっている
。また、チエツクバルブ27には並列にオリフィス31
が接続されている。 第2通路L2は同道路L2をオンオフ制御する電磁バル
ブ32を介装しており、同道路L2の他端はチエツクバ
ルブ27及びオリフィス31の並列回路と電磁バルブ2
8との接続点に接続されている。 なお、この接続点には大気に連通ずるリリーフバルブ3
3が接続されており、同バルブ33は前記接続点の空気
圧が所定圧以上にならないようにしている。 また、チエツクバルブ25と乾燥器26との接続点には
、同接続点を大気に連通させるために通路をオンオフ制
御する電磁バルブ34が接続されている。 これらの電動モータ23及び電磁バルブ上5〜18.2
1,28,32,34を制御するために、当該車高自動
調整装置はマイクロコンピュータ40を備えている。マ
イクロコンピュータ40は、第2図〜第5図のフローチ
ャートに対応したプログラム及び第6図のグラフに対応
したテーブルデータを記憶するROM40aと、同プロ
グラムを実行するCPU40bと、同プログラムの実行
に必要な変数を一時的に記憶するRAM40cと、時間
を計測するタイマ40dと、外部との信号の授受を行う
入力口11r 40 e及び出力回路40fとからなる
。 入力回路40eには、車高センサ41〜44、空気圧セ
ンサ45〜48.51及び車速センサ52が接続されて
いる。車高センサ41〜44はエアばね装置11〜14
にそれぞれ組み付けられ、各エアばね装置11〜工4部
における車高を検出して検出車高を表す信号をそれぞれ
出力する。空気圧センサ45〜48はエアばね装置11
〜14にそれぞれ組み付けられ、各エアばね装置11〜
14内の空気圧を検出して同検出空気圧を表す信号をそ
れぞれ出力する。空気圧センサ51はエアタンク22に
組み付けられ、同タンク22内の空気圧を検出して検出
空気圧を表す信号を出力する。 車速センサ52は変速機の出力軸等の回転数を検出して
、該検出結果に基づき車速を表す信号を出力する。 出力回路40fには、前記電動モータ23及び電磁バル
ブ15〜18. 21. 28. 32. 34が接続
されるとともに、警告ランプ53が接続されている。警
告ランプ53は運転席近傍に配設され、当該車高自動調
整装置の異常を知らせるためのものである。 次に、上記のように構成した実施例の動作を第2図〜第
5図のフローチャートを参照しながら説明する。 イグニッションスイッチ(図示しない)が閉成されると
、CPU40 bは第2図のステップ100にてプログ
ラムの実行を開始し、ステップ102にて電動モータ2
3を非動作状態に設定制御し、全ての電磁バルブ15〜
18. 21. 28. 32゜34をオフ状態に設定
$q御するなどのシステムに必要な初期設定処理をした
後、ステップ104〜154からなる!環処理を繰り返
し実行し続ける。 かかる循環処理においては、車高センサ41〜44によ
り検出された車高が標準車高と異なるとき、車両が走行
中であるか又は車両が停止中であるかの条件により、各
エアばね装置11〜14にエアタンク22又はエアポン
プ24からの圧縮空気が第1又は第2経路り、、L、、
を介して供給され、また各エアばね装置11〜14内の
圧縮空気が大気に排出されるように制御されるとともに
、かかる制御の合間に、エアタンク22への圧縮空気の
貯蔵処理が実行される。 まず、エアタンク22への圧縮空気の貯蔵処理について
説明しておく。 前記循環処理中、ステップ140にてフラグACCFが
”071であるか否かが判定される。フラグACCFは
、”1”によりエアタンク22への圧縮空気の貯蔵制御
中であることを表し、かつ○”により前記制御中でない
ことを表すものである。今、フラグACCFが”O”で
あれば、ステップ140におけるrYEsJとの判定の
基に、ステップ142にて空気圧センサ51により検出
されたエアタンク22内の現在の空気圧TPが所定圧P
lI以下であるか否かが判定される。 かかる場合、エアタンク22内の空気圧TPと所定圧P
、との関係が、TP≦P、であれば、前記ステップ14
2におけるrYEsJとの判定の基に、ステップ144
にて電動モータ23を作動させるための制御データと、
電磁バルブ28をオンさせるための制御データとが出力
回路40fに出力される。これにより、出力回路40f
は電動モータ23及び電磁バルブ28を制御して、同モ
ータ23を回転させるとともに、同バルブ28をオン状
態に設定rlrJ御するので、エアポンプ24は圧縮空
気を吐出し、同空気はチエツクバルブ25、乾燥器26
、チエツクバルブ27及び電磁バルブ28を介してエア
タンク22へ供給され始め、エアタンク22内の空気圧
は徐々に上昇する。 前記ステップ144の処理後、ステップ146にてフラ
グACCFが”工”に設定され、ステップ148にてr
YEsJすなわち前記設定フラグACCFが”l”であ
ると判定されて、ステップ150にて今度は空気圧セン
サ51により検出されたエアタンク22内の現在の空気
圧TPが所定圧P、より大きいか否かが判定される。な
お、所定圧P、は前記所定圧P8より若干大きな値であ
る。 かかる場合、前記エアタンク22への圧縮空気の供給開
始から間もなくて、前記空気圧TPと所定圧P、との関
係がTP≧P1でなければ、前記ステップ150におけ
る「NO」との判定の基に、プログラムはステップ10
4へ戻され、ステップ104〜154からなる前記循環
処理が実行される。 そして、この循環処理においては、フラグACCFが”
工”に設定されたままであるので、ステップ140にて
rNOJと判定され、前述のステップ142〜146の
処理が実行されることはない。 一方、前記エアタンク22への圧縮空気の供給により、
同タンク22内の空気圧TPが上昇して前記所定圧24
以上になると、前記ステップ148におけるrYESJ
との判定後のステップ150にてrYEsJと判定され
る。そして、ステップ152にて、電動モータ23を停
止させるための制御データと、電磁バルブ28をオフさ
せるための制御データとが出力回路40fに出力され、
ステップ154にてプラグACCFが”O”に設定され
る。これにより、出力回路40fは電動モータ23及び
電磁バルブ28を制御して、同モータ23の回転を停止
制御するとともに、同バルブ28をオフ状態に設定制御
するので、エアポンプ24は圧縮空気の吐出を停止する
とともに、エアタンク22内の圧縮空気は保存される。 前記ステップ154の処理後、プログラムはステップ1
04へ戻され、再び、ステップ104〜154からなる
循環処理が実行されるようになる。 なお、かかる場合には、フラグACCFは”011に設
定されているので、ステップ140においてはrYEs
Jと判定されて、ステップ142〜146からなるエア
タンク22内の圧縮空気のチエツク及び同タンク22へ
の圧縮空気の供給制御がなされるようになる。このよう
にして、エアタンク22内の空気圧TPが後述する制御
によって低下した場合には、該空気圧TPが補正される
。 次に、車高を標準値に自動的に設定制御する動作につい
て説明する。 前記ステップ104〜154からなる循環処理中、ステ
ップ104にて車高センサ41〜44により検出された
各車高が取り込まれて検出車高データS H(1)〜S
H(4)として設定され、ステップ106にて前記検
出車高データ5H(1)〜S H(4)のいずれか一つ
でも標準値から非常に低い所定値未満のもの(以下、E
L状態という)があるか否かが判定される。かかる場合
、前記条件に合致するものがあれば、ステップ106に
おけるrYES」との判定の基に、ステップ108以降
の処理が実行される。ステップ108〜112の処理は
、前述したエアタンク22への圧縮空気の供給制御中で
ある場合に、該供給制御を中断して車高調整制御を優先
させるものである。すなわち、前記圧縮空気の供給制御
中でなくてフラグACCFがO”であれば、ステップ1
08における「No」との判定の基に、プログラムはス
テップ114へ進められる。しかし、前記圧縮空気の供
給制御中であってフラグACCFが”1”である場合に
は、ステップ108におけるrYEsJとの判定の基に
、ステップ110にて上述したステップ152と同様な
処理により前記圧縮空気の供給制御が中断され、ステッ
プ112にてフラグACCFが○”に変更された後に、
プログラムはステップ114へ進められる。 ステップ114においては、当該車高自動調整装置が正
常に作動しているか否かを判定するために、車速センサ
52により検出された車速Vに基づいて、当該車両が停
止中であるかが判定される。 すなわち、当該車両の乗員が増加するか、当該車両に荷
物が積み込まれた場合には、車高が標準値より非常に低
くなることもあるが、これらは車両の停止中になされる
ものであって、車両の走行中になされるものでないため
、車速VがrOJより大きければ、前記ステップ114
にて「No」と判定され、ステップ156にて警告ラン
プ53を点灯制御するための制御データが出力回路40
fに出力された後、ステップ158にてプログラム制御
が停止される。この場合、出力回路40fは警告ランプ
53を点灯させるので、運転者は当該車高自動調整装置
の異常を認識できる。 一方、当該車高自動調整装置に異常が発生していなくて
、ステップ114にてrYEsJすなわち車速VがrO
Jであって当該車両が停止中であると判定された場合に
は、ステップ116にて「EL制御ルーチン」の処理が
実行される。 このrELt!I御ルーチンコル−チン第3図に詳細に
示されており、同図のステップ200にてその実行が開
始され、ステップ202にて、前記検出車高データS
H(1)〜S H(4)に基、づき、設定車高が低いエ
アばね装置11〜工4の順に、同装置11〜工4に対応
した411 (エアばね装置11〜14の順に値rlJ
〜「4」が割り当てられている)がシーケンス番号デー
タS E Q (1)〜S E Q (4)として設定
されるとともに、前記検出車高データ5H(1)〜5H
(4)のうちでEL状態に属する数がEL数データNと
して設定される。このステップ202の処理後、ステッ
プ204にて変数iが「1」に初期設定され、ステップ
206にて各エアばね装置工1〜14を指定するための
車輪番号データWHNOが変数iにより指定されるシー
ケンス番号データS E Q (i)に設定される。す
なわち、車輪番号データWHNOは車高が最も低いエア
ばね装置11〜14を表す値に設定される。 次に、ステップ208にて空気圧センサ51により検出
されたエアタンク22内の現在の空気圧TPが前述の所
定圧P8より大きいか否かが判定され、同空気圧TPが
所定圧pHより大きければ、同ステップ208における
rYEsJとの判定の基に、ステップ210〜220の
処理が実行される。 ステップ210においては、車輪番号データWHNOに
より指定されるエアばね装置11〜14の内の空気圧S
P (Wl(No)が対応する空気圧センサ45〜4
8から取り込まれて、前記現在の空気圧TPと該取り込
んだ空気圧S P (WHNO)との差圧ΔP(= T
P −S P (WHNO))が算出され、ステップ
212においては、前記算出した差圧ΔPと車輪番号デ
ータWHNOにより指定される検出車高データS H(
WHNO)とに基づいてROM40a内のテーブルが参
照されて、タンク圧供給時間Txが前記各データに基づ
いて導出される。 前記ステップ212の処理後、ステップ214にてタイ
マ40dがリセットされ、ステップ212にて電磁バル
ブ21と、電磁バルブ15〜18のうちで車輪番号デー
タWHNOにより指定されるエアばね装置11〜14に
対応する電磁バルブとをオンIII御するための制御デ
ータが出力回路40fに出力される。これにより、タイ
マ40dがrOJから時間を計測し始めるとともに、出
力回路40fが前記両1!磁バルブをオン状態に設定し
て、エアタンク22内の圧縮空気が第1経路り、を介し
てエアばね装置11〜14のうちの車輪番号データWH
NOにより指定されるものに供給されるようになる。か
かるIg御の後、ステップ218にてタイマ40dによ
り計測されている計測時間TMが前記導出したタンク圧
供給時間Tx以上になったか否かが判定され、前記計測
時間TMがタンク圧供給時間Tx未満である限り、同ス
テップ218における「NO」との判定の基に、前記判
定処理が繰り返し実行され続ける。一方、がかる状態で
、前記計測時間TMがタンク圧供給時間TXに達すると
、ステップ218におけるrYESJとの判定の基に、
ステップ220にて前記オン制御した両電磁バルブをオ
ン制御するための制御データが出力図!40fに出力さ
れる。これにより、出力回路40fが前記両電磁バルブ
をオフ状態に設定制御するので、前記エアタンク22か
らエアばね装置11〜14への圧縮空気の供給が停止す
る。その結果、前記車輪番号データWHNOにより指定
されたエアばね装置11〜14には、エアタンク22か
らの圧縮空気が第1経路り、を介してタンク圧供給時間
Txだけ供給されることになる。 かかる場合、タンク圧供給時間Txは、第6図のグラフ
からも理解できるように、前記差圧ΔPが小さくて(又
は大きくて)エアばね装置11〜14に流れ込む単位時
間当りの空気流量が小さい(又は大きい)場合には、大
きくなり(又は小さくなり)、かつ車高S H(WHN
O)が小さくて(又は大きくて)エアばね装置11〜工
4に多量(又は少量)の空気を送り込む必要がある場合
には、大きく(又は小さく)なるようになっていて、非
常に低い車高を標準値に復帰させる値に設定されている
。これにより、エアタンク22内又はエアばね装置11
〜14内の空気圧が変動しても、車高がどの程度低くな
っても、エアタンク22からエアばね装置11〜14へ
供給される空気量が適切に設定され、低下した車高が自
動的かつ迅速に標準値へ戻される。 一方、前述のようなエアタンク22内の圧縮空気を利用
した制御によって同タンク22内の空気圧TPが前記所
定圧P8より低下していた場合には、前記ステップ20
8にて「NO」すなわちTP)P8でないと判定され、
ステップ222にて「車高アップ制御ルーチン」の処理
が実行される。 この「車高アップ制御ルーチン」の処理は第4図に詳細
に示されており、同図のステップ300にてその実行が
開始され、ステップ302にて。 電動モータ23を作動させるための制御データが出力回
路40fに出方されるとともに、電磁バルブ32と、電
磁バルブ15〜18のうちで車輪番号データWHNOに
より指定されるエアばね装置11〜工4に対応する電磁
バルブとをオン制御するための制御データが出力回路4
0fに出方される。これにより、出力回路40fが電動
モータ23を回転させるとともに、前記両電磁バルブを
オン状態に設定制御するので、エアポンプ24から吐出
された圧縮空気が、チエツクバルブ25、乾燥器26、
チエツクバルブ27及び12経l&L2(前記両電磁バ
ルブ)を介して、エアばね装置11〜14のうちの車輪
番号データW HNOにより指定されるものに供給され
るようになって、該当箇所の車高が上昇し始める。かか
る制御の後、ステップ304にて、前記制御の結果、該
当する部分の車高が復帰したか否かが判定される。かか
る判定は、所定時間内にサンプリングした複数の検出車
高データS H(WHNO)のうちの多くのもの(所定
パーセント以上)が標準値にほぼ等しくなったか否かを
検出することにより実行されるもので、該判定結果が肯
定的になった時点で、ステップ306におけるrYES
Jすなわち車高が標準値に復帰したとの判定の基に、プ
ログラムがステップ308へ進められる。また、前記判
定結果が否定的である場合には、前記ステップ304,
306の処理が実行され続けて、前記車高は上昇制御さ
れ続ける。 前述のようにして車高が上昇制御されて、ステップ30
6におけるrYESJと判定の基に、プログラムがステ
ップ308へ進められると、同ステップ308にて、電
動モータ23を停止制御するための制御データが出力回
路40fに出力されるとともに、電磁バルブ21と、電
磁バルブ15〜18のうちで車輪番号データW HNO
により指定されるエアばね装置11−14に対応する電
磁バルブとをオフ制御するための制御データが出力回路
40fに出力され、ステップ310にて当該「車高アッ
プ制御ルーチン」の実行が終了される。 これにより、出力回路40fが電動モータ23の回転を
停止させるとともに、前記両電磁バルブをオフ状態に設
定するので、前記エアポンプ24から第2経路L2を介
したエアばね装置11〜14への圧縮空気の供給が停止
して、該当箇所の車高が標準値に復帰する。 なお、かかる第2経路L2を介した圧縮空気の供給によ
る車高制御は、第1経路り、を介した圧縮空気の供給に
よる車高制御に比べて時間を必要とするもので、EL状
態における車高調整制御において、補助的な役割を果た
すものである。しかし、エアタンク22内の空気圧TP
が低下した場合には、エアポンプ24によりエアタンク
22内に圧縮空気を供給した後に、前記第1経路り、を
介した圧縮空気の供給による車高制御を行う必要があり
、かかる一連の制御に比べれば、前記第2経路L2を介
した圧縮空気の供給による車高制御の方が該当箇所の車
高を迅速に調整できるので、同制御は前記のようにステ
ップ208にてrNOJすなわちエアタンク22内の空
気圧TPが所定圧P8より大きくないときにのみ行われ
る。 前述のようなステップ210〜220又はステップ22
2の処理により、EL状態の中で車高の最も低い箇所の
車高調整が完了した後、ステップ224にて前記「1」
に設定された変数iに「1」が加算され、該加算結果が
前記ステップ202の処理により設定されたEL数デー
タNより大きいか否かが判定される。かかる場合に、変
数iがEL数データN以下であれば、ステップ226に
おける「NO」との判定の基に、プログラムはステップ
206に戻され、EL状態の中で2番目に車高の低い箇
所の車高調整がなされる。このようにして、EL状態に
ある箇所の車高調整が順次行われ、全てのEL状態にあ
る箇所の車高調整が完了すると、前記ステップ224の
加算処理によって変数iがEL数データNより大きくな
る。その結果、前記ステップ226にてrYEsJすな
わちi > Nであると判定され、ステップ228にて
当該rEI、$制御ルーチン」の実行が終了される。 一方、前述のようにしてEL状態にある箇所の車高調整
が完了し、または上記ステップ104の処理により取り
込まれた検出車高データS H(1)〜S H(4)の
いずれもEL状態になければ、前記ステップ116の処
理後、又は前記ステップ106におけるrNOJとの判
定の基に、ステップ118〜138からなる処理が実行
される。このステップ118〜138からなる処理は、
EL状態に属さないが車高が標準値からずれている場合
になされる処理で、ステップ118の処理によって車輪
番号データWHNOを「1」に初期設定するとともに、
ステップ136,138の処理によって車輪番号データ
WHNOを「l」から「4」まで順次rlJずつ増加さ
せながら、ステップ120〜134の処理によって各エ
アばね装置11−14に対応する箇所の車高を標準値に
調整制御するものである。 すなわち、ステップ120にて車輪番号データW HN
Oにより指定されるエアばね装置11〜14部の車高
が標準値よりずれているか否かが判定される。かかる判
定は、過去から蓄積しておいた時間経過に従った複数の
車高データS H(WHNO)と現在の車高データS
H(WHNO)とからなる複数のサンプリングデータの
うちで、多くのもの(所定パーセント以上)が標準値の
許容範囲内にあるが、許容範囲内になくて低いか又は高
いがを判別するもので、該判定結果が標準値の許容範囲
内にあれば、ステップ122におけるrNOJとの判定
の基に、プログラムはステップ136へ進められて、次
のエアばね装置11〜工4の車高調整処理へ移る。 一方、前記ステップ120の処理により、車輪番号デー
タWHNOによって指定されるエアばね装置11〜14
部における車高が標準値の許容範回内にないと判定され
ると、ステップ122におけるrYESJとの判定の基
に、プログラムはステップ124以降へ進められる。ス
テップ124〜128からなる処理は前述したエアタン
ク22への圧縮空気の供給制御の中断処理であり、前記
ステップ108〜112からなる処理と全く同一処理で
ある。かかるステップ108〜112からなる処理後、
ステップ130にて前記ステップ120の処理結果が低
い側を表しているか、高い側を表しているかが判定され
る。 今、前記結果が低い側を表していれば、ステップ130
iこおけるrYESJとの判定の基に、ステップ132
にて上記第4図の「車高アンプ制御ルーチン」が実行さ
れ、該当箇所の車高が標準値近傍に復帰する。 また、前記結果が高い側を表していれば、ステップ13
0における「No」との判定の基に、ステップ134に
て「車高ダウンI11′#ルーチン」の処理が実行され
る。この「車高ダウン制御ルーチン」の処理は第5図に
詳細に示されており、同図のステップ400にてその実
行が開始され、ステップ402にて、電磁バルブ32.
34と、電磁バルブ15〜18のうちで車輪番号データ
WHNOにより指定されるエアばね装置11〜14に対
応する電磁バルブとをオン制御するための制御データが
出力回路40fに出力される。これにより、出力回路4
0fが前記3個の電磁バルブを全てオン状態に設定制御
するので、エアばね装置11〜14のうちの車輪番号デ
ータWI(Noにより指定されるエアばね装置内の圧縮
空気が、電磁バルブ15〜18のうちの前記エアばね装
置に対応した一つの電磁バルブ、電磁バルブ32(第2
経路L2)、オリフィス31、乾燥器26及び1!磁バ
ルブ34を介して徐々に大気に排出され、該当箇所の車
高が下降し始める。かかる制御の後、ステップ404に
て、前記制御の結果、該当する部分の車高が復帰したか
否かが判定される。かかる判定も、所定時間内にサンプ
リングした複数の検出車高データS H(WHNO)の
うちの多くのもの(所定パーセント以上)が標準値にほ
ぼ等しくなったか否かを検出することにより実行される
もので、該判定結果が肯定的になった時点で、ステップ
406におけるrYESJすなわち車高が標準値に復帰
したとの判定の基に、プログラムがステップ408へ進
められる。また、前記判定結果が否定的である場合には
、前記ステップ404,406の処理が実行され続けて
、前記車高は下降制御され続ける。 前述のようにして車高が下降制御されて、ステップ40
6におけるrYEsJと判定の基に、プログラムがステ
ップ408へ進められると、同ステップ408にて、電
磁バルブ32.34と、電磁バルブ15〜工8のうちで
車輪番号データWHNOにより指定されるエアばね装置
11〜14に対応する電磁バルブとをオフ制御するため
の制御データが出力回路40fに出力され、ステップ4
1Oにて当該「車高ダウン制御ルーチン」の実行が終了
される。これにより、出力回路40fが前記全ての電磁
バルブをオフ状態に設定するので、エアばね装置11〜
14内の圧縮空気の排出が停止して、該当箇所の車高が
標準値に保たれる。 そして、かかるステップ132,134の処理後、前述
のように、車輪番号WHNOが順次「1」ずつ更新され
て、全てのエアばね装置11〜14の車高調整がなされ
る。その結果、車高が標準値近傍になく、かつEL状態
でもない場合には、第2経路L2を介したエアポンプ2
4からの圧縮空気の供給と、同経路L2を介した大気へ
の排出により、該当箇所の車高が常に標準値に自動調整
される。 このように、少ない量の車高調整にエアタンク22を利
用しない理由は、かかる調整においては単位時間当りの
多量の圧縮空気を必要としないためにエアタンク22を
利用する必要がないこと、及びエアタンク22の前後の
高圧の付与された電磁バルブ21.28の頻繁な切り換
えを避けて同バルブ21.28の耐久性の向上と駆動エ
ネルギ損失を最小限に抑えることのためである。
第1図は本発明の一実施例を示す車高設定制御装置を適
用した車高自動調整装置の全体概略図、第2図〜第5図
は第1図のマイクロコンピュータにて実行されるプログ
ラムのフローチャート、第6図はエアタンク及びエアば
ね装置間の空気圧差と車高とに対するタンク圧供給時間
の特性グラフである。 符 号 の 説 明 11〜14・・・エアばね装置、工5〜工8,21.2
8,32,34・・・電磁バルブ、22・・エアタンク
、24・・・エアポンプ、40・・・マイクロコンピュ
ータ、41〜44・ ・車高センサ、45〜48.51
・・・空気圧センサ。 52・ ・車速センサ。
用した車高自動調整装置の全体概略図、第2図〜第5図
は第1図のマイクロコンピュータにて実行されるプログ
ラムのフローチャート、第6図はエアタンク及びエアば
ね装置間の空気圧差と車高とに対するタンク圧供給時間
の特性グラフである。 符 号 の 説 明 11〜14・・・エアばね装置、工5〜工8,21.2
8,32,34・・・電磁バルブ、22・・エアタンク
、24・・・エアポンプ、40・・・マイクロコンピュ
ータ、41〜44・ ・車高センサ、45〜48.51
・・・空気圧センサ。 52・ ・車速センサ。
Claims (1)
- 車体と車軸支持部材との間に設けられ車高を設定するエ
アばね装置と、圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、前記
エアタンクと前記エアばね装置との間に介装され同エア
タンクから同エアばね装置への圧縮空気の供給をオンオ
フ制御するバルブ手段とを備え、前記エアばね装置へ供
給された圧縮空気に応じて車高を予め決められた所定値
に設定制御する車高設定制御装置において、前記エアば
ね装置内のエアばね空気圧を検出するエアばね空気圧検
出手段と、前記エアタンク内のエアタンク空気圧を検出
するエアタンク空気圧検出手段と、車高を検出する車高
検出手段と、前記検出したエアばね空気圧、エアタンク
空気圧及び車高に基づいて前記エアばね空気圧から前記
エアタンク空気圧までの差が大きくなるに従って小さく
なりかつ前記検出車高が前記所定値から低くなるに従つ
て大きくなるバルブオン時間を決定するバルブオン時間
決定手段と、前記決定バルブオン時間に対応した時間だ
け前記バルブ手段をオン制御するバルブ制御手段とを設
けたことを特徴とする車高設定制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20641889A JPH0370615A (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 車高設定制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20641889A JPH0370615A (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 車高設定制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370615A true JPH0370615A (ja) | 1991-03-26 |
Family
ID=16523046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20641889A Pending JPH0370615A (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 車高設定制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0370615A (ja) |
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-
1989
- 1989-08-09 JP JP20641889A patent/JPH0370615A/ja active Pending
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