JPH036990Y2 - - Google Patents

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JPH036990Y2
JPH036990Y2 JP11830389U JP11830389U JPH036990Y2 JP H036990 Y2 JPH036990 Y2 JP H036990Y2 JP 11830389 U JP11830389 U JP 11830389U JP 11830389 U JP11830389 U JP 11830389U JP H036990 Y2 JPH036990 Y2 JP H036990Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は押圧力に対してスナツプ作用をなす可
動接片を有する押釦スイツチに関し、特に可動接
片それ自体が押圧状態から元の状態に復帰する作
用をもつ押釦スイツチに関する。
従来の押釦スイツチにおける可動接片は、第1
図aに図示するように、一枚の金属薄板の両側に
スリツト1,1を設けてスリツト1,1の間に橋
絡部2を形成するとともにスリツト1,1の外側
に橋絡部2と連設する枠部3,3を形成し、枠部
3,3の中央部に橋絡部2にスナツプ動作をさせ
るために山形のあるいはアーチ状の絞り4,4を
形成したものである。
ところで、このような可動接片は、それ自体、
中央の橋絡部2が上方に凸となる状態で安定し
(第1図b)、また橋絡部2が下方に凸となる状態
で安定し(第1図c)、二つの安定状態が存在す
ることになる。
したがつて、この可動接片を押釦スイツチに使
用する場合には、そのままでは接点ON、のまま
となつて不都合が生じるため、可動接片の両端を
スイツチケース等に支持させて橋絡部2が上方に
凸となる状態のみで安定するように取り付け、押
釦の押圧時に橋絡部2を下方に凸となるようにし
て橋絡部2をその下部に設けた常開固定接片と接
触させ、押釦の押圧解除とともに安定状態に戻ろ
うとする反転力によつて橋絡部2が元の状態に復
すのである。
このようなスイツチでは、確かに可動接片や押
釦を元の状態に復帰させるためにバネ部材等の余
分な部材を必要としないので、構造簡単なる点で
優れているが、可動接片は上記のように一つのみ
の安定状態を得るように取り付けなければならな
いため、スイツチケースの構造が複雑になつた
り、組立が面倒になる。
また、従来の押釦スイツチにおける可動接片
は、第1図aに図示するように、スナツプ動作に
より接点開閉をする橋絡部2の両側にスリツト
1,1を介して枠部3,3を備え、これらが一枚
の金属平板上に存在するため、平面形状における
幅が大きくなり、延いてはスイツチ本体の小型形
状化を妨げることになる。
さらに、上記可動接片を有する押釦スイツチで
は、可動接片が平板上を呈するため、その可動接
片の橋絡部の下部に配置する常開固定接片の接点
部分が電気接触の良好な凸状の接点に形成できな
いという欠点がある。すなわち、可動接片の両側
に位置する枠部3,3はスイツチケース内におい
てその下部に位置する固定接片と常時接触させて
おき、この枠部3,3とほぼ同一平面上に形成さ
れる橋絡部2の下部に常開固定接片を配置し、一
方、橋絡部2はスナツプ動作を確実なものとする
ためある程度の上下振幅をとることになり、この
ため、常開固定接片はその接点部において高さ方
向に余裕がなくなり、平坦状のものにならざるを
えない。そして、この結果、平坦状の常開固定接
片に埃等の絶縁性不純物が付着して電気接触不良
の故障を生じる虞れが多分に存在した。
本考案は、このような従来における欠点を解決
するものであり、可動接片自体が押圧状態から元
の状態に復帰する作用を有し、これにより構造及
び組立が簡単容易にでき、また形状小型化を達成
でき、さらに動作確実な電気的特性にも優れた押
釦スイツチを提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
まず、最初に可動接片について説明する。第2
図は可動接片11を形成する素材を展開した状態
を示すものであり、導電性及び弾性に優れる金属
薄板を長方形の外形に打抜き同時にスリツト1
2,12を設ける。また、第2図において、1
3,13,13,13はスリツト12,12の間
の中央部に形成する橋絡部16とスリツト12,
12の外側に形成する枠部17,17とを区分す
るための折目線であり、これらの折目線より山折
りに折り曲げる。14,14及び15,15,1
5,15はそれぞれ枠部17,17の中央におい
て絞り18,18を形成しするための折目線であ
り、折目線14,14は中心線上に位置し、折目
線15,15と15,15とはそれぞれ折目線1
4,14に対称にとり、且つ相対する内側の間隔
より外側の間隔Lを大きく取り、すなわち外側
に向けて漸次幅広くなるようにとるものである。
そして、折目線14,14より山折りに折り曲げ
るとともに折目線15,15,15,15より谷
折りに折り曲げる。
このようにして各折目線より折り曲げることに
より、第3図及び第4図に図示するように、中央
の橋絡部16の両側のスリツト12,12の外側
に枠部17,17を垂直下方へ立ち下げ、これら
枠部17,17の中央に外側に向かつて突出する
絞り18,18を形成する。ここで、絞り18,
18は正面から見て(第4図)その両側の折目線
15,15の間隔が上下においてほぼ同一幅とな
るように絞り込む、そもそも第2図の展開図にお
いて、相対する折目線15,15と15,15の
間隔は外側に向けて漸次幅広くなるようにとつて
あるため、このことは絞り18,18は上方にお
いて小さくあるいは浅く、下方に行くに従つて漸
次大きくあるいは深くなることを意味する。この
ことから、所定の形状に成形した可動接片11
は、絞り18,18部分における下方の絞り量が
上方に比べて大きいため、その枠部17,17全
体は下方が縮まり上方へ反るような形となり、こ
の結果、両端が枠部17,17と連設しスリツト
12,12を介して枠部17,17の間に位置す
る橋絡部16には両端より中央上方へ向け作用力
が加わつて、橋絡部16はその中央部が持ち上が
つて上方に凸状態となる。
この状態は、橋絡部16に何ら押圧力が加わら
ないときの可動接片11の姿勢であり、押圧力が
加わればその時は急速に第5図のように橋絡部1
6は下方へ凸状態となる。しかし、この状態は橋
絡部16の安定状態すなわち、押圧力を解除した
後もその姿勢をとり続けることを意味していな
い。橋絡部16に押圧力が加われば、橋絡部16
は急速に第5図のように状態を変えることになる
が、この場合でも枠部17,17の状態は安定状
態の第4図に比べて変化はなく、依然として枠部
17,17は橋絡部16に対して第4図の安定状
態に復帰するよう両端より作用力を及ぼしてい
る。したがつて、橋絡部16に対する押圧力を解
除すれば橋絡部16はその安定状態の姿勢に自然
復帰することになる。
第6図ないし第8図は、このような可動接片を
用いた押釦スイツチを示すものである。これら図
において、20はスイツチケースであり、内側下
部に接片収容部21を形成し、その上部には連続
して可動接片11の押圧力を加える押圧手段を上
下摺動可能に配設する押圧手段の収容部22を形
成する。接片収容部21の底部には、中央に可動
接片11の橋絡部16と接断する常開固定接片2
3を配置し、両側に可動接片11の枠部17,1
7の下端部と常時接触する固定接片25,25を
を仕切突起29,29を介して配置する。これら
の常開固定接片23と固定接片25,25はスイ
ツチケース20にその一部を埋込成形し、各端子
部24,27をケース外へ引き出す。
スイツチケース20の接片収容部21の大きさ
はその内部に収容される可動接片11がガタつく
ことがなくスナツプ動作に支障がない程度の大き
さに形成しておくもので、したがつて、可動接片
11をスイツチケース内に落し込むだけで所定の
位置に収容される。すなわち、接片収容部21内
の可動接片11は、両側の枠部17,17が固定
接片25,25上に載置され、中央の橋絡部16
が常開固定接片23の上方に位置する状態で収容
されることになる。
ここで注意すべきはスイツチケース20と可動
接片11との関係であるが、可動接片11は上記
説明の通り、押圧力が加わつてもそれが解除され
れば元に復す復元性を自体に有しているから、ス
イツチケース20で固定支持する等の調整が全く
必要なく、スイツチケース20に結合する構造が
存在しない。このことはスイツチの組立が簡単化
されることを意味し、予め可動接片と固定接片と
が所定の関係になるようにしておけば、可動接片
11をそれぞれ常開固定接片23と固定接片2
5,25が配置されたスイツチケース20内の所
定収容部に落し込むだけで面倒な調整や組立てを
必要とせずに組立が可能になる。
26は常開固定接片23の接点部分に形成した
凸状の接点であり、可動接片11との接触を確実
にするとともに上方へ隆起させることによつて該
接点部分に埃や絶縁不純物質等が付着して起こる
接触不良等を防止するためのものである。可動接
片11は枠部17,17を下方に立ち下げたこと
によつて、橋絡部16は相対的に上方へ持ち上が
り、その分上下方向に余裕ができるため、橋絡部
16が確実なスナツプ動作を得ることができるよ
うにその上下振幅を考慮してもなおかつ常開固定
接片23に凸状の接点26を形成することができ
るものである。
30は押釦部、31はスライダ部、32は押圧
子であり、これらは一体成形され、押圧子32が
可動接片11の橋絡部16上に押し当てる如くし
てスライダ部31をスイツチケース20の収容部
22に上下摺動可能に配設する。
33は押釦部30等を上部で押さえるための押
え板である。
次に、上記スイツチの作用を簡単に説明する
と、押釦部30を押圧することで押圧子32は可
動接片11の橋絡部16を下方へ押圧し、橋絡部
16は下方へ凸形状となつて常開固定接片23の
接点26と接触しスイツチオンの状態となる。そ
して押釦部30の押圧を止めれば、可動接片11
の元の安定状態に戻ろうとする復元力が勝り橋絡
部16は押釦部30等を上方へ持ち上げながら上
方に凸となる元の状態に復帰しスイツチオフとな
る。
本考案における可動接片11は、両側の枠部1
7,17を下方へ立ち下げるものであるから、従
来のものに比べて可動接片11の平面形状におけ
る幅寸法が小さくなり、これによつてスイツチ形
状も小型化されることになる。このことは見方を
変えると、従来のこの種のスイツチに比べて小型
化された分でもう一回路増設できることにもな
る。
第1図は本考案の他の実施例に係るもので、従
来とほぼ同寸法形状で二回路分の接片を内蔵する
スイツチである。このスイツチは第6図ないし第
8図に示す一回路分の接片を二組並列に並べたも
のであり、押釦部及びスライダ部は共通にして押
圧子をそれぞれの可動接片11,11に対応して
設け、一つの押釦部の操作により二回路を同時に
オン・オフするものである。
なお、本考案における可動接片を除く他のスイ
ツチ構造は実施例のものに限定するものではな
く、可動接片の特徴を生かすなら他の部分は適当
に設計変更可能である。また可動接片の枠部に形
成する絞りは実施例の形状に限定されるものでは
なく、さらにまた常開固定接片の接点部分には必
ずしも凸状の接点を設けなくてもよい。
第10図ないし第15図は固定接片の形状を変
えた本考案のさらに他の実施例に係り、第10図
及び第11図に示すものは固定接片25,25を
可動接片11の枠部17,17の下端部外側面に
接触させるものであり、第12図及び第13図に
示すものは固定接片25,25を可動接片11の
枠部17,17の下端部外側面及び下端部端面に
接触させるものであり、さらに第14図及び第1
5図に示すものは固定接片25,25を可動接片
11の枠部17,17の下端部内側面及び下端部
端面に接触させるものであつて、いずれも可動接
片11の枠部17,17の下端部が固定接片2
5,25に常に接触するようにしたものである。
以上述べたように本考案の押釦スイツチは、可
動接片自体が押圧状態から元の状態に自然復帰す
る作用を有するため、可動接片をスイツチケース
に固定して復元力を付与せしめる必要がなく、可
動接片はスイツチケースの所定位置に収容するだ
けで固定・調整の手間が省けることになり、組立
が容易にできるとともにスイツチの構造も簡単に
できる。
また、可動接片は橋絡部の両側の枠部を立ち下
げるため幅寸法が小さくなり、スイツチの小型形
状化に役立つ。
さらに、可動接片は橋絡部の両側に枠部を立ち
下げることに伴つて、橋絡部の下部に枠部の高さ
部分のスペースが自然に確保できるため、橋絡部
の下部に配置される常開固定接片の接点部分に凸
状の接点を設けることが可能になり、このような
接点を設けた場合は可動接片と常開固定接片との
電気接触が確実なものとなり、あるいはに常開固
定接片の接点が適当な高さを有するが故に埃等の
付着による接点接触不良の発生を防止できること
にもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の説明図、第2図は本考案の実施
例に係る可動接片の展開図、第3図は同じく可動
接片の平面図、第4図は同じく正面図、第5図は
同じく押圧状態の正面図、第6図は上記可動接片
を用いた押釦スイツチの内部平面図、第7図は同
じく縦断正面図、第8図は同じく縦断側面図、第
9図は他の実施例に係る押釦スイツチの内部平面
図、第10図は本考案のさらに他の実施例に係る
押釦スイツチの縦断側面図、第11図は同じく一
部を切欠した平面図、第12図は本考案のさらに
他の実施例に係る押釦スイツチの縦断側面図、第
13図は同じく一部を切欠きした平面図、第14
図は本考案のさらに他の実施例に係る押釦スイツ
チの縦断側面図、第15図は同じく一部を欠した
平面である。 11……可動接片、12……スリツト、16…
…橋絡部、17……枠部、18……絞り、20…
…スイツチケース、23……常開固定接片、25
……固定接片、26……常開固定接片の接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属薄板の両側にそれぞれスリツトを設けて
    これらスリツトの間に橋絡部を形成するととも
    にそれぞれのスリツトの外側に両端が橋絡部と
    連設する枠部を形成してこれら枠部を下方へ立
    ち下げ、その中央部に下方がより大となる絞り
    を形成してなる可動接片を、その橋絡部が押圧
    手段とこの押圧手段の下部に設けた常開固定接
    片の間に配置され、その少なくとも一方の枠部
    の下端部が固定接片に常に接触する如くしてス
    イツチケース内に収容してなることを特徴とす
    る押釦スイツチ。 (2) 常開固定接片の橋絡部と接触する部分には凸
    状の接点を設けてなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の押釦スイツチ。
JP11830389U 1989-10-11 1989-10-11 Expired JPH036990Y2 (ja)

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JP11830389U JPH036990Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11

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