JPH036985Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH036985Y2
JPH036985Y2 JP1985164400U JP16440085U JPH036985Y2 JP H036985 Y2 JPH036985 Y2 JP H036985Y2 JP 1985164400 U JP1985164400 U JP 1985164400U JP 16440085 U JP16440085 U JP 16440085U JP H036985 Y2 JPH036985 Y2 JP H036985Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover body
cover
electric wire
groove
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985164400U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6271825U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985164400U priority Critical patent/JPH036985Y2/ja
Publication of JPS6271825U publication Critical patent/JPS6271825U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH036985Y2 publication Critical patent/JPH036985Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は水密電線並びに普通の絶縁電線に共用
できる保護カバーの改良構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 第1従来技術として、例えば電柱上の変圧器等
の機器や腕木等を取換えたり、或いはこれらを保
守点検するに際して、危険防止のために絶縁電線
の絶縁被覆を剥ぎ取つて芯線を露出し、ここにア
ースフツクを取付けてアースさせ、さらに防護具
を完全に取付けてから作業し、作業終了後に防護
具並びにアースフツクを取外し、露出する芯線に
絶縁テープを巻回し被覆していた。
また、第2従来技術としては本出願人の出願に
よる実開昭59−65423号公報があり、そこでは露
出する芯線に絶縁テープを巻回することを止め、
カバー本体を半割り円筒状に形成して長手方向に
拡開自在とすると共に、分割した端縁外側に係脱
自在に係合する係合片を対設した保護カバーを考
案して、従来の如く絶縁テープを巻回する必要は
なく、ワンタツチ操作で簡単に装着でき、しかも
絶縁被覆を剥離した個所が水密状に封止できるよ
うにした。
そして、第3引用例として、本出願人による実
願昭59−96641号ではカバー本体の内周面の長手
方向に凹溝を設け、さらに内周面の両端部に屈撓
自在の雨水防止リブを周設した保護カバーを開示
した。
さらに、本願考案とはその目的を異にするが参
考例としての実公昭53−52079号公報では絶縁電
線への装着を容易にした絶縁保護カバーを開示し
ている。そこでは合成樹脂等絶縁物からなる管状
体の長手方向に設けた割目に沿つてひれ状部分を
突出させ、該管状体の上部中央部から一方のひれ
状部の根部に対し斜弧状の突片を突出させ、他方
のひれ状部の根部に斜状切溝を設けると同時にひ
れ状部の下端部に舌弁状の突起を設けてなる。そ
して使用の際には、例えば防護カバー本体の端部
を電線の上部或いは下部から突起と突起との間に
電線が位置するように接触させて防護カバーを回
転させながら、斜状切溝に合致する様に防護カバ
ーを傾斜させれば既に開きかけたひれ状部の間が
更に開いた状態となつて押圧すれば必然的に電線
は管状体内に挿入する。そして一旦管状体内に電
線が挿入すれば電線がひれ状部の間に介在するた
めひれ状部は開いた状態を維持できるので漸次防
護カバーを送り込めば電線に装着できる。
[考案が解決しようとする課題] 前記第1従来技術は絶縁テープを露出した芯線
に巻回する作業が困難なうえ雨水等の浸透により
劣化し易いという問題点がある。また第2、第3
従来技術ではこの欠点を除去するために半割れ状
のカバー本体を使用するものの、一旦、電線に被
着して係合片を嵌合させたものを例えば電柱上の
ような高所において、必要に応じて取外す場合の
作業が著るしく困難である。
さらに、参考例ではあくまでカバーを電線に装
着容易とすることだけを目的とするため、前記の
如く、夫々のひれ状部の所定位置に、電線を位置
させるための突起及び突片の組合せを設ける必要
がある。このため構成が複雑で製作工程及び製作
コストも嵩むうえ、電線の取外しの際には舌弁状
の小さな突起では捻り憎く、やはり手間がかかる
という問題点がある。
また、前記第1、第2、第3従来例では絶縁カ
バーの内周面が均一であるか或いは凹溝の幅が狭
いため、外周面の長手方向に突条を設けた水密電
線が弛んだり捻れたりした場合には絶縁カバー内
で〓間を生じ、この〓間から雨水が浸水するとい
う問題点もある。
本考案はかかる従来技術及び参考例の問題点に
鑑みてなされたものであり、露出した芯線への装
着が容易なように半割れ状のカバーを用いるだけ
でなく、必要に応じてこれを取外すときに簡易、
迅速に取外せて作業を簡単とし、高所での作業者
の安全に寄与すると共に、捻れたり弛んだ水密電
線でもその突条をカバー内に容易かつ確実に収容
できて〓間を生じることがなく、雨水等が侵入し
ない絶縁電線用保護カバーを提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] このため本考案は内径が電線の絶縁被覆の外径
に合致し、かつ所要の長さを有する合成樹脂製円
筒体でカバー本体を形成し、該カバー本体を長手
方向の下方を直線状に切断すると共に該切断部の
端縁外側に係脱自在に係合する係合片を対設し、
カバー本体には前記係合片を挾む左右対称位置で
内周面の長手方向に、水密電線の外表面に設けら
れた突条を融通自在に収容させる幅の凹溝を設け
ると共に該凹溝に対応位置する外周面に肉盛り部
を設けてカバー本体の全体が略等しい肉厚になる
よう形成し、またカバー本体の内周面には長手方
向の両端部に屈撓自在の雨水防止リブを夫々周設
すると共に前記凹溝内では凹溝の底面まで脚部を
延設し、かつ、先端はカバー本体を周回する真円
をなすように形成し、中央部に電線の絶縁被覆の
厚さに相当する高さのずれ止めリブを三条等間隔
に突設し、さらにカバー本体の長手方向両端に一
方の係合片を延長すると共にその延長部よりカバ
ー本体の上方に向つて略三角形状の把持用突片を
延設し、該把持用突片を捻ることにより絶縁電線
をカバー本体より容易に取外すことができるよう
に構成したものである。
[作用] 電線に装着した保護カバーはカバー本体の両端
に延設した把持用突片を夫々左右の手で把持し、
互いに逆向きに捻るか或いは片手でカバー本体を
把持し、一方の手で把持用突片を把つてその把持
用突片を下方へ引つ張るようにして後方へ押し広
げながらカバー本体を把持した片手でカバー本体
の係合部を上方へ押し上げるようにすれば係合片
の係合が外れて容易に取外しできる。
水密電線に装着するに際して、電線が捻れたり
弛んだ状態であつても、カバー本体の内周面に設
けた水密電線の突条を融通自在に収容させる幅の
凹溝に突条が容易に収容でき、しかもカバー本体
内を周回する真円の雨水防止リブにより密封させ
得る。
カバー本体内周に設けたずれ止めリブは等間隔
に三条並設されるため安定かつ確実に電線を圧接
し、収容しうる。
凹溝に対応位置してカバー本体外周に肉盛り部
を設けた為、カバー本体の肉厚は均一に保持され
強度を保つ。
[実施例] 図において、1は内径が絶縁電線Aの絶縁被覆
Bの外径に合致し、かつ所要の長さを有するポリ
エチレン樹脂等の合成樹脂製円筒体で形成された
カバー本体である。該カバー本体1は長手方向の
下方に直線状の切断部2を設けると共に該切断部
2の端縁外側に係合片3a,3bを対設し、一方
の係合片3aの内側に下向きに突出する鉤状部4
を設けると共に、他方の係合片3bの内側に鉤状
部4に係脱自在に係合する係止部5を設けてい
る。該カバー本体1には前記係合片3a,3bを
中心に挾む左右対称位置で内周面の長手方向に凹
溝6,6を設けると共に、該凹溝6,6に対応位
置する外周面に肉盛り部7,7を設けてカバー本
体1の全体が略等しい肉厚になるように形成し、
さらにカバー本体1の内周面には長手方向の両端
部に第4図に示すように断面三角状の屈撓自在の
雨水防止リブ8,8を周設すると共に、中央部に
絶縁電線Aの絶縁被覆Bの厚さに相当する高さの
ずれ止めリブ9を三条等間隔に突設している。
而して、カバー本体の内側面に設ける凹溝6,
6の横幅は水密電線の外周面の長手方向に設けら
れた突条C,Cを融通自在に収容できる広さに形
成すると共に、カバー本体1の外周面に設ける肉
盛り部7,7は凹溝6,6の横幅に対応させて幅
広に形成している。なお、雨水防止リブ8,8は
凹溝6,6内では第6図に示すように凹溝6,6
の底面まで脚部10を延設し、かつ先端はカバー
本体1を周回する真円をなすように形成してい
る。
さらに、カバー本体1の長手方向の両端に一方
の係合片3aを延長すると共にその延長部よりカ
バー本体1の上方に向つて略三角形状の把持用突
片11,11を延設している。
次に、本考案の保護カバーDの使用について説
明する。先ず、水密電線への使用について説明す
るに、第8図に示すように絶縁電線Aの絶縁被覆
Bを所要長さにわたり剥ぎ取つた芯線Eの露出部
を中心に位置するようにして、係合片3a,3b
を外方に拡げた保護カバーDを被せ、凹溝6,6
に突条C,Cを収容させて係合片3a,3bを互
いに押付けて鉤状部4を係止部5に係合させれ
ば、第10図に示すように芯線Eの三方向からず
れ止めリブ9が接し、かつ該ずれ止めリブ9の長
手方向両端が芯線Eの露出部の端部で絶縁被覆B
に衝止されてずれ止めされ、同時に保護カバーD
の長手方向の両端部で雨水防止リブ8,8が絶縁
被覆Bに圧接し屈撓して密封状態となし、雨水侵
入を完全に防止することができる。
このように水密電線に使用する場合に、第9図
に示すように突条C,Cが捻れた状態であつて
も、凹溝6,6の横幅を広く形成しているために
突条C,Cを前記凹溝6,6内に確実に収容させ
ることができ、しかも凹溝6,6内で突条C,C
の両側は雨水防止リブ8,8に延設した脚部10
で〓間を生じることなく封止させることができ
る。
また、第11図は表面に突条が設けられていな
い普通の絶縁電線A′に使用した状態を示すもの
であり、この場合は保護カバーDの中央部が芯線
Eの露出部に合致するように被せて、係合片3
a,3bを係合させれば保護カバーDの長手方向
両端部で雨水防止リブ8,8が絶縁被覆Bに圧接
して屈撓し、さらに各凹溝6内では雨水防止リブ
8に延設した脚部10が凹溝6の空〓を埋め、密
封して雨水侵入を防止することができる。そし
て、このようにして取付けられた保護カバーD
を、アース抵抗の計測等のために芯線Eを露出さ
せるべく取外すときは、長手方向の両端に延設し
た把持用突片11,11を左右の手で掴み、互い
に逆向きに捻るか或いは片手でカバー本体1を把
持し、一方の手で把持用突片11をつかんで、そ
の把持用突片11を下方へ引つ張るようにして後
方へ押し広げながらカバー本体1を把持した片手
でカバー本体1の係合片3a,3bを上方へ押し
上げるようにすれば係合片3a,3bの係合位置
が摺動し、鉤状部4と係止部5の係合が簡単に外
れるためカバー本体1を絶縁電線A,A′より容
易に取外すことができる。
[考案の効果] 以上に述べたように本考案の絶縁電線用保護カ
バーによれば、長手方向両端に延設した把持用突
片を掴んで互いに逆向きに捻るか、カバー本体と
把持用突片を掴んで逆向きに捻ることで絶縁電線
をカバー本体より容易に取外すことができるとい
つた実利性を有するものである。
また、水密電線の判別のために設けられた突条
を収容させる凹溝を該突条が融通自在に収容でき
る広幅に形成しているために水密電線が捻れた
り、弛んだりした状態でも各突条を凹溝に確実
に、かつ容易に収容させることができ、さらに、
カバー本体の長手方向両端部に周設した雨水防止
リブが水密電線並びに普通の電線の区別なく絶縁
被覆に圧接・屈撓して密封し、雨水侵入を完全に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係わるもので、第1図
は斜視図、第2図は正面図、第3図は第2図のA
−A線断面図、第4図は第3図のB−B線断面
図、第5図は雨水防止リブの部分を示す拡大断面
図、第6図は凹溝内での雨水防止リブの部分を示
す拡大断面図、第7図は水密電線への使用状態を
示す正面図、第8図及び第9図は同上横断面図、
第10図は同上拡大して示す縦断面図、第11図
は普通の絶縁電線への使用状態を示す横断面図で
ある。 1……カバー本体、2……切断部、3a,3b
……係合片、6,6……凹溝、7,7……肉盛り
部、8,8……雨水防止リブ、9……ずれ止めリ
ブ、10……脚部、11,11……把持用突片、
A,A′……絶縁電線、B……絶縁被覆、C,C
……突条、D……保護カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内径が電線の絶縁被覆の外径に合致し、かつ所
    要の長さを有する合成樹脂製円筒体でカバー本体
    を形成し、該カバー本体を長手方向の下方を直線
    状に切断すると共に該切断部の端縁外側に係脱自
    在に係合する係合片を対設し、カバー本体には前
    記係合片を挾む左右対称位置で内周面の長手方向
    に、水密電線の外表面に設けられた突条を融通自
    在に収容させる幅の凹溝を設けると共に該凹溝に
    対応位置する外周面に肉盛り部を設けてカバー本
    体の全体が略等しい肉厚になるよう形成し、また
    カバー本体の内周面には長手方向の両端部に屈撓
    自在の雨水防止リブを夫々周設すると共に前記凹
    溝内では凹溝の底面まで脚部を延設し、かつ、先
    端はカバー本体を周回する真円をなすように形成
    し、中央部に電線の絶縁被覆の厚さに相当する高
    さのずれ止めリブを三条等間隔に突設し、さらに
    カバー本体の長手方向両端に一方の係合片を延長
    すると共にその延長部よりカバー本体の上方に向
    つて略三角形状の把持用突片を延設し、該把持用
    突片を捻ることにより絶縁電線をカバー本体より
    容易に取外すことができるようにしたことを特徴
    とする絶縁電線用保護カバー。
JP1985164400U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH036985Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985164400U JPH036985Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985164400U JPH036985Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6271825U JPS6271825U (ja) 1987-05-08
JPH036985Y2 true JPH036985Y2 (ja) 1991-02-21

Family

ID=31093484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985164400U Expired JPH036985Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH036985Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352079U (ja) * 1976-10-06 1978-05-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5965423U (ja) * 1982-10-25 1984-05-01 名伸電機株式会社 電線絶縁被覆補修カバ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352079U (ja) * 1976-10-06 1978-05-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6271825U (ja) 1987-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5713542A (en) Locator tie
US6051791A (en) Waterproof wire connector
US4514026A (en) Plug locking device
JPH036985Y2 (ja)
EP0807996B1 (en) Battery terminal with protective covering
US20110061209A1 (en) Cable tie
US2160422A (en) Battery connector
JPH0246204Y2 (ja)
JPH0533770Y2 (ja)
JPS6340855Y2 (ja)
JPH0119332Y2 (ja)
JPS645308Y2 (ja)
JPH0729692Y2 (ja) 絶縁電線用針電極痕カバー
JPH026579Y2 (ja)
JPH0121501Y2 (ja)
JPH0129017Y2 (ja)
JPH0547919Y2 (ja)
JP2009095106A (ja) 電線絶縁保護管の端末固定具
JPH0121500Y2 (ja)
JP2003111258A (ja) 電線保護管の保持具
JPS6141383Y2 (ja)
JP3000280B1 (ja) 大径被覆電線の被覆剥離具。
JPS6245451Y2 (ja)
JPS6334682B2 (ja)
JPS5812493Y2 (ja) 電線の皮剥き機能を備えた電工ナイフ