JP3000280B1 - 大径被覆電線の被覆剥離具。 - Google Patents

大径被覆電線の被覆剥離具。

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JP3000280B1
JP3000280B1 JP11072270A JP7227099A JP3000280B1 JP 3000280 B1 JP3000280 B1 JP 3000280B1 JP 11072270 A JP11072270 A JP 11072270A JP 7227099 A JP7227099 A JP 7227099A JP 3000280 B1 JP3000280 B1 JP 3000280B1
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blade
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wire
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勝久 森
英男 宮田
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Abstract

【要約】 【課題】 ナイフ等の刃物を用いることなく、狭い箇所
であっても誰でも容易に大径電線の被覆を剥離すること
のできる被覆剥離具を提供する。 【解決手段】 フレイム1に上下に貫通螺合されたネジ
軸3の下部に取り付けられたブレードホルダー4と、こ
のブレードホルダー4の両端に取り付けられた被覆切断
用の一対のブレード5、5と、これら一対のブレードに
よって切断された切断部間の被覆電線10の被覆11を
芯線12から剥離する被覆剥離機構6とによって構成し
て、一対のブレード5,5によって電線の被覆を所定の
ピッチで切断した後、被覆剥離具の押圧体9を切断間の
被覆周面に押しつけることにより被覆11と芯線12を
分離するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば共同溝等に
埋設された大径の被覆電線に分岐線を接続する場合に、
被覆電線の被覆を所定の長さ分だけ切断除去するのに使
用される被覆剥離具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、共同溝等に埋設されている幹線
被覆電線には直径が30mmやそれ以上の大径のものが多
くある。この被覆電線に分岐線を接続する場合、従来で
は電工ナイフ等で電線の被覆を所定の長さ分だけ切断除
去しているが、このような大径の電線の被覆は丈夫で硬
度のある2層被覆で形成されている為、作業が困難で危
険を伴い慎重な作業が要求されると共に、刃こぼれ等が
生じやすく、殊に共同溝等の狭い空間での剥離作業には
大変手間を要した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ナイ
フ等の刃物を用いることなく、狭い箇所であっても誰で
も容易に大径電線の被覆を所定の長さにわたって剥離す
ることのできる被覆剥離具を簡単な構成で提供すること
を主たる目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち本発
明に係る電線の被覆剥離具にあっては、フレイム1に上
下に貫通螺合され且つ上端に回動用ハンドル2を備えた
ネジ軸3と、該ネジ軸3の下部に取り付けられたブレー
ドホルダー4と、所定の間隔を隔てて前記ブレードホル
ダー4の両端に取り付けられた被覆切断用の一対のブレ
ード5,5と、これら一対のブレードによって切断され
た切断部間の被覆電線10の被覆11を芯線12から剥
離する被覆剥離機構6とからなる。前記ブレード5は、
被覆電線の周囲を挟みつける左右対称的な刃体5a,5
aを含み、該刃体5a,5aは上端部で枢軸8を介して
前記ブレードホルダー4に少なくともその一方が揺動可
能な枢支され、これら刃体5a,5aの相対する内面に
半円状の刃5b,5bが形成されており、刃体5a,5
aの下部には前記刃5b,5bを被覆電線の周囲に向か
って締め付けるための締付手段7が設けられている。ま
た前記被覆剥離機構6は、被覆電線を左右から受止める
左右一対の受脚6a,6aと、前記ブレード5,5の間
で被覆電線の上面を押圧する押圧体9とを含み、該押圧
体9は前記ブレードホルダー4に取り付けられ、前記受
脚6a,6aの少なくとも一方は前記フレイム1に枢軸
13を介して開脚可能に枢支され、該受脚6a,6aの
下端部で相対する内面に被覆電線を受ける受け刃6b,
6bが設けられている構造とした。
【0005】前記受脚6a,6aは、前記刃体5a,5
aが閉じた姿勢において図7に示すように受脚6a,6
aから突出したリブ14が刃体5a,5aの内面に形成
した垂直なガイド溝15に上下にのみスライド自在に係
合して刃体5a,5aの下降時に開脚しないように形成
するのがよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1乃至図7は本発明にかかる被
覆剥離具の一実施例を示すものであって、符号1で門型
の形態をなすフレイムを示す。このフレイム1に、上端
に回動用ハンドル2を備えたネジ軸3が上下に貫通螺合
されており、該ネジ軸3の下部に水平方向に一定の長さ
を有するブレードホルダー4がフレイムに対して相対移
動可能に取り付けられている。
【0007】上記ブレードホルダー4の両端に被覆電線
10の二層の外部被覆11を切断する為の一対のブレー
ド5,5が所定の間隔を隔てて取り付けられている。こ
のブレード5は、被覆電線10の周囲を挟みつける左右
対称的な刃体5a,5aによって構成されており、該刃
体5a,5aの上端は枢軸8を介して前ブレードホルダ
ー4に回動可能に枢支され、刃体5a,5aの相対する
内面に半円状の鋭突な刃5b,5bが形成されている。
また、刃体5a,5aの下部には前記刃5b,5bを被
覆電線の周囲に向かって押しつけて被覆11を周方向に
切断する締付手段7が設けられている。この締付手段7
は、例えば図面に示すように、一方の刃体5aに一端が
枢支されたボルト7aを他方の刃体5aの溝7bに下方
から着脱自在にはめ込み、回動ハンドル7cのネジ穴7
dを螺合させて締め付けるように構成することによって
達成できるが、その他の手段であってもよい。
【0008】更に、前記ブレード5,5の間でブレード
によって切断された被覆電線10の被覆11を芯線12
から剥離する被覆剥離機構6が設けられている。この被
覆剥離機構6は、被覆電線を左右周側から受止める左右
一対の受脚6a,6aと、前記ブレード5,5の間で被
覆電線10の上面を押圧する押圧体9とからなる。該押
圧体9は先端を鋭突とした形態を有し、ブレードホルダ
ー4の下面に一体的に形成されている。また前記受脚6
a,6aは前記フレイム1に枢軸13を介して開脚可能
に枢支されており、該受脚6a,6aの下端部で相対す
る内面に被覆電線を受け止める受け刃6b,6bが設け
られている。更に、前記受脚6a,6aは、前記刃体5
a,5aが閉じた姿勢において図7に示すように受脚6
a,6aから突出したリブ14が刃体5a,5aの内面
に形成した垂直なガイド溝15に上下にのみスライド自
在に係合して刃体5a,5aの下降時に受脚が開脚しな
いように形成されている。
【0009】上記の被覆剥離具を使用するに当たって、
先ず図2に示すように、ブレード5,5の刃体5a,5
aを開いてその間に被覆電線10を嵌め込み、両方のブ
レード5,5にまたがるように保持させる。そして締め
付け手段7によって刃5b,5bを被覆電線の周囲に向
かって押しつけて2層の被覆11を周方向に切断する
(図3参照)。これにより被覆電線の被覆11は2カ所
のブレード5,5によって所定のピッチで切断される。
【0010】次いで図3に示すように、ブレード5,5
の刃体5a,5aを閉じた後、図4の状態から図5に示
すように、上部のハンドル2を回転して押圧体9を被覆
電線10の上面に押しつけて被覆電線10の下部を受脚
6a,6aの受け刃6b,6bに強く押しつける。これ
によって図6に示すように、電線の芯線12が左右のブ
レード5,5に保持されたまま受脚6a,6aの受け刃
6b,6bから下方に遊離すると同時に外部被覆11は
下方部分で受け刃6b,6bによって切断分離され、上
方部分は受脚6a,6a内で湾曲変形されて残留し、完
全に芯線12から剥離される。尚、押圧体9による押圧
時において、受脚6a,6aは、これのリブ14が刃体
5a,5aの内面に形成した垂直なガイド溝15に上下
にのみスライド自在に係合しているので開脚することは
ない。
【0011】以上本発明の代表的な実施例について説明
したが、本発明は必ずしも上記の実施例構造のみに特定
されるものでなく、その構成要件を備え、且つ効果を有
する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論であ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されたものであ
るから、電工用ナイフ等の刃物を使用することなく、剥
離困難な大径被覆電線の被覆を、所定の長さにわたって
誰でも簡単に、且つ、安全に剥離除去することができ、
これにより、共同溝等の狭いエリアでの分岐接続作業の
合理化を高めることができるといった大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被覆剥離具の一実施例を示す側面
図。
【図2】上記被覆剥離具に被覆電線を装着するときの側
面図。
【図3】同様に、装着された被覆電線の被覆を切断した
状態を示す側面図。
【図4】図3の状態からブレードを開いた状態を示す側
面図。
【図5】押圧体を被覆電線に押しつけた状態を示す側面
図。
【図6】押圧体を更に押しつけて被覆を芯線から剥離し
た状態を示す側面図。
【図7】上記被覆剥離具の正面図。
【符号の説明】
1 フレイム 2 回動用ハンドル 3 ネジ軸 4 ブレードホルダー 5 ブレード 5a 刃体 5b 刃 6 被覆剥離機構 6a 受脚 6b 受け刃 7 締付手段 8 枢軸 9 押圧体 10 被覆電線 11 2層の被覆 12 芯線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレイム(1)に上下に貫通螺合され且つ
    上端に回動用ハンドル(2)を備えたネジ軸(3)と、該ネジ
    軸(3)の下部に取り付けられたブレードホルダー(4)と、
    所定の間隔を隔てて前記ブレードホルダー(4)の両端に
    取り付けられた被覆切断用の一対のブレード(5),(5)
    と、これら一対のブレードによって切断された切断部間
    の被覆電線(10)の被覆(11)を芯線(12)から剥離する被覆
    剥離機構(6)とからなり、前記ブレード(5)は、被覆電線
    (10)の周囲を挟みつける左右対称的な刃体(5a),(5a)を
    含み、該刃体(5a),(5a)は上端部で枢軸(8)を介して前
    記ブレードホルダー(4)に少なくともその一方が揺動可
    能に枢支され、これら刃体(5a),(5a)の相対する内面に
    半円状の刃(5b),(5b)が形成されており、刃体(5a),(5
    a)の下部には前記刃(5b),(5b)を被覆電線(10)の周囲
    に押しつけて被覆(11)を周方向に切断する締付手段(7)
    が設けられており、更に、前記被覆剥離機構(6)は、被
    覆電線を左右から受止める左右一対の受脚(6a),(6a)
    と、前記ブレード(5),(5)の間で被覆電線(10)の上面を
    押圧する押圧体(9)とを含み、該押圧体(9)は前記ブレー
    ドホルダー(4)の下面に形成され、前記受脚(6a),(6a)
    の少なくとも一方は前記フレイム(1)に枢軸(13)を介し
    て開脚可能に枢支され、該受脚(6a),(6a)の下端部で相
    対する内面に被覆電線(10)を受け止める受け刃(6b),(6
    b)が設けられている、大径被覆電線の被覆剥離具。
  2. 【請求項2】 前記受脚(6a),(6a)は、閉じた姿勢にあ
    る刃体(5a),(5a)の内面に形成された垂直なガイド溝(1
    5)に上下にのみスライド自在に係合するリブ(14)を備え
    ている請求項1に記載の大径被覆電線の被覆剥離具。
JP11072270A 1999-03-17 1999-03-17 大径被覆電線の被覆剥離具。 Expired - Lifetime JP3000280B1 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108608476A (zh) * 2018-06-27 2018-10-02 江苏省无锡探矿机械总厂有限公司 一种取样管剖管器
CN112531581A (zh) * 2020-12-25 2021-03-19 易俊杰 一种市政用铝线回收剥线装置

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