JPH0121501Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0121501Y2
JPH0121501Y2 JP1983073487U JP7348783U JPH0121501Y2 JP H0121501 Y2 JPH0121501 Y2 JP H0121501Y2 JP 1983073487 U JP1983073487 U JP 1983073487U JP 7348783 U JP7348783 U JP 7348783U JP H0121501 Y2 JPH0121501 Y2 JP H0121501Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
gripping
tube
branch line
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983073487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59178872U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7348783U priority Critical patent/JPS59178872U/ja
Publication of JPS59178872U publication Critical patent/JPS59178872U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0121501Y2 publication Critical patent/JPH0121501Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は配電線(以下、本線という)から引込
線(以下、分岐線という)を分岐する充電部を被
覆保護するのに使用されるスリーブカバーに関
し、必要に応じて本線どうしを直線接続した充電
部の被覆保護にも使用できる特徴を有するもので
ある。
[従来の技術とその欠点] 従来のスリーブカバーで電線の把持筒の先端に
切落し可能な盲蓋を一体に設けたものとしては例
えば実公昭50−9090号公報に記載のものがある。
これは絶縁電線端および接続部保護カバーの一端
を所定の長さにわたつて一定内径の開口端とし、
この開口端と内孔が連通する反対端側は漸次内径
を縮小化し端部を盲にした延長部とし、この延長
部の外面には所望の内径に応ずる切断位置を表示
して構成する。かかる保護カバーは接続部などを
テープ巻きする必要がないため接続作業が簡易で
ある長所を有する。しかしその反面、保護カバー
の一端の開口端と共に盲蓋を切落したときにでき
る反対端側の開口は一個だけであるため本来は直
線型スリーブカバーとしての使用に限られるう
え、引き出される電線との間に生じる隙間を封止
する構成も存しない。このためもし本線と引込線
を該保護カバーから同時に引き出そうとするとき
は両電線を該一個の開口から一括した状態にて引
き出さざるをえず、カバー端部で水密を保つよう
に封止させることができなくて、その間隙から雨
水等がカバー内に侵入し、腐蝕等により充電部に
障害を起こさせることがあつた。
そこで、スリーブカバーの一側端で上下に位置
させて本線と分岐線を夫々嵌挿把持させる把持筒
を別々に突出させたものが見られるが、このもの
では各電線は水密を保つ状態に把持し得るもの
の、夫々独立して突出する把持筒によりスリーブ
カバーの形状を大型にすると共に表面積を著るし
く増し、使用時に風による抵抗を増加し、架線の
負坦を強めるといつた欠点があつた。
[本考案の目的と構成] 本考案はこのような従来欠点を解消すると共に
さらに盲蓋を設けることにより直線型、分岐型ス
リーブカバーとして兼用して使用する場合に水密
性を十分保持できるスリーブカバーを提供するこ
とを目的とするものであり、充電部を収容させる
円筒状の収容部の一端に本線と分岐線とを保持さ
せる電線保持部を延設すると共に、該電線保持部
の先端部内側に上下に区画する隔壁を設けて本線
と分岐線を別々に把持させる把持筒を短かく形成
し、さらに該各把持筒の外周面には前記隔壁の先
端を基点とし所要の傾斜角にて周回する補強リブ
を突設して受止側部材を形成し、一方、前記収容
部に嵌挿可能の嵌挿筒の先端外周に突条を周設す
ると共にその奥端外周に鍔部を周設し、該嵌挿筒
の一端に本線の把持筒を延設すると共に該把持筒
の外周面に所定間隔を置いて補強リブを複数条周
回させた差込側部材を形成し、さらに前記各把持
筒の内径は夫々先端に向かつて次第に小径となる
テーパー面に形成すると共に、前記分岐線を把持
させる把持筒の先端に切落とし可能な盲蓋を一体
に設けて構成したものである。
[作用] 本線と分岐線は受止側部材の電線保持部の先端
部内側に上下に区画して設けられた隔壁を介して
夫々外部に引き出されるが該隔壁に両電線がフイ
ツトして密着するため隙間が生せず、カバー内へ
の雨水などの侵入を防止できる。また両線の把持
筒を別々に突出させるものではないので分岐スリ
ーブカバーの全体を小型にでき、風による抵抗を
小さくできる。
受止側部材の収容部に充電部を収容させ、この
状態で差込側部材を摺動させて嵌挿筒を収容部に
嵌挿させ、鍔部が収容部の先端に当接するまで押
付けてやれば同時的に突条が収容部の内側面に食
い込んで充電部を密封状に被覆保護できる。この
ため収容部内の開口側からスリーブカバー内部に
雨水等が浸水することを防止でき充電部は腐蝕し
ない。
分岐線を把持させる把持筒は分岐線を引出す必
要がない場合は盲蓋のまま使用して直線型スリー
ブカバーに使用でき、また分岐型スリーブカバー
に使用する場合は盲蓋を切落とせばよい。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を図面と共に説明す
る。図において1は合成樹脂材で形成された受止
側部材であり、該受止側部材1は本線Aと分岐線
Bの絶縁被覆Cを剥離させた導線A′,B′をC型
コネクタースリーブDを被着して締付固定させた
充電部Eを収容可能な円筒状をなす収容部2を形
成すると共に該収容部2の一端には本線Aの一方
と分岐線Bとを保持させる電線保持部3を延設す
る。この電線保持部3は先端に向つて縦方向に次
第に幅を狭めて形成され、該電線保持部3の先端
で縦長の楕円形となる部分の内部で上下に区画す
る隔壁4を設けることにより上下に位置させて分
岐線B及び本線Aの把持筒5a,5bを短かい長
さに形成する。
6は前記収容部2に嵌挿可能な外径と長さに形
成された嵌挿筒7の一端で内周面にテーパー面に
よる段部8を設け、該段部8を介して本線Aの他
方を把持させる把持筒5cを延設して合成樹脂材
で形成される差込側部材であり、嵌挿筒7の奥端
外周に鍔部9を周設している。
前記各把持筒5a,5b,5cの内径は夫々先
端に向つて小径になるようにテーパー面に形成さ
れ、夫々先端寄りで段差10を設ける。そして、
把持筒5a,5bの外周面には夫々隔壁4の先端
を基点とし、所要の傾斜角にて周回する補強リブ
11a,11bを突設し、さらにこの補強リブ1
1a,11bの内外位置でその内径寸法の数値12
が表示してある。また、把持筒5cの外周面には
先端と段差10より内側位置との補強リブ11
c,11c′を周設し、さらにこれらの補強リブ1
1c,11c′の内側にその部位での内径寸法の数
値12が表示してある。
そして、前記受止側部材1の分岐線Bを把持さ
せる把持筒5bには補強リブ11dを介して先端
に盲蓋13を一体的に設けて閉塞させる。
なお、14は嵌挿筒7の外周面に周設した山形
の突条で、収容部2の内周面に喰い込むように突
設する。
次に、このように形成された本考案のスリーブ
カバーの使用について説明する。第5図は直線型
スリーブカバーとして、直径2.6m/mの絶縁電
線を用いた使用例を示したものであり、把持筒5
a及び5cに夫々本線Aを挿通して夫々電線Aの
端部で絶縁被覆Cを剥離し露出させた導線A′,
A′をC型コネクタースリーブDを被着して締付
固定させ充電部Eを形成させる。
そして、受止側部材1の収容部2に充電部Eを
収容させ、この状態で差込側部材6を摺動させて
嵌挿筒7を収容部2に嵌挿させ、鍔部9が収容部
2の先端に当接するまで押付けてやれば同時的に
突条14が収容部2の内側面に喰い込んで充電部
Eを密封状に被覆保護させる。この状態で充電部
EはC型コネクタースリーブDの右端が差込側部
材6に設けた段部8に近接していることで右方へ
の摺動が阻まれ、さらに本線A,Aは把持筒5a
及び5cの先端で夫々水密状に把持される。
また、第6図及び第7図は直線型スリーブカバ
ーとして、直径3.2m/mの絶縁電線を用いた使
用例を示したものであり、把持筒5aは補強リブ
11aを残すように斜めに切断し、一方、把持筒
5cは補強リブ11c′を残すように輪切状に切断
することにより夫々本線Aの径に適合させ、しか
も補強リブ11a及び11c′により把持力を強め
て水密性を十分に保たせることができる。
以下に分岐型スリーブカバーとしての使用例を
説明する。第8図は本線A及び分岐線Bとも電線
径が2.6m/mのものの使用例であり、受止側部
材1の把持筒5bの先端に設けた盲蓋13を切落
として開口させ、第9図に示すように各把持筒5
a,5b,5cに本線A及び分岐線Bを夫々水密
を保つ状態に保持させることができる。
また、第10図及び第11図に示したものは分
岐線Bは2.6m/m径を用い、本線Aは3.2m/m
径を用いた使用例であり、この場合は盲蓋13を
切落とすと共に把持筒5aは補強リブ11aを残
すように斜めに切落とし、把持筒5cは補強リブ
11c′を残すように輪切状に切落して使用するも
のである。
さらに、第12図及び第13図は本線A及び分
岐線Bの何れも3.2m/m径の電線を使用したも
のを示し、この場合は把持筒5a,5bは夫々補
強リブ11a,11bを残すように斜めに切落と
し、把持筒5cは補強リブ11c′を残すように切
落として使用するものである。
[考案の効果] 以上に述べたように本考案の分岐スリーブカバ
ーは充電部を収容させる収容部の一端に本線と分
岐線とを保持させる電線保持部を設けると共に該
電線保持部の先端内側に上下に区画する隔壁を設
けることにより本線の一方と分岐線を夫々別個に
把持させる長さの短かい把持筒を形成した受止側
部材と、前記収容部に嵌挿させる嵌挿筒の先端外
周に突条を周設すると共に、その奥端外周に鍔部
を周設し該嵌挿筒の一端に本線の他方を把持させ
る把持筒を延設した差込側部材とから成り、前記
収容部内に嵌挿筒を嵌挿して緊密に連結でき、さ
らに分岐線を把持させる把持筒の先端に盲蓋を一
体に設けて、この盲蓋をそのまま放置し、該把持
筒を閉塞しておくことで直線型スリーブカバーと
全く同じように、しかも雨水等を侵入させること
なく使用することができ、また、分岐スリーブカ
バーとして使用するときは分岐線の径に合わせて
盲蓋と共に該把持筒の先端を切落とし開口させて
使用すればよい。
このように本考案のスリーブカバーは直線型、
分岐型の何れにも使用することができ、さらに、
各把持筒を先端から切落として、直径の異なる本
線、さらには分岐線を把持させることができ、し
かも如何なる場合でも電線は把持筒の先端で水密
を保つて把持され、雨水等を侵入させるようなこ
となく使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係わるもので第1図は
正面図、第2図は平面図、第3図は第2図のA−
A線断面図、第4図は第1図のB−B線断面図、
第5図は直線型スリーブカバーとしての使用状態
を示す断面図、第6図は同上の太径の本線を把持
させる場合の正面図、第7図は同上の使用状態を
示す断面図、第8図は分岐型スリーブカバーとし
て使用する場合の正面図、第9図は同上の使用状
態を示す断面図、第10図は同上の本線を太径の
ものを把持させる場合の正面図、第11図は同上
の使用状態を示す断面図、第12図は本線及び分
岐線を太径のものを把持させる場合の正面図、第
13図は同上の使用状態を示す断面図である。 1……受止側部材、2……収容部、3……電線
保持部、4……隔壁、5a,5b,5c……把持
部、6……差込側部材、7……嵌挿筒、11a,
11b,11c,11c′……補強リブ、13……
盲蓋、A……本線、B……分岐線、A′,B′……
導線、D……C型コネクタースリーブ、E……充
電部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁電線より成る本線と分岐線とを夫々導線を
    露出させ、スリーブを被着した充電部を絶縁被覆
    させるカバーにおいて、充電部を収容させる円筒
    状の収容部の一端に本線と分岐線とを保持させる
    電線保持部を延設すると共に該電線保持部の先端
    部内側に上下に区画する隔壁を設けて本線と分岐
    線を別々に把持させる把持筒を短かく形成し、さ
    らに該各把持筒の外周面には前記隔壁の先端を基
    点とし所要の傾斜角にて周回する補強リブを突設
    して受止側部材を形成し、一方、前記収容部に嵌
    挿可能の嵌挿筒の先端外周に突条を周設すると共
    にその奥端外周に鍔部を周設し、該嵌挿筒の一端
    に本線の把持筒を延設すると共に該把持筒の外周
    面に所定間隔を置いて補強リブを複数条周回させ
    た差込側部材を形成し、さらに前記各把持筒の内
    径は夫々先端に向つて次第に小径となるテーパー
    面に形成すると共に、前記分岐線を把持させる把
    持筒の先端に切落し可能な盲蓋を一体に設けたこ
    とを特徴とするスリーブカバー。
JP7348783U 1983-05-16 1983-05-16 スリ−ブカバ− Granted JPS59178872U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7348783U JPS59178872U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 スリ−ブカバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7348783U JPS59178872U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 スリ−ブカバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178872U JPS59178872U (ja) 1984-11-29
JPH0121501Y2 true JPH0121501Y2 (ja) 1989-06-27

Family

ID=30203609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7348783U Granted JPS59178872U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 スリ−ブカバ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59178872U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5642586B2 (ja) * 2011-02-22 2014-12-17 中国電力株式会社 避雷器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509090U (ja) * 1973-05-21 1975-01-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509090U (ja) * 1973-05-21 1975-01-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59178872U (ja) 1984-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0432662B1 (en) Waterproof wire connectors
JPH0121501Y2 (ja)
EP0807996B1 (en) Battery terminal with protective covering
US4241234A (en) Cable fitting of shrinkable material with a permanent plastic sealing insert
US3970264A (en) Reel for storing an elongated pliable member
JP4002248B2 (ja) ケーブル接続構造
JPH0121500Y2 (ja)
JPH0121499Y2 (ja)
JPS5814660Y2 (ja) 絶縁電線の防水スリ−ブ
JPH0121502Y2 (ja)
JPH0121498Y2 (ja)
US6160222A (en) Cable connection protecting device
JPH0121497Y2 (ja)
JPH0246204Y2 (ja)
JP2628469B2 (ja) 直線スリーブカバー
JP4831855B2 (ja) 絶縁電線用圧縮スリーブの水密機構
JPS645308Y2 (ja)
JPH0127261Y2 (ja)
JPS585570B2 (ja) 電気用配線ボックスのケ−ブル接続方法
JPH0631029U (ja) シールド電線の端末部分の保護構造
JPH034012Y2 (ja)
JPS6337728Y2 (ja)
JP2514367Y2 (ja) コルゲ―トチュ―ブ用接続具
JPS6334219Y2 (ja)
JPH08205371A (ja) 電線端末カバー