JPH0121499Y2 - - Google Patents

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JPH0121499Y2
JPH0121499Y2 JP1983067162U JP6716283U JPH0121499Y2 JP H0121499 Y2 JPH0121499 Y2 JP H0121499Y2 JP 1983067162 U JP1983067162 U JP 1983067162U JP 6716283 U JP6716283 U JP 6716283U JP H0121499 Y2 JPH0121499 Y2 JP H0121499Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電線の端部を直接接触させて導電接続
し、スリーブを被着した所謂、充電部を絶縁被覆
するスリーブカバーに関するものである。
[従来の技術とその欠点] 従来のこの種のスリーブカバーは、一般的に一
体的に形成されたものであるため充電部に取付け
難いものであり、しかも高所において取扱わねば
ならないため取付作業を著るしく困難にしてい
る。
このような従来欠点に鑑み出願人は先に、実願
昭57−162286号により、充電部を収容できる直径
でかつ所要の長さを持つ円筒状の収容部の一端に
内径が電線径に合致する把持筒を設けたカバー本
体と、前記収容部に嵌挿筒と前記把持筒と同形状
の把持筒とを設けた本体キヤツプとを形成し、さ
らに各把持筒内に充電部の端部で折返された電線
端部の折曲部を挟持させる突条を設けて構成され
るスリーブカバーを提案した。
しかるにこの出願に係るスリーブカバーは従来
の一体的に形成されたものに見られた取付作業が
困難であるといつた欠点は著るしく改善されたも
のの、充電部を収容部に宙吊り状に保持するもの
であるため、スリーブがスリーブカバーにフリー
状態であり、従つて、使用中にスリーブカバーが
摺動することがあり、充電部をスリーブカバーの
中心に保持しえなくなることがあつた。
一方、特開昭50−56589号公報に記載の「電気
導体の絶縁方法」では絶縁性成形品よりなり長手
方向に対し2分され、かつ双方を緊密に結合する
結合部を有し、それぞれ端部側に導体を通す開口
部が設けられた囲い体を、導体の所要絶縁する個
所にかぶせ、この2分された双方の囲い体を中間
部の上記結合部で結合し、上記開口部と上記導体
とのすきまに絶縁充填材を充填し硬化させて形成
する。
しかしこの場合、「長手方向に対して2分され
た絶縁性成形品の囲い体の双方を緊密に結合す
る」とはいつてもその結合手段は、図示される如
くたとえば囲い体の相対する側面に設けた小さな
突起とくぼみを互いに係合する程度にすぎず、嵌
め合せ部分がきわめて小さいものである。このた
めたとえそこに接着剤を使用したとしても、強風
や鳥獣による外部からの衝撃或いは加圧に対して
はきわめて脆弱であつて当初は該囲い体を緊密に
結合したようにみえても上記の衝撃等に長期間耐
えられるものではなく、結合力が構造的に弱いも
のである。かかる場合、外部から一旦強い圧力が
加わわれば前記の場合にはくぼみから小さな突起
が容易にはずれて互いに囲い体は分離して隙間を
生じ、ここから雨水等が侵入して内部を腐蝕させ
る危険が大きいという問題点があつた。
また双方の囲い体はその開口部に至るまで内径
が略同径に形成してあるため、たとえば直径の異
なる電線等の導体に対しては対応できず、いちい
ち内径の異なる開口をもつ囲い体に交換せねばな
らないという問題点もあつた。
[問題点を解決するための手段] そこで本考案は上記の問題点を解決して充電部
を収容させる収容部の一端にテーパー部を介して
電線を把持させる把持筒を設けた受止側部材と、
前記収容部に嵌挿可能の嵌挿筒の奥端に鍔部を周
設する一方で、外周面に突条を周設し、さらに該
嵌挿筒の一端にテーパー部を介して電線も把持さ
せる把持筒を設けた差込側部材とを左右略対称形
状に形成し、前記収容部内に前記嵌挿筒を嵌挿し
たとき両者の上部の壁と下部の壁とが夫々重合す
ると共に、受止側部材のテーパー部と差込側部材
のテーパー部とで充電部に被着したスリーブの左
右両端を衝止させるようにして構成したものであ
る。
[作用] 収容部内に嵌挿筒を嵌挿するとき、該嵌挿筒の
鍔部が収容部の先端に当接すると同時に嵌挿筒の
突条が受止側部材の内周面に喰い込んで固定す
る。このため差込側部材は受止側部材の内部に緊
密かつ強固に固定され両部材は固く結合するだけ
でなく、嵌挿筒の上下の壁が収容部内周の上下の
壁の深奥部まで挿し込まれて重合するため双方の
係合する部分が大きくなり、外部からの衝撃等を
受けても両部材はきわめて分離し憎い。
前記収容部に収容される充電部のスリーブの左
右両端を受止側部材並びに差込側部材に設けられ
たテーパー部で衝止させて使用中の摺動を阻止さ
せられる。
受止側部材と差込側部材は隙間なく緊密に結合
するうえ、把持筒は電線径に合致する内径をもつ
ようその先端を切落とせるため把持筒の開口に隙
間を生ぜず、スリーブカバー内を常に密封でき、
雨水等の侵入が防止されて電線及び充電部を水密
状に保持できる。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。
図において1は合成樹脂材で形成された受止側部
材であり、該受止側部材1は絶縁電線A,A′の
電線被覆Bを剥離させた導線C,C′を所要長さに
わたり直接接触させて直線接続し、その表面にC
型コネクタースリーブを被着して締付固定させた
充電部Dを収容可能の円筒状をなす収容部2を形
成すると共に該収容部2一端にはテーパー部3a
を介して絶縁電線Aの把持筒4aを延設して形成
される。この把持筒4aの内径は先端に向かつて
次第に小径になるようにテーパー面に形成され、
先端寄りで適当間隔置きに急角度のテーパーによ
り段差5aを複数設けると共に外周面に前記段差
5aの中間位置に補強リブ6aを複数条周設す
る。
7は前記収容部2に嵌挿可能な外径と長さに形
成された嵌挿筒8の一端に前記受止側部材1と同
形状のテーパー部3b及び把持筒4bを延設して
合成樹脂材で形成される差込側部材であり、嵌挿
筒8の奥端に鍔部9を周設している。そして把持
筒4bには受止側部材1と対称状に内側に段部5
bを複数設けると共に外周面に補強リブ6bを複
数周設している。また、嵌挿筒8の外周面に山形
の突条10を周設することにより前記収容部2の
内周面に該突条10が喰い込むように突設する。
さらに前記把持筒4a,4bの外周面に隣り合う
補強リブ6aまたは6bの間に第1図に示すよう
にその部位での内径寸法の数値11を表示してい
る。次に、このように形成された本考案のスリー
ブカバーの使用について説明する。先ず、受止側
部材1及び差込側部材7を夫々絶縁電線A,
A′に挿通しておき、該電線A,A′の各端部を所
要長さにわたり電線被覆Bを剥離させ導線C,
C′を露出させて直接接触させ、第3図に示すよう
にC型コネクタースリーブEを被着して締付固定
させて充電部Dを形成させる。
そして、受止側部材1を絶縁電線Aの先端寄り
に摺動させてテーパー部3aにC型コネクタース
リーブEの左端を衝止させ、この状態で差込側部
材7を絶縁電線A′の先端寄りに摺動させて嵌挿
筒8を収容部2内に嵌挿させ、鍔部9が収容部2
の先端に当接するまで押付けてやれば収容部2の
内周面に嵌挿筒8に周設した突条10が喰い込み
両者は固定される。また同時に嵌挿筒を収容部の
上下の壁が夫々全面に亘り重合して係合部分が大
きくなる。これにより差込側部材7と受止側部材
1は緊密かつ強固に結合される。そしてテーパー
部3bにC型コネクタースリーブEの右端を衝止
させ、かくして該C型コネクタースリーブEは左
右両端がテーパー部3a,3bに衝止され固定状
態にて充電部Dを密封状に保護する。
なお、この実施例では絶縁電線A,A′を
2.0m/m径のものを各把持筒4a,4bの先端
で水密を保つ状態に把持させているが、例えば
2.6m/m径の電線では突条6a,6bを二条ず
つ残した位置で把持筒4a,4bの先端を切落と
し、また、3.2m/m径の電線では突条6a,6
bを一条ずつ残した位置で把持筒4a,4bの先
端を切落として使用すれば何れも水密を保つ状態
に絶縁電線A,A′を把持させることができる。
また本考案のスリーブカバーは前記した如きC
型コネクタースリーブEを被着した充電部Dの被
覆に限られることなく、例えば第4図のように直
線圧縮型スリーブFを被着したものであつても同
じように有効に使用することができる。即ち、こ
の場合には直線圧縮型スリーブFの左右両端が
夫々に先端に向つて次第に小径をなすようにテー
パー面に形成されている把持筒4a,4bの内壁
面に衝止されて固定状態となるから、使用中にも
充電部Dをスリーブカバーの中心に保持し続けさ
せることができて、位置ずれを起こさせることは
ない。
[考案の効果] 以上に述べたように本考案のスリーブカバーは
各把持筒に電線を挿通させ、さらに充電部を収容
部に収容させた状態で該収容部に嵌挿筒を嵌挿さ
せる簡単な操作で密封することができる。しかも
嵌挿筒は収容部内の深奥に嵌り込んで夫々の上下
部の壁が全面に亘り重合して係合部分が大きくな
るためはずれ憎いうえ、突条と鍔部により一層緊
密に固定される。このため受止側部材と差込側部
材とは強固に結合し、強風や鳥獣などがあたつた
とき、外部からの衝撃、加圧により分離するおそ
れがない。また収容部内を常に密封状態に保持し
うることから収容部内に雨水等が侵入せず充電部
を十分に保護できると共に、絶縁電線は各把持筒
の先端で水密を保つ状態に把持されるためここか
らも雨水等は侵入せず腐蝕を防いで長期使用によ
く耐えるという利点がある。
また充電部はスリーブの左右両端が受止側部材
及び差込側部材に設けたテーパー部に衝止される
ことで使用中の摺動が阻止され長期間にわたりス
リーブカバー内の中心に保持され、安定よく使用
できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係わるもので第1図は
平面図、第2図は断面図、第3図及び第4図は使
用状態の断面図である。 1……受止側部材、2……収容部、3a,3b
……テーパー部、4a,4b……把持筒、7……
差込側部材、8……嵌挿筒、A,A′……絶縁電
線、C,C′……導線、D……充電部、E……C型
コネクタースリーブ、F……直線圧縮型スリー
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁電線の導線を露出させた端部の表面にスリ
    ーブを被着させた充電部を絶縁被覆させるものに
    おいて、充電部を収容できる内径を持つ円筒状の
    収容部の一端にテーパー部を介して電線径に合致
    する内径を持つ把持筒を設けて受止側部材を形成
    し、一方、前記収容部に嵌挿可能の嵌挿筒の奥端
    に鍔部を周設する一方で、外周面に突条を周設
    し、さらに該嵌挿筒の一端にテーパー部を介して
    前記把持筒と同形状の把持筒を設けた差込側部材
    を形成し、前記収容部内に前記嵌挿筒を嵌挿した
    とき、両者の上部の壁と下部の壁とが夫々重合す
    ると共に前記収容部に収容された充電部のスリー
    ブ左右両端を受止側部材並びに差込側部材に設け
    られた各テーパー部で衝止させるように構成した
    スリーブカバー。
JP6716283U 1983-05-04 1983-05-04 スリ−ブカバ− Granted JPS59173275U (ja)

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JPS59173275U JPS59173275U (ja) 1984-11-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP5086923B2 (ja) * 2008-07-09 2012-11-28 株式会社フジクラ 被覆チューブ形成用の1対の組合せ部材、およびそれを用いた被覆チューブの取付け方法
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5056589A (ja) * 1973-09-20 1975-05-17

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