JPH0369749B2 - - Google Patents

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JPH0369749B2
JPH0369749B2 JP61089346A JP8934686A JPH0369749B2 JP H0369749 B2 JPH0369749 B2 JP H0369749B2 JP 61089346 A JP61089346 A JP 61089346A JP 8934686 A JP8934686 A JP 8934686A JP H0369749 B2 JPH0369749 B2 JP H0369749B2
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JP
Japan
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actuator
brake
side clutch
clutch
valve
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JP61089346A
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JPS62244765A (ja
Inventor
Hideo Saneshige
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP8934686A priority Critical patent/JPS62244765A/ja
Publication of JPS62244765A publication Critical patent/JPS62244765A/ja
Publication of JPH0369749B2 publication Critical patent/JPH0369749B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、コンバイン等の作業車輌におけるサ
イドクラツチ・ブレーキ装置に係り、詳しくは、
アクチユエータ及び切換えバルブを別個に構成し
たサイドクラツチ・ブレーキ装置の構造に関す
る。
(ロ) 従来の技術 一般に、作業車輌例えばコンバインにおけるサ
イドクラツチ・ブレーキ装置は、オペレータの操
作によりサイドクラツチ又はサイドブレーキ用の
アクチユエータに圧油を送入されて作動してい
る。そして、サイドクラツチ及びサイドブレーキ
を、単一の切換えバルブに接続した単一のアクチ
ユエータを1個の可変リリーフバルブにて絞り制
御することにより該アクチユエータを作動して、
サイドクラツチ及びサイドブレーキをそれぞれ制
御するサイドクラツチ・ブレーキ装置が本出願人
により提案されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかし、上述サイドクラツチ・ブレーキ装置に
よるとサイドクラツチとサイドブレーキとが同一
の切換えバルブ及び同一のアクチユエータにて操
作されているため、それぞれの作動区分を明確に
することが困難であり、サイドクラツチのみを切
断したつもりがサイドブレーキも少々作動してい
る等の虞れがあり、特に方向自動制御による走行
時には、サイドクラツチのみを断接することによ
り緩やかに方向修正を行う必要があるが、サイド
ブレーキも同時に軽く制動されることにより急施
回するなどのトラブルを生じる虞れがある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本発明は、上述問題点を解消することを目的と
するものであつて、例えば第1図及び第2図に示
すように、サイドクラツチCL,CR及びサイドブ
レーキBL,BRを作動するアクチユエータA,2
1L,21Rを、サイドクラツチ用アクチユエー
タA及びサイドブレーキ用アクチユエータ21
L,21Rとして別個に構成すると共に、これら
両アクチユエータA,21L,21Rをそれぞれ
別々の切換え1個のバルブV3,V4を介して油
路117に接続し、更に前記左又は右サイドクラ
ツチCL,CRの操作部材46,66,65を前記
サイドブレーキ用アクチユエータ21L,21R
に、該アクチユエータが前記サイドクラツチを切
る方向に移動する際に連動するように係合部材7
0を介して連動してなることを特徴としている。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、オペレータにより操向操作
される作業車輌Cは、該操作に対応して油路11
7からサイドクラツチ用切換えバルブV3を介し
てサイドクラツチ用アクチユエータAに圧油が圧
入され、該アクチユエータAが作動することによ
りサイドクラツチCL又はCRが切断される。そし
て、オペレータが更にブレーキ操作を行うと、油
路117からサイドブレーキ用アクチユエータ2
1L又は21Rに圧油が圧入され、該アクチユエ
ータ21L又は21Rが作動することによりサイ
ドブレーキBL又はBRが制動・作動される。この
際、大きな負荷が作用して、クラツチ用切換えバ
ルブV3がサイドクラツチCL又はCRを切断する
状態にあるにも拘らず、該クラツチが切断状態に
ならない場合、ブレーキ用アクチユエータ21L
又は21Rが作動しても、係合部材70がクラツ
チ操作部65に当接して、サイドクラツチを切り
位置に強制的に移動しない限り、サイドブレーキ
BL又はBRが制動状態に作動することはない。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本発明による実施例につ
いて説明する。
コンバインCは、第13図に示すように、スプ
ロケツトSにより駆動されるクローラ1にて支持
されている機体2を有しており、該機体2の一側
には後方にエンジン3が搭載されていると共に前
方に運転席5が配置され、かつその間にグレンタ
ンク6が設置されており、また機体2の他側には
自動脱穀機が設置されている。更に、機体2の前
方には前処理部7が昇降自在に配設されており、
その後方における機体2の下部にはミツシヨンケ
ース9が搭載されている。そして、運転席5は機
体フレーム2a上に運転席フレーム10が固定さ
れてなり、更に該フレーム10上における前方部
にはステツプ面11が固定されており、その前端
には駐車ブレーキ兼用のブレーキペダル14が設
置されている。また、前記フレーム10の後方部
には、シートフレームを介してシート12が設置
されており、該シート12下方における運転席フ
レーム10上にはバルブボデイ13が載置・固定
されている。そして、該バルブボデイ13は、所
定油路が形成されているブロツク13aを有して
おり、該ブロツク13a上には、第1図に詳示す
るサイドクラツチ用アクチユエータAを操作する
ソレノイドバルブV3、及び他のバルブ、フイル
ターが配設されており、また左右サイドブレーキ
用アクチユエータ21L,21Rを操作するソレ
ノイドバルブV4は前記バブルボデイのブロツク
13aとは別に設置されている。
また、運転席フレーム10の前部上方には、操
作台15が立設されており、該操作台15の上面
は操作パネル16になつている。そして、該操作
パネル16にはモノレバー17が立設されている
と共に、各種操作スイツチ、メータ及び表示ラン
プが配設されており、更にサイドクラツチレバー
19が回動自在に設置されている。モノレバー1
7は左右方向にのみ2段階に揺動し得るように構
成されており、その1段目の動きに連動してサイ
ドクラツチ用ソレノイドバルブV3を制御し、か
つ単一ピストン20及び左右シリンダ20L,2
0Rからなるサイドクラツチ用アクチユエータA
を作動して左右サイドクラツチCL,CRを切断す
るようになつており、またその2段目の動きに連
動してサイドブレーキ用ソレノイドバルブV4を
制御し、かつ左右サイドブレーキ用アクチユエー
タ21L,21Rを作動して左右サイドブレーキ
BL,BRを制動・作動するようになつている。
一方、前記ミツシヨンケース9は、第2図a及
び第6図に示すように、走行系伝動部22、サイ
ドクラツチ・ブレーキ装置23、走行駆動部25
からなるメイントランスミツシヨン26を収納し
ている。更に、走行系伝動部22はそれぞれミツ
シヨンケース9に回転自在に支持されたクラツチ
シヤフト27,29及びセンタシヤフト30を有
しており、該クラツチシヤフト27,29には前
進用油圧クラツチ31及び後進用油圧クラツチ3
2がそれぞれ設置され、更に前記センタシヤフト
30がこれらクラツチ31,32の中央下部に回
転自在に配置されている。また、前進用油圧クラ
ツチ31及び後進用油圧クラツチ32はそれぞれ
クラツチシヤフト27,29に固設したギヤ3
3,35を備えていると共に、ギヤ36,37が
それぞれ回転のみ自在に嵌合されている。更に、
前記センタシヤフト30には小径ギヤ39及び大
径ギヤ40が固設されており、該大径ギヤ40に
は前記ギヤ36,37がそれぞれ噛合している。
なお、前記シヤフト27の一端にはギヤ41がス
プライン結合されており、伝動上流側に回転自在
に配置されたアイドルギヤ42に噛合されてい
る。
一方、サイドクラツチ・ブレーキ装置23は左
右サイドクラツチCL,CR及び左右サイドブレー
キBL,BRを有しており、該左右サイドクラツチ
CL,CRは、ケース9に回転自在に設置された操
向軸43に摺動のみ自在に嵌合されたドツクギヤ
45,45、爪部46aを形成したシフタシヤフ
ト46及び前記操向軸43の中間部分に回転自在
に設置されたセンタギヤ47から構成されてい
る。そして、該センタギヤ47は前記ギヤ39に
噛合されてエンジン3の回転を伝達されており、
ドツクギヤ45,45に適宜係合されることによ
りその回転を操向軸43に伝達している。また、
走行駆動部25はミツシヨンケース9の下部から
一端にスプロケツトSを固設した車軸49,49
が左右に突出して設けられており、更にこれら車
軸49,49それぞれの他端には大径ギヤ50,
50が固設され、かつこれらギヤ50,50はド
ツクギヤ45,45にそれぞれ噛合されている。
また、該ミツシヨンケース9の上部には前処理
系駆動部51及び走行系副変速部52を収納して
いるサブミツシヨンケース53が一体に固定され
ており、かつ該ケース53からは無段変速機55
の被動側割プーリ56を支持しているシヤフト5
7が一端をケース53に回転自在に支持されて突
出している。一方、前記一体のミツシヨンケース
9及び53の上方にはカウンタケース59が配設
されており、該カウンタケース59にはシヤフト
60が貫通して支持されていると共に、その外側
には油圧ポンプPが固設されている。更に、シヤ
フト60はその一端に駆動側割プーリ61が支持
されており、該駆動側割プーリ61は前記被動側
割プーリ56との間に無端ベルトbが巻掛けられ
て無段変速機55を構成している。また、シヤフ
ト60はその他端に伝動プーリ62が固設されか
つ該伝動プーリ62には無端ベルトdが巻掛けら
れており、該ベルトdを介してエンジン3の回転
を伝達されている。
更に、前記ミツシヨンケース9の機体前方側に
はケース63がボルト止めされており、該ケース
63には、第2図bに示すように、その横方向に
亘つてサイドクラツチ用アクチユエータAが設置
されている。そして、該アクチユエータAは左右
シリンダ20L,20Rにて作動される単一ピス
トン20を備えており、かつ該ピストン20の中
央部にはフランジ20a,20aがそれぞれ所定
間隔開けて形成されている。また、前記シフタシ
ヤフト46のミツシヨンケース9から突出した一
端部にはアーム65,65が固設されており、該
アーム65,65にはアーム66,66が溶着さ
れていると共に、該アーム66,66が前記フラ
ンジ20a,20aに押圧されるとによりシフタ
シヤフト46,46をそれぞれ回動して左右サイ
ドクラツチCL,CRを切断するように構成されて
いる。また、シフタシヤフト46の下方にはケー
ス63を貫通してシヤフト69が回動自在に設置
されており、該シヤフト69のケース63内側に
はアーム70,70がその回動にて前記アーム6
5,65をそれぞれサイドクラツチCL,CRを切
断する方向に回動するように設置され、かつケー
ス63外側にはベルクランク状の操作リンク7
1,71が固設されている。そして、該操作リン
ク71,71は一端に押圧部71aをそれぞれ形
成されており、更に該押圧部71a,71aは、
第5図に示すミツシヨンケース9両側面に回動自
在に設置したリンク72,72の一端部72a,
72aを押圧して該リンク72,72をそれぞれ
回動し、ミツシヨンケース9内の左右サイドブレ
ーキBL,BRをそれぞれ制動・作動するように構
成されている。
また、前記左右サイドクラツチレバー19,1
9は、第3図及び第4図に示すように、機体2に
固設したブラケツト75及び76に枢支された2
重シヤフト77,79にて複数のリンク及びロツ
ドを連結して、前記操作リンク71,71を操作
するように構成されている。そして、前記レバー
19,19は操作台15の機体横方向に亘つて設
置したシヤフト80にスリーブ81,81を介し
てそれぞれ回動自在に設置されており、かつこれ
らスリーブ81,81には側面視においてレバー
19,19とでL字状になるようにアーム82,
82が固定されている。また、前記2重シヤフト
77を構成しているシヤフト83及びスリーブシ
ヤフト85には、一端にアーム86,86がまた
他端にアーム87,87がそれぞれ固設されてお
り、該アーム86,86はロツド89,89を介
して前記アーム82,82にそれぞれ連結されて
いる。更に、前記2重シヤフト79を構成してい
るシヤフト90及びスリーブシヤフト91には、
一端にベルクランク状のアーム95,95がまた
他端にアーム96,96がそれぞれ固設されてお
り、該アーム95,95はロツド97,97を介
して前記アーム87,87にそれぞれ連結され、
かつアーム96,96はロツド99,99を介し
て前記操作リンク71,71にそれぞれ連結さ
れ、従つてサイドクラツチレバー19,19それ
ぞれの操作に連動して各アーム82,86,8
7,95,96及び各ロツド89,97,99が
それぞれ作動することにより操作リンク71,7
1がそれぞれ回動される。一方、前記2重シヤフ
ト79の下部側にはリンク100,100を介し
てサイドブレーキ用油圧アクチユエータ21L,
21Rが取外し可能に設置されており、これらア
クチユエータ21L,21Rが作動すると、シヤ
フト90,91がそれぞれ回動し、これによりリ
ンク95,95がロツド99,99をそれぞれ牽
引し、従つて操作リンク71,71はサイドクラ
ツチレバー19,19の操作時同様に回動され
る。なお、ロツド97,97はその下端部に長孔
97a,97aが穿設されており、アクチユエー
タ21L,21Rの作動によりアーム95,95
が回動しても、その力は該アーム95,95をロ
ツド97,97に連結しているピン102,10
2が長孔97a,97a内を摺動することにより
サイドクラツチレバー19,19には伝達されな
い。
一方、前記駐車ブレーキ兼用のブレーキペダル
14は、第9図ないし第11図に示すように、ブ
レーキペダル103及び解除ペダル105から構
成されており、該ブレーキペダル103は一端を
シヤフト106にて回動自在に支持されていると
共に、該支持部分のやや上方にはサイドブレーキ
を作動するリンク72,72に一端を連結された
ワイヤWの他端が固定されかつスプリング107
にて機体後方に向けて付勢されている。また、ブ
レーキペダル103の他端には踏圧部103aが
形成され、かつ該踏圧部103aにはピン108
にて回動自在に支持された解除ペダル105がそ
の踏圧部105aをスプリング109にて踏圧部
103aより上方に位置するように付勢されて設
置されている。更に、ブレーキペダル103及び
解除ペダル105の下方には、ロツクプレート1
10がピン111にて機体に枢支されると共にブ
ラケツト112により機体前方向への回動を規制
され、かつスプリング113により機体前方向に
付勢されて設置されている。そして、ロツクプレ
ート110の機体前方側には多数の歯部110a
………が形成されており、該歯部110a………
は前記ブレーキペダル103の踏圧部103aの
やや下方に固設したロツクピン114を係合して
ブレーキペダル103を所定位置に固定するよう
に構成されている。更に、前記解除ペダル105
の下端部には押圧部105bが形成されており、
該押圧部105bは踏圧部105aが踏圧されて
解除ペダル105が回動した際、ロツクプレート
110を押圧して該プレート110の歯部110
aに係合しているロツクピン114を外すように
構成されている。
ついで、第1図に沿つて、油圧回路について説
明する。
油圧ポンプPは油路117に介設されたフロー
デイバイダ116にフイルターFを介して連通し
ており、該フローデイバイダ116は油路115
を可変圧系主油路117と定圧系主油路119と
に分流している。そして、該可変圧系主油路11
7には、その最上流に位置してグレンタンクの揚
穀筒用アクチユエータ6Aを操作する切換えバル
ブV11が直列に介設されており、更にアンロー
ド用ソレノイドバルブV6,V7、前処理部上げ
用バルブV1、前処理部下げ用バルブV2、サイ
ドクラツチ用ソレノイドバルブV3、サイドブレ
ーキ用ソレノイドバルブV4及び無段変速機用ア
クチユエータ55Aを操作するソレノイドバルブ
V5がそれぞれ並列に接続されており、また定圧
系主油路119には、それぞれ前進クラツチ用ア
クチユエータFA、後進クラツチ用アクチユエー
タRA及び駐車ブレーキ用アクチユエータBAを
切換え操作するF・Rクラツチ用バルブV8が接
続されており、更にアンロード用バルブV9,V
10及びチエツクバルブ120が介設されてい
る。
一方、前記アンロード用バルブV6,V7は、
可変圧系主油路117の揚穀筒用バルブV11の
下流側かつ前処理部上げ用、下げ用バルブV1,
V2等の各作動機器用ソレノイドバルブの上流側
に位置して並列に介設されており、その制御によ
り圧油を主油路117下流側に、又は主油路11
7からタンクTに向けて流すように設置されてい
る。更に、該可変圧系主油路117から、前処理
部上げ用バルブV1、サイドクラツチ用ソレノイ
ドバルブV3、サイドブレーキ用ソレノイドバル
ブV4及び無段変速機用ソレノイドバルブV5に
圧油を供給しているそれぞれの並列油路121,
122,123,125には、それぞれの切換え
バルブ側から主油路117への逆流を阻止するチ
エツクバルブ126,127,129,130が
配設されている。また、前記サイドクラツチ用ソ
レノイドバルブV3からサイドクラツチ用アクチ
ユエータAの左右シリンダ20L,20Rのそれ
ぞれに連通する油路131には、余剰油路132
及びチエツクバルブ133を介して1個の可変リ
リーフバルブ135が並列に接続されており、油
路132に送られる余剰流従つて主油路117の
油圧を可変絞り操作するように構成されている。
更に、前記ソレノイドバルブV3と同様に、サイ
ドブレーキ用ソレノイドバルブV4から左右ブレ
ーキを制動・作動するアクチユエータ21L,2
1Rのそれぞれに連通する油路136にも余剰油
路137及びチエツクバルブ139を介して、1
個の可変リリーフバルブ140が並列に接続され
ており、モノレバー17に連動して該バルブ14
0が油路137に送られる余剰流を可変絞り操作
することにより左右ブレーキBL,BRをレバー1
7の傾動角に対応した制動圧に作動する。
また、前記可変リリーフバルブ140は、第8
図に示すように、バルブ本体140a内に油路1
41が形成されており、該油路141にはプラン
ジヤ140bを保持する保持部材140cが挿
入・固定されている。更に、該保持部材140c
内にはスプリング142が縮設されており、該ス
プリング142の一端に設置された押圧弁143
と他端に挿入・配置されたプランジヤ140bと
を両側に押し広げるように付勢している。更に、
該スプリング142はその内方にスプリング14
5が介在されて2重スプリング状になつており、
該スプリング145はその外径をスプリング14
2より小さく形成されると共に、その長さを該ス
プリング142より所定量短く形成され、かつそ
の一端がプランジヤ140bの一端に固定されて
いる。そして、これらスプリング142,145
に抗してプランジヤ140bが矢印D方向の力に
て押圧弁143を押圧すると、該押圧弁143が
油路141を閉塞して矢印E方向に送られる圧油
の流量を変えるように構成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
コンバイン作業中、オペレータがモノレバー1
7を左右いずれかの方向に操作すると、サイドク
ラツチ用ソレノイドバルブV3が切換えられ、サ
イドクラツチ用アクチユエータAを作動して一方
のサイドクラツチを切る。この際、主油路117
からソレノイドバルブV3を介してアクチユエー
タAに供給される圧油は、左シリンダ20L又は
右シリンダ20Rに送入されて単一ピストン20
を所定ストローク移動してアクチユエータAを作
動するが、ピストン20移動後の余剰流が余剰油
路132に送られかつ可変リリーフバルブ135
にて可変絞り操作されるため、主油路117の油
圧が所定圧以下に降下することはない。
また、更に大きくモノレバー17を傾動する
と、サイドブレーキ用ソレノイドバルブV4が切
換えられ左サイドブレーキ用アクチユエータ21
L又は右サイドブレーキ用アクチユエータ21R
に圧油が送入される。そして、これらアクチユエ
ータ21L,21Rのピストンを所定ストローク
移動した後、圧油は余剰流として余剰油路137
に送られるが、可変リリーフバルブ140は可変
絞り操作されることにより余剰流を制御して、左
右サイドブレーキBL,BRをレバー17の傾動角
に応じた制動圧に作動すると共に、主油路117
の油圧を降下することなく安定した状態に保持す
る。
この際、可変リリーフバルブ140のプランジ
ヤ140bがモノレバー17の傾動角に対応した
矢印D方向の力にて押圧弁143側に移動される
と、該押圧弁143がスプリング142にて押圧
されて油路141を閉塞する。そして、プランジ
ヤ140bが更に押圧されてスプリング142が
更に収縮されると、該スプリング142の内方に
設置されたスプリング145の押圧弁143に面
した部分が該押圧弁143を押圧する。従つて、
可変リリーフバルブ140はサイドブレーキ用ア
クチユエータ21L,21Rを操作するためプラ
ンジヤ140bが押圧された場合、まず外側のス
プリング142の力のみにて押圧弁143を所定
量押圧し、次にスプリング145が該押圧弁14
3に接触し始めるとスプリング142の押圧力に
該スプリング145の押圧力が加わり、これによ
り倍増された力で押圧弁143を押圧し油路14
1を閉塞する。そして、サイドブレーキ用アクチ
ユエータ21L,21Rは余剰油路137に流れ
る余剰流が2段階に絞り制御されることにより、
第7図に示すように、ブレーキ制御時の可変リリ
ーフ圧を、プランジヤ140bのストロークl1
び該ストロークl1内における最大制御値P1からな
る半制動範囲と、ストロークl2及び最大制御値P
からなる完全制動範囲を明確に区別することがで
きる。
一方、駐車ブレーキ兼用ブレーキペダル14を
駐車ブレーキとして使用する場合、オペレータは
該ペダル14を構成するブレーキペダル103の
踏圧部103aのみを踏圧する。すると、該ペダ
ル103のシヤフト106を中心とした回動に伴
いロツクピン114が下方に移動されてロツクプ
レート110の側面を摺動する。そして、該ピン
114はブレーキペダル103が踏圧を止められ
た位置の歯部110aに係合し、これによりブレ
ーキペダル103はワイヤWを牽引してミツシヨ
ンケース9の側面に設置したリンク72を回動
し、サイドブレーキBL,BRを制動・作動したま
まの状態でセツトされる。従つて、ブレーキペダ
ル103は駐車ブレーキとして使用される。ま
た、該駐車ブレーキを解除する場合、解除ペダル
105をその踏圧部105aを踏圧することによ
りピン108を中心に回動する。すると、該ペダ
ル105は押圧部105bにてロツクプレート1
10をスプリング113の付勢力に抗して機体後
方に押圧し、該プレート110の歯部110aを
ロツクピン114から外す。これにより、ブレー
キペダル103は解放されて駐車ブレーキは解除
される。更に、ブレーキペダル103を通常時の
走行用ブレーキとして使用する場合、オペレータ
はブレーキペダル103の踏圧部103a及び解
除ペダル105の踏圧部105aを同時に踏圧す
る。すると、解除ペダル105がピン108を中
心に回動した状態で下方に移動し、これにより該
ペダル105の押圧部105bがロツクプレート
110をスプリング113の付勢力に抗して機体
後方に向けて押圧する。このため、ロツクピン1
14はロツクプレート110の歯部110aに係
合することなく上下に移動され、従つてブレーキ
ペダル105は走行用ブレーキとして使用し得
る。
なお、上述実施例は、駐車ブレーキ兼用ブレー
キペダル103に設置した解除ペダル105を踏
圧・回動して、ロツクピン114からロツクプレ
ート110の歯部110aを外すように構成して
いたが、第12図に示すように、ロツクプレート
110をその歯部110aが機体後方側に向くよ
うにピン111にて機体に枢支すると共にスプリ
ング113にて機体後方に向けて付勢し、更に操
作台15の運転席側に手動解除レバー146を回
動自在に設置し、かつ前記プレート110に一端
を連結したワイヤ147の他端を該レバー146
に連結して、該解除レバー146を上方に回動す
ることによりワイヤ147を牽引してロツクプレ
ート110を機体前方向に回動し、その歯部11
0aをロツクピン114から外して駐車ブレーキ
を解除するように構成しても良い。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、サイド
クラツチCL,CR及びサイドブレーキBL,BRを
作動するアクチユエータA,21L,21Rをそ
れぞれ別個に構成し、かつこれら両アクチユエー
タA,21L,21Rをそれぞれ別々の切換えバ
ルブV3,V4を介して油路117に接続したの
で、サイドクラツチ・ブレーキ装置23における
左右サイドクラツチCL,CRと左右サイドブレー
キBL,BRの作動を明確に区別することができ、
これにより車輌Cの自動走行時には、左右サイド
ブレーキBL,BRを作動することなく左右サイド
クラツチCL,CRのみを適宜切断し、穀稈の条列
に合わせて機体2を確実に方向修正することがで
き、更にサイドクラツチCL,CRのみを接断して
いるつもりがサイドブレーキBL,BRも作動して
機体が急旋回する等の不具合を確実に防止するこ
とができる。
また、左又は右サイドクラツチCL,CRに、サ
イドブレーキ用アクチユエータ21L,21Rを
該クラツチが切断する方向に機械的に連動したの
で、クラツチ用切換えバルブV3が切換わつてサ
イドクラツチが切状態になるはずが、大きな負荷
が作用して該クラツチが接続状態に維持される状
態が現出しても、上述した機械的連動により、サ
イドクラツチが切状態にならなければサイドブレ
ーキが作動することはなく、サイドクラツチとブ
レーキの同時係合を確実に防止することができる
と共に、サイドクラツチ及びブレーキの係脱タイ
ミングを正確に保持することができる。
更に、サイドクラツチCL,CR用の切換えバル
ブV3をバルブユニツト13に設置し、かつサイ
ドブレーキBL,BR用の切換えバルブV4を該ユ
ニツト13から離れた位置に配置すると、車輌C
の製造においてその価格構成上からシリーズ化を
図る関係上、車輌Cの自動走行時に電磁バルブが
必要なサイドクラツチCL.CRのソレノイドバル
ブV3はそのまま設置し、また該自動走行時に使
用されないサイドブレーキBL,BRは、機種によ
つてはその切換えバルブV4を設置せずに手動操
作式に構成して、車輌を使用者側のニーズに対応
した様々の機種に設定することができる。
また、サイドブレーキ用アクチユエータ21
L,21Rを可変絞り操作するリリーフバルブ1
40のプランジヤ140bに2重スプリング14
2,145を設置すると、余剰側油路137を流
れる圧油を2段階に絞り操作して左右サイドブレ
ーキBL,BR制御時の可変リリーフ圧を、半制動
範囲と完全制動範囲とに明確に区分することがで
きると共に、操作レバーに伝わる2重スプリング
の作動時の感触で半制動及び完全制動範囲の位置
を知ることができ、これにより車輌C旋回時のサ
イドブレーキBL,BRの半制動状態を明確にし
て、条合せ等のように車輌Cを微妙に旋回する場
合にオペレータの操作を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る油圧回路図、第2図aは
そのサイドクラツチ・ブレーキ装置を示すミツシ
ヨンケースの縦断面図、第2図bはサイドクラツ
チ用アクチユエータを示す正面図、第3図はサイ
ドブレーキ用アクチユエータ及びサイドクラツチ
レバーの構造を示す正面図、第4図はその側面
図、第5図はミツシヨンケース全体を示す側面
図、第6図はその伝動系統図、第7図はサイドブ
レーキ用のリリーフバルブによる可変リリーフ圧
を示す図、第8図は可変リリーフバルブを示す断
面図、第9図はコンバインの運転席を示す斜視
図、第10図、第11図は駐車ブレーキ兼用ブレ
ーキペダルの作動状態を示す側面図、第12図は
そのブレーキペダルの他の実施例を示す側面図で
ある。そして、第13図はコンバインの全体を示
す側面図である。 9,53……ミツシヨンケース(メインミツシ
ヨンケース、サブミツシヨンケース)、21L,
21R……サイドブレーキ用アクチユエータ、2
3……サイドクラツチ・ブレーキ装置、17……
油路(可変圧系油路)、46,65,66……操
作部材、70……係合部材(アーム)、140…
…リリーフバルブ、A……サイドクラツチ用アク
チユエータ、C……作業車輌(コンバイン)、
CL,CR……サイドクラツチ、BL,BR……サイ
ドブレーキ、P……油圧ポンプ、V3……サイド
クラツチ用切換えバルブ(ソレノイドバルブ)、
V4……サイドブレーキ用切換えバルブ(ソレノ
イドバルブ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミツシヨンケースにサイドクラツチ及びサイ
    ドブレーキを備え、更にこれらクラツチ及びブレ
    ーキを作動するアクチユエータを、油圧ポンプに
    て圧油を供給される油路に切換えバルブを介して
    接続してなる作業車輌において、 前記アクチユエータを、サイドクラツチ用アク
    チユエータ及びサイドブレーキ用アクチユエータ
    として別個に構成すると共に、これら両アクチユ
    エータをそれぞれ別々の1個の切換えバルブを介
    して前記油路に接続し、更に前記左又は右サイド
    クラツチの操作部材を前記サイドブレーキ用アク
    チユエータに、該アクチユエータが前記サイドク
    ラツチを切る方向に移動する際に連動するように
    係合部材を介してそれぞれ連動してなる作業車輌
    におけるサイドクラツチ・ブレーキ装置。 2 前記サイドクラツチ用の切換えバルブがバル
    ブユニツトに設置され、かつ前記サイドブレーキ
    用の切換えバルブがバルブユニツトから離れた位
    置に配置されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の作業車輌におけるサイドクラツ
    チ・ブレーキ装置。
JP8934686A 1986-04-18 1986-04-18 作業車輌におけるサイドクラツチ・ブレ−キ装置 Granted JPS62244765A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225333A (en) * 1975-08-19 1977-02-25 Komatsu Ltd Steering device for vehicles with caterpillars
JPS5536298U (ja) * 1979-09-04 1980-03-08
JPS593A (ja) * 1982-05-03 1984-01-05 カルロ・バルセツチ スキ−靴に好適な緊締調節装置

Patent Citations (3)

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JPS593A (ja) * 1982-05-03 1984-01-05 カルロ・バルセツチ スキ−靴に好適な緊締調節装置

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JPS62244765A (ja) 1987-10-26

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