JPH036955Y2 - - Google Patents

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JPH036955Y2
JPH036955Y2 JP1982071384U JP7138482U JPH036955Y2 JP H036955 Y2 JPH036955 Y2 JP H036955Y2 JP 1982071384 U JP1982071384 U JP 1982071384U JP 7138482 U JP7138482 U JP 7138482U JP H036955 Y2 JPH036955 Y2 JP H036955Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は電子ギター、電子マンドリン等の電
子弦楽器に関する。
一般に、ギター等の弦楽器で演奏を行なう場合
には、弦の所定箇所を押えて音高を決めた後、弦
をはじいて振動させることにより楽音を発生する
ようになつている。このような弦楽器を電気的に
制御してスピーカから楽音を発生する従来の電子
弦楽器(例えば、実公昭53−21098号公報)にお
いては、音高に対応する箇所の弦を押えることに
より音高スイツチをオン操作して音高を設定した
後、弦を振動させることなく、ボリユームスイツ
チ、ビブラートスイツチ等のスイツチ操作により
スピーカから発生する楽音の音量及びそのビブラ
ートを制御している。
しかしながら、上記のような電子弦楽器におい
ては、弦楽器本来の演奏技術(弦操作)と異な
り、ボリユームスイツチ、ビブラートスイツチ等
のスイツチ操作により楽音の音量及びそのビブラ
ートを制御しているので、違和感を生じるばかり
か、特殊な演奏技術も必要であるという欠点があ
つた。また、音高を設定する音高スイツチにあつ
ては、各スイツチ自体が大きいため、かなりのス
ペースを必要とし、しかもその操作時にスイツチ
の操作ストロークが長いので、これによつても違
和感を生じる等の欠点があつた。
この考案は以上のような点を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、弦楽器本来の
演奏技術で何等違和感を生じることなく良好に演
奏を行なうことができる電子弦楽器を提供するこ
とにある。
以下、この考案の一実施例を第1図から第4図
に基づいて具体的に説明する。第1図は電子ギタ
ーを示し、この電子ギターは、胴部1の一端側か
ら突出したさお部2の先端に頭部3を備え、この
頭部3から上記さお部2上を経て胴部1の他端側
に張り渡された6本の弦4…を有するものであ
り、ギター本来の形状に構成されている。また、
上記胴部1上には、第1図に示すように、複数の
音色を選択し切替える音色切替スイツチ部5と、
電源及びメインボリユーム等のスイツチ6,6
と、上記弦4…の振動を検出する振動検出部7と
が配設されている。上記振動検出部7は、弦4…
の端部側における下側を横切つて配置され、各弦
4…の振動を電気信号に変換して出力するもので
ある。
また、上記さお部2には、弦4…の各音高を検
出する音高スイツチ部8が設けられている。この
音高スイツチ部8は、第2図及び第3図に示よう
に、多数のフレツトキートツプ9…と、これら各
フレツトキートツプ9…の下部に配置される可動
接点10…と、上記さお部2上に設けられて上記
各可動接点10…に対応するフレツト接点11を
備えた接点用プリント基板12と、上記各フレツ
トキートツプ9…を上下方向に動作可能に保持す
る指板カバー13とから構成されている。即ち、
上記フレツトキートツプ9…は、弦4……の下側
を1直線状に横切つて6個直列に配列されている
と共に、これらが弦4…の各音高に対応してさお
部2の長手方向に多数並列されている。また、上
記可動接点10…は、感圧素子或は導電ゴムシー
ト等からなるものであり、接点用プリント基板1
2上の各フレツト接点11…を導通させるための
ものである。
更に、上記電子ギターの回路は、第4図に示す
ように構成されている。即ち、上記電子ギターの
回路は、弦4…の振動を電気信号に変換し音量制
御信号7aを出力する振動検出部7と、この振動
検出部7に夫々接続された音高スイツチ部8の各
フレツト接点11…と、これら各フレツト接点1
1…に夫々出力された信号が上記振動検出部7を
介して入力される信号により、いずれのフレツト
キートツプ9…がオン操作されているかを判別す
ると共に、音色切替スイツチ部5から出力された
信号により音色を選択し、この音色に応じた音高
信号13aを出力するCPU13と、このCPU1
3から出力された音高信号13aにより波形を発
生する波形発生回路14と、この波形発生回路1
4から出力された信号14aと上記振動検出部7
から出力された音量制御信号7aとが入力され、
これらを増幅する増幅回路15と、この増幅回路
15から出力された信号15aにより制御された
楽音を発生するスピーカ16とから構成されてい
る。
なお、上記回路は、電子ギターの胴部1及びさ
お部2内に組み込んでもよく、また外部端子17
を介して外部に設けてもよい。
次に、上記のように構成された電子ギターによ
り演奏を行なう場合について説明する。この場合
には、予め、電源及びメインボリユーム等のスイ
ツチ6,6をセツトしておくと共に、音色切替ス
イツチ部5を操作して音色を設定しておく。この
状態で、所望する音高に対応する箇所の弦4をフ
レツトキートツプ9上に押え付けた後、上記弦4
をはじけばよい。すると、押え付けられたフレツ
トキートツプ9が可動接点10に圧接し、その下
にあるフレツト接点11を導通する。これによ
り、CPU13から各フレツト接点11…に出力
された信号のうち、導通したフレツト接点11に
出力された信号が振動検出部7を介して再び
CPU13に入力され、何の音高のフレツトキー
トツプ9が操作されたかをCPU13内で判別す
ると共に、音色切替スイツチ部5からCPU13
に出力された信号により、所望する音色に応じた
音高信号13aとしてCPU13から出力され、
この音高信号13aが波形発生回路14を介して
信号14aとして増幅回路15に入力される。一
方、弦4の振動は、振動検出部7によりその振動
状態が電気信号に変換され、この電気信号が音量
制御信号7aとして増幅回路15に入力される。
このように各信号7a,14aが増幅回路15に
入力され、この増幅回路15で増幅された信号1
5aがスピーカ16に出力されると、音色、音高
及び音量が制御された楽音がスピーカ16から発
生される。即ち、弦4を強くはじくと、弦4が大
きく振動し、この振動が振動検出部7で大きな音
量の音量制御信号7aとして出力され、これによ
り大きな音量の楽音がスピーカ16から発生され
る。また、弦4を弱くはじくと、弦4が小さく振
動し、この振動が上記振動検出部7から小さな音
量を音量制御信号7aとして出力され、小さな音
量の楽音がスピーカ16から発生される。この
時、フレツトキートツプ9が押されていない弦を
はじいても楽音は出力しない構成となつている。
このように上記電子ギターによれば、所望する
音高と対応する箇所の弦4をフレツトキートツプ
9上に押え付けた後、上記弦4をはじくだけで、
所望する音高及び音量の楽音をスピーカ16から
発生することができるので、ギター本来の演奏技
術で良好に演奏を行なうことができる。特に、弦
4をフレツトキートツプ9上に押え付けたとき、
可動接点10が感圧素子或は導電ゴムシート等か
ら構成されているから、フレツトキートツプ9が
ほとんど動くことなく上記可動接点10を介して
フレツト接点11を導通するので、違和感を生じ
ることがない。
次に、この考案の他の実施例を第5図から第8
図に基づいて説明する。この場合、上述した実施
例と同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。電子ギターのさお部2に設けられる音高
スイツチ部20は、第5図に示すように、多数の
フレツトキートツプ21…と、これら各フレツト
キートツプ21…の下部に配置される中空で凸状
を成す可動接点22…と、上記さお部2上に設け
られて上記可動接点22…に対応するフレツト接
点23…を備えた接点用プリント基板24と、上
記各フレツトキートツプ21…を上下動及び左右
動可能に保持する指板カバー25とから構成され
ている。即ち、上記フレツトキートツプ21…
は、上述した実施例と全く同様に弦4…の下側に
配列されており、しかも上記各フレツトキートツ
プ21…の下端には第6図及び第7図に示すよう
な第1,第2の各押圧部21a,21bが夫々形
成されている。上記第1押圧部21aは下面の約
2/3を占め、これらが最下方に突出しており、ま
た第2押圧部21bは下面の約1/3を占め、これ
らが上記第1押圧部21aの下面よりも若干(約
高さh)上方に配置されている。従つて、上記フ
レツトキートツプ21は、上方から単に押圧され
たときは第1押圧部21aがこれと対応する箇所
の可動接点22を押し上げ、またフレツトキート
ツプ21を傾むけたときは第2押圧部21bがこ
れと対応する箇所の可動接点22を押し下げるよ
うに構成されている。更に、上記フレツト接点2
3は、第8図に示すように、フレツトキートツプ
21の各押圧部21a,21bに対応して並列さ
れた3つの固定接点23a,23b,23cを有
し、これら各固定接点23a,23b,23cに
は左側から順に第1入力線26a、出力線26
b、第2入力線26cが夫々接続されている。従
つて、フレツトキートツプ21を垂直に押すと上
記フレツト接点23は、フレツトキートツプ21
の第1押圧部21aにより可動接点22が押圧さ
れるため、固定接点23aと固定接点23bとが
導通し、導通信号を出力し、スピーカ16より楽
音が放音される。この状態でフレツトキートツプ
21を傾けるとフレツトキートツプ21の第2押
圧部21bにより可動接点22が押圧され、固定
接点23bと固定接点23cとが導通し、スピー
カ16から本来の楽音周波数よりわずかに低い周
波数の楽音が放音される。したがつて、フレツト
キートツプ21を傾けたり元に戻したりする動作
をくり返し行なえば、通常のギター演奏と同様に
ビブラートが付加された演奏が行えるものであ
る。
このように構成された電子ギターにあつては、
前述した実施例と全く同様の作用効果があるほ
か、特に弦4をフレツトキートツプ21上に押え
てフレツトキートツプ21を傾むけたり元に戻す
動作をくり返し行うだけで、ビブラートが付加さ
れた楽音を出力することができる。
なお、この考案は、上述したような電子ギター
に限られることなく、例えばマンドリン、バンジ
ヨー、琵琶等、他の電子弦楽器にも広く適用する
ことができる。
以上説明したように、この考案によれば、複数
の固定接点と対向する位置において、押圧操作に
応じて往復動作可能な押圧部を設けるとともに、
この押圧部の、前記各固定接点と対向する面に、
前記押圧部に対する押圧操作状態の変更に応じ
て、前記各固定接点との電気的接触状態に選択的
に変更される可動接点を設けた構成としているの
で、前記押圧部に対する押圧操作状態を変更する
と、その変更に応じて、前記各固定接点と可動接
点との電気的接触状態を選択的に変更することが
でき、したがつて、発生されるべき楽音の特性、
たとえば、楽音周波数を、その変更に応じて可変
制御することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電子ギターの外観正面
図、第2図はそのさお部の拡大図、第3図は第2
図の−線断面図、第4図はその回路構成図、
第5図から第8図は他の実施例を示し、第5図は
その要部断面図、第6図はフレツトキートツプの
拡大正面図、第7図はその底面図、第8図はフレ
ツト接点の拡大平面図である。 4…弦、7…振動検出部、9,21…フレツト
キートツプ、10,22…可動接点、11,23
…フレツト接点、13…CPU、16…スピーカ、
21a,21b…押圧部、23a,23b,23
c…固定接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弦楽器本体上に張設された弦と対応した複数
    のフレツト位置どとに、押圧操作可能な音高指
    定用接点部を有するとともに、前記弦楽器本体
    上に、前記弦の弦振動を所定の電気信号に変換
    して対応する楽音を得る振動検出部を有する電
    子弦楽器において、 前記音高指定用接点部は、前記フレツト位置
    に固着された複数の固定接点と、これら固定接
    点と対向する位置において、押圧操作に応じて
    往復動作可能な押圧部と、この押圧部の、前記
    各固定接点と対向する面側に設けられ、前記押
    圧部に対する押圧操作状態を変更したとき、そ
    の変更に応じて、前記各固定接点との電気的接
    触状態を選択的に変更し、この変更に従つて、
    発生されるべき楽音の特性を可変制御する可動
    接点とからなることを特徴とする電子弦楽器。 (2) 上記押圧部は、互いに所定の段差をもつて形
    成されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電子弦楽器。
JP7138482U 1982-05-18 1982-05-18 電子弦楽器 Granted JPS58175596U (ja)

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2605668B2 (ja) * 1986-11-28 1997-04-30 カシオ計算機株式会社 電子弦楽器
JP2712224B2 (ja) * 1988-02-05 1998-02-10 カシオ計算機株式会社 電子弦楽器
JPH07120150B2 (ja) * 1992-04-20 1995-12-20 カシオ計算機株式会社 電子弦楽器
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