JPH0367640B2 - - Google Patents

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JPH0367640B2
JPH0367640B2 JP59191683A JP19168384A JPH0367640B2 JP H0367640 B2 JPH0367640 B2 JP H0367640B2 JP 59191683 A JP59191683 A JP 59191683A JP 19168384 A JP19168384 A JP 19168384A JP H0367640 B2 JPH0367640 B2 JP H0367640B2
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JP
Japan
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thin film
film layer
iris
transfer foil
transparent thin
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Atsushi Uchida
Kazuhiko Nagata
Katsumasa Sagarifuji
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Toyo Metallizing Co Ltd
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Toyo Metallizing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は虹彩加工を施した転写箔、すなわち虹
彩転写箔に関するものである。
[従来の技術] 従来から成型体対象物に虹彩模様を転写する虹
彩転写箔について色々なものが提案されている。
例えば、 イ 硫化亜鉛、酸化チタン、酸化錫、フツ化マグ
ネシウム、および沃化銅のごとき特殊な化合物
を複層蒸着した虹彩薄膜層を使用した虹彩転写
箔。
ロ 特公昭37−8731号公報に記載されたごとき酸
化チタン、薄膜層よりなる虹彩薄膜を使用した
虹彩転写箔。
ハ 特公昭52−1413号公報に記載されたごとき光
線反射膜、凹凸状の干渉樹脂膜および半透明金
属薄膜よりなる虹彩薄膜層を使用した虹彩転写
箔等があげられる。
しかし、これら従来の虹彩転写箔およびそれら
の製造方法にはそれぞれ欠点がある。
例えばイでは積層物質が特殊で一般に高価であ
り、イを作製するには、これら物質を約1000Å以
上の光学的厚みに凹凸に蒸着する必要があること
から大量生産に不向きであり、さらに得られる虹
彩模様を随意のパターンに調整することが困難な
虹彩転写箔になる。
また、ロは、四塩化チタンガスを原料として使
用するために塩素ガスの発生があり、製造時の作
業者の健康、製造設備の腐食、環境に対する公害
等の問題があり生産に不向きで、かつ生産しても
公害対策費等で高価な虹彩転写箔になる。
さらに、ハは不透明な虹彩模様の転写箔となる
ため転写した成型物の生地の外観が損われる。特
に転写した成型物が透明な場合には、不透明な虹
彩模様が転写されると完全にその表面が遮断され
透明な虹彩成型物を得ることができない等の欠点
がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記に述べた従来の虹彩発現技術に
よる虹彩転写箔の欠点を改良し、転写した成型物
の外観状態を損わずに任意の多彩で美麗な虹彩成
型物を作製するための虹彩転写箔を得ることを目
的とする。
[発明の構成および作用] 本発明はシート基材の上に直接または離型層を
介し保護樹脂層と虹彩薄膜層を設けてなる転写箔
において、該虹彩薄膜層が、 可視光線透過率が50%以上である透明な薄膜層
Aと可視光線透過率が50%以上で凹凸のある透明
な薄膜層Bとからなり、かつ薄膜層AとBとの屈
折率の差を0.05以上とした積層膜であることを特
徴とする虹彩転写箔である。
以下、本発明における虹彩転写箔を第1〜6図
において説明する。
ここで薄膜層の積層順は、第1図がA/B/
A、第2図がA/B、第3図がB/Aのものを表
し、第4〜6図は、それらにさらに接着層を付加
したものを表している。
なお、本発明が下記説明により限定されるもの
でないことは言うまでもない。
本発明におけるシート基材1とは、プラスチツ
クフイルム、例えばポリエステルフイルム、ポリ
カーボネートフイルム、ポリプロピレンフイル
ム、セロハンそしてグラシン紙、金属フイルム、
セラミツクシート等で例示されるものであり、こ
れらは単層でも2層以上の貼り合されたものであ
つてもよく、さらに表面にマツト加工、ヘアライ
ン加工、スピン加工等をあらかじめ施しておいた
ものでも可能である。
本発明における離型層2とはシート基材1の上
にグラビアコート法やリバースロールコート法等
の各種既知の方法でセルロース、シリコーン、ワ
ツクス、樹脂、リン脂質などを単独または混合し
塗布したもので通常0.05〜1.0μの膜厚が好まし
い。該離型層2はシート基材の離型性が十分であ
れば特に必要がなく、シート基材の上に直接保護
樹脂層3を設けてもよい。
本発明における保護樹脂層3とは、離型層2ま
たはシート基材1に直接グラビアコート法、リバ
ースロールコート法等の各種既知の方法でアクリ
ル樹脂、メラミン樹脂、フエノール樹脂、ポリエ
ステル樹脂等を単独または混合して塗布したもの
で通常1〜10μの膜厚が好ましい。
該保護樹脂層3は該虹彩薄膜層4の耐水性、耐
溶剤性、耐薬品性、耐摩擦性の向上のために設け
られる。また、該保護樹脂層3を着色パターン化
することによりさらに美麗な虹彩模様とすること
ができる。
また、該保護樹脂層3は一般に該虹彩薄膜層4
の下層片面のみに設けられるが、該虹彩薄膜層両
面に設けて耐水性、耐溶剤性、耐薬品性の向上を
はかることもできる。
本発明における虹彩薄膜層4は透明な薄膜層A
と凹凸のある透明な薄膜層Bで構成されている。
透明な薄膜層Aとは下記イ〜ニによつて例示され
るものであり、薄膜層Bの屈折率と0.05以上の差
があり可視光線透過率が50%以上である未着色ま
たは着色透明な薄膜層である。さらに、該薄膜層
Aは膜の表面、内部において光散乱があつてもよ
い。
イ 酸化チタン、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化ア
ンチモン、硫化亜鉛、フツ化マグネシウム、フ
ツ化カリウム、氷晶石等で例示される金属化合
物薄膜層。
ロ 塩化ビニリデンと塩化ビニル、酢酸ビニル、
ビニルアルコール等との共重合体あるいはポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレ
ンのいずれかと塩化ビニル、スチレンとの共重
合体等の熱可塑性樹脂に光分解により生じた窒
素ガス等による微細な気泡を有する薄膜層。
ハ ポリスチレン、ポリカーボネート、メラミン
樹脂、フエノール樹脂、アクリル系を含むビニ
ル系共重合体、繊維素系共重合体、ウレタン系
共重合体とこれを硬化する各種の硬化剤、硬化
性官能基を有する組成物、さらに有機置換され
たケイ素系化合物よりなる薄膜層および上記有
機材料と酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウム等の無機系微粒子よりなる薄膜
層。
ニ チタンテトラエトキシド、チタンテトラ−n
−プロポキシド、アルミニウムトリエトキシ
ド、ジルコニウムテトラ−n−ブトキシドなど
の金属アルコレート化合物、ジ−イソプロポキ
シチタニウムビスアセチルアセテート、トリ−
n−ブトキシドジルコニウム、モノエチルアセ
トアセテート等のキレート化合物、さらに炭酸
ジルコニールアンモニウム、あるいはジルコニ
ウムを主成分とする液状被膜形成性のある無機
系材料、または上記無機系材料とアルキルシリ
ケート類、その加水分解物、さらにコロイド状
シリカゾルの混合物およびアクリル系を含むビ
ニル系共重合体、フツ素置換された各種ポリマ
芳香環を含まないポリエステル系共重合体、シ
リコン系ポリマー等の有機材料と上記無機材料
との混合物よりなる薄膜層。
薄膜層Aが、薄膜層Bと屈折率の差が0.05未満
の場合には虹彩模様が不鮮明となる。薄膜層Aは
単一物質からなるものである必要は必ずしもな
く、さらに、薄膜層Bの屈折率と0.05以上の差が
あれば異なる物質の2層以上の積層であつてもよ
い。イによる金属化合物からなる透明な薄膜層A
は、抵抗加熱もしくは高周波加熱蒸着法、スパツ
タリング法、イオンプレーテイング法等いわゆる
真空蒸着法および化学蒸着法により、保護樹脂層
3の上に付着させて積層する。
ロ〜ニによる透明な薄膜層Aはグラビアコート
法やリバースロールコート法、シーロールビート
法の各種既知の方法により、保護樹脂層3の上に
薄く塗布、乾燥して積層する。薄膜層Aの厚みは
50〜2000Åの範囲の均一な厚みのもので透明性の
優れたものである必要がある。この厚みが50Å未
満あるいは2000Åを越えると最終的に美麗な虹彩
薄膜層を得るに至らない。なお、薄膜層A内に微
細な気泡がある場合は、虹彩がより幻想的に見え
装飾的効果が大きい。
凹凸のある透明な薄膜層Bとは、下記ホ〜チに
よつて例示されるものであり、薄膜層Aと屈折率
の差が0.05以上あり、可視光線透過率が50%以上
である未着色または着色透明な薄膜層である。さ
らに、膜の表面および内部において光散乱があつ
てもよい。
ホ アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、アミノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂、
尿素メラミン樹脂等のような透明な樹脂の単独
または混合物の薄膜層。
ヘ 塩化ビニリデンと塩化ビニル、酢酸ビニル、
ビニルアルコール等との共重合体あるいはポリ
塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリスチレンの
いずれかと塩化ビニルスチレンとの共重合体等
の熱可塑性樹脂に光分解により生じた窒素ガス
等による微細な気泡を有する薄膜層。
ト ポリスチレン、ポリカーボネート、メラミン
樹脂、フエノール樹脂、アクリル系を含むビニ
ル系重合体、繊維素系共重合体、ウレタン系共
重合体とこれを硬化する各種の硬化剤、硬化性
官能基を有する組成物、さらに有機置換された
ケイ素系化合物によりなる薄膜層、および上記
有機材料と酸化チタン、酸化アルミニウム、酸
化ジルコニウム等の無機系微粒子よりなる薄膜
層。
チ チタンテトラエトキシド、チタンテトラ−n
−プロポキシド、アルミニウムトリエトキシ
ド、ジルコニウムテトラ−n−ブトキシドなど
の金属アルコレート化合物、ジ−イソプロポキ
シチタニウムビスアセチルアセテート、トリ−
n−ブトキシドジルコニウム、モノエチルアセ
トアセテートなどのキレート化合物、さらに炭
酸ジルコニールアンモニウム、あるいはジルコ
ニウムを主成分とする液状被膜形成性のある無
機系材料、または上記無機系材料とアルキルシ
リケート類、その加水分解物、さらにコロイド
状シリカゾルの混合物およびアクリル系を含む
ビニル系共重合体、フツ素置換された各種ポリ
マ、芳香環を含まないポリエステル系共重合
体、シリコン系ポリマー等の有機材料と上記無
機材料との混合物よりなる薄膜層。
該凹凸のある透明な薄膜層Bが、薄膜層Aと屈
折率の差が0.05未満の場合には虹彩模様が不鮮明
となる。該凹凸のある透明な薄膜層Bは単一物質
からなるものである必要は必ずしもなく、2種以
上の物質の混合物でもよい。
該凹凸のある透明な薄膜層Bは均一な厚みの塗
膜でなく表面が凹凸の不均一な厚みのものである
必要があり、その厚みの範囲は100〜10000Åの範
囲が特に好ましい。また、凹凸の程度は美麗な虹
彩模様を得るために凹部と凸部の厚みの差が200
〜2000Å程度であることが好ましい。この範囲を
逸脱すると虹彩模様が発現せず全体が無彩色の色
調を呈するようになる。なお、凹凸の波長(一定
とは限らない。)は、虹彩模様の密度に対応する
ので、通常は0.5〜10cm程度が好ましいが、必ず
しもこの範囲に限定されるものではない。該凹凸
のある透明な薄膜層Bはロールコーテイング、グ
ラビアコーテイング等の一般的樹脂コーテイング
法及び印刷法により塗布できる。
薄膜層Bとしては上記の各種樹脂からなるもの
に限定されるものではなく、薄膜層Aと屈折率の
差が0.05以上あれば、これらの限りではない。
なお、薄膜層Bに微細な気泡があれば、薄膜層
Aにおける場合と同様、虹彩に幻想的効果を与え
ることができる。
該透明な薄膜層Aと該凹凸のある透明な薄膜層
Bは積層したときに、その屈折率の差と層Bの表
面の凹凸により虹彩転写箔に使用できる虹彩薄膜
層となる。該虹彩薄膜層4がA/B/A、A/
B、B/Aの積層構成の時、美麗な虹彩模様が得
られる。またB/A/Bの時も美麗な虹彩模様が
得られるが、第2層目のBを設けることによる生
産コスト上昇の割に虹彩効果は十分でない。A/
B/A、B/A構成の虹彩薄膜層4上に接着層ま
たは保護層、金属層等を設ける時これらの屈折率
の大小にかかわらず美麗な虹彩はなくならない。
しかし、A/B構成の虹彩薄膜層4はBの屈折率
との差が0.05以上の接着層、保護層、金属層等を
設けた時のみ美麗な虹彩はなくならない。一般に
転写箔を転写する対象成型体である布、紙、合
板、プラスチツクシート等に大量使用する場合は
成型体表面に接着剤を塗布、乾燥し、その後転写
箔を転写する方法がある。また、前もつて転写箔
の最外層を虹彩薄膜層4上に接着層5を設ける方
法もある。第4図,第5図,第6図で示すように
接着層5を前もつて設けておくと小さな成型体に
大量に転写加工が容易である特徴を有する。該接
着層は加熱転写型接着剤が一般的であるが、常温
粘着層であつてもよくこの場合、接着層5の上に
離型紙を貼り合わせて使用する例が多い。
以下、実施例に従つて本発明を説明する。
[実施例 1] 厚さ25μの2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフイルムの片面に酢酸セルロースの5%濃度の
アセトン溶液をグラビアコート法で塗布し、120
℃で乾燥して厚さ約0.2μの離型層を形成した。こ
の離型層の上に アクリル系樹脂 17部 メラミン樹脂 3部 メチルエチルケトン 20部 酢酸エチル 20部 トルエン 40部 からなる溶液をグラビアコート法で塗布した後、
160℃で乾燥し、厚さ2μの保護樹脂層(屈折率
1.55)を得た。この保護樹脂層の上にベルジヤー
型蒸着機を使用し5×10-2パスカルの真空度中で
硫化亜鉛(屈折率2.35)を真空蒸着した。付着し
た硫化亜鉛の厚みは500Åであつた。この硫化亜
鉛の上にニトロセルロース(屈折率1.51)の10%
濃度のメチルエチルケトン溶液を#8のバーコー
ターを約3cm程度間歇的に動かすことにより凹凸
に塗布し150℃で乾燥した。得られた積層ポリエ
チレンテレフタレートフイルムは青味がかつたグ
ラビアロールにある横パターンの美しい透明な虹
彩模様を呈していた。
しかし、このフイルムのニトロセルロース塗工
面上に透明な粘着テープを貼り付けると虹彩模様
は消滅した。
さらに、上記虹彩模様のフイルムの片面積層側
のニトロセルロース塗膜の上からベルジヤー型蒸
着機を使用し5×10-2パスカルの真空度中で硫化
亜鉛を再度蒸着し500Åの薄膜を得た。このフイ
ルムの蒸着面側に透明な粘着テープを貼り付けた
場合には、この美麗な透明虹彩模様は消滅するこ
とはなかつた。この虹彩転写箔の蒸着面の上に接
着剤を塗布し乾燥した後、厚さ2mmの透明アクリ
ル板に転写すると透明で美麗な虹彩模様のアクリ
ル板となつた。
[実施例 2] 厚さ18μ、幅1mの2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフイルムの片面に酢酸セルロースのア
セトン5%溶液をグラビアコート法で塗布し、
120℃で乾燥して厚さ約0.2μの離型層を形成した。
この離型層の上に アクリル系樹脂 17部 メラミン系樹脂 3部 メチルエチルケトン 20部 酢酸エチル 20部 トルエン 40部 からなる溶液をグラビアコート法で塗布し、160
℃で乾燥した。厚さ2μの保護樹脂層(屈折率
1.55)を得た。この保護樹脂層の上に、下記塗料
A(屈折率1.70)をグラビアコート法で塗布し、
150℃で乾燥し400Åの薄膜を得た。
塗料A:アセチルアセトン162gに撹拌下でテ
トラ−n−ブチルチタネート32.2gメタノール分
散コロイド状シリカ10g、シリコーン系界面活性
剤0.11gを添加し混合した。
この塗料層の上にニトロセルロース(屈折率
1.51)9.5部、エポキシ樹脂(屈折率1.55)0.5部
のメチルエチルケトン10%溶液をグラビアコート
法で塗布し150℃で乾燥し、200〜2000Åの凹凸膜
を得た。得られた積層ポリエチレンテレフタレー
トフイルムは青から赤までの各色の色彩がある美
しい透明な虹彩模様を呈していた。
さに、上記虹彩模様のフイルムの片面積層側の
ニトロセルロースエポキシ塗膜の上から再度塗料
Aをグラビアコート法で塗布し、400Åの薄膜を
得た。透明で美麗な虹彩転写箔となつた。さら
に、厚さ200μの合成皮革上に接着剤を塗布し乾
燥した後、上記虹彩転写箔の塗膜面と接着層を加
圧し転写すると合成皮革の生地の上に美麗な虹彩
模様が発現した。
[発明の効果] 本発明の虹彩転写箔は、シート基材の上に直接
または離型層を介し保護樹脂層と虹彩薄膜層を設
けてなる転写箔において、該虹彩薄膜層が、可視
光線透過率が50%以上である透明な薄膜層Aと可
視光線透過率が50%以上で凹凸のある透明な薄膜
層Bとからなり、かつ薄膜層AとBとの屈折率の
差を0.05以上とした積層膜であることを特徴とす
る虹彩転写箔であるために、 イ 透明な薄膜層Aと凹凸のある透明な薄膜層B
の織りなす多彩で美麗な虹彩模様の転写箔を提
供する。本発明における虹彩転写箔は、その美
しい外観特性と転写機能性を生かして糸、包装
材料、壁紙、ポスター、ラベル、女性の衣料や
ベルト及び擬似餌、釣り針、ゴルフシヤフト、
釣竿、ボタン、イヤリング、ペンダント等に使
われる。
ロ 該凹凸のある透明な薄膜層Bの厚みを調整す
ることにより任意の図柄の虹彩模様を有する虹
彩転写箔を大量生産できる。
ハ 転写すべき成型物に透明体を採用することに
より透明に虹彩成型物を提供する。
ニ 虹彩模様を転写することにより、幅広い分野
の成型物の表面に虹彩模様加工が容易に出来
る。
ホ 転写する形をいろいろ変化することで、虹彩
模様と転写する形の組み合さつた美麗な虹彩模
様加工が容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明に係る虹彩転写箔の実施例
を示す拡大断面図である。薄膜の積層順序は、第
1〜3図が、それぞれA/B/A、A/B、B/
Aのものを表し、第4〜6図は第1〜3図で示す
ものの上にさらに接着層を設けたものを表してい
る。 1…シート基材、2…離型層、3…保護樹脂
層、4…虹彩薄膜層、5…接着層、A…透明な薄
膜層、B…凹凸のある透明な薄膜層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート基材の上に直接また離型層を介し保護
    樹脂層と虹彩薄膜層を設けてなる転写箔におい
    て、該虹彩薄膜層が、可視光線透過率が50%以上
    である透明な薄膜層Aと可視光線透過率が50%以
    上で凹凸のある透明な薄膜層Bとからなり、かつ
    薄膜層AとBとの屈折率の差を0.05以上とした積
    層膜であることを特徴とする虹彩転写箔。 2 透明な薄膜層Aの厚みが50〜2000Åで、凹凸
    のある透明な薄膜層Bの厚みが100〜10000Åであ
    る特許請求の範囲第1項記載の虹彩転写箔。 3 透明な薄膜層Aが1種または2種以上の異な
    る金属化合物からなる特許請求の範囲第1項記載
    の虹彩転写箔。 4 透明な薄膜層Aが内部に微細な気泡を有する
    高分子材料からなる特許請求の範囲第1項記載の
    虹彩転写箔。 5 透明な薄膜層Aが有機高分子材料および無機
    系微粒子を含有する有機高分子薄膜からなる特許
    請求の範囲第1項記載の虹彩転写箔。 6 透明な薄膜層Aが液状被膜形成性のある無機
    系材料および該無機系材料と有機材料の混合物か
    らなる特許請求の範囲第1項記載の虹彩転写箔。 7 透明な薄膜層Aおよび凹凸のある透明な薄膜
    層Bが異なる物質の2層以上の積層からなる特許
    請求の範囲第1項記載の虹彩転写箔。 8 凹凸のある透明な薄膜層Bが1種または2種
    以上の異なる樹脂からなる特許請求の範囲第1項
    記載の虹彩転写箔。 9 凹凸のある透明な薄膜層Bが内部に微細な気
    泡を有する高分子材料からなる特許請求の範囲第
    1項記載の虹彩転写箔。 10 凹凸のある透明な薄膜層Bが有機高分子材
    料および無機系微粒子を含有する有機高分子薄膜
    からなる特許請求の範囲第1項記載の虹彩転写
    箔。 11 凹凸のある透明な薄膜層Bが液状被膜形成
    性のある無機系材料および該無機系材料と有機材
    料の混合物からなる特許請求の範囲第1項記載の
    虹彩転写箔。 12 透明な薄膜層Aと凹凸のある透明な薄膜層
    BがA/B/A、A/B、B/Aの順に積層して
    なる特許請求の範囲第1項記載の虹彩転写箔。
JP19168384A 1984-09-14 1984-09-14 虹彩転写箔 Granted JPS6169499A (ja)

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