JPH0366784A - 嫌気硬化性粘着剤組成物 - Google Patents

嫌気硬化性粘着剤組成物

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JPH0366784A
JPH0366784A JP20247489A JP20247489A JPH0366784A JP H0366784 A JPH0366784 A JP H0366784A JP 20247489 A JP20247489 A JP 20247489A JP 20247489 A JP20247489 A JP 20247489A JP H0366784 A JPH0366784 A JP H0366784A
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JP
Japan
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parts
group
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peroxide
anhydride
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Pending
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JP20247489A
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English (en)
Inventor
Kazushi Shiina
椎名 員巳
Tsukasa Otsuki
大槻 司
Masato Yanagi
正人 柳
Shiyunichi Onikubo
俊一 鬼久保
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、接合時には粘着性を有し、被着体に仮接着で
き2次に、加圧することによりマイクロカプセルが潰れ
て硬化して強固な接着力を示す、いわゆる粘接着剤とし
て好適な嫌気硬化性粘着剤組成物に関する。
(従来の技術) 従来から、嫌気硬化性粘着剤組成物としては、ゴム状の
粘着性ポリマーに1反応性オリゴマーまたはモノマーお
よび有機ヒドロパーオキサイドを配合したものが知られ
ている(特開昭59−199784号公報、特開昭60
−6773号公報、特開昭60−11568号公報、特
開昭60−13868号公報など参照)。しかしながら
、これらの組成物では。
反応性オリゴマーまたはモノマーを添加するため。
凝集力が低下し、貼着から加圧硬化までの間、とりわけ
加圧時に、ずれや剥離を生ずることが多く、硬化後に十
分な接着力が得られなかったり、硬化後の十分な接着力
を得るために機械的に仮止めを行なう必要があったりし
た。さらに、これらの組成物では粘着シートや粘着テー
プとして用いた場合、酸素から遮断され硬化反応が進行
するために長期保存が困難であるなどの欠点があった。
また、ゴム状の粘着性ポリマーの側鎖に不飽和基を導入
することにより反応性を付与したものを用いること(特
開昭59−199785号公報など参照)も知られてい
るが、硬化性を高めるためには9反応性オリゴマーやモ
ノマーの添加が必要であり、凝集力の低下は避けられな
い。
一方、硬化前の粘着特性を改善するために反応性オリゴ
マーやモノマーの添加量を減らすと、硬化性が低くなり
硬化後の接着力が低下する。このように。
硬化前の粘着特性と硬化後の接着力との両方に十分優れ
た嫌気硬化性粘着剤組成物は開発されていなかった。
そこで、前発明(特願昭63−17463号)により、
硬化前の粘着特性および硬化後の接着力に優れた。ポリ
マー自体が硬化性である嫌気硬化性粘着剤組成物を開発
したが、この樹脂のみでは凝集力がやや乏しく、硬化す
るまでに大きな力のかかる部位への接着では、ずれや剥
離が生じる可能性があった。
(発明が解決しようとする課R) 本発明は7従来の嫌気硬化性粘着剤組成物における上記
のような問題点、即ち硬化前の粘着特性と硬化後の接着
力とのバランスが悪いなどの欠点を改良し、硬化前の粘
着特性、とりわけ凝集力、および硬化後の接着力に十分
優れ、硬化性が高く、酸素を遮断した状態においても硬
化することなく、長期にわたって保存可能である嫌気硬
化性粘着剤組成物を提供するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、水酸基、一級アミノ基、二級アミノ基または
三級アミノ基とカルボキシル基の両方を有するゴム状ポ
リマー(a)、必要に応じて環状酸無水物(b)、およ
びエチレン性不飽和基とエポキシ基またはアジリジニル
基とを有するモノマー(C)を反応させて得られる側鎖
にエチレン性不飽和基を有する樹脂(A)、マイクロカ
プセル化された314Ml化物(B)カルシウム化合物
、バリウム化合物、ジルコニウム化合物、バナジウム化
合物、マンガン化合物、コバルト化合物、銅化合物、鉛
化合物5鉄化合物、リチウム化合物、モリブデン化合物
、ストロンチウム化合物、セリウム化合物および亜鉛化
合物から選ばれる1種または2種以上の金属化合物(C
)および(または)三級アミン(D)からなる嫌気硬化
性粘着剤組成物である。
本発明において、水酸基、一級ア逅ノ基、二級アミノ基
または三級アミノ基とカルボキシル基の両方を有するゴ
ム状ポリマー(a)としては、これらの官能基を有する
アクリル樹脂があり、水酸基、一級アミノ基、二級アミ
ノ基または三級アミノ基を有するモノマーのうちの一種
または数種とカルボキシル基を有するモノマーのうちの
一種または数種との共重合体、これらのモノマーとアル
キル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ビニルエーテル、スチレン、 (メタ〉アクリ
ロニトリルなどの他のモノマーとの共重合体などである
。水酸基を有するモノマーとしては、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ート、N−メチロールアクリルアミド。
アリルアルコールなどがあり、一級アミノ基または二級
アミノ基を有するモノマーとしては、アミノエチル(メ
タ)アクリレート、N−メチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N−エチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートなど、三級アミノ基を有するモノマーとしては、ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ〉アクリルアミドなどをあげることができる。
カルボキシル基を有するモノマーとしては、アクリル酸
、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、シトラコン酸などがある。
アルキル(メタ〉アクリレートとしては、メチル(メタ
)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート1オクチル(メタ)アクリレートなどのアル
キル(メタ)アクリレートである。
本発明において環状酸無水物(′b)としては多価カル
ボン酸の分子内無水物であり、飽和または不飽和の脂肪
族多価カルボン酸無水物、脂環式多価カルボン酸無水物
、芳香族多価カルボン酸無水物など、あるいはこれらの
一部が飽和または不飽和の炭化水素基。
芳香環基、ハロゲン原子、複素環基なとで置換されたも
のがあり、これらの具体例としては、無水こはく酸、無
水フタル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水グ
ルタル酸9無水ドデセニルこはく酸。
無水クロレンデフク酸、無水ピロメリット酸、無水トリ
メリット酸5 シクロペンクンテトラカルボン酸二無水
物、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ無
水フタル酸、テトラメチレン無水マレイン酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、
エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエン
ドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、5− (2,5
−ジオキソテトラヒドロキシフリル)−3−メチル−3
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、無水
メチルナジック酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン
酸、エチレングリコールビス(アンヒドロトリメリテー
ト)。
グリセロールトリス(アンヒドロトリメリテート)など
がある。これらの中でも、架橋構造を作らないジカルボ
ン酸またはトリカルボン酸の無水物を用いることが好ま
しい。
本発明において、エチレン性不飽和基とエポキシ基また
はアジリジニル基とを有するモノマー(C1としては、
グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルシンナメ
ート、アリルグリシジルエーテル、ビニルシクロヘキセ
ンモノエポキサイド、■、3−ブタジエンモノエボキサ
イドなどのエポキシ基を有するもの、2−(1−アジリ
ジニル)エチル(メタ)アクリレ−)、2−(1−アジ
リジニル)ブチル(メタ)アクリレ−)、2−(1−ア
ジリジニル)プロピル(メタ)アクリレートなどのアジ
リジニル基を有するものがあり、これらは飽和もしくは
不飽和の炭化水素基、芳香環基、ハロゲン原子、複素環
基なとで置換されていてもよい。
上記ゴム状ポリマー(a)、環状酸無水物(b)および
モノマー(C1を反応させ、側鎖にエチレン性不飽和基
を有する樹脂(A)が得られる。反応は、適当な溶媒の
存在下あるいは不存在下で行なう。この時、三級アミノ
基自体が反応の触媒として働ぐため、無触媒で反応が進
行するが1反応速度を上げるなどの理由で、N、N−ジ
メチルベンジルアごン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、N、N−ジエチルアニリンなどの三級アミンな
どを必要に応じて触媒として用い、エチレン性不飽和基
の保護のために、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル。
ter t−ブチルカテコール、p−ベンゾキノンなど
のラジカル重合禁止剤を添加した状態で行なうことがで
きる。
反応は、ゴム状ポリマー(a)中の官能基が水酸基。
一級アミノ基または二級アミノ基の場合は、これらの官
能基と、環状酸無水物(b)の酸無水物基とが先ず優先
的に反応し1次いで、この反応により生じたカルボキシ
レートアニオン(−COO−)とモノマー(C)のエポ
キシ基またはアジリジニル基とが反応し、二級の水酸基
またはアミノ基を生じる。さらに。
生じた水酸基またはアミノ基と環状酸無水物(b)の酸
無水物基とが反応するというように、以下、順次。
上記と同様の反応を進行させることができる。ゴム状ポ
リマー(a)中の官能基が三級アミノ基の場合には、モ
ノマー(c)のエポキシ基またはアジリジニル基が先に
反応し、以下、水酸基などを有するポリマーの場合と同
様の反応が進行する。このとき、ゴム状ポリマー(a)
中のカルボキシル基(−C○OH)は、上記の反応によ
って生じるカルボキシレートアニオン(−COO−)比
べて反応性が低いために。
上記の反応は起こさず、大部分がカルボキシル基のまま
残存していると考えられる。
この反応において、ゴム状ポリマー(a)の量に対して
反応させられる環状酸無水物(b)およびモノマー(C
)の量を調整することにより、ゴム状ポリマー(a)に
、所望する数のエチレン性不飽和基を有する所望の長さ
のやや長い側鎖を導入することができる。
環状酸無水物(b)がジカルボン酸無水物である場合に
は、ゴム状ポリマー(a)の水酸基、一級アごノ基およ
び二級アミノ基1モルに対しては環状酸無水物(b)1
〜10モル、およびモノマー(c)1〜10モルの割合
で、また、環状酸無水物(b)とモノマー(c)とはほ
ぼ等モルの割合で反応させることが好ましい。ゴム状ポ
リマー(a)の三級アごノ基1モルに対しては環状酸無
水物(b)0〜9モル、およびモノマー(c)1〜10
モルの割合で、また、環状酸無水物(b)に対してモノ
マー(c)をほぼ1モル多くした割合で反応させること
が好ましい。環状酸無水物(b)がトリカルボン酸であ
る場合には、ゴム状ポリマー(a)の水酸基、一級アミ
ノ基および二級アミノ基1モルに対しては環状酸無水物
(b)1〜10モルおよびモノマー(c)1〜20モル
の割合で、また、環状酸無水物(b)1モルに対してモ
ノマー(c)をほぼ1〜2モルの割合で反応させること
が好ましい。ゴム状ポリマー(a)の三級アミノ基1モ
ルに対しては環状酸無水物(b)  0〜9モルおよび
モノマー(c)1〜19モルの割合で、また、環状酸無
水物(b)  nモルに対してモノマー(C)をほぼn
+l〜2n+1モルの割合で反応させることが好ましい
、ゴム状ポリマー(a)の上記の官能基1モルに対して
反応させられるモノマー(c)の量が1モル未満の場合
には、得られる樹脂(A)のエチレン性不飽和基数が少
なくなり、樹脂(A)に十分な反応性を付与できなくな
ることがあり、逆に、環状酸無水物(b)の量が9〜1
0モルを超える場合には、未反応の環状酸無水物(b)
やモノマー(c)の残存、およびゴム状ポリマー(a)
に結合していない、環状酸無水物(b)とモノマー(c
)との反応生成物の生成が多くなる傾向がある。
得られる樹脂(A)は、1個以上の通常複数個のエチレ
ン性不飽和基を有するやや長い側鎖を1個以上1通常複
数個有するため、樹脂(A)自体が十分な硬化性を有し
2反応性オリゴマーやモノマーを用いなくとも、硬化後
に十分な接着力を示すのである。
しかも、エチレン性不飽和基を側鎖に有するため。
ゴム状ポリマー(a)が有する粘着特性、とりわけ凝集
力が維持され、得られる樹脂(A)は硬化前の粘着特性
に優れたものとなる。さらに、主鎖のゴム状ポリマー(
a)がカルボキシル基を有するため、凝集力や被着体へ
の接着性が良くなる。特に、被着体が金属である場合に
は、接着性が大きく向上し、剥離や。
特にずれが起こりにくくなる。これらの結果、得られる
樹脂(A)は硬化前の粘着特性と硬化後の接着力とのバ
ランスに十分優れたものとなる。
本発明において、過酸化物としては、 tert−ブチ
ルヒドロパーオキサイド、1,1,3.3−テトラメチ
ルブチルヒドロバーオキサイド、p−メンタンヒドロパ
ーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、p−サイメンヒドロパーオ
キサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロバーオキサイ
ド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパー
オキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチル
シクロヘキサノンパーオキサイド、3.3.5−)リメ
チルヘキサノンバーオキサイドなどのヒドロパーオキサ
イド類、ジー tert−ブチルパーオキサイド、 t
ert−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオ
キサイドなどのパーオキサイド類などがある。上記過酸
化物は。
側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹脂(A)100重
量部に対して、0.1〜15重量部の割合で用いること
が好ましい。
上記過酸化物をマイクロカプセル化する方法として特に
制限はなく、特公昭38−19574号公報。
特公昭42−446号公報、特公昭42−771号公報
、特公昭42−2882号公報、特公昭42−2883
号公報、特開昭56−115371号公報。
特開昭60−60173号公報などに記載された界面重
合法、特公昭36−9168号公報、USP34272
50号公報、BP1236498号公報などに記載され
たin 5itu重合法、USP3787327号公報
、USP3551346号公報、USP3574133
号公報などに記載された液中硬化被覆法、USP280
0457号公報、USP2800458号公報、USP
3531418号公報、USP3577515号公報、
BP1117178号公報に記載されたコアセルベーシ
ョン法(相分離法)USP3523906号公報、US
P3660304号公報などに記載された界面析出法、
USP3830750号公報に記載されたスプレードラ
イ法などによりマイクロカプセル化することができる。
これらの方法のなかでも、マイクロカプセル壁の厚さを
自由に制御でき、マイクロカプセル壁の厚さを均一とす
ることができ、マイクロカプセル壁の強度を高くするこ
とができる。ボリュリアをマイクロカプセル壁とする界
面重合法、ゼラチンおよびアラビアゴムをマイクロカプ
セル壁とする複合コアセルベーション法によりマイクロ
カプセル化することが好ましい。
ポリュリアをマイクロカプセル壁とする界面重合法によ
り、過酸化物をマイクロカプセル化する方法としては、
ポリイソシアネート化合物および上記過酸化物を疎水性
溶媒に溶解させた溶液を9分散剤を溶解させた水溶液中
に分散させ、得られた分散液に水溶性ボリア箋ンを添加
し、常温で攪拌し2分散質表面にボリュリア壁を形成さ
せる方法である。ポリイソシアネート化合物としては、
特に制限はなく。
2.4−トリレンジイソシアネート、2.6−)リレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネートヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、ジメリルジイソシアネート、水添トリレン
ジイソシアネートなど、あるいはこれらの混合物をあげ
ることができる。疎水性溶媒としては特に制限はなく、
実質的に水と相客しないものであれば何でもよく、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン1 ヘキサ
ン、リグロイン、酢酸メチル、酢酸エチル、フタル酸ジ
ブチル。
メチルイソブチルケトンなどをあげることができる。
上記ポリイソシアネート化合物は2通常、疎水性溶媒1
00重量部に対して0.1〜50重量部の割合で加えら
れる。また、上記過酸化物は1通常、疎水性溶媒100
重量部に対して10〜100重量部の割合で加えられる
。分散剤としては、ゼラチンあるいはその変性体、アラ
ビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン。
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース。
無水マレイン酸系共重合体、プルロニック型界面活性剤
、しょ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、塩化アルキ
ルトリメチルアンモニウムなどのアルキル四級アンモニ
ウム塩など、あるいはこれらの混合物を適宜用いること
ができる。これらの分散剤は、その種類によって異なる
が、水100重量部に対して通常0.01〜50重量部
の割合で用いられる。疎水性溶媒にポリイソシアネート
化合物および過酸化物を溶解させた溶液は2分散剤を溶
解させた水溶液100重量部に対して、1〜80重量部
の割合で添加され、攪拌させることによって分散させら
れる。攪拌速度を調整することによって、疎水性溶媒溶
液の粒子径を10〜500μmの範囲で所望の大きさに
調整することができる。上記水溶性ポリアミンとしては
、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタ
メチレンシアごン、トリエチレンテトラミン、p−フェ
ニレンシアξン、ピペラジン、ジエチレントリアミン、
テトラエチレンペンタミン、エポキシ樹脂のアミン付加
体など、あるいはこれらの混合物をあげることができる
。これら水溶性ポリアミンは、水に分散剤を溶解させた
水溶液に添加され、ポリイソシアネート化合物と反応し
てマイクロカプセルのボリュリア壁を形成する。得られ
るマイクロカプセルの粒子径は10〜500μm程度で
ある。マイクロカプセル壁にアミノ基が残存する場合に
は、さらに、残存するアミノ基と水溶性のポリアルデヒ
ド化合物、水溶性のポリエポキシ化合物などとを反応さ
せ、マイクロカプセル壁を補強することができる。水溶
性のポリアルデヒド化合物としては、グリオキサール、
マロンジアルデヒド。
スクシンジアルデヒド、マレインジアルデヒド、グルタ
ルジアルデヒド、ジアルデヒドベンゼンなどであり、水
溶性のポリエポキシ化合物としては水溶性エポキシ樹脂
として用いられている種々の水溶性のポリエポキシ化合
物である。このようにして補強されたマイクロカプセル
壁にアルデヒド基、あるいはエポキシ基が残存する場合
には、さらにポリアミンあるいはアミノアルコキシシラ
ンにより補強することができる。ポリアミンとしては前
記ポリアミンと同様のものを用いることができる。アミ
ノアルコキシシランは、そのアミノ基が残存するアルデ
ヒド基あるいはエポキシ基と反応し、そのアルコキシ基
が縮合してポリシロキサン結合を生成する。このような
アミノアルコキシシランとしては、T−アミノプロピル
トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−(2−アミノエチル) −r−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
r−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、T−(ジ
エチレントリアミノ)プロピルトリメトキシシラン、γ
−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどがある。こ
のようにして補強することにより、マイクロカプセル壁
の強度を自由に制御することができる。このようにして
得られたマイクロカプセル化された過酸化物(B)を含
む分散液は、ろ別され、水、メタノール、あるいはエタ
ノールで洗浄され、乾燥され、マイクロカプセル化され
た過酸化物(B)が得られる。
一方、ゼラチンおよびアラビアゴムをマイクロカプセル
壁とする複合コアセルベーション法により過酸化物をマ
イクロカプセル化する方法としては、過酸化物を疎水性
溶媒に溶解させた溶液を、ドデシル硫酸ナトリウムなど
のアニオン系界面活性剤を乳化剤として含むゼラチン水
溶液に分散させ、得られた分散液をさらにアラビアゴム
水溶液に分散させ、酢酸などの酸によりpHをゼラチン
の等電点以下とすることによって1分散した過酸化物の
疎水性溶媒溶液の周囲にゼラチンおよびアラビアゴムか
らなる皮膜を形成させ、ゼラチンのセント点以下の温度
でセットさせた後、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド
の水溶液を加え、pHを8.5以上とすることによりゼ
ラチンを不溶化させ、マイクロカプセル化された過酸化
物CB)の分散液を得、得られた分散液を遠心分離した
後、スプレードライして、マイクロカプセル化された過
酸化物(B)を得る方法である。
本発明において、カルシウム化合物、バリウム化合物、
ジルコニウム化合物、バナジウム化合物、マンガン化合
物、コバルト化合物、銅化合物、鉛化合物、鉄化合物、
リチウム化合物、モリブデン化合物。
ストロンチウム化合物、セリウム化合物および亜鉛化合
物から選ばれる1種または2種以上の金属化合物(C)
としては、カルシウム、バリウム、ジルコニウム、バナ
ジウム、マンガン、コバルト、銅、鉛。
鉄、リチウム、モリブデン、ストロンチウム、セリウム
、亜鉛のラウリル酸塩、ナフテン酸塩、オクチル酸塩、
オレイン酸塩、オクテン酸塩、ロジン塩。
アセチルアセテート塩などの脂肪酸塩、樹脂酸塩。
キレート化合物などから選ばれる1種または2種以上で
ある。金属化合物(C)は通常、マイクロカプセル化さ
れた過酸化物(B)中の過酸化物100重量に対して、
金属化合物(C)中の金属として0.01−10重量部
の割合で用いられる。
本発明において、三級アミン(D)としては、特に制限
はなく、  N、 N−ジメチルベンジルアミン。
トリエチルアミン、トリブチルアミン、N、N−ジエチ
ルアニリン、N、N−ジメチルアニリン、N−フエニル
ジエタノールアミン、N−フエニルジイソプロパノール
アミン、ジメチル−p−トルイジン。
トリエタノールアミンなどを用いることができる。
三級アミン(D)は9通常マイクロカプセル化された過
酸化物(B)中の過酸化物100重量部に対して、1〜
100重量部の割合で用いられる。
硬化前の粘着特性を改善する。特に凝集力を高めるため
に1本発明の粘着組成物にさらにポリイソシアネートを
添加して、樹脂(A)を部分架橋させることができる。
このようなポリイソシアネートとしては(水添)トリレ
ンジイソシアネート、(水添)4.4−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
などを用いることができる。
硬化後の接着力をさらに強固なものとするために。
本発明の粘着剤組成物にさらに(メタ)アクリロイル基
などのエチレン性不飽和基を有するモノマーやオリゴマ
ーを添加することができる。このようなモノマーやオリ
ゴマーとしては、スチレン、アルキル(メタ)アクリレ
ート、 (メタ)アクリル酸、多価アルコールポリ (
メタ)アクリレート、エポキシポリ (メタ)アクリレ
ート、オリゴエステルポリ (メタ)アクリレート、ポ
リウレタンポリ (メタ)アクリレート、ジアリルフタ
レート、ジアリルイソフタレートなどの他、水酸基、一
級ア短ノ基に三級アミノ基または三級アミノ基を有する
低分子化合物、環状酸無水物、およびエチレン性不飽和
基とエポキシ基またはアジリジニル基とを有するモノマ
ーを反応させて得られる不飽和オリゴエステルまたは不
飽和オリゴアミドを用いることができる。これらのモノ
マーやオリゴマーの使用量は2本発明の粘着剤組成物の
全固形分に対して60重量%以下である。60重景%を
超えると、硬化前の粘着特性、とりわけ凝集力が著しく
劣るようになる。
本発明の粘着剤組成物には、その性能を阻害しない範囲
で、必要に応して顔料、染料、無機充填剤。
有機溶剤、銀粉、銅粉、ニッケル粉などの金属粉。
カーボンブランク、グラファイト、キシレン樹脂やロジ
ン系樹脂などの粘着付与剤、シランカップリング剤など
を加えることができる。
本発明の粘着剤組成物は、シリコーン処理を施した紙や
布、ポリエチレンテレフタレートフィルムラミネート紙
などの低接着性の樹脂により加工を施した紙や布5金属
箔、プラスチックフィルムなどの剥離性の高いフィルム
、シートあるいはテープなどの上に塗工し、必要があれ
ば乾燥により有機溶剤を除去し1両面または片面の粘着
シートあるいはテープの形にされる。また、補強や衝撃
緩和のために、し−コン。ナイロンなどの不織布や寒冷
紗などの布類でライニングしたり、これらの布類を芯材
としてこれに本発明の粘着剤組成物を含浸させて用いる
こともできる。
このようにして得られた両面粘着シートまたはテープは
、2つの同種または異種の被着体間に挟持され、その良
好な粘着性によって仮接着した後、加圧することにより
マイクロカプセルが潰れ、粘着剤組成物が硬化され、被
着体同士を強固に接着させることができる。また2片面
粘着シートまたはテープは。
その良好な粘着性によって被着体に仮接着した後。
加圧することによりマイクロカプセルが潰れ、粘着剤U
酸物が硬化され、被着体に強固に接着させることができ
る。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。例中2部とは重
量部を9%とは重量%を、それぞれ表わす。
実施例1 ブチルアクリレート           89.6部
アクリル酸               4.1部2
−ヒドロキシエチルメタクリレート   6.3部アゾ
ビスイソブチロニトリル       0.2部酢酸エ
チル              233部80℃に加
熱した上記組成の混合物1.67部に。
上記組成の混合物167部を滴下し1滴下終了後。
12時間加熱還流させ、冷却し、ハイドロキノン0゜0
5部を添加し、カルボキシル基と水酸基を有するゴム状
ポリマーの溶液(固形分30%)を得た。
得られたカルボキシル基と水酸基を有するゴム状ポリマ
ーの溶液179部、ヘキサヒドロ無水フタル酸24部、
グリシジルメタクリレート22部lNlN−ジメチルベ
ンジルアミン0.5部およびハイドロキノン0.3部を
混合し、80℃で12時間反応させた後、酢酸エチル1
08部を加え、やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有
する樹脂の溶液(固形分30%)を得た。
ポリビニルアルコール1部および水100部を30℃に
保ち、毎分225回転の速度で回転する攪拌翼で攪拌し
ながら、これに、ベンゾイルパーオキサイド5部、トリ
レンジイソシアネート5部をキシレン10部に溶解した
溶液を添加し分散させ、5分後にテトラエチレンペンタ
ミン1部を添加し2次いで2時間攪拌を続け、トリレン
ジイソシアネートと。
テトラエチレンペンタミン、ポリビニルアルコールおよ
び水とが反応して生成した壁を有するベンゾイルパーオ
キサイドのマイクロカプセルの分散液を得た。得られた
マイクロカプセルの分散液122部に。
グルタルアルデヒド2部を添加し、2時間攪拌し。
次に、N−(2−アミノエチル) −r−アξノブロビ
ルトリメトキシシラン2部を添加し2分散液のpHが約
11となるようにアンモニア水を加え、さらに攪拌を6
時間続けた後、マイクロカプセルを濾別し、エタノール
で洗浄し、50℃の温風で乾燥し。
マイクロカプセル化されたベンゾイルパーオキサイドを
得た。得られたマイクロカプセル中にはベンゾイルパー
オキサイドが20%含まれ、マイクロカプセルの平均粒
子径は40μmであった。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、得られたマイクロカプセルすれたベ
ンゾイルパーオキサイド7.5部、ナフテン酸コバルト
0.075部、およびN−フエニルジエタノ−ルアくン
0.375部を均一に混合し、シリコーン処理を施した
ポリエチレンテレフタレートフィルム上に乾燥後の厚さ
が60μmとなるように塗布し、60℃で3分間乾燥し
て粘着シートを得た。
得られた粘着シートについて、粘着シート調製直後の加
圧硬化前の剥離接着力、粘着シート調製2ケ月後の加圧
硬化前の剥離接着力、加圧硬化前の保持力、および加圧
硬化後の剪断接着力を測定した結果を表に示す。なお、
測定は次のようにして行なった。
■加圧硬化前の剥離接着力 調製直後および調製後2ケ月間常温で放置した後の粘着
シートの粘着面に厚さ50μmのポリエチレンテレフタ
レートシートを貼着し1幅25mmに切断し1次にポリ
エチレンテレフタレートフィルムを#JIさせ、生じた
粘着面を紙やすり#280で研磨したステンレススチー
ル板(SUS304)に貼着し、30分間放置した後、
25℃、相対湿度65%の条件下、剥離速度300mm
/分で180度剥離接着力を測定した。測定に際しては
マイクロカプセルを破壊しないように十分注意した。
■加圧硬化前の保持力 得られた粘着シートの粘着面に厚さ50μmのポリエチ
レンテレフタレートシートを貼着し1幅25mm、長さ
100mmの大きさに切断し1次にポリエチレンテレフ
タレートフィルムを剥離させ、生じた粘着面のうち、た
て25mm、横25mmの部分を紙やすり#280で研
磨したステンレススチール板(SUS 304)に貼着
し、40℃、荷重1kgで粘着シートがステンレススチ
ール板より落下するまでの時間(秒)を測定した。剥離
接着力の測定と同様、測定に際してはマイクロカプセル
を破壊しないように十分注意した。
■加圧硬化後の剪断接着力 縦50mm、横10mm、厚さ0.5mmの2枚のアル
ミニウム板それぞれの一端に、得られた粘着シートを縦
10mm、横IQmmに切断したものの粘着面を貼着し
、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離させ、生
じた粘着面同士が重なるように貼着し、加圧ロールにて
10kg/cm”で加圧し。
常温で1週間放置した後、25℃、相対湿度65%の条
件下、引張り速度5mm/分で剪断強度を測定した。
実施例2 ブチルアクリレ−)            91.9
部アクリル酸                2.9
部2−ヒドロキシエチルメタクリレート   5.2部
アゾビスイソブチロニトリル       0.2部酢
酸エチル              233部上記組
戒の混合物を実施例1と同様にして反応させ、カルボキ
シル基と水酸基を有するゴム状ポリマーの溶液(固形分
30%)を得た。
得られたカルボキシル基と水酸基を有するゴム状ポリマ
ーの溶液247部、ヘキサヒドロ無水フタル#114部
、グリシジルメタクリレート13部、N。
N−ジメチルベンジルアミン0.3部、およびハイドロ
キノン0.3部を混合し、実施例1と同様にして反応さ
せた後、酢酸エチル59部を加え、やや長い側鎖にエチ
レン性不飽和基を有する樹脂の溶液(固形分30%)を
得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、モ
リブデンアセチルアセトネートの10%酸性プチルホス
ヘート溶液0.3部、およびN−フエニルジエタノ−ル
アごン0.375部を均一に混合し、実施例1と同様に
して粘着シートを得、測定した結果を表に示す。
実施例3 ブチルアクリレート           93.5部
アクリル酸               1.4部2
−ヒドロキシエチルメタクリレート   5.1部アゾ
ビスイソブチロニトリル       0.2部酢酸エ
チル              233部上記組威の
混合物を実施例1と同様にして反応させ、カルボキシル
基と水酸基を有するゴム状ポリマーの溶液(固形分30
%)を得た。
得られたカルボキシル基と水酸基を有するゴム状ポリマ
ーの溶液247部、ヘキサヒドロ無水フタル酸14部、
グリシジルメタクリレート13部、N。
N−ジメチルベンジルアミン0.3部、およびハイドロ
キノン0.3部を混合し、実施例1と同様にして反応さ
せた後、酢酸エチル59部を加え、やや長い側鎖にエチ
レン性不飽和基を有する樹脂の溶液(固形分30%)を
得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、ナ
フテン酸コバルト0.075部、およびN−フエニルジ
エタノールアミン0.375部を均一に混合し、実施例
1と同様にして粘着シートを得。
測定した結果を表に示す。
実施例4 ブチルアクリレート           91.4部
メタクリル酸              3.4部2
−ヒドロキシエチルメタクリレート   5.2部アゾ
ビスイソブチロニトリル       0.2部酢酸エ
チル              233部上記組威の
混合物を実施例1と同様にして反応させ、カルボキシル
基と水酸基を有するゴム状ポリマーの溶液(固形分30
%)を得た。
得られたカルボキシル基と水酸基を有するゴム状ポリマ
ーの溶液247部、ヘキサヒドロ無水フタル酸14部、
グリシジルメタクリレート13部、N。
N−ジメチルベンジルア稟ン0.3部1およびハイドロ
キノン0.3部を混合し、実施例1と同様にして反応さ
せた後、酢酸エチル59部を加え、やや長い側鎖にエチ
レン性不飽和基を有する樹脂の溶液(固形分30%〉を
得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、ナ
フテン酸コバルト0.075部、およびN−フエニルジ
エタノールアミン0.375部を均一に混合し、実施例
工と同様にして粘着シートを得。
測定した結果を表に示す。
実施例5 ブチルアクリレート           91.0部
アクリル酸                2.8部
ジメチルアミノエチルメタクリレート   6.2部ア
ブビスイソブチロニトリル       0.2部酢酸
エチル              233部上記組成
の混合物を実施例1と同様にして反応させ、カルボキシ
ル基と三級アミノ基を有するゴム状ポリマーの溶液(固
形分30%)を得た。
得られたカルボキシル基と三級アミノ基を有するゴム状
ポリマーの溶液260部、ヘキサヒドロ無水フタル酸9
部、グリシジルメタクリレート13部。
およびハイドロキノン0.3部を混合し、実施例1と同
様にして反応させた後、酢酸エチル51部を加え。
やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹脂の溶液
(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、ナ
フテン酸コバルl−0,075部、およびN−フエニル
ジエタノ−ルア稟ン0.375部を均一に混合し、実施
例1と同様にして粘着シートを得。
測定した結果を表に示す。
比較例1 ブチルアクリレート           88.2部
酢酸ビニル               5.5部2
−ヒドロキシエチルメタクリレート6.2部アゾビスイ
ソブチロニトリル       0.2部酢酸エチル 
             233部上記組戒の混合物
を実施例1と同様にして反応させ、水酸基を有するゴム
状ポリマーの溶液(固形分30%)を得た。
得られた水酸基を有するゴム状ポリマーの溶液233部
1.ヘキサヒドロ無水フタル酸16部、グリシ、ジルメ
タクリレート14部、N、N−ジメチルベンジルアミン
0.3部、およびハイドロキノン0.3部を混合し、実
施例1と同様にして反応させた後、酢酸エチル70部を
加え、やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹脂
の溶液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、ナ
フテン酸コバルト0.075部、およびN−フエニルジ
エタノールアミン0.375 部ヲ均一に混合し、実施
例1と同様にして粘着シートを得。
測定した結果を表に示す。
比較例2 ブチルアクリレ−1−94,9部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート   5.1部ア
ゾビスイソブチロニトリル       0.2部酢酸
エチル              233部上記組成
の混合物を実施例1と同様にして反応させ、水酸基を有
するゴム状ポリマーの溶液(固形分30%)を得た。
得られた水酸基を有するゴム状ポリマーの溶液250部
、ヘキサヒドロ無水フタル酸13部、グリシジルメタク
リレート12部、N、N−ジメチルベンジルアミン0.
3部、およびハイドロキノン0.3部を混合し、実施例
1と同様にして反応させた後、酢酸エチル58部を加え
、やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹脂の溶
液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、ナ
フテン酸コバルト0.075部、およびN−フエニルジ
エタノールアミン0.375部を均一に混合し、実施例
1と同様にして粘着シートを得。
測定した結果を表に示す。
比較例3 ブチルアクリレート           94.0部
ジメチルアミノエチルメタクリレート   6.0部ア
ゾビスイソブチロニトリル       0.2部酢酸
エチル              233部上記組戒
の混合物を実施例1と同様にして反応させ、三級アミノ
基を有するゴム状ポリマーの溶液(固形分30%〉を得
た。
得られた三級アミノ基を有するゴム状ポリマーの溶液2
60部、ヘキサヒドロ無水フタル酸9部、グリシジルメ
タクリレート13部、およびハイドロキノン0.3部を
混合し、実施例1と同様にして反応させた後、酢酸エチ
ル51部を加え、やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を
有する樹脂の溶液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部、実施例1において得られマイクロカ
プセル化されたベンゾイルパーオキサイド7.5部、ナ
フテン酸コバルト0.075部、およびN−フエニルジ
エタノールアミン0.375部を均一に混合し、実施例
1と同様にして粘着シートを得。
測定した結果を表に示す。
(以下余白) [発明の効果] 本発明の粘着剤組成物は、ポリマー自体が嫌気硬化性を
持ち2表に示されたように硬化前の剥離接着力が150
0g/25mm以上、保持力が3600秒以上であり、
さらに硬化後の剪断接着力が30kg/cm”以上とな
り、特に保持力がカルボキシル基を含まないものよりも
大きく向上している。また。
マイクロカプセル化された過酸化物を用いることによっ
て、加圧硬化前の剥離接着力は2ケ月経過してもほとん
ど変化がなく、保存安定性にきわめて優れている。
このように3本発明により、接合時には、粘着性が高く
、被着体に仮接着でき2機械的な仮止めが不必要であり
、硬化後には強固な接着力を示し、硬化前の粘着特性と
りわけ凝集力と硬化後の接着力とのバランスに優れ、粘
着シートやテープの形にしたときも保存安定性にきわめ
て優れた嫌気硬化性粘着剤組成物が得られるようになっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水酸基、一級アミノ基、二級アミノ基または三級ア
    ミノ基とカルボキシル基の両方を有するゴム状ポリマー
    (a)、必要に応じて環状酸無水物(b)、およびエチ
    レン性不飽和基とエポキシ基またはアジリジニル基とを
    有するモノマー(c)を反応させて得られる側鎖にエチ
    レン性不飽和基を有する樹脂(A)、マイクロカプセル
    化された過酸化物(B)、カルシウム化合物、バリウム
    化合物、ジルコニウム化合物、バナジウム化合物、マン
    ガン化合物、コバルト化合物、銅化合物、鉛化合物、鉄
    化合物、リチウム化合物、モリブデン化合物、ストロン
    チウム化合物、セリウム化合物および亜鉛化合物から選
    ばれる1種または2種以上の金属化合物(C)および(
    または)三級アミン(D)からなる嫌気硬化性粘着剤組
    成物
JP20247489A 1989-08-04 1989-08-04 嫌気硬化性粘着剤組成物 Pending JPH0366784A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010241972A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Nakamura Dansaisho:Kk 製本用接着剤及びその接着剤を使用した製本システム

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