JPH0366512B2 - - Google Patents
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- JPH0366512B2 JPH0366512B2 JP5245482A JP5245482A JPH0366512B2 JP H0366512 B2 JPH0366512 B2 JP H0366512B2 JP 5245482 A JP5245482 A JP 5245482A JP 5245482 A JP5245482 A JP 5245482A JP H0366512 B2 JPH0366512 B2 JP H0366512B2
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- Japan
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- engine
- ignition timing
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- circuit
- humidity
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- 238000010792 warming Methods 0.000 claims description 6
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 230000000979 retarding effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/05—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using mechanical means
- F02P5/14—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using mechanical means dependent on specific conditions other than engine speed or engine fluid pressure, e.g. temperature
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はエンジンの点火時期制御装置に関す
るものである。
るものである。
一般にエンジンの点火時期制御装置は、エンジ
ンの運転状態に応じて点火時期を最適に制御する
ためのものである。そしてこの点火時期はノツキ
ングの発生状態と密接な関係があり、ノツキング
が発生した場合には点火時期を遅角させることに
よつてノツキング状態を軽減できることが知られ
ているが、この場合ノツキングの発生を防止する
ために点火時期を単に遅角側に設定するようにす
ると、実際の点火時期が最大トルク時の最小点火
進角(Minimum Spark Advance for Best
Torque:以下MBTと記す)から大きくずれて
しまうという不具合がある。
ンの運転状態に応じて点火時期を最適に制御する
ためのものである。そしてこの点火時期はノツキ
ングの発生状態と密接な関係があり、ノツキング
が発生した場合には点火時期を遅角させることに
よつてノツキング状態を軽減できることが知られ
ているが、この場合ノツキングの発生を防止する
ために点火時期を単に遅角側に設定するようにす
ると、実際の点火時期が最大トルク時の最小点火
進角(Minimum Spark Advance for Best
Torque:以下MBTと記す)から大きくずれて
しまうという不具合がある。
ところでエンジンに吸入される空気の湿度が高
い場合、吸入空気の水分含有量は増大しており、
そのためエンジン内での混合気の燃焼温度は低下
し、同一の運転状態であつてもノツキングは発生
しにくくなるものである。そこで従来の点火時期
制御装置としては、吸気湿度の上昇に伴つてノツ
キングが発生しにくくなるという点に着目し、運
転状態に応じて点火時期を決定するとともに、こ
の点火時期を吸気湿度に応じて進角側に補正し、
ノツキングを発生させることなく、実際の点火時
期をMBTに近づけ、エンジン出力の向上と燃費
の改善とを図るようにしたものがある(特開昭52
−156234号公報参照)。
い場合、吸入空気の水分含有量は増大しており、
そのためエンジン内での混合気の燃焼温度は低下
し、同一の運転状態であつてもノツキングは発生
しにくくなるものである。そこで従来の点火時期
制御装置としては、吸気湿度の上昇に伴つてノツ
キングが発生しにくくなるという点に着目し、運
転状態に応じて点火時期を決定するとともに、こ
の点火時期を吸気湿度に応じて進角側に補正し、
ノツキングを発生させることなく、実際の点火時
期をMBTに近づけ、エンジン出力の向上と燃費
の改善とを図るようにしたものがある(特開昭52
−156234号公報参照)。
しかしながらこのような従来の点火時期制御装
置では、エンジンの暖機時においては、混合気の
爆発による熱エネルギーの大部分がエンジン出力
となるため、暖機遅れが生じるという問題があ
り、特に上述のように吸気湿度が高い場合は混合
気の燃焼温度が低下するため、暖機遅れが著しく
なつて燃費や排ガス状態が悪化することとなつ
た。
置では、エンジンの暖機時においては、混合気の
爆発による熱エネルギーの大部分がエンジン出力
となるため、暖機遅れが生じるという問題があ
り、特に上述のように吸気湿度が高い場合は混合
気の燃焼温度が低下するため、暖機遅れが著しく
なつて燃費や排ガス状態が悪化することとなつ
た。
この発明は以上のような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、エンジンの運転状態に応て点火
時期を決定する一方、吸気湿度が高いほど大きな
補正率で上記点火時期を進角側に補正するととも
にエンジンの暖機中は上記補正率を小さくするこ
とにより、暖機中はエンジンの熱効率を低く抑え
て暖機性能の向上を図り、暖機後は点火時期を最
適に制御するようにしたエンジンの点火時期制御
装置を提供することを目的としている。
なされたもので、エンジンの運転状態に応て点火
時期を決定する一方、吸気湿度が高いほど大きな
補正率で上記点火時期を進角側に補正するととも
にエンジンの暖機中は上記補正率を小さくするこ
とにより、暖機中はエンジンの熱効率を低く抑え
て暖機性能の向上を図り、暖機後は点火時期を最
適に制御するようにしたエンジンの点火時期制御
装置を提供することを目的としている。
以下本発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例によるエンジンの点
火時期制御装置を示す。図において、1はエンジ
ン、2は吸気通路、2aはスロツトル弁、3は吸
気通路2の上流端に設けられたエアクリーナ、4
はエアクリーナ3に外気を導入するためのエアダ
クトである。5はその外周面に被検出体5aを有
し、エンジン1のクランクシヤフトに固定された
プーリ、6はプーリ5の被検出体5aの回転位置
を検出するピツクアツプ、7はプーリ5とピツク
アツプ6とにより構成され、エンジン回転数を検
出する回転数センサ、8はエンジン冷却水の温度
を検出する水温センサ(暖機センサ)、9は吸気
通路2内の吸気負圧を検出する負圧センサ、10
はエアダクト4に設けられ、吸入空気の湿度を検
出する湿度センサである。
火時期制御装置を示す。図において、1はエンジ
ン、2は吸気通路、2aはスロツトル弁、3は吸
気通路2の上流端に設けられたエアクリーナ、4
はエアクリーナ3に外気を導入するためのエアダ
クトである。5はその外周面に被検出体5aを有
し、エンジン1のクランクシヤフトに固定された
プーリ、6はプーリ5の被検出体5aの回転位置
を検出するピツクアツプ、7はプーリ5とピツク
アツプ6とにより構成され、エンジン回転数を検
出する回転数センサ、8はエンジン冷却水の温度
を検出する水温センサ(暖機センサ)、9は吸気
通路2内の吸気負圧を検出する負圧センサ、10
はエアダクト4に設けられ、吸入空気の湿度を検
出する湿度センサである。
また11は回転数センサ7の出力aを受け、第
2図aに示すようなエンジン回転数に応じた電圧
bを発生する回転数電圧発生回路、12は負圧セ
ンサ9の出力cを受け、第2図bに示すような吸
気負圧に応じた、即ちエンジン負荷に応じた電圧
dを発生する負荷電圧発生回路、13は回転数電
圧発生回路11の出力bと負荷電圧発生回路12
の出力dとを受け、両出力電圧b,dに応じて遅
角量を演算する遅角量制御回路である。14は湿
度センサ10の出力eを受け、第2図cに示すよ
うな吸入空気の湿度に応じた電圧fを発生する吸
気湿度電圧発生回路、15,16は吸気湿度電圧
発生回路14の出力fを受け、その出力電圧fに
応じて第2図d,eに示すような遅角補正量信号
g,hを発生する第1、第2補正量発生回路、1
7は第1、第2補正量発生回路15,16の出力
g、hを受け、切換信号iを受けたときは第1補
正量発生回路15の出力gを、切換信号iを受け
ていないときは第2補正量発生回路16の出力h
を出力する切換回路である。
2図aに示すようなエンジン回転数に応じた電圧
bを発生する回転数電圧発生回路、12は負圧セ
ンサ9の出力cを受け、第2図bに示すような吸
気負圧に応じた、即ちエンジン負荷に応じた電圧
dを発生する負荷電圧発生回路、13は回転数電
圧発生回路11の出力bと負荷電圧発生回路12
の出力dとを受け、両出力電圧b,dに応じて遅
角量を演算する遅角量制御回路である。14は湿
度センサ10の出力eを受け、第2図cに示すよ
うな吸入空気の湿度に応じた電圧fを発生する吸
気湿度電圧発生回路、15,16は吸気湿度電圧
発生回路14の出力fを受け、その出力電圧fに
応じて第2図d,eに示すような遅角補正量信号
g,hを発生する第1、第2補正量発生回路、1
7は第1、第2補正量発生回路15,16の出力
g、hを受け、切換信号iを受けたときは第1補
正量発生回路15の出力gを、切換信号iを受け
ていないときは第2補正量発生回路16の出力h
を出力する切換回路である。
また18は遅角量制御回路13の出力と切換回
路17の出力とを受け、両出力を加算して実際の
遅角量を決定する演算回路、19は回転数センサ
7の出力aと演算回路18の出力とを受け、エン
ジン回転に対応した基準点火時期を演算回路18
からの遅角量に応じて補正して実際の点火時期を
決定するイグナイタ、20はイグナイタ19の出
力を受けて高電圧を発生する点火コイル、21は
点火コイル20からの高電圧を受けてエンジン1
を点火する点火プラグである。22は水温センサ
8の出力jを受け、エンジン冷却水の温度、即ち
エンジンの暖機状態に応じた電圧kを発生する暖
機電圧発生回路、23はエンジンの暖機完了時の
上記電圧kに対応する電圧を基準電圧lとして発
生する設定電圧発生回路、24は暖機電圧発生回
路22の出力kと設定電圧発生回路23の出力l
とを比較し、出力電圧kが基準電圧lより低いと
き、即ちエンジンの暖機時のみ上記切換信号iを
発生する比較回路である。そして図中1点鎖線で
囲んだ部分によつて点火時期決定回路25が構成
されており、該回路25はエンジンの運転状態に
応じて点火時期を決定する一方、エンジンの暖機
中は湿度が高いほど大きな補正率で上記点火時期
を遅角側に補正し、エンジンの暖機後は湿度が高
いほど大きな補正率で上記点火時期を進角側に補
正する。
路17の出力とを受け、両出力を加算して実際の
遅角量を決定する演算回路、19は回転数センサ
7の出力aと演算回路18の出力とを受け、エン
ジン回転に対応した基準点火時期を演算回路18
からの遅角量に応じて補正して実際の点火時期を
決定するイグナイタ、20はイグナイタ19の出
力を受けて高電圧を発生する点火コイル、21は
点火コイル20からの高電圧を受けてエンジン1
を点火する点火プラグである。22は水温センサ
8の出力jを受け、エンジン冷却水の温度、即ち
エンジンの暖機状態に応じた電圧kを発生する暖
機電圧発生回路、23はエンジンの暖機完了時の
上記電圧kに対応する電圧を基準電圧lとして発
生する設定電圧発生回路、24は暖機電圧発生回
路22の出力kと設定電圧発生回路23の出力l
とを比較し、出力電圧kが基準電圧lより低いと
き、即ちエンジンの暖機時のみ上記切換信号iを
発生する比較回路である。そして図中1点鎖線で
囲んだ部分によつて点火時期決定回路25が構成
されており、該回路25はエンジンの運転状態に
応じて点火時期を決定する一方、エンジンの暖機
中は湿度が高いほど大きな補正率で上記点火時期
を遅角側に補正し、エンジンの暖機後は湿度が高
いほど大きな補正率で上記点火時期を進角側に補
正する。
次に動作について説明する。
エンジン1が作動すると、回転数センサ7はエ
ンジン回転数を検出し、回転数電圧発生回路11
は回転数センサ7の出力aを受け、第2図aに示
すようなエンジン回転数の上昇に伴つて次第に低
下する電圧bを発生する。また負圧センサ9は吸
気通路2内の吸気負圧を検出し、負荷電圧発生回
路12は負圧センサ9の出力cを受け、第2図b
に示すようなエンジン負荷の増大に伴つて次第に
増大する電圧dを発生し、遅角量制御回路13は
両電圧発生回路11,12の出力b,dを受け、
その出力電圧b,dに応じて遅角量を演算し、そ
れを演算回路18に加える。
ンジン回転数を検出し、回転数電圧発生回路11
は回転数センサ7の出力aを受け、第2図aに示
すようなエンジン回転数の上昇に伴つて次第に低
下する電圧bを発生する。また負圧センサ9は吸
気通路2内の吸気負圧を検出し、負荷電圧発生回
路12は負圧センサ9の出力cを受け、第2図b
に示すようなエンジン負荷の増大に伴つて次第に
増大する電圧dを発生し、遅角量制御回路13は
両電圧発生回路11,12の出力b,dを受け、
その出力電圧b,dに応じて遅角量を演算し、そ
れを演算回路18に加える。
一方、湿度センサ10は吸入空気の湿度を検出
し、吸気湿度電圧発生回路14は湿度センサ10
の出力eを受け、第2図cに示すような吸気湿度
の増大に伴つて次第に増大する電圧fを発生し、
それを第1、第2補正量発生回路15,16に加
え、第1、第2補正量発生回路15,16は第2
図d,eに示すような出力電圧fに応じた遅角補
正量g,hをそれぞれ決定し、それを切換回路1
7に加える。また水温センサ8はエンジン冷却水
の温度を検出し、暖機電圧発生回路22は水温セ
ンサ8の出力jを受け、エンジンの暖機状態に応
じた電圧kを発生し、比較回路24は暖機電圧発
生回路22の出力電圧kと設定電圧発生回路23
からの基準電圧lとを比較する。
し、吸気湿度電圧発生回路14は湿度センサ10
の出力eを受け、第2図cに示すような吸気湿度
の増大に伴つて次第に増大する電圧fを発生し、
それを第1、第2補正量発生回路15,16に加
え、第1、第2補正量発生回路15,16は第2
図d,eに示すような出力電圧fに応じた遅角補
正量g,hをそれぞれ決定し、それを切換回路1
7に加える。また水温センサ8はエンジン冷却水
の温度を検出し、暖機電圧発生回路22は水温セ
ンサ8の出力jを受け、エンジンの暖機状態に応
じた電圧kを発生し、比較回路24は暖機電圧発
生回路22の出力電圧kと設定電圧発生回路23
からの基準電圧lとを比較する。
そしてエンジンの暖機時には、エンジン冷却水
の温度は低く、暖機電圧発生回路22の出力電圧
kは基準電圧lより低いため、比較回路24は切
換信号iを切換回路17に加え、この切換回路1
7は第1補正量発生回路15の出力gを演算回路
18に加える。するとこの演算回路18は遅角量
制御回路13からの遅角量と第1補正量発生回路
15からの遅角補正量gとを加算して実際の遅角
量を演算し、それをイグナイタ19に加える。こ
のイグナイタ19は回転数センサ7の出力aを受
けてエンジン回転数に応じた点火時期を算出する
とともに、この点火時期を演算回路18からの遅
角量でもつて補正して実際の点火時期を決定し、
点火コイル20及び点火プラグ21はその点火時
期で点火を行なう。このようにエンジンの暖機時
には、演算回路18に加えられる遅角補正量は第
2図dに示すように吸気湿度が高いほど増大する
ため、実際の点火時期は同一の運転状態であつて
も吸気湿度が高いほど遅角側に補正されたものと
なる。従つてエンジン1においては、点火時期が
遅角側にずれているため、いわゆるあと燃え現象
(back−fire)が発生してエンジンの熱効率が低
下し、エンジン冷却水に多量の熱が伝達され、こ
れによつて暖機時間は最適に保持され、燃費及び
排ガス状態が向上する。
の温度は低く、暖機電圧発生回路22の出力電圧
kは基準電圧lより低いため、比較回路24は切
換信号iを切換回路17に加え、この切換回路1
7は第1補正量発生回路15の出力gを演算回路
18に加える。するとこの演算回路18は遅角量
制御回路13からの遅角量と第1補正量発生回路
15からの遅角補正量gとを加算して実際の遅角
量を演算し、それをイグナイタ19に加える。こ
のイグナイタ19は回転数センサ7の出力aを受
けてエンジン回転数に応じた点火時期を算出する
とともに、この点火時期を演算回路18からの遅
角量でもつて補正して実際の点火時期を決定し、
点火コイル20及び点火プラグ21はその点火時
期で点火を行なう。このようにエンジンの暖機時
には、演算回路18に加えられる遅角補正量は第
2図dに示すように吸気湿度が高いほど増大する
ため、実際の点火時期は同一の運転状態であつて
も吸気湿度が高いほど遅角側に補正されたものと
なる。従つてエンジン1においては、点火時期が
遅角側にずれているため、いわゆるあと燃え現象
(back−fire)が発生してエンジンの熱効率が低
下し、エンジン冷却水に多量の熱が伝達され、こ
れによつて暖機時間は最適に保持され、燃費及び
排ガス状態が向上する。
またエンジンの暖機が完了すると、エンジン冷
却水の温度は高くなり、暖機電圧発生回路22の
出力電圧kは基準電圧lより高くなるため、比較
回路24は切換信号iの発生を停止する。すると
切換回路17は第1補正量発生回路15の出力g
に代え、今度は第2補正量発生回路16の出力h
を演算回路18に加えることとなるが、この第2
補正量発生回路16からの遅角補正量hは第2図
eに示すように電圧f、即ち吸気湿度の増大に伴
つて低下するため、実際の点火時期は同一の運転
状態であつても吸気湿度が高いほど進角側に補正
されたものとなる。従つてエンジンの暖機後に
は、点火時期はほぼMBTに制御され、エンジン
出力及び燃費は向上するものである。
却水の温度は高くなり、暖機電圧発生回路22の
出力電圧kは基準電圧lより高くなるため、比較
回路24は切換信号iの発生を停止する。すると
切換回路17は第1補正量発生回路15の出力g
に代え、今度は第2補正量発生回路16の出力h
を演算回路18に加えることとなるが、この第2
補正量発生回路16からの遅角補正量hは第2図
eに示すように電圧f、即ち吸気湿度の増大に伴
つて低下するため、実際の点火時期は同一の運転
状態であつても吸気湿度が高いほど進角側に補正
されたものとなる。従つてエンジンの暖機後に
は、点火時期はほぼMBTに制御され、エンジン
出力及び燃費は向上するものである。
なお上記実施例では点火時期決定回路をハード
回路で構成したが、これは勿論マイクロコンピユ
ータを用いて構成してもよい。また点火時期の補
正は電気的に行なうのではなく、バキユーム進角
機構、ガバナ進角機構等により機械的に行なうよ
うにしてもよい。さらにはエンジンの暖機状態は
エンジン冷却水の温度からではなく、エンジンの
排気系の温度から検出するようにしてもよい。
回路で構成したが、これは勿論マイクロコンピユ
ータを用いて構成してもよい。また点火時期の補
正は電気的に行なうのではなく、バキユーム進角
機構、ガバナ進角機構等により機械的に行なうよ
うにしてもよい。さらにはエンジンの暖機状態は
エンジン冷却水の温度からではなく、エンジンの
排気系の温度から検出するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るエンジンの点火時
期制御装置によれば、エンジンの運転状態に応じ
て点火時期を決定する一方、吸気湿度が高いほど
大きな補正率で上記点火時期を進角側に補正する
とともにエンジンの暖機中は上記補正率を小さく
するようにしたので、エンジンの暖機中はエンジ
ンの熱効率を低く抑えてエンジンの暖機遅れを低
減でき、エンジンの暖機後には点火時期を最適に
制御してエンジン出力及び燃費を向上できる効果
がある。
期制御装置によれば、エンジンの運転状態に応じ
て点火時期を決定する一方、吸気湿度が高いほど
大きな補正率で上記点火時期を進角側に補正する
とともにエンジンの暖機中は上記補正率を小さく
するようにしたので、エンジンの暖機中はエンジ
ンの熱効率を低く抑えてエンジンの暖機遅れを低
減でき、エンジンの暖機後には点火時期を最適に
制御してエンジン出力及び燃費を向上できる効果
がある。
第1図は本発明の一実施例によるエンジンの点
火時期制御装置の構成図、第2図a〜eは上記装
置における回転数電圧発生回路、負荷電圧発生回
路、吸気湿度電圧発生回路及び第1、第2補正量
発生回路の出力特性図である。 1……エンジン、8……水温センサ(暖機セン
サ)、10……湿度センサ、25……点火時期決
定回路。
火時期制御装置の構成図、第2図a〜eは上記装
置における回転数電圧発生回路、負荷電圧発生回
路、吸気湿度電圧発生回路及び第1、第2補正量
発生回路の出力特性図である。 1……エンジン、8……水温センサ(暖機セン
サ)、10……湿度センサ、25……点火時期決
定回路。
Claims (1)
- 1 吸入空気の湿度を検出する湿度センサと、エ
ンジンの暖機状態を検出する暖機センサと、エン
ジンの運転状態に応じて点火時期を算出する一方
上記湿度センサ及び暖機センサの両出力を受け湿
度が高いほど大きな補正率で上記点火時期を進角
側に補正するとともにエンジンの暖機中は上記補
正率を小さくする点火時期決定回路とを備えたこ
とを特徴とするエンジンの点火時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245482A JPS58167879A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | エンジンの点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245482A JPS58167879A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | エンジンの点火時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58167879A JPS58167879A (ja) | 1983-10-04 |
JPH0366512B2 true JPH0366512B2 (ja) | 1991-10-17 |
Family
ID=12915159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5245482A Granted JPS58167879A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | エンジンの点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58167879A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0697006B2 (ja) * | 1985-01-18 | 1994-11-30 | 三菱自動車工業株式会社 | ノツキング制御装置 |
US9188056B2 (en) * | 2012-10-19 | 2015-11-17 | Ford Global Technologies, Llc | Engine control system and method |
-
1982
- 1982-03-30 JP JP5245482A patent/JPS58167879A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58167879A (ja) | 1983-10-04 |
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