JPH03663Y2 - - Google Patents

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JPH03663Y2
JPH03663Y2 JP3688185U JP3688185U JPH03663Y2 JP H03663 Y2 JPH03663 Y2 JP H03663Y2 JP 3688185 U JP3688185 U JP 3688185U JP 3688185 U JP3688185 U JP 3688185U JP H03663 Y2 JPH03663 Y2 JP H03663Y2
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shaft
rotation
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はビデオテープレコーダの磁気テープや
NC工作機械のテーブル等の被制御体の作動方向
および速度をサーチ(粗調整)、ジヨグ(微調整)
二つのモードでジヨイステイツクコントロールす
るための制御装置に関するものである。
(従来技術) たとえばビデオテープレコーダ(以下、VTR
と記す)において、通常の再生モードのための再
生ボタンとは別に、編集のためのジヨイステイツ
クコントロール用操作ダイヤルを設け、切換スイ
ツチ等により制御パターンをジヨイステイツクコ
ントロールに切換えた状態で、この操作ダイヤル
を回転操作することにより、テープをそのダイヤ
ル操作に応じた方向および速度で走行または停止
させて、録画再生できるようにしたものがある。
このジヨイステイツクコントロールによれば、ダ
イヤル操作のみによつて再生モードを、たとえば
正方向スローモーシヨンから逆方向フアーストモ
ーシヨンという具合に連続的に変化させることが
できるため、所望のフイールドの検索が容易で、
ビデオテープの編集を効果的に行なうことができ
る。
このジヨイステイツクコントロール方式のさら
に具体的な制御モードとしてつぎの二通りのモー
ドが公知となつている。
() 特開昭53−36208号公報に示されている
ように、ダイヤルの回転方向と回転角度をフオ
トカプラー等のセンサにて検出し、その検出出
力に基づいてテープの走行方向および速度を制
御するサーチモード制御。
() 特開昭53−5607号公報に示されているよ
うに、ダイヤルの回転速度(操作速度)に対応
した速度でテープを走行させるジヨグモード制
御。
上記()のサーチモード制御によると、ダイ
ヤルの操作角度がテープ速度に比例するため、テ
ープを正、逆に高速で送るときの操作に便利とな
る。ところが、ステイル画面を1フイールドずつ
数フイールド送るとき(コマ送り)等には、操作
タイミングのずれによつて編集点が往き過ぎた
り、逆に戻り過ぎたりして、目的とする編集点の
捕捉が困難となる。したがつてこの()のサー
チモード制御は、編集点をおゝまかに探索する場
合に効果を発揮する。
一方、()のジヨグモード制御は、操作者の
意のまゝの細かなマニユアル的制御が可能である
ため編集点を正確にとらえることができるが、前
記したサーチモードのような高速探索性に欠け
る。
したがつて、ジヨイステイツクコントロールに
おいては、上記サーチモードとジヨグモードの双
方を併備するのが最も望ましいが、従来のこのジ
ヨイステイツクコントロール用の制御装置は、サ
ーチモード専用またはジヨグモード専用の構成と
なつているため、テープ編集作業の能率が悪いも
のとなつていた。
なお、サーチモード用とジヨグモード用の別々
の制御装置をVTRに併設し、これらを別々のダ
イヤルで操作することが考えられるが、スペース
上およびコスト上不利であるとともに、二つのダ
イヤルを使い分けなければならないこと等から、
操作性に難がある。
このような問題は、上記したVTRに限らず、
NC工作機械その他のジヨイステイツクコントロ
ール機能をもつた機器全般にあつた。
(考案の目的) そこで本考案は、サーチおよびジヨグ両モード
でのジヨイステイツクコントロールが可能で、し
かも操作性にすぐれるとともに、構造が簡単、コ
ンパクトでコストが安くてすむ制御装置を提供す
るものである。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、操作ダイヤルを備
えた回転軸と、この回転軸を回転可能でかつ軸方
向に沿つてサーチモード位置とジヨグモード位置
との間で移動可能に支持する軸支持体と、上記サ
ーチモードおよびジヨグモード両位置において回
転軸と一体に回転する回転板と、同回転軸のまわ
りに回転可能に設けられたクラツチ板と、回転軸
の軸方向位置を上記サーチモード位置とジヨグモ
ード位置との間で切換える位置切換機構と、回転
軸が上記サーチモード位置にあるときは該回転軸
と上記クラツチ板とを連結し、ジヨグモード位置
では切離すクラツチ機構と、回転軸が上記サーチ
モード位置とジヨグモード位置のいずれかにある
かを検出する位置検出手段と、上記回転板の回転
方向および回転角度ならびに回転速度を検出する
回転検出手段と、クラツチ板が上記回転軸から切
離された状態で該クラツチ板を左右回転の中立位
置に戻すバネと、同クラツチ板の回転範囲を制限
するクラツチ板ストツパ機構と、同クラツチ板の
外周面に弾性的に接触するように上記軸支持体に
設けられた接触子とを具備し、この接触子が接触
する上記クラツチ板の外周面に、クラツチ板中立
位置で接触子が係合する第1係合部と、同クラツ
チ板の左右の回転制限位置近くで接触子が係合す
る第2および第3係合部を設けてなる制御装置、
に存する。
(実施例) この実施例では、前記したVTRのジヨイステ
イツクコントロールに使用される制御装置を例に
とつて説明する。
図において、11は基板、12は裏蓋で、基板
11には四隅部内面に連結脚13…を一体に突設
し、この連結脚13…を裏蓋12にねじ止めする
ことにより、基板11と裏蓋12とを結合して軸
支持体1を構成している。この軸支持体1の基板
11には、中央部に内外二重に筒状部14,15
を設け、この筒状部14,15の前端壁中心部に
軸受孔16を設けている。一方、裏蓋12の中心
部にも軸受孔17を設け、回転軸2をこの軸受孔
16,17に跨つて挿入することにより、該回転
軸2を軸支持体1に回転および軸方向移動可能に
支持している。
この回転軸2には、前端部に操作ダイヤル2
1、中間部に駆動軸22をそれぞれ回転軸2と一
体に回転および軸方向移動可能に装着し、駆動軸
22にクラツチ板3と回転板4とを前後に相対向
する状態で外嵌させている。クラツチ板3は鍔付
き短筒状に形成し、第5,6図に示すように、短
筒状本体部31が駆動軸22に対して偏心する状
態で該駆動軸22外嵌させている。このクラツチ
板3の本体部31および回転板4の各内周面にス
プライン歯32,41を形成し、このスプライン
歯32,41を、駆動軸22の外周面に形成した
スプライン歯23に噛合させることにより、ダイ
ヤル21の操作による回転軸2の回転力を駆動軸
22を介してクラツチ板3および回転板4に伝達
しうるようしている。クラツチ板3および回転板
4は、駆動軸22の軸方向移動に関係なく定位置
に保持され、駆動軸22の後退移動時に、第3図
に示すようにクラツチ板3のスプライン歯32が
駆動軸22のススプライン歯23から外れて、該
クラツチ板3がフリーとなる(この点は後に詳述
する)。なお、回転板4の前面にリング状等の突
起42を設け、この突起42により回転板4とク
ラツチ板3の摩擦を小さくしている。
また、回転軸2には、駆動軸22を挾んで前部
に位置切換機構5のカムブツシユ51、後部に位
置検出アーム6を、それぞれ駆動軸22との間に
スラストワツシヤ24,25を介在させて取付け
ている。これらカムブツシユ51および位置検出
アーム6は、回転軸2に対して相対回転可能、す
なわち回転軸2の回転時に静止状態を保つように
取付けている。カムブツシユ51は、軸支持体基
板11の内側筒状部14内に嵌入させ、かつ回転
軸2に対しEリング26と駆動軸22とによつて
軸方向に拘束している。一方、位置検出アーム6
と軸支持体裏蓋12の内面との間に圧縮コイルバ
ネ7を設け、このバネ7によつて該アーム6を駆
動軸22に押しつけて軸方向に拘束している。こ
うして、回転軸2と位置検出アーム6とカムブツ
シユ51とを一体に軸方向移動させうるように
し、かつバネ7によつてこれらを常に前方に押圧
している。この押圧状態でクラツチ板3がその前
面に設けられたフエルト等からなる摩擦板33を
介して基板11内面に当接し、これにより回転軸
2の前限位置が決められる。また、回転軸2が後
方に押されたとき、位置検出アーム6が裏蓋12
内面に当接し、これにより回転軸2の後限位置が
決められる。
回転軸2は、位置切換機構5によつてこの後限
位置の近傍位置に保持され、かつこの位置でダイ
ヤル21を介して押圧力が加えられたときにその
保持を解かれて前限位置に移動する。この位置切
換機構5は、前記バネ7の力を利用した、いわゆ
るハートカム機構となつている。すなわち、カム
ブツシユ51の外面にカム溝52を凹設し、この
カム溝52に係合ピン53を係合させている。カ
ム溝52は、第4図に示すように、原点52aか
ら往路52bを経て折返し点52cに至り、こゝ
から復路52dを経て原点52aに戻るハート形
のループに形成している。係合ピン53は大略L
字形に形成し、一端部を基板内側筒状部14の外
面にある程度遊動可能に取付け、遊端部を同筒状
部14の窓孔14aを介してカム溝52に係合さ
せている。第2,3図中、54はこの係合ピン5
3をカム溝52に押しつけるためのコイルバネで
ある。
係合ピン53は、回転軸2が前限位置にあると
き、第4図仮想線で示すようにカム溝52の原点
52aに位置する。この位置がサーチモード位置
となる。回転軸2がこのサーチモード位置から後
方に押されて後限位置まで移動すると、係合ピン
53は第4図仮想線矢印で示すようにカム溝52
の往路52bを通つて折返し点52cに入る。こ
の後限位置で回転軸2の押圧力が解除されると、
バネ7の力により該軸2が若干前進移動して、係
合ピン53が折返し点52cの後部壁52c1に当
接する。この状態で係合ピン53が安定すること
により、回転軸2が後限近傍位置に保持される。
この位置がジヨグモード位置となる。そして、こ
のジヨグモード位置で回転軸2が再び押圧操作さ
れると、係合ピン53が折返し点52c内で若干
前進移動して、今度は復路52dに入る。これに
より、回転軸2のジヨグモード位置での保持が解
かれるため、該軸2がバネ7の力によつてサーチ
モード位置に復帰移動する。こうして回転軸2の
モード位置の切換えが行なわれる。
回転軸2が上記したサーチモード位置(前限位
置)にあるとき、クラツチ板3は、駆動軸22に
互いのスプライン歯32,23を介して結合され
た第2図に示す状態なる。したがつて、このとき
回転軸2が回転操作されると、クラツチ板3が第
5図矢印で示すように該軸2と一体に左または右
に回転する。つぎに、回転軸2が上記した後限近
くのジヨグモード位置に切換えられると、第3図
に示すようにクラツチ板静止状態で駆動軸22が
移動するため、これらのスプライン係合が外れ
る。これにより、クラツチ板3が駆動軸22、す
なわち回転軸2から切離されてフリーとなる。こ
のため、このジヨグモード位置では、回転軸2が
回転操作されてもクラツチ板3は回転しない。こ
のように、回転軸2とクラツチ板3との間でかみ
合いクラツチ機構を構成し、該クラツチ機構によ
り、回転軸2のモード位置切換えに応じてクラツ
チ板3を回転軸2に対して断続するようにしてい
る。
一方、回転軸4は、クラツチ板3同様、軸方向
には静止状態に保たれるが、駆動軸22とは常に
スプライン係合状態に保持されるため、モード位
置の切換えに関係なく、常に回転軸2と一体に回
転する。
クラツチ板3は、上記のように回転軸2と連結
された状態(サーチモード状態)で、ストツパ機
構によつて回転範囲が制限される。このストツパ
機構は、クラツチ板3の周縁部に一体に突設され
た突片34と、軸支持体基板11の下部内面に所
定の角間隔を置いて突設された第1および第2の
ストツパ18,19(第5,6図に示す)とによ
つて構成される。すなわち、クラツチ板3は、突
片34が両ストツパ18,19間の中心位置にあ
る第5図の状態で中立位置となり、この中立位置
から第6図に示すように左に回転したとき第1ス
トツパ18に、また右に回転したとき第2ストツ
パ19に、それぞれ突片34が当たることによつ
つて回転範囲が制限される。
また、第5,6図に示すように、クラツチ板本
体部31の外周面には、所定の角間隔を置いて左
右一対の係合段部35,36を設けるとともに、
該両段部35,36間中心部に係合凹部37を設
け、これら係合段部35,36および係合凹部3
7に係合しうるローラ81を先端に備えた接触杆
8を、軸支持体裏蓋12の内面に揺動可能に取付
けている。9はこの接触杆8をクラツチ板本体部
31側に引つ張る引つ張りバネで、このバネ9の
力によつてローラ81がクラツチ板本体部31の
外周面に常に弾性的に接触する。また、このバネ
力に基づいてローラ81からクラツチ板本体部3
1の外周面(カム面)に加えられる押圧力によつ
て、クラツチ板3に常に中立位置に向かう方向の
回転力が作用する。このため、サーチモード時に
クラツチ板3が回転軸2とともに回転した後、前
記した位置切換作用によつてクラツチ断状態(ク
ラツチ板フリー状態)となると、クラツチ板3が
自動的に中立位置に復帰する。このとき、第5図
に示すようにクラツチ板本体部31外周面の係合
凹部37に接触杆8のローラ81が係合すること
により、クラツチ板3が中立位置に保持される。
なお、このクラツチ板3の中立位置に向かう回転
力は、サーチモード状態でも働くが、このとき、
クラツチ板前面の摩擦板33が軸支持体基板11
a内面に圧接することにより、該クラツチ板3、
それに回転板4、回転軸2の上記クラツチ板中立
方向への回転が防止される。一方クラツチ板3が
左または右に最大角度回転された場合、前記した
ストツパ機構によつてクラツチ板3にいわゆるメ
カストツプがかけられる直前で、ローラ81が左
または右の係合段部35または36に乗り上げる
ことにより、クラツチ板3に回転抵抗(ブレーキ
力)が加えられる。このブレーキ力によつて回転
軸2(ダイヤル21)の回転操作が一瞬重くな
り、これによつて最大回転位置に近づいたことを
操作感覚でとらえることができる。
このように、本装置の特徴点の一つとして、一
つのローラ81付き接触杆8を、クラツチ板3の
中立保持用と、メカストツプ直前の予備ブレーキ
用とに兼用する構成としているため、両作用を
別々の機構で行なう場合と比較して構造が簡単、
かつコストが安くすむ。なお、こゝでは接触杆引
つ張り用のバネ9をクラツチ板3の自動中立復帰
用のバネとして兼用する構成としたが、このバネ
9とは別にクラツチ板自動中立復帰用のバネを設
けることも勿論可能である。一方、本装置を構成
する各部品は、とくに重量軽減のたねに一部(回
転軸2、ダイヤル21、係合ピン53等)を除い
てプラスチツクにて形成するのが望ましいが、重
量規制を受けない場合等には鉄、アルミ等の金属
を用いてもよい。
つぎに、回転板4およびクラツチ板3、ならび
に位置検出アーム6の回転または位置を検出する
手段について説明する。
軸支持体1の上面開口部にプレートpを取付
け、該プレートpの下面に、回転板4の回転方
向、角度、それに回転速度を検出する第1および
第2のフオトカプラーp1,p2と、クラツチ板3の
中立位置検出を行なう第3フオトカプラーp3と、
位置検出アーム6の位置(回転軸2のモード位
置)を検出する第4カプラーp4の計四個のフオト
カプラーを設けている。
第1および第2フオトカプラーp1,p2は、回転
板4の周縁部を挾み込む状態で設けている。この
回転板4の周縁部には多数の遮光部43…を櫛歯
状に設け、該回転板4の回転時に、第1,第2フ
オトカプラーp1,p2の投、受光作用が遮光部43
によつて断続されることにより、該両カプラー
p1,p2から回転板4の回転に応た交番信号が取出
される。なお、両フオトカプラーp1,p2からの交
番信号が互いに90゜の位相差をもつように、該両
カプラーp1,p2の角間隔が設定される。この第
1,第2両フオトカプラーp1,p2からの検出信号
は、パルス信号に整形されたうえで可逆カウンタ
に入力され、カウントされる。また、同時にこの
パルス信号が方向判別回路に入力されることによ
り、回転板4の回転方向が判別される。
第3フオトカプラーp3は、クラツチ板3の突片
34を前後から挾み込む状態で設け、クラツチ板
3が中立位置にあるとき、該突片34による遮光
作用によつて該カプラーp3から中立検出信号が取
出される。
第4フオトカプラーp4は、位置検出アーム6の
先端部を左右から挾み込む状態で設け、該アーム
6を通して回転軸2がサーチモード、ジヨグモー
ドにいずれのモード位置にあるかを検出する。
なお、上記のように第1乃至第4すべてのフオ
トカプラーp1〜p4を一枚のプレートpに集中して
設けているためいゝかえれば集中できるように被
検出体を配置してあるため、該カプラーp1〜p4
外部回路との接続を含めて配線構造が簡素化され
る。
上記第13第2両フオトカプラーp1,p2の検出信
号に基づく回転板4の回転方向および回転角度信
号、第3フオトカプラーp3によるクラツチ板中立
検出信号、第4フオトカプラーp4によるモード位
置信号がそれぞれ磁気テープのジヨイステイツク
コントロール用の制御回路に入力され、こゝで上
記各信号に基づいて磁気テープが走行制御され
る。すなわち、モード位置信号がサーチモード信
号であるときにはテープが、ダイヤル21(回転
板4)の回転方向および角度に対応した方向およ
び速度で走行し、ダイヤル中立(クラツチ板3中
立)位置ではテープが停止、すなわちステイル状
態となる。そして、ダイヤル21が右回転される
とその角度に応じて正方向のスローモーシヨン、
通常再生、フアーストモーシヨンとなり、左回転
されると逆方向のスローモーシヨン、通常再生、
フアーストモーシヨンとなる。あるいは信号処理
の仕方によつては、ダイヤル中立位置で正方向通
常再生となり、右回転で正方向のフアーストモー
シヨン、左回転で正方向スローモーシヨン、ステ
イル、逆方向スローモーシヨン、逆方向通常再
生、逆方向フアーストモーシヨンとなるように制
御することも可能である。このようなサーチモー
ド制御を行なうための制御系の構成は、従来のサ
ーチモード専用装置の制御系の構成と基本的に同
じでよい。
つぎに、ダイヤル21を上記サーチモード位置
から後方に押すとジヨグモード位置に切換わる。
このとき、第4フオトカプラーp4によつてモード
位置の切換えが検出され、この切換信号によつて
制御方式がジヨグモードに切換えられる。このジ
ヨグモードでは、従来同様、テープがダイヤル2
1(回転板4)の回転方向と回転速度に対応した
方向および速度で走行する。すなわち、ダイヤル
21を右側に回せば右側に、左側に回せば左側
に、それぞれテープがそのダイヤル21を回す速
さに応じてマニユアル的に走行制御される。上記
ダイヤル21の回転速度は、第1,第2フオトカ
プラーp1,p2の検出信号を周波数弁別回路に入力
することによつて検出される。
なお、サーチモードでは、クラツチ板3が回転
軸2と連結されるため、ダイヤル21の左右の回
転範囲が前記ストツパ機構によつて制限され、ジ
ヨグモードではクラツチ板3が回転軸2から切離
されるため、ダイヤル21の回転範囲は無制限と
なる。
ところで、本考案は上記実施例に限定されず、
つぎのように種々態様を変えて実施することがで
きる。
(イ) 位置切換機構として、上記実施例ではハート
カム機構を採用したが、これに代えてノツク式
ボールペンのペン先出し入れ機構等として採用
されている、固定カムと回転カムとカム溝の組
み合わせによるカム機構を利用することも可能
である。また、この位置切換機構を上記実施と
は逆に、回転軸2の後端側に設けてもよい。
(ロ) クラツチ板3を回転軸2に対して断続するた
めのクラツチ機構につおても、上記したかみ合
いクラツチ以外に摩擦クラツチ、電極クラツチ
等を用いることができる。
(ハ) 回転板3等の検出手段として、上記実施例で
用いたフオトカプラー以外に近接スイツチ、あ
るいは可変抵抗器等の接触型センサを用いても
よい。
(ニ) 上記実施例では、サーチモードにおいて、ク
ラツチ板3(ダイヤル21)が中立位置にある
状態を回転角度の検出始点とするために、クラ
ツチ板3の中立位置検出を行なうようにした
が、ジヨグモードでクラツチ板3が中立位置に
自動復帰するため、操作手順として常にサーチ
モードからジヨグモードに換えられること(サ
ーチモードではクラツチ板3が常に中立位置か
ら回転すること)を前提とする場合には、この
ような中立検出は必ずしも行なわなくてもよ
い。
(ホ) クラツチ板3を中立保持し、かつ回転制限位
置近くで予備ブレーキをかけるための接触子と
して、上記実施例ではローラ81付きの揺動式
接触杆8を用いたが、直線的にスライド運動し
うる形式の接触子を用いてもよい。
また、本考案は上記したVTRにおける録画
再生のジヨイステイツクコントロール用装置と
してとくに効果的に適用しうるが、前記した
NC工作機械におけるテーブルのジヨイステイ
ツクコントロール用等、粗調整と微調整(サー
チモードとジヨグモード)の両機能を求められ
る機器類全般に適用可能である。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によるときは、VTR
等のジヨイステイツクコントロールにおいて、サ
ーチモードとジヨグモードの双方の制御が可能と
なる。しかも、この両モードの制御を一つのダイ
ヤルの操作によつて行なうことができ、かつモー
ドの切換えもダイヤルの押し操作のみによつて簡
単に行なうことができるため、操作性が非常に良
いものとなる。したがつて、VTRの編集作業等
をきわめて能率良く行なうことができる。また、
両モード別々に個々専用の装置によつて操作する
場合と比較して、装置がコンパクトかつ安価です
む。しかも、一つの接触子を、クラツチ板の中立
位置保持用と、回転制限位置直前での予備ブレー
キ用とに兼用する構成としているため、これらを
別々の機構で行なう場合と比較して構造が簡略化
され、装置の一層のコンパクト化、低廉化を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は概略分解
斜視図、第2図は組立状態の拡大縦断側面図、第
3図はモード切換状態の第2図相当図、第4図は
位置切換機構を構成するカムブツシユの拡大平面
図、第5図は第2図−線に沿う断面図、第6
図はクラツチ板を左側最大限に回転させた状態を
示す第5図相当図である。 1……軸支持体、11……軸支持体の基板、1
2……裏蓋、2……回転軸、21……ダイヤル、
3……クラツチ板、22……クラツチ機構を構成
する駆動軸、23……同駆動軸のスプライン歯、
32……同クラツチ板のスプライン歯、34……
クラツチ板のストツパ機構を構成する突片、1
8,19……同ストツパ、35,36……第2,
第3係合部としての段部、37……第1係合部と
しての凹部。4……回転板、5……位置切換機
構、51……同機構を構成するカムブツシユ、5
2……同カムブツシユのカム溝、53……同係合
ピン、6……回転軸の軸方向位置を検出するため
の位置検出アーム、7……同アームを回転軸と一
体に軸方向移動させるためのバネ(位置切換機構
用に兼用)、8……接触子としての接触杆、81
……同接触杆のローラ、9……クラツチ板中立復
帰用兼接触杆付勢用のバネ、p1,p2,p3,p4……
検出手段としてのフオトカプラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作ダイヤルを備えた回転軸と、この回転軸を
    回転可能でかつ軸方向に沿つてサーチモード位置
    とジヨグモード位置との間で移動可能に支持する
    軸支持体と、上記サーチモードおよびジヨグモー
    ド両位置において回転軸と一体に回転する回転板
    と、同回転軸のまわりに回転可能に設けられたク
    ラツチ板と、回転軸の軸方向位置を上記サーチモ
    ード位置とジヨグモード位置との間で切換える位
    置切換機構と、回転軸が上記サーチモード位置に
    あるときに該回転軸と上記クラツチ板とを連結
    し、ジヨグモード位置では切離すクラツチ機構
    と、回転軸が上記サーチモード位置とジヨグモー
    ド位置のいずれにあるかを検出する位置検出手段
    と、上記回転板の回転方向および回転角度ならび
    に回転速度を検出する回転検出手段と、クラツチ
    板が上記回転軸から切離された状態で該クラツチ
    板を左右回転の中立位置に戻すバネと、同クラツ
    チ板の回転範囲を制限するクラツチ板ストツパ機
    構と、同クラツチ板の外周面に弾性的に接触する
    ように上記軸支持体に設けられた接触子とを具備
    し、この接触子が接触する上記クラツチ板の外周
    面に、クラツチ板中立位置で接触子が係合する第
    1係合部と、同クラツチ板の左右の回転制限位置
    近くで接触子が係合する第2および第3係合部を
    設けてなることを特徴とする制御装置。
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