JPH0365303A

JPH0365303A - 柄模様入り人工人造石の製造方法

Info

Publication number: JPH0365303A
Application number: JP20343289A
Authority: JP
Inventors: Yukio Uchida; 幸夫内田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-08-04
Filing date: 1989-08-04
Publication date: 1991-03-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、建造物、建築物等の内装材、外装材、床材、
道路の舗装材等として使用される柄模様入り人工人造石
を製造する方法に関するものである。

（従来の技術）従来、上記各用途材として、花崗岩、大理石、珪石、長
石、ホタル石、石英、方解石等の天然石を平板状、ブロ
ック状等に加工した石材が使用されていたが、石材が高
価であることから、人工人造石が使用されている。人工
人造石としては、上記各天然石の色調、風合等を備えて
いることが必要とされ、上記各天然石を破砕した粉粒状
の石材又は合成樹脂等を主成分とし、着色材により着色
したものが各種知られているが、近年、装飾性を高め、
又は案内・標示機能をもたせるために、文字、図柄、風
景画、動・植物画等の柄模様を施したものが要望されて
いる。

ところで、上記各用途材としてコンクリートブロックも
使用されているが、このコンクリートブロックについて
は既に柄模様を施したものが提案され、例えば、コンク
リートブロック本体成形時にその表面に柄模様材を嵌入
する凹部を形成し、この凹部に予め成形されている柄模
様材をモルタルによっで接着することにより製造！、５
、又は−Ｊ：、、記凹部にモルタル等〔１己接着性及び
硬化シＩ三を伺えた柄模様原料を充填！２、柄模様原料
が硬化した後ｌこＬ記凹部からはみ出ｊ７た柄模様原料
、を研磨して取り除き、表面仕りげする４ことにより製
造するものが提案されている（例、特開昭６３−１６６
７８１号公報参照）。

そこで、人工人造石についても、Ｌ認容製造方法を適用
することによって、柄模様を施４゛ごとが−・応可能と
考えられる。

（発明が解決しようとする課題）ところが、ｔｉｉｌ者の製造方法による場合には、柄模
様材を本体の凹部に嵌入１．て接着する作業が煩雑であ
り、ｇｔた風景画等の複雑な柄模様を施４″際には、本
体の凹部を微細かつ柄模様材の寸法と整合するように形
成することが必要であるが、そのための作業が非常に静
しく、複雑な柄模様を施すことができない状況である。

また、得られた製品ζこついでは、柄模様材と本体との
ｔｉｉｌ　Ｊこモルタルが介在しているため、高い装飾
効果を挙げることが雉Ｌ　＜、また柄模様材が千ルタル
により本体に後間されているため、柄模様Ｈど本体との
結合力が必ず１−も充分ではなく、特１．゛、道路の舗
装祠と１．て使用する際には、柄模様材が剥１１１ｉ１
１．て長期間の使用に充分耐え雉い、等の問題点がある
。

後背の製造方法による場合には、柄模様原料を本体の間
部にはみ出さないように充填するこたが難しく、はみ出
した柄模様原料を研磨して取り除く表面仕上げが必要℃
あって、それだけ製造作業が煩雑になり、また風景画等
の複雑な柄模様を施す際には、本体の四部を微細Ｊこ形
成するとともに、柄模様原料を各１！１１部からはみ出
さないように充填するこたが必要であるが、そのための
作業が非常に雉！７く、複雑な柄模様を施すことが困難
な状況である。また、得られた製品について【よ、前者
の場合と同様にして柄模様材が剥離ｊ７、長期間の使用
には充分に耐え難い、等の問題点がある。

本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、煩雑な作業を必要とぜず、複雑な柄模様をも
筒中に施（−得るたともに、耐久性の高い製品を製造し
得る柄模様入り人工人造石の製造方法を提供することに
ある。

（課題を解決するための手段）本発明は、柄模様材をその表面が露出するように本体に
一体的に埋め込んでなる柄模様入り人工人造石の製造方
法であって、その構成りの特徴は、Ｌ把柄模様材を粉粒
状の石材を主成分とし、バインダー材を混入してなる混
練状の柄模様原料を硬化して所定厚きに成形ずゐどとも
に、この柄模様材を本体成形型の所定位置に予め配置し
て柄模様に組立て、）７かる後、粉粒状の６柵を主成分
たし、バインダー材を混入ｊ７てなる混練状の本体原料
をｌ；記本体成形蝦１．′：注入・硬化１．て上記本体
を成形するとともに、上記柄模様材を上記本体に一体的
に埋め込むことにある。

柄模様原料及び本体原料の布材ｌｅｔ　、、花崗岩、大
理石、珪石、長石、ホタル石、石フ・；、方解石等の天
然石の原石材又は端材を破砕機Ｃ粉粒状Ｇ、″−破砕し
たものでありで、柄模様原料の石材の粒径については、
１０開以下の０の、特に風景画等の複雑な柄模様を施す
際には、超微粒粉末を主体とＡ′るものであり、また本
体原料の石材の粒径にっし１ては、２０ｓ＋ｍ以下のも
のであることが好ましシ１．。

バインダー材とｊ７ては、セメント、注型樹脂、共重合
体エマルジョン等ｔ″□ｌ己接着性及び硬化性を６する
ものであることが好ま（７い。

柄模様原料と本体原料とは、いずれか−・方が着Ｐ！、
；にれていればよいが、それぞれが與なった色に着色さ
れていてもよく、その着像は無機顔料又は有機顔料を混
入することによりてなされる。、粋に、律築物の外装材
、道路の舗装材等に−）いては、紫外線によりても変色
、退色等を生じず耐候性に優れた無機顔料を使用するこ
εが好ましい。

無機顔料の色は、色素として無機物質を適宜調合するこ
とによりで得られる。例えば、ｌはジル７ｉ　″：、ウ
ム、ケイ素とブラセオジ人、Ｒ（よジルっニウム、ケイ
素とバナジウム、又はコバルト、アルミて、ラムと亜鉛
、マロンじンク色はスズ、カルシウム、ケイ素とり〔１
人、黒亀は鉄、りロム、：Ｉバルトとマンガン、灰色は
スズ、カドミウム、バナジウムとアルミニウム、チョコ
レート色は亜鉛、アルミニウム、鉄とクロム、緑色はジ
ルコニウム、ケイ素、プラセオジム、クロムとコバルト
、バイオレット色はスズとクロム、等である。

柄模様原料及び本体原料には、砕石、石灰石、ジルコン
、アルミナ等の難燃材、鋼線、ガラス繊維、炭素繊維、
ホウ素等の補強材等を充填材として混入してもよく、耐
火性、強度等に優れた製品を得ることができる。また、
バインダー材として注型樹脂を使用するものについては
、紫外線吸収剤（ＵＶ吸収剤）を混入することが好まし
く、紫外線による変色、退色等が少なく、耐候性に優れ
た製品を得ることができる。

本体成形型は、本体原料を型内に注入して硬化すること
により成形する注形型、本体原料を型内に注入し、加圧
して硬化することにより成形するプレス型等のいずれで
あってもよい。

柄模様材は、注形型、プレス型等のいずれの方式によっ
て成形してもよい。また、風景画等の複雑な柄模様につ
いては、色彩毎に形成された所定厚さの型を順次使用し
、各色彩に対応した柄模様材を順次合わせて成形する合
わせ注形をにより成形してもよい。

（実施例）本発明の第１〜３の実施例を図を参照して説明する。

（第１実施例）第１図及び第２図は、第１実施例の製造方法によって製
造する平板状の柄模様入り人工人造石の構造を説明する
図で、第３〜６図は、その製造工程の要部を説明する図
である。

図に示す平板状の柄模様入り人工人造石１は、図案化し
た複数個の紅葉の柄模様材２を本体３に一体的に埋め込
み、紅葉を散りばめた柄模様を施してなるもので、第３
〜６図に示す製造工程によって次のようにして製造され
る。

まず、図示されていないが、柄模様材２の原形を例えば
木材、樹脂等で製作し、この原形を石膏、樹脂、シリコ
ンゴム、粘土等によって型取りし、第３図に示す生産型
４を製作する。そして、１０■以下の粉粒状の石材、例
えば花崗岩の原石材及び端材を破砕機で破砕したものに
顔料、例えば亜鉛、アルミニウム、鉄とクロムを適宜調
合したチョコレート色の無機顔料、及び注型樹脂等のバ
インダー材を混入してなる混練状の柄模様原料を、第３
図に示すように生産型４に流し込み、硬化した後幌脱型
し、第４図に示すように、葉脈２ａを有する紅葉の柄模
様材２を成形する。

次で、第５図に示すように、本体成形型６の内面に離型
材６を塗布し、柄模様材２の葉脈２ａを有する表面を下
向きにして所定位置に配置し、接着剤により接着固定し
て所望の柄模様に組立てる。

そして、柄模様原料と同一種で粒径の大きい石材に注型
樹脂等のバインダー材を混入してなる混練状の本体原料
を、第６図に示すように本体成形型６に流し込み、振動
を与えながら硬化させ、しかる後に脱型する。本体成形
型６内においては、本体３が所定形状に成形されるとと
もに、各柄模様材２が本体３に一体的に埋め込まれ、第
１図及び第２図に示す構造の柄模様入り人工人造石ｌが
得られるが、脱型時には離型材６とともに脱型する。

脱型した後、所定時間放置して自然乾燥し、石材研摩機
、サンドプラスター等による研摩処理、ジェットバーナ
の吹き付けによる高熱処理等を行い、雌型材６を取り除
くとともに所定の表面性状に加工して最終製品に仕上げ
る。

なお、本体原料にステアリン酸亜鉛等の内部離型材が混
入されている場合には、本体成形型６に離型材を塗布す
る必要がなく、それだけ製造工程を簡略化し得る。また
、乾燥処理としては、例えばバインダー材に注型樹脂を
使用するものについては、３０〜２００℃の加熱炉に入
れて加熱乾燥してもよく、またセメントを使用するもの
については、蒸気室内に入れて４０〜７０℃で蒸気養生
するようにしてもよい。

上記のようにして得られた柄模様入り人工人造石ｌは、
本体３及び柄模様材２の各部分において主成分である粉
粒状の石材が表面に現れるため、天然石の風合等が得ら
れ、しかも本体３と柄模様材２との界面が一体化して柄
模様が施されていることから、より装飾性の高いもの（
、１，なっている。

本体成形型６に柄模様材２を予め配置１．て柄模様を組
翫χてた後に、本体原料を流１．込むため、柄模様材ま
た本体３とは強固に結ｎされる。特に、柄模様原料のバ
インダー材として注型樹脂、」（重含体エマルジョン、
共重合体。Ｌマルジタンを混和したセメント等を使用す
る場合には、柄模様材２／二本体３ｃ１１：が界面結合
するため１．Ｌ＃３強固に納会；！れる。従って、道路
の舗装材、！ｌ：　ｉ、で使用する場合であっても、柄
模様材２が容易に剥離することがなく、耐久性の高し「
ものよな−）ている。

上記人工人造石■は、表面（こ石材が現れているため、
耐〃耗性に優れたものであるが、万一・摩耗したと（２
ても柄模様ＶＪ２が所定厚きに成形きれているため、柄
模様が不鮮明になるここがなに、長期εこわたって鮮明
な柄模様が維持きれる。

また、柄模様の組立てが柄模様材２を本体成形型Ｇ内に
おいて所定イ１′Ｔ装置に配置するこｔにより行なわれ
るため、風景画等の複雑な柄模様であっても、柄模様の
色９６形、配列状態に応じた柄模様材を順次合わせで成
形し、これらを本体成形型６内に適宜配着することによ
−）で、精密に施すことができる。

（第２実施例）第７図及び第８図は、第２実施例の製造方法の要部を説
明する説明図である。

この製造方法は、第Ｉ実施例と同様にして柄模様原料を
生産型４に注入し、しかる後、第７図に示セように、生
産？４に注入ｊ７た柄模様原料が硬化する前に収縮性の
小きい人工人造紙、織布等の薄片状体７を付着し、柄模
様材２が硬化した後に−ｈ記薄片状体７を引っ張って脱
型することにより柄模様材２を成形する。そして、この
柄模様材２を、第８図に示すように、薄片状体７の側を
本体成形型６の内面側に（７て配置ｊ７、本体原料を注
入・硬化（７て本体３を成形する。しかる後、第１実施
例と同様に１．て乾燥、表面仕上げするようＣ６二ｊ７
たものである。

この方法に上れば、生産型４により成形された柄模様材
２が薄片状体７に付着（−た状態で脱型されるため、本
体成形型６　［）４１．′Ｚおける柄模様の組立を簡単
ε、二行ない得るＬともに、本体成形Ｗ６に離型材を塗
布する作業を省略し得る。

なお、複数の柄模様材を一つの生産Ｓ２Ｊ、″より同時
に成形するようにしてもよく、その際にはこれらの柄模
様材によってｐめ所定の柄模様となるように配置ｊ−で
おくことが好’ｉｔ　Ｌい。これにより、−枚の入玉人
造紙等の薄片状体を生産令に注入きれた柄模様原料に付
着することにより、脱型時には薄片状体上において所定
の柄模様に配置きれた状態で各柄模様材が同時に脱望古
れるこたになる。

そして、各柄模様材を薄片状体ター緒に本体成形型の所
定位置に配置することにより、所定の柄模様に組立てる
こたができる。

また、風景画等の複雑な柄模様を施す際には、柄模様材
を例えば合わせ注形型（図示せず）を使用して成形する
が、本体成形型内に予め人を人造紙等の薄片状体を敷き
、この薄片状体上に各色彩に対応した型を使用して順次
柄模様材を成形するようにしてもよい。これにより、柄
模様材を成形しながら、複稚な柄模様をも本体成形型内
に簡単ｄ、二組１′してるこｋが一７？きる。

（第３実施例）第９図及び第１Ｏ図は、第３実施例の製造方法によって
製造する円筒状の柄模様入り大［人造石の構造の説明図
で、この人工人造石１里は、菊化石の柄ＩａＲが施きれ
たしのぞあり、この柄模様ＩＪ、複数の柄模様材１２を
組送てること（、′：より形成亦れている。

この製造方法は、柄模様材１２の原形、各柄模様材１２
を成形する生産型、本体真３を成形する本体成形型等を
製品の形状に応じて弧状又は円筒状に形成すること以外
は第１又は第２の実施例と同様℃あって、柄模１１１１
１２の原形の製作、生産型の製作、柄模様ＨＩ３の成形
及び脱型、柄模様の組立、本体１３の成形及び脱型、製
品の乾燥等の各製造工程により行なうものである。また
、製品の表面処理についても、必要に応じて第１実施例
と同様に行なわれる。なお、本体成形型に、１、る成形
時に、本体成形型を回転し、又は振動を与えるようにし
てもよい。

本発明は上記各実施例のみに限定されるものではなく、
種々の形状の柄模様入り人工人造石についても、柄模様
材の原形、生産型、本体成形型等を適宜選択することに
より適切に成形することができ、また種々の柄模様をも
施すことができる。

（発明の効果）本発明によれば、本体成形型の所定位置に柄模様材を予
め配置して柄模様を組立てた後に、本体原料を流し込む
ことにより成形するものであるため、風景画等の複雑な
柄模様であっても精密かつ簡単に施すことができ、装飾
性の高い柄模様入り人工人造石を製造し得る。また、柄
模様材と本体とが強く結合されるため、道路の舗装材と
して使用する場合であっても、従来のように柄模様材が
容易に剥離することがなく、耐久性の高い製品を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の製造方法により製造する
平板状の柄模様入り人工人造石の平面図、第２図は第１
図の■−■線に沿った断面図である。第３〜６図は本発明の第１実施例の製造方法を説明する
製造工程図で、第３図は柄模様材の成形工程図、第４図
は柄模様材の脱型工程図、第５図は柄模様材を本体成形
型内に配置した状態を示す柄模様組立工程図、第６図は
本体の成形工程図である。第７図及び第８図は第２実施
例の製造方法を説明する製造工程図で、第７図は柄模様
材の成形工程図、第８図は本体成形工程図である。第９
図は第３実施例の製造方法により製造する円筒状の柄模
様入り人工人造石の斜視図、第１Ｏ図は第９図のＪＸ　
−■線に沿った断面図である。１・・・平板状の柄模様入り人工人造石、２・・・柄模
様材、３・・・本体、４・・・生産型、６・・・本体成
形型、７・・・薄片状体、１１・・・円筒状の柄模様入
り人工人造石、１２・・・柄模様材、１３・・・本体。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）柄模様材をその表面が露出するように本体に一体
的に埋め込んでなる柄模様入り人工人造石の製造方法で
あって、上記柄模様材を粉粒状の石材を主成分とし、バ
インダー材を混入してなる混練状の柄模様原料を硬化し
て所定厚さに成形するとともに、この柄模様材を本体成
形型の所定位置に予め配置して柄模様を組立て、しかる
後、粉粒状の石材を主成分とし、バインダー材を混入し
てなる混練状の本体原料を上記本体成形型に注入・硬化
して上記本体を成形するとともに、上記柄模様材を上記
本体に一体的に埋め込むことを特徴とする柄模様入り人
工人造石の製造方法。