JPH03651B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ その中に挿入された物体の位置を設定するた
めに使用される対向する光ビーム源３４と光ビー
ム検出器３６の対によつて形成されるクロスした
光ビームのマトリツクスを有する光ビーム・タツ
チ・パネル用の電磁エネルギ干渉シールに於い
て、 導電性の部材３０が、上記クロスした光ビーム
のマトリツクスの周囲に配列されており、且つそ
れを上記光ビーム３２が通過するように上記光ビ
ーム３２と光学的に整列して配列されたそれを通
して形成された複数の間隔を隔てた開口４０を持
つており、 上記開口４０が、通過光ビーム３２の周波数よ
り低く且つ電磁エネルギ干渉の周波数より高いカ
ツトオフ周波数を持つ導波管としてそれらが働く
ように選択された断面の大きさ対長さの比を持
ち、且つ 環境シール手段４２，４３が、環境汚染物質か
ら上記導波管をシールするために、上記開口４０
にまたがつて配列されていることを特徴とする電
磁エネルギ干渉シール。 ２ 上記複数の開口４０は、それぞれの光ビーム
３２と光学的に整列した２つの開口があるように
上記部材３０中に配列されており、一方の開口４
０は光ビーム源３４に隣接して配列され、且つ第
２の開口はそれと対にされた光ビーム検出器３６
に隣接して配列されていることを特徴とする特許
請求の範囲第１項に従つた電磁エネルギ干渉シー
ル。 ３ 上記開口４０の長さは、断面の大きさの少な
くとも４倍であることを特徴とする特許請求の範
囲第１項又は第２項に従つた電磁エネルギ干渉シ
ール。 ４ 上記開口４０は円形の断面形状を持つてお
り、且つ上記開口４０の長さはそれらの直径の少
なくとも４倍であることを特徴とする特許請求の
範囲第１項乃至第３項の何れかに従つた電磁エネ
ルギ干渉シール。 ５ 上記開口４０は、ほぼ100GHzのカツトオフ
周波数を持つていることを特徴とする特許請求の
範囲第１項乃至第４項の何れかに従つた電磁エネ
ルギ干渉シール。 ６ 上記開口４０の内面は、反射しないことを特
徴とする特許請求の範囲第１項乃至第５項の何れ
かに従つた電磁エネルギ干渉シール。 ７ 上記環境シール手段は、暗い色のものである
上記導波管４０の外側開口上のカバー４２と、実
質上透通つている上記導波管４０の内側開口上の
カバー４３とを具備し、両方のカバーは実質上減
衰なしに上記光ビーム３２を通過させることを特
徴とする特許請求の範囲第１項乃至第６項の何れ
かに従つた電磁エネルギ干渉シール。 ８ 上記部材３０は、上記タツチ・パネル・シス
テムから上記部材３０の非破壊分解を許す比較的
低い接着係数を持つ導電性の粘着剤によつて、上
記タツチ・パネル・システムに関して適所に保持
されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
項乃至第７項の何れかに従つた電磁エネルギ干渉
シール。 ９ 上記粘着剤は、触媒の使用なしに適応された
銀エポキシを具備することを特徴とする請求の範
囲第８項に従つた電磁エネルギ干渉シール。 発明の背景 本発明は、タツチ・パネル・デイスプレイ・シ
ステムに関し、特に光ビーム・タツチ・パネル・
デイスプレイ・システムの電磁エネルギ干渉に対
するシールに関する。 そのようなタツチ・パネル・デイスプレイ・シ
ステムを開示している特許は、1973年10月９日に
付与されたClement等の米国特許第3764813号、
1973年11月27日に付与されたEbeling等の米国特
許第3775560号、及び1980年４月15日に付与され
たMisek等の米国特許第4198623号を含む。光ビ
ーム源が、デイスプレイの他方の側に配置された
光ビーム検出器にデイスプレイの前面を横切る光
のビームを向けるようなシステムに於いては、電
磁エネルギが該デイスプレイ・ユニツトから漏
れ、検出されてしまい、またそれは最も近いエリ
アの高感度電子装置と干渉してしまう。また、外
部電磁エネルギがデイスプレイに入り、その動作
を妨げることがある。タツチ・パネル・デイスプ
レイ・ユニツト用の従来の電磁エネルギ・シール
配列は、複雑且つかさばつたものであり、デイス
プレイ・ユニツトと十分に統合されてはいなかつ
た。これらの従来の配列は、いくらかの場合、デ
イスプレイ・ユニツトのメンテナンスをより困難
にし、典型的に、デイスプレイ動作を向上もまた
するタイプのものではなかつた。 種々のデイスプレイ回路に加えて、種々の内部
タツチ・パネル回路が信号を発生し、これはデイ
スプレイ・ユニツトから放射されてしまう。方形
波信号がデイスプレイ・ユニツトの内部に使用さ
れる場合、比較的高い周波数の高調波が漏れるこ
とがある。タツチ・パネル・デイスプレイ・ユニ
ツトが妥協放射（compromising emanation）の
制御を要求する環境中に使用されるべきである場
合に、そのような信号の放射線を抑制すること
が、検出を避けるために要求されることがある。
デイスプレイ・ユニツトがレーダ・システムのよ
うな電磁エネルギを放射する他の装置の近くに置
かれる場合に、そのエネルギにデイスプレイ・ユ
ニツト回路をさらすことは、故障、誤動作を生ず
ることがあり、即ちデイスプレイ・ユニツトが他
の好ましくない動作をすることがある。この中に
使用されるように、電磁エネルギ干渉は、タツ
チ・パネル光ビームの周波数よりも低い周波数の
ものである信号に関連している。 従来のタツチ・パネル光ビーム・システムはま
た、光ビーム検出器を照らす外来光に影響されや
すい。そのような光は光ビーム・システムの信号
対雑音比を低下させ、もし十分に強烈であれば、
検出器が外来光によつてバイアスされ、光ビーム
の中断を検知しないだろう故に、システムを無能
にすることができる。このような効果は、デイス
プレイの端即ち縁の近くにいくらかの従来の光ビ
ーム・システムに生ずる。そのエリアに於いて
は、光ビームは、デイスプレイの高くなつた縁に
よつて反射されることができ、且つ光ビーム源と
検出器との間の直線に対して鋭角に検出器を照ら
すことができる。反射が十分に強ければ、検出器
はそのような反射によつてバイアスされ、或る場
所のメイン・ビームの中断を検知しないだろう。
この縁反射を打破するための従来のテクニツク
は、反射を粉砕するため、突出した不透明物、即
ち“反射フエンス”を縁に取付けることである。
しかしながら、このテクニツクは、外来光のため
に低下された信号対雑音比の問題を解決はしな
い。 よつて、タツチ・パネル・デイスプレイ・ユニ
ツトの内と外の電磁エネルギ干渉の伝播を妨げる
電磁エネルギ干渉シールを提供することが、本発
明の目的である。 光ビーム検出器に達する外来及び周囲光の量を
減じ、それによつてタツチ・パネル・エリアの改
善された信号対雑音比に帰着するタツチ・パネ
ル・デイスプレイ・システムに使用するための電
磁エネルギ干渉シール配置を提供することもま
た、本発明の目的である。 従来のタツチ・パネル・デイスプレイ・システ
ム・シール配置以上に改善された効率及び改善さ
れた信頼性を持つタツチ・パネル・デイスプレ
イ・システムに使用するための電磁エネルギ干渉
シール配置を提供することもまた、本発明の目的
である。 発明の要約 前述の目的及び他の目的は、デイスプレイを縁
取る、且つ光ビーム・システムの信号対雑音比を
改善すると同時に電磁エネルギ干渉に対してデイ
スプレイをシールする、導電性の電磁エネルギ干
渉シールによつて達成される。特に、電磁エネル
ギ干渉シール配列は、デイスプレイ・タツチ・パ
ネルの作用エリアの周囲に配置するための導電性
のシールを含み、且つ導波管が光ビームの伝達を
提供するように及び光ビームを導くように形成さ
れて提供される。これらの導波管は導電性であ
り、且つそれらが光ビームの伝達のためのカツト
オフ以上の導波管として機能するが、電磁エネル
ギ干渉のためのカツトオフ以下で動作し、従つて
その干渉をフイルタリングするような、長さ対断
面の特定の縦横比を持つ。デイスプレイ・ユニツ
トの内と外の電磁エネルギ干渉の伝播を妨げるこ
とに加えて、それらの導波管はタツチ・パネル・
システムに使用される光ビームをコリメートし、
且つ外来光を遮ることにより信号対雑音比を改善
する。 導電性のデイスプレイ外側容器がデイスプレ
イ・ユニツトの両側、上、底及び後ろを囲み、且
つ導電性のフロント・ベゼルが使用される場合
に、フロント・ベゼルとデイスプレイスクリーン
との間に電磁エネルギ干渉シールを提供するため
に、それらの２つの間に本発明の電磁エネルギ干
渉シール配列が構成されることができる。デイス
プレイ・フエースプレートが使用される場合に、
埋込み金網を使用すること又はデイスプレイ・シ
ステムの電磁エネルギ干渉シールを向上するため
の伝導性コーテイングを施すことにより、導電性
の物質でそれを形成するようなことによつて、そ
れもまた導電性にされることができる。導電性の
フエースプレートは、完全に導電性のハウジング
を形成するように、シール配列と電気的に接触し
て置かれるだろう。 ほこり、ごみ、液体及び他の汚染物質に対して
光ビーム導波管を環境シールするために、光ビー
ムに対して透明である物質のストリツプが、導波
管の外側及び内側開口上に構成されている。 導電性のフエースプレートに本発明に従つた電
磁エネルギ干渉シールを取付けるためには、非破
壊分解を許す導電性の粘着剤が使用される。この
テクニツクは、組立てられた時に電磁エネルギ干
渉シールを提供し、且つデイスプレイ・システム
の分解及びメンテナンスを容易にする。 本発明の他の目的、特徴、及び効果は、以下の
詳細な説明の考慮から及び添附図面から明らかに
なるだろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、タツチ感知性作用エリア、光ビーム
開口、固定機能キー・エリア及び外側デイスプレ
イ・ユニツト囲いを示す光ビーム・タツチ・パネ
ル・デイスプレイ・ユニツトの線図であり、 第２図は、タツチ感知性作用エリア及び取巻き
回路基板を示す第１図の光ビーム・タツチ・パネ
ル・システムの斜視線図であり、 第３図は、タツチ・パネル・デイスプレイ・ユ
ニツトのフエースプレートとフロント・ベゼルの
間の電磁エネルギ干渉シールのための配列を示す
部分断面図であり、 第４図は、本発明に従つた電磁エネルギ干渉シ
ールを示す部分断面図であり、且つ 第５図は、光ビームが通る導波管として機能す
る光ビーム装置を示す本発明に従つた電磁エネル
ギ干渉シールの斜視図である。

【発明の詳細な説明】

専有する同一の参照番号が、同一の素子を指示
するために種々の図面に使用されている。特に図
面を参照すると、第１図は電子タツチ・パネル・
デイスプレイ・ユニツト１０を示しており、該デ
イスプレイ・ユニツト１０は該デイスプレイ・ユ
ニツト１０の後ろ、上、底及び両側のための外側
容器１２と、フロント・ベゼル１４と、光ビー
ム・タツチ・パネル１６とを含む。第２図は、回
路基板１８，２０，２２及び２４を示しており、
これらはデイスプレイ・フエースプレート２６の
周縁に取付けられている。これらの回路基板１
８，２０，２２及び２４の上には、クロスした光
ビームのマトリツクスを提供する発光ダイオード
（LED）とホト・トランジスタのような光ビーム
源と光ビーム検出器が取付けられている。これら
の回路基板１８，２０，２２及び２４にはまた、
フエースプレート２６を横切つて水平及び垂直の
両方に伸びる光ビーム・マトリツクスに関連する
電子回路が構成されている。 ここに使用されるように、光ビーム・マトリツ
クスは、光ビーム源とそれと対にされる光ビーム
検出器との間を伝達される光ビームが、他の対に
された光ビーム源と検出器との間を伝達される光
ビームと、それらのそれぞれのビームが物理的に
交差するように実質上同一平面である配列に、又
は２個以上の対にされた光ビーム源と検出器が、
それらのそれぞれのビームがクロスするが物理的
に交差はしないように異なつた平面にある配列に
当はまる。 第３図は、本発明に従つたタツチ・パネル・デ
イスプレイ・システムの電磁エネルギ干渉シール
のための配列を示している。陰極線管（CRT）
２８が、この図に於いてはデイスプレイ・デバイ
スとして使用されている。外側の導電性のデイス
プレイ容器１２は、導電性のベゼル１４に取付け
られており、このベゼル１４とフエースプレート
２６の間には、本発明に従つた電磁エネルギ干渉
シール３０がある。ベゼル１４の形は、（示され
たように）或る角度に折曲げられることができ、
直角であることができ、又は他の望まれるような
形を持つことができる。ベゼル１４は、ねじ（図
示せず）のような手段によつて電磁エネルギ干渉
シール３０に取付けられることができる。フエー
スプレート２６の前面に非常に接近して置かれた
光ビーム３２の経路は、一点鎖線によつて示され
ている。第３図に示されるように、光ビーム３２
は、フエースプレート２６の一方の側に置かれた
光ビーム源３４によつて発生され、フエースプレ
ート２６の反対の側に置かれた光ビーム検出器３
６によつて検出される。上記ビームの経路に置か
れた指のような物体による光ビーム３２の中断
は、検出器３６によつて検出される。第３図に示
された対のような光ビーム源と検出器の対は、第
２図に示された回路基板（１８，２０，２２及び
２４）のような周縁に取付けられた回路基板上に
構成されている。第３図に示されたような対は、
第２図に象徴的に示された光ビーム・マトリツク
スを部分的に含む。 第３図はまた、デイスプレイ・フエースプレー
ト２６に埋込まれた伝導性の金網３８に接続され
た電磁エネルギ干渉シール３０も示している。こ
の要部はまた、第４図にも示されている。フエー
スプレート２６は、ガラス又はプラスチツクのよ
うな光学的に透明な物質で形成されている。ガラ
スで作られる時、フエースプレート２６は普通
は、ほぼ1/8インチ（3.175mm）の厚さである。そ
れはまた、General Electric Company of
Pittsfield，Massachusettsによつて“Lexan”の
商標で売られているポリカーボネートのような透
明なプラスチツク物質でも作られる。プラスチツ
クが使用されるならば、フエースプレートは普通
は、ガラスよりも幾分厚く、例えば1/4インチ
（6.35mm）の厚さであるだろう。 埋込み金網３８は、それが電磁エネルギ干渉シ
ールを提供するように導電性の物質から構成され
ており、且つそれは第３図に於いて陰極線管
（CRT）２８であるデイスプレイ・スクリーンを
見ることと共に干渉を減ずるために黒色であるこ
とができる。埋込み金網３８の針金は、デイスプ
レイを見ることと共に過度の干渉を防止するよう
に、比較的に細いべきである。他の物質及び大き
さが使用されることができるとはいえ、ほぼ．
051mm（２ミル）の直径を持つインチ当り145×
145のよりを有し、且つそれを黒に変えるように
酸化された銀めつきを有するステンレス鋼で形成
された網を使用するのが好ましい。また、黒くさ
れた銅網が使用できる。透通つたガラスに埋込ま
れた黒くされた針金の使用は、中性フイルタでも
またあり且つカラー・デイスプレイの色を不所望
に変えないフエースプレートに帰着する。針金間
隔及び針金直径が、電磁エネルギ干渉をブロツク
するが、しかしデイスプレイを見ることがあまり
妨げられないような、針金によつてブロツクされ
るエリアに対する視聴エリアの比較的高い比を残
すのに十分なほど小さい残りの網開口と一致して
変えられることができるということが理解される
べきである。 フエースプレート２６は、埋込み金網３８に捕
捉的な電磁エネルギ干渉シールを提供するため
の、非常に薄い導電性のフイルム即ちコーテイン
グを有して提供されることができ、又それは埋込
み金網３８なしに使用されることができる。使用
できる導電性のフイルム即ちコーテイングは、そ
れがほぼ透明であるように非常に薄い金張り、又
は高程度の光学的透明度を持つインジウムすず酸
化物を含む。また、フエースプレート２６からの
光反射を最小にするために、及び指紋及び他のご
みから油よごれをマスクするために、例えば85％
の微粒度に対するフエースプレート２６の外表面
の光凸凹が使用できる。上記凸凹は、光化学エツ
チングによつて、粒子吹付けによつて、又は他の
方法によつてもたらされることができる。カラ
ー・マスクを持つ陰極線管が使用される場合に、
フエースプレート２６の表面の凸凹はまた、２つ
のグリツド、即ち金網とCRTグリツドの特定の
整合によつて作られた空間的な周波数干渉パター
ンを分散させる。 第３図には、本発明に従つた電磁エネルギ干渉
シール配列３０の部分断面図が示されている。シ
ール３０は、フエースプレート２６の回りに置か
れ、ベゼル１４と接触している。ベゼル１４と同
様に、電磁エネルギ干渉シール３０は、導電性の
物質から組立てられており、また導電性の物質で
コートされたプラスチツクのような非伝導性の物
質から組立てられることもできる。第３図に、及
び第４図の分解断面図に示されたように、フエー
スプレート２６は、この実施例に於いてはその端
に段が付けられており、これは電磁エネルギ干渉
シール目的のため全部の導電性の経路を形成する
ために次にベゼル１４と噛合わせる電磁エネルギ
干渉シール３０のマツチング段部に、埋込み伝導
性金網３８が直接的に噛合わせることができるよ
うにである。第３図及び第４図に示された階段構
造は、種々の部材間に電気的にコンタクトを得る
ためのテクニツクの例として与えられている。 フエースプレート２６の表面の前面に非常に接
近して第３図に番号３２で示されている光のビー
ムを向けるために、導波管４０がそれぞれの光ビ
ーム経路と整列して電磁エネルギ干渉シール３０
内に形成されている。第３図に示されたように、
光ビーム源３４及び検出器３６の両方に隣接して
導波管４０がある。 導波管４０の大きさは、それらが横切る光ビー
ムのためカツトオフ周波数以上の導波管として、
及びより低い周波数の電磁エネルギ干渉のための
カツトオフ以下の導波管として動作するように選
択される。この大きさの選択と共に、導波管４０
は光ビームの通過を許すが、しかしデイスプレ
イ・ユニツトの内側の回路によつて発生されたよ
うなより低い周波数の信号の通過をブロツクす
る。方形波信号が内部デイスプレイ回路に使用さ
れると、比較的に高い周波数の高調波が現われ
る。このような信号を受付けないように、約
100GHzのカツトオフ周波数を持つ導波管４０が、
効果的であることが見出だされた。カツトオフ周
波数は、光ビーム３２を減衰させないように十分
に低いべきであるが、電磁エネルギ干渉周波数を
受付けなくするに十分なほぼ高い。円形断面の導
波管のために、４対１の長さ対長径の比が通常、
このレンジ内のカツトオフ周波数に帰着するだろ
う。 導波管４０を使用する他の効果は、光ビーム３
２の結果としてのコリメーシヨンである。光ビー
ム検出器３６に関しては、隣接する導波管４０
が、頭上部屋照明からのような外来光からそれら
を遮光する。これは、タツチ・パネル動作の信号
対雑音比改善を生ずる。この遮光効果は、デイス
プレイ・スクリーン縁に隣接して置かれた検出器
のために特に有効である。これらの位置設定に於
いて、光ビーム又は他の源からの光は、シール３
０のようなデイスプレイを取巻く高くされた面か
ら離れて反射する傾向にあり、且つ検出器に衝突
することができ、従つてそれらをバイアスし、光
ビーム自身の干渉をマスキングする。この問題を
解決するための従来のテクニツクに於いては、
“反射フエンス”と呼ばれる不透明構造が、タツ
チ・パネル縁構造物からの縁光ビームの反射を妨
げるために、タツチ・パネル縁に配置されてい
た。検出器がビーム自身と同様に光ビームの反射
を検出することができ且つビームの中断が可能で
なかつた故に、上記反射フエンスなしにこれらの
光ビームの中断は、いくらかの場合困難であつた
ということが見出だされた。本発明に従つて検出
器に隣接して導波管４０を配列することにより、
縁反射が検出されず、“反射フエンス”のための
要求が排除される。 電磁エネルギ干渉をシールするために、導波管
４０が伝導性に作られる。そのうえ、導波管４０
の内部の反射を防止するために、その表面が黒く
されている。しかしながら、ある態様に於いて
は、導波管４０の内部表面は黒くされておらず、
光を反射した。 本発明に従つた電磁エネルギ干渉シール３０が
第５図に示されている。シール３０は、タツチ・
パネルの作用エリアの周囲を取巻いている。第５
図に示されたように、電磁エネルギ干渉シール３
０は矩形の形を持つているが、しかしながらこの
形は、タツチ・パネルの作用エリアを定義するた
めフエースプレートの形に概して相当することが
できる。また、他の形も、どのような形がタツ
チ・パネルのために所望であるかに依存して使用
されることができる。例えば、タツチ・パネルの
大きさは、固定機能キー・エリアが第１図に示さ
れたようなデイスプレイ・スクリーン４１の縁の
回りのタツチ・パネル作用エリアに含まれるよう
に、デイスプレイ・スクリーン４１の大きさを越
えることができる。第１図に於いては、デイスプ
レイ・スクリーン４１及び固定機能キー・エリア
は、破線で示されている。 導波管４０は、機械加工や鋳造のような手段に
よつて電磁エネルギ干渉シール３０の物質中に形
成され、光ビームのための経路を確立するように
対向する壁上の導波管４０と整列されている。電
磁エネルギ干渉シール３０がモールドされたプラ
スチツク物質から組立てられる場合に、先ず亜鉛
で、次にアルミニユウムでそれをコートし、次に
流化物槽でアルミニユウム・コーテイングを黒く
することは、導電性の黒くされた表面に帰着す
る。 ほこりや液体のような周囲の汚染物質から導波
管や関連する内部回路を環境シールするために、
光ビームに対して透明である物質の薄いストリツ
プ４２及び４３が、導波管４０の外側及び内側開
口上に取付けられている。これらの環境シール４
２及び４３は、第４図及び第５図に示されたよう
な電磁エネルギ干渉シール３０に機械加工された
溝に挿入された透明なプラスチツク又はガラスの
ストリツプの形を取ることができ、ストリツプ４
２及び４３はそれぞれ溝４４及び４５にはめ込ま
れる。第５図に於いては、環境シール４２が部材
４６の溝にはめ込まれて示されている。この光ビ
ームに対して透明であり、且つ外側ストリツプ４
２の場合に於いては、外来光が取除かれ、より美
学的に満足なタツチ・パネル縁が提供されるよう
に黒くされている、環境シール・ストリツプを使
用することが好ましい。ストリツプが黒くされた
時、導波管４０の開口は、デイスプレイ・オペレ
ータにはわからない。内側ストリツプ４３は、透
通つている。赤外線光ビームが使用される場合
に、暗褐色を帯びたガラス又はLexanストリツプ
が有効であることが見出だされた。ストリツプの
ために選択された色は、光ビームをあまり減衰さ
せないべきである。赤又は暗緑色レンジの波長
が、外側ストリツプ４２の色のために有効である
ことが見出だされている。 デイスプレイ・システム１０の内側の導波管４
０の開口のシールは、導波管４０から入つてきて
デイスプレイ・システムの内側を循環することが
でき且つ性能を下げることができるほこりや他の
汚染物質を妨げるだろう。導波管４０の外側開口
のシールに於いてと同様に、シール３０の機械加
工された溝４５に接着されたプラスチツク又はガ
ラスのストリツプ４３が有効であることが見出だ
された。内側環境シール４３の例は、第４図の分
解図に示されている。これらのストリツプは、接
着によつて又は他の手段によつて溝に適所に保持
されることができる。 前述されたように、導波管の長さ対直径の縦横
比は、光ビームの周波数のためのカツトオフ以上
の導波管としてそれが動作するようなものであ
る。また、導波管の断面は、それらが関連する光
ビーム源３４の照明を変えないのに十分なほど大
きなものである。しかしながら、非常に大きな導
波管の断面の大きさは、お互いからの光ビームの
間隔を増大させ、これはビームの数を制限し、よ
つてタツチ・パネルの分解能を減少させるだろ
う。また、導波管の断面の大きさの増大は、必要
とされる長さ対直径の縦横比を維持するために導
波管の長さを対応して減少させ、これはより大き
な電磁エネルギ干渉シール３０の大きさ及びより
大きなデイスプレイ・ユニツト１０に帰着するだ
ろう。 ほぼ3.3mm間隔を空け12.7mmの長さと3.1mmの円
形断面である導波管の中心線の間隔は、平均サイ
ズの指で少なくとも３つのビームの中断を許すと
いうことが見出だされた。水平に128本のビーム
と垂直に96本のビームとの光ビーム・マトリツク
スは、ほぼ430mm×322mmの相互に作用するエリア
をカバーするだろう。 第４図に示されたように、フエースプレート２
６及び電磁エネルギ干渉シール３０は、お互いと
連結するように縁に段が付けられている。フエー
スプレート２６に埋込まれた金網３８は、段のあ
る縁エリアを通して伸び、露出されている。従つ
て、２つの段になつた縁を共に組立てることによ
り、フエースプレートを横切る電気経路を提供す
る金網は、導電性のフロント・ベゼル１４と電気
的に接触している導電性の電磁エネルギ干渉シー
ル３０と接触する。外側容器１２とベゼル１４と
の接触によつて、デイスプレイ装置は、電磁エネ
ルギ干渉のための経路を提供するためグラウンド
電位に接続されることができ、それによつてデイ
スプレイ装置をシールデイングする導電性の物質
によつて取囲まれている。 安全性を促進するために、及び電磁エネルギ干
渉シールのための導電性の経路を確立するため
に、導電性の粘着剤のタイプは、相互連結段表面
に本発明に従つて使用されることができる。接着
を提供するが、タツチ・パネルの非破壊分解を許
す粘着剤を使用することにより、電磁エネルギ干
渉シールがなお形成されることができると同時
に、メンテナンスが容易にされる。粘着剤が電磁
エネルギ干渉シール３０とフエースプレート２６
及び金網３８との間に用いられた時、粘着剤は、
電磁エネルギ干渉シールを保つようにフエースプ
レート周辺の全ての回りに連続的な電気的コンタ
クトを保証するために接合されたパーツを横切る
低い電気抵抗に加えて、接着を提供する。触媒と
混合されない時、銀エポキシがこの目的のために
使用できるということが見出だされている。銀エ
ポキシは導電性であり、それがどのような表面の
凸凹も塞ぐパテのような粘性を持つ故に、電磁エ
ネルギ干渉シールを保つ。そのような接着剤の供
給元は、Ablestick Corp.of Gardena，
Californiaである。 タツチ・パネル構成部材が第３図に示されたよ
うに組立てられる場合に、フロント・ベゼル１４
が分解されるそれぞれの時に、メンテナンスは再
整合を必要とすることなしに行なわれることがで
きる。回路基板１８及び２２は、フロント・ベゼ
ル１４に固着された離隔絶縁器４８及び５０によ
つて適所に取付けられて示されている。フロン
ト・ベゼル１４に電磁エネルギ干渉シール３０を
固着することによつてもまた、及びシール３０と
フエースプレート２６の間に前述された取付け粘
着剤を使用することによつてもまた、光ビーム
源、検出器及び導波管４０の整合を失うことなし
に、壊れたフエースプレート２６を取替えるよう
に、分解が修理のためにもたらされることができ
る。 前述の詳細な説明及び添附図面は、本発明の或
る実施例を与えている。示された特定の構成の変
更及び修正は、本発明の範囲から逸脱することな
しに使用されることができる。例えば、円形導波
管が述べられたが、他の断面形状の導波管が使用
できる。デイスプレイ・デバイスは、ビデオ・デ
イスプレイ管及びCRTとして参照されているが、
しかしながらプラズマ・デイスプレイのようなフ
ラツト・パネル・デイスプレイを含む他のデイス
プレイ・デバイスが使用できる。また、赤外線の
発光ダイオードが光源として述べられているが、
しかしながら他のタイプの光源もまた使用でき
る。加えて、フエースプレートと外側ベゼルとの
間に分離したシール配列の使用の代わりに、フエ
ースプレートは、外側ベゼルを直接的に噛合わせ
るように縁に曲がつた、即ち凹んだ伝導性物質又
はコートされたプラスチツクの単一シートで形成
されることができる。導波管は、伝導性物質又は
コートされたプラスチツク・シートの外側に段を
付けられた又は面取りされた縁中に形成されるだ
ろう。代わりに、単一ベゼル部材が、外側容器１
２と噛合わされるようにフエースプレートからず
つと伸びることができる。よつて、本発明の範囲
は、請求の範囲によつて限定されるほかは他のも
のと同様にそのような変更及び修正を含むと思わ
れる。