JPH0364996A - メッシュテープ - Google Patents

メッシュテープ

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JPH0364996A
JPH0364996A JP20089589A JP20089589A JPH0364996A JP H0364996 A JPH0364996 A JP H0364996A JP 20089589 A JP20089589 A JP 20089589A JP 20089589 A JP20089589 A JP 20089589A JP H0364996 A JPH0364996 A JP H0364996A
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mesh
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tape
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Minoru Maruyama
實 丸山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 免粧曵亘1 [産業上の利用分野] 本発明1社 電子部& 電子機器等を収納する筐体やケ
ーブル(信号風 電源線)等に接着されるメツシュテー
プの改良に関する。
[従来の技術] 従来 この種のメツシュテープE  細径の金属ワイヤ
を編糸または織糸としているので、柔軟性に富む。従っ
て、複雑な形状の筐体や種々の線径のケーブル(信号風
 電源線)等をその表面に密着・被覆でき、被覆した筐
体内の電子機器やケーブル内の導電線を外部と電磁気的
に遮蔽している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のメツシュテープでは筐体 ケ
ーブル等の表面に接着・固定するため(ミ予め筐体等の
表面に接着剤を塗布したり、粘着テープを使用しなけれ
ばならない。又 接着剤の塗布量が不十分な場合に(↓
 筐体等の表面からメツシュテープが離れてしまい、そ
の部分の金属ワイヤが引っ張られてホットが生じる。こ
のため、その編目または織目が大きくなったり、延いて
はその部分の編目等が破れてしまい、電磁波の遮蔽効果
が低下してしまう虞がある。
更に メツシュテープの端部において(友 金属ワイヤ
が引き出されてホットが生じ、その結果編目または織目
が大きくなり、やはり電磁波の遮蔽効果が低下する。特
に このメツシュテープを必要に応じて、例えば被覆す
る筐体の大きさに応じてハサミ、カッタ等で切断した場
合にtt、 ’その切断部である耳において、ホットの
発生が顕著になるととも1:、切断時に生じた金属ワイ
ヤのクズが飛散して周辺の電子機器のショートを誘発す
る虞がある。
このホッレ防止を図るために メツシュテープを予めシ
リコーン樹脂に浸漬したのちシリコーン樹脂を硬化させ
るシリコーンコーティングがなされたものがあるが、メ
ツシュテープの編成とは別個のコーティング作業が必要
となったり、金属ワイヤが絶縁被覆されるためにメツシ
ュテープ表面における導電性が損なわれてしまうという
問題点がある。更区 筐体 ケーブル等への固定の際に
(友 やはり接着?L  粘着テープ等を使用しなけれ
ばならず、使い勝手が悪い。
本発明は上記問題点を解決するためになさ札電磁波の遮
蔽効果と表面における導電性とを維持したまま、金属ワ
イヤのホツレ防止と筐体、ケーブル等の被接着物への固
定の簡便化とを実現できるメツシュテープを提供するこ
とを目的とする。
及旦公且域 [課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために本発明の採用した手段(友 金属ワイヤと、 所定の処理が施されることにより、溶融したのち固化し
て接着性を示す線材とを、 編成または織成したこと をその要旨とする。
[作用] 上記構成を有する本発明のメツシュテープに所定の処理
を施すと、金属ワイヤと一緒に編成または織成される線
材が溶融して、編目または織目における金属ワイヤの交
差箇所に均一に行き渡ったのち固化し、交差箇所の金属
ワイヤ相互が線材の固化する際の被接着対象となる。こ
の結果、線材の固化後に1上 金属ワイヤが一部露出し
たメツシュテープが形成される。
所定の処理を施す際に 本発明のメツシュテープが筐体
等の被接着物に接するようセットされていれ(ヱ 交差
箇所の金属ワイヤ相互の接着と同時に 筐体等も金属ワ
イヤの接着対象となる。
ここに 所定の処理と1友 金属ワイヤと一緒に編成ま
たは織成される線材の溶融・固化に必要な処理であり、
その−例として加熱処理 光(紫外線等)照射処理等が
ある。
[実施例] 次1:、本発明に係るメツシュテープの実施例について
図面に基づき説明する。
第1図(a)は第1実施例の帯状のメツシュテープ1の
使用状態を示す斜視は 第1図(b)は加熱処理前のメ
ツシュテープ1の一部拡大図である。
第1図(b)に示すように メツシュテープ11社 線
径0.12mmの金属ワイヤ(銅線にスズメツキを施し
たもの)2と、約120℃で溶融しその後固化する際に
接着性を示す繊維(以下、熱溶着性繊維という、商品名
二東し“エルダー”糸)3とを、周知のニット編み機に
供給し、約2.2冊の編目の大きさで帯状に編成したも
のである。
このため、各編目は金属ワイヤ2と熱溶着性繊維3とか
ら形成されている。砥 この熱溶着性繊維3を上 30
0デニールのフィラメント糸である。
次1:% ケーブルをこのメツシュテープ1により被覆
する際の使用方法について、第1図(a)を用いて説明
する。
図示するように 分離した信号ケーブル4.5をその経
路にわたって束ねて被覆する際 メツシュテープ1を単
に巻装し、その後このメツシュテープ1に110℃〜1
20℃の熱風を6秒間程度吹付ける。
すると、熱風の吹付けにまり熱溶着性繊維3が即座に溶
融し、溶融した熱溶着性繊維3が、熱風の吹付けの間に
各編目における金属ワイヤ2の交差箇所や、金属ワイヤ
2と各信号ケーブル4,5との間に均一に行き渡る。熱
風の吹付けが終了して外気により冷却されると、溶融し
ていた熱溶着性繊維3の固化が即座に始まり、固化の終
了とともに各細目における交差箇所の金属ワイヤ2相互
および金属ワイヤ2と各信号ケーブル4.5とが接着す
る。接着が完了した後のメツシュテープ11友 金属ワ
イヤ2が一部露出したメツシュテープとなる。
従って、本実施例のメツシュテープ11こよれ(ヱ低イ
ンピーダンスのスズメツキ層と低電気抵抗値の銅線コア
とを備えた金属ワイヤ2によって、信号ケーブル4,5
の各信号線を電磁気的に外部から遮蔽して、電磁波ノイ
ズによる障害を防止することができるばかりでなく、次
のような効果が明らかである。
第11:、接着剤や粘着テープを使用することなくメツ
シュテープ1を信号ケーブル4,5に均一に接着・固定
できると共に 各編目の交差箇所において金属ワイヤ2
相互を接着できるので、メッシュテープ1各部における
金属ワイヤ2のホツレ防止を確実に図ることや被覆時に
おける編目の大きさを維持することができる。この結果
 電磁波の遮蔽効果が好適に維持される。又 メツシュ
テープ1の接着・固定時に接着剤や粘着テープが不要と
なるので、その作業が極めて容易となる。
第21へ 信号ケーブル4,5への固定と金属ワイヤ2
相互の接着(ホツレ防止)とが熱風の吹付けだけで同時
に行われるので、作業工数の低下を図ることができると
共1:、熱風の吹付けを実施するための装置(熱風吹付
は装置)の構成を単純化することができる。
更に メツシュテープ1を信号ケーブル4.5に巻装す
る際1:、熱溶着性繊維3は接着性を示さず、この信号
ケーブル4,5およびメツシュテープ1には接着剤等が
存在しない。従って、作業者の手、テープ巻装機等にメ
ツシュテープ1が粘着せず、メツシュテープ1の巻装作
業も容易となる。
次1:、第2実施例について説明する。尚、本実施例の
メツシュテープの説明に当たって(上 上記第1実施例
のメツシュテープと異なる点について詳細に説明し、同
一の構成については省略する。
又 同一の部材について(友 第1実施例で用いた符号
の数値に 添え字aを付して表すこととする。
第2実施例のメツシュテープ111社 ニット編みにて
筒状に編成し、筐体のガスケットの構成部材の一部とし
て使用した点で第1実施例と相違する。
第2図(a)は第2実施例の筒状のメツシュテープ11
を用いたガスケット12の斜視は 第2図(b)はこの
ガスケット12の使用状態を示す斜視図である。
第2図(a)に示すように ガスケット12(上金属ワ
イヤ2aおよび熱溶着性繊維3aを周知のニット編み機
に供給して筒状に編成したメツシュテープ11と、この
メツシュテープ11に挿入された棒状の弾性発泡体13
とから構成されている。
醜 メツシュテープ11の編目の大きさ等は第1実施例
と同様である。
次に 第2図(b)に示すように 電子機器等を収納す
る開閉自在な金属性の筐体14の開口縁部151.  
ガスケット12を取付る際の取付方浪およびメツシュテ
ープ11と弾性発泡体13との固定方法について説明す
る。
先ず、金属ワイヤ2aと熱溶着性繊維3aとを筒状に編
成して、メツシュテープ11を開口縁部15の周囲の長
さに適合した長さに形成する。これと別に 棒状の弾性
発泡体13を開口縁部15の周囲の長さに適合した長さ
で切断する。その後、メツシュテープ11に弾性発泡体
1.3を挿入して、弾性発泡体13の両端を接合固定し
、環状のガスケット12とする。
このガスケット12を四角形の枠状にして開口縁部15
に設置し、ガスケット12表面のメツシュテープ11に
110℃〜120℃の熱風を6秒間吹付ける。醜 開口
縁部15に(上 ガスケット12が一部陥没するように
図示しないU字状の溝が形成されており、このU字状の
溝の表面とメツシュテープ11の表面とが密着するよう
になっている。
熱風の吹付けにより熱溶着性繊維3aが即座に溶融し、
溶融した熱溶着性繊維3aが、熱風の吹付けの間に各編
目における金属ワイヤ2aの交差箇所や金属ワイヤ2a
と弾性発泡体13とのd金属ワイヤ2aと開口縁部15
との間に均一に行き渡る。熱風の吹付けが終了して外気
により冷却されると、溶融していた熱溶着性繊維3aの
固化が即座に始まり、固化の終了とともに各編目におけ
る交差箇所の金属ワイヤ2a相互 弾性発泡体13の接
合部における金属ワイヤ2a相L 金属ワイヤ2aと弾
性発泡体13および金属ワイヤ2aと開口縁部15の0
字状溝の表面が均一に接着する。接着が完了した後1:
、金属ワイヤ2aが一部露出したメツシュテープ11と
弾性発泡体13とが一体となったガスケット12ができ
あがるとともに このガスケット12は開口縁部15に
接着・固定される。
こうしてガスケット12の設置が終了すると、筐体14
1:11  図示しない電子機器が収納される。
この状態で、筐体14の蓋17を閉じ、蓋17をガスケ
ット12を挟んで本体16に締め付け、固定する。
上記構成のガスケット12は弾性発泡体13およびメツ
シュテープ11自身の柔軟性を維持しているので、筐体
を気密に保つというガスケット本来の利点を持ち合わせ
ている。
本実施例のメツシュテープ11を表面に固定した低表面
抵抗値のガスケット12によれ(fS  本体16、蓋
17およびガスケット12が好適に導通した密閉状の導
電性筐体内に 電子機器が収納されることになり、この
電子機器が電磁気的に外部から遮蔽さ札 電磁波ノイズ
による障害を防止できる。
更に 本実施例のメツシュテープ11によれ(ヱ低表面
抵抗値と弾性とを兼ね備えたガスケットを、単純な工程
から容易に製造することができるばかりでなく、ガスケ
ット12を筐体14の開口縁部15に固定する作業を、
極めて容易に実施することができる。つまり、メツシュ
テープ11を介して弾性発泡体13と筺体15とが同時
に一体化される。
兄 上配本実施例に特有の効果の他(二 第1実施例と
同様次のような効果が明らかである。
■メツシュテープ11の固定に接着剤や粘着テープを使
用する必要がないので、メツシュテープ11を弾性発泡
体13に固定する作業が極めて容易となる。
■弾性発泡体13への固定と同時に 各編目の交差箇所
において金属ワイヤ2a相互の接着ができ、ホツレ防止
を確実に図ることができる。
■メツシュテープ11の固定に接着剤や粘着テープを使
用する必要がないので、メツシュテープ11の固定作業
工数およびガスケット12のコストが削減できる。
■各編目の交差箇所において金属ワイヤ2a相互を接着
できるので、弾性発泡体13挿入時における編目の大き
さが維持さ札 電磁波の遮蔽効果が好適に維持される。
■熱風の吹付けだけで各編目の交差箇所における金属ワ
イヤ2a相互や各金属ワイヤ2aと弾性発泡体13等を
接着できるので、弾性発泡体13への固定とホツレ防止
とを行うための装置(熱風の吹付は装置)の構成を単純
化することができる。
■メツシュテープ11に弾性発泡体13を挿入する際(
二 熱溶着性繊維3aは非接着性であり、弾性発泡体1
3の表面、メツシュテープ11には接着剤等が存在しな
いので、作業者の手等にメッシュテープ111弾性発泡
体13が粘着せず、弾性発泡体13の挿入作業が容易と
なる。
次1:、第3実施例について説明する。低 本実施例の
メツシュテープの説明に当たっても、上記第2実施例と
同檄 同一の構成については省略し、又 同一の部材に
ついて(志 添え字すを付して表すこととする。
第3図は第3実施例の筒状のメツシュテープ21により
フラットケーブル22を被覆して得た多数線ケーブル2
3の斜視図である。
第3図に示すよう1:、多数線ケーブル23(社金属ワ
イヤ2bおよび熱溶着性繊維3bt周知のニット編み機
に供給して筒状に編成したメツシュテープ21と、複数
本(本実施例では8本)の銅線の信号線24を絶縁層2
5により相互に絶縁被覆してなるフラットケーブル22
とを備え、このメツシュテープ21でフラツトケーブル
22全体を被覆して構成されている。
次(ミ フラットケーブル22をメツシュテープ21で
被覆する方法について説明する。
先ず、金属ワイヤ2bと熱溶着性繊維3bとを編成して
筒状のメツシュテープ21を形成し、その中に フラッ
トケーブル22を挿入する。その後、温度= 130℃
、圧カニ0,5kg/cdの条件でセットされている加
熱プレスローラ間に メツシュテープ21と共にフラッ
トケーブル22を約0.3an/sの速さで送りだし、
フラットケーブル22の絶縁層25の上下面にメツシュ
テープ21を加熱プレスする。
加熱プレスにまり熱溶着性繊維3bが即座に溶融し、溶
融した熱溶着性@lll3bが、加熱プレスの間に各編
目における金属ワイヤ2bの交差箇所や、金属ワイヤ2
bと絶縁層25との間(こ均一に行き渡る。加熱プレス
ローラを通過して冷却ローラにより冷却されると、溶融
していた熱溶着性繊維3bの固化が即座に始まり、固化
の終了とともに交差箇所の金属ワイヤ2b相互 金属ワ
イヤ2bと絶縁層25が均一に接着する。接着が完了し
た後に 金属ワイヤ2bが一部露出したメツシュテープ
21とフラットケーブル22とが一体となった多数線ケ
ーブル23ができあがる。
上記構成の多数線ケーブル23(友 フラットケーブル
22およびメツシュテープ21自身の柔軟性を維持して
いるので、配線のコンパクト化及び軽量化 誤配線の防
止及びその信頼性の向上等といった 従来のフラットケ
ーブルと同様の利点を持ち合わせている。
更に 低表面抵抗値の金属ワイヤ2bが露出したメツシ
ュテープ21を表面に備える多数線ケーブル23によれ
(ヱ 各信号線24が電磁気的に外部から遮蔽さ札 電
磁波ノイズが各信号線241;入ることがなくなる。つ
まり、多数線ケーブル23のフラットケーブル22がア
ンテナとして作用することはなく、その結果 フラット
ケーブル22の接続される電子機器の電磁波ノイズによ
る障害を防止できる。又 メツシュテープ21をフラッ
トケーブル22が接続される電子機器のグランドライン
として使用することもできる。
加えて、本実施例のメツシュテープ21によれ(L 従
来のフラットケーブルに低表面抵抗値の表層を付加する
ことが容易に実施することができる。
つまり、既存のフラットケーブルを電磁波シールド機能
を備えたものに容易に改良することができる。
このような本実施例に特有の効果の他に 第1実施仇 
第2実施例と同檄 メツシュテープ21の絶縁層25へ
の固定作業の簡便化等の効果が明らかである。
次に 第4実施例について説明する。醜 本実施例のメ
ツシュテープの説明に当たっても、上記第2,3実施例
と同檄 同一の構成については省略し、又 同一の部材
について(上 添え字Cを付して表すこととする。
第4実施例で(上 帯状にニット編みに編成されたメツ
シュテープ31と筒状にニット編みに編成されたメツシ
ュテープ32とから形成したワイヤメツシュ33につい
て説明する。
第4図は第4実施例の筒状のワイヤメツシュ33の概略
斜視凪 第5図はその製作工程を説明するための説明図
である。
第4図に示すよう1:、ワイヤメツシュ33(よ帯状の
メツシュテープ31を棒状に巻き上げたものを中心(二
備え、その周囲に筒状のメツシュテープ32を配設して
構成されており、電子レンジや電子機器収納用の導電性
の筐体等の開閉部における電磁波シールド用ガスケット
として使用されるものであり、第5図に示すような工程
を経て製作される。
先ず、第5図(A)に示すように 金属ワイヤ2Cおよ
び熱溶着性繊維3Cを周知のニット編み機に供給して帯
状のメツシュテープ31を編成する。次に この帯状の
メツシュテープ31を、その長手方向を中心として巻き
上げ、棒状体31aを形成する(第5図(B))。この
棒状体31aの断面(上 第5図(B)のX−X線断面
図である第5図(C)に示すよう1:、渦巻状である。
低棒状体31aの直径(よ 最終製品であるガスケット
の直径より僅かに大きい。
続いて、治具34を用いて棒状体31aの外形矯正を行
う、即ち、治具34には最終製品であるガスケットの直
径と等しい内径の孔35が開けられており、棒状体31
aをその端面から孔35に通して、棒状体31aを圧縮
・矯正する(第5図(D))。
その後、第5図(E)に示すよう1:、矯正済みの棒状
体31a、新たな金属ワイヤ2Cおよび熱溶着性繊維3
Cを周知のニット編み機に供給し、棒状体31aの外周
に筒状のメツシュテープ32を編成する。つまり、第5
図(E)のY−Y線断面図である第5図(F)に示すよ
うに 断面が渦巻状の棒状体31aをコアとし、筒状の
メツシュテープ32を被覆材として被覆棒状体36を形
成する。
次1:、この被覆棒状体36を、記述した治具34の孔
351:、  その端面から通して圧縮・矯正する(第
5図(G))。
続いて、被覆棒状体36を図示しない筐体の開口縁部の
周囲の長さに適合した長さで切断した後、その開口縁部
に形成されている溝に合わせて同じ形状の枠状にして両
端36a、bを接合し、各両端面の金属ワイヤ2dを接
触させる(第5図(ロ))。
次1:、この被覆棒状体36に加熱送風機37の110
℃〜120℃の熱風を6秒間吹付ける(第5図(1))
加熱送風機37による熱風の吹付けにより熱溶着性繊維
3Cが即座に溶融し、溶融した熱溶着性繊維3Cが、熱
風の吹付けの間に帯状のメツシュテープ31を巻き上げ
てなる棒状体31a及び筒状のメツシュテープ32の各
編目における金属ワイヤ2Cの交差箇所や、棒状体31
aにおいて重なった各金属ワイヤ2Cの間および棒状体
31aの最外周の金属ワイヤ2Cと筒状のメツシュテー
プ32の金属ワイヤ2Cとの間に均一に行き渡る。
熱風の吹付けが終了して外気により冷却されると、溶融
していた熱溶着性繊維3Cの固化が即座に始まり、固化
の終了とともに各編目における交差箇所の金属ワイヤ2
c相互 重なりあった金属ワイヤ2C相互が均一に接着
する。接着が完了した後1:、金属ワイヤ2cが一部露
出した環状のワイヤメツシュ33が形成さ札 耐熱性に
優れた電磁波シールド用ガスケットとして使用される。
二のワイヤメツシュ33を例えば電子レンジの扉の開口
縁部に設置して密閉すれli  扉とレンジ本体との隙
間から外部に放射される電磁波をこのワイヤメツシュ3
3により吸収し、外部に漏らすことがなし\ 又 電子
機器収納用の筐体におけるガスケットとして使用すれE
  筐体内部が自身の導電性およびワイヤメツシュ33
の備える低表面抵抗値により外部と電磁気的に遮蔽さ札
 収納され°た電子機器における電磁波ノイズに起因す
る障害を防止できる。
更に 本実施例のワイヤメツシュ33によれI′L耐熱
性および低表面抵抗値を備えた電磁波シールド用のガス
ケットを容易に製造することができるばかりでなく、ワ
イヤメツシュ33の両端の接合固定に特別な接着剤等が
不要となる。しかも、その接合部の各金属ワイヤ2c相
互が接着されるので、接合部における金属ワイヤのホツ
レ防止を確実に図ることができる。
このような本実施例に特有の効果の他に 第1ないし第
3実施例と同樵 金属ワイヤ相互の固定作業の簡便化等
の効果が明らかである。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得るこ
とは勿論である。
例え(L 使用する金属ワイヤは上記各実施例で用いた
金属ワイヤ(銅線にスズメツキを施したもの)に限るわ
けではなく、単なる銅製のワイヤや、スチールワイヤを
銅にて被覆し更にこの銅にスズメツキを施した複合ワイ
ヤ、銅とニッケル合金のワイヤ等であってもよい。
又 金属ワイヤと共に編み上げる線材(友 上記各実施
例では熱エネルギ1こより溶融しその後固化するもの(
熱溶着性繊維)を用いたが、この他に熱による形態固定
が可能なプレキュアlI胤  共有結合とイオン結合と
を含みエチレンを主成分とするアイオノマー樹脂繊維等
を使用したり、紫外線等の光エネルギにより溶融しその
後固化するもの(以下、光溶着性繊維という)を使用す
ることもできる。この光溶着性maを使用する場合に(
よ上記各実施例における加熱処理に替えて光照射処理を
実施すればよい。
各実施例で(友 メツシュテープを被接着物(ケーブル
、弾性発泡材等)に−重に被着した場合について説明し
たが、メツシュテープを二〇 三重に重ねて良いことは
勿論である。このよう1:、重ねて使用する際に 本実
施例のメツシュテープによれ(L 次のような効果があ
る。
金属ワイヤ単独で編成されたメツシュテープで1よ 各
メツシュテープ毎に接着剤を塗布してから重ね合わせ、
その後接着剤を硬化させる作業が不可欠であるが、上記
各実施例のメツシュテープによれlf?、  単にメツ
シュテープを重ね合わせた後加熱処理を一回するだけで
よく、作業の単純化を容易に図ることができる。
更に 各実施例で(友 一種類の熱溶着性繊維と金属ワ
イヤとを編成したメツシュテープについて説明したが、
異なる溶融温度(低融克 高融点)の2種類の熱溶着性
繊維と金属ワイヤとを編成したメツシュテープであって
も良いことは勿論である。この場合に(上 上記各実施
例において被接着物(ケーブル、弾性発泡材等)にメツ
シュテープを接着する前に メツシュテープを単独でま
ず低融点の加熱処理を施し、その後低融点の加熱処理済
みのメツシュテープで被接着物を巻装したり、このメツ
シュテープ内に被接着物をセットして、高融点の加熱処
理を施す。
このようによれ(ヱ メツシュテープの巻装等の作業中
にメツシュテープに不用意なテンションがかかつても、
編目の大きさが変化することなく当該作業を実施できる
。このため、被接着物に接着後のメツシュテープにおけ
る編目の大きさ1上 より均一に維持さ札 ムラがなく
なる。この結粟接着後のメツシュテープによる電磁波の
遮蔽効果はより安定したものとなる。
又 電磁波シールド用のガスケットを製作する場合の第
2.第4実施例で1よ ガスケットの断面形状が円形の
場合について説明したが、円形に限らず、中空部を有す
る環状断面や、四角形等の多角形断ffi  Y党り型
等の異形断面などであっても良いことは勿論である。
第4実施例で1よ 帯状のメツシュテープ31からなる
棒状体31aを被覆する筒状のメツシュテープ32を一
重にしたが、二〇 三重等に被覆してもよく、このメツ
シュテープ32を金属ワイヤ単独で編成したメツシュテ
ープに替えてもよL〜しかも、第4実施例のワイヤメツ
シュ33に熱収縮チューブによる絶縁被覆を施し、表皮
効果の高いグランドラインとして使用することもできる
又 各実施例で1友 熱溶着性SaWと金属ワイヤとを
ニット細みに織成したメツシュテープについて説明した
が、ニット編みに限らず、メリヤス纏み、ゴム編み等の
編成によってもよく、又、熱溶着性繊維と金属ワイヤと
を織糸として平織り、あや織り等の織目で織成したメツ
シュテープであってもよし\ 免吸公苅1 以上実施例を含めて詳述したように 本発明のメツシュ
テープによれ(′L このメツシュテープに所定の処理
を施すだけで、編目または織目における交差箇所の金属
ワイヤ相互が接着し、金属ワイヤが一部露出したメツシ
ュテープとなる。この結粟 メツシュテープ表面の導電
性を維持することができると共I:、編目または織目の
大きさが維持されるので、電磁波の遮蔽効果を好適なま
ま維持できる。
更に 本発明のメツシュテープを被接着物に接するよう
セットした後所定の処理を施せ(ヱ 金属ワイヤ相互の
接着と同時に 金属ワイヤを一部露出させて被接着物に
均一に接着することができる。
従って、被接着物を、表面の導電性と電磁波の遮蔽効果
とを好適に維持したメツシュテープにより被覆すること
ができる。
加えて、メツシュテープを被接着物に接着・固定する際
に 粘着テープ等が不要となるので、メツシュテープの
接着・固定作業が極めて容易となる。しかも、各編目ま
たは織目の交差箇所において金属ワイヤ相互が接着さ札
 金属ワイヤのホッレ防止を確実に図ることができる。
そして、被接着物への固定と金属ワイヤ相互の接着とが
同時に行われるため、作業工数を削減できる。更に こ
の接着(固定)作業が瞬間的(約6秒間)に完了するの
で、接着作業の間におけるホコリ等の付着による汚れの
発生を回避することができる。
又 メツシュテープを被接着物にセットする際に(友 
金属ワイヤとともに編まれている又は織られている線材
は接着性を示さないので、メツシュテープセット作業の
作業者の手等にメツシュテープが粘着しなくなり、メツ
シュテープのセット作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は第1実施例の帯状のメツシュテープ1の
使用状態を示す斜視は 第1図(b)は加熱処理前のメ
ツシュテープ1の一部拡大は 第2図(a)は第2実施
例の筒状のメツシュテープ11を用いたガスケット12
の斜視は 第2図(b)はこのガスケット12の使用状
態を示す斜視は 第3図は第3実施例の筒状のメツシュ
テープ21を用いた多数線ケーブル23の斜視は 第4
図は第4実施例のワイヤメツシュ33の概略斜視凪 第
5図(A)、  (B)、  (D)、、  (E)、
  (G)ないしく1)はその製作工程を説明するため
の説明は 第5図(C)は第5図(B)のX−X線断面
は 第5図(「)は第5図(E)のY−Y線断面図であ
る。 1、 11. 21. 31. 32・・・メツシュテ
ープ2、 2 a、  2 b、  2 c−−・金属
ワイヤ3、 3 a、  3 b、  3 c =−熱
溶着性繊維4.5・・・信号ケーブル 12・・・ガス
ケット14・・・筐体 22・・・フラットケーブル2
3・・・多数線ケーブル 33・・・ワイヤメツシュ3
7・・・加熱送風機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  1.金属ワイヤと、 所定の処理が施されることにより、溶融したのち固化し
    て接着性を示す線材とを、 編成または織成してなるメッシュテープ。
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