JP4634883B2 - シールド付き配線基板とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は配線基板の技術分野にかかり、特に、シールドで両面が覆われた配線基板に関する。
従来の配線基板は、基板本体に、シールドフィルムが巻き回されて構成されている。
図11の符号110は、基板本体であり、ベースフィルム117上に、複数本の配線111が配置されており、その表面には、カバーフィルムが配置されている。
配線111は直線状であり、互いに平行に配置されている。両端に配置された配線111は、接地配線であり、その上のカバーフィルムの部分には開口が形成されている。
両端位置の接地配線を除く配線111は、信号配線であり、信号配線の厚みと接地配線の厚みは等しくされている。
次に、図12の符号120はシールドフィルムを示しており、ベースフィルム127上に、網状のシールド配線121が配置されている。シールド配線121の表面には、異方導電性接着剤128が塗布されている。
このシールドフィルム120の異方導電性接着剤側をカバーフィルムに当接させ、基板本体110に巻き回すと、異方導電性接着剤により、接地配線とシールド配線121とが接続され、図13(a)、(b)に示すように、信号配線がシールド配線121で囲まれた配線基板130が得られる。図13(a)は、正面図、同図(b)は背面図である。
シールドリム120を巻き回したときに隙間が生じないように、シールドフィルム120の幅は、基板本体110の幅の二倍以上の大きさにされており、シールドフィルム120の左右両端1251、1252が重なり合う重複領域128が生じる。
この重複領域128では左右両端1251、1252のシールド配線121が重なり合うため、重複領域125以外の部分に比べ、シールド配線121の面積が大きくなる。
従って、重複領域125上に位置する信号配線の特性インピーダンスと、重複領域125以外の領域上に位置する信号配線の特性インピーダンスが一致しないという問題が生じた。
シールド配線のパターン形状については、例えば下記先行技術で言及されている。
特開平4−127598号公報
本発明は上記従来技術の問題を解決するために創作されたものであり、その目的は、各々の信号配線で特性インピーダンスに差が生じない配線基板を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体と、網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムとを有し、前記シールドフィルムは前記基板本体に巻き回され、前記シールドフィルムの巻き回しの両端は重ね合わされ、前記シールドフィルムの重複領域が形成された配線基板であって、前記信号配線は、互いに平行に配置された部分を有し、前記重複領域は前記信号配線の平行に配置された部分と斜めに交差し、前記各信号配線は前記重複領域を斜めに横断するように配置された配線基板である。
本発明は、請求項1記載の配線基板であって、前記重複領域の幅は一定である。
本発明は、請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の配線基板であって、前記各信号配線の前記重複領域を横断する部分の長さは等しくされた配線基板である。
本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の配線基板であって、前記重複領域は、前記基板本体の片側に配置された配線基板である。
本発明は、ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体と、網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムとを有し、前記シールドフィルムは前記基板本体に巻き回された配線基板であって、前記シールドフィルムの巻き回しの両端には、前記シールド配線が存しない隙間領域が設けられ、前記信号配線は、互いに平行に配置された部分を有し、前記隙間領域は前記信号配線の平行に配置された部分と斜めに交差し、前記各信号配線は前記隙間領域を斜めに横断するように配置された配線基板である。
本発明は、請求項5記載の配線基板であって、前記隙間領域の幅は一定である。
本発明は、請求項5又は請求項6のいずれか1項記載の配線基板であって、前記各信号配線の前記隙間領域を横断する部分の長さは等しくされた配線基板である。
本発明は、請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の配線基板であって、前記隙間領域は、前記基板本体の片側に配置された配線基板である。
本発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の配線基板であって、前記信号配線の両脇にはそれぞれ接地配線が配置され、前記シールド配線は前記接地配線に接続された配線基板である。
本発明は、請求項9記載の配線基板であって、前記基板本体の前記信号配線が配置されている表面にはカバーフィルムが貼付された配線基板であって、前記カバーフィルムには開口が設けられ、前記シールド配線は前記開口底面に露出する前記接地配線に接続され配線基板である。
本発明は、請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の配線基板であって、前記シールドフィルムは互いに平行な第一、第二の辺と、前記第一、第二の辺とは90°以外の角度を成し、互いに平行な第三、第四の辺を有し、前記第一、第二の辺の間の距離は前記信号配線の両端間の距離よりも短く、前記第一、第二の辺の外側に前記信号配線の両端が位置する配線基板である。
本発明は、ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体に、網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムを巻き回し、配線基板を製造する配線基板製造方法であって、前記シールドフィルムの巻き回しの両端を重ね合わせて重複領域を形成する際、前記重複領域と、前記信号配線の互いに平行に配置された部分とを斜めに交差させ、前記各信号配線が前記重複領域を斜めに横断させる配線基板製造方法である。
本発明は、請求項12記載の配線基板の製造方法であって、前記各信号配線が前記重複領域を横断する部分の長さを等しくさせる。
本発明は、ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体に、網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムを巻き回し、配線基板を製造する配線基板製造方法であって、前記シールドフィルムの巻き回しの両端を接触させず、前記信号配線の互いに平行に配置された部分に対して斜めに交差する隙間領域を設け、前記各信号配線に、前記隙間領域を斜めに横断させる配線基板製造方法である。
本発明は、請求項14記載の配線基板の製造方法であって、前記各信号配線が前記隙間領域を横断する部分の長さを等しくさせる。
本発明は上記のように構成されており、各信号配線がシールドフィルムで囲まれるようにするため、シールドフィルムの巻き始め位置付近と巻き終わり位置付近を重ね合わせ、重複領域を形成している。
この重複領域が偏在すると各信号配線と重複領域との間の容量成分の大きさが一致しない。
本発明では、重複領域を信号配線の平行な部分に対して斜めに配置し、全ての信号配線が重複領域を斜めに横断させるか、又は、巻き始め位置と巻き終わり位置の間に隙間領域を設け、全ての信号配線が隙間領域を斜めに横断するようにする。隙間領域部分には接地配線は設けない。
各信号配線が重複領域を横断する部分の長さを等しくし、又は各信号配線が隙間領域を横断する部分の長さを等しくすると、更に容量成分の大きさが一致する。
重複領域の偏在が解消され、各々の信号配線に対する重複領域や隙間領域の影響が等しくなる。
本発明の実施例を説明する。
図1、図2の符号10は基板本体であり、PETフィルムやポリイミドフィルム等のベースフィルム17上に、配線11が配置されている。配線11は、金属細線やパターニングされた金属箔で構成されている。金属の種類は銅や銅合金であるが、それに限定されない。
配線11上にはPETフィルムやポリイミド等のカバーフィルム18が貼付されている。図2は、図1のA−A線切断面図であるが、図1では、カバーフィルム18は省略されている。
配線11は等幅の直線状であり、互いに平行に等間隔に配置されている。互いに平行に並んだ配線のうち、両端に位置する配線は接地配線であり、接地配線で挟まれた配線は信号配線である。図1、図2の符号11aは信号配線を示しており、符号11bは接地配線を示している。
カバーフィルム18のうち、接地配線11b上の部分は接地配線11bに沿って開口19が形成され、開口19底面に接地配線11bの表面が露出されている。接地配線11bの厚みと信号配線11aの厚みは同じである。
図3、図4の符号20はシールドフィルムであり、PETフィルムやポリイミドフィルム等のベースフィルム27上に、網状のシールド配線21が配置されている。網の目に当たる部分22には、シールド配線21は配置されていない。
シールド配線21上には異方導電性接着剤層28が配置されている。図4は、図3のB−B線切断面図であるが、図3では、異方導電性接着剤層28は省略されている。
シールドフィルム20の平面形状は平行四辺形に近く、互いに平行な第一、第二の辺24a、24bと、第一、第二の辺24a、24bに対して90°以外の角度θを成す第三、第四の辺251、252を有している。第三、第四の辺251、252は互いに平行である。
各配線11の両端には接続領域12が設けられている。接続領域12上にはカバーフィルムは配置されておらず、その表面は露出されている。
基板本体10は、配線11の長さと平行な方向が長辺となる長方形形状であり、接続領域12は、基板本体10の短辺の近くに、短辺に沿って並べられている。
シールドフィルム20を基板本体10に貼付するときには、先ず、シールドフィルム20の異方導電性接着剤層28を基板本体10に向け、基板本体10に異方導電性接着剤層28が密着するように巻き回すと、開口19底面に露出する接地配線11bとシールド配線21とが、異方導電性接着剤層28中に含有された導電粒子を介して密着され、互いに電気的に接続される。
シールドフィルム20の第一、第二の辺24a、24b間の距離Lは、各配線11の接続領域12を除く部分の長さよりも短くされており、シールドフィルム20を巻き回す際には、シールドフィルム20の第一、第二の辺24a、24bが、接続領域12の並び方向に対して平行になるようにし、接続領域12がシールドフィルム20で覆われた部分の外側に位置するようにする。接続領域12がシールドフィルム20の外側に位置するのでシールドフィルム20で覆われない。
第一、第二の辺24a、24bは、互いに向き合う部分を有しており、その部分を二辺とし、第一、第二の辺24a、24bに垂直な線分を他の二辺とする仮想的な長方形Sが構成される。
その長方形Sの幅F、即ち第一、第二の辺24a、24bの対向する部分の長さFは、基板本体10の幅(短辺の長さ)Rと等しいか、それよりも広くされており、仮想的な四角形Sを基板本体10の表面側に配置し、長方形Sの両側部分が基板本体10の裏面側の面に折り曲げられているときには、第三、第四の辺251、252は、裏面側に位置する。
第三、第四の辺251、252の間の距離であって、第一、第二の辺24a、24bに沿った方向の長さWは、基板本体10の幅Rの二倍よりも大きくされており、そのため、シールドフィルム10を折り曲げ、基板本体10に巻き回したときに、シールドフィルム10の第三、第四の辺251、252側の端部は基板本体10の裏面側で重なり合う。
図5(a)、(b)の符号30は、基板本体10にシールドフィルム20が巻き回された本発明の第一例の配線基板を示している。同図(a)は表面側、同図(b)は裏面側である。カバーフィルム18は省略してある。
図5(b)に示すように、裏面側には第三、第四の辺251、252の付近が重なった重複領域28が形成される。
この重複領域28は、基板本体10の一方の長辺から他方の長辺まで亘っており、重複領域28の両端は、基板本体10の縁付近に位置する接地配線11bと重なっている。
また、重複領域28の一端は、基板本体10の一方の短辺側に位置し、他端は他方の短辺側に位置しており、従って、重複領域28は、信号配線11a上を斜めに横断している。
シールドフィルム20の第三、第四の辺251、252は、巻き回された状態でも互いに平行になっており、従って、重複領域28の幅は一定であり、各信号配線11aが重複領域28上を横断する長さは等しく、各信号配線11aは重複領域28と重なる部分の面積は等しくなる。
従って、重複領域28内でのシールド配線21の分布が均一であるとすると、重複領域28と信号配線11aとの間に形成される容量成分の大きさは、各信号配線11a間で等しくなる。
重複領域28以外の部分でも、シールドフィルム20と各信号配線11a間の容量成分の大きさは等しいから、結局、各信号配線11aとシールドフィルム20との間の容量成分は等しくなり、信号配線11aの特性インピーダンスが一致する。
上記配線基板30では、シールドフィルム20の両端に隙間や重複が生じないように巻き回すことが困難であったため、ノイズが侵入しないように、シールドフィルム20の巻き回し両端位置を重ね合わせ、基板本体10の全周をシールドフィルム20によって覆ったが、重複部分が厚くなると不都合な場合がある。
図8の符号31は、本発明の第二例の配線基板を示しており、重複部分は設けられていない。図8は、第二例の配線基板31の裏面である。図8のD−D線切断面図を図9に示す。
この配線基板31は、上記第一例の配線基板30と同じ基板本体10とを有している。第二例の配線基板31は、第一例の配線基板30のシールドフィルム20とは平面形状が異なる他は同じ構造のシールドフィルム50を有している。
第二例の配線基板31の表面側の平面形状は第一例の配線基板30の表面側の平面形状と同じであり、図5(a)に表されている。
第二例の配線基板31のシールドフィルム50の平面図を図10に示す。このシールドフィルム50については、上記実施例のシールドフィルム20と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。
このシールドフィルム50の平面形状は略平行四辺形であり、前例のシールドフィルム20と同様に、第一、第二の辺24a、24bに対して90°以外の角度θを成す第三、第四の辺251、252を有している。
第一、第二の辺24a、24bの長さUは、基板本体10の幅Rの二倍よりも短くされており、従って、第一、第二の辺24a、24bを基板本体10の幅方向と平行にし、シールドフィルム50の中央部分が基板本体10の表面側に位置するように巻き回したときに、シールドフィルム50の両端は接触せず、網状のシールド配線21が存しない隙間領域29が形成される。
第一、第二の辺24a、24bは互いに平行であり、第三、第四の辺251、252の第一、第二の辺24a、24bに対する角度θは等しいから、第三、第四の辺251、252は平行であり、隙間領域29の幅は一定である。
また、この隙間領域29は基板本体10に対して斜めに配置されており、各信号配線11aは隙間領域29を横断している。ここでは、信号配線11aの両端に配置された接地配線11bも隙間領域29を横断している。
各信号配線11aが隙間領域29を横断する長さは等しく、各信号配線11aが隙間領域29と重複する部分の面積は等しいから、隙間領域29が各信号配線11aの容量成分に与える影響は等しくなり、その結果、信号配線11a間の電気的特性が相違しないようになっている。
ここで、隙間領域29の幅は大きくても数mm、望ましくは1mm以下であり、シールド配線21が存しない部分は短いので信号配線11aにノイズは侵入しない。
なお、上記第二例の配線基板31では、隙間領域29にはシールドフィルム50が存せず、従ってシールドフィルム50のカバーフィルム27も存しなかったが、予め、シールドフィルム50のカバーフィルム27上に、シールド配線21が存しない部分を設けておき、隙間領域29にその部分が位置するように巻き回し、シールド配線21が配置されないカバーフィルム27によって隙間領域29を形成してもよい。
上記第一、第二例では、シールド配線21は、互いに平行で等間隔な配線を交差させたが、シールド配線21はそれに限定されるものではなく、網状に形成すればよい。
例えば、図7に示すシールドフィルム40のように、ベースフィルム47上に配置された金属箔、又は金属層をエッチングによって部分的に除去し、残った部分でシールド配線41を構成させてもよい。同図符号42は、除去部分を示しており、円形の他、三角形、四角形、六角形等の多角形状でもよい。また、それらを混在させてもよい。
いずれにしろ、本発明に用いることができるシールドフィルムは、平行四辺形に近い平面形状であり、基板本体10に巻き回したときに、互いに平行な二辺451、452に近い部分が重なり合うか、又は隙間ができるようにすればよく、更に、重複領域や隙間領域は一定幅にし、各信号配線11aが重複領域、又は隙間領域上を横断する長さは等しく、その結果、各信号配線11aに与える重複領域や隙間領域の影響が同じで、各信号配線11aの容量成分が等しくなればよい。
更に、シールド配線21は、エッチングではなく、金属箔の打ち抜きで形成してもよい。
なお、上記第一、第二例の配線基板30、31では、重複領域28や隙間領域29を基板本体10の裏面側に配置したが、カバーフィルム18が位置する表面側に配置してもよい。
また、基板本体10は長方形形状に限定されるものではなく、重複領域28や隙間領域29を各信号配線11aが横断し、各信号配線11aの横断する部分の長さが等しくなればよい。要するに、各信号配線11aと重複領域28との間に形成される容量成分の大きさが等しくなり、又は隙間領域29が各信号配線11aに与える影響が等しくなり、各信号配線11aの電気的特性が一致すればよい。
上記配線11a、11bの両端の接続領域12は、他の部分よりも幅広に形成してもよい。
また、上記実施例では、接地配線11bを両端に配置し、シールド性を向上させたが、必ずしも両端に配置される場合に限定されるものではない。
更に又、両端に配置した接地配線に加え、他の接地配線を信号配線中に混在させることもできる。
なお、第一例の配線基板30では重複領域28が設けられ、第二例の配線基板31では隙間領域29が設けられていたが、本発明の配線基板はシールド配線21の重複領域28と隙間領域29とが混在せず、いずれか一方の領域を信号配線11aが横断するようにすればよい。
本発明に用いられる基板本体の一例 そのA−A線切断断面図 本発明に用いられるシールドフィルムの一例 そのB−B線切断断面図 本発明の第一例の配線基板の(a):表面、(b):裏面 そのC−C線切断断面図 本発明に用いられるシールドフィルムの他の例 本発明の第二例の配線基板(裏面) そのD−D線切断面図 第二例の配線基板に用いられるシールドフィルムの例 基板本体の例 シールドフィルムの例 従来技術の配線基板の(a):表面、(b):裏面
符号の説明
10……基板本体
11a……信号配線
11b……接地配線
17……ベースフィルム
19……開口
20、40、50……シールドフィルム
28……重複領域
29……隙間領域
30、31……配線基板

Claims (15)

  1. ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体と、
    網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムとを有し、
    前記シールドフィルムは前記基板本体に巻き回され、
    前記シールドフィルムの巻き回しの両端は重ね合わされ、前記シールドフィルムの重複領域が形成された配線基板であって、
    前記信号配線は、互いに平行に配置された部分を有し、
    前記重複領域は前記信号配線の平行に配置された部分と斜めに交差し、前記各信号配線は前記重複領域を斜めに横断するように配置された配線基板。
  2. 前記重複領域の幅は一定である請求項1記載の配線基板。
  3. 前記各信号配線の前記重複領域を横断する部分の長さは等しくされた請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の配線基板。
  4. 前記重複領域は、前記基板本体の片側に配置された請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の配線基板。
  5. ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体と、
    網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムとを有し、
    前記シールドフィルムは前記基板本体に巻き回された配線基板であって、
    前記シールドフィルムの巻き回しの両端には、前記シールド配線が存しない隙間領域が設けられ、
    前記信号配線は、互いに平行に配置された部分を有し、
    前記隙間領域は前記信号配線の平行に配置された部分と斜めに交差し、前記各信号配線は前記隙間領域を斜めに横断するように配置された配線基板。
  6. 前記隙間領域の幅は一定である請求項5記載の配線基板。
  7. 前記各信号配線の前記隙間領域を横断する部分の長さは等しくされた請求項5又は請求項6のいずれか1項記載の配線基板。
  8. 前記隙間領域は、前記基板本体の片側に配置された請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の配線基板。
  9. 前記信号配線の両脇にはそれぞれ接地配線が配置され、前記シールド配線は前記接地配線に接続された請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の配線基板。
  10. 前記基板本体の前記信号配線が配置されている表面にはカバーフィルムが貼付された配線基板であって、
    前記カバーフィルムには開口が設けられ、前記シールド配線は前記開口底面に露出する前記接地配線に接続された請求項9記載の配線基板。
  11. 前記シールドフィルムは互いに平行な第一、第二の辺と、前記第一、第二の辺とは90°以外の角度を成し、互いに平行な第三、第四の辺を有し、
    前記第一、第二の辺の間の距離は前記信号配線の両端間の距離よりも短く、前記第一、第二の辺の外側に前記信号配線の両端が位置する請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の配線基板。
  12. ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体に、網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムを巻き回し、配線基板を製造する配線基板製造方法であって、
    前記シールドフィルムの巻き回しの両端を重ね合わせて重複領域を形成する際、
    前記重複領域と、前記信号配線の互いに平行に配置された部分とを斜めに交差させ、前記各信号配線が前記重複領域を斜めに横断させる配線基板製造方法。
  13. 前記各信号配線が前記重複領域を横断する部分の長さを等しくさせる請求項12記載の配線基板製造方法。
  14. ベースフィルム上に複数の信号配線が配置された基板本体に、網状のシールド配線が設けられたシールドフィルムを巻き回し、配線基板を製造する配線基板製造方法であって、
    前記シールドフィルムの巻き回しの両端を接触させず、前記信号配線の互いに平行に配置された部分に対して斜めに交差する隙間領域を設け、
    前記各信号配線に、前記隙間領域を斜めに横断させる配線基板製造方法。
  15. 前記各信号配線が前記隙間領域を横断する部分の長さを等しくさせる請求項14記載の配線基板製造方法。
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