JPH036416B2 - - Google Patents
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- JPH036416B2 JPH036416B2 JP57076881A JP7688182A JPH036416B2 JP H036416 B2 JPH036416 B2 JP H036416B2 JP 57076881 A JP57076881 A JP 57076881A JP 7688182 A JP7688182 A JP 7688182A JP H036416 B2 JPH036416 B2 JP H036416B2
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- JP
- Japan
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- switching
- heating
- time
- switching element
- output
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/66—Circuits
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はストアド・プログラム方式のコントロ
ーラを備えた加熱装置の加熱開始の際の制御回路
および制御方法に関するものである。
ーラを備えた加熱装置の加熱開始の際の制御回路
および制御方法に関するものである。
ストアド・プログラム方式のコントローラ、例
えばマイクロコンピユータ(以下「マイコン」と
略す)などを用いた加熱装置にあつては、ノイズ
による制御回路の誤動作やマイコン内のプログラ
ム・カウンタのエラーや機能喪失に起因する「暴
走」によつて、加熱手段への給電が誤つて開始さ
れる事故が懸念されてきた。
えばマイクロコンピユータ(以下「マイコン」と
略す)などを用いた加熱装置にあつては、ノイズ
による制御回路の誤動作やマイコン内のプログラ
ム・カウンタのエラーや機能喪失に起因する「暴
走」によつて、加熱手段への給電が誤つて開始さ
れる事故が懸念されてきた。
第1図はかかるコントローラを備えた加熱装置
の一例としての電子レンジの本体斜視図である。
本体1の前面には開閉自在に軸支された扉体2
と、さまざまな指令を制御系に入力するキー3や
螢光表示管などで構成される表示部4等を配した
操作パネル5とが設けられている。6は加熱の開
始を指令するスタートスイツチである。
の一例としての電子レンジの本体斜視図である。
本体1の前面には開閉自在に軸支された扉体2
と、さまざまな指令を制御系に入力するキー3や
螢光表示管などで構成される表示部4等を配した
操作パネル5とが設けられている。6は加熱の開
始を指令するスタートスイツチである。
このような加熱装置にあつては、電子回路がノ
イズなどで誤動作したり、故障によつて制御不能
となつたりして、スタートスイツチを押していな
いにもかかわらず、加熱手段へ誤つて給電が開始
される事故が懸念されるため、次のような配慮を
することが一般的であつた。
イズなどで誤動作したり、故障によつて制御不能
となつたりして、スタートスイツチを押していな
いにもかかわらず、加熱手段へ誤つて給電が開始
される事故が懸念されるため、次のような配慮を
することが一般的であつた。
すなわち、制御部からのスタート信号の出力
と、加熱の開始を指令するスタートスイツチの機
械的な打鍵との2つの条件が揃わなければ、加熱
手段への給電が行われないように構成する方式の
採用である。
と、加熱の開始を指令するスタートスイツチの機
械的な打鍵との2つの条件が揃わなければ、加熱
手段への給電が行われないように構成する方式の
採用である。
第8図はかかる加熱装置の従来の制御回路の要
部を示す。スタートスイツチ6を押すことによつ
て加熱開始のコマンドがコントローラとしてのマ
イコン7に入力されると、マイコン7はスイツチ
ング手段たるタイム・リレー8を閉路させて加熱
手段たるマグネトロン9への給電を開始するた
め、第2のスイツチング素子たるトランジスタ1
0を導通させるべくスタート信号を出力する。と
ころがタイム・リレー8のコイル駆動回路には、
このトランジスタ10以外に第1のスイツチング
素子たるサイリスタ11が接続されており、スタ
ートスイツチ6の操作によつてこのサイリスタ1
1も導通していなければ、タイム・リレー8は閉
路しない。かかる構成によつてマイコンがノイズ
等で誤動作を起し、「暴走」してスタート信号を
出力したとしても、そのときスタートスイツチ6
が操作されていない限り、マグネトロン9への給
電を開始しないよう構成している。
部を示す。スタートスイツチ6を押すことによつ
て加熱開始のコマンドがコントローラとしてのマ
イコン7に入力されると、マイコン7はスイツチ
ング手段たるタイム・リレー8を閉路させて加熱
手段たるマグネトロン9への給電を開始するた
め、第2のスイツチング素子たるトランジスタ1
0を導通させるべくスタート信号を出力する。と
ころがタイム・リレー8のコイル駆動回路には、
このトランジスタ10以外に第1のスイツチング
素子たるサイリスタ11が接続されており、スタ
ートスイツチ6の操作によつてこのサイリスタ1
1も導通していなければ、タイム・リレー8は閉
路しない。かかる構成によつてマイコンがノイズ
等で誤動作を起し、「暴走」してスタート信号を
出力したとしても、そのときスタートスイツチ6
が操作されていない限り、マグネトロン9への給
電を開始しないよう構成している。
かかる構成によれば、制御部からのスタート信
号の出力と、加熱の開始を指令するスタートスイ
ツチの機械的な打鍵との2つの条件が揃わなけれ
ば、加熱手段への給電は行われない。
号の出力と、加熱の開始を指令するスタートスイ
ツチの機械的な打鍵との2つの条件が揃わなけれ
ば、加熱手段への給電は行われない。
ただ、この従来例にはひとつの欠点があつた。
それは、スタートスイツチ6のチヤタリングを考
慮すると、その打鍵を確実に検出するためにある
時間を要し、このため、スタートスイツチ6がご
く短い期間しか打鍵されないと、コントローラ7
がスタート指令を検出してスタート信号を出力し
ても、この時点ですでにスタートスイツチ6がリ
リースされているため、サイリスタ11がトリガ
しないというものであつた。
それは、スタートスイツチ6のチヤタリングを考
慮すると、その打鍵を確実に検出するためにある
時間を要し、このため、スタートスイツチ6がご
く短い期間しか打鍵されないと、コントローラ7
がスタート指令を検出してスタート信号を出力し
ても、この時点ですでにスタートスイツチ6がリ
リースされているため、サイリスタ11がトリガ
しないというものであつた。
このため、タイム・リレー8は閉路せず、従つ
てマグネトロン9は動作しないのに、マイコン7
はスタート信号を出し続け、第1図のように表示
部4を備えたものにあつては、設定された加熱時
間をカウントダウンしていくという現象である。
すなわち制御系としては加熱が進行しているもの
として処理を進めているのに、かんじんのマイク
ロ波は加熱室に照射されず、被加熱物は一向に加
熱されないというエラーである。
てマグネトロン9は動作しないのに、マイコン7
はスタート信号を出し続け、第1図のように表示
部4を備えたものにあつては、設定された加熱時
間をカウントダウンしていくという現象である。
すなわち制御系としては加熱が進行しているもの
として処理を進めているのに、かんじんのマイク
ロ波は加熱室に照射されず、被加熱物は一向に加
熱されないというエラーである。
これはコントローラ7がスタートスイツチ6の
押されたことを検出する時点と、実際にスタート
信号を出す時点とがずれてしまうことによる。こ
れはマイコンのようなストアド・プログラム方式
のコントローラを用いる限り、避けようがない。
第3図のタイミング・チヤートで説明すると、ス
タートスイツチ6はスキヤン信号SCNによつて
ストロープされ、IN端子に入力される。これは
コントローラたるマイコン7への入力として、第
1図に示すように多くのキー3があるため、これ
らをキー・マトリクスとして構成し、次々とスト
ロープしながら数の限られた入力端子をタイム・
シエアリングして多重的に用いる一般的な方法で
ある。1周期Tは10ミリ秒、パルス幅Pは1ミリ
秒くらいに選ばれ、ダイナミツク点灯させる表示
部4の桁制御信号として兼用されることが多い。
さてスタートスイツチ6が図示の実線のように押
されたとすると、IN端子にはSCN信号によりス
トローブされた図のようなパルスが入力される。
時刻t1でかかるスタートスイツチの検出が行なわ
れたとすると、マイコン7は1周期後の時刻t2で
再び同様の検出を行う。これはスイツチのチヤタ
リングを考慮したものである。そこで時刻t2でマ
イコン7は初めてスタートスイツチ6が押された
ことを確認し、加熱動作を開始すべきかどうかと
いう判定の仕事に入る。すなわちドアが閉じられ
ているか、加熱時間は設定されているかどうか、
などの判定である。
押されたことを検出する時点と、実際にスタート
信号を出す時点とがずれてしまうことによる。こ
れはマイコンのようなストアド・プログラム方式
のコントローラを用いる限り、避けようがない。
第3図のタイミング・チヤートで説明すると、ス
タートスイツチ6はスキヤン信号SCNによつて
ストロープされ、IN端子に入力される。これは
コントローラたるマイコン7への入力として、第
1図に示すように多くのキー3があるため、これ
らをキー・マトリクスとして構成し、次々とスト
ロープしながら数の限られた入力端子をタイム・
シエアリングして多重的に用いる一般的な方法で
ある。1周期Tは10ミリ秒、パルス幅Pは1ミリ
秒くらいに選ばれ、ダイナミツク点灯させる表示
部4の桁制御信号として兼用されることが多い。
さてスタートスイツチ6が図示の実線のように押
されたとすると、IN端子にはSCN信号によりス
トローブされた図のようなパルスが入力される。
時刻t1でかかるスタートスイツチの検出が行なわ
れたとすると、マイコン7は1周期後の時刻t2で
再び同様の検出を行う。これはスイツチのチヤタ
リングを考慮したものである。そこで時刻t2でマ
イコン7は初めてスタートスイツチ6が押された
ことを確認し、加熱動作を開始すべきかどうかと
いう判定の仕事に入る。すなわちドアが閉じられ
ているか、加熱時間は設定されているかどうか、
などの判定である。
第6図はかかるマイコン7の動作を示すフロー
チヤートである。第3図と対応させながら説明を
行う。これはプログラムの一部であり、SCN出
力をセツトする際にコールされるサブルーチンの
形をなしている。まずこのサブルーチンに起動が
かかるとSCN出力がセツトされ、IN入力、すな
わちスタートスイツチ6の信号が取り込まれる。
かかるデータは次にオン、オフの判定、何度めの
データか(すなわちt1,t2のチエツク)などの検
定を経て、2回めのデータ(t2時点)のみが有効
データとして受け付け処理される。1回めのデー
タは2回めに備えてセーブされ、3回め以降のデ
ータはオフ時と同様の扱いとなる。処理が済め
ば、SCN出力はリセツトされ、元のメインルー
チンへとリターンする。
チヤートである。第3図と対応させながら説明を
行う。これはプログラムの一部であり、SCN出
力をセツトする際にコールされるサブルーチンの
形をなしている。まずこのサブルーチンに起動が
かかるとSCN出力がセツトされ、IN入力、すな
わちスタートスイツチ6の信号が取り込まれる。
かかるデータは次にオン、オフの判定、何度めの
データか(すなわちt1,t2のチエツク)などの検
定を経て、2回めのデータ(t2時点)のみが有効
データとして受け付け処理される。1回めのデー
タは2回めに備えてセーブされ、3回め以降のデ
ータはオフ時と同様の扱いとなる。処理が済め
ば、SCN出力はリセツトされ、元のメインルー
チンへとリターンする。
さてt2時点で有効に取り込まれたスタートスイ
ツチのデータは、次にタイマの設定が済んでいる
か、パワー設定にエラーはないか、ドアは閉じて
いるかなどのチエツクを経て、t3時点で始めてス
タート出力をセツトさせる。これらのチエツクの
いずれかに該当すれば、スタート出力はセツトさ
れない。
ツチのデータは、次にタイマの設定が済んでいる
か、パワー設定にエラーはないか、ドアは閉じて
いるかなどのチエツクを経て、t3時点で始めてス
タート出力をセツトさせる。これらのチエツクの
いずれかに該当すれば、スタート出力はセツトさ
れない。
然る後に、つまり時刻t2よりは時間τだけ遅れ
た時刻t3に、スタート信号Sは出力される。通常
はこの時刻t3より長くスタートスイツチ6は押さ
れているが(破線で示す)、ごく短い期間だけチ
ヨンと押されたときには時刻t3ではすでにリリー
スされており、サイリスタ11とトランジスタ1
0との論理積(AND)が満たされず、タイム・
リレー8が閉路しない。しかしマイコン7はスタ
ート信号Sを出力し続け、表示部4のカウント・
ダウンを開始する。
た時刻t3に、スタート信号Sは出力される。通常
はこの時刻t3より長くスタートスイツチ6は押さ
れているが(破線で示す)、ごく短い期間だけチ
ヨンと押されたときには時刻t3ではすでにリリー
スされており、サイリスタ11とトランジスタ1
0との論理積(AND)が満たされず、タイム・
リレー8が閉路しない。しかしマイコン7はスタ
ート信号Sを出力し続け、表示部4のカウント・
ダウンを開始する。
このような事故を防止する方策として、例えば
特開昭55−157891号公報が知られている。それが
第2図に示す遅延回路12である。これはスター
トスイツチによる信号を遅延させ、第3図の一点
鎖線で示すようにスタートスイツチ6がリリース
されても、時間τを考慮して、これよりは十分長
くサイリスタ11を導通状態にしておく方法であ
る。これによりたとえスタートスイツチがチヨン
押しされても、トランジスタ10とサイリスタ1
1とが、確実に時間Aの間AND条件を満たせる
よう構成している。
特開昭55−157891号公報が知られている。それが
第2図に示す遅延回路12である。これはスター
トスイツチによる信号を遅延させ、第3図の一点
鎖線で示すようにスタートスイツチ6がリリース
されても、時間τを考慮して、これよりは十分長
くサイリスタ11を導通状態にしておく方法であ
る。これによりたとえスタートスイツチがチヨン
押しされても、トランジスタ10とサイリスタ1
1とが、確実に時間Aの間AND条件を満たせる
よう構成している。
この方式は上記の問題の一つの解法ではある
が、抵抗とコンデンサという受動部品が増え、コ
ストアツプ要因となるほか、この遅延回路の時定
数はかなり微妙な範囲内に調整しなければなら
ず、性能面で難点が残る。すなわち時間Aを確実
なものにするためには、十分長い遅延時間が要求
されるわけだが、この遅延回路は当然サイリスタ
11のターンオン時刻t4をも遅らせてしまう(図
中の時間“D”)。ところがこのターンオン時間遅
れDは、1周期Tと比して確実に短くしなけれ
ば、マイコンがスタート信号を出力しているの
に、遅延回路の充電がまだ不十分でサイリスタが
ターンオンせず、何のために遅延回路を追加した
のかわけがわからないケースが生じる。従つて最
適値を設計することが難しく、またそのような許
容範囲におさめるよう調整しながら生産していく
ことも大変である。もちろん制御系の信頼性も落
ちてしまう。
が、抵抗とコンデンサという受動部品が増え、コ
ストアツプ要因となるほか、この遅延回路の時定
数はかなり微妙な範囲内に調整しなければなら
ず、性能面で難点が残る。すなわち時間Aを確実
なものにするためには、十分長い遅延時間が要求
されるわけだが、この遅延回路は当然サイリスタ
11のターンオン時刻t4をも遅らせてしまう(図
中の時間“D”)。ところがこのターンオン時間遅
れDは、1周期Tと比して確実に短くしなけれ
ば、マイコンがスタート信号を出力しているの
に、遅延回路の充電がまだ不十分でサイリスタが
ターンオンせず、何のために遅延回路を追加した
のかわけがわからないケースが生じる。従つて最
適値を設計することが難しく、またそのような許
容範囲におさめるよう調整しながら生産していく
ことも大変である。もちろん制御系の信頼性も落
ちてしまう。
本発明はかかる背景に鑑み、より確実な動作が
期待でき、回路構成もシンプルで信頼性の高い加
熱開始安全制御回路を実現するものである。
期待でき、回路構成もシンプルで信頼性の高い加
熱開始安全制御回路を実現するものである。
以下、図面に従つて本発明の構成を説明する。
第4図は本発明の一実施例を示す回路図である。
第2図に示す従来回路と同一部品には同一番号を
付している。
第4図は本発明の一実施例を示す回路図である。
第2図に示す従来回路と同一部品には同一番号を
付している。
本発明ではスイツチング手段たるタイム・リレ
ー8のコイル駆動回路にスタート信号Sによつて
動作する第2のスイツチング素子たるトランジス
タ10と、スタートスイツチ6を押すことによつ
て導通する第1のスイツチング素子たるサイリス
タ11とが接続されている点は、全く同一であ
る。スタートスイツチ6はコントローラたるマイ
コン7の入力端込IN1に接続される。異なるのは
Q点の電位を入力端子IN2に接続し、これをマイ
コン7が監視している点である。すなわち第5図
において、t2時点でスタートスイツチ6の検出を
したマイコン7は、τ時間後の時刻t3でスタート
信号Sを出力する。そして時間“B”後の時刻t5
において、今後はIN2の状態つまるQ点の電位を
チエツクする。スタートスイツチがチヨン押しさ
れた場合には、Q点はHレベルのままであるし、
もし通常の押し方(点線)であれば、Lレベルに
転じているはずである。そこでこのt5時点での
IN2の検出結果をもとに、マイコン7はHレベル
のままであればスタート信号Sの出力をやめてし
まう。そしてこの判定が終了するまでは、CLK
端子のクロツクパルスを計数せず、タイマーのカ
ウントダウンを行なわない。
ー8のコイル駆動回路にスタート信号Sによつて
動作する第2のスイツチング素子たるトランジス
タ10と、スタートスイツチ6を押すことによつ
て導通する第1のスイツチング素子たるサイリス
タ11とが接続されている点は、全く同一であ
る。スタートスイツチ6はコントローラたるマイ
コン7の入力端込IN1に接続される。異なるのは
Q点の電位を入力端子IN2に接続し、これをマイ
コン7が監視している点である。すなわち第5図
において、t2時点でスタートスイツチ6の検出を
したマイコン7は、τ時間後の時刻t3でスタート
信号Sを出力する。そして時間“B”後の時刻t5
において、今後はIN2の状態つまるQ点の電位を
チエツクする。スタートスイツチがチヨン押しさ
れた場合には、Q点はHレベルのままであるし、
もし通常の押し方(点線)であれば、Lレベルに
転じているはずである。そこでこのt5時点での
IN2の検出結果をもとに、マイコン7はHレベル
のままであればスタート信号Sの出力をやめてし
まう。そしてこの判定が終了するまでは、CLK
端子のクロツクパルスを計数せず、タイマーのカ
ウントダウンを行なわない。
かかる構成により、タイム・リレー8だけが投
入されず、制御系は加熱モードに入つて、タイマ
ーがカウントダウンするといつた事故が確実に防
げる。微妙なタイミングが要求されるようなメカ
ニズムは何もない。回路構成もすこぶる簡素で、
制御系の信頼性は高まり、コストも低減できる。
入されず、制御系は加熱モードに入つて、タイマ
ーがカウントダウンするといつた事故が確実に防
げる。微妙なタイミングが要求されるようなメカ
ニズムは何もない。回路構成もすこぶる簡素で、
制御系の信頼性は高まり、コストも低減できる。
さらにマグネトロン9の出力を可変にすべく第
2のスイツチング手段たるパワーリレー13を設
けた例を述べる。操作パネル5上のキー3より出
力が選択できる。選択された出力は表示管4の出
力表示セグメント14に表示される。加熱動作が
始まるとマイコン7よりPWR信号が周期的に断
続して出力され、トランジスタ15でパワーリレ
ー13を間欠的に閉路させ、マグネトロンの平均
出力を変化させる。さてかかるパワーリレー13
を時刻t5までは投入しないよう構成すれば、チヨ
ン押しが判定される時間Bの間、マグネトロン9
への給電は確実に停止され、より安全性が高ま
る。
2のスイツチング手段たるパワーリレー13を設
けた例を述べる。操作パネル5上のキー3より出
力が選択できる。選択された出力は表示管4の出
力表示セグメント14に表示される。加熱動作が
始まるとマイコン7よりPWR信号が周期的に断
続して出力され、トランジスタ15でパワーリレ
ー13を間欠的に閉路させ、マグネトロンの平均
出力を変化させる。さてかかるパワーリレー13
を時刻t5までは投入しないよう構成すれば、チヨ
ン押しが判定される時間Bの間、マグネトロン9
への給電は確実に停止され、より安全性が高ま
る。
なお16はスピーカ、ブザーなどの警報手段、
17はかかる警報手段のドライバであり、発振器
あるいは音声合成器(シンセサイザ)などを含
む。かかる警報手段はリレーIN2の監視により異
常が発見されたとき、これを報知する。また表示
管4もこのとき例えばFFFFといつた表示を
出力して、エラーの発生を報知しうる。
17はかかる警報手段のドライバであり、発振器
あるいは音声合成器(シンセサイザ)などを含
む。かかる警報手段はリレーIN2の監視により異
常が発見されたとき、これを報知する。また表示
管4もこのとき例えばFFFFといつた表示を
出力して、エラーの発生を報知しうる。
次に第7図を用いて本発明と従来例との違いを
より明確にさせる。第7図は本発明におけるマイ
コン7の動作を示すフローチヤートである。第6
図同様サブルーチンの形をなしており、メインル
ーチンから所定間隔でコールされる。SCN1は表
示管4の第1桁のグリツドを制御しており、この
サブルーチンに起動がかかると、まず第1桁のた
めの表示データが8ビツトで出力される。次いで
SCN1が出力がセツトされ、IN入力が取込まれる
のは第6図と同様である。
より明確にさせる。第7図は本発明におけるマイ
コン7の動作を示すフローチヤートである。第6
図同様サブルーチンの形をなしており、メインル
ーチンから所定間隔でコールされる。SCN1は表
示管4の第1桁のグリツドを制御しており、この
サブルーチンに起動がかかると、まず第1桁のた
めの表示データが8ビツトで出力される。次いで
SCN1が出力がセツトされ、IN入力が取込まれる
のは第6図と同様である。
ところが次に本発明では“B”タイマのチエツ
クを行う。“B”タイマとは第5図の時刻t3〜t5
の間“B”を計数するタイマであり、スタートス
イツチがt2時点で有効、かつタイム設定、パワー
設定、ドアー閉チエツクおよびリレーIN2がHigh
すなわちタイムリレー8がオフのままであるとい
う一切のチエツクにパスすれば、t3時点で起動さ
れるタイマである。このときスタート出力がセツ
トされる。もしリレーIN2チエツクがLowであれ
ば、まだスタート出力をセツトしていないのにタ
イムリレー8のコイルに電圧が加わつていること
を示し、これはリレーあるいはドライブ用トラン
ジスタなどの故障と考えられるので、ブザーを鳴
らし、F表示をして警報を行う。この後の一切の
キーを受けつけなくすれば、誤まつてスタートす
ることがなくより安全である。
クを行う。“B”タイマとは第5図の時刻t3〜t5
の間“B”を計数するタイマであり、スタートス
イツチがt2時点で有効、かつタイム設定、パワー
設定、ドアー閉チエツクおよびリレーIN2がHigh
すなわちタイムリレー8がオフのままであるとい
う一切のチエツクにパスすれば、t3時点で起動さ
れるタイマである。このときスタート出力がセツ
トされる。もしリレーIN2チエツクがLowであれ
ば、まだスタート出力をセツトしていないのにタ
イムリレー8のコイルに電圧が加わつていること
を示し、これはリレーあるいはドライブ用トラン
ジスタなどの故障と考えられるので、ブザーを鳴
らし、F表示をして警報を行う。この後の一切の
キーを受けつけなくすれば、誤まつてスタートす
ることがなくより安全である。
さて“B”タイマが経過すると、再びリレー
IN2チエツクが行われ、今後はこれがLowであれ
ばチヨン押しもなくリレーのドライバやリレーコ
イルにも故障なく正常にオンしたと判断できるの
で、調理開始ブザーをピツと鳴らし、リレー13
への断続を開始し、調理タイマのカウントダウン
を始める。もしこのチエツクがHighのままなら
リレー回路のいずれかの故障でありスタート出力
をリセツトしてエラー報知処理へとジヤンプさせ
る。
IN2チエツクが行われ、今後はこれがLowであれ
ばチヨン押しもなくリレーのドライバやリレーコ
イルにも故障なく正常にオンしたと判断できるの
で、調理開始ブザーをピツと鳴らし、リレー13
への断続を開始し、調理タイマのカウントダウン
を始める。もしこのチエツクがHighのままなら
リレー回路のいずれかの故障でありスタート出力
をリセツトしてエラー報知処理へとジヤンプさせ
る。
このように本発明によれば、微妙なタイミング
が要求されない確実な加熱開始安全制御回路が実
現できる。回路構成もシンプルであり、信頼性の
高い、安価な回路となる。さらにタイムリレーの
コイル断線や駆動回路の故障をも検出でき、安全
回路としての利点は大である。
が要求されない確実な加熱開始安全制御回路が実
現できる。回路構成もシンプルであり、信頼性の
高い、安価な回路となる。さらにタイムリレーの
コイル断線や駆動回路の故障をも検出でき、安全
回路としての利点は大である。
第1図は加熱装置の一実施例としての電子レン
ジの本体斜視図、第2図は従来例を示す加熱開始
安全制御回路図、第3図は同タイミングチヤー
ト、第4図は本発明の一実施例を示す回路図、第
5図は同タイミングチヤート、第6図は従来のプ
ログラム例を示すフローチヤート、第7図は本発
明に係るプログラム例を示すフローチヤート、第
8図は別な従来例を示す加熱開始安全制御回路図
である。 6……スタートスイツチ、7……マイクロコン
ピユータ(コントローラ)、8……タイムリレー
(第1のスイツチング手段)、9……マグネトロン
(加熱手段)、10……トランジスタ(第2のスイ
ツチング素子)、11……サイリスタ(第1のス
イツチング素子)、13……パワーリレー(第2
のスイツチング手段)、16……スピーカ(警報
手段)、17……ボイスシンセサイザ。
ジの本体斜視図、第2図は従来例を示す加熱開始
安全制御回路図、第3図は同タイミングチヤー
ト、第4図は本発明の一実施例を示す回路図、第
5図は同タイミングチヤート、第6図は従来のプ
ログラム例を示すフローチヤート、第7図は本発
明に係るプログラム例を示すフローチヤート、第
8図は別な従来例を示す加熱開始安全制御回路図
である。 6……スタートスイツチ、7……マイクロコン
ピユータ(コントローラ)、8……タイムリレー
(第1のスイツチング手段)、9……マグネトロン
(加熱手段)、10……トランジスタ(第2のスイ
ツチング素子)、11……サイリスタ(第1のス
イツチング素子)、13……パワーリレー(第2
のスイツチング手段)、16……スピーカ(警報
手段)、17……ボイスシンセサイザ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被加熱物を載置する加熱室と、この加熱室に
連結された加熱手段と、この加熱手段への給電を
行うスイツチング手段と、このスイツチング手段
の投入を指令するスタートスイツチと、このスタ
ートスイツチの操作により動作する第1のスイツ
チング素子と、この第1のスイツチング素子と共
に前記スイツチング手段の動作を制御する第2の
スイツチング素子と、かかる制御系を制御するス
トアド・プログラム方式によるコントローラとよ
り成り、前記コントローラは前記スタートスイツ
チが有効に操作されたか否かを検出し、然る後に
スタート信号を出力して前記第2のスイツチング
素子を動作させるスタート検知手段を備え、かつ
前記スイツチング手段が投入されたか否かを監視
し、所定時間が計数されてもなおその投入が検出
されない時には、スタート信号の出力を中断する
よう構成したスタート確認手段を有し、さらに少
なくともスタート信号が出力される以前には、前
記第1のスイツチング素子がオフ状態であること
を監視し、これが投入状態にあれば前記第2のス
イツチング素子を投入しないよう構成した異常検
知手段を具備する加熱装置。 2 警報手段を具備し、前記コントローラのスタ
ート確認手段は前記スイツチング手段の投入が検
出された後に、前記警報手段により加熱が開始さ
れた旨の報知を行うよう構成した特許請求の範囲
第1項記載の加熱装置。 3 前記コントローラの異常検知手段は非加熱時
には前記スイツチング手段がオフ状態であること
を監視し、これがオン状態にあれば、一切のキー
入力を受けつけないよう構成した特許請求の範囲
第1項記載の加熱装置。 4 警報手段あるいは表示手段を具備し、前記コ
ントローラの異常検知手段が前記スイツチング手
段の異常を検出した際には、前記警報手段もしく
は表示手段により、これを報知せしめた特許請求
の範囲第1項記載の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7688182A JPS58195713A (ja) | 1982-05-08 | 1982-05-08 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7688182A JPS58195713A (ja) | 1982-05-08 | 1982-05-08 | 加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58195713A JPS58195713A (ja) | 1983-11-15 |
JPH036416B2 true JPH036416B2 (ja) | 1991-01-30 |
Family
ID=13617972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7688182A Granted JPS58195713A (ja) | 1982-05-08 | 1982-05-08 | 加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58195713A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6416095U (ja) * | 1987-07-17 | 1989-01-26 | ||
EP1703639A1 (en) * | 2005-03-15 | 2006-09-20 | Genbond Enterprises Ltd. | Controller device for power circuit with improved security |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55157891A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-08 | Tokyo Shibaura Electric Co | High frequncy heater |
-
1982
- 1982-05-08 JP JP7688182A patent/JPS58195713A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55157891A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-08 | Tokyo Shibaura Electric Co | High frequncy heater |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58195713A (ja) | 1983-11-15 |
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