JPH0364011B2 - - Google Patents

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JPH0364011B2
JPH0364011B2 JP1632585A JP1632585A JPH0364011B2 JP H0364011 B2 JPH0364011 B2 JP H0364011B2 JP 1632585 A JP1632585 A JP 1632585A JP 1632585 A JP1632585 A JP 1632585A JP H0364011 B2 JPH0364011 B2 JP H0364011B2
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JP
Japan
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arm
machine frame
lid
bucket
opening
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JP1632585A
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JPS61176722A (ja
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Shigenobu Nishizakura
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HOTSUKAIDO NOGYO KAIHATSU KOSHA
Original Assignee
HOTSUKAIDO NOGYO KAIHATSU KOSHA
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Publication date
Application filed by HOTSUKAIDO NOGYO KAIHATSU KOSHA filed Critical HOTSUKAIDO NOGYO KAIHATSU KOSHA
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Publication of JPS61176722A publication Critical patent/JPS61176722A/ja
Publication of JPH0364011B2 publication Critical patent/JPH0364011B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/963Arrangements on backhoes for alternate use of different tools
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F7/00Equipment for conveying or separating excavated material
    • E02F7/06Delivery chutes or screening plants or mixing plants mounted on dredgers or excavators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Shovels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) この発明は、油圧パワーシヨベル等の土木機械
のアーム先端部に装着し、土木機械の機能を利用
し、農地の石礫を選別して除去し耕土を改良する
のに使用する除礫選別装置に関するものである。
(従来の技術) 石礫の多い農地から石礫を選別して除去し、有
用な土を残す、いわゆる耕土改良用の除礫選別装
置には、各種のものが周知となつているが、土木
機械に装着するものとしては、特公昭59−6977号
公報記載の農地用回転式除礫選別機がある。
このものは、第4図に示すように、走行可能な
土木機械のアーム70に装備する正面円形機枠
(以下、機枠と略す)72の前枠73の下側に、
掘土用前刃74を両側に突設し、前記機枠の後側
は多数の枠杆でテーパ75に構成し、その中心の
軸受76を取付け、前記機枠の上側には土木機械
の油圧駆動系に配管接続する油圧モータ77を配
設し、そのモータ軸78の前端部に駆動するギヤ
80を装置し、機枠内に取付ける円筒錘形の回転
ふるい82の前側口枠の縦面全周には、前記駆動
ギヤがかみ合いローラを配設し(図示省略)、回
転ふるいの円錘形後端部を機枠の軸受に軸着した
ものである。
この農地用回転式除礫選機を使用するには、ま
ず、土木機械を操従してアームを作動し、掘土用
前刃で農地を掘削してすくい上げ、すくい上げた
ものを回転ふるい内に移しアームで吊り上げる。
つぎに、土木機械の操作席で油圧モータを作動さ
せ、回転ふるいを回転して硬質の土、土塊類など
を粉砕し、石礫を選別するとともに農耕に適した
土をふるい落し、回転ふるい内に残つた石礫は、
適当個所へアームを旋回し、バケツトシリンダ8
4で機枠とともに回転ふるいを下向きに傾けて空
ける。通常、回転ふるいの回転数毎分70〜80回
転、3〜10分間位で1回の選別作業を終了すると
されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の農地用回転式除礫選機は、従来の土木機
械と同様に、すべての操作を操縦室内で楽に行う
ことができ、多数普及している油圧パワーシヨベ
ル等に装着するので、比較的安価に提供できると
ともに、能率的な作業が可能な長所を備える。
しかし、掘土用前刃74を両側に設けた機枠7
2が円形であるため、農地を掘削する際に掘削底
は円孤状になる。したがつて、同一の深さ、幅の
掘削ならば、掘削底を平らにできる四角形に開口
する掘削バケツトに比べ掘削量が少なくなる。ま
た、隣接する掘削底との間には山形に掘削されな
い部分ができるので、この部分に含まれる石礫は
掘削されずに残つてしまう。この掘削残しをなく
するには、掘削回数を多くすることが必要にな
る。
一方、機枠および回転ふるいは前面が開口して
いるので、選別の際に内容物がこぼれ落ちないよ
うに,開口部を斜め上向きにして回転しなければ
ならない。したがつて、掘削された石礫や土は、
回転ふるいの円錘形底部にたまり、回転ふるいの
外周全面を選別に利用することができない。とく
に、粘着性の強い土の場合には、円錘形の底部に
土が粘着し、目づまりによつて選別性能が低下す
る。以上のことは、除礫選別作業における能率お
よび精度の向上において問題とされていた点であ
る。
この発明は、上述の問題点を解消するため、選
別用の回転ふるいは、全周を選別に利用すること
ができるように、水平横軸周りに回動する中空円
筒形の回転ふるいを採用し、しかもこの回転ふる
いが正面四角形に開口する掘削バスケツトとその
閉蓋とに分割形成されたものにし、土木機械のバ
ケツト抱え込み、反転作用をそのまま利用できる
ような回転ふるい取付け用の機枠を、土木機械の
アーム先端部に装着し、選別に好適な回転数が得
られるとともに、掘削抵抗に耐えられるように掘
削バケツトを機枠に制動して固定することができ
る回転ふるいの回動機構を実現し、作業能率およ
び除礫精度が高く、操作が楽でしかも比較的安価
なものにすることができる土木機械用農地除礫選
別装置を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するために溝じたこの発明の
技術的手段の内容を、実施例を示す図面を用いて
以下に説明する。
第1図ないし第3図において、正面逆U字形の
機枠10は、油圧パワーシヨベル等土木機械のア
ーム12の先端部に、前後方向に抱え込み、反転
可能に上記中央を装着するものである。中空円筒
形の回転ふるい18は、機枠の両腕板6,8の下
端部に、両側中心に突設した回転軸20を軸支
し、機枠の内側に水平に横架する。そして、この
回転ふるいは、横方向に二分割され、一方を両側
の側板22,24に前記の回転軸を固設した正面
四角形に開口する掘削バケツト28にし、他方を
上記開口部の上縁に蝶番30を介し開閉自在に取
り付けるとともに、開口部に閉合する閉蓋32に
したものである。さらに、閉蓋32の両側板3
4,36の周縁部に、レール37,38を適当な
間隔を介し外周と同心円状に周設し、その内側を
凹溝39に形成する。また、閉蓋と掘削バケツト
の両側板内面に、閉蓋の開放および閉合に対応
し、係止解除および係止する自動係止金具40を
配設する(第8図参照)。
つぎに、回転ふるいを回動するため、機枠上面
の左右に、停止時作動の自動ブレーーキ内蔵の油
圧モータ43と、この油圧モータに接続する減速
ミツシヨン44をそれぞれ配設し、減速ミツシヨ
ンの出力軸46の先端部を機枠の外側に突出し、
前記回転軸20の先端部も機枠の腕板6,8の下
端端部から突出させ、出力軸46と回転軸20の
各先端部の間に、出力軸から回転軸に減速に回転
を伝動するチエーン減速伝動機構48を配設する
とともに、これを機枠の両腕板の外側に沿設する
チエーンケース50に収容し、前記の油圧モータ
を土木機械に装備する油圧ポンプに正逆回転可能
に接続をする。
さらに、閉蓋を開閉するため、土木機械のアー
ムの中間部に、閉蓋開閉体52を設ける。すなわ
ち、第10図、第11図も参照し、閉蓋開閉体
は、アームの中間部に取付ける二又腕金54の平
行する左右の腕部57,58の先端部内側に、前
記凹溝39に遊嵌するローラ56を軸支し、左右
に対向するローラの間を、機枠の抱え込み作用で
上昇する回転ふるいの掘削バケツトが通過可能に
形成し、かつ凹溝にローラが内嵌した状態で回転
ふるいの全周回動を可能に、前記の両腕部をレー
ル37,38の外方に上方から突設するものであ
る。
(作用) 以上の技術的手段を講じたこの発明の装置の作
用を、使用時の状態を例示した第12図ないし第
16図を併用して説明する。
作業の当初、掘削バケツト(以下、バケツトと
略す)に閉蓋を係止するには、土木機械の操縦室
でアームを操作し、装置を地上から若干吊り上げ
る。つぎに、油圧モータを作動させバケツトを回
転し、蝶番で閉蓋が吊り下げられるようにして油
圧モータを停止する。このとき、油圧モータは正
逆にに回転できるので、蝶番で閉蓋を吊り下げる
ようにバケツトを回転することができる。以上の
ようにしてから、アームを若干上下動すると、バ
ケツトは油圧モータの自動ブレーキに制動されて
いるので、機枠に対して回転しないが、閉蓋は蝶
番を介し前後に振れる。この振れによつて閉蓋を
バケツトに当接させると、自動係止金具が係止さ
れるとともに、閉蓋はバケツトに係止される。
この係止された閉蓋を開くには、油圧モータを
回動し、第12図のように閉蓋32を機枠の反転
作用側にし油圧モータを停止する。つぎに、機枠
に抱え込み作用をさせると、回転ふるいは矢印a
方向に上昇する。16は公知のバケツトシリンダ
で、このものゝ伸縮によつて機枠は抱え込み、反
転作用をする。上述のように回転ふるいを上昇す
ると、閉蓋開閉体52の左右に対向するローラ5
6の間はバケツトの通過を可能にしてあるので、
バケツト28はローラの間を通過して上昇する。
つぎに、機枠の抱え込み作用を停止するが、それ
には回転ふるいを回転すれば閉蓋の凹溝にローラ
が嵌入する高さを見当づけて停止する。その状態
を示したのが第13図である。
つぎに、油圧モータを作動し回転ふるいを、例
えば第13図のb矢印方向に回転をすると、閉蓋
開閉体52は閉蓋の凹溝にローラが内嵌した状態
で回転ふるいの全周回転を可能に、アーム中間部
に設けられているので、回転ふるいは閉蓋開閉体
の両腕部57,58の間を回転し、ローラ56が
凹溝39に嵌入する。第14図は、ローラが凹溝
の中間位置になつたところで、回転ふるいを停止
した状態を示すものである。
第14図において、機枠10をC矢印方向に反
転すると、ローラ56の頂面がレール37の下面
と当接するので、閉蓋32は閉蓋開閉体52に吊
り下げられ、バケツトは機枠と一体的に作動し、
蝶番30を介し閉蓋を開くとともに、自動係止金
具40の係止を解除し、第15図のようにバケツ
ト28は開口状態になる。開口したバケツトを閉
蓋で閉じるには、上述と逆な操作、すなわち機枠
の抱え込み作用(矢印d方向)と蝶番の折曲作用
を介し、バケツトを旋回上昇させ閉蓋に当接させ
る。そうすると、ローラの下面はレール38の上
面に当接するので、閉蓋の上昇は閉蓋開閉体によ
つて阻止され、自動係止金具40が係止状態にな
るとともに、バケツトが閉蓋で閉鎖され、第14
図の状態に戻る。以下、回転ふるいを回転しロー
ラから凹溝を第13図のように外し、機枠を反転
すると第12図の状態になる。上述した機枠の反
転、抱え込みおよび回転ふるいの回転は、土木機
械の機能を利用するので、在来公知のものと同様
に、すべて土木機械の操縦室で行うことができ
る。
つぎに、回転ふるい18は、土木機械に装備す
る油圧ポンプによつて油圧モータ43が正逆に回
転し、油圧モータに接続する減速ミツシヨン44
からチエーン減速伝動機構48を介し正逆に回転
するとともに、油圧モータの無段変速機能と上述
の減速機構とによつて、選別に適する回転数とト
ルクを得ることができる。そして、回転ふるいは
機枠の内側に水平に横架されているので、その全
周が選別作用に利用できるものになる。
一方、上述した操作で第15図のようにバケツ
トを開くと、バケツトは中空円筒を横方向に二分
割したものなので、開口部は四角形になる。した
がつて、このバケツトでの掘削は、掘削底の平な
ものになる。また、バケツト両側板の回転軸20
は、停止時に作動する自動ブレーキ内蔵の油圧モ
ータに減速ミツシヨン,チエーン減速伝動機構を
順次接続して回動するように構成した。したがつ
て、油圧モータ停止時に、バケツトの掘削抵抗に
よつて回転軸に発生するトルクに対し、回転軸を
機枠に対し回転しないように固定するのに必要な
油圧モータの制動トルクは、上述の回動機構の減
速比に相当するだけ小さなトルクで足りるものに
することができる。一般に油圧モータは、停止時
に油圧ポンプとしての制動作用があるが、その制
動力では掘削抵抗に対し不十分であつた。この発
明では、とくに停止時作動の自動ブレーキを内蔵
する油圧モータを使用し、それに上述の減速機構
を併用して確実に掘削ができるものが得られた。
上述のように、油圧モータの制動作用で機枠にバ
ケツトが固定されると、機枠とバケツトは一体に
なり、公知のバツクホーでのバケツトと同じよう
なものになる。したがつて、バツクホーの場合と
同じ操作で、掘削、すくい上げ、反転および放て
き作用が可能になる。
第15図の状態になつたバケツトは、アームお
よび機枠の抱え込み作用で農地を掘削し、石礫と
土砂をいつしよにすくいあげ、前述した操作でバ
ケツトを閉じ、第12図の状態にしてから油圧モ
ータを作動し、第16図のe矢印方向(通常、こ
の方向に回転する)に回転すると、有用な土は回
転ふるいで選別され農地に落下する。回転ふるい
内に残つた石礫は、石礫を捨てる場所にアームを
施回し、アームの先端を適当な高さにし、既に第
13図から第15図で説明をした操作で閉蓋を開
きアームを上昇すると、バケツトから石礫が落下
する。石礫を落下して空になつたバケツトは、つ
ぎの掘削個所にアームを旋回し、アームおよび機
枠を操作し、バケツトで掘削を行う。掘削を行つ
た後は、既に説明したように、機枠の抱え込み作
用で第14図のようにバケツトを閉じ、回転ふる
いを回転して第13図のように閉蓋開閉体から閉
蓋を外し、機枠を反転して第12図の状態にし、
回転ふるいを回転し第16図のように選別をす
る。選別が終れば、石礫を捨てる個所にアームを
旋回し、第12図から第15図で説明した要領で
石礫を捨て、再びつぎの掘削個所にアームを旋回
するという最初の工程に戻るサイクルで、農地の
除礫選別作業を続行することができる。
(実施例) 以下図面によつてこの発明の実施例を説明す
る。第1図ないし第3図において、10は正面逆
U字形の機枠で、天板2の左右両側に腕板6,8
を平行に垂下し、天板2の上面中央にブラケツト
4を前後方向に並設し、ブラケツト4の前端部お
よび後端部をそれぞれ、油圧パワーシヨベル等土
木機械のアーム12の先端部およびリンク14を
介しバケツトシリンダ16に枢着する。18は中
空円筒形の回転ふるいで、両側面の中心に回転軸
20を突設し、外周面と両端面に網目17,19
を穿設する。外周の網目17は、亀甲状の孔にそ
れより狭い長透孔を縦方向に交互に連接したもの
を、横方向に等ピツチで配設し、両側面の網目1
9は円孔にした。これら網目の大きさは、営農上
径3cm以下の石礫は支障ないとされているので、
これ以上の大きさの石礫を通過させないものにす
る。また、回転ふるいの外周は、厚さ12ミリの高
張力鋼板を使用し、十分な強度を与えるようにし
た。
そして、この回転ふるい18は、前記の回転軸
20を機枠の腕板の下端部に止着した軸受21に
軸支し、機枠の内側に水平かつ回動自在に横架す
るものであるが、このものは横方向に二分割され
ている。すなわち、分割された一方を、両側の側
板22,24に回転軸20を突設する正面四角形
に開口するバケツト28にし、もう一方は、バケ
ツトの開口部の上縁に蝶番30を介して取り付
け、バケツト開口部に閉合する閉蓋32にする。
上述のバケツト28は、第5図も参照し、開口部
の下縁部に横設した長方形刃25に適当数のツー
ス形掘削刃26,……を前方に突設をする。図示
を省略したが、掘削刃は長方形刃25の全幅に鋸
歯状に掘削刃を形成してもよい。また、バケツト
の外周には適当数の補強リブ27、補強板29を
横設し、閉蓋の外周にも、第6図のように、適当
数の補強リブ33、補強板35を横設する。さら
に、閉蓋には、両側板34,36の周縁部にレー
ル37,38を外周と同心円状に適当な間隔を介
して周設をし、その上下の間を凹溝39に形成す
る(第7図参照)。
なお、実施例の蝶番30は、回転ふるいの両側
に取り付けたものを、脊面部に外開き開度を制限
する楔状突起31を固設してある。こうすると、
作用の項で説明したように、閉蓋開閉体52に閉
蓋を吊り下げバケツトを開く際に、蝶番の開度を
大きくしすぎたために、閉蓋が閉蓋開閉体から外
される場合があるのを防止するのに具合がよくな
る。
つぎに、40は自動係止金具で、第7図ないし
第9図も参照し、このものは係止具41と係止受
片42とで構成されている。係止具41は、円筒
の一端を半球面に形成した頭部の後端面中心にそ
れより小径のシヤンク60aを突設した係止出退
棒60が、ばね圧を受けながらシリンダ61に頭
部が出退自在に内嵌している。すなわち、係止出
退棒の頭部後端の段部とシリンダ底との間に、係
止出退棒のシヤンクに外装する弾機62を介装
し、シリンダ61の底部中心をシヤンクの後端部
が貫通し、その突出端部にダブルナツト63を螺
着し、係止出退棒の頭部がシリンダから抜け出な
いようにしたものである。係止受片42は、係止
出退棒の半球面頭部がちようど内嵌する半球面凹
所64を形成するとともに、この凹所の底部中心
に透孔65を突設した円板状のものである。
そして、係止具41は、係止出退棒の軸中心線
が蝶番の回動中心をとおるように、バケツトの両
側板の内面に取付片66を介しそれぞれ溶着をす
る。係止受片42は、係止出退棒の頭部が半球面
凹所にはまり込んで弾接をし、シリンダ61の端
面と若干の間隙を介して対向するように、閉蓋の
両側板の内面に取付片67を介しそれぞれ溶着す
る。前記のように、係止具41の係止出退棒の軸
中心線が蝶番の回動中心を通るようにしたので、
蝶番を介し開蓋とバケツトを開くと、蝶番の回動
中心の周りに係止具と係止受片が反対方向に施回
し、係止出退棒の半球面頭部が係止受片42の半
球面凹所の球面と摺動しながら、弾機62のばね
圧に抗して係止出退棒を縮退させ、半球面凹所か
ら外れ、該凹所周辺の端面部を摺動し、やがて係
止具と係止受片が分離する。すなわち、自動係止
金具40は、自動的に係止解除の状態になる。つ
ぎに、バケツトと閉蓋を閉じると、係止出退棒の
半球面頭部の球部斜面が係止具の外縁に当接し、
頭部の斜面の作用で弾機62を押圧し、係止出退
棒の頭部が係止片の半球面凹所周辺の端面部を摺
動しながら、該凹所に半球面頭部が弾機のばね圧
を受けて嵌入する。すなわち、バケツトと閉蓋を
閉じると、自動係止金具は自動的に係止状態にな
る。
なお、弾機62の弾力は、回転ふるいの回転時
に遠心力で閉蓋が開かない強さのものを使用す
る。また、係止受片の透孔65は、半球面凹所に
土砂等が入つていても、係止出退棒の頭部が半球
面凹所にはまるとき、透孔から土砂を排出し、係
止具と係止受片の係止を確実にするためのもので
ある。
つぎに、前述の機枠上面の左右には、停止する
と作動する自動ブレーキを内蔵した油圧モータ4
3と、この油圧モータに接続する減速ミツシヨン
44を配設し、減速ミツシヨンの出力軸46を、
第1図のように機枠の外側に突出をする。図中の
59は、油圧モータの出力軸と減速ミツシヨンの
入力軸を連結するカツプリングである。一方、前
述した回転ふるいの回転軸20も先端部を機枠の
両腕板6,8の下端部の外側に突出させ、前記出
力軸の先端部と回転軸の先端部との間に、出力軸
から回転軸に回動を伝達するチエーン減速機構4
8を配設するとともに、これを両腕板6,8の外
側に沿設するチエーンケース50に収容をする。
85はチエーンケースの上部に設けた、内部点検
用の全網窓である。45は出力軸46の軸受で、
機枠上面のブラケツト4の左右中央に、前記油圧
モータおよび減速ミツシヨンの前、後方を囲むよ
うに、ブラケツト4と直交に並設するブラケツト
補強板47,49(第2図参照)に軸心を出し易
くするため若干の高低調節を可能に止着をする。
また、51および53は、それぞれ前記の出力軸
および回転軸に固設するスプロケツト、55は上
記スプロケツトに巻掛けたチエーンである。
なお、実施例の回転ふるいは、外径約1m、横
幅約90cmで、油圧モータの制動トルクは約220
Kg・m、減速ミツシヨンおよびチエーン減速伝動
機構の減速比は、それぞれ1/6および1/2
で、回転ふるいの常用回転数を毎分約60〜70回転
にし、好結果が得られたものである。
前記の油圧モータ43を駆動する油圧ポンプ
は、土木機械のエンジンで駆動されるように新た
に油圧ポンプを設けるか、土木機械の油圧ポンプ
を共用するかする。また、油圧モータは油圧ポン
プから方向制御弁を介し正逆に回転するように、
油圧ポンプに接続をする。上述の油圧モータをは
じめとする一連の回動機構は、機枠の両側に設け
てあるが、これはバケツトの掘削抵抗に対抗して
掘削を可能にするためである。
つぎに、バケツトに対し閉蓋を開閉するため、
アーム12の中間部に閉蓋部開閉体52を設け
る。すなわち、閉蓋開閉体は、アームの中間部に
横設する二又腕金54の平行する左右の腕部5
7,58の先端部内側に、閉蓋の凹溝39内に遊
嵌するローラ56を軸支し、左右に対向するロー
ラの間を、機枠の抱え込み作用で上昇する回転ふ
るいのバケツトが通過可能に形成し、かつ掘削刃
や蝶番等の回転ふるい外周からの突起物があつて
も、凹溝にローラが内嵌した状態で回転ふるいの
全周回転を可能に、両腕57,58をレール3
7,38の外方に上方から突設するものである。
図示のものは、アーム12に溶着してあるが、ボ
ルト止めで取り外し可能にしてもよい。
また、閉蓋開閉体52は、第10図、第11図
のように、アーム12にリンク14がピンで取り
付けられている土木機械の場合には、そのピン孔
を利用しピン88で二又腕金54を取り付けるよ
うにしてもよい。すなわち、二又腕金54はその
間にアーム12とリンク14,14を内嵌するブ
ラケツト86,87を、中央部上面に立設し、ア
ームの下面と二又腕金のブラケツト86,87の
間の上面を当接させ、土木機械のアームにリンク
を取付ける孔を介し、ピン88をブラケツト8
6,87、リンク14,14、およびアーム12
に貫通するとともに、第1図,第2図で説明した
のと同様に、アーム12に横設をする。図中、8
9はピン88の抜け止め栓であり、ローラ56、
腕部57および58は第1図,第2図の場合と同
一である。この構成の場合は、ピン88を抜き取
れば、閉蓋開閉体をアームから簡単に取り外すこ
とができ、土木機械を本来の姿に戻すことができ
る。
この発明の装置は、以上の構成を備えるので、
既に説明した作用を行うことができる。すなわ
ち、土木機械のブーム67の旋回機能、ブームシ
リンダ68によるブーム先端の上下動、アームシ
リンダ69によるアーム12先端の上下動、バケ
ツトシリンダ16による機枠10の抱え込み、反
転作用および土木機械の走行装置による作業個所
の小移動などの機能と相まつて、農地を掘削し、
すくい上げ、石礫を選別して有用な土農地に落下
して戻すとともに、石礫を捨てる作業ができる。
(発明の効果) この発明は上述の構成であるから、まず、回転
ふるいは、水平横軸周りに回動する中空円筒形の
ものになる。したがつて、選別作業において内容
物の片よりがなく、外周および両側面の全面を選
別作用に利用することができる。また、内容物は
回転ふるいの回転とともに内周壁について或る程
度上昇し、途中から落下することを反覆するの
で、硬土の土、土塊をよく粉砕することができ、
粘性の強い土の場合でも内周壁から剥離され、き
わめて良好な選別作業が可能になる。そして、選
別作業中の回転ふるいは、自動係止金具によつて
閉蓋がバケツトを閉鎖しているので、回転中に閉
蓋が開くことがない。
また、閉蓋を開くと、回転ふるいは正面四角形
の開口部を備えたバケツトになり、かつこのもの
は自動ブレーキ内蔵の油圧モータと減速回動機構
によつて掘削抵抗に対抗できるとともに、掘削底
を平に掘削をすることができる。したがつて、従
来公知のものに比べて、掘削量を多くし、石礫の
掘削残しを大巾に減少させ、能率的で精度の高い
除礫作業を可能にする大きな効果が得られる。
さらに、閉蓋を開閉するための機枠の抱え込
み、反転作用および回転ふるいを回転する操作
は、従来、土木機械の操縦室で行つている容易な
レバー操作で行うものなので、楽に操作ができ
る。また、チエーン減速伝動機構はチエーンケー
スに収容したので、掘削時に石礫や土砂と接触し
て破損するのを防止することができるとともに、
回転部を覆うことによつて危害を予防することが
できる。しかして、この装置は、掘削場所の小移
動を土木機械の走行で行い走行装置を必要としな
いので、構成が比較的簡単になり、安価に提供す
ることができる等の長所も備えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る装置を示すもので、土
木機械の一部を含む一部を破断した正面図、第2
図は左側面図、第3図は土木機械に装備した一態
様を示す斜視図、第4図は従来の農地用回転式除
礫選機を土木機械に装備した斜視図、第5図は掘
削バケツトの一部破断の左側面図、第6図は閉蓋
の中央を縦断した右側面図、第7図は第6図のA
−A線切断の中央から右半分を示す拡大端面図、
第8図は一部品の一部を破断した拡大側面図、第
9図は第8図B−B線矢視の正面図、第10図は
一部品の別な実施例の取付け状態を示す左側面
図、第11図は第10図C−C線矢視の正面図、
第12図ないし第15図は装置の作動を説明する
ための要部模式側面図、第16図は同じく作動時
の一態様を示す要部の側面図である。 6,8……機枠の腕板、10……機枠、12…
…土木機械のアーム、18……回転ふるい、20
……回転軸、22,24……掘削バケツトの側
板、28……掘削バケツト、30……蝶番、32
……閉蓋、34,36……閉蓋の側板、37,3
8……レール、39……凹溝、40……自動係止
金具、43……自動ブレーキ内蔵の油圧モータ、
44……減速ミツシヨン、46……減速ミツシヨ
ンの出力軸、48……チエーン減速伝動機構、5
0……チエーンケース、52……閉蓋開閉体、5
4……二又腕金、56……ローラ、57,58…
…二又腕金の腕部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧パワーシヨベル等土木機械のアーム12
    の先端部に、前後方向に抱え込み、反転可能に上
    部中央を取付ける正面逆U字形の機枠10と、両
    側面および外周面に網目を形成し、両側面の中心
    線上に回転軸20を突設した中空円筒体を、円筒
    中心軸方向に二分割し、一方を両側板に前記回転
    軸を突設した正面四角形に開口する掘削バケツト
    28にし、他方を前記開口上縁に蝶番30を介し
    開閉自在にバケツト開口を覆うように取り付けた
    閉蓋32にし、該閉蓋の両側板の周縁部に外周と
    同心円状に適当な間隙を介しレール37,38を
    周設してその間を凹溝39に形成し、掘削バスケ
    ツトと閉蓋の両側板の内面にわたり、閉蓋の開閉
    に対応し係止解除および係止する自動係止金具4
    0を配設し、回転軸20を前記機枠の両腕板6,
    8の下端部にその先端部を両腕板から突出させて
    軸支し、機枠10の内側に水平に横架する回転ふ
    るい18と、機枠10の上面左右に配設する停止
    時作動の自動ブレーキ内蔵の油圧モータ43と、
    この油圧モータに接続する減速ミツシヨン44
    と、機枠の両外側にその先端部が突出する減速ミ
    ツシヨンの出力軸46の先端部から前記回転軸2
    0の突出先端部に配設するとともに、機枠の両腕
    板外側に沿設するチエーンケース50に収容した
    チエーン減速伝動機構48と、アーム12の中間
    部に横設する二又腕金54の両腕部57,58の
    先端部内側に、前記の凹溝39に遊嵌するローラ
    56を軸支し、機枠の抱え込み作用で上昇する回
    転ふるいの掘削バケツトが、左右に対向するロー
    ラ56の間を通過し、かつ凹溝にローラが内嵌し
    て回転ふるいの全周回転可能に、二又腕金の両腕
    部をレール37,38の外方に上方から突設する
    ものにした閉蓋開閉体52とを備え、油圧モータ
    43を土木機械に装備する油圧ポンプに正逆回転
    可能に接続したことを特徴とする土木機械用農地
    除礫選別装置。
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