JPH0363146B2 - - Google Patents

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JPH0363146B2
JPH0363146B2 JP58180266A JP18026683A JPH0363146B2 JP H0363146 B2 JPH0363146 B2 JP H0363146B2 JP 58180266 A JP58180266 A JP 58180266A JP 18026683 A JP18026683 A JP 18026683A JP H0363146 B2 JPH0363146 B2 JP H0363146B2
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JP
Japan
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guide
tape
pull
supply side
side base
Prior art date
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Application number
JP58180266A
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English (en)
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JPS6074143A (ja
Inventor
Nobuyuki Kaku
Hideyuki Kawase
Toshiharu Shibata
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP58180266A priority Critical patent/JPS6074143A/ja
Publication of JPS6074143A publication Critical patent/JPS6074143A/ja
Publication of JPH0363146B2 publication Critical patent/JPH0363146B2/ja
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキヤン方式ビデオテープ
レコーダのテープローデイング機構構成するテー
プガイド案内機構に関する。
〔発明の背景〕
近年、家庭用を主として一般に、ヘリカルスキ
ヤン方式ビデオテープレコーダ(以下、VTRと
いう)はテープカセツトによつて磁気テープの着
脱ができるようになり、操作が大幅に簡略化され
た。このように、テープカセツトによる磁気テー
プの着脱を可能とするために、VTRには、テー
プカセツトに収納された磁気テープを引き出して
ヘツドシリンダに巻きつけ、また、ヘツドシリン
ダに巻き付けられた磁気テープをテープカセツト
に収納する、いわゆる、テープローデイング機構
が設けられている。このテープローデイング機構
は、磁気テープをヘツドシリンダに巻きつけたと
きには、同時に、磁気テープの走行系をも形成
し、このために、複数のテープガイドからなつて
いる。これらテープガイドは、磁気テープをテー
プカセツトから引き出してヘツドシリンダに巻き
けるとき、および、ヘツドシリンダに巻きつけら
れた磁気テープをテープカセツトに収納すると
き、所定の経路に沿つて移動する。このために、
VTRには、さらにテープガイドの案内機構が設
けられている。
第1図は従来のテープローデイング機構におけ
るテープガイドの案内経路を示す平面図であつ
て、1は基板、2はヘツドシリンダ、3はテープ
カセツト、4は供給側リール、5は巻取側リー
ル、6は磁気テープ、7は固定ガイド、8はテン
シヨンピン、9は巻付ガイド、10は傾斜ガイ
ド、11は消去ヘツド、12はインピーダンスロ
ーラ、13は引出しローラガイド、14は供給側
ローラガイド、15は供給側傾斜固定ガイド、1
6は供給ベース、17は巻取側傾斜固定ガイド、
18は巻取側ローラガイド、19は巻取側ベー
ス、20はコントロールヘツド、21はキヤプス
タン、22はピンチローラ、23は補助ガイドで
ある。
第1図はテープカセツト3がVTRに装着され、
磁気テープ6が引き出されてヘツドシリンダ2に
巻付けられた状態を示している。
テープ走行経路は、テープカセツト3の供給側
リール4の近傍で磁気テープ6の走行位置を規制
する固定ガイド7、引出しローラガイド13、磁
気テープ6の無理なく安定な走行経路を得るため
の傾斜ガイド10、磁気テープの走行方向を変換
する供給側ローラガイド14、磁気テープ6をヘ
ツドシリンダ2にねじれなく導くための供給側傾
斜固定ガイド15、ヘツドシリンダに巻装された
磁気テープ6をテープカセツト3へねじれなく導
くための巻取側傾斜固定ガイド17、磁気テープ
6の走行方向を変換する巻取側ローラガイド1
8、テープカセツト3の巻取側リール5に磁気テ
ープ6を案内するための補助ガイド23からな
り、供給側ローラガイド14と供給側傾斜固定ガ
イド15とは供給側ベース16に搭載され、ま
た、巻取側傾斜固定ガイド17と巻取側ローラガ
イド18とは巻取側ベース19に塔載されてい
る。
固定ガイド7と引出しローラガイド13との間
には、ヘツドシリンダ2で適切なテープ張力を得
るために、磁気テープ6の張力を検出して供給側
リール4でのバツクテンシヨンを制御するための
テンシヨンピン8とこのテンシヨンピン8への磁
気テープ6の巻付けを確保するための巻付ガイド
9とが設けられている。また、傾斜ガイド10と
供給側ローラガイド14との間には、磁気テープ
6の全幅にわたつて信号の消去を行なう消去ヘツ
ド11と、磁気テープ6の微細な縦振動を吸収す
るために、磁気テープの走行によつて回転するイ
ンピーダンスローラ12とが設けられ、傾斜ガイ
ド10、消去ヘツド11、インピーダンスローラ
12への磁気テープ6の巻付けは引出しローラガ
イド13によつて確保される。さらに、巻取側ロ
ーラガイド18と補助ガイド23との間には、磁
気テープ6の走行速度を検出してテープ送りを所
定の速度に制御するためのコントロール信号を記
録再生するコントロールヘツド20とキヤプスタ
ン21、ピンチローラ22が設けられており、キ
ヤプスタン21がピンチローラ22とともに磁気
テープ6を挾持して回転することにより、磁気テ
ープ6を所定の方向にに走行させる。
かかるテープ走行系において、固定ガイド7、
巻付ローラガイド9、傾斜ガイド10、消去ヘツ
ド11、コントロールヘツド20は基板1上に固
定され、また、インピーダンスローラ12は基板
1上に回転可能に設けられている。
これに対して、テンシヨンピン8、引出しロー
ラガイド13、供給側ベース16、巻取側ベース
19、ピンチローラ22および補助ガイド23は
移動可能であり、特に、ピンチローラ22と補助
ガイドローラ23は共通のアーム(図示せず)に
植設されて一体に移動する。かかるテープガイド
の移動により、磁気テープ6のローデイング、ア
ンローデイングが行なわれる。
次に、ローデイング時の上記各テープガイドの
移動経路を説明すると、テープカセツト3が装着
されないときには、テンシヨンピン8は8′の位
置に、引出しガイド13は13′の位置に、供給
側ベース16は16′の位置に、巻取側ベース1
9は19′の位置に、ピンチローラ22が22′の
位置に、補助ガイド23が23′の位置にあると
すると、これらの位置にある夫々のテープガイド
は、テープカセツト3が装着されたときには、供
給側リール4と巻取側リール5との間に張られた
磁気テープ6に対して供給側リール4、巻取側リ
ール5側にある。
そこで、ローデイング指令があると、まず、テ
ンシヨンピン8が経路ヘでもつて移動し、このと
き、磁気テープ6はテンシヨンピン8にひつかか
つて若干テープカセツト3から引き出される。次
に、供給側ベース16が経路トでもつて移動し、
その直ぐ後から引出しローラガイド23が同じく
経路トでもつて移動する。このとき、供給側ベー
ス16に塔載された供給側ローラガイド14、供
給側傾斜固定ガイド15に磁気テープ6がひつか
かり、供給側ベース16の移動とともに、磁気テ
ープ6がテープカセツト3から引き出される。そ
の後、供給側ベース16は経路チでもつて移動
し、ヘツドシリンダ2の近傍の所定の位置で停止
する。また、引出しローラガイド13は経路リで
もつて移動し、このとき、磁気テープ6をひつか
けて移動する。テンシヨンピン8、引出しローラ
ガイド13、供給側ベース16が所望位置に設定
されると、ヘツドシリンダ2からみた供給側のテ
ープ走行経路が形成される。
一方、ヘツドシリンダ2の巻取側においては、
巻取側ベース19が経路ヌで移動し、このとき、
巻取側ベース19に塔載された巻取側傾斜固定ガ
イド17と巻取側ローラガイド18とに磁気テー
プ6がひつかけられ、巻取側ベース19の移動と
ともに磁気テープ6がテープカセツト3から引出
される。次いで、ピンチローラ22と補助ガイド
23とが一体となつて経路ルに沿つて移動し、こ
れとともに、磁気テープ6もテープカセツト3か
ら引き出される。巻取側ベース19がヘツドシリ
ンダ2の近傍の所定の位置に設定され、ピンチロ
ーラ22がキヤプスタン21と磁気テープ6を挾
持し、さらに、補助ガイド23が所定の位置に設
定されると、磁気テープ6はヘツドシリンダ2に
所定の角度にわたつて螺旋状に巻き付けられ、ま
た、ヘツドシリンダ2からみた巻取側のテープ走
行経路が形成される。
アンローデイング時においては、テンシヨンピ
ン8、引出しローラガイド13、巻取側ベース1
6、巻取側ベース19、ピンチローラ22、補助
ガイドローラ23は上記とは逆の方向に移動し、
これとともに、供給側リール4あるいは巻取側リ
ール5によつて磁気テープ6が巻取られる。
第2図は従来のテープガイド案内機構のヘツド
シリンダからみて供給側の部分を示す要部平面図
であつてーデイングの途中の状態を示し、第3図
は同じくローデイングが完了した状態を示してお
り、24はローデイング、25は駆動ギヤ、26
はリングホルダ、27は駆動レバー、271
長・孔、272はピン、28は駆動ピン、29は
引張りバネ、30は連結ピン、31は連動ピン、
32は回動レバー、33はピン、34はレバー、
35はねじりバネ、36,37,38はガイド
板、39,140はキヤツチヤであり、第1図に
対応する部分には同一符号をつけている。
まず、第2図において、ヘツドシリンダ2(第
1図)の周囲にローデイング24が複数個のリン
グホルダ26によつて保持され、駆動モータ(図
示せず)からの動力の伝達を受ける駆動ギヤ25
によつて回転駆動される。ローデイング24には
駆動ピン28,31が植設され、駆動ピン28は
駆動レバー27に設けられた長孔271を貫通し、
駆動レバー27に植設したピン272との間に引
張りバネ29が張架されており、駆動レバー27
の他端は供給側ベース16の連結ピン30に連結
している。また、駆動ピン31には回転レバー3
2が回動可能に取りつけられ、回動レバー32の
他端に植立したピン33に引出しローラガイド1
3が設けられたレバー34が回動自在に軸支され
さらに、駆動ピン31と引出しローラガイド13
との間にねじりバネ35が張架されている。
供給側ベース16と引出しローラガイド13の
移動時の案内をするために、ガイド板36,3
7,38により、案内溝が形成されている。すな
わち、ガイド板36,37により、第1図で示し
た案内経路トに沿う案内溝トが形成され、ガイド
板36,38により、同じく案内経路チに沿う案
内溝チが形成され、また、ガイド板37,38に
より、同じく案内経路リに沿う案内溝リが形成さ
れている。
そこで、ローデイング24の回転とともに、供
給側ベース16と引出しローラガイド13とは、
最初ガイド板36,37で形成される案内溝トを
移動するが、引張りバネ29により、供給側ベー
ス16は、ガイド板36側に圧接されており、こ
のために、案内溝チ,リの分岐点では案内溝チ側
に進む。一方、引出しローラガイド13は、ねじ
りバネ35によつてガイド板37側に圧接されて
おり、このために、案内溝リに沿つて移動する。
さらにローデイングリング24が回転すると、
第3図に示すように、供給側ベース16がキヤツ
チヤ40に当接し、さらにローデイング24が回
転すると、引出しローラガイド13がキヤツチヤ
39に当接する。このとき、引張りバネ29は引
き伸ばされて付勢力が増し、その付勢力によつて
供給側ベース16はキヤツチヤ40に圧着され
る。また、引出しローラガイド13がキヤツチヤ
39に当接したときには、ねじりバネ35は充分
に開いて付勢力が大きく、この付勢力によつて引
出しローラガイド13はキヤツチヤ39に圧着さ
れる。このようにして、供給側ベース16と引出
しローラガイド13とは所定の位置に保持され
る。
第4図は引出しローラガイド13のキヤツチヤ
39への圧着状態を示した側面図であつて、基板
1に固定されたキヤツチヤ39は上下に2つのV
字状溝を有し、これらV字状溝に引出しローラガ
イド13を圧着することにより、引出しローラガ
イド13が位置決めされる。
第5図は供給側ベースの案内状態を示す側面図
であつて、41は案内部、42は案内片であり、
第2図に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
第5図において、供給側ベース16より下方に
突出した案内部41により、ガイド板36,3
7,38で形成される案内溝ト,チ(第2図)に
沿つて摺動しながら移動する。また、供給側ベー
ス16の下方には、連結ピン30に駆動レバー2
7が取りつけられ、また、ガイド板36,37,
38によつて形成される案内溝ト,チの幅よりも
広い幅を有する案内片42が、ガイド板36,3
7,38を挾むように、供給側ベース16に固定
され、供給側ベース16が案内溝ト,チから抜け
出さないようにしている。
以上のように、この従来のテープガイド案内機
構は、供給側ベース16と引出しローラガイド1
3とが、共通の案内溝トから案内溝チ,リへ夫々
別かれて送られるようにしている。しかし、第2
図において、供給側ベース16が引張りバネ29
によつてガイド板36側に圧接されていても、そ
の圧接方向はガイド板36の壁面に垂直でなく、
斜め前方方向、むしろ、ほとんど前方方向であ
り、また、案内溝ト,チは曲線を画がいて案内溝
リが分岐している。しかも、ローデイングリング
24の回転速度は比較的大きく、供給側ベース1
6は比較的高い速度で移動している。したがつ
て、供給側ベース16は、案内溝トを移動してい
るときには、ガイド板36側へは左程大きな圧接
力が加わらず、わずかな圧接力で前方に引かれて
いることになる。そこで、案内溝チ,リの分岐点
に達すると、供給側ベース16はガイド板38の
角部にぶつつかることもあり、また、ぶつつかつ
たことにより、誤つて案内溝リに入り込むことも
あつた。
また、同様にして、引出しローラガイド13も
ねじりバネ35によつてガイド板37側に圧接さ
れていても、引出しガイド13の移動が比較的速
いために、案内溝チ,リの分岐点において、ガイ
ド板38の角部にぶつかつたり、さらには、案内
溝チに入り込むようなこともあつた。
このように、上記従来のテープガイドの案内機
構において、共通する案内溝から分岐される夫々
の案内溝に異なるテープガイドを導くようにする
場合、これらのテープガイドが確実に夫々の所定
の案内溝に導かれるというものではなく、このた
めに、テープガイド案内機構やローデイング機構
の破損をまねくのみならず、磁気テープの損傷を
惹き起すことにもなる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き共
通の案内溝に沿つて移動する複数のテープガイド
群を、該共通の案内溝から分岐させる夫々の分岐
案内溝に確実に導くことができ、夫々のテープガ
イド群の移動を円滑に行なうことができるように
したテープガイド案内機構を提供するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明は、共通の
案内溝、分岐案内溝を形成するガイド板の少なく
ともこれら案内溝の分岐点近傍に、夫々のテープ
ガイド群を所定の分岐案内溝に導くための案内部
を設けた点に特徴がある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
第6図は本発明によるテープガイド案内機構の
一実施例を示す全体平面図であつて、43はシヤ
ーシ、44は供給側リール台、45は巻取側リー
ル台、46はテンシヨンアーム、47はテンシヨ
ンバンド、48は引張りバネ、49はキヤツチ
ヤ、50はアーム、51はフライホイール、52
はベルト、53はキヤプスタンモータであり、第
1図に対応する部分には同一符号をつけている。
第6図はテープカセツトが接着されない停止の
状態を示すものであつて、供給側リール台44、
巻取側リール台45には、テープカセツトが装着
されたときに、テープカセツト内の供給側リー
ル、巻取側リールが取りつけられる。テンシヨン
ピン8はテンシヨンアーム46に保持され、テン
シヨンアーム46は引張りバネ48によつて反時
計方向に付勢されている。テンシヨンバンド47
はその一端がテンシヨンアーム46に軸支され
て、供給側リール台44に捲回され、引張りバネ
48の付勢力によつて供給リール台44を締めつ
ける方向に付勢されている。磁気テープ(図示せ
ず)がローデイングされてテンシヨンピン8に当
接しているときには、磁気テープの張力によつて
テンシヨンアーム46は時計方向に付勢され、引
張りバネ48の付勢力と平衡するようにテンシヨ
ンアーム46の回動角が設定される。これに応じ
てテンシヨンバンド47が供給側リール台44に
所定の負荷トルクを生じさせ、磁気テープの張力
が一定となるようにする。
供給側ローラガイド14と供給側傾斜固定ガイ
ド15は供給側ベース16に植設され、また、巻
取側傾斜固定ガイド17と巻取側ローラガイド1
8は巻取側ベース19に植設されている。ヘツド
シリンダ2の近傍には、供給側ベース16、巻取
側ベース19を位置決めするためのキヤツチヤ4
0,49が設けられ、また、引出しローラガイド
13は、ローデイング時、供給側ベース16とと
もに共通の案内溝を移動し、次いで、所定の分岐
案内溝を移動して、図示しないキヤツチヤにより
位置決めされる。
キヤプスタン21は下方に同軸にフライホイー
ル51を有し、ベルト52を介してキヤプスタン
モータ53によつて回転駆動される。ピンチロー
ラ22はアーム50に回転可能に植設され、アー
ム50の回動によつてキヤプスタン21に圧接さ
れる。
第7図は第6図のテープガイドの案内経路を示
す平面図であつて、イ〜ホは案内経路であり、第
1図、第6図に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
位置14′にある供給側ローラガイド14と位
置15′にある供給側傾斜固定ガイドは、供給側
ベース16により、経路イとその延長上にある経
路ロで移動する。これを追うように、位置13′
にある引出しローラガイド13が経路イで移動
し、経路ロと分岐した経路ハで移動する。したが
つて、経路イは供給側ベース16と引出しローラ
ガイド13との共通の経路であり、この経路イか
ら経路ロ,ハが分岐している。また、位置17′
にある巻取側傾斜固定ガイド17と位置18′に
ある巻取側ローラガイド18とは、巻取側ベース
19により、経路ニで移動し、位置22′にある
ピンチローラ22と位置23′にある補助ガイド
23とは、アーム50の回動により、経路ホで移
動する。かかる各テープガイドの移動によつて磁
気テープ6がローデイングされる。
なお、テンシヨンピン8は、第6図で説明した
ように、テープカセツト3の外側に配置され、テ
ープカセツト3の内側から移動するものではない
が、第1図に示した従来技術のように、テープカ
セツト3の内側から移動するようにしてもよい。
第8図は第6図の引出しローラガイド13と供
給側ベース16との案内機構を示す平面図であつ
て、54はアームホルダ、55はアームストツ
パ、56は連結アーム、56′は突出部、57は
圧着用バネ、58はシヤフト、59は引出しロー
ラガイド保持部材、60はアーム、61は圧着用
バネ、62はガイド片、63は突出片である。
第8図において、ローデイングリング24は、
複数のリングホルダ26により、ヘツドシリンダ
2(第7図)まわりを回転自在に保持され、か
つ、ヘツドシリンダ2とほぼ同心状に配置されて
おり、その外周に設けられたギヤに噛合する駆動
ギヤ25を介して図示しないモータの動力が伝達
され、ローデイング方向およびアンローデイング
方向に回転駆動される。
ローデイングリング26上にはアームホルダ5
4とアームストツパ55が設けられ、供給側ベー
ス16とローデイングリング26とを連結する連
結アーム56を一定範囲の回動、揺動が可能なよ
うに支持している。また、連結アーム56の中に
は圧着用バネ57が設けられている。
一方、ローデイングリング24にはシヤフト5
8が固定され、このシヤフト58を回動軸として
嵌合され、、引出しローラガイド13を支持する
アーム60内に保持されて引出しローラガイド保
持部材59が設けられており、アーム60は引出
しローラガイド保持部材59に対して摺動自在と
なつている。また、アーム60内には、引出しロ
ーラガイド保持部材59を押圧する圧着用バネ6
1が設けられ、さらに、アーム60には、、ガイ
ド片62が設けられている。
ガイド板36,37,38は引出しローラガイ
ド13と供給側ベース16との移動経路となる案
内溝を形成するものであつて、ガイド板36,3
7によつて案内経路イ(第7図)の案内溝イが形
成され、ガイド板36,38によつて案内経路ロ
(第7図)の案内溝ロが形成され、ガイド板37,
38によつて案内経路ハ(第7図)の案内溝ハが
形成される。
案内溝イは引出しローラガイド13と供給側ベ
ース16とを案内する共通の案内溝であつて、ロ
ーデイングリング24の矢印X方向の回転によ
り、連結アーム56の突出部56′がアームスト
ツパ55に当接して押され、この結果、圧着用バ
ネ57によつて押されて供給側ベース16は案内
溝イに沿つて移動する。これとともに、シヤフト
58は引出しローラガイド部材59を押し、この
結果、圧着用バネ61によつてアーム60が押さ
れ、引出しローラガイド13が供給側ベース16
の後から案内溝イに沿つて移動する。
案内溝ロは案内溝イの延長線上に形成され、供
給側ベース16をキヤツチヤ40(第6図)まで
案内する分岐案内溝である。ガイド板36には、
案内溝イ,ロに沿つて先述する案内部が設けら
れ、この案内部によつて供給側ベース16は案内
溝ハに導かれず、確実に案内溝イから案内溝ロに
沿つて移動する。供給側ベース16がキヤツチヤ
40に当接すると、ローデイングリング24の余
分の回転により、アームストツパ55が連結アー
ム56をさらに押し、圧着用バネ57が供給側ベ
ース16と連結アーム56とによつて圧縮し、こ
の反発力によつて供給側ベース16はキヤツチヤ
40に圧着して位置決めされる。
一方、案内溝ハは案内溝イから分岐して引出し
ローラガイド13をキヤツチヤ39に案内する分
岐案内溝である。ガイド板37の案内溝ハの分岐
点近傍には、案内部を形成する突起片63が設け
られ、引出しローラガイド13がこの分岐点に近
づくとアーム60に設けられたガイド片62が突
起片63に係合し、この突起片63によつて案内
されて引出しローラガイド13は案内溝ハに導か
れる。
次に、ローデイングリング24と供給側ベース
16との間の連結について、第9図、第10図に
よりさらに詳しく説明する。
第9図は第8図の三点鎖線A−A′に沿つて分
断し、供給側ベース16側をみた断面図、第10
図は矢印B方向からみた側面図であつて、64は
抜け止め用プレート、65はボス、66はガイド
ピン、67は段部であり、第8図に対応した部分
には同一符号をつけている。
第9図、第10図において、供給側ベース16
には、ガイド板36,37,38によつて形成さ
れる案内溝イ,ロ(第8図)を突き抜けてボス6
5が設けられ、このボス65に抜け止め用プレー
ト64が固定され、また、連結アーム56が回動
かつ摺動可能に軸支されており、連結アーム56
内に設けられた圧着用バネ56の一端が当接して
いる。抜け止め用プレート64は、供給側ベース
16とにより、ガイド板36,37,38を挾さ
んだように配置されており、ボス65の供給側ベ
ース16と抜け止め用プレート64との間の部分
が案内溝イ,ロ内を案内される。
さらに、供給側ベース16には、案内溝イ,ロ
に沿つて2つのガイドピン66が植設され、一
方、ガイド板36には、案内溝イ,ロに沿つて段
部67が設けられており、ガイドピン66はこの
段部67に係合して供給側ベース16の案内溝
イ,ロの幅方向の変動が規制される。このため
に、ガイドピン66とガイド板36の段部67と
が案内部となり、第8図において、供給側ベース
16は確実に案内溝イ,ロに沿つて移動し、案内
溝ハ入り込んだり、分岐点におけるガイド板38
の角部に突き当ることはない。
次に、ローデイングリング24と引出しローラ
ガイド13との間の連結について、第11図によ
りさらに詳しく説明する。
第11図はかかる連結を示す斜視図であつて、
68はガイド片支持部、69は引出しローラガイ
ド取付部、70は回転支軸であり、第8図に対応
する部分には同一符号をつけている。
第11図において、アーム60はガイド片支持
部68と引出しローラガイド取付部69を有し、
ガイド片支持部68には上方に突出せるガイド片
62が形成されている。引出しローラガイド取付
部69には、回転支軸69が固定され、この回転
支軸69に引出しローラガイド13が回転可能に
取りつけられている。また、回転支軸70は引出
しローラガイド取付部材69を貫通し、端部が下
方に突出している。ローデイングリング24に固
定されたシヤフト58、引出しローラガイド保持
部材59、アーム60、圧着用バネ61の配置関
係は先に述べたとおりであり、この結果、ローデ
イング時でのローデイングリング24の回転によ
り、シヤフト58、引出しローラガイド部材5
9、圧着用バネ61を介してアーム60が押され
る。
第12図は引出しローラガイド13の案内溝分
岐点における案内部を示す正面図でであつて、第
8図、第11図に対応する部分には同一符号をつ
けている。
第12図において、引出しローラガイド取付け
部69が案内溝イ,ハ(第8図)に嵌合してお
り、案内溝ロ,ハの分岐点(第8図)以外では、
この嵌合によつて引出しローラ13が案内されて
いる。ガイド板37には、この分岐点において、
案内溝イから案内溝ハに沿つて突出片63が設け
られ、引出しローラ13が案内溝イに沿つて分岐
点に近づくと、アーム60のガイド板支持部68
に設けられたガイド片62が突出片63に係合す
る。このために、引出しローラガイド13は突出
片63に沿つて移動し、この結果、案内溝イから
確実に案内溝ハへ移動する。(第8図) 第13図、第14図は引出しローラガイド13
の位置決め機構を示す側面図であつて、第13図
は引出しローラガイド13がキヤツチヤ39に当
接した状態を、また、第14図は引出しローラガ
イド13がキヤツチヤ39に圧着されて位置決め
された状態を示し、71は上壁部、72は下壁
部、73,74はV字状溝、75は内面、76は
上面であり、第6図、第8図、第11図に対応す
る部分に同一符号をつけている。
まず、第13図において、案内溝ハ(第8図)
の先端のシヤーシ43上には、断面コ字状のキヤ
ツチヤ39が設けられ、このキヤツチヤ39の上
壁部71、下壁部72には、夫々それらの先端か
ら所定の深さにV字状溝73,74が設けられて
いる(第8図参照)。
そこで、ローデイングリング24の回転ととも
に、引出しローラガイド取付部69、したがつて
引出しローラガイド13が案内溝ハ(第8図)に
沿つて移動し、ついには、引出しローラガイド取
付部69がキヤツチヤ39に進入し、回転支軸7
0がキヤツチヤ39の上壁部71に設けられたV
字状溝73の壁面に当接してその最奥部まで案内
されこれとともに、上壁部71の内面75が引出
しローラガイド取付部69の上面76に若干押え
ぎみに当接するようになる。
さらにローデイングリング24が回転すると、
アーム60が引出しローラガイド保持部材59に
対して摺動し、圧着用バネ61を圧縮する。この
ために、圧着用バネ61の反発力が増大し、この
反発力によつてアーム60はさらにキヤツチヤ3
9の中を進もうとするが、回転支軸70がV字状
溝73最奥部に達しているために、進むことがで
きず、アーム60は、第14図に示すように、た
わむ。そして、回転支軸70はV字状溝73の当
接部を支点として回動し、回転支軸70の引出し
ローラガイド取付部69から下方に突出した部分
が、キヤツチヤ39の下壁部72に設けられたV
字状溝74の最奥部に圧着される。
このようにして、引出しローラガイド13はキ
ヤツチヤ39に捕縛されるが、引出しローラガイ
ド取付部材69の上面76が上壁部71の内面7
5に当接していることににより、引出しローラガ
イド13の高さが規制され、また、回転支軸70
がV字状溝73,74の最奥部に圧着されること
により、引出しローラガイド13の傾き角が規制
される。
アンローデイング時においては、第8図におい
て、ローデイングリング25は矢印X′方向に回
転する。このために、連結アーム56は、その突
出部56′がアームホルダ54に引掛かるから、
ローデイング24とともに移動し、これととも
に、連結アーム56はボス65(第10図)に係
合し、結局、供給側ベース16は案内溝ロから案
内溝イに沿つて移動する。
また、ローデイングリング24の矢印X′方向
への回転により、シヤフト58に取りつけられた
引出しローラガイド保持部材59はアーム60に
当接し、このために、アーム60はローデイング
リング24に引張られて移動する。このために、
引出しローラガイド13は、案内溝ハから案内溝
イに沿つて移動する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、共通の
案内溝を移動する複数のテープガイド群を、該共
通の案内溝から分岐された異なる案内溝に円滑か
つ確実に移動させることができるものであつて、
部材の破損などによる故障や磁気テープの損傷を
防止することができ、上記従来技術の欠点を除い
て優れた機能のテープガイドの案内機構を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテープローデイング機構におけ
るテープガイドの案内経路を示す平面図、第2図
および第3図は第1図のヘツドシリンダに対して
供給側における従来のテープガイド案内機構の一
部を示す平面図、第4図は引出しローラガイドの
キヤツチヤへの圧着状態を示す側面図、第5図は
供給側ベースの案内状態を示す側面図、第6図は
本発明によるテープガイド案内機構の一実施例を
示す全体平面図、第7図は第6図のテープガイド
の案内経路を示す平面図、第8図は第6図の引出
しローラガイドと供給側ベースとの案内機構を示
す平面図、第9図は第8図の三点鎖線A−A′に
沿う断面図、第10図は第8図の矢印B方向から
みた側面図、第11図は第8図のローデイングリ
ングと引出しローラガイドとの連結機構を示す斜
視図、第12図は第8図の案内溝分岐点における
引出しローラガイドの案内部を示す正面図、第1
3図および第14図は引出しローラガイドの位置
決め機構を示す側面図である。 2……ヘツドシリンダ、3……テープカセツ
ト、6……磁気テープ、8……テンシヨンピン、
13……引出しローラガイド、14……供給側ロ
ーラガイド、15……供給側傾斜固定ガイド、1
6……供給側ベース、17……巻取側傾斜固定ガ
イド、18……巻取側ローラガイド、19……巻
取側ベース、22……ピンチローラ、23……補
助ガイド、24……ローデイングリング、36,
37,38……ガイド板、39,40,49……
キヤツチヤ、54……アームホルダ、55……ア
ームストツパ、56……連結アーム、56′……
突出部、57……圧着用バネ、58……シヤフ
ト、59……引出しローラガイド保持部材、60
……アーム、61……圧着用バネ、62……ガイ
ド片、63……突出片、66……ガイドピン、6
7……段部、イ,ロ,ハ……案内溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1、第2のガイド板によつて共通案内溝が
    該第1のガイド板と第3のガイド板とによつて該
    共通案内溝の延長上に第1の分岐案内溝の延長上
    に第1の分岐案内溝が、さらに、該第2、第3の
    ガイド板によつて第2の分岐案内溝が夫々形成さ
    れ、第1のテープガイド手段が該共通案内溝と該
    第1の分岐案内溝とを移動し、第2のテープガイ
    ド手段が該共通案内溝と該第2の分岐案内溝とを
    移動するようにしたテープガイド案内機構におい
    て、該第1のガイド板に該共通案内溝および該第
    1の分岐案内溝に沿う第1の案内部を、かつ、該
    第2のガイド板の少なくとも該第1、第2の分岐
    案内溝の分岐点近傍に該共通案内溝から該第2の
    分岐案内溝に沿う第2の案内部を夫々設け、該第
    1の案内部が該第1のテープガイド手段を案内
    し、該第2の案内部が該第2のテープガイド手段
    を案内するように構成したことを特徴とするテー
    プガイド案内機構。
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