JPH036144Y2 - - Google Patents

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JPH036144Y2
JPH036144Y2 JP1985156413U JP15641385U JPH036144Y2 JP H036144 Y2 JPH036144 Y2 JP H036144Y2 JP 1985156413 U JP1985156413 U JP 1985156413U JP 15641385 U JP15641385 U JP 15641385U JP H036144 Y2 JPH036144 Y2 JP H036144Y2
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main lever
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JP1985156413U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はステツプモータの脱調を防止しうるよ
うにした脱調防止機構付ステツプモータに関する
ものである。
(従来の技術) 例えば、各種装置の制御用アクチユエータとし
てステツプモータが広く使用されているが、特に
このような目的でステツプモータを使用する場合
には、ステツプモータに連結されている被駆動部
材その限界位置に達したとき、種々の理由でステ
ツプモータに発生トルク以上の負荷が加わり、こ
れによつてステツプモータのロータとステータと
の間の所定の位置関係がずれてしまいステツプモ
ータのトルクが零になつてしまうという、所謂脱
調現象が発生しやすいという問題点を有してい
る。これに対し、被駆動部材の位置を検出し、被
駆動部材がその移動限界位置で丁度停止するよう
にステツプモータの駆動制御を行なうようにした
構成が公知であるが、特に燃料噴射ポンプのコン
トロールレバーの位置制御用等として用いる場合
には、コントロールレバーを停止させる位置が
様々であるから、個別的調整が必要となり、調整
工数が増し、コストの上昇の要因となる。
このため、例えば、特開昭59−128934号公報に
は、ステツプモータのロータが所定のステツプ駆
動位置をこえて駆動されていることを検出し、こ
の検出出力によつて駆動パルス周波数を低下させ
るようにしてステツプモータの脱調を防止するよ
うにした装置が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この提案された装置はステツプ
モータの回転を電気的に制御することによりその
脱調を防止する構成であるから、その制御のため
に複雑な回路が必要となるるという問題点を有し
ている。
本考案の目的は、ステツプモータに一時的に大
きな負荷が掛つても脱調現象を機械的に有効に防
止することができるようにした脱調防止機構付ス
テツプモータを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の脱調防止機
構付ステツプモータは、ステツプモータ本体と、
該ステツプモータ本体の出力軸に固着された主レ
バーと、ストツパにより制限される制限位置から
所定の角度範囲内において被駆動部材を回動操作
するため該出力軸に回転自在に枢支された上記被
駆動部材に作動可能に連結されるキヤンセルレバ
ーと、該キヤンセルレバーが上記主レバーに対し
て所定の相対角度範囲内においてのみ相対移動可
能とするための制限部材と、上記被駆動部材を上
記ストツパに当接するために必要な方向に上記キ
ヤンセルレバーを上記主レバーに対して相対的に
付勢するように上記キヤンセルレバーと上記主レ
バーとの間に介装されたばね部材とを備え、該ば
ね部材のばね力が、上記被駆動部材が上記ストツ
パに当つていない場合には上記主レバーと上記キ
ヤンセルレバーとが一体に移動しうるように設定
されている点に特徴を有する。
(作 用) キヤンセルレバーは、ばね部材によつて、被駆
動部材をストツパに当接するるために必要な方向
に主レバーに対して相対的にばね付勢されてお
り、且つこのばね力は、被駆動部材がストツパに
当たるまでの間は主レバーとキヤンセルレバーと
が一体に運動するように設定されている。したが
つて、ステツプモータ本体によつて主レバーが回
動せしめられると、キヤンセルレバーは、主レバ
ーと一緒に回動し、、このステツプモータ本体の
出力はキヤンセルレバーを介して取出され、被駆
動部材を操作する。被駆動部材がストツパに当た
つているにも拘わらず被駆動部材をストツパに向
けて回動せしめるようにステツプモータが作動す
るなどの理由により、キヤンセルレバーに掛かる
負荷が大きくなると、主レバーがばね力に打ち勝
つてキヤンセルレバーよりり離れ、主レバーのみ
が更に回動する。この結果、大きな負荷がステツ
プモータ本体に掛かるのがが防止される。
万一ばね部材が破損した場合には、キヤンセル
レバーは制限部材により制限される範囲内でのみ
揺動自在となり、主レバーの回動位置に略相応し
た位置に位置制御される。
(実施例) 第1図及び第2図には、本考案による脱調防止
機構付ステツプモータの一実施例の正面図及び右
側面図が示されている。脱調防止機構付ステツプ
モータ1は、ステツプモータ本体2と、ステツプ
モータ本体2の回転軸3に設けられた脱調防止機
構4とから成り、回転軸3からの回転出力は脱調
防止機構4を介して図示しない被駆動体(負荷)
に与えられる構成となつている。
脱調防止機構4は、負荷が一時的に所定値以上
になつた場合にその負荷が直接ステツプモータ本
体2に印加されるのを防止するためのバツフア装
置として作用するものであり、第3図に詳細に示
されるように、回転軸3にねじ5により固着さ
れ、回転軸3と一体に回動する主レバー6と、回
転軸3に固着されているスリーブ7に揺動自在に
はめ合され、その一端部8aが被駆動体22に連
結されるキヤンセルレバー8とを備えている。キ
ヤンセルレバー8は、スリーブ7上において揺動
自在となるようにスリーブ7にはめ合されてお
り、したがつて、主レバー6及びキヤンセルレバ
ー8は共に回転軸3を中心にして回動しうるが、
キヤンセルレバー8は回転軸3とは独立して回動
することができるる。
キヤンセルレバー8が主レバー6に対する所定
の相対角度範囲内においてのみ揺動可能となるよ
うにキヤンセルレバー8の運動を制限するるた
め、図示の実施例では、主レバー6の一端部6a
に、一対の爪9a,9bから成る制限部材10が
設けられている。一対の爪9a,9bはS字形に
折り曲げられている主レバー6の一端部6aに予
め一体に形成しておいた突片をキヤンセルレバー
8の方向に略直角に折り曲げることにより形成さ
れており、このようにして形成された爪9a,9
bはキヤンセルレバー8の揺動時にキヤンセルレ
バー8に当接するような高さとなつている(第1
図及び第3図参照)。したがつて、回転軸3を中
心とするキヤンセルレバー8の揺動運動は一対の
爪9a,9bによつて制限され、主レバー9に対
する揺動角度の最大値は第2図に示されるように
θとなつている。
主レバー6の他端部6bもまたS字形に折り曲
げらられており、第3図に示されらるように、主
レバー6の他端がキヤンセルレバー8の他端部8
bと同一レベルとなつている。主レバー6の他端
部6bに形成された係止孔6cとキヤンセルレバ
ー8の他端部8bに形成された係止孔8cとにば
ね部材11の係止爪11a,11bがそれぞれ係
入されることにより、主レバー6の他端部とキヤ
ンセルレバー8の他端部との間にばね部材11が
装着されている。図示の実施例では、ばね部材1
1は収縮コイルばねとして形成されており、第2
図で、キヤンセルレバー8は主レバー6に対して
反時計方向に回動するようにばね付勢されてい
る。
したがつて、キヤンセルレバー8はばね部材1
1のばね力によつて制限部材10による一方の制
限端を規定する爪9aに圧接されている。キヤン
セルレバー8の一端部8aは、第2図に示される
ように、コネクテイングロツド21をして被駆動
体22に連結されている。被駆動体22は、例え
ば燃料噴射ポンプのコントロールレバー等であ
り、被駆動体22は支点23を中心としてストツ
パ24に当るまで回動することができる構成とな
つている。
次に、脱調防止機構付ステツプモータ1の動作
につき、上述の被駆動体22を駆動するる場合を
例にとつて説明するる。
被駆動体22がストツパ24に当接しない範囲
での駆動の場合には、ステツプモータ本体2の負
荷は比較的軽いので、主レバー6がステツプモー
タ本体2によつて回動せしめられると、キヤンセ
ルレバー8は爪9aに当接したままの状態で、す
なわちキヤンセルレバー8は主レバー6と一緒に
回動し、被駆動体22の位置をステツプモータ本
体2により制御することができる。
一方、被駆動体22を反時計方向に回転させる
ことにより、被駆動体22がストツパ24に当接
すると、このときステツプモータ本体2には瞬間
的に大きな負荷が掛ることになる。このような状
態においては、キヤンセルレバー8はこれ以上反
時計方向に回転せず、したがつて、ステツプモー
タ本体2の回転力を直接受けている主レバー6が
ばね部材11のばね力に打ち勝つて更に反時計方
向に所定量だけ回転することになる。この結果、
被駆動体22がストツパ24に当接したことによ
り生じた衝撃はばね部材11によつて吸収されス
テツプモータ本体2に与えられる衝撃は小さくて
済むので、ステツプモータ本体2が脱調を生じる
のを有効に防止することができる。したがつて、
被駆動部材の位置を検出し、被駆動部材がその移
限界位置で丁度停止するようにステツプモータの
駆動制御を行なうことによりステツプモータの脱
調を防止するようにした公知の構成に比べ、本考
案の構成によれば、個別的な調整は全く不要であ
り、調整コストを著しく低減させることができ
る。
なお、ばね部材11が万一損傷した場合には、
キヤンセルレバー8は主レバー6に対して角度θ
の遊びを持ちながら主レバー6と略一緒に回動す
ることができるので、被駆動体23の大まかな位
置制御を継続して行なうことができるという利点
を有している。
上記実施では、制限部材10を一対の爪9a,
9bによつて構成したが、制限部材10の構成は
これに限定されるものではなく、例えば、主レバ
ー6又はキヤンセルレバー8に形成した長孔内に
キヤンセルレバー8又は主レバー6に固着されて
いるピンの自由端を係入し、これによりキヤンセ
ルレバー8が主レバー6に対して所定の角度だけ
揺動運動することができるるように構成してもよ
く、このような構成の制限部材も実用新案登録請
求の範囲にいう制限部材に含れるものである。
(効 果) 本考案によれば、上述の如く、ステツプモータ
本体の回転力が直接伝達される主レバーの力が、
制限部材によつて移動範囲の制限されているキヤ
ンセルレバーにばね力を介して伝達され、この結
果被駆動部材を操作する構成であり、しかも被駆
動部材をストツパに当接するための方向にキヤン
セルレバーが主レバーに対して相対的に所定の力
でばね付勢されているので、被駆動部材がストツ
パに当接する等してキヤンセルレバーに大きな負
荷が掛かつた場合、ばね部材のばね力に抗して主
レバーがキヤンセルレバーからら離れて回動する
ことができるので、この大きな負荷は、ばね部材
によつて吸収され、ステツプモータ本体にはその
衝撃が伝わらないで、脱調の発生が有効に防止で
きる。また、さらに、キヤンセルレバーの揺動範
囲は主レバーに対する所定の相対角度範囲内に抑
えられる構成であるから、ばね部材が損傷したと
してもステツプモータ本体による被駆動体の大ま
かな制御を継続することが可能であり、信頼性の
高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による脱調防止機構付ステツプ
モータの一実施例の正面図、第2図はその右側面
図、第3図は第1図及び第2図に示す脱調防止機
構の要部を示す図である。 1…脱調防止機構付ステツプモータ、2…ステ
ツプモータ本体、3…回転軸、6…主レバー、8
…キヤンセルレバー、10…制限部材、11…ば
ね部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステツプモータ本体と、該ステツプモータ本体
    の出力軸に固着された主レバーと、ストツパによ
    り制限される制限位置から所定の角度範囲内にお
    いて被駆動部材を回動操作するため該出力軸に回
    転自在に枢支され前記被駆動部材に作動可能に連
    結されるキヤンセルレバーと、該キヤンセルレバ
    ーが前記主レバーに対して所定の相対角度範囲内
    においてのみ相対移動可能とするための制限部材
    と、前記被駆動部材を前記ストツパに当接するた
    めに必要な方向に前記キヤンセルレバーを前記主
    レバーに対して相対的に付勢するように前記キヤ
    ンセルレバーと前記主レバーとの間に介装された
    ばね部材とを備え、該ばね部材のばね力が前記被
    駆動部材が前記ストツパに当たつていない場合に
    は前記主レバーと前記キヤンセルレバーとが一体
    に移動しうるように設定されていることを特徴と
    する脱調防止機構付ステツプモータ。
JP1985156413U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH036144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985156413U JPH036144Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985156413U JPH036144Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6268487U JPS6268487U (ja) 1987-04-28
JPH036144Y2 true JPH036144Y2 (ja) 1991-02-15

Family

ID=31078004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985156413U Expired JPH036144Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JP (1) JPH036144Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125713A (ja) * 1974-08-28 1976-03-02 Nippon Electron Optics Lab Kudojikutojudojikutono renketsubu no kozo

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125713A (ja) * 1974-08-28 1976-03-02 Nippon Electron Optics Lab Kudojikutojudojikutono renketsubu no kozo

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Publication number Publication date
JPS6268487U (ja) 1987-04-28

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