JPH07269603A - ねずみ歯式電磁クラッチの同期方法、ねずみ歯式電磁クラッチの同期装置およびスロットル制御装置 - Google Patents

ねずみ歯式電磁クラッチの同期方法、ねずみ歯式電磁クラッチの同期装置およびスロットル制御装置

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JPH07269603A
JPH07269603A JP6082198A JP8219894A JPH07269603A JP H07269603 A JPH07269603 A JP H07269603A JP 6082198 A JP6082198 A JP 6082198A JP 8219894 A JP8219894 A JP 8219894A JP H07269603 A JPH07269603 A JP H07269603A
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electromagnetic clutch
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Application number
JP6082198A
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English (en)
Inventor
Tomomitsu Terakawa
智充 寺川
Yoshinori Taguchi
義典 田口
Mitsuo Yoshikawa
光生 吉川
Masaru Shimizu
勝 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ねずみ歯の位相がずれていても予め係合完
了前にずれを無くし、位置精度を確保してスロットルの
制御性および精度を高めるとともに、ショックを防止す
ること。 【構成】 一対のねずみ歯11、12を備えたねずみ歯
式電磁クラッチ1と、前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の
少なくとも一方のねずみ歯を歯車21を介して回転駆動
するステップモータ2と、前記ステップモータ2に対し
て前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の係合完了に先立ち前
記一対のねずみ歯11、12の前記ステップモータ2に
よって回転駆動される一方のねずみ歯を予備的に一方の
方向に一定量だけ回転駆動するとともに、反対の方向に
一定量だけ回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期させ
る同期信号を出力する同期回路3とから成る同期装置4
を備えたねずみ歯式電磁クラッチの同期方法、ねずみ歯
式電磁クラッチの同期装置およびスロットル制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のねずみ歯を備え
たねずみ歯式電磁クラッチの係合または係合完了に先立
ち前記一対のねずみ歯の少なくとも一方を予備的に回転
駆動して前記一対のねずみ歯を同期させることを特徴と
するねずみ歯式電磁クラッチの同期方法、ねずみ歯式電
磁クラッチの同期装置およびスロットル制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のねずみ歯式電磁クラッチは、図1
0に示すように一対のねずみ歯の各ねずみ歯の位相がず
れていても、関係無くいきなり係合するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のねずみ歯式
電磁クラッチは、図10に示すように各ねずみ歯がずれ
た状態で係合しかつ回転駆動されるので、一方のねずみ
歯が相対的に回転して他方のねずみ歯と位相が一致した
時にショックが生じたり、ステップモータによって回転
駆動する例えばスロットル制御装置においては初期の位
相ずれ分だけずれが生じるため、位置精度が確保出来
ず、スロットルの制御性および精度が悪いという問題が
有った。
【0004】そこで本発明者は、一対のねずみ歯を備え
たねずみ歯式電磁クラッチの係合完了に先立ち前記一対
のねずみ歯の少なくとも一方を予備的に回転駆動して前
記一対のねずみ歯を同期させるという本発明の技術的思
想に着眼して、さらに研究開発を重ねた結果、各ねずみ
歯の位相がずれていても予め係合完了前にずれを無くす
ので、位置精度を確保してスロットルの制御性および精
度を高めるとともに、ショックを防止するという目的を
達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のねずみ歯式電磁クラッチの同期方法は、
一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電磁クラッチの係合
完了に先立ち前記一対のねずみ歯の少なくとも一方を予
備的に回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期させるも
のである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のね
ずみ歯式電磁クラッチの同期装置は、一対のねずみ歯を
備えたねずみ歯式電磁クラッチと、前記ねずみ歯式電磁
クラッチの少なくとも一方のねずみ歯を回転駆動するス
テップモータと、前記ステップモータに対して前記ねず
み歯式電磁クラッチの係合完了に先立ち前記一対のねず
み歯の前記ステップモータによって回転駆動される一方
のねずみ歯を予備的に回転駆動して前記一対のねずみ歯
を同期させる同期信号を出力する同期回路とから成るも
のである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のス
ロットル制御装置は、一方がスロットル弁に他方がステ
ップモータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ
歯式電磁クラッチと、前記ねずみ歯式電磁クラッチの少
なくとも一方のねずみ歯を回転駆動するステップモータ
と、前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁ク
ラッチの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ス
テップモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を
予備的に一方の方向に一定量だけ回転駆動するととも
に、反対の方向に一定量だけ回転駆動して前記一対のね
ずみ歯を同期させる同期信号を出力する同期回路とから
成る同期装置を備えたものである。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のス
ロットル制御装置は、一方がスロットル弁に他方がステ
ップモータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ
歯式電磁クラッチと、前記ねずみ歯式電磁クラッチの少
なくとも一方のねずみ歯を回転駆動するステップモータ
と、前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁ク
ラッチの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ス
テップモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を
予備的に小刻みに回転駆動させて前記一対のねずみ歯を
同期させる同期信号を出力する同期回路とから成るもの
である。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)のス
ロットル制御装置は、一方がスロットル弁に他方がステ
ップモータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ
歯式電磁クラッチと、前記ねずみ歯式電磁クラッチの少
なくとも一方のねずみ歯を回転駆動するステップモータ
と、前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁ク
ラッチの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ス
テップモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を
予備的に一方の方向に回転駆動して、その時の回転負荷
を検出する回転負荷検出手段と、前記回転負荷検出手段
が検出した回転負荷によって決定された回転方向に回転
駆動して前記一対のねずみ歯を同期させる同期信号を出
力する同期回路とから成る同期装置を備えたものであ
る。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)のス
ロットル制御装置は、一方がスロットル弁に他方がステ
ップモータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ
歯式電磁クラッチと、前記ねずみ歯式電磁クラッチの少
なくとも一方のねずみ歯を回転駆動するステップモータ
と、前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁ク
ラッチの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ス
テップモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を
予備的に一方の方向に回転駆動して、その時の回転負荷
を検出するとともに、決定された回転方向に回転駆動さ
れた時の負荷を検出して前記一対のねずみ歯が同期した
負荷の急増点を検出する回転負荷検出手段と、前記回転
負荷検出手段が検出した回転負荷によって決定された回
転方向に前記負荷の急増点まで回転駆動して前記一対の
ねずみ歯を同期させる同期信号を出力する同期回路とか
ら成る同期装置を備えたものである。
【0011】
【作用】上記構成より成る第1発明のねずみ歯式電磁ク
ラッチの同期方法は、一対のねずみ歯を備えたねずみ歯
式電磁クラッチの係合完了に先立ち、前記一対のねずみ
歯の少なくとも一方を予備的に回転駆動して、前記一対
のねずみ歯を同期させるものである。
【0012】上記構成より成る第2発明のねずみ歯式電
磁クラッチの同期装置は、前記同期回路が前記ステップ
モータに対して前記ねずみ歯式電磁クラッチの係合完了
に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモータによ
って回転駆動される一方のねずみ歯を予備的に回転駆動
して前記一対のねずみ歯を同期させる同期信号を出力
し、前記ステップモータが前記同期回路からの同期信号
により前記ねずみ歯式電磁クラッチの一対のねずみ歯の
少なくとも一方のねずみ歯を回転駆動するものである。
【0013】上記構成より成る第3発明のスロットル制
御装置は、前記同期回路が前記ステップモータに対して
前記ねずみ歯式電磁クラッチの係合完了に先立ち前記一
対のねずみ歯の前記ステップモータによって回転駆動さ
れる一方のねずみ歯を予備的に一方の方向に一定量だけ
回転駆動するとともに、反対の方向に一定量だけ回転駆
動する同期信号を出力し、前記ステップモータが前記同
期回路からの同期信号により前記ねずみ歯式電磁クラッ
チの一対のねずみ歯の少なくとも一方のねずみ歯を一方
の方向に一定量だけ回転駆動するとともに、反対の方向
に一定量だけ回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期さ
せるものである。
【0014】上記構成より成る第4発明のスロットル制
御装置は、前記同期回路が前記ステップモータに対して
前記ねずみ歯式電磁クラッチの係合完了に先立ち前記一
対のねずみ歯の前記ステップモータによって回転駆動さ
れる一方のねずみ歯を予備的に小刻みに回転駆動させる
前記一対のねずみ歯を同期させる同期信号を出力し、前
記ステップモータが前記同期回路からの同期信号により
前記ねずみ歯式電磁クラッチの一対のねずみ歯の少なく
とも一方のねずみ歯を予備的に小刻みに回転駆動して前
記一対のねずみ歯を同期させるものである。
【0015】上記構成より成る第5発明のスロットル制
御装置は、前記回転負荷検出手段が前記ステップモータ
に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチの係合完了に先立
ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモータによって回
転駆動される一方のねずみ歯を予備的に一方の方向に回
転駆動した時の回転負荷を検出し、同期回路が前記回転
負荷検出手段によって検出された回転負荷によって決定
された回転方向に回転駆動する同期信号を出力し、前記
ステップモータが前記同期回路からの前記同期信号によ
り前記ねずみ歯式電磁クラッチの少なくとも一方のねず
み歯を回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期させるも
のである。
【0016】上記構成より成る第6発明のスロットル制
御装置は、前記回転負荷検出手段が前記ステップモータ
に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチの係合完了に先立
ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモータによって回
転駆動される一方のねずみ歯を予備的に一方の方向に回
転駆動した時の回転負荷を検出するとともに、決定され
た回転方向に回転駆動された時の負荷を検出して前記一
対のねずみ歯が同期した負荷の急増点を検出し、同期回
路が前記回転負荷検出手段によって検出された回転負荷
によって決定された回転方向に前記回転負荷検出手段が
負荷の前記急増点を検出するまでの間回転駆動する同期
信号を出力し、前記ステップモータが前記同期回路から
の前記同期信号により前記ねずみ歯式電磁クラッチの少
なくとも一方のねずみ歯を前記急増点が検出されるまで
回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期させるものであ
る。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のねずみ歯式
電磁クラッチの同期方法は、各ねずみ歯の位相がずれて
いても係合完了に先立ちずれを無くすので、位置精度を
確保するとともに、ショックを防止するという効果を奏
する。
【0018】上記作用を奏する第2発明のねずみ歯式電
磁クラッチの同期装置は、各ねずみ歯の位相がずれてい
ても、予め係合完了前に前記同期回路からの同期信号に
より前記ステップモータが一方のねずみ歯を回転駆動し
てずれを無くすので、位置精度を確保するとともに、シ
ョックを防止するという効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第3発明のスロットル制
御装置は、各ねずみ歯の位相がずれていても、予め係合
完了前に前記同期回路からの同期信号により前記ステッ
プモータが一方のねずみ歯を両方向に一定量だけ順に回
転駆動してずれを無くすので、位置精度を確保するとと
もに、ショックを防止するという効果を奏するととも
に、前記ねずみ歯を両方向に回転駆動するので同期させ
るための回転方向を検出する必要が無いので、センサお
よび判断回路が不要であるという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第4発明のスロットル制
御装置は、各ねずみ歯の位相がずれていても、予め係合
完了前に前記同期回路からの同期信号により前記ステッ
プモータが一方のねずみ歯を小刻みに回転駆動してずれ
を無くすので、位置精度を確保するとともに、ショック
を防止するという効果を奏するとともに、前記ねずみ歯
を小刻みに回転駆動するだけで良いため、同期させるた
めの回転方向を検出する必要が無いので、センサおよび
判断回路が不要であるという効果を奏し、小刻みに回転
駆動して一対のねずみ歯を馴染ませながら同期させるも
ので有るため、精度良く同期させることが出来るという
効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第5発明のスロットル制
御装置は、各ねずみ歯の位相がずれていても、予め係合
完了前に前記回転負荷検出手段が一方の方向に回転駆動
した時の回転負荷を検出し、前記ステップモータが前記
回転負荷検出手段によって検出された回転負荷に基づき
前記同期回路よって決定された回転方向に回転駆動して
ずれを無くすので、位置精度を確保するとともに、ショ
ックを防止するという効果を奏するとともに、前記負荷
を検出するために一方の方向に回転駆動するのはわずか
な角度だけであり早期に同期させることが出来るという
効果を奏し、検出された同期用の回転方向に回転駆動す
るものであるため、適切な同期を実現するという効果を
奏する。
【0022】上記作用を奏する第6発明のスロットル制
御装置は、各ねずみ歯の位相がずれていても、予め係合
完了前に前記回転負荷検出手段が一方の方向に回転駆動
した時の回転負荷およびずれ量を検出し、前記ステップ
モータが前記回転負荷検出手段によって検出された回転
負荷およびずれ量に基づき前記同期回路よって決定され
た回転方向および回転角だけ回転駆動してずれを無くす
ので、位置精度を確保するとともに、ショックを防止す
るという効果を奏するとともに、同期させるための検出
された回転方向および回転角だけ回転駆動するものであ
るため、最適な同期を実現するという効果を奏する。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0024】(第1実施例)本第1実施例のスロットル
制御装置は、図1および図2に示すように一対のねずみ
歯11、12を備えたねずみ歯式電磁クラッチ1と、前
記ねずみ歯式電磁クラッチ1の少なくとも一方のねずみ
歯を歯車21を介して回転駆動するステップモータ2
と、前記ステップモータ2に対して前記ねずみ歯式電磁
クラッチ1の係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯1
1、12の前記ステップモータ2によって回転駆動され
る一方のねずみ歯を予備的に一方の方向に一定量だけ回
転駆動するとともに、反対の方向に一定量だけ回転駆動
して前記一対のねずみ歯を同期させる同期信号を出力す
る同期回路3とから成る同期装置4を備えたものであ
る。
【0025】前記ねずみ歯式電磁クラッチ1は、所謂ツ
ースクラッチによって構成され、図1および図2に示す
ように吸気通路13内に揺動自在に配設されたスロット
ル弁14の軸15の一端と一体的に形成された一方のね
ずみ歯11と、この一方のねずみ歯11と同軸的に対向
して配設された他方のねずみ歯12と、後述する電磁ク
ラッチドライバ16によって前記一方のねずみ歯11を
図1および図2中右方へ押圧されクラッチが係合し得る
構成より成る。
【0026】前記スロットル弁14の軸15には、図1
および図2に示すように第1のリンク151が固着され
スロットルの閉方向の時計方向に付勢する第1のリター
ンスプリング152が係止され、前記吸気通路13内の
負圧に応じて作動する負圧アクチュエータ153とスロ
ットルの開方向の反時計方向に付勢する第2のリターン
スプリング154に係止された第2のリンク155が固
着され、他端にはスロットル弁14の開度を検出するス
ロットルセンサ156が配設されている。
【0027】前記ステップモータ2は、前記他方のねず
み歯12の一部に係合して時計方向および反時計方向に
回転駆動し得る前記歯車21を回転軸の先端に配設する
とともに、スロットル制御のECU7を構成するモータ
ドライバ22によって駆動される。
【0028】前記同期回路3は、スロットル制御ECU
7によって構成され、CPU70に接続されたROM
(図示せず)内に予め格納された図3に示すフローチャ
ートによって同期信号が出力されるとともに、前記ねず
み歯式電磁クラッチ1の同期結合処理が実行される。
【0029】すなわち、上記同期結合処理は、以下のス
テップによって実行される。ステップ101において同
期結合処理のタイマ判定が行われた後、ステップ102
において電磁クラッチ1の結合指令が出力される。
【0030】ステップ103において、図1中の上方へ
指向した矢印で示す方向に4.2°分閉駆動処理を行う
ための閉駆動指令が出力され、、次にステップ104に
おいて、図2の下方へ指向した矢印で示す方向に8.4
°だけ開駆動処理を行うための開駆動指令が出力され
る。
【0031】ステップ105において、モータ開度の初
期学習が行われ、ステップ106において、同期結合処
理タイマが更新される。
【0032】本第1実施例のスロットル制御装置は、機
能で大別すると図6に示すようにエンジンの回転数を検
出するエンジン回転数検出手段51と、エンジンの回転
数によりエンジンの始動、停止の判定を行うエンジン始
動判定手段52と、エンジン始動時には電磁クラッチの
結合を行い、エンジン停止時には電磁クラッチの切り離
しを行う電磁クラッチ結合手段53と、電磁クラッチの
結合直後からの時間を測定する電磁クラッチ結合時間測
定手段54と、アクセル開度を検出するアクセル開度検
出手段55と、スロットル開度を検出するスロットル開
度検出手段56と、目標開度の設定を行う目標開度設定
手段57と、スロットル弁14を開側に付勢するスロッ
トル弁開側付勢手段としての第2のリターンスプリング
154と、スロットル弁14を閉側に付勢するスロット
ル弁閉側付勢手段としての第1のリターンスプリング1
52と、電磁クラッチの結合時間によってモータの開閉
駆動を行うモータ開閉手段58と、ステップモータのス
テップ位置の初期設定を行うステップモータステップ位
置設定手段59と、モータの正常駆動を行うモータ正常
駆動手段60と、スロットル弁14を制御するステップ
モータ2と、電磁クラッチ1と、吸気通路13のスロッ
トル開度を制御するスロットル弁14とから成る。
【0033】模式的に表現した図7を用いて更に詳細に
説明すると、前記アクセル開度検出手段55は、アクセ
ルペダルに連動するバネ552で付勢された部材551
の位置を検出するポテンショメータ553によって構成
され、スロットルECU7に接続されている。
【0034】スロットル開度検出手段56は、前記スロ
ットル弁14の前記軸15の回転位置を検出するポテン
ショメータ561によって構成され、前記スロットルE
CU7に接続されている。
【0035】前記吸気通路13内の負圧を検出する負圧
アクチュエータ153は、前記スロットル弁14を開方
向に付勢する第2のリターンスプリング154の付勢す
る方向とは反対の方向に付勢する。
【0036】前記スロットルECU7に接続されたステ
ップモータ2は、同軸的に配設された歯車21によって
前記他方のねずみ歯12を所定量回転駆動する。
【0037】前記一方のねずみ歯11に配設されたリン
プホームピン554は、電磁クラッチ11、12の非係
合時に突出してアクセルペダルリンク551と係合する
ものである。
【0038】前記モータ開閉手段は、電磁クラッチの結
合時間が、所定時間1ないし所定時間2のときは、モー
タ閉駆動を行い、電磁クラッチの結合時間が、所定時間
2ないし所定時間3のときは、モータ開駆動を行い、電
磁クラッチの結合時間が、所定時間3ないし所定時間4
のときは、再びモータ閉駆動を行い、電磁クラッチの結
合時間が、所定時間4を越えるときは、目標開度とステ
ップモータステップ位置によりモータ駆動を行うように
構成されている。
【0039】前記スロットルECU7は、本体を構成す
るマイコン70と、入力インタフェース71と、他のシ
ステムと連絡する通信回路72と、電源回路・ウオッチ
ドッグ73と、リレードライバ74と、電圧を監視する
電圧監視回路75と、ステップモータ2を駆動するモー
タドライバ76と、出力インタフェース77とから成
る。
【0040】上記マイコン70のROM(図示せず)に
格納されている本実施例のスロットル制御装置のメイン
フローは、図9に示すようにイニシャライズ、タイマ処
理、入出力処理、ステータス判定、通常制御、ファイナ
ル処理、上記図3に詳細が示される電磁クラッチ同期結
合処理、エンジン完爆判定、脱調処理、リンプホーム処
理の各ステップから成る。
【0041】上記構成より成る本第1実施例のスロット
ル制御装置は、前記同期回路3を構成するスロットルE
CU7が前記ステップモータ2に対して前記ねずみ歯式
電磁クラッチ1の係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯
の前記ステップモータ2によって回転駆動される一方の
ねずみ歯12を予備的に一方の方向に一定量だけ回転駆
動するとともに、反対の方向に一定量だけ回転駆動する
同期信号を前記モータドライバ22を介して出力し、前
記ステップモータ2が前記同期信号により前記ねずみ歯
式電磁クラッチ1の一対のねずみ歯の少なくとも一方の
ねずみ歯12を一方の方向に一定量だけ回転駆動すると
ともに、反対の方向に一定量だけ回転駆動して前記スロ
ットル弁14の開方向および閉方向のいずれにずれてい
ても前記一対のねずみ歯を同期させるものである。
【0042】すなわち図10ないし図12を用いて詳細
に説明すると、前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の一対の
ねずみ歯11、12が図10の一点鎖線に示すようにず
れている場合は、図11に示す電磁クラッチのずれ量と
結合力の特性、図12に示すリターンスプリングの特性
および電磁クラッチロータの慣性モーメントを利用して
一方のねずみ歯12を図中破線で示す左方に回転(移
動)させてもずれ量は変わらないが、一点鎖線で示す右
方に回転(移動)させると、他方のねずみ歯11の山1
11と一方のねずみ歯12の谷121とが一致して同期
する。
【0043】逆に図10の破線で示すようにずれている
場合は、上述と同様に図12に示すリターンスプリング
の特性その他を利用して一方のねずみ歯12を図中一点
鎖線で示す右方に回転(移動)させてもずれ量は変わら
ないが、破線で示す左方に回転(移動)させると、他方
のねずみ歯11の山112と一方のねずみ歯12の谷1
21とが一致して同期する。
【0044】上記作用を奏する第1実施例のスロットル
制御装置は、各ねずみ歯11、12の位相がずれていて
も、予め係合前に前記同期回路3からの同期信号により
前記ステップモータ2が一方のねずみ歯12を両方向に
一定量だけ順に回転駆動してずれを無くすので、位置精
度を確保してスロットルの制御性および精度を高めると
ともに、ショックを防止するという効果を奏する。
【0045】また本第1実施例のスロットル制御装置
は、前記一対のねずみ歯11、12を同期させるために
前記一方のねずみ歯12を両方向に回転駆動するので、
同期させるための回転方向を予め検出する必要が無いの
で、センサおよび判断回路が不要であるという効果を奏
する。
【0046】さらに本第1実施例のスロットル制御装置
は、前記一対のねずみ歯11、12の山と谷のずれがな
いので、図11に示すように電磁クラッチの高い結合力
を利用することが出来るという効果を奏する。
【0047】(第2実施例)第2実施例のスロットル制
御装置は、図13ないし図15に示すように一対のねず
み歯11、12を備えたねずみ歯式電磁クラッチ1と、
前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の少なくとも一方のねず
み歯を歯車21を介して回転駆動するステップモータ2
と、前記ステップモータ2に対して前記ねずみ歯式電磁
クラッチ1の係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯1
1、12の前記ステップモータ2によって回転駆動され
る一方のねずみ歯を予備的に小刻みに微小量だけ回転駆
動するディザ駆動して前記一対のねずみ歯を同期させる
ディザ駆動信号を出力するディザ駆動回路31を備えた
同期回路3とから成る同期装置4を備えたもので、前記
第1実施例との相違点を中心に説明し、同一部分の説明
は省略する。
【0048】本第2実施例における同期結合処理は、図
14に示すように以下のステップによって実行される。
ステップ301において同期結合処理のタイマ判定が行
われた後、ステップ302において電磁クラッチ1の結
合指令が出力される。
【0049】ステップ303において、スロットルの開
度にして1°位の微小量だけ小刻みに前記一方のねずみ
歯12を大電流2相駆動により回転駆動するディザ駆動
処理を行うためのディザ駆動指令が出力される。
【0050】ステップ304において、モータ開度の初
期学習が行われ、ステップ305において、同期結合処
理タイマが更新される。
【0051】上記ステップ103および104を、図4
および図5を用いてさらに詳述すると、ステップ201
において、タイマ1のクラッチ結合時間が所定時間4よ
り小さいかどうかを判断し、所定時間4より小さい場合
はステップ202において、タイマ2のクラッチ結合時
間が所定時間1と4か、所定時間2と3かを判断する。
【0052】タイマ2のクラッチ結合時間が所定時間1
と4の場合には、ステップ203において、AB相を励
磁し、タイマ2のクラッチ結合時間が所定時間1と4の
場合には、ステップ204において、バーAB相を励磁
する。
【0053】ステップ205において、タイマ2をイン
クリメントし、ステップ206において、タイマ2のク
ラッチ結合時間が所定時間5かどうかを判断し、タイマ
2のクラッチ結合時間が所定時間5の場合はステップ2
07において、タイマ2のクラッチ結合時間を所定時間
1にして、ステップ208において、タイマ1をインク
リメントする。
【0054】上記ステップ201において、タイマ1の
クラッチ結合時間が所定時間4より大きいときは、補正
終了処理を行う。
【0055】本第2実施例の機能ブロックは、図15に
示すように第1実施例の前記モータ開閉駆動手段58の
かわりにモータディザ駆動手段31が相違するだけで、
他は同様の構成より成る。
【0056】上記構成より成る本第2実施例のスロット
ル制御装置は、前記ディザ駆動回路31が前記ステップ
モータ2に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の係合
完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモータ
2によって回転駆動される一方のねずみ歯12を予備的
に小刻みに回転駆動させる前記一対のねずみ歯を同期さ
せる同期信号を出力し、前記ステップモータ2が前記デ
ィザ駆動回路31からの同期信号により前記ねずみ歯式
電磁クラッチ1の一対のねずみ歯の少なくとも一方のね
ずみ歯12を予備的に小刻みに回転駆動して前記一対の
ねずみ歯を同期させるものである。
【0057】上記作用を奏する本第2実施例のスロット
ル制御装置は、各ねずみ歯11、12の位相がずれてい
ても、予め係合前に前記ディザ駆動回路31からの同期
信号により前記ステップモータ2が一方のねずみ歯12
を小刻みに回転駆動してずれを無くすので、位置精度を
確保してスロットルの制御性および精度を高めるととも
に、ショックを防止するという効果を奏する。
【0058】また第2実施例のスロットル制御装置は、
前記ねずみ歯11、12を小刻みに回転駆動するだけで
良いため、同期させるための回転方向を予め検出する必
要が無いので、センサおよび判断回路が不要であるとい
う効果を奏する。
【0059】さらに第2実施例のスロットル制御装置
は、小刻みに回転駆動して一対のねずみ歯11、12を
馴染ませながら同期させるもので有るため、精度良く同
期させることが出来るという効果を奏する。
【0060】(第3実施例)第3実施例のスロットル制
御装置は、図16ないし図18に示すように一対のねず
み歯11、12を備えたねずみ歯式電磁クラッチ1と、
前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の少なくとも一方のねず
み歯12を回転駆動するステップモータ2と、前記ステ
ップモータ2に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の
係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモ
ータ2によって回転駆動される一方のねずみ歯12を予
備的に一方の方向に微小量だけ回転駆動して、その時の
回転負荷を検出する前記ステップモータ2の回転軸25
に配設された回転負荷検出手段8と、前記回転負荷検出
手段8が検出した回転負荷によって同期させるために決
定された回転方向に回転駆動して前記一対のねずみ歯を
同期させる同期信号を出力する同期回路3とから成る同
期装置4を備えたものである。
【0061】前記回転負荷検出手段8は、前記ステップ
モータ2の回転軸に貼着された歪みゲージで構成され、
テレメータその他の非接触信号伝達手段によって回転負
荷がとり出される。
【0062】本第3実施例における同期結合処理は、以
下のステップによって実行される。ステップ401にお
いて、前記一方のねずみ歯12を一方の方向に予備的に
回転駆動し、ステップ402においてこの時の前記ステ
ップモータ2の回転軸の歪みを検出して回転負荷を検出
する。
【0063】ステップ403において、検出した負荷
(歪み)の値より、同期が取れる回転駆動の方向を判別
決定する。すなわち、前記歪みが大きい時は、前記予備
的に回転駆動した一方の方向(前記図10において破線
でしめされるずれの場合は右方、一点鎖線で示されるず
れの場合は左方)は同期が取れない方向であり、前記歪
みが小さい時は、前記予備的に回転駆動した一方の方向
(前記図10において破線で示されるずれの場合は左
方、一点鎖線で示されるずれの場合は右方)は同期が取
れる方向である。
【0064】ステップ404において、前記決定された
方向に回転駆動する駆動指令が出力され、前記一方のね
ずみ歯12がその方向に回転駆動される。
【0065】上記構成より成る第3実施例のスロットル
制御装置は、前記回転負荷検出手段8が、前記ステップ
モータ2に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の係合
完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモータ
2によって回転駆動される一方のねずみ歯12を予備的
に一方の方向に回転駆動した時の回転負荷を前記回転軸
の歪みによって検出し、前記同期回路3が前記回転負荷
検出手段8によって検出された回転負荷によって決定さ
れた同期をとることが出来る回転方向に回転駆動する同
期信号を出力し、前記ステップモータ2が前記同期回路
3からの前記同期信号により前記ねずみ歯式電磁クラッ
チの少なくとも一方のねずみ歯12を回転駆動して前記
一対のねずみ歯を同期させるものである。
【0066】上記作用を奏する第3実施例のスロットル
制御装置は、各ねずみ歯11、12の位相がずれていて
も、予め係合前に前記回転負荷検出手段8が一方の方向
に回転駆動した時の回転負荷を検出し、前記ステップモ
ータ2が前記回転負荷検出手段8によって検出された回
転負荷の値に基づき前記同期回路3よって決定された回
転方向に回転駆動してずれを無くすので、位置精度を確
保してスロットルの制御性および精度を高めるととも
に、ショックを防止するという効果を奏する。
【0067】また本第3実施例のスロットル制御装置
は、前記負荷を検出するために一方の方向に回転駆動す
るのはわずかな角度だけであり、短時間で同期させるこ
とが出来るという効果を奏し、検出された同期用の回転
方向に回転駆動するものであるため、適切な同期を実現
するという効果を奏する。
【0068】(第4実施例)第4実施例のスロットル制
御装置は、前記図16および図17に示すように一対の
ねずみ歯11、12を備えたねずみ歯式電磁クラッチ1
と、前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の少なくとも一方の
ねずみ歯12を回転駆動するステップモータ2と、前記
ステップモータ2に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチ
1の係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステッ
プモータ2によって回転駆動される一方のねずみ歯12
を予備的に一方の方向に微小量だけ回転駆動して、その
時の回転負荷を検出するとともに、決定された回転方向
に駆動された時の負荷を検出して前記一対のねずみ歯1
1、12が同期した負荷の急増点を検出する前記ステッ
プモータ2の回転軸25に配設された回転負荷検出手段
8と、前記回転負荷検出手段8が検出した回転負荷によ
って同期させるために決定された回転方向に前記急増点
まで回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期させる同期
信号を出力する同期回路3とから成る同期装置4を備え
たものである。
【0069】すなわち本第4実施例のスロットル制御装
置は、図19に示すように前記第3実施例の電磁クラッ
チの同期結合処理のフローにおいて前記ステップ404
以降を以下の様にするものである。
【0070】ステップ404において前記決定された方
向に回転駆動する駆動指令が出力され、前記一方のねず
み歯12が同期が取れる方向に回転駆動される時の前記
ステップモータ2の回転軸の負荷が前記回転負荷検出手
段8によって検出され前記山と谷が一致して前記一対の
ねずみ歯11、12が同期すると負荷が急増するので、
ステップ405においてこの負荷の急増点が検出された
ら、ステップ406において前記ステップモータ2の回
転駆動が停止されるものである。
【0071】上記構成より成る第4実施例のスロットル
制御装置は、前記回転負荷検出手段8が前記ステップモ
ータ2に対して前記ねずみ歯式電磁クラッチ1の係合に
先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステップモータ2によ
って回転駆動される一方のねずみ歯12を予備的に一方
の方向に回転駆動した時の回転負荷を検出するととも
に、決定された回転方向に回転駆動された時の負荷を検
出して前記一対のねずみ歯が同期した負荷の急増点を検
出し、前記同期回路3が前記回転負荷検出手段8によっ
て検出された回転負荷によって決定された回転方向に前
記回転負荷検出手段が負荷の前記急増点を検出するまで
の間回転駆動する同期信号を出力し、前記ステップモー
タ2が前記同期回路3からの前記同期信号により前記ね
ずみ歯式電磁クラッチ1の少なくとも一方のねずみ歯1
2を前記急増点が検出されるまで回転駆動して前記一対
のねずみ歯を同期させるものである。
【0072】上記作用を奏する第4実施例のスロットル
制御装置は、各ねずみ歯11、12の位相がずれていて
も、予め係合前に前記回転負荷検出手段8が一方の方向
に回転駆動した時の回転負荷を検出し、前記ステップモ
ータ2が前記回転負荷検出手段8によって検出された回
転負荷に基づき前記同期回路よって決定された回転方向
に回転駆動するとともにずれが無くなる回転角だけ回転
駆動するので、位置精度を確保してスロットルの制御性
および精度を高めるとともに、ショックを防止するとい
う効果を奏する。
【0073】また第4実施例のスロットル制御装置は、
同期用に決定された回転方向に回転駆動し、ずれが0に
なり同期がとれると回転駆動を停止するものであるた
め、最適な同期を実現するという効果を奏する。
【0074】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0075】上述の実施例において、一例としてスロッ
トル制御装置に本発明を適用した例について説明した
が、本発明はそれに限定するものでは無くねずみ歯式電
磁クラッチにおいて一対のねずみ歯のずれが問題に成る
ものであれば、例えばクルーズコントロール、アクセル
サポータその他のシステムに適用可能である。
【0076】また前記予備的同期回転を行う時期につい
ては、係合開始後係合完了前に限るものでは無く、仮結
合した後最終同期調整を行っても良く時間的余裕が有れ
ば係合開始前であっても良く、例えば係合に先立ち予備
的同期回転を行い、終了後シーケンシャルに係合動作に
移行しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置のねずみ歯を閉方向に
駆動する場合を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例装置のねずみ歯を開方向に
駆動する場合を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の電磁クラッチの同期結合処理フロ
ーを示すチャート図である。
【図4】第1実施例の電磁クラッチの開閉駆動の詳細フ
ローを示すチャート図である。
【図5】第1実施例のステップモータのトルク変動を示
す線図である。
【図6】第1実施例を機能で整理したブロック図であ
る。
【図7】第1実施例装置を示すブロック図である。
【図8】第1実施例のスロットルECUを示すブロック
図である。
【図9】第1実施例のメインフローを示すチャート図で
ある。
【図10】ねずみ歯のずれと回転駆動方向の関係を説明
するための説明図である。
【図11】電磁クラッチのずれ量と結合力の関係を示す
線図である。
【図12】スロットル開度とリターンスプリング力の関
係を示す線図である。
【図13】本発明の第2実施例装置のねずみ歯の駆動状
態を示すブロック図である。
【図14】第2実施例の電磁クラッチの同期結合処理フ
ローを示すチャート図である。
【図15】第1実施例を機能で整理したブロック図であ
る。
【図16】本発明の第3実施例装置のねずみ歯を閉方向
に微小駆動する場合を示すブロック図である。
【図17】第3実施例装置のねずみ歯を開方向に微小駆
動する場合を示すブロック図である。
【図18】第3実施例装置の電磁クラッチの同期結合処
理フローを示すチャート図である。
【図19】第4実施例装置の電磁クラッチの同期結合処
理フローを示すチャート図である。
【符号の説明】
1 ねずみ歯式電磁クラッチ 2 ステップモータ 3 同期回路 4 同期装置 11、12 ねずみ歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 勝 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電磁
    クラッチの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の少な
    くとも一方を予備的に回転駆動して前記一対のねずみ歯
    を同期させることを特徴とするねずみ歯式電磁クラッチ
    の同期方法。
  2. 【請求項2】 一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電磁
    クラッチと、 前記ねずみ歯式電磁クラッチの少なくとも一方のねずみ
    歯を回転駆動するステップモータと、 前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁クラッ
    チの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステッ
    プモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を予備
    的に回転駆動して前記一対のねずみ歯を同期させる同期
    信号を出力する同期回路とから成ることを特徴とするね
    ずみ歯式電磁クラッチの同期装置。
  3. 【請求項3】 一方がスロットル弁に他方がステップモ
    ータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電
    磁クラッチと、 前記ねずみ歯式電磁クラッチの少なくとも一方のねずみ
    歯を回転駆動するステップモータと、 前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁クラッ
    チの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステッ
    プモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を予備
    的に一方の方向に一定量だけ回転駆動するとともに、反
    対の方向に一定量だけ回転駆動して前記一対のねずみ歯
    を同期させる同期信号を出力する同期回路とから成る同
    期装置を備えたことを特徴とするスロットル制御装置。
  4. 【請求項4】 一方がスロットル弁に他方がステップモ
    ータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電
    磁クラッチと、 前記ねずみ歯式電磁クラッチの少なくとも一方のねずみ
    歯を回転駆動するステップモータと、 前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁クラッ
    チの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステッ
    プモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を予備
    的に小刻みに回転駆動させて前記一対のねずみ歯を同期
    させる同期信号を出力する同期回路とから成る同期装置
    を備えたことを特徴とするスロットル制御装置。
  5. 【請求項5】 一方がスロットル弁に他方がステップモ
    ータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電
    磁クラッチと、 前記ねずみ歯式電磁クラッチの少なくとも一方のねずみ
    歯を回転駆動するステップモータと、 前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁クラッ
    チの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステッ
    プモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を予備
    的に一方の方向に回転駆動して、その時の回転負荷を検
    出する回転負荷検出手段と、 前記回転負荷検出手段が検出した回転負荷によって決定
    された回転方向に回転駆動して前記一対のねずみ歯を同
    期させる同期信号を出力する同期回路とから成る同期装
    置を備えたことを特徴とするスロットル制御装置。
  6. 【請求項6】 一方がスロットル弁に他方がステップモ
    ータに連結された一対のねずみ歯を備えたねずみ歯式電
    磁クラッチと、 前記ねずみ歯式電磁クラッチの少なくとも一方のねずみ
    歯を回転駆動するステップモータと、 前記ステップモータに対して前記ねずみ歯式電磁クラッ
    チの係合完了に先立ち前記一対のねずみ歯の前記ステッ
    プモータによって回転駆動される一方のねずみ歯を予備
    的に一方の方向に回転駆動して、その時の回転負荷を検
    出するとともに、決定された回転方向に回転駆動された
    時の負荷を検出して前記一対のねずみ歯が同期した負荷
    の急増点を検出する回転負荷検出手段と、 前記回転負荷検出手段が検出した回転負荷によって決定
    された回転方向に前記負荷の急増点まで回転駆動して前
    記一対のねずみ歯を同期させる同期信号を出力する同期
    回路とから成る同期装置を備えたことを特徴とするスロ
    ットル制御装置。
JP6082198A 1994-03-28 1994-03-28 ねずみ歯式電磁クラッチの同期方法、ねずみ歯式電磁クラッチの同期装置およびスロットル制御装置 Pending JPH07269603A (ja)

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