JPH0359881B2 - - Google Patents

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JPH0359881B2
JPH0359881B2 JP512983A JP512983A JPH0359881B2 JP H0359881 B2 JPH0359881 B2 JP H0359881B2 JP 512983 A JP512983 A JP 512983A JP 512983 A JP512983 A JP 512983A JP H0359881 B2 JPH0359881 B2 JP H0359881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
raw material
extract component
heated
mmhg
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP512983A
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English (en)
Other versions
JPS59128332A (ja
Inventor
Shuzo Nakazono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
Original Assignee
TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
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Publication date
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Priority to JP58005129A priority Critical patent/JPS59128332A/ja
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 この発明は、精力剤のエキス成分生成方法に関
するものである。 (ロ) 従来技術及びその課題 従来、ミミズ、ヘビ、スツポン、カキ等の精力
原料よりエキス成分を生成する方法としては、こ
れらの原料を適宜分断して、アルコール漬けに
し、又は乾燥せしめて粉末状にする等の方法が採
用されていたが、いづれも原料自体の有する悪臭
が残り、食用に供しがたく、また処理過程でエキ
ス成分の主要な水溶性蛋白質が流出してしまい、
エキス成分の損失が大となり、効用の減殺が著し
く精力剤のエキス成分として活用しがたい欠点が
あつた。 そこで、上記のような問題を解決する為に、特
開昭57−181654号に示すような処理が考えられて
おり、60℃に加熱した動物油等内に、ミミズ、ヘ
ビ等の原料を浸漬し、同油を熱媒体として、60℃
の温度で加熱しながら、660mmHgで減圧して、蛋
白質等を熱凝固させながら、脱水処理を行つてい
た。 次いで、原料を取り出し、脱油処理を行つて精
力剤原料よりエキス成分を生成していた。 ところが、上記の方法では、かなり低温で加熱
する為に、大きな減圧処理を行つても、原料内の
悪臭成分を取り去ることができなかつた。 また、原料を加熱しながら大きな減圧処理を行
うことにより、蛋白質が熱凝固せずに流出してい
た。 (ハ) 課題を解決する手段 本発明では、予め80℃〜150℃に加熱した動物
油または植物油をクツカー内に収納し、同クツカ
ー内にミミズ、ヘビ、スツポン、カキ等の精力原
料を投入して、同油中に浸漬し、そして、減圧し
ながら動物油または植物油を熱媒体としてクツカ
ー内で同原料を撹拌加熱し、しかも、初期減圧過
程において、ゼラチン質、蛋白質等が凝固しやす
い10〜20mmHgの減圧条件下で脱水を行い、次い
で、740〜750mmHgに減圧を大きくし、原料組織
中の水分と油との置換を行い、脱水処理し、その
後、クツカー内から取り出した原料から搾油し
て、精力剤のエキス成分を生成することを特徴と
する精力剤のエキス成分生成方法を提供するもの
である。 (ニ) 実施例 この発明の実施例を詳説すれば、まず、本発明
のエキス成分生成方法に使用する原料としては、
ミミズ、ヘビ、スツポン、カキ等の動物原料で、
所謂精力剤原料となるものを使用するものであ
る。 本実施例では、予めクツカー中に加熱した動物
油又は植物油を収納し、同クツカーにこれらの原
料を投入して、原料を油中に浸漬し、これらの油
を熱媒体として、原料を撹拌加熱する。 かかるクツカー内の油の温度は、80℃〜150℃
にしており、油温により原料中に含有された水分
を蒸散させて、原料の脱水処理を行つていくもの
である。 この際に、クツカー中は、減圧処理を行うもの
であり、油中に原料を浸漬後約30分間位までは、
10〜20mmHgの初期減圧を行い、次いで、約3時
間前後、740〜750mmHgに減圧しておく。 かかる二段階の減圧処理によつて、クツカー中
の油は、80℃〜150℃の油温により充分に原料を
加熱し、その油が原料の細胞芯部にまで浸透して
いき、同細胞に含まれる水分を容易に加熱、蒸散
させて、原料の含水率約6%前後にする。 さらに、初期減圧において、水溶性蛋白質、ゼ
ラチン質は、油温によつて熱凝固し、その後の後
期減圧において、脱臭成分としてのH2S、メタン
チオール、DMS、カルボニル化合物、トリメチ
ルアミン、アンモニア、インドール、スカトー
ル、揮発性志望酸等を原料の組織中より揮発さ
せ、原料に含まれる特有の生臭さを脱臭する。 しかも、アミノ酸としてのグリミン、アラニ
ン、プロリン、グルタミン酸、メチオニン、バリ
ン、アルギニン、その他イノシン酸、グアニル酸
等の成分は、そのまま原料内に破壊されずに残留
するものである。 次いで、クツカー中より原料を取出して連続圧
搾機で単位圧力7000ポンド前後で圧搾し、クツカ
ー中の油と分離し、原料中の残油率3%前後と
し、この状態において、原料は、含水率が6%前
後である為に、偏平状の固形物となる。 なお、原料中に含有された原料自体の保有する
脂肪分は、クツカー中の油中に流出せず、そのま
ま保有された状態で含有されている。 そして、偏平状の固形物は、そのまま粉末状に
すると、原料に含まれるエキス成分が生成される
ものである。 (ホ) 作用及び効果 この発明によれば、ミミズ、ヘビ、スツポン、
カキ等の精力剤原料が、クツカー中の動・植物油
によつて油温処理され、しかも、二段階の減圧処
理によつて、原料の脱臭を行うと共に、原料中の
水溶性蛋白質の流出を防ぎ、この蛋白質等に保有
された精力剤のエキス成分を生成することができ
る。 しかも、これらのエキス成分は、脱臭処理を行
つている為に、強壮剤として悪臭のない状態で食
用できる効果を有する。 かかる本発明方法により回収した最終製品を、
従来法によるものと比較する。
【表】
【表】 なお、アンモニア濃度は、ガスクロマトグラフ
イー試験器によつて検出した値である。 また、におい試験は、従来法と、本発明方法の
最終製品を20人によつて2点嗜好試験法によるも
のである。 上記の表1によつて、本発明方法における最終
製品は、従来法の悪臭成分の濃度を低くして、飲
食しやすくすることができる。 また、表2によつて、従来法と比し、蛋白質の
含有率を高く示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め80℃〜150℃に加熱した動物油または植
    物油をクツカー内に収納し、同クツカー内にミミ
    ズ、ヘビ、スツポン、カキ等の精力原料を投入し
    て、同油中に浸漬し、 そして、減圧しながら動物油または植物油を熱
    媒体としてクツカー内に同原料を撹拌加熱し、 しかも、初期減圧過程において、ゼラチン質、
    蛋白質等が凝固しやすい10〜20mmHgの減圧条件
    下で脱水を行い、次いで、740〜750mmHgに減圧
    を大きくし、原料組織中の水分と油との置換を行
    い、脱水処理し、 その後、クツカー内から取り出した原料から搾
    油して、精力剤のエキス成分を生成することを特
    徴とする精力剤のエキス成分生成方法。
JP58005129A 1983-01-13 1983-01-13 精力剤のエキス成分生成方法 Granted JPS59128332A (ja)

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JPS59128332A JPS59128332A (ja) 1984-07-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2003137519A (ru) * 2003-12-29 2005-06-10 Закрытое акционерное общество "СКАЙ ЛТД" (RU) Иммуностимулирующее средство

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57181654A (en) * 1981-04-30 1982-11-09 Shuzo Nakazono Preparation of feed or medicine from animal such as earthworm, snake, eel, etc.

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JPS57181654A (en) * 1981-04-30 1982-11-09 Shuzo Nakazono Preparation of feed or medicine from animal such as earthworm, snake, eel, etc.

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JPS59128332A (ja) 1984-07-24

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