JPH0359731A - デバッグ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子計算機システムのプログラム開発時等に使
用されるデバッグ装置に関する。

（従来の技術） デバッグ装置としては従来より各種の構成のものが知ら
れているが、その一つとして、電子計算機システム上で
稼動する一連のプログラムの総合的なデバッグを支援す
るデバッグ装置として、成るプログラムから別のプログ
ラムへ制御が移行したときに、プログラムアドレス、プ
ログラム名などのプログラム制御移行にかかる情報を収
集するデバッグ装置が提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したデバッグ装置によれば、電子計算機システム上
で稼動する一連のプログラムにおける制御移行の順序等
を把握することが可能となり、それに基づいて一連のプ
ログラムの総合的なデバッグを進めることができる。

ところで、この種のデバッグ装置を使用してデバッグ作
業を進めている際に、プログラムが原因と思われるメモ
リ破壊等の障害が発生することがあるが、従来の上記デ
バッグ装置では、そのメモリ破壊等を起こしたプログラ
ムを特定することば困難であった。

そこで本発明の目的は、プログラム制御移行にかかる情
報の収集と並行してメモリアクセス情報を収集すること
により、各プログラムがどのようなメモリアクセスを行
っているかを容易に知ることができるデバッグ装置を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するために、電子計算機シス
テムにおけるデバッグ装置において、時刻を管理し現在
時刻を出力する時刻管理機構と、プログラム制御移行管
理ｍ構の制御の下にプログラム制御移行が為されること
により、そのプログラム制御移行にかかる情報を時刻情
報と共に収集するプログラム制御移行情報収集機構と、
メモリアクセス管理機構において管理されているメモリ
に対するアクセス情報の履歴を時刻情報と共に収集する
メモリアクセス情報収集機構とを備えている。

〔作用〕

本発明のデバッグ装置においては、時刻管理機構が時刻
を管理し現在時刻を出力しており、電子計算機システム
において一連のプログラムが実行されている状況におい
て、プログラム制御移行管理機構の制御の下に成るプロ
グラムから別のプログラムに制御が移行するというプロ
グラム制御移行が為されると、プログラム制御移行情報
収集機構がそのプログラム制御移行にかかる情報を時刻
情報と共に収集する。また、このプログラム制御移行に
かかる情報の収集と並行して、メモリアクセス情報収集
機構が、メモリアクセス管理機構において管理されてい
るメモリに対するアクセス情報の履歴を時刻情報と共に
収集する。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

第１図を参照すると、本発明の一実施例は、時刻管理機
構１．プログラム制御移行管理機構２プログラム制御移
行情報収集機構３．メモリアクセス管理機構４．メモリ
アクセス情報収集機構５といった機構を備えると共に、
当該電子計算機システム上で稼動する複数のプログラム
Ａ、Ｂ、Ｃからアクセスされるメモリ６、収集情報を記
憶する記憶装置７といった記憶手段を備えている。

時刻管理機構１は、時刻の管理を行って他機構に対して
現在時刻を通知するものである。

プログラム制御移行管理ａ構２は、プログラム制御移行
を制御する機構であり、第１図には、プログラムＡ→プ
ログラムＢ→プログラムＣなる制御移行を制御している
様子が示されている。このプログラム制御移行管理８！
！横２はプログラム制御移行の制御時には、移行先のプ
ログラム名、プログラムアドレス等のプログラム制御移
行情報と時刻管理機構１から取得した現在時刻とをプロ
グラム制御移行情報収集機構３に通知してこれを起動す
ると共に、その現在時刻を通知してメモリアクセス情報
収集機構５を起動する。

メモリアクセス管理機構４は、当該電子計算機システム
上で稼動するプログラムＡ−Ｃからのメモリ６に対する
アクセスを管理すると共に、内部にメモリアクセス履歴
情報格納域４Ｉを持ち、メモリ６のどの部分に対しＲＥ
ＡＤがあったかどうか、或いはメモリ６のどの部分に対
しＷＲＴＴＥがあったかどうか等のメモリアクセスにか
かる情報をメモリアクセス履歴情報としてメモリアクセ
ス履歴情報格納域４１に格納する機能を有している。

プログラム制御移行情報収集機構３は、プログラム制御
移行管理機構２からプログラム制御移行情報および現在
時刻が通知されて起動されると、この通知されたプログ
ラム制御移行情報および現在時刻を記憶装置７に記憶さ
せる機構である。

メモリアクセス情報収集機構５は、プログラム制御移行
管理ｍｊ！４２から現在時刻を通知されて起動されると
、メモリアクセス管理機構４のメモリアクセス履歴情報
格納域４１に格納されているメモリアクセス履歴情報を
収集し、この収集したメモリアクセス履歴情報に前記通
知された現在時刻を付加して記憶装置７に記憶させる機
構である。

なお、メモリアクセス情報収集機構５はメモリアクセス
履歴情報の収集後、メモリアクセス履歴情報格納域４１
の内容を消去する。

以下、このように構成された本実施例の動作を説明する
。

第１図において、プログラム制御移行管理機構２の制御
の下にプログラムＡからプログラムＢに制御の移行が為
されると、プログラム制御移行情報収集機構３およびメ
モリアクセス情報収集機構５が共に動作を開始する。す
なわち、プログラム制御移行情報収集機構３は、プログ
ラム制御移行管理機構２から今回のプログラム制御移行
にかかるプログラム制御移行情報および現在時刻（たと
えばＴＩとする）を収集して記憶装置７に記憶し、メモ
リアクセス情報収集機構５は、メモリアクセス管理機構
４のメモリアクセス履歴情報格納域４１からメモリアク
セス情報を収集してそれに現在時刻Ｔ１を付加して記憶
装置７に記憶し、またメモリアクセス履歴情報格納域４
１の内容を消去する。

制御がプログラムＢに移った後、プログラムＢがメモリ
６に対するアクセスを行うと、プログラムＡ、　　Ｃの
場合も同様であるが、そのメモリアクセス状況がメモリ
アクセス管理機構４によって内部のメモリアクセス履歴
情報格納域４１に逐次に蓄積されていく。そして、プロ
グラム制御移行管理機構２の制御の下にプログラムＢか
らプログラムＣに時刻Ｔ２において制御が移ると、前述
と同様にプログラム制御移行情報収集機構３は現在時刻
Ｔ２およびプログラム制御移行情報を収集して記憶装置
７に記憶し、メモリアクセス情報収集機構５は現在時刻
Ｔ２およびメモリアクセスＨ層情報格納域４１から収集
したメモリアクセス履歴情報を記憶装置７に記憶し、再
びメモリアクセス履歴情報格納域４１の内容を消去する
。以後、同様な動作が繰り返し実行される。

このようにして、記憶装置７には、各プログラム制御移
行時刻に対応してプログラム制御移行情報およびメモリ
アクセス履歴情報が蓄積される。

例えば、上述の動作例においては、時刻Ｔ１に対応して
プログラムＡからプログラムＢへの制御移行にかかる情
報とプログラムＡのメモリアクセスＭ原情報とが蓄積さ
れ、時刻Ｔ２に対応してプログラムＢからプログラムＣ
への制御移行にかかる情報とプログラムＢのメモリアク
セス履歴情報とが蓄積される。従って、例えば時刻ＴＩ
から時刻Ｔ２の間にアクセスのあったメモリ部分にメモ
リ破壊等の障害が生しれば、プログラムＢが原因である
と推定でき、また時刻Ｔ１から時刻Ｔ２の間にアクセス
のあったメモリ部分を調べることにより、プログラムＢ
が正しい範囲をアクセスしているか否か知ることができ
る。

第２図は本発明の別の実施例の構成図であり、第１図と
同一符号は同一部分を示し、１０は時刻管理機構、２０
はプログラム制御移行管理機構、４０はメモリアクセス
管理機構、５０はメモリアクセス情報収集機構である。

この実施例が第１図の実施例と相違するところは、時刻
管理機構１０が現在時刻をメモリアクセス管理機構４０
にも通知し、メモリアクセス管理機構４０は各メモリア
クセス時にメモリアクセス情報と共に現在時刻をメモリ
アクセス履歴情報格納域４１に格納するようにし、プロ
グラム制御移行管理機構２０はプログラム移行制御時に
現在時刻をメモリアクセス情報収集機構５０に通知せず
にメモリアクセス情報収集機構５０は独立して適当なタ
イミングでメモリアクセスＨ層情報格納域４１から時刻
情報を含むメモリアクセス情報の履歴を収集して記憶装
置７に記（，１するように構成した点にある。このよう
な構成によっても、各プログラム制御移行情報とメモリ
アクセス情報との対応付けが可能であり、各プログラム
がどのようなメモリアクセスを行っているかを記憶装置
７に収集された情報から知ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明のデバッグ装置は、プログ
ラム制御移行が為されるとそのプログラム制御移行にか
かる情報を時刻情報と共に収集する一方、メモリに対し
どのようなアクセスが為されたかを示すメモリアクセス
情報の履歴を時刻情報と共に収集しているので、一連の
プログラムの制御移行状況を把握することができると同
時に、各プログラム走行時のメモリアクセス状況を把握
することができる。この為、各プログラムが正しくメモ
リアクセスしているか否かを調べることができる他、メ
モリ破壊等の障害が発生した場合にその原因となるプロ
グラムを容易に特定することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図および、第２図は本
発明の別の実施例の構成図である。 図において、 １．１０・・・時刻管理機構 ２．２０・・・プログラム制御移行管理機構３・・・プ
ログラム制御移行情報収集機構４．４０・・・メモリア
クセス管理機構５．５０・・・メモリアクセス情報収集
機構６・・・メモリ ７・・・記憶装置 ４１・・・メモリアクセス履歴情報格納域ＡＢＣ・・・
プログラム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電子計算機システムにおけるデバッグ装置において、 時刻を管理し現在時刻を出力する時刻管理機構と、 プログラム制御移行管理機構の制御の下にプログラム制
   御移行が為されることにより、そのプログラム制御移行
   にかかる情報を時刻情報と共に収集するプログラム制御
   移行情報収集機構と、メモリアクセス管理機構において
   管理されているメモリに対するアクセス情報の履歴を時
   刻情報と共に収集するメモリアクセス情報収集機構とを
   具備したことを特徴とするデバッグ装置。