JPH0359674B2 - - Google Patents

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JPH0359674B2
JPH0359674B2 JP57001789A JP178982A JPH0359674B2 JP H0359674 B2 JPH0359674 B2 JP H0359674B2 JP 57001789 A JP57001789 A JP 57001789A JP 178982 A JP178982 A JP 178982A JP H0359674 B2 JPH0359674 B2 JP H0359674B2
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JP
Japan
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motor
stop
speed
signal
integral value
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JP57001789A
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JPS58119784A (ja
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Hiroshi Hayashida
Tadashi Takahashi
Kunio Myashita
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58119784A publication Critical patent/JPS58119784A/ja
Publication of JPH0359674B2 publication Critical patent/JPH0359674B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/0077Characterised by the use of a particular software algorithm

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、モータの位置制御方法に係り、さら
に詳細には、モータの動作軸に対し、当該動作軸
の回転角度を測定するエンコーダを備え、モータ
停止に際し、当該モータの停止すべき位置近くに
おいて、その停止位置である任意の角度をステツ
プ的に移動させるようにしたモータの位置制御方
法に関するものである。
従来、任意の角度をステツプ的に駆動する装置
としては、ステツプモートルあるいはクラツチ付
き電動機(クラツチモートル)が知られている。
上記のうち、ステツプモートルは、オープン制
御でステツプ送りが可能な長所を有するが、大き
なトルクの必要なとき、あるいは高速応答のため
には全容積が大きくなる短所をもつている。
他方、クラツチモートルは、工業用ミシンなど
に使われており、高速応答性が良い特徴がある。
工業用ミシンでは、最短時間に、定められた角
度を送ることが重要であり、制御方法に工夫がさ
れてきている。
しかしながら、クラツチモートルは、クラツチ
の摩耗あるいは、クラツチON−OFF時の騒音が
大きいなどの短所を有している。
これにたいし、直流モートルの軸に、回転速度
を検出するエンコーダを装着した、エンコーダ付
直流モートルを使用することにより、上記したス
テツプモートルのように、全容積を大きくしなく
ても、高速応答性を良くすることができ、またク
ラツチモートルのように、クラツチ摩耗の問題を
なくして、その寿命の改善を図る方法もある。
この場合、モータ本体に、位置決めする能力を
与えるのは、エンコーダの信号を基にスイツチン
グ動作をし、モータに正方向および逆方向の可変
電圧を印加することのできる制御回路である。
そして、その一例として、特開昭48−44683号
公報に記載の「位置制御装置」があり、同公報に
開示の「位置制御装置」は、()モータが目標
位置(あるいは目標位置の近傍。以下、目標位置
という)に到達したことを検知すると同時にモー
タ駆動信号の極性を反転させる。()上記()
の結果、慣性によつて目標位置を通過したモータ
は、逆転して再度目標位置に到達するので、この
とき、モータの駆動信号の極性を再び反転させ
る。()そして、上記動作を繰返すことにより、
モータの速度を漸次減速して、許容行き過ぎ量を
満足できるモータ速度に達したとき、逆電圧パル
ス制動を加えることにより、所定の許容誤差範囲
内での位置制御を可能にするというものである。
しかしながら、前掲特開昭48−44683号公報に
記載の「位置制御装置」においては、所定の許容
誤差範囲内にモータを停止させるために、いわゆ
るハンチング動作を行なうため、モータの負荷が
振動し、モータの負荷が複写機やプリンターなど
のOA機器の場合には、負荷振動によつて印字品
質に悪影響をおよぼすばかりでなく、上記モータ
負荷の振動は、複写機やパリンターなどを構成す
る他のメカニズム部品に振動騒音を生起させる原
因ともなる。
これに加えて、上記したハンチング動作は、目
標位置をオーバーシユートしたものをまた戻し、
この動作を繰り返して所定の許容誤差範囲内にモ
ータを停止させるというものであるため、モータ
の停止までに多くの慣性エネルギーを費やす必要
があり、この慣性エネルギーの利用をなくすこと
ができれば、エンコーダ付モートルの高速応答性
はさらに改善される。
本発明の目的は、モータの位置決め制御に際
し、従来形エンコーダ付モートルが動作特徴とし
て有していたハンチングをなくすことにより、た
とえばモータの負荷が複写機やプリンターなどの
OA機器の場合には、負荷振動が原因となる印字
品質の悪影響をなくし、また複写機やプリンター
などを構成する他のメカニズム部品に振動騒音を
生起させることなく、これに加えて、ハンチング
動作を行なう従来形エンコーダ付モートル、すな
わち目標位置をオーバーシユートしたものをまた
戻し、この動作を繰り返して所定の許容誤差範囲
内にモータを停止させるタイプのエンコーダ付モ
ートルのように、多くの慣性エネルギーを費やす
必要がなく、その分、モータを短時間のうちに所
定の位置に停止させることができ、従来形エンコ
ーダ付モートルよりもさらに高速応答性に優れた
モータの位置制御方法を提供することにある。
本発明は、モータの回転角度を検出するエンコ
ーダを設け、かつ前記モータを複数のトランジス
タを介して電源に接続し、さらに前記トランジス
タを駆動するドライブ回路を設け、このドライブ
回路は、マイクロコンピユータからのデユーテイ
指令信号に基づいて前記トランジスタの「オン」
と「オフ」の比を変えるように構成し、外部入力
として与えられる停止位置指令信号と前記エンコ
ーダによつて得られた実際の回転角度信号によつ
て停止指令位置にモータを停止するモータの位置
制御方法において、停止指令位置Cの前後に所定
の停止領域Aを設け、さらにこの停止領域Aに達
するまでの領域に速度制御領域Bを設け、モータ
が正転方向あるいは逆転方向に所定の角度回転し
て停止領域Aに達したか否かを判断し、モータが
停止領域Aに達し停止指令位置Cを外れて停止し
たときには、停止領域A内で用いる積分値(So)、
すなわち位置θを速度ωの積分値(So)に置きか
えて得られるこの積分値(So)を、前回の積分値
(So-1)にモータの加速度αに反比例した定量δ
を加えてえ新たな積分値(So)=So-1+δとし、
この積分値によつて前記トランジスタの「オン」
と「オフ」の比を制御し、モータの印加電圧を可
変にするためのデユーテイDt=So+θo(ただし、
θoは位置誤差)をモータが再起動するまで継続付
与し、モータが停止領域Aに達しても停止しない
ときには、上記積分値(So)を、前回の積分値
(So-1)として位置誤差θoに関連させてデユーテ
イ(Dt)を出力し、他方、上記位置誤差θo=0
となつて、モータが停止指令位置Cに達したとき
には、デユーテイDt=0として電源を遮断する
ことを特徴とするものである。
しかして、本発明に係るものは、位置決め制御
のときに、負荷のイナーシヤあるいはモータに印
加する電流などが変化しても、常にハンチングの
ない位置決め制御を可能とすることを根本の課題
としているものであり、これの理解への便宜に供
するため、本発明に係る実施例を説明する前に、
まず、本発明に係るものの基本的技術思想ならび
に、その発明の要点を、次に説明することにす
る。
順序として、動作軸に位置を測定するエンコー
ダを有するモータにおける、位置決め制御に関係
する諸要素を考えることにする。
最初に、(イ)位置決め指令値θp(rad)がある。
これは、あるモータ角度から正転方向あるいは
逆転方向に、任意の角度駆動する目標値となる。
この値は、ミシンなどのクラツチモートルでは
モータ軸で1回転を越えることは少ないが、プリ
ンターなどでは、たとえば通常の角度でいうと、
位置決め指令値として1800度というようにモータ
軸で回転数以上になることは珍らしくはない。
次に、(ロ)モータ軸に直結したエンコーダの1回
転当りのパルス数Pがある。このパルス数Pが多
いと、位置決め制御のときに選択できる送り角度
の分解能(選択できる送り量の数)を高くでき
る。
上記の位置決め指令値θp(rad)をパルス数Pで
表わした位置決め指令値θpp(パルス)は、次のよ
うになる。
θpp=θp×(P/2π)(パルス) ……(1) 次いで、(ハ)モータの発生するトルクTM(Kg−
m)がある。このトルクTMは、次式で示される。
TM=Kt×IM ……(2) ここで、Ktは、モータのトルク定数(Kg−
m/A)、IMはモータ電流(A)である。
このトルク定数Ktは、モータの個々の固有の
値であり、次式で示される。
Kt=K1+N1×φ ……(3) ここで、K1は定数、N1はモータ巻線数、φは
モータの磁束(wb)である。
しかして情報機器用モータは、数百W以下の小
形モータが多く、永久磁石モータが主流である。
この永久磁石モータの永久磁石により、上記の
磁束φが発生するが、永久磁石の磁束は温度によ
り変化する。
フライト磁石の場合、温度係数は、−0.2%/℃
である。
たとえば、温度が−20℃から80℃に変化した場
合、20%の磁束変化が生じる。
また、電流IMは、次式で示される。
IM=(E−Ep)/R(A) ……(4) ここで、Eは、モータに印加される電圧(V)
であり、スイツチング素子を有する制御回路の出
力電圧である。
この電圧Eは、スイツチング時のデユーテイを
Dtとし、電源電圧をEde(V)とすると、次式で与
えられる。
E=Dt×Ede ……(5) また、上記(4)式のEpは、モータの誘起電圧
(V)であり、次式で示される。
Ep=K2×ω×N1×φ ……(6) ここで、K2は定数、ωはモータ回転数、すな
わち速度(rad/sec)、N1はモータ巻線数、φは
モータの磁束である。
さらに、Rはモータの電機子抵抗Raと、制御
回路からモータまでの配線抵抗Rxとの和であり、
このモータの電機子抵抗Raは、モータの使用温
度により変化する。
次に、また、(ニ)モータおよび負荷の慣性モーメ
ントが重要な要素となる。
モータ軸の慣性モーメントJ(Kg−m・sec2
は、次式で示される。
J=JM+JL ……(7) ここで、JMは、モータの慣性モーメント、JL
は、モータ軸に連結された負荷の慣性モーメント
をモータ軸に換算した値である。
しかして、(ホ)負荷側で考慮されるべき他の要素
として、負荷トルクTLがある。
この負荷トルクTLと、前記したモータトルク
TMとの差が、モータ軸を加速するときの加速ト
ルクT1となるものである。
すなわち、加速トルクT1は、次式で示される。
T1=TM−TL ……(8) 一方、モータの減速時の減速トルクT2は、モ
ータトルクと負荷トルクとは同一方向となること
を考慮すると、次式で示される。
T2=TM+TL ……(9) さらに、(ヘ)装置の最高速度ω1-1が重要な要素
である。
モータは、さきの(6)式で、その左辺を最大制御
電圧Eoとしたときのモータ回転数、すなわち速
度ωnが最高回転数となるが、装置の許容できる
最高速度ω1-1は、モータの出しうる最高回転数
より、低い値となることが多い。
この最高速度ω1-1は、装置の動作を満足し、
かつ充分に信頼性、耐久性の確保できる値に選択
されており、装置のメカニズムおよび動作が決ま
れば、それにともない、決定される。
したがつて、同一モータであつても、そのモー
タが搭載される装置の違いにより、前記のω1-1
は変ることになる。
次に、(ト)モータの加速および減速時の重要な要
素である加速度α1、減速度α2は、次式で示され
る。
α1=(TM−JL)/(JM+JL)=T1/J ……(10) α2=(TM+TL)/(JM+JL)=T2/J
……(11) 以上、位置決め制御に関係する諸要素は上記の
とおりである。
上述したところをも参照して、いま、位置決め
制御の方法として、到達すべき距離にたいし、モ
ータの速度を制御することとして、これを次に述
べる。
位置θを速度ω(rad/sec)で示すと、以下の
ようになる。
θ=∫t 0ωdt ……(12) すなわち、位置θは、速度の積分値である。
ここで、到達すべき位置決め指令値θpに至るモ
ータの動作は、まず停止時から最高回転数に係る
モータの速度(指令値)ω1(rad/sec)まで加速
し、このときの加速度α1を測定する。
そして、残りの移動距離をθRとしたとき、ω=
1Rから求まるωと最高速度に至るω1とを
比較し、ω<ω1となつたときに最高速度ω1から
減速する。
この様子を示すものが第1図のモータの減速状
態説明図である。
すなわち、第1図のaはモータ速度ω、bはモ
ータ電流IM、cはθの様子を示すものである。
そして、各図で、実線は装置とモータおよび制
御回路の調整を充分に行なつた場合であり、停止
時にハンチングがなくスムーズに動作している。
他方、一点鎖線は、実線と同じモータが、装置
の違い、あるいは制御回路の電圧の違いにより、
同じモータ、制御回路では対応がつかなく、ハン
チングを生じている場合を示しているものであ
る。
最初に、実線の場合の動作を説明する。
第1図aにおいて、t1は、モータの最高回転数
に係る最高速度ω1に加速する時間、t2は、最高速
度ω1から速度零に減速する時間、t3は最高速度
ω1で定速運転する時間である。
また、第1図bにおいて、モータ電流IMは、加
速時と減速時に、その値が同一で、向きが反対で
ある。そして、最高速度ω1での定速運転時の電
流は、加速時および減速時と比較して、非常に小
さい値である。
さらに、第1図cにおいて、位置決め指令値θp
に達するときに、位置θが加速時には放物線的、
定速運転時は直線的、減速時は指数関数的に変化
する様子を示してある。
減速が始まるときに、残りの距離θRに係るもの
をθd1とすると、ω=√1d1になつており、予
め調整されているために、速度零になつたときに
位置θは、ほぼ零、すなわち上記θpとの差はなく
θ→θpとなり、スムーズに停止ルーチンに移行す
ることができる。
これにたいし、一点鎖線で示す場合は、上記に
述べた実線と比較して、加速時および減速時の加
速度および減速度が30%減少している場合を示す
ものである。
これは、たとえば同じモータが異なる装置に組
込まれたとき、あるいは制御回路の電源電圧の違
いなどにより、さきの(10)、(11)式で計算される
値が30%減少した場合である。
この場合、加速時間は、実線の30%増加した時
間となり、最高速度ω1に達したのち定速運転を
行ない、残り距離に係るθd1のとき、ω1≧√1
θd1に達したときに減速を開始する。速度が零に
なつたで時点t4で、位置θは、θpよりΔθ1だけオ
ーバすることになる。
これは、減速のときに実線と比較して、減速度
が30%小さいために、減速時間が30%増加するこ
とにより、減速時に進む位置が、残りの距離に係
るθd1より大きくなるためである。
時点t4より速度が逆転し、オーバーしたΔθ1
零にすべく、何回かハンチングしながら制御系の
ダンピング作用により停止すべき位置のごく近く
までモータを制御し、残りの移動距離が所定の値
以下になると停止ルーチンに入る。
ここで、さきの(10)、(11)式より、減速度α2は、
加速度α1との関係を、次のように表わせる。
α2={(TM+TL)/(TM−TL)}×α1
……(13) これより、減速を開始すべく残りの距離に係る
θdにおける速度ωは、次のようにして決まる。
すなわち、ω=一定、そのときの減速度をα2
仮定して、さきの(12)式を解くと、その解とし
て、次が求まる(移動距離θ→θd)。
θd=1/2×ω1×ω1/α2 ω1=√2・2d =√2・1・(M
TL)/(TM−TL)・θd =√2・1add
……(14) ω=ω1=√2・1add ここで、Kadは、(TM+TL)/(TM−TL)で
常数である。
このようにすると、加速度α1は前述したモータ
の電流IM、磁束φ、電源電圧Ede、デユーテイDt
モータの抵抗Raおよび配線抵抗Rx、モータおよ
び負荷の慣性モーメントJMおよびびJLの影響を考
慮しているために、任意の角度をステツプ的に送
る動作における減速度を、その都度、計算するこ
とができる。
これにより、残りの距離に係るθdから速度ω
を、その都度計算しているために、常に、さきの
第1図に示す実線のような、ハンチングのないス
ムーズな停止ルーチンへの移行を期待でき、第1
図に示す一点鎖線の場合は、第2図に示す実線の
ように改良され、スムーズに停止ルーチンに入る
ことができる。
ここで、簡単のために、加速時、減速時のモー
タのトルクTMにたいし、負荷トルクTLは無視で
きるほど小さいとする。
実際に、情報機器用の応用分野では、上記TL
がTMの数%以下の場合が多い。
上記のような条件、すなわち、さきのKadが1
に近いという条件で、減速度α2および減速を開始
すべき速度ωは、次のようにして求まる。
α2=α1= ……(15) ω=√2・1・ ……(16) すなわち、第2図に示すθd2は、第1図のθd1
1/0.7≒1.5で、1.5倍大きい値となつている。
ここでは、加速時および減速時の電流IMは、同
一としてある。通常、モータを最小時間で加減速
することを考えると、この値は、制御回路の電流
容量から制限される値と同一になる。
次に、加速度の測定法として、単位時間での速
度変化を測定する方法と、単位速度での時間を検
出する方法とがある。
第3図は、単位時間で速度を検出する方法を示
したものである。
すなわち、単位時間tuでの速度ωuを測定する
と、さきの加速度α1は次の式で求まる。
α1=ωu/tu ……(17) 第4図に示す、速度ωと時間との関係折線によ
り、単位速度(この場合、最高速度ω1としてい
る。)に達する時間t1を測定すると、加速度α1は、
次の式で求めることができる。
α1=ω1/t1 ……(18) 以上のようにして求めた加速度α2により、減速
度α2および減速を開始すべき速度ωは、さきの
(15)、(16)式により求まる。
また、θdは、位置を、その都度、測定すれば判
定できる。
減速度α2は、距離に係る位置θにたいする速度
ωに置きかえて制御する。
第5図aおよびbは、減速時の速度ωと位置θ
を示すものである。
減速開始の時間を零とすると、上記の位置θと
速度ωの関係は、第5図より以下のようになる。
θ=θd−{ω1t−1/2α2t2) ……(19) この関係から、位置θと速度ωは、第6図のよ
うになる。
すなわち、位置θにたいする速度ωが求まつた
ことになり、このωを速度指令値ωNとして制御
することにより、減速度α2を制御したことにな
る。
そして、第6図に示す位置θにたいする速度指
令値ωNを、加速時の加速度から、その都度、求
めることにより、負荷の変動などに十分適応し
て、円滑に停止ルーチンに移行が可能となる。
次に、停止ルーチンにおいては、モータに印加
される電圧、つまりデユーテイ出力は、次式によ
り決める。
デユーテイDt=So+θo ……(20) ただし、S0=0 So=So-1+δ θo=位置誤差 n=0、1、2…… S0oは積分値。
ここで、δは、当該δを足し込む時間(積分時
間)、すなわち積分値Soをくり返し演算する時間
(積分値Soのサフイツクスnがステツプアツプす
る時間)とモータの加速度αによつて決められる
値であり、加速度αに反比例した値である。
なお、式中のサフイツクスn、n−1は、時系
列を意味し、nは今回、n−1は前回の意味を有
するものである。
上記の式(20)により、デユーテイDtを図的
に表わすと、第7図aのようになり、ω=√・
θによる速度制御領域Bからθが小さくなり、予
め設定された所定の値θLより小さくなる停止ルー
チンAに入り、式(20)で表わすデユーテイDt
を出力することになる。なお、Cは、所定の停止
位置を示すものである。
つまり、停止ルーチンAでの出力は、位置誤差
が大きいと大きくなる。また、停止位置Cから外
れてモータが停止すると、積分値Soは定量δずつ
増加していくのでデユーテイ(電流通流率)も
徐々に大きくなり、モータは停止位置Cに向けて
再起動することになり、やがては停止位置Cに停
止するようになる。
停止位置Cになると、つまり、位置誤差θo=0
となれば、デユーテイを零とし電源をOFFし、
その位置に停止することになる。
しかして、本発明の要点は、停止すべき位置の
極めて近くでモータが停止したときに、このモー
タに印加する電圧、つまりデユーテイを徐々に増
加しモータを動かすことにより停止位置Cまで、
ハンチングなしにもつていくようにすることであ
る。
これをフローチヤートで示すと、第7図bのご
とくである。
すなわち、停止位置Cにあるときは、θo=0と
なるので、このときはデユーテイDt=0として
出力をOFFする。
次に、θoがθLより大きいときは、さきに述べた
速度制御、ω=√・を行なう。
また、θoがθLより小さいときは、今回の位置誤
差θoが前回のθo-1と同じかどうかを判別し、同じ
ときはモータが停止していると考えられるので、
積分項So-1をδだけ増加する。
しかして、θo≠θo-1のときは、モータは停止し
てはいないので、やがてθo=0となると考えられ
る。したがつて、このときは積分を行わないで、
So=So-1とする。そして、デユーテイ=So+θo
出力し、以上を繰り返すものである。
以上に詳述したところにより、本発明に係るも
のにおいては、さきに述べたごとき特徴を有する
ものとしたものである。
次に、本発明のモータの位置制御方法に係る実
施例を、その位置制御装置に係る具体例をあわ
せ、各図を参照して説明する。
ここで、第8図は、本発明方法の実施に供して
好適な位置制御装置の構成図、第9図は、第8図
に符号5で示す回転方向検出回路の例示図、第1
0図は、第9図の動作説明図、第11図は、第8
図に符号6で示す位置検出回路の例示図、第12
図は、第11図の動作説明図、第13図は、第8
図に符号7で示す速度検出回路の例示図、第14
図は、第13図の動作説明図、第15図は、第8
図に符号8で示すドライブ回路の例示図、第16
図は、第15図の動作説明図、第17図は、第8
図に符号9で示すマイクロコンピユータ回路の例
示ブロツク図、第18図は、第17図の動作説明
フローチヤート図である。
まず、第8図において、電源1に、H形制御回
路に係る、トランジスタ20〜23のH形ブリツ
ジ回路および、ダイオード24〜27のブリツジ
回路を接続している。
すなわち、電源1の正極側には、トランジスタ
20,22のコレクタおよび、ダイオード24,
26のカソードを接続しており、負極側には、ト
ランジスタ21,23のエミツタおよび、ダイオ
ード25,27のアノードを接続している。
トランジスタ20のエミツタは、トランジスタ
21のコレクタおよび、ダイオード24のアノー
ド、同25のカソードとともに、モータ2の1端
子に接続し、モータ2の他端子は、トランジスタ
22のエミツタ、同23のコレクタおよび、ダイ
オード26のアノード、同27のカソードに接続
されている。
そして、モータ2の軸は、負荷3およびエンコ
ーダ4を駆動し、エンコーダ4の出力である回転
信号10は、それぞれ、回転方向検出回路5、位
置検出回路6、速度検出回路7に入力される。
回転方向検出回路5の出力である回転方向信号
11は、マイクロコンピユータ回路9および位置
検出回路6に入力される。
また位置検出回路6の出力である位置信号12
および速度検出回路7の出力である速度信号13
は、共にマイクロコンピユータ回路9に入力され
る。
さらに、マイクロコンピユータ回路9には、外
部装置より、位置指令18および最高速度指令1
9が入力されている。
このマイクロコンピユータ回路9からは、デユ
ーテイ信号14と正逆転信号15が出力され、ド
ライブ回路8に入力されている。
ドライブ回路8の出力である正回転出力16
は、トランジスタ21,22のベースに、逆回転
出力17は、トランジスタ20,23のベース
に、それぞれ接続されている。
以上のような構成による動作は、次のごとくで
ある。
まず、マイクコンピユータ回路9に、位置指令
18と最高速度指令19を与えると、モータ2の
回転方向を調べる回転方向信号11、モータ2の
速度を調べる速度信号13、およびモータ2の位
置を調べる位置信号12を、それぞれ取り込ん
で、演算を行ない、モータ2に与える電圧を決定
するためのデユーテイ信号14および、モータ2
の回転方向を決定する正逆転信号15を、それぞ
れドライブ回路8に出力する。
ドライブ回路8では、正転の場合は正転出力1
6を出力して、トランジスタ21,22をデユー
テイ信号14に応じてONし、モータ2に回転力
を与える。
始めは、モータ2の位置信号12が位置指令1
8と離れており、モータ2に加える電圧のデユー
テイを大きくして、モータ2の立上りを早くす
る。
モータ2の速度が上つて、速度信号13が最高
速度指令19以下のように制御して、モータ2の
位置が位置指令18に近づくと、今度は、モータ
2が位置指令18で停止できるように、逆回転出
力17を出力して、トランジスタ20,23を導
通させ、モータ2に制動力を与えて、モータ2を
早く安定に、位置指令18に停止させるように動
作する。
上記の第8図に示すブロツクを、次に、さらに
詳しく説明する。
第9図に示す回転方向検出回路5で、51は、
Dタイプのフリツプフロツプで、クロツク端子5
2の入力には、2相出力に係るエンコーダ4の一
方の回転信号10−1を、D端子53の入力に
は、エンコーダ4の他方の回転信号10−2を加
える。
クロツク端子52の入力は、立上り時のエツヂ
で動作するので、フリツプフロツプ51の出力で
ある回転方向信号11は、第10図に示すよう
に、エンコーダ4の2相出力における回転信号1
0−2が同10−1より進んでいる場合は、クロ
ツク信号に係る回転信号10−1の立上り時に
は、D端子53の入力信号である回転信号10−
2は、常に“1”レベルとなる。
また、エンコーダ4の回転方向が変つて、2相
出力のうちの回転信号10−2が同10−1より
遅れた場合は、第10図のイのように、クロツク
入力である回転信号10−1の立上り時は、D入
力信号である10−2が“0”レベルにあつて、
フリツプフロツプ51の出力である出力端子54
からの回転方向信号11は、“0”レベルとなる。
以上のようにして、回転方向検出回路5によつ
て回転方向を検出できるものである。
次に、位置検出回路6を、第11図により詳し
く説明する。
この回路はUP/DOWNカウンタ61とラツチ
62とで構成されている。
すなわち、この回路は、UP/DOWNカウンタ
61のクロツク入力として回転信号10を、
UP/DOWN入力として回転方向信号11を用い
る。
UP/DOWNカウンタ61の出力P0〜Poは、
ラツチ62の入力に接続され、ラツチ62の出力
は、位置信号12として取出すものである。
また、ラツチ62のストローブ端子は、ストロ
ーブ信号63により、ラツチを行なうものであ
る。
さらに、上記UP/DOWNカウンタ61および
ラツチ62には、リセツト入力64が入力されて
いる。
これらの動作は、第12図に、そのタイムチヤ
ートを示すように、クロツク入力の回転信号10
をUP/DOWNカウンタ61でカウントするが、
回転方向11が“1”レベルの間は、UPカウン
タとしてカウントUPし、同カウンタ61の出力
信号は、P0〜P2のように変る。
しかし、モータ2の回転が逆転した場合は、回
転方向信号11が、第12図のイのように“0”
レベルとなつて、上記カウンタ61はDOWNカ
ウントを始める。
そして、所定時間ごとに、ストローブ信号63
をラツチ62に加えて、UP/DOWNカウンタ6
1の内容をラツチし、位置信号12を常に新しい
値にしておくものである。
しかして、新しく位置指令18が入力された時
点で、UP/DOWNカウンタ61およびラツチ6
2はリセツト信号64の入力によつてリセツトさ
れる。
速度検出回路7は、第13図に示すように、カ
ウンタ71とラツチ72とによつて構成される。
カウンタ71のクロツク入力には、エンコーダ
4からの回転信号10が入力され、カウンタ71
のイネーブル端子には、一定時間のカウンタイネ
ーブル信号73および、リセツト端子にはカウン
タリセツト信号74が入力されている。
カウンタ71のカウンタ出力信号S′0〜S′oは、
ラツチ72の入力に入つており、ラツチ72の出
力が速度信号13として外部に取り出される。
ラツチ72には、ストローブ信号75が入力さ
れている。
この動作は、第14図のタイムチヤートに示す
ように、カウンタ71は、カウンタイネーブル信
号73がある間動作して回転信号10をカウント
し、出力信号S′0〜S′oを出力する。
次に、ラツチ72のラツチストローブ信号75
により、上記の出力信号S′0〜S′oの内容をラツチ
72でラツチする。
次の瞬間、カウンタリセツト信号74により、
カウンタ71をリセツトし、次の計画にそなえる
ものである。
したがつて、ある一定時間のカウンタイネーブ
ル信号73の間の回転信号10を計数しており、
モータ2の速度に比例した値が速度信号13に得
られる。
次に、ドライブ回路8は、第15図に示すよう
に、インバータゲート81とアンドゲート82,
83より構成されている。
さきのデユーテイ信号14はアンドゲート8
2,83の1入力に接続され、アンドゲート82
の他入力には、正逆転信号15を、またアンドゲ
ート83の他入力には、インバータゲート81を
通して接続されるようになつている。
このように構成すると、第16図のような、デ
ユーテイ信号14および正逆転信号15が入力さ
れると、アンドゲート82の出力には、正逆転信
号15が“1”レベル時のみ、デユーテイ信号1
4が現われ、正回転出力16となる。
また、アンドゲート83の出力には、正逆転信
号15が“0”レベル時のみ、デユーテイ信号1
4が現われ、逆回転出力17となる。
次に、マイクロコンピユータ回路9は、中央処
理装置、RAM(ランダムアクセスメモリ)、
ROM(リードオンリメモリ)、入出力部などによ
り構成され、ROM内に記録されたプログラムに
よつて動作するものである。
この動作のブロツクを示すものが第17図であ
る。
外部装置から、位置指令18、最高速度指令1
9を入出力部を介して読み込み、これと現在の位
置信号12とを比較し、それに応じた速度指令値
ωNを計算する。
次に、現速度信号13を読み込んで、上記速度
指令値ωNとの差に対応したエユーテイを計算し、
デユーテイ信号14を出力する。
また、回転方向信号11を読み込み、位置指令
18、位置信号12などにより、正逆転を判断
し、正逆転信号15を出力するものである。
以上に説明した、位置制御装置に係るものの、
位置制御方法の動作について、第18図のフロー
チヤートで説明する。
始めは、加速運転の部分でプログラムがスター
トすると、外部装置より与えられる位置決め指令
値θpと最高速度指令値ω1とを、各々第8図の位置
指令、最高速度指令18,19のところより読込
む。
次に、最高速度指令値ω1に達してから減速し
停止するまでに要する最少移動距離に係る基準値
θcと、さきの位置決め指令値θpとを比較し、前記
θpがθcより小さければ最高速度指令値ω1に達しな
いで減速を開始しなければハンチングのない減速
ができなくなる。そこで、θp≦θcの場合、加速時
の処理を変える。すなわち、第18図のNOに示
すとおりである。
そして、θp>θcの場合第8図の回転方向信号、
位置信号、速度信号11,12,13のところよ
り、回転方向信号Rw、位置θに係る信号、速度
ωに係る信号を読み込んで、これらの情報より、
モータに印加する電圧を決めるデユーテイDt
正逆転信号R0に係るものを計算させて、それぞ
れ、第8図のデユーテイ信号、正逆転信号14,
15のところに出力する。
位置θに係る位置信号が減速特性を測定するた
めの基準値θcに係る最少移動距離になつたかどう
かを判定し、達していなければ、そのまま進み、
達していれば、そのときの速度信号ωcと、時間tc
をメモリしておき、後にこのωcとtcとから加速度
α=ωc/tcを計算するものである。
次に、速度ωに係る速度信号と最高速度指令値
ω1とを比較し、最高速度指令値ω1に達していな
ければ、元の、速度ωに係る速度信号、位置θに
係る位置信号、回転方向信号Rwの読込みに戻つ
て、上記を繰返すものである。
そして、最高速度指定値ω1に達していれば、
前に記録したメモリより速度信号ωcと時間tcとを
読出し、加速度α=ωc/tcを計算して加速度αを
求め、さらに位置θに係る位置信号とから、ω=
√・で計算される速度信号ωと最高速度指令
値ω1とを比較し、ω<ω1であれば次に進むが、
ω=ω1であれば定速運転を行うものである。
やがて減速開始速度になると減速パターン運転
に入る。
もし、θp<θcであれば、予め設定されている減
速パターンを今回の動作の減速パターンとする。
減速運転は、前に計算した減速パターンを読出
し、位置θに係る位置信号にたいする速度信号ω
=√・からデユーテイDt、正逆転信号R0
計算して出力する。
次に、位置θに係る位置信号が停止ルーチンに
入れるのに充分な位置θLに達したかどうかを判定
して、達していなければ減速パターンによる減速
を繰返すが、達していれば停止のルーチンに入つ
ていくものである。
停止ルーチンに最初に入つたときは、積分項の
初期値S0をクリアする。
そして、モータが停止していないかを判定し、
停止していなければ、積分項Soをそのままとする
が、停止しているときは、積分項をδだけ増加
し、So=So-1+δとする。
このδは、既述のごとく、当該δを足し込む時
間(積分時間)、すなわち積分値Soをくり返し演
算する時間(積分値Soのサフイツクスnがステツ
プアツプする時間)とモータの加速度αによつて
決められる値であり、加速度αに反比例した値で
ある。
そして、デユーテイDt=So(積分項)+θo(位置
誤差)を出力する。再び、θがθLの範囲に入つて
いるかを判定し、位置が停止すべき位置から大き
くずれているときは、減速パターンによる速度制
御に戻るが、θLの範囲内にあるときはθ=0かど
うかを判定する。θ=0であれば停止位置にある
からデユーテイDtを零にして制御を終るもので
ある。
もし、θ=0でなければ、再び積分動作を繰返
すことになる。
以上に述べたところをも総合して、本発明によ
るときは、負荷変動あるいは、モータ特性の変
化、もしくはモータに印加する電圧、電流の変化
により、停止すべき位置以外のところで停止して
しまつても、積分動作により常に停止位置にまで
モータを動作させることが可能となるものであつ
て、さらに詳細には、モータの位置決め制御に際
し、従来形エンコーダ付モートルが動作特徴とし
て有していたハンチングをなくすことにより、た
とえばモータの負荷が複写機やプリンターなどの
OA機器の場合には、負荷振動が原因となる印字
品質の悪影響をなくし、また複写機やプリンター
などを構成する他のメカニズム部品に振動騒音を
生起させることなく、これに加えて、ハンチング
動作を行なう従来形エンコーダ付モートル、すな
わち目標位置をオーバーシユートしたものをまた
戻し、この動作を繰り返して所定の許容誤差範囲
内にモータを停止させるタイプのエンコーダ付モ
ートルのように、多くの慣性エネルギーを費やす
必要がなく、その分、モータを短時間のうちに所
定の位置に停止させることができ、従来形エンコ
ーダ付モートルよりもさらに高速応答性に優れた
モータの位置制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図のa〜cは、モータの減速状態説明図、
第2図のa〜cは、第1図の改良状態説明図、第
3図は、単位時間で減速を検出する方法の説明
図、第4図は、速度と時間との関係折線図、第5
図のa,bは、減速時の速度と時間、位置と時間
の関係曲線図、第6図は、その速度と位置の関係
曲線図、第7図のaは、デユーテイ説明図、同b
は、本発明に係る速度制御方法の基本的フローチ
ヤート図、第8図は、本発明方法の実施に供して
好適な位置制御装置の構成図、第9図は、第8図
に符号5で示す回転方向検出回路の例示図、第1
0図は、第9図の動作説明図、第11図は、第8
図に符号6で示す位置検出回路の例示図、第12
図は、第11図の動作説明図、第13図は、第8
図に符号7で示す速度検出回路の例示図、第14
図は、第13図の動作説明図、第15図は、第8
図に符号8で示すドライブ回路の例示図、第16
図は、第15図の動作説明図、第17図は、第8
図に符号9で示すマイクロコンピユータ回路の例
示ブロツク図、第18図は、第17図の動作説明
フローチヤート図である。 1……電源、2……モータ、3……負荷、4…
…エンコーダ、5……回転方向検出回路、6……
位置検出回路、7……速度検出回路、8……ドラ
イブ回路、9……マイクロコンピユータ回路、1
0……回転信号、11……回転方向信号、12…
…位置信号、13……速度信号、14……デユー
テイ信号、15……正逆転信号、16……正回転
出力、17……逆回転出力、18……位置指令、
19……最高速度指令、20〜23……トランジ
スタ、24〜27……ダイオード、51……Dタ
イプフリツプフロツプ、52……クロツク端子、
53……D端子、54……出力端子、61……
UP/DOWNカウンタ、62……ラツチ、63…
…ストローブ信号、64……リセツト信号、P0
〜Po……UP/DOWNカウンタ出力信号、71…
…カウンタ、72……ラツチ、73……カウンタ
イネーブル信号、74……カウンタリセツト信
号、75……ラツチストローブ信号、S′0〜S′o
…カウンタ出力信号、81……インバータゲー
ト、82,83……アンドゲート、ω……速度、
ω1……最高速度指令値、ωN……速度指令値、ωc
……速度信号、θ……位置、θp……位置決め指令
値、θc……基準値、θR,θd,θd1,θd2……減速を
開始すべき残りの距離に係る角度、θL……予めの
設定値、θo……位置誤差。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータの回転角度を検出するエンコーダを設
    け、 かつ前記モータを複数のトランジスタを介して
    電源に接続し、 さらに前記トランジスタを駆動するドライブ回
    路を設け、 このドライブ回路は、マイクロコンピユータか
    らのデユーテイ指令信号に基づいて前記トランジ
    スタの「オン」と「オフ」の比を変えるように構
    成し、 外部入力として与えられる停止位置指令信号と
    前記エンコーダによつて得られた実際の回転角度
    信号によつて停止指令位置にモータを停止するモ
    ータの位置制御方法において、 停止指令位置Cの前後に所定の停止領域Aを設
    け、 さらにこの停止領域Aに達するまでの領域に速
    度制御領域Bを設け、 モータが正転方向あるいは逆転方向に所定の角
    度回転して停止領域Aに達したか否かを判断し、 モータが停止領域Aに達し停止指令位置Cを外
    れて停止したときには、 停止領域A内で用いる積分値(So)、すなわち
    位置θを速度ωの積分値(So)に置きかえて得ら
    れるこの積分値(So)を、前回の積分値(So-1
    にモータの加速度αに反比例した定量δを加えて
    新たな積分値(So)=So-1+1δとし、この積分値
    によつて前記トランジスタの「オン」と「オフ」
    の比を制御し、モータの印加電圧を可変にするた
    めのデユーテイDt=So+θo(ただし、θoは位置誤
    差)をモータが再起動するまで継続付与し、 モータが停止領域Aに達しても停止しないとき
    には、 上記積分値(So)を、前回の積分値(So-1)と
    して位置誤差θoに関連させてデユーテイ(Dt)
    を出力し、 他方、上記位置誤差θo=0となつて、モータが
    停止指令位置Cに達したときには、 デユーテイDt=0として電源を遮断すること
    を特徴とするモータの位置制御方法。
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JPS4844683A (ja) * 1971-10-06 1973-06-27

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