JPH027275B2 - - Google Patents

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JPH027275B2
JPH027275B2 JP13413981A JP13413981A JPH027275B2 JP H027275 B2 JPH027275 B2 JP H027275B2 JP 13413981 A JP13413981 A JP 13413981A JP 13413981 A JP13413981 A JP 13413981A JP H027275 B2 JPH027275 B2 JP H027275B2
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JP
Japan
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motor
speed
signal
deceleration
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JP13413981A
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JPS5836181A (ja
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Hiroshi Hayashida
Tadashi Takahashi
Kunio Myashita
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5836181A publication Critical patent/JPS5836181A/ja
Publication of JPH027275B2 publication Critical patent/JPH027275B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/0077Characterised by the use of a particular software algorithm

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモータの運転制御方法に係り、特にモ
ータ軸に連結された負荷を任意の停止位置まで移
動するための運転制御方法に関する。
軸に連結された負荷を任意の停止位置まで移動
させるモータとしては、ステツプモータやクラツ
チモータが知られている。ステツプモータは、オ
ープンループ制御で所定量の移動運転が可能なた
め、制御回路が簡単である長所をもつが、大きな
トルクや高速応答性が要求されるときには形状が
大形化する短所がある。一方、クラツチモータは
工業用ミシンの駆動に用いられているが、クラツ
チ部の摩耗や動作音が大きい短所をもつ。
最近、直流モータの軸に回転角度を検出するエ
ンコーダを装着したエンコーダ付直流モータを用
い、このモータをエンコーダの出力信号に基づい
て閉ループ制御するものが提案されている。これ
によれば応答性、寿命、形状の問題は改善される
が、制御回路の調整がむづかしい。すなわち、モ
ータの負荷としては情報機器が多いが、モータ軸
の慣性モーメントや負荷トルクは種々様々であ
る。従来、モータ軸を負荷と直結して制御ループ
のゲインなどを調整し、位置決め停止時の動作を
できるだけスムーズにしてハンチングが少なくて
停止できるようにしている。しかし、モータを駆
動する電源電圧が変化した場合は制御ループのゲ
インが変化したのと等しくなり、その度にゲイン
を手動で再調整するかあるいは電源電圧を検出し
て制御ループのゲインを自動調整する回路手段を
付加する必要があつた。
従つて本発明の目的は、モータの負荷の種類や
電源電圧の変化に対して安定した位置決め停止が
可能なモータの運転制御方法を提供することにあ
る。
前記目的を達成するために本発明は、モータ起
動時に加速度α1を測定しておき、位置決め停止時
には、この加速度α1に基づいて算出した速度予定
値ωxを速度制御指令として減速、位置決め制御
するものである。
ここで、速度予定値ωxは、モータを小さい電
流で短時間に停止させるために減速度を一定にす
るのがよい。
すなわち速度予定値ωxは前記条件を満すよう
に次式によつて与えられる。
ωx=K√1d 但しKは定数、θdは停止位置までの残りの移動
量である。
このように速度予定値ωxを与え、これによつ
て減速制御することにより、安定した位置決め制
御することが特徴である。
ここで、本発明の位置決め制御に関係する要素
を説明する。最初に停止位置指令値θ0(rad)があ
る。これはあるモータ角度から正転方向あるいは
逆転方向に任意の角度駆動する目標値となる。こ
の値はミシン等のクラツチモータではモータ軸で
1回転を越えることは少ないが、プリンター等で
はモータ軸で数回転以上になることは珍しくはな
い。つぎにモータ軸に直結したエンコーダの1回
転当りのパルス数Pがある。このパルス数Pが多
いと、位置決め制御のときに選択できる送り角度
の分解能(選択できる送り量の数)を高くでき
る。停止位置指令値θ0(rad)をパルス数Pで表わ
した停止位置指令値パルスθ0Pは次の様になる。
θ0P=θ0×P/2π(パルス) ……(1) つぎにモータが発生するトルクTM(kg−m)が
ある。トルクTMは次の式で示される。
TM=Kt×IM ……(2) Ktはモータのトルク定数(kg−m/A)、IM
モータ電流(A)である。トルク定数はモータの個有
の値であり、次の式で示される。
Kt=K1×N1×φ ……(3) ここにK1は定数、N1はモータ巻線数、φはモ
ータの磁束(wb)である。情報機器用モータは
数100W以下の小形モータが多く、永久磁石モー
タが主流である。永久磁石により界磁磁束φが発
生するが、永久磁石の磁束は温度により変化す
る。フエライト磁石の場合、温度係数は−0.2
%/℃である。例えば温度が−20℃から80℃に変
化した場合20%の磁束変化が生じる。また電流IM
は次式で示される。
IM=E−E0/R(A) ……(4) ここにEはモータに印加される電圧(V)であ
り、スイツチング素子を有する制御回路の出力電
圧である。スイツチング時のデユテイをDtとし、
電源電圧をEdc(V)とするとEは次式の様にな
る。
E=Dt×Edc ……(5) また、E0はモータの誘起電圧(V)であり、
次の式で示される。
E0=K2×ω×N1×φ ……(6) ここにK2は定数、ωはモータ回転速度(rad/
s)、N1はモータ巻線数、φはモータの界磁磁束
である。
また、Rはモータの電機子抵抗Raと制御回路
からモータ迄の配線抵抗Rxの和である。モータ
の電機子抵抗Raはモータの使用温度により変化
する。
つぎに、モータ及び負荷の慣性モーメントが重
要な要素となる。モータ軸の慣性モーメントJ
(Kg−m・sec2)は次の式で示される。
J=JM+JL ……(7) ここにJMはモータの慣性モーメント、JLはモー
タ軸に連結された負荷の慣性モーメントをモータ
軸に換算した値である。負荷側で考慮されるべき
他の要素として負荷トルクTLがある。この負荷
トルクTLと前記したモータトルクTMの差がモー
タ軸を加速する時の加速トルクT1となる。すな
わち、加速トルクT1は次式で示される。
T1=TM−TL ……(8) 一方、モータの減速時の減速トルクT2は、モ
ータトルクと負荷トルクは同一方向となることを
考慮すると次式で示される。
T2=TM+TL ……(9) つぎに装置の設定最高速度ω1が重要な要素で
ある。モータは(6)式で左辺を最大制御電圧En
したときの回転速度ωnが最高速度となるが、装
置の許容できる設定最高速度ω1はモータの出し
得る最高速度より低い値となることが多い。この
設定最高速度ω1は装置の動作を満足し、かつ充
分に信頼性、耐久性の確保できる値に選択されて
おり、装置のメカニズム及び動作が決まれば、そ
れに伴なつて決定される。したがつて同一モータ
であつても、そのモータが使用される装置の違い
により設定最高速度ω1は変わることになる。
つぎにモータの加速及び減速時の重要な要素で
ある加速度α1、減速度α2は次式で示される。
α1=TM−JL/JM+JL=T1/J ……(10) α2=TM+TL/JM+JL=T2/J ……(11) いま、位置決め制御方法として移動量(モータ
の回転量)を制御し、回転量θと回転速度ωとの
関係を示すと次のようになる。
θ=∫t p・ω・dt ……(12) すなわち移動量θは回転速度ωの積分値であ
る。所定の移動量θ0に至るまでのモータの運転制
御は次のようにする。起動時には設定最高速度
ω1まで加速しこのときに加速度α1を測定する。
その後設定最高速度ω1で定速運転し、残りの移
動量をθdとしたとき、ωx=K√1dで求まる速
度予定値ωxと設定最高速度ω1を比較してωx<ω1
となつたときに減速度α2で減速して停止する。
この様子を第1図a〜cに示す。第1図aはモ
ータの回転速度ω、bはモータ電流IM、cは移動
量(回転位置)θの様子を示してある。実線は装
置とモータ及び制御回路の調整を充分に行なつた
場合であり、停止時にハンチングなくスムーズに
動作している。一点鎖線は実線と同じモータが装
置の違いあるいは制御回路の電圧の違いにより、
同じモータ、制御回路では対応がつかなくハンチ
ングを生じている場合を示す。最初に実線の動作
を説明する。
第1図aに於いて、t1は設定最高速度ω1に加速
する時間、t2は設定最高速度ω1から速度0に減速
する時間、t3は設定最高速度ω1で定速運転する時
間である。第1図bに於て、モータ電流IMは加速
時と減速時にその値が同一で、向きが反対であ
る。設定最高速度ω1での定速運転時の電流は加
速時及び減速時と比較して非常に小さい値であ
る。第1図cに於て、所定の移動量θ0に達すると
きに、移動量θが加速時は放物線的、定速運転時
は直線的、減速時は指数関数的に変化する様子を
示してある。減速が始まる時に、残りの距離を
θd1とすると、ωx=K√1d1になつており、予
め調整されている為に、速度0になつた時に所定
の移動量θ0との差はほぼ零となり、スムーズに停
止することができる。
これに対し、一点鎖線で示す場合は、実線と比
較して加速時及び減速時の加速度及び減速度が30
%減少している場合を示す。これは例えば同じモ
ータが異なる装置に組込まれたとき、あるいは制
御回路の電流電圧の違い等により、(10)、(11)式で計
算される値が30%減少した場合である。この場
合、加速時間は実線に対して30%増加した時間と
なり、該最高速度ω1に達した後定速運転を行な
い、残りの移動量がθd1に達した時に減速を開始
する。従つて、速度が0になつた時点t4で移動量
θは所定の移動量θ0よりΔθ1だけオーバすること
になる。これは減速のときに実線と比較して、減
速度が30%小さいために、減速時間が30%増加す
ることにより、減速時に進む量が残りの移動量
θd1より大きくなるためである。時点t4より速度
が逆転し、オーバーしたΔθ1を零にすべく何回か
ハンチングしながら制御系のダンピング作用と停
止制御ルーチンの働きにより停止する。
従つて、本発明の要点は加速時の加速度α1と減
速時の減速度α2がある一定の関係にある事に着目
し、加速度α1を測定し、減速時の速度予定値ωx
=K√1dを計算することにある。即ち(10)、(11)
式より減速度α2は次の様に加速度α1との関係が表
わせる。
α2=TM+T2/TM−T2×α1 ……(12) これより減速を開始すべき残りの移動量θdにお
ける速度予定値ωxは次の様にして決まる。
この式(13)で加速度α1および停止位置までの
残りの距離θdは変数であり残余が不変で定数Kと
なる。すなわち、常数Kは√2・adである。
このようにすると、加速度α1は前述したモータ
の電流IM、磁束φ、電源電圧Edc、デユーテイDt
モータの抵抗Ra及び配線抵抗Rx、モータ及び負
荷の慣性モーメントJM及びJLの影響を考慮してい
るために、任意の角度をステツプ的に送る動作に
於ける減速度をその都度計算することができる。
これにより残りの移動量θdから速度予定値ωx
その都度計算してモータを制御すれば、常に第1
図の実線の様なハンチングのないスムーズな停止
動作を期待でき、第1図の1点鎖線は第2図の実
線のように改良される。
ここで簡単のために加速時、減速時のモータの
トルクに対し負荷トルクTLは無視できる程小さ
いとする。実際に情報機器等の応用分野では負荷
トルクTLがモータトルクTMの数%以下の場合が
多い。この条件で減速度α2及び減速を開始すべき
残りの移動量θdと速度予定値ωxとの関係は次の
ようになる。
α2=α1 ……(15) ωx=√2・1d ……(16) 即ち第2図のθd2は第1図のθd1より1/0.7≒
1.5倍大きい値となつている。ここでは加速時及
び減速時の電流IMは同一としてある。通常モータ
を最小時間で加減速することを考えるとこの値は
制御回路の電流容量から制限される値と同一にな
る。
加速度α1の測定法としては、単位時間での速度
変化を測定する方法と、単位速度に達するまでの
時間を検出する方法がある。第3図は単位時間で
速度を検出する方法を示してある。即ち単位時間
tuにての速度nuを測定すると、加速度α1は次の式
で求まる。
α1=ωu/tu ……(17) 第4図は単位速度(この場合、設定最高速度
ω1を単位速度としている)に達するまでの時間t1
を測定するもので、加速度α1は次の式で求めるこ
とができる。
α1=ω1/t1 ……(18) 以上のようにして求めた加速度α1により、減速
度α2及び減速を開始すべき速度予定値ωxは(12)、
(13)式より求まる。残りの移動量θdは現在位置
をその都度測定すれば判定できる。減速度α2は移
動量θに対する速度予定値ωxにおきかえて制御
する。第5図a及びbは減速時の回転速度ωと移
動量θを示した。減速開始の時間を0とすると移
動量θと回転速度ωの関係は以下のようになる。
θ=θd−(ω1t−1/2α2t) ……(19) この関係から移動量θと速度ω1は第6図のよ
うになる。即ち移動量θに対する速度予定値ωx
が求まつたことになり、減速時にこの速度予定値
ωxを速度指令としてモータの回転速度ωがこの
値となるように制御することにより、減速度α2
制御したことになる。
第6図に示す移動量θに対する速度ωを加速時
の加速度α1からその都度求めることにより、負荷
の変動等に充分適応して、スムーズに位置決め制
御ができることになる。
つぎに加速度α1から減速時の速度予定値ωx
計算するタイミングについて考える。基本的に所
定の移動量(指令値)θ0がリフレツシユされて、
位置決め制御に入り、加速するときにその都度減
速時の速度予定値ωxを計算するのが望ましいが、
この計算をするための、加速度α1を取り込む単位
時間とそれを基に減速時の速度予定値ωxを計算
する時間が必要である。加速度α1を取り込むのに
単位速度をベースとする方法については、単位速
度に達する時間と、それを基に速度予定値ωx
計算する時間が必要である。このため、所定の移
動量θ0が上記時間を確保できない程小さいと、加
速度α1を取り込んで、速度予定値ωxを計算して
制御する方法は不合理となる。このような場合に
は、所定の移動量(指令値)θ0を取り込み、この
値が新しく速度予定値ωxを計算するのに必要な
値θcより小さい値であればあらかじめ持つてい
る、あるいは前回の位置決め制御のときに計算し
た速度予定値ωxにより、位置決め制御を行なう。
この様子を第7図a〜cに示す。aはθ0≫θc、b
はθ0>θc、cはθ0<θcの状態であり、a,bにお
ける矢印のラインが減速時のωxを計算するライ
ンである。
第8図は本発明を実施する制御回路の一例を示
すもので、電源1にトランジスタ20〜23のH
形ブリツジ回路およびダイオード25〜27のブ
リツジ回路を接続している。すなわち電源1の正
極側にはトランジスタ20,22のコレクタおよ
びダイオード24,26のカソードを接続してお
り、負極側にはトランジスタ21,23のエミツ
タおよびダイオード25〜27のアノードを接続
している。トランジスタ20のエミツタはトラン
ジスタ21のコレクタおよびダイオード24のア
ノード、ダイオード25のカソードと共にモータ
2の1端子に接続し、モータ2の他端はトランジ
スタ22のエミツタ、トランジスタ23のコレク
タおよびダイオード26のアノード、ダイオード
27のカソードに接続されている。
モータ2の軸は負荷3およびエンコーダ4を駆
動し、エンコーダ4の出力である回転信号10は
それぞれ回転方向検出回路5、移動量検出回路
6、速度検出回路7に入力される。回転方向検出
路5の出力である回転方向信号11はマイクロコ
ンピユータ回路9および移動量検出回路6に入力
される。移動量検出回路6の出力である移動量信
号12および速度検出回路7の出力である速度信
号13は共にマイクロコンピユータ回路9に入力
される。さらにマイクロコンピユータ回路9には
外部装置より、停止位置指令(所定の移動量指
令)信号18および設定最高速度指令信号19が
入力されている。マイクロコンピユータ回路9か
らはデユーテイ信号14と正逆転信号15が出力
され、ドライブ回路8に入力されている。ドライ
ブ回路8の出力である正回転出力16はトランジ
スタ21,22のベースに、逆回転出力17はト
ランジスタ20,23のベースにそれぞれ接続さ
れている。
以上の構成において動作は次のようになる。
マイクロコンピユータ回路9に停止位置指令信
号18と設定最高速度指令信号19を与えると、
マイクロコンピユータ回路9はモータの回転方向
を示す回転方向信号11、モータの回転速度を示
す速度信号13、およびモータの移動量を示す移
動量信号12をそれぞれ取込んで演算を行ない、
モータ2に与える電圧を決定するためのデユーテ
イ信号14およびモータの回転方向を決定する正
逆転信号15をそれぞれドライブ回路8に出力す
る。ドライブ回路8では正転の場合は正転出力1
6を出力してトランジスタ21,22をデユーテ
イ信号14に応じてオンしモータ2に回転力を与
える。
運転初期の領域ではモータ2の移動量信号12
が指令信号18から離れているので、モータ2に
加える電圧のデユーテイを大きくしてモータ2の
立上りを早くする。モータ2の速度が上つても速
度信号13が設定最高回転速度指令信号19以下
のように制御する。モータ2の移動量が指令信号
18の値に近づくと今度はモータ2が指令信号位
置で停止できるように逆回転出力17を出力して
トランジスタ20,23を導通させモータ2に制
動力を与えてモータ2を早く安定に指令位置に停
止させるように動作する。
第8図の各ブロツクをさらに詳しく説明する。
回転方向検出回路5の一例を第9図に示す。51
はDタイプのフリツプフロツプで、クロツク入力
52には2相出力エンコーダ4の一方の回転信号
10を、D入力53にはエンコーダ4の他方の回
転信号10′を加える。クロツク入力52は立上
り時のエツジで動作するのでフリツプフロツプ5
1の出力11は第10図のようにエンコーダの2
相出力の回転信号10′が一方の回転信号10よ
り進んでいる場合はクロツク信号となる信号10
の立上り時にはD入力信号である信号10′は常
にハイレベルとなる。またエンコーダ4の回転方
向が変つて、2相出力の信号10′が信号10よ
り遅れた場合は第10図(イ)領域のようにクロツク
入力である信号10の立上り時はD入力である信
号10′がロウレベルにあつてフリツプフロツプ
51の出力11はロウレベルとなる。以上のよう
にして回転方向検出回路5によつて回転方向を検
出できる。
次に移動量検出回路6を第11図に詳しく説明
する。こ回路はアツプ・ダウン・カウンタ61と
ラツチ回路62で構成されている。アツプ・ダウ
ン・カウンタのクロツク入力として回転信号10
を、アツプ・ダウン制御入力として回転方向信号
11を用いる。カウンタ出力P0〜Poはラツチ回
路62の入力に接続し、ラツチ回路62の出力を
移動量信号12として取出す。またラツチ回路6
2のストローブ端子にはストローブ信号63を入
力してラツチを行なう。またカウンタ61および
ラツチ回路62にはリセツト入力64が入力され
ている。この動作は第12図のタイムチヤートに
示すように、クロツク入力の回転信号10をカウ
ンタでカウントするが、モータ2が正回転で回転
方向信号11がハイレベルの間はアツプカウンタ
としてカウントアツプし、カウンタ61の出力は
P0〜P2のように変わる。しかしモータ2の回転
が逆転した場合は回転方向信号11が(イ)領域のよ
うにロウレベルとなつてカウンタ61はダウンカ
ウントを始める。所定時間ごとにストローブ信号
63をラツチ回路62に加えてカウンタ61の内
容をラツチして移動量信号12を常に新しい値に
しておく。新しく停止位置指令信号18が入力さ
れた時点でカウンタ61およびラツチ回路62は
リセツト信号64によつてリセツトされる。
速度検出回路7は第13図に示すようにカウン
タ71とラツチ回路72によつて構成される。カ
ウンタ71のクロツク入力にはエンコーダ4から
の回転信号10が入力され、カウンタ71のイネ
ーブル端子には一定時間のイネーブル信号73お
よびリセツト端子にはリセツト信号74が入力さ
れている。カウンタ71の出力S0〜Soはラツチ回
路72の入力に入つており、ラツチ回路72の出
力が速度信号13として外部に取り出される。ラ
ツチ回路72にはストローブ信号75が入力され
ている。この回路の動作は第14図のタイムチヤ
ートに示すようにカウンタ71はイネーブル信号
73が入力しているとき回転信号10をカウント
し、出力S0〜Soに信号を出力する。次にストロー
ブ信号75により、カウンタ71の出力S0〜So
内容をラツチ回路72でラツチする。次の瞬間リ
セツト信号74によりカウンタ71をリセツトし
次の動作にそなえる。したがつてある一定時間の
ストローブ信号73の間の回転信号10を計数し
てモータの速度に比例した値が速度信号13とし
て得られる。
トライブ回路8は第15図のようにインバータ
ゲート81とアンドゲート82,83より構成さ
れている。デユーテイ信号14はアンドゲート8
2,83の1入力に接続し、アンドゲート82の
他入力には正逆転信号15を入力し、アンドゲー
ト83の他入力にはインバータゲート81を通し
て正逆転信号81を入力するように接続してあ
る。このように構成すると第16図のようなデユ
ーテイ信号14および正逆転信号15が入力され
ると、アンドゲート82の出力には、正逆転信号
15がハイレベル時のみデユーテイ信号14が表
われ、正回転出力16となる。またアンドゲート
83の出力には正逆転信号15がロウレベル時の
みデユーテイ信号14が表われ、逆回転出力17
となる。
マイクロコンピユータ回路(MCと略す)9は
中央処理装置、RAM、ROM、入出力回路等に
より構成されROM内に記録されたプログラムに
よつて動作する。第17図にこの動作機能のブロ
ツクを示す。外部装置から停止位置指令信号1
8、設定最高速度指令信号19を入出力部を介し
て読み込み、これと現在の移動量信号(位置信
号)12とを比較し、それに応じた速度予定値
ωxを計算する。次に現在の速度信号13を読み
込み速度予定値ωxとの差に対応したデユーテイ
を計算し、デユーテイ信号14を出力する。ま
た、回転方向信号11を読み込み、停止位置指令
信号18、移動量信号12等により回転すべき方
向を判断し正逆転信号15を出力する。
全体の動作を第18図のフローチヤートで説明
する。プログラムがスタートすると外部装置より
与えられる設定最高速度ω1および停止位置指令
値θ0を第8図の指令信号19,18より読み込
む。次に指定されたモータ2のトルクTMとモー
タ2の慣性JMによつて加速度α1を計算し、これを
もとに外部からの設定最高速度ω1に達してから
減速し停止するまでに要する最小の停止移動量θc
を計算する。この停止移動量θcは無負荷時の値で
あるが、実際は負荷が加わるので実質最小値θc
なる。この停止移動量θcと停止指令位置θ0を比較
しθ0がθcより小さければ設定最高回転速度ω1に達
しないで減速を開始しなければ前項で述べたハン
チングの少ない減速ができなくなる。そこでθ0
θcの場合加速時の処理を変える。
そして、θ0>θcの場合、第8図の信号11,1
2,13より回転方向Rw、移動量θ、速度ωを
読み込んで、これらより速度指令ωN、デユーテ
イDt、正逆転R0を計算し、それぞれ第8図の信
号14,15として出力する。
移動量θが減速特性を測定するための基準角θc
(減速開始位置に相当)になつたかどうか判定し、
達していなければそのまま次に進み、達していれ
ばその時の速度信号ωcと時間tcを記憶(メモリ)
しておく。後にこのωcとtcとから加速度α1=ωc
tcを計算する。次に速度信号ωと最高速度指令ω1
とを比較し、最高速度指令ω1に達していなけれ
ばもとの速度ω、移動量θ、回転方向Rwの読み
込みに戻つて上記をくり返す。最高速度指令ω1
に達していれば前に記録したメモリよりωc、tc
読み出し、α1=ωc/tcを計算し加速度α1を求め、
さらに移動量とからωx=K√1dにより減速
パターンを計算し、記憶する。ここで加速運転は
終り次に定速運転に入る。定速運転では速度信号
ωを読み込んで設定最高速度ω1に等しいかどう
かを比較し、等しい場合には次に進むが等しくな
い場合にはデユーテイDtと正逆転R0の計算を行
なつてDt、R0を出力し定速運転制御を行なう。
次に移動量θを読み込み、残りの移動量θdにお
ける速度予定値ωxが設定最高速度ω1まで低下し
たかどうかを比較する。ωx>ω1であれば定速運
転制御を続け、ωx≦ω1となれば減速運転に入る。
もしθ0<θcであれば前回のωc、tcから減速パタ
ーンωx=K√1dを使用し、速度ω、移動量
θ、回転方向Rwを読み込み、duty、R0の計算を
し、次いでduty、R0を出力して加速運転制御を
行なう。次に移動量θを読み込み速度予定値ωx
と回転速度ωを比較し、ωx>ωであれば加速運
転制御を続け、ωx≦ωであれば減速運転制御に
入る。
減速運転制御は、減速パターンを読み出し移動
量θに応じて速度予定値ωxとするためのデユー
テイDtと正逆信号R0を計算し、これらを出力す
ることによつて行なわれる。そして残りの移動量
θdが停止状態に入るに十分に量θtに達したかどう
かを判定し、達していなければ減速運転をくり返
すが達していれば停止のルーチンに入つてモータ
を停止する。
このように加速運転時のデータをもとに減速運
転制御時の最適減速パターンを計算してモータへ
の給電を制御すれば、モータや負荷の変更あるい
は温度の変化によるモータトルクや負荷トルクの
変動に対して常に最適な減速制御を行ないスムー
ズな位置決め制御が可能となる。また指令された
移動量が少なく加速運転時に最適減速パターンを
計算すべきデータが得られない場合でも前回のデ
ータをもとに最適減速パターンを算出するように
したので、同様な位置決め制御が可能となる。
上記実施例は、加速時のデータを記憶する基準
を一定の移動量θcとして速度ωcと時間tcを記憶し
たが、一定時間tcを基準として速度ωcと移動量θc
を記憶し、これをもとに減速パターンを計算して
も同様な効果が得られる。
以上のように本発明によれば、加速運転時のデ
ータをもとに減速時の速度予定値を算出してモー
タを制御することにより、常に最適な減速制御を
行なつてスムーズな位置決め制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは位置決め制御特性図で、aは速
度特性図、bはモータ電流特性図、cは移動量特
性図である。第2図a〜cは本発明になる位置決
め制御特性図で、aは速度特性図、bはモータ電
流特性図、cは移動量特性図である。第3図、第
4図はそれぞれ加速度測定図である。第5図a,
bは減速制御特性図で、aは速度特性図、bは移
動量特性図である。第6図は減速パターンを示す
特性図、第7図a〜cは位置決め制御パターンを
示す特性図である。第8図は制御回路の全体ブロ
ツク図、第9図は回転方向検出回路図、第10図
はその動作タイムチヤート、第11図は移動量検
出回路図、第12図はその動作タイムチヤート、
第13図は速度検出回路図、第14図はその動作
タイムチヤート、第15図はドライブ回路図、第
16図はその動作タイムチヤート、第17図はマ
イクロコンピユータ回路の機能ブロツク図、第1
8図はその動作フローチヤートである。 1……電源、2……モータ、4……エンコー
ダ、6……移動量検出回路、7……速度検出回
路、8……ドライブ回路、9……マイクロコンピ
ユータ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータに連結された負荷を任意の停止位置ま
    で移動するための前記モータの運転制御方法にお
    いて、モータ起動時にモータの加速度α1をモータ
    トルクTMと慣性モーメントJに起因して単位時
    間での速度変化あるいは単位速度に達するまでの
    時間により検出しておき、停止位置までの残りの
    移動量をθdとして速度予定値ωxをωx=K√1
    θd(但しKはモータトルクTMと負荷トルクTL
    基づく定数)に従つて算出し、この値ωxを減速
    時の前記モータの速度制御指令とすることを特徴
    とするモータの運転制御方法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記速度予
    定値ωxがモータが取付けられる装置により選択
    して設定できる設定最高速度ω1より大きいとき
    は設定最高速度ω1を速度制御指令とし、速度予
    定値ωxが設定最高速度ω1より小さいときはωxを
    速度制御指令とすることを特徴とするモータの運
    転制御方法。
JP13413981A 1981-08-28 1981-08-28 モ−タの運転制御方法 Granted JPS5836181A (ja)

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JPS60170496A (ja) * 1984-02-11 1985-09-03 Taitetsuku:Kk インダクシヨンモ−タ制御装置
DE4226934A1 (de) * 1992-08-20 1994-02-24 Thomson Brandt Gmbh Verfahren zur Steuerung eines Motors
FR2881004B1 (fr) * 2005-01-14 2007-04-06 Arvinmeritor Light Vehicle Sys Procede de determination du changement du sens de rotation d'un moteur

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