JPH0359529A - 液晶表示素子

Info

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は液晶表示素子に係り、特にギャップ形成用スペ
ーサに関する。

〔従来の技術〕

従来、液晶表示素子には、２枚のガラス基板をシールす
るシール材中及び内部に封入された液晶中には、アルミ
ナ単結晶微粉からなるギャップ形成用スペーサが設けら
れている。

なお、この種の液晶表示素子に関連するものには、例え
ば特開昭５４−１２７３４１号公報があげられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

液晶表示素子の色むらは、液晶材料の屈折率異方性とセ
ルギャップの積により変化する。このため、最近の液晶
表示素子は応答スピードの改良、フィルター付の実態に
よりギャップ精度が従来の上２゜０μｍから上０゜１μ
ｍと厳しくなった。

これに対応するため、スペーサの材料を見直し、アルミ
ナ単結晶微粉からガラスファイバーに変更した。ガラス
ファイバーは、粒径精度が均一で変形量が小さく、しか
も分散し易く、色むらがでにくい。

ところで、液晶表示素子を低温中に放置すると、液晶が
収縮し、ガラス基板も同時に追従していく。

しかし、ガラスファイバーは粒径精度が均一であるため
、ガラスファイバーよりなるスペーサがガラス基板の追
従の障害と１．す、液晶表示素子内部に低温気泡が発生
する。

本発明の目的は、色むら不良及び低温気泡が発生しない
液晶表示素子を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、液晶中のスペーサ径をシール材中のスペー
サ径より小さくすることにより連成される。

〔作用〕

シール材中のスペーサはサルギャップを保つ作用をし、
液晶中のスペーサはガラス基板を変形させないようにし
ている。そこで、上記手段のように、液晶中のスペーサ
径をシール材中のスペーサ径より小さくすることにより
、低温時でもガラス基板が液晶の収縮に追従できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。

電極（図示せず）を対向して配置した２枚のガラス基板
１．２は周囲がシール材３でシールされ、内部に液晶４
が封入されている。またシール材３中にはガラスファイ
バーよりなるスペーサ５が設げられ、液晶４中には前記
スペーサ５より小さな径のガラスファイバーよりなるス
ペーサ６が設けられている。

このように、スペーサ６の径はスペーサ５の径より小さ
いので、低温時でもガラス基板１．２は液晶４の収縮に
追従でき、低温気泡が発生しない。

またスペーサ５．６をガラスファイバーにすることによ
り、色むらも発生したい。

実験の結果、スペーサ５の径が７μｍの場合、スペーサ
６の径を６μｍとしたところ、良好な結果が得られた。

スペーサ５と６との径の差は、あまり小さいと低温気泡
発生を防止する効果がなくなり、また非常に大きいとス
ペーサ６としての機能がなくなる。両者の径差は１μｍ
が好ましいが、０．５〜２μｍの範囲でも実用上差支え
ｋい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、液晶中のスペーサ径はシール材中のス
ペーサ径より小さいので、低温時でもガラス基板は液晶
の収縮に追従することができ、低温気泡の発生が防止さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。１．２・・・ガラス基板、　　　３・・・シール材、４
・・・液晶、　　５．６・・・スペーサ。第 ■ 図とＩ、２：力°°ラス４才灰３：シール材４：；イ９−θｆ１５．６：スペーブ

【特許請求の範囲】