JPH0359017A - 液状硬化性結束用樹脂組成物 - Google Patents

液状硬化性結束用樹脂組成物

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JPH0359017A
JPH0359017A JP1190395A JP19039589A JPH0359017A JP H0359017 A JPH0359017 A JP H0359017A JP 1190395 A JP1190395 A JP 1190395A JP 19039589 A JP19039589 A JP 19039589A JP H0359017 A JPH0359017 A JP H0359017A
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大高 亨
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伸哉 佐藤
Katsutoshi Igarashi
五十嵐 勝利
Kevin Murray
ケビン・マーレイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液状硬化性結束用樹脂組成物に関し、特に光
ファイバーその他を結束する結束材料として好適である
液状硬化性結束用樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、樹脂による1次および2次被覆の施された光フア
イバー素線を実用に供するために、平面上に複数本、例
えば4本並べ、結束材料で固めて断面を長方形のテープ
状構造にした、いわゆるテープ構造心線をつくることが
知られている。光フアイバー素線をこのように束ねて、
テープ構造心線をつくるための結束材料はバンドリング
材と称されている。またこうして得られた、例えば4心
テ一プ構造心線2本を結束して8心テープ構造心線を製
造することが提案されている。
〔発明が解決しようとする課朋〕
このような光フアイバー用の結束材料として用いられる
硬化性樹脂には、硬化速度が速く生産性の良いこととと
もに、得られる硬化物の低温におけるヤング率が低いこ
とを初めとして、硬化物が十分な強度および柔軟性を有
すること、広い温度範囲において物性の変化の少ないこ
と、物性の経時変化が少なく長期信頼性に優れること、
酸・アルカリ等に対し耐薬品性に優れること、吸湿性、
吸水性が低いこと、表面が平滑で摩擦係数が小さいこと
等の特性が求められる。
さらに、該結束材料には、次に示すような素線または心
線分離操作性が要求される。
すなわち、光ファイバーを接続する際には、テープ構造
心線から素線を一本一本分離する操作が必要であるので
、この操作を円滑に行うことができるように、結束材料
に、素線の分離が容易であり、しかも分離後の素線上に
結束材料の残渣が生じない性質が要求される。4心テー
プ構造心線の場合には、さらに心線間の分離が同様に容
易であり、かつ心線上に結束材料が剥がれ残らないこと
が求められる。
このように結束材料が被結束物から比較的容易に剥離で
き、被結束物を容易に分離できる性能は、光フアイバー
用結束材料に限らず、種々の用途においても求められる
ことが多い。例えば、2つの構造材を接着または溶接す
るために仮止めに結束する場合、商品が消費者に届くま
での間の部品同士を仮に結束しておく場合等、−次的ま
たは半永久的な結束を行う際にかかる性質が求められる
ことが多い。
しかしながら、従来上記の要求特性を兼ね備えた結束材
料は知られていない。
そこで、本発明の目的は、被結束物からの分離が容易で
、しかも分離時に被結束物上に結束材料の残渣が生じな
い結束材料を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の課題を解決するものとして、(a) 
 エチレン性不飽和基を有するポリエーテルポリウレタ
ン、 (b)  そのホモポリマーのガラス転移温度が−20
〜−80″Cである(メタ)アクリレートモノマー 、(c)3官能以上の多官能性(メタ)アクリレートモ
ノマー、および (d)  重合開始剤 を含有してなる液状硬化性結束用樹脂組成物を提供する
ものである。
本発明の(a)成分であるエチレン性不飽和基を有する
ポリエーテルポリウレタン(以下、単に「ポリエーテル
ポリウレタン」という)は、例えば下記の方法により製
造することができる。
製法1 ポリエーテルジオールとジイソシアネートとを反応させ
て得られる中間生成物の官能基に、エチレン性不飽和基
含有化合物を反応させる方法。
製法2 ジイソシアネートとエチレン性不飽和基含有化合物を反
応させて得られる中間生成物の官能基にポリエーテルジ
オールを反応させる方法。
製法3 ジイソシアネート、ポリエーテルジオールおよびエチレ
ン性不飽和基含有化合物を同時に反応させる方法。
製法4 ポリエーテルジオールに対し1分子中にイソシアネート
基とエチレン性不飽和基を含有する化合物を反応させる
方法。
製法1〜4で用いられるポリエーテルジオールとしては
、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシドテトラヒドロフラン、置換テトラヒドロフ
ラン、オキセタン、置換オキセタン、テトラヒドロピラ
ンおよびオキセパンから選ばれる少なくとも1種の化合
物を開環(共)重合することにより得られるものを挙げ
ることができる。具体的には、ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、プロピレンオキシド
とテトラヒドロフランの共重合体であるポリエーテルジ
オール、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとの共
重合体であるポリエーテルジオール、メチルテトラヒド
ロフランとテトラヒドロフランとの共重合体であるポリ
エーテルジオール等を挙げることができる。
これらのポリエーテルジオールは、例えばユニセーフD
C1100、ユニセーフ1800 、ユニセーフDCB
 1100、ユニセーフDC81800(以上、日本油
脂■製) 、  PPTG 4000. PPTG 2
000 、PPTG 1000 。
PTG 2600、PTGL 3000 、PTGL 
2000 、PTGL 1000(以上、保土谷化学■
製) 、 EXENOL 4020、EXENOL 3
020 、EXENOL 2020 、EXENOL 
1020  (以上、旭硝子側製) ; PTMG 3
000 、PTMG 2000、PTMG 1000 
 (以上、三菱化成■製’) ; PBG 1000゜
PBG 2000. PBG 3000 (第一工業製
薬■製)等の商品名で市販品として入手することもでき
る。
製法1〜4においては、上記のポリエーテルジオールは
1種単独でも2種以上を組合せても用いることができる
なお、前記の製法1〜4においては、上述のポリエーテ
ルジオールに、必要に応じてこれら以外のジオールおよ
び/またはジアミンを併用することもできる。
このような必要に応じて用いることができるジオールと
しては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール、スピログリコール、トリシクロ
デカンジメタツール、ビスフェノールAのアルキレンオ
キサイド付加体、ビスフェノールFのアルキレンオキサ
イド付加体等のモノマージオール;ポリエステルジオー
ル、ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジ
オール、および水酸基を1分子中に2個有する液状ポリ
ブタジェンまたはこの化合物の水添物等のオリゴマージ
オールまたはポリマージオールを挙げることができる。
上記のオリゴマーおよびポリマーのジオールをさらに具
体的に説明する。前記ポリエステルジオールとしては、
例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、テ
トラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタツール等の多価アル
コールと、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マ
レイン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸等の多
塩基酸とを反応させて得られるポリエステルジオールを
挙げることができる。ポリカーボネートジオールとして
は、例えばDN−980,0N−981、DN−982
、DN−983(以上、日本ポリウレタン■製);pc
−8000(米国PPG社製)等の商品名で入手できる
ポリカーボネートジオールを挙げることができる。ポリ
カプロラクトンジオールとしては、例えばε−カプロラ
クトンと、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1.4−シクロ
ヘキサンジメタツール、1,4−ブタンジオール等の2
価のジオールとを反応させて得られるポリカプロラクト
ンジオールを挙げることができる。
これらの必要に応じて用いられるポリエーテルジオール
以外のジオールも、1種単独でも2種以上を組み合わせ
て用いることもできる。
これらのポリエーテルジオール以外のジオールは、本発
明の効果が失われない程度、例えば前記ポリエーテルジ
オールとの合計量の0〜50重1%となる範囲で用いら
れる。
また必要に応じて用いられる前記ジアミンとしては、例
えばエチレンシアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンシアミン、p−フェニレンシア電ン、4.4
′−ジアミノジフェニルメタン;ヘテロ原子を含むジア
ミン;ポリエーテルシアごン等を挙げることができる。
これらのジアミンも、1種単独でも2種以上を組合せて
用いてもよい。
これらのジアミンは、本発明の効果が失われない程度、
例えば前記ポリエーテルジオールとの合計量の0〜30
重量%となる範囲で用いられる。
上記製法1〜3で用いられるジイソシアネートとしては
、例えば2.4−トルエンジイソシアネート、2.6−
トルエンジイソシアネート、1,3−キシレンジイソシ
アネート、■、4−キシレンジイソシアネート、1,5
−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソ
シアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3.3
′−ジメチル−44′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、4.4′ジフエニルメタンジイソシアネート、3
,3′−ジメチルフェニレンジイソシアネート、4,4
′−ビフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、2,2.4−トリメチルへキサメチレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
水添ジフェニルメタンジイソシアネート等を挙げること
ができる。これらのジイソシアネートの中でも好ましい
ものとしては、例えば2,4−トルエンジイソシアネー
)、2.6−)ルエンジイソシアネート、2,2.4−
 )リメチルへキサメチレンジイソシアネート、水添ジ
フェニルメタンジイソシアネート、イソフォロンジイソ
シアネート等を挙げることができる。これらのジイソシ
アネートは、1種単独でも2種以上を組みあわせても用
いることができる。
上記製法1〜3で用いられるエチレン性不飽和基含有化
合物としては、例えば水酸基、アミノ基、カルホキシル
基、酸ハライド基、エポキシ基等の基を有するエチレン
性不飽和基含有化合物を挙げることができる。
これらのエチレン性不飽和基含有化合物を具体的に説明
すると、まず、水酸基を有するエチレン性不飽和基含有
化合物としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート
、ペンタエリスリトールトリ (メタ)アクリレート、
グリセリンジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、1
.4−ブタンジオールモノ (メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1
,6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールブロバンジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールエタンジ(メタ)アクリレート;アルキルグリシ
ジルエーテル、アリールグリシジルエーテル、グリシジ
ル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有化合物と
(メタ)アクリル酸との付加反応により得られる化合物
;下記式で表わされる(メタ)アクリレート 1 (式中、R1は水素原子またはメチル基であり、nは1
〜5である); N−メチロール(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキ
シエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニル
スルフィド等を挙げることができる。
アミノ基を有するエチレン性不飽和基含有化合物として
は、例えばアミノエチル(メタ)アクリレート、N−メ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−エチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルア
ミド、N−tert−オクチルアクリルアミド等を挙げ
ることができる。
カルボキシル基含有エチレン性不飽和化合物としては、
(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルコハク酸、2− (メタ) 7クリロイルオキシ
エチルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルへキサヒドロフタル酸等が挙げられる。
酸ハライド基含有エチレン性不飽和化合物としては、(
メタ)アクリル酸クロライド、(メタ)アクリル酸ブロ
マイド等が挙げられる。
エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物としては、グリ
シジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテ
ル、ビニルグリシジルエーテル等が挙げられる。
製法4で用いられるイソシアネート基とエチレン性不飽
和基を含有する化合物としては、例えばビニルイソシア
ネート、イソプロペニルイソシアネート、アリルイソシ
アネート、イソシアナートエチル(メタ)アクリレート
:下記式で表わされる化合物を挙げることができる。
HzC=CCNCO R1 (式中、R1は水素原子またはメチル基である)次に上
記製法1の好ましい実施態様を示す。
ポリエーテルジオールとジイソシアネートとの反応にお
いては、ポリエーテルジオールの水酸基l当量当りジイ
ソシアネートは約0.5〜2モルの割合で用いられる。
この反応においては、通常、ナフテン酸銅、ナフテン酸
コバルト、ナフテン酸亜鉛、ラウリル酸n−ブチルスズ
、トリエチルアミン、ジアザビシクロオクタン等の触媒
が反応物の総量100重量部に対して0.01〜1.0
重量部用いられ、反応温度は、0〜80℃である。
このようにして得られる中間生成物の官能基に対してエ
チレン性不飽和基含有化合物を反応させるが、エチレン
性不飽和基含有化合物の使用量は、該中間生成物の官能
基1当量に対して約1モルであり、その反応条件は、前
記の中間生成物を製造する際の反応条件と同様である。
次に上記製法2の好ましい実施態様を示す。
ジイソシアネートとエチレン性不飽和基含有化合物との
反応においては、ジイソシアネート1モルに対してエチ
レン性不飽和基含有化合物約1モルを製法1と同様の反
応条件で反応させる。こうして得られる中間生成物の官
能基1当量に対してポリエーテルジオールをその水酸基
が約1当量となるように使用し、製法1と同様の反応条
件で反応させる。
次に上記製法3の好ましい実施態様を示す。
ポリエーテルジオール1モルに対してジイソシアネート
0.5〜2モルおよびエチレン性不飽和基含有化合物0
.5〜2モルを、製法1と同様の反応条件で反応させる
上記製法1〜3の実施に際しては、ジオールに対して三
官能以外のポリオール、ジイソシアネートに対して三官
能以外のポリイソシアネートを生成物がゲル化しない程
度に併用することができ、通常、その併用量は、ジオー
ルまたはジイソシアネート100重量部に対して5〜3
0重量部である。ここにおける三官能以外のポリオール
としては、例えばグリセリンとプロピレンオキサイドの
付加生成物、グリセリン、1.2.3−ペンタントリオ
ール、1,2.3−ブタントリオール、トリ(2−ヒド
ロキシポリオキシプロビル)ポリシロキサン、ポリカプ
ロラクトントリオール、ポリカプロラクトンテトラオー
ル、1分子中に2個を超える数の水酸基を有する液状ポ
リブタジェンまたはこの化合物の水添物等を挙げること
ができる。また、三官能以外のポリイソシアネートとし
ては、例えばポ1,1メチレンポリフェニルイソシアネ
ート、トリフェニルメタン4.4’ 、4”−トリイソ
シアネート等を挙げることができる。
次に上記製法4の好ましい実施態様を示す。
ポリエーテルジオール1モルに対して、イソシアネート
基とエチレン性不飽和基とを含有する化合物2モルを、
製法1と同様の反応条件で反応させる。
さらにこれら製法1〜4においては、それらにおける合
成反応に関与しないモノマーを希釈用溶媒として使用し
てもよい。
(a)1分のポリエーテルポリウレタンの数平均分子量
は、通常、1000〜10000 、好ましくは300
0〜8000である。
本発明のm放物において、(a)成分の占める割合は好
ましくは20〜70重量%、さらに好ましくは25〜6
0重量%である。(a)成分の組成物中に占める割合が
20重量%未満であると充分な硬化性が得られない。7
0重量%を超えると、硬化物にゴム弾性が発現し、組成
物を例えば光ファイバーの結束した2つのテープ構造心
線の結束に用いた場合に、これらのテープ構造心線の分
離作業時に結束材層が伸長し分離作業がしにくくなる。
本発明の組成物に用いられるい)成分であるそのホモポ
リマーのガラス転移温度が−20〜−80°Cである(
メタ〉アクリレートモノマー(以下、単に「(メタ)ア
クリレートモノマー」という)としては、例えばテトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチ
ル(メタ)アクリレ−ト、エチルジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ〉ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノ (メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールモノ (メタ)
アクリレート、メチルトリエチレングリコール(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、t−ブ
チル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ〉アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ
)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレートお
よび下記式(r)〜(I[)で表わされる化合物を挙げ
ることができる。
(式中、R1は水素原子またはメチル基であり、R2は
炭素原子数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基で
あり、R3は水素原子または炭素原子数1〜12、好ま
しくは1〜9のアルキル基であり、mは0〜12、好ま
しくは1〜8である。)(式中、R1は前記のとおりで
あり、R4は炭素原子数2〜8、好ましくは2〜5のア
ルキレン基であり、pは1〜8、好ましくは1〜4であ
る。)n’l  R5 (III) (式中、nl、 R4およびpは前記のとおりであり、
R5は水素原子またはメチル基である)これらの中では
、式(1)および(II)の化合物、ならびにラウリル
アクリレートが特に好ましい。
また、この(b)を分の(メタ〉アクリレートモノマー
は、例えばアローニクスM113、同M114、同11
7、同M102、同M101、同M111、同M120
 (以上、東亜合成化学製) 、 KAYARAD T
C1105、同TC120S 、同R644、同R62
9(以上、日本化薬製)ニライトアクリレ−) L−A
、同S−A、同80−A 、同EC−A 、同MTG−
A、同DPM−A (以上、共栄社油脂製) ; 5R
−395、同440、同256、同335(以上、SA
RTOMER社製)等の商品名で入手することができる
本発明の組成物に占める(口)成分の割合は4〜40重
量%が好ましく、特に6〜24重量%が好ましい。
(b)成分の占める割合が4重量%未満であると、組成
物から得られる硬化物が固くなり過ぎ、光ファイバーの
テープ構造心線の結束に用いられた場合に、心線分離が
困難になる。また低温におけるヤング率が高くなり好ま
しくない。(b)成分の占める割合が40重量%を超え
ると、硬化性が損なわれる上に、組成物から得られる硬
化物の破断伸びが大きくなり、例えば光ファイバーのテ
ープ構造心線の結束材料として用いると、心線分離の際
に結束材層が伸長し分離作業性が悪くなりやすい。さら
に硬化物表面に粘着性が出るため、結束材料に要求され
るポリエチレンに対する摩擦係数、および結束材同士の
摩擦係数が上昇しやすくなる。
本発明の組成物に用いられる、(c)成分である3官能
以上の多官能性(メタ)アクリレート(以下、単に「多
官能性(メタ)アクリレート」という)としては、例え
ばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシ
ペンタ(メタ)アクリレート、トリス(2−(メタ)ア
クリロキシエチル)イソシアヌレート等を挙げることが
できる。
、(c)成分の3官能以上の多官能性(メタ)アクリレ
ート(以下、「多官能性(メタ)アクリレートjという
)は、例えば、FA731A (日立化成工業製);ア
ローニクスM315、H325、Ma2O、旧60、旧
05、M450 (東亜合成化学工業製) ; KAY
ARAD DPHA、 D−310、D−320、D−
330、DPCA−20、DPCA−30、DPCA−
60、DPCA−120(日本化薬製) ; Phot
omer4072.4149 (サンノブコより市販)
等の商品名で入手することができる。これらの中でも、
KAYARAD DPCA−60、Photomer 
+H49等が好ましい。
本発明の組成物における、(c)成分の多官能性(メタ
)アクリレートの割合は、好ましくは15〜75重量%
であり、さらに好ましくは20〜68重景%である。こ
の割合が15%未満であると、組成物から得られる硬化
物の硬度が低下しするとともにゴム弾性が強まる。その
ため、この組成物を光ファイバーのテープ構造心線の結
束に用いた場合、結束した2つのテープ構造心線を分離
する作業において、結束材層が伸長し、分離作業性が悪
化する。、(c)成分の占める割合が75重量%を超え
ると、組成物から得られる硬化物の硬度が高まりすぎ、
上記結束材層が破断しにくくなる。また得られる組成物
が、硬化時の収縮率が大きいものとなり、またテープ構
造心線への接着性が悪くなりやすい。
なお、本発明の組成物には、(b)成分および、(c)
成分以外のビニル基または(メタ)アクリロイル基を有
するモノマーを混合してもよい。このようなモノマーと
しては、例えばN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプ
ロラクタム、N、N−ジメチルアクリルアミド、アクリ
ロイルモルホリン、N、N−ジメチルアミノプロピルア
クリルアミド、t−ブチルビニルエーテル、2−エチル
ヘキシルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ドデ
シルビニルエーテル等のビニルエーテル類;エチルビニ
ルスルフィド、ブチルビニルスルフィド、フェニルビニ
ルスルフィド等のビニルスルフィド類;ビニルウレタン
類;ビニルウレア類;フェノキシエチル(メタ)アクリ
レート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロ
ペンテニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、エ
トキシ変性ビスフェノールA・ジ(メタ)アクリレート
、Eリレンジイソシアネートのヒドロキシエチルアクリ
レート2付加体、イソホロンジイソシアネートのヒドロ
キシエチルアクリレート2付加体等を挙げることができ
る。市販品としては、例えばコヒマ−UV 5A−10
02、EA−1370(三菱油化型);ビスコ−ドア0
0 (大阪有機型) 、 BP−211!ASBP−2
PA。
BP−4PA (共栄社油脂製) ; KAYARAD
 HX−220SHX−620、R−712、R−60
4、R−167、HBA−240P、 HBA〜024
E、 R−526(日本化薬製)等を挙げることができ
る。
本発明の組成物に用いられる(d)成分の重合開始剤と
しては、例えば光重合開始剤および熱重合間□始剤を用
いることができる。光重合開始剤の具体例としては、1
−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、2.2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、アセトフヱ
ノン、ベンゾフェノン、キサントン、フルオレノン、ベ
ンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフ
ェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノ
ン、4−クロロベンゾフェノン、4,4′−ジメトキシ
ベンゾフェノン、4.4’ −ジアミノベンゾフェノン
、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1
−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2
−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−メチル−
1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルホリノ
−プロパン−1−オン、2.4.6−トリメチルベンゾ
イルジフエニルフオスフインオキサイド、チオキサント
ン系化合物、光カチオン系化合物、可視光増感系のカン
フアーチノン、スルホン酸系化合物、ジアリルヨウ素塩
、ポリシラン系化合物等が挙げられ、特に好ましくはl
−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、ベンジル
ジメチルケタノール、2−メチル−1−(4−(メチル
チオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オ
ン、2.4.6−トリメチルベンゾイルジフエニルフオ
スフインオキサイド等を挙げることができる。光重合間
始剤は、例えばIrgacure 184、(チバガイ
ギー製)等の商品名で入手することができる。
重合開始剤の具体例としては、無機過酸化物、例えば過
酸化水素、過硫酸塩(カリウムあるいはアンモニウム塩
)等;アゾ・ビス・ニトリル、例えば2,2′−アゾ・
ビス・イソブチロニトリル、2.2′−アゾ・ビス・プ
ロピオニトリル、2.2′−アゾ・ビス・バレロニトリ
ル等;アゾおよびジアゾ化合物、例えばシアシアミノベ
ンゼン、ニトロソアシルアリルアミン類、アゾチオエー
テル類、p−ニトロベンゼンジアゾニウム塩等;有機過
酸化物、例えば過酸化ベンゾイル、核置換過酸化ベンゾ
イル、過酸化ラウロイル、過酸化アセチル、ケトン過酸
化物、キュメン・ハイドロパーオキサイド、t−ブチル
−ハイドロパーオキサイド、ジー1−ブチル・過酸化物
等;スルフィン酸、例えば芳香族スルフィン酸類、1−
アルカン・スルフィン酸類等を挙げることができる。
これらの重合開始剤は、1種単独でも2種以上を組み合
わせても用いることができる。
光重合開始剤を用いる隙には、必要に応じて本発明の効
果を妨げない範囲でアミン系化合物等の増感剤(光重合
促進剤)を併用することができる。
本発明の組成物における(d)成分の重合開始剤の割合
は、通常、0.l〜10重量%、好ましくは1〜5重景
%である。
本発明の組成物には、さらに、必要に応じて各種添加剤
、例えば老化防止剤、保存安定剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、界面活性剤、レベリング剤、着色剤、アミン類、
シランカップリング剤、フィラー、重合度調節剤等を混
合することができるが、その使用量は、通常、各々10
重景%以下である。
前記老化防止剤としては、例えばフェノール系老化防止
剤、例えばジt−ブチルーP−メチルフェノールやチバ
ガイギー社製IRGANOX 259.1010゜10
76.1035等、アミン系老化防止剤、例えばP−フ
ェニレンジアξン誘導体、N、N’ −ジーsec −
ブチル−p−フェニレンシアミン等、リン系老化防止剤
、例えばトリフェニルフォスファイト、トリスノニルフ
ェニルフォスファイトトリス(2,4−ジーter t
−ブチルフェニル)フォスファイト等、硫黄系老化防止
剤、例えばジラウリル−3,3′チオジプロピオネート
、ペンタエリスリトール−テトラキス−(β−ラウリル
−チオプロピオネート)、2−メルカプトベンゾイミダ
ゾール等、複合系老化防止剤、例えば住友化学製Sum
ilizer MPSBP  (商品名)等を挙げるこ
とができる。
前記保存安定剤としては、例えばハイドロキノン、メト
キシハイドロキノン、フェノチアジン等を挙げることが
できる。
前記光安定剤としては、ヒンダードアミン類、例えばサ
ノールLS 770.765.2626 (三共製) 
、 TIN[JVrN 292.144.622LD 
 (チバガイギー製) ; CHIMASSORE  
944LD 、 944FL 、 119FL ;Su
misorb TMO61,500(住友化学製)等を
挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、ベン
ゾトリアゾール系、ベンゾエート系、シアノアクリレー
ト系のものが挙げられ、市販品としては、TINUVI
N 、 P 、234.320 、326.327.3
2B 、213  (チバガイギー製) ;  Su+
5isorb110.130.140.200.250
.300.320.340.350.400  (住友
化学製);ジ−ソーブ201.202.501.612
 NO(シブロ化威製)等を挙げることができる。
前記界面活性剤およびレベリング剤としては、例えば脂
肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンス
ルフォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、ポ
リオキシエチレン、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、アルキルアミン塩、第4級アンモ
ニウム塩、アルキルベタイン、アミンオキサイド等が挙
げられ、市販品としては、エマールO、ネオペックスN
α25、ペレックスNB、デモールN、デモールP1エ
マルゲン、レオドール、エキセル、エマノーン、ア旦−
ト(以上、花王製) ; 5H3749,5l1377
1.5H190、S!1193 、Sl+28PA、 
29P^、30PA()−レシリコーン製) ; Fl
uorad Fe12.98.430 、FX−13,
14,189(3M社製)等を挙げることができる。
前記アミン類としては、例えば、脂肪族芳香族アミンと
して、例えばジエ、チルアごン、トリエタノ−ルアξン
、N−メチルジェタノールアミン、トリエチルアミン、
ジブチルアミン、N、N’−ジフェニルエチレンジアミ
ン、α−ナフチルアくン、バラフェニレンシアくン等を
挙げることができる。
前記シランカップリング剤としては、例えばT−メルカ
ブトプロビルトリメトキシシラン、T−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−ア旦ノブロビルトリ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン等を挙げることができる。
フィラーとしては、有機フィラー、例えばポリエチレン
パウダー、ボリスチレンパウター、ポリメチルメタクリ
レートパウダー、MBSパウダーABSパウダー、ナイ
ロンパウダー等;無機フィラ、例えばシリカパウダー、
炭酸カルシウムパウダー、タルク、ガラスファイバー、
カーボンファイバー、マイカ、好ましくはタルク等を挙
げることができる。
前記重合度調節剤としては、例えばメルカプタン類、臭
化炭素類、ジスルフィド類、テルペン類等を挙げること
ができる。
本発明の組成物は、以上説明した諸成分を所定の割合で
配合することにより調製される。この組成物の粘度は、
通常、25°Cにおいて1000〜20000cP、好
ましくは1500〜10000 cPである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、以下において1部」は重量部を意味する。
また、(b)tc分の(メタ)アクリレートモノマーの
ホモポリマーのガラス転移温度は下記の方法により測定
されたものである。
ガース−2の2 モノマー95部に、ペンジルメチルケタール5部を溶解
したものをガラス板上に厚さが200μmとなるように
塗布した後、メタルハライドランプを用いて照射エネル
ギーがIJ/c++fに相当する紫外線を照射して硬化
させ、得られた硬化物のガラス転移温度をDSCを用い
て2°(/winの昇温速度で測定する。
製造例1 反応容器に、2.4−)リレンジイソシアネート674
g、ジブチル錫ジラウレート5gおよび2.6−ジt−
ブチル−4−メチルフェノール1gを仕込んだ。これに
数平均分子12000のポリテトラメチレングリコール
(三菱化成工業■、 PTMG  2000)3876
 gを3時間にわたって内温を60〜70″Cに保ちな
がら添加した。
ポリテトラメチレングリコールの添加終了後、さらに6
0〜70’Cで約1時間撹拌を継続した。
その後、内温を60〜70°Cに保持したまま2−ヒド
ロキシエチルアクリレート450gを1時間にわたって
添加し、さらに3時間内温を60〜70°Cに保持した
のち反応を終了させた。
得られたポリエーテルポリウレタンを、以下PU−1と
称する。
製造例2 反応容器に、2.4− )リレンジイソシアネート17
76 g、ジブチル錫ジラウレート5g、2.6−ジt
−ブチルメチルフェノール1.5gおよびトリシクロデ
カンジメタツールジアクリレート1250 gを仕込ん
だ、これに数平均分子量400のビスフェノールAエチ
レンオキシド付加物(日本油脂型、DA400 ) 2
041gを2時間にわたって内温を60〜70℃に保ち
ながら添加した。
ビスフェノールAエチレンオキシド付加物の添加後、6
0〜70℃でさらに約1時間撹拌を続けた。その後、内
温を60〜70℃に保持したまま2−ヒドロキシエチル
アクリレート1184gを1時間にわたって添加し、そ
の後内温を60〜70°Cに3時間保持したのち反応を
終了させ、ポリエーテルポリウレタンとトリシクロデカ
ンジメタツールジアクリレートからなる混合物(混合重
量比4;1〉を得た。
得られた混合物中のポリエーテルポリウレタン成分を、
以下PtJ−2と称する。
製造例3 ポリテトラメチレングリコールの代りに数平均分子ff
12000のポリカプロラクトンジオール(ダイセル製
、プラクセル212AL)を用いた以外は製造例1と同
様にしてポリカプロラクトンポリウレタンを製造した。
得られたポリカプロラクトンポリウレタンを、以下PU
−3と称する。
製造例4 反応容器にトリシクロデカンジメタツールジアクリレー
ト1155g、  2.4−トリレンジイソシアネート
1648 g、ジブチル錫ジラウレート4gおよび2.
6−ジt−ブチル−4−メチルフェノール1gを仕込ん
だ。これにヒドロキシエチルアクリレ−) 2197 
gを、内温50°Cに保ちながら添加した。添加終了後
、内温を60〜70″Cに保持したまま3時間撹拌を継
続したのち反応を終了させた。
得られた混合物は、トリレンジイソシアネート1モルに
ヒドロキシエチルアクリレートが2モル反応したビニル
ウレタンとトリシクロデカンジメタツールジアクリレー
トのlO:3重量比の混合物であることがゲルバーミニ
エーシゴンクロマトグラフィーおよびマススペクトルの
分析で確認された。
得られた混合物中のビニルウレタンを、以下UM−1と
称する。
実施例1〜5および比較例1〜3 表1に示す割合で各成分を温度40〜60°Cに保ちな
がら混合し、各組成物を得た。
なお、表1において、(1)〜(8)は次に示すとおり
のものである。
(1)構造式: (ここで、mの平均値は4である) で示され、そのホモポリマーのガラス転移温度が−40
’Cであるアクリレートモノマー(2)構造式: (ここで、pの平均値は1である) で示され、そのホモポリマー〇ガラス転移温度が一65
°Cであるアクリレートモノマー(3)構造式: で示される2官能性アクリレートモノマー(4) 構造式: で示される6官能性アクリレートモノマー(5)構造式
: で示される光重合開始剤。
(6)  Irganox 1035 (チバガイギー
社製)。
(7)  5)I−190()−レシリコーン社製)。
(8)  5H−28PA  ()−レシリコーン社製
)。
跋狡 上記のようにして得た組成物を用いて、下記(1)のよ
うにして試験片を作威し、下記の試験(2)〜(4)を
行なった。
(1)試験片の作成 250μm用のアプリケーターを用いてガラス板上に組
成物を塗布し、0.5J/cd(波長350nm)の紫
外線を照射し硬化フィルムを得、次いでガラス板上より
硬化フィルムを剥離し、23°C1相対湿度50%で2
4時間状態調整し、試験片とした。
(2)ヤング率および破断伸びの測定 恒温槽付引張試験機にて、−40°Cおよび23°Cに
おける試験片のヤング率を引張り速度1m+a/min
 、標線間25mmの条件で、また破断伸びを引張り速
度50 am/1M1n 、標線間25m+++の条件
で測定した。
(3)耐熱性および耐熱水性の評価 試験片を80℃の恒温槽および80℃の温水中に3ケ月
間保存し、その後上記(2)の方法で23°Cにおける
ヤング率および破断伸びを測定した。ヤング率および破
断伸びの初期値に対する変化率が±30%以内のものを
合格、±30%を超えたものを不合格とした。
(4)分離性および剥離性試験 光フアイバー線引装置を用い、日本合成ゴム■製光ファ
イバーコート材、R303BM (第2被膜用)単層被
覆石英ファイバー素線を作成した。素線の径は250μ
mであった。
この素線8本をガラス板に並列に接触させて並べ、その
上からアプリケーターを用い組成物を塗布し、ついで0
.5 J /c1iIの紫外線を照射し硬化させ、素線
を結束させた。膜厚は300 pmであった。
素線8本を同時につかんで持ち上げ、ガラス板上から石
英ファイバー結束部のみをひきはがし、分離剥離性試験
の試験片とした。
0分離性試験; 試験片を中央から素線4本づつに分割しその分割に要す
る力を引張試験機で測定した。
分割力が5g未満を合格とし、5gを超えるものを不合
格をした。
○剥離性試験; 試験片中の素線を1本ずつに分割し、素線上に残った硬
化&ll戒物を手で引き剥した。引き剥した際、硬化組
成物が5CIの長さ途中で切断せずに剥れた場合を合格
とした。
跋荻紘来 各実施例および比較例の組成物の試験結果を表2に示す
〔発明の効果〕
本発明の組成物は、硬化物の低温におけるヤング率が低
いことを初めとして強度、柔軟性等の機械的特性に優れ
、吸水性、吸湿性が低く、広い温度範囲においてこうし
た物性変化が小さく、しかも物性の経時変化が小さくて
長期信頼性に優れるなど、結束材料として基本的な要求
特性を備えている。さらに、結束材料として使用された
際に、被結束物の再分離が容易で、かつ分離時に結束材
料の剥離が容易で被結束物上に結束材料の残渣が生じな
い。したがって、本発明の組成物は、バンドリング材そ
の他の各種の結束用樹脂組成物として優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)エチレン性不飽和基を有するポリエーテルポリウ
    レタン、 (b)そのホモポリマーのガラス転移温度が−20〜−
    80℃である(メタ)アクリレートモノマー、 (c)3官能以上の多官能性(メタ)アクリレートモノ
    マー、および (d)重合開始剤 を含有してなる液状硬化性結束用樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04132715A (ja) * 1990-09-26 1992-05-07 Showa Highpolymer Co Ltd ウレタン(メタ)アクリレート重合性組成物
JP2004067866A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Jsr Corp 放射線硬化型樹脂組成物
US6850682B2 (en) 2001-12-26 2005-02-01 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Resin composition for coating optical fiber and coated optical fiber and optical fiber unit using the same
JP2012116923A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Sanyo Chem Ind Ltd 紫外線硬化型樹脂組成物

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