JPH0358910B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、くわえ爪ブリツジ回動軸のたわみに
より枚葉紙前縁を変形させることにより重ね刷り
見当修正を行なう装置を有する、枚葉紙輪転印刷
機の枚葉紙給紙胴に関する。

［従来の技術］ 枚葉紙輪転印刷機においては枚葉紙が重ね刷り
に際して僅かながら寸法変化を受ける。これが多
色刷りに際して印刷幅の拡大あるいは縮小をもた
らす。この印刷幅の拡大や縮小の度合いはこの場
合、紙の湿し水含有量、品質および平坦性並びに
その印刷されるべき枚葉紙の大きさによつて本質
的に決定される。オフセツト印刷機において必要
とされる、紙の追加的湿潤はさらにこのような現
像を強める。多色枚葉紙輪転印刷機においてはこ
の寸法変化は最初の刷りにおいて最大であるが、
これは沈降の重ね刷りに際してはもはやそれ程顕
著なものではない。

このような過程において修正を可能とするため
に、対象とする印刷機のそれぞれの枚葉紙給紙胴
のくわえ爪ブリツジに種々の制御手段が設けられ
ており、これらの制御手段に共通な特徴は、枚葉
紙前縁を枚葉紙の進行方向またはその逆方向に、
あるいはまたそれに直角方向に変形させることに
よつて印刷像の見合を維持するとことに影響を与
えることである。

このような構造によつてはその装置は非常に複
雑で高価なものになつてしまう。これは特にそれ
ぞれのくわえ爪ブリツジ部分（くわえ爪パツドに
設けられ、高さが調整可能な部分）を調節するた
めの調節機構についてはあてはまる。種々の許容
値を持つた多数の調節部材を前後に並べて配置す
ることによつてその制御指令を正確に伝達するこ
とに悪影響をもたらされる。

このような従来技術に関する文献として米国特
許第2577099号があげられる。

この公知に記載されている装置においては枚葉
紙の前縁の変形はくわえ爪ブリツジの回動軸がそ
の中央部分において本質的に枚葉紙の搬送方向
に、またはその逆方向にわん曲されるようにする
ことによつて達成される。この公報に記載されて
いる第１の実施例においては管状に構成された可
撓性のくわえ爪回動軸がその両端において圧胴中
に固定保持されており、一方、この軸は管路内に
２つのローラ対の上に載つている。各ローラ対に
おいて、一方のローラは偏心器により、くわえ爪
ブリツジ回動軸が他方のローラに取りまいている
円弧上でわん曲されるように調整することができ
る。

別の実施例においてはくわえ爪ブリツジの回動
軸が、わん曲が調節可能な偏心器によつて行なわ
れるフレキシブルロツドとして構成されている。

［発明が解決しようとする課題］ これらの両実施例では共にそのわん曲のための
それぞれの制御機構が非常に高価で、しかも種々
の許容値を持つた制御部材によつて行なわれてお
り、それによつて制御指令の正確な伝達が損なわ
れる。

このような従来技術より出発して本発明の目的
は、重ね刷りの見当調節を達成するために枚葉紙
前縁を変形させることによつて、枚葉紙の一定の
寸法変化を正確にもたらすことができるような簡
単な構造の枚葉紙給紙胴を提供することである。

［課題を解決するための手段］ この目的は本発明によれば特許請求の範囲第１
項の特徴部に記載した技術手段によつて達成され
る。

［作用］ 枚葉紙を給紙テーブルから受け取りこれを圧胴
に引渡す給紙胴において、くわえ爪ブリツジをこ
の給紙胴に対して相対的に回動機能に構成して給
紙テーブルからの枚葉紙の受取りに際してくわえ
爪の絶対速度が零に等しくなるようにすることは
既に公知である。同様に、両面刷り用印刷機にお
いて、その裏がえしさるべき枚葉紙の後縁を捕捉
するくわえ爪のためのくわえ爪ブリツジをその裏
返しシリンダのところに回動可能に配置すること
も公知である。この枚葉紙のもとの後縁は次の印
刷過程に対して前縁となる。

このくわえ爪ブリツジの回動運動が本発明の目
的を達成するために有意義に利用される。

これによつてくわえ爪ブリツジ回動軸のわん曲
をもたらすために追加的な駆動手段な制御部材は
省略することができる。追加的に必要となる構造
部分によるコストは最小限である。この場合に枚
葉紙前縁の変形は常に枚葉紙の加速と同時に行な
われ、従つて異なつた種々の運動過程に対して
次々に調節することは不要になる。くわえ爪ブリ
ツジの回動軸の連続的にもたらされるわん曲、ま
た従つて枚葉紙前縁の変形は枚葉紙の常に痛めな
い取扱いを保証する。

さらに、この装置を用いる場合に第１の印刷ユ
ニツトにおける寸法変形が決定的な意味を持つと
言うことに考慮が払われる。両面刷り用印刷機の
場合にも枚葉紙を裏返しした後でこの枚葉紙の裏
面に対して改めて１番刷り過程から出発できるの
で、本発明の装置はこの場合においても重ね刷り
の見当修正に対して顕著な貢献をもたらす。

［実施例］ 以下、本発明のいくつかの実施例を添付の図面
を参照して詳細に説明する。

第１図に示した給紙胴２のくわえ爪１は印刷さ
れるべき枚葉紙３を給紙テーブル４から引出して
これを圧胴５に引渡す。その際に枚葉紙３は加速
を受け、それによつて枚葉紙３は給紙テーブル４
から引出されるときに有していたこのものの絶対
速度零から圧胴５に引渡されるときのシリンダ周
速まで加速される。

この目的のために、くわえ爪ブリツジ６は給紙
胴２に対して相対的に回動可能に構成されてい
る。この回動可能な制御は、枚葉紙３を受取る直
前にくわえ爪ブリツジ６が上昇行程の運動を行な
い、そして枚葉紙３を受取る間およびこの枚葉紙
３をさらに移動させる間にその最初の位置まで回
し戻されるように行なわれる。枚葉紙３の受取り
の時点においてはくわえ爪パツド７の引戻し運動
の速度は給紙胴２の周速度と反対方向で、大きさ
が該周速度に等しく、それによつて零に等しい絶
対速度がもたらされる（くわえ爪パツド７が停止
する）。これに対して枚葉紙３を圧胴５に引渡す
ときにはくわえ爪ブリツジ６の回動はもはや行な
われない。

第１図に示した装置を用いた場合には枚葉紙３
は前縁８は、くわえ爪ブリツジ６の回動運動の利
用のもとに給紙テーブル４から枚葉紙３を受取つ
た後これを圧胴５へ引渡すまでにその中央部が枚
葉紙３の搬送方向へ、またはその逆方向へ変形さ
れる。

第１図においては見やすくするために、くわえ
爪ブリツジ６の回動運動を制御するための機構お
よびくわえ爪１自身の開閉運動を制御するための
機構は図示されていない。これらはそれについて
の従来技術の文献（例えば西ドイツ特許出願広告
第2557866号公報）より理解することができよう。

くわえ爪ブリツジ６の回動軸１０の両端側の各
軸受９は給紙胴２に固定して配置されているが、
第１図に示したくわえ爪ブリツジ回動軸１０の中
央部軸受１１は回動中心１２のまわりに給紙胴２
のほぼ回転方向およびその逆方向にはルーズに支
承されており、その際回動中心１２は支持アーム
１３に設けられている。支持アーム１３はシリン
ダ軸１４上に回転不能に設けられ、くわえ爪ブリ
ツジ回動軸１０をわん曲させる撓め装置１５全体
をその上に備えている。

くわえ爪ブリツジ回動軸１０の中央部軸受１１
の位置は、くわえ爪ブリツジ回動軸１０の上に回
転不能に支持されて、回動軸１０の回転運動の間
に、支持アーム１３のブラケツト１８に支承され
ているローラ１７に接して回転するカム１６によ
つて決定される。

カム１６をローラ１７に対して常に接所状態に
保つために、ねじ付きカプリング２０、タイロツ
ド２１および軸受アーム２２を介してカム１６を
ローラ１７に対して押しつけるリターンスプリン
グ１９が用いられている。リターンスプリング１
９の位置は、これが支持アーム１３にねじ止めさ
れたエルボウ材２３に当接するとによつて決めら
れてある。リターンスプリング１９の初期応力は
ねじつき棒２０のもう一方の端に設けられたばね
調節ナツト２４によつて決定される。別の止めナ
ツト２５は安全のためである。

枚葉紙前縁８の緊張引伸しまたはくわえ爪ブリ
ツジ回動軸１０の給紙胴回転方向とは反対方向へ
のわん曲のためにローラ１７がその回動運動の間
に係合する凹部２６がカム１６に設けられてい
る。リターンスプリング１９のばね力はカム１６
がローラ１７に常に当接することをもたらし、従
つてくわえ爪ブリツジ回動軸１０のわん曲がもた
らされ、その間に中央部軸受１１がばね力に応じ
て回動中心１２のまわりを回動する。第２図は第
１図の装置を用いて達成される枚葉紙前縁８の変
形の状態を示している。

第３から第５図にはくわえ爪ブリツジ６の給紙
テーブル４から枚葉紙を受取る前からこれを圧胴
５に引渡すまでの運動の経過が順に示されてい
る。さらにまたこれらの図によつてくわえ爪ブリ
ツジ６の回動運動の間におけるカム１６とローラ
１７との間の相互の作動を理解できよう。

個別に説明するならば、第３図においては枚葉
紙３を給紙テーブル４から受取る直前のくわえ爪
ブリツジ６の上昇行程が示されている。また、第
４図は枚葉紙３を受取る間のくわえ爪ブリツジ６
の回動して戻つた位置を示し、第５図は枚葉紙３
を圧胴５に引渡すところを示している。

第６図の装置はカム２７に突出部２８が設けら
れている点で第１図に示したものと異つている。
これによつてそれ以外は等しいくわえ爪ブリツジ
６の運動の経過（第３ないし第５図参照）と共に
この場合には枚葉紙前縁８の引伸ばしまたはくわ
え爪ブリツジ回動軸１０のわん曲が給紙胴回転方
向に行なわれるようになる。

第１図に示したカム１６を第７図に示すように
反時計回り方向に約45度だけ回転させ、そしてそ
れによりその出発点を、ローラ１７が給紙テーブ
ル４から枚葉紙３を受取るに際して既にそのカム
１６の凹部２６に係合するように選び、そしてそ
のようにして枚葉紙３の引渡しのときにこのカム
１６の円筒面部と共働するようにするだけでもも
ちろん同じ結果を達成することができるであろ
う。

第８図は第６図および第７図に示したカム並び
にその配置によつて達成される枚葉紙前縁８の変
形状態を示す。

枚葉紙前縁８の引伸ばしストロークの調節のた
めの可能な方式について以下に２つの例を示す。

先ず、くわえ爪ブリツジ回動軸１０の中央部軸
受１１に設けられたねじ部３０に嵌め込まれた調
節ねじ２９と、支持アーム１３に設けられたスト
ツパ３１とによつてこのくわえ爪ブリツジ回動軸
１０の中央部軸受１１の回動範囲が制限される。
凹部２６が設けられたカム１６の場合（第１図）
にはそれによつてくわえ爪ブリツジ６の回動運動
に際してローラ１７が凹部２６の最深部に到達し
ないと言うことをもたらし得る。突出部２８の設
けられたカム２７の場合にはその調節ねじ２９は
既に出発位置においてカム２７にローラ１７が若
干押しつけらえており、従つてこの突出部２８の
頂点までの上昇行程が減少する。

枚葉紙前縁８の引伸ばしストロークを制限する
もう一つの可能な、ただし図示されていない方式
は、カム１６または２７をくわえ爪ブリツジ回動
軸１０の上に回動可能、かつ固定可能に支持する
ことである。所望の引伸ばしストロークの大きさ
に従つて各カム１６または２７はその出発位置が
変えられるようにくわえ爪ブリツジ回動軸１０に
対して回動して固定される。くわえ爪ブリツジ６
の回動角度は不変に保たれているので、枚葉紙３
を圧胴５へ引渡すときにカム１６または２７は凹
部２６の最深部または突出部２８の頂点部がロー
ラ１７と未だ協働するに至つていない状態にある
と言うことが起り得る。

上述した２つの可能な方式によつて枚葉紙の引
伸ばしストロークの無段階的な調節が保証され
る。

第９図に示した枚葉紙裏返し用シリンダ３２の
場合にはそのリツプ状のくわえ爪３３が枚葉紙３
の後縁を捕捉する。この枚葉紙後縁はこの時点か
ら後には以後の印刷における枚葉紙前縁となり、
従つて以下の記述においてもそのように表示す
る。同様な読み変えが従来の枚葉紙前縁にもあて
はまり、そしてこれは今度は後縁となる。

枚葉紙をさらに移動させる間にくわえ爪ブリツ
ジ３４は裏返しシリンダ３２に対して回動し、そ
してそのように裏返しされた枚葉紙３を次の印刷
ユニツトの圧胴３５に引渡す。給紙胴２の場合と
同様にここでもまたくわえ爪ブリツジ３４の回動
運動の利用のもとに枚葉紙３はその中央部分にお
いて枚葉紙の進行方向またはその逆方向に変形さ
れる。

ここでも見易くするためにくわえ爪ブリツジ３
４の回動運動制御用装置並びにリツプくわえ爪３
３の開閉運動制御用の装置は図示されていない。
またこの場合にもそれについての従来技術（例え
ばドイツ特許明細書第2547251号公報）を参照さ
れたい。

くわえ爪ブリツジ３４の枚葉紙引渡しまでの回
動運動の状態は第９図に記入したその方向線３６
の推移から理解できよう。

撓め装置３７の基本的構造は第１図の実施例の
それと同様である。カム３８にローラ１７を絶え
ず当接しておく役目をするリターンスプリング１
９の配置だけがスペース上の理由から若干変えら
れている（撓め装置３７は裏返しシリンダ３２の
外径のできるだけ内側になければならない）。

従つて、この場合にも圧縮ばねの作用をするリ
ターンスプリング１９の位置は、若干変更した構
造に作られている支持アーム３９にねじ止めされ
たエルボウ材２３へのスプリング１９の当接によ
つて設定されている。

このリターンスプリング１９のもう一方の側は
移動可能なデイスク４０を介して、支持アーム３
９のピン５３に支承されている揺動てこ４１の一
方のアームに押しつけられており、そしてそれに
よつて、揺動てこ４１のもう一方のアームに回動
支持されているくわえ爪ブリツジ回動軸１０の中
央部軸受１１によりローラ１７をカム３８に絶え
ず当接させるようになつている。リターンスプリ
ング１９の軸方向の案内は案内ロツド４２によつ
て起なわれる。この案内ロツド４２の正確な位置
は案内ロツド４２のもう一方の端部に設けられた
ばね調節ナツト２４によつて決定される。付属の
止めナツト２５が安全のために設けられている。
案内ロツド４２に設けられたピン４３は揺動てこ
４１の長溝４４と協働する。同様に、くわえ爪ブ
リツジ回動軸１０の中央部軸受１１の軸受アーム
２２に設けられたもう一つのピン４５が揺動てこ
４１のもう一方のアーム内のもう一つの長溝４６
と協働する。

くわえ爪ブリツジ３４の旋回角度がこの裏返し
用シリンダ３２の場合には約180°であると言う事
実に基づいて若干変形されたカム３８が必要とな
る。

さらに、枚葉紙前縁８のわん曲がこの枚葉紙３
の後縁がストレージトラム（storageudum）４７
から離されたときに初めて行なわれることを保証
するために、カム３８はそのカム表面の円筒状部
４８がそれに対応する時間だけなおローラ１７と
協働するようになつている。

第１０図は次の印刷ユニツトの圧胴３５におけ
る枚葉紙を引渡す位置を示している。凹部４９、
カム３８およびローラ１７の間のこの位置におけ
る相互作用も同様にこの図面より理解できよう。
最後に、これについては、裏返しシリンダ３２の
ところの装置においてリツプ状くわえ爪３３の設
けられた枚葉紙くわえ爪ブリツジ回動軸５０が、
軸棒５１と、その上に支承されているスリーブ管
５２とから構成されていることを付け加える。

枚葉紙３を胴の回転方向およびその逆方向に緊
張して引伸ばすため、およびその引伸ばしストロ
ークを調節または限定するための裏返しシリンダ
３２のところの装置に関する種々の実施例につい
ては第１図から第８図の各実施例により容易に類
推することができるのでそれ以上の説明は不要で
あろう。

本発明はもちろん図面に示されたどの実施例に
も限定されるべきものではない。本発明の技術思
想を枚葉紙給紙胴の多くの実際のものに適用する
際に場合によつては枚葉紙の前縁の変形のために
若干異なつた形に構成した撓め装置が必要となる
場合も考えられる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、カム機構の制御
軸としてくわえ爪ブリツジ回動軸を用い、回動可
能な枚葉紙くわえ爪ブリツジを有する枚葉紙給紙
胴の中央部分に、くわえ爪ブリツジの回動運動を
利用してくわえ爪ブリツジ回動軸をわん曲させ、
その枚葉紙の前縁をその中央部において給紙胴の
回転方向またはその逆の方向に変形させることに
より、簡単な構造の枚葉紙給紙胴を提供すること
ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の、枚葉紙輪転印刷
機の枚葉紙給紙胴の側面図、第２図は第１図の装
置によりもたらされる枚葉紙前縁８の変形状態を
示す平面図、第３から第５図はくわえ爪１の回動
運動を３つの位置で示す図、第６図および第７図
はカムの別な態様の例を示す図、第８図はこれら
によりもたらされる枚葉紙前縁８の変形状態を示
す平面図、第９および第１０図は本発明を裏返し
シリンダに適用した例のそれぞれ異なつた作動位
置における側面図である。 １，３３……くわえ爪、２……枚葉紙給紙胴、
３……枚葉紙、４……給紙テーブル、５，３６…
…圧胴、６，３４……くわえ爪ブリツジ、７……
くわえ爪パツド、８……枚葉紙前縁、９……くわ
え爪ブリツジ回動軸１０の外側部軸受、１０，５
０……くわえ爪ブリツジ回動軸、１１……くわえ
爪ブリツジ回動軸１０の中央部軸受、１２……回
動中心、１３，３９……支持アーム、１４……シ
リンダ軸、１５，３７……撓め装置、１６，２
７，３８……カム、１７……ローラ、１８……ブ
ラケツト、１９……リターンスプリング、２０…
…ねじ付カプリング、２１……タイロツド、２２
……軸受アーム、２３……エルボウ材、２４……
ばね調節ナツト、２５……止めナツト、２６，４
９……凹部、２８……突出部、２９……調節ね
じ、３０……ねじ部、３１……ストツパ、３２…
…裏返しシリンダ、３６……方向線、４０……デ
イスク、４１……揺動てこ、４２……案内ロツ
ド、４３，４５……ピン、４４，４６……長溝、
４７……ストレージドラム、４８……円筒状部、
５１……軸棒、５２……スリーブ管、５３……リ
ンク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 枚葉紙前縁を変形させることによつて重ね刷
   り見当修正を行なう装置を有し、くわえ爪ブリツ
   ジ回動軸によつて旋回可能なくわえ爪ブリツジを
   備えた、枚葉紙輪転印刷機は枚葉紙給紙胴であつ
   て、くわえ爪ブリツジ回動軸の中央において作用
   する撓め装置が前記枚葉紙給紙胴に設けられ、こ
   の撓め装置は機械と同期して前記くわえ爪ブリツ
   ジ回動軸を撓め、それによつて枚葉紙前縁をその
   中央部において前記枚葉紙給紙胴の回転方向また
   はその逆方向に変形させ、前記枚葉紙給紙胴の回
   転方向またはその逆方向に動きうる、くわえ爪ブ
   リツジ回動軸の中央部軸受の位置が、押圧ロール
   とリターンスプリングを備えたカム機構を駆動す
   る制御軸の瞬間的な回転位置によつて決められる
   枚葉紙給紙胴において、 前記カム機構の制御軸としてくわえ爪ブリツジ
   回動軸１０，５０が設けられていることを特徴と
   する、枚葉紙輪転印刷機の枚葉紙給紙胴。 ２ 前記くわえ爪ブリツジ回動軸の中央部軸受１
   １が、前記枚葉紙給紙胴２，３２の中心軸１４に
   平行に支持され、支持アーム１３，３９上に配置
   された軸１２のまわりを旋回可能に支持され、そ
   の際前記くわえ爪ブリツジ回動軸の中央部軸受１
   １の領域に配置されたカム１６，２７，３８がく
   わえ爪ブリツジ回動軸１０，５０と回転不能に連
   結され、くわえ爪ブリツジ６，３４の回転運動の
   間、支持アーム１３，３９に支承されたローラ１
   ７に接して回転し、一方リターンスプリング１９
   はくわえ爪ブリツジ回動軸の中央部軸受１１をカ
   ム１６，２７，３８を介してローラ１７に押しつ
   ける特許請求の範囲第１項に記載の枚葉紙給紙
   胴。