JPH01123749A - 片面印刷と両面印刷との間で切換え可能な枚葉紙輪転印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、片面印刷と両面印刷との間で切換え可能な枚
葉紙輪転印刷機であって、２つの印刷機構の間に枚葉紙
引渡し胴が配置されており、該胴が、枚葉紙前縁を掴む
ための装置を備えていて両端の中空ジャーナルによって
印刷機フレームに支承された胴基体と、枚葉紙後縁を掴
むための装置を備えていて中空ジャーナルに支承された
軸に固定された保持部分とから成っており、同直径の歯
車が、一方の中空ジャーナル及び該中空ジャーナルに支
承された軸端に互いに平行に固定されており、この場合
一方の歯車が、搬送方向で見て前置された案内胴の歯車
と噛み合い、かつ他方の歯車が、枚葉紙前縁又は枚葉紙
後縁を掴むためのグリッパ系を備えた後置された裏返し
胴の歯車と噛み合っておシ、枚葉紙引渡し胴における枚
葉紙前縁を掴むための装置と枚葉紙後縁を掴むための装
置との間の異なった角度位置において前記両歯車を結合
する解離可能なカップリングが設けられている形式のも
のに関する。

従来の技術 ＤＢ−Ｏ８３５３４，４８６に基づいて公知の上記形式
の枚葉紙輪転印刷機では、両歯車のカップリングは収縮
継ぎ手から成っており、この収縮継ぎ手は両歯車の角度
位置を変えるために圧力油バンド（Ｄｒｕｃｋｏｅｌｖ
ｅｒｂａｎｄ）を用いて圧力油の負荷によって一時的に
解離可能である。この公知の枚葉紙輪転印刷機では枚葉
紙前縁を掴むための装置と枚葉紙後縁を掴むための装置
とは片面印刷と両面印刷との間で簡単に移動調節するこ
とができる。この場合移動調節は両歯車の間のカップリ
ング結合を解離するだけで行うことができるが、しかし
ながらこの公知の枚葉紙輪転印刷機におけ名調節作業に
はなお難点がある。なぜならば片面印刷のため及び両面
印刷時における種々異なった枚葉紙長さのためにその都
度正しい角度位置を見つけ出さねばならないからである
。

発明の課題 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の枚葉紙輪転
印刷機を改良して、片面印刷と両面印刷との間において
並びに枚葉紙の種々異なった版長さにも簡単に調節する
ことができる枚葉紙輪転印刷機を提供することである。

課題を解決するだめの手段 この課題を解決するために本発明の構成では、片面印刷
位置では枚葉紙引渡し胴における枚葉紙前縁を掴むため
の装置と枚葉紙後縁を掴むための装置との間の円弧区間
が、裏返し胴における枚葉紙前縁及び枚葉紙後縁を掴む
ためのグリッパ系の両グリッパ間の間隔である裏返し胴
の円弧区間に相当しており、この場合該円弧区間は、裏
返し時における枚葉紙後縁の移動区間に、枚葉紙をその
前端及び後端において掴むために必要な枚葉紙縁部を足
したものであシ、片面印刷位置が、枚葉紙引渡し胴にお
ける枚葉紙前縁を掴むための装置及び枚葉紙後縁を掴む
ための装置の協働するストッパか又は、互いに連結可能
な両歯車の協働するストッパによって調節可能であるよ
うにした。

発明の効果 本発明のように構成されていると、カップリングを解離
してストッパを互いに当接させ次いで両歯車を再び互い
に連結することによって、複雑な調整兼測定作業を行う
ことなしに簡単に片面印刷位置を調節することができる
。この場合片面印刷位置はストッパによって決定される
ので、この片面印刷位置は枚葉紙引渡し胴の枚葉紙前縁
を掴むための装置及び枚葉紙後縁を掴むための装置の移
動後に常に容易に再び見つけ出すことができる。

片面印刷から両面印刷への切換えはさらに容易である。

なぜならばこの場合には裏返し胴のグリッパ系だけを動
かして、該グリッパ系の裏返しグリッパが枚葉紙後縁を
掴むようにすればよい。本発明による枚葉紙輪転印刷機
では、片面印刷運転から両面印刷運転への切換え時にお
ける枚葉紙前縁のためのグリッパ装置及び枚葉紙後縁の
ためのグリッパ装置の位置は、印刷すべき枚葉紙の最、
大版長さに相当する。版長さの小さな枚葉紙を印刷した
い場合には、歯車を互いに連結するカップリングが解離
され、枚葉紙前縁を掴むためのグリッパ装置及び枚葉紙
後縁を掴むためのグリッパ装置は、枚葉紙引渡し胴の両
グリッパ装置を保持する部分の相対回動によって新しい
版に調節されねばならない。枚葉紙引渡し胴の対応部分
はその歯車によってそれぞれ、前置された印刷機構及び
後置された印刷機構に通じる歯車列と噛み合っているの
で、版切換え時には自動的に両印刷機構への位相正しい
方向付けが行われ、従って見当を新たに調節する必要は
ない。両面印刷運転時に印刷すべき紙の版切換えを行い
たい場合には、カップリングを解離して、両歯車を相対
的に回動させ、枚葉紙前縁を掴むための装置と枚葉紙後
縁を掴むための装置との間の円弧区間が新しい版に相当
するようにするだけでよい。側基体の歯車と、枚葉紙後
縁を掴むための装置を備えた保持部分を有していて側基
体に支承されている軸の歯車とが、一方は案内胴の歯車
とかつ他方は裏返し胴の歯車と噛み合っているので、こ
れらは常に位相正しく両印刷機構に連結されている。従
って枚葉紙引渡し胴の画部分の各回転角度位置において
枚葉紙前縁を掴むための装置及び枚葉紙後縁を掴むため
の装置は前置された印刷機構及び後置された印刷機構と
合致するので、所属の印刷機構ないし該印刷機構に通じ
る歯車列へのグリッパ装置の正しい位相位置を生ぜしめ
るため忙、付加的な複雑な調節過程を行う必要がなくな
る。従って本発明による枚葉紙輪転印刷機では、枚葉紙
前縁を掴むための装置及び枚葉紙後縁を掴むための装置
を保持する側胴部分の回転角度位置が次のようになるこ
とが保証されている。すなわちこの珈合両印刷機構の各
位相位置において、枚葉紙を供給する案内胴のグリッパ
装置は枚葉紙引渡し胴のグリッパ装置と合致し、かつ後
続の裏返し胴における枚葉紙後縁を掴むためのグリッパ
系は枚葉紙引渡し胴における版調節可能な保持装置（例
えば−列のサクション装置）と合致するので、付加的な
調節過程が不必要になシ、衝突箇所が生じない。片面印
刷位置はストッパ同士の当接によって簡単に調節可能で
あり、この結果片面印刷位置は迅速かつ高い速度で反復
可能に両面印刷運転後に再び調節され得る。歯車列の数
は本発明による枚葉紙輪転印刷機では多ぐならないので
、印刷精度を損うことのある付加的な遊びを甘受する必
要がなくなる。

本発明は、裏返し胴のグリッパ系の裏返しグリッパに基
づいて各枚葉紙の後縁が０よシも大きくかつ、胴全周か
ら印刷可能な最大枚葉紙版を引いた値よシも小さくずれ
るという事態をも考慮している。

枚葉紙引渡し胴の両歯車はＤＥ−Ｏ８３５３４４８６に
基づいて公知のカップリングを用いて連結されてもよい
し、異なった相対角度位置において簡単に連結・解離を
行うことができる別のカップリングを用いて連結されて
もよい。

実施例 次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図に示された貯え胴とも呼ばれる枚葉紙引渡し胴１
は側基体２を有していて、この側基体２は該側基体と結
合された中空ジャーナル３゜４を介して汎用の形式で印
刷機フレーム５に支承されている。側基体は公知のゆえ
にここでは詳説しない形式で一列のグリッパ６を有して
おり、これらのグリッパは、枚葉紙引渡し胴７によって
供給される枚葉紙の前縁を掴むために働く。

銅基体２の中空ジャーナル３．４には軸８が自由回転可
能に支承されている。この軸８には断片的に又はセグメ
ントの形で保持部分９が固定されており、これらの保持
部分９には枚葉紙引渡し胴１の母線に沿って、枚葉紙後
縁を掴むための装置であるサクションノズル１０が設け
られている。これらのサクションノズルには中空軸８と
して構成された軸を介して公知の形式で回転式サクショ
ンエアー通し口によってサクションエアーが供給される
。

中空ジャーナル４と、中空ジャーナルに支承された軸８
の該中空ジャーナルから突出した端部とには菰車１３．
１４が互いに平行にくさびを用いて又はその他の形式で
固定されており、両歯車は互いに等しい直径と等しい歯
数と等しいピッチを有している。

歯車１３．１４は解離可能なカップリングによって互い
に結合されている。この解離可能なカップリングの一例
は例えばＤＦｉ−Ｏ８５５３４４８６に開示されている
。

第２図に示されているように枚葉紙引渡し胴には、枚葉
紙を供給する案内胴７と裏返し胴１５とが図示の形式で
胴入れされている。案内胴Ｔはグリッパ１６を有し、第
１の印刷機構１７から枚葉紙引渡し胴１に枚葉紙を供給
する。

裏返し胴１５はグリッパ系１８を有し、第２の印刷機構
１９に枚葉紙を供給する。片面印刷で作業が行われるか
又は両面印刷で作業が行われるかに応じて、グリッパ系
１８のグリッパ２０．２１は枚葉紙引渡し胴１における
枚葉紙の前縁か又は後縁を掴む。

案内胴Ｔの歯車が、銅基体２の中空ジャーナル４に固定
された歯車１３と噛み合うのに対して、裏返し胴の歯車
は、軸８に固定された歯車１４と噛み合っている。

歯車１３．１４の間又は枚葉紙引渡し胴の相対回動可能
な２つの部分の間にはストッパが設けられておシ、これ
らのストッパは、枚葉紙引渡し胴１が片面印刷運転に調
節された場合には互いに当接している。図面には示され
ていないこれらのストッパは従って、裏返し胴１５のグ
リッパ系１８のグリッパ２０が枚葉紙引渡し胴１のグリ
ッパ６と合致する片面印刷位置を保証する。印刷機を両
面印刷運転から片面印刷に戻したい場合には、ストッパ
を相対的に移動させるだけでよく、この場合ストッパの
当接位置では胴周面の枚葉紙寸法に対して肌０５１１１
の誤差が維持されることが望ましい。

基本位置に相当する片面印刷位置では円弧区間α（枚葉
紙引渡しドラムの円弧）は円弧区間β（裏返しｒラム１
５の円弧）に相当し、この場合円弧区間βの長さは裏返
し時における枚葉紙後縁の移動区間に、枚葉紙をその前
端及び後端において掴むために必要な枚葉紙縁部を足し
たものから成る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による枚葉紙輪転印刷機における枚葉紙
引渡し胴を概略的に示す縦断面図、第２図は第１図に示
された枚葉紙引渡し胴を核用に胴入れされた案内胴及び
裏返し胴と共に示す側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 片面印刷と両面印刷との間で切換え可能な枚葉紙輪転印
   刷機であつて、２つの印刷機構（１７、１９）の間に枚
   葉紙引渡し胴（１）が配置されており、該胴が、枚葉紙
   前縁を掴むための装置（６）を備えていて両端の中空ジ
   ャーナル（３、４）によつて印刷機フレーム（５）に支
   承された胴基体（２）と、枚葉紙後縁を掴むための装置
   （１０）を備えていて中空ジャーナル（３、４）に支承
   された軸（８）に固定された保持部分（９）とから成つ
   ており、 同直径の歯車（１３、１４）が、一方の中空ジャーナル
   （４）及び該中空ジャーナルに支承された軸端に互いに
   平行に固定されており、この場合一方の歯車（１３）が
   、搬送方向で見て前置された案内胴（７）の歯車と噛み
   合い、かつ他方の歯車（１４）が、枚葉紙前縁又は枚葉
   紙後縁を掴むためのグリッパ系（１８）を備えた後置さ
   れた裏返し胴（１５）の歯車と噛み合つており、 枚葉紙引渡し胴（１）における枚葉紙前縁を掴むための
   装置（６）と枚葉紙後縁を掴むための装置（１０）との
   間の異なつた角度位置において前記両歯車（１３、１４
   ）を結合する解離可能なカップリングが設けられている
   形式のものにおいて、 片面印刷位置では枚葉紙引渡し胴（１）における枚葉紙
   前縁を掴むための装置（６）と枚葉紙後縁を掴むための
   装置（１０）との間の円弧区間（α）が、裏返し胴（１
   ５）における枚葉紙前縁及び枚葉紙後縁を掴むためのグ
   リツパ系（１８）の両グリツパ（２０、２１）間の間隔
   である裏返し胴（１５）の円弧区間（β）に相当してお
   り、この場合該円弧区間は、裏返し時における枚葉紙後
   縁の移動区間に、枚葉紙をその前端及び後端において掴
   むために必要な枚葉紙縁部を足したものであり、 片面印刷位置が、枚葉紙引渡し胴（１）における枚葉紙
   前縁を掴むための装置（６）及び枚葉紙後縁を掴むため
   の装置（１０）の協働するストッパか又は、互いに連結
   可能な両歯車（１３、１４）の協働するストッパによつ
   て調節可能であることを特徴とする、片面印刷と両面印
   刷との間で切換え可能な枚葉紙輪転印刷磯。