JPH0358420B2 - - Google Patents

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JPH0358420B2
JPH0358420B2 JP17826385A JP17826385A JPH0358420B2 JP H0358420 B2 JPH0358420 B2 JP H0358420B2 JP 17826385 A JP17826385 A JP 17826385A JP 17826385 A JP17826385 A JP 17826385A JP H0358420 B2 JPH0358420 B2 JP H0358420B2
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JP
Japan
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silicone resin
waterproofing
layer
resin layer
cement paste
Prior art date
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JP17826385A
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English (en)
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JPS6237458A (ja
Inventor
Tadashi Egashira
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビルデイング等、建築物の屋上や壁
面の防水施工方法に関する。
(従来の技術) 従来、ビルの屋上等は、防水の目的で、コンク
リート壁の上にピツチ(コールタール)層を形成
し、この上にモルタル層を形成するようにしてい
るが、モルタル層のヒビ割れやピツチ層が不十分
な箇所から雨水が漏るという不具合があつた。
これに対処するために、従来では第3図に示す
ように、前述と同様にコンクリート壁11の上に
ピツチ層12とモルタル層13を形成し、更にこ
のモルタル層13の上にシリコン樹脂液を塗布し
て、約1〜2mm厚のシリコン樹脂層14を形成す
るようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の防水処理にあつて
は、モルタル層13上にシリコン樹脂層14を薄
く形成しただけのものであるため、期間が経つ
と、シリコン樹脂層14が劣化して亀裂が生じた
り、薄肉であるためシリコン樹脂層14に傷が付
つくと、その傷がモルタル層13にまで達し、こ
の亀裂や傷を通して雨水が浸入し、これがモルタ
ル層13のヒビ割れ部分やピツチ層12の弱い部
分からコンクリート壁11に浸入し、更にこのコ
ンクリート壁11のヒビ割れ部分を伝つて屋内に
まで浸入し、特に梅雨時期にあつては雨もりが生
じたり、カビが発生するなど、居住性を損ねてし
まうという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところ
は、施工容易で、しかも確実な防水が施こせるよ
うにした防水施工方法を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の防水施工
方法は、防水処理を施す被施工面にセメントペー
スト層を形成し、該セメントペースト層の上にプ
ライマーを塗布し、該プライマーの上にシリコン
樹脂液を塗布してシリコン樹脂層を形成し、次
に、該シリコン樹脂層の上に、シリコン樹脂で板
状に成形した防水板を前記シリコン樹脂液が乾く
前に敷き詰める構成とした。
(作用) 本発明の防水施工方法では、防水板、シリコン
樹脂層、セメントペースト層、とによつて三重に
防水が施こされ、特に、最上層の防水板は、シリ
コン樹脂を板状に成形したものであるため、施工
に際しては、これを所定の大きさに裁断して、被
施工面に張設すればよく、施工が容易であるし、
該防水板は、板状であるため耐久性に優れ、半永
久的に使用できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第2図は本実施例の施工方法により使用する防
水板1を示しており、該防水板1は、シリコン樹
脂により幅30cm、板厚7mmの帯状長尺板に連続成
形され、これをロール状に巻取つている。
次に、本実施例の施工方法を第1図により説明
する。
まず、被施工面となるコンクリート壁2の上面
に5〜7mmの厚さでセメントペースト層3を形成
する。尚、このセメントペースト(のろ)にはひ
び割れ防止剤を混入してもよい。
次に、このセメントペースト層3の上面にプラ
イマーを塗布して平滑に仕上げ、その後、このセ
メントペースト層3の上にシリコン樹脂液を塗布
して約1〜2mmのシリコン樹脂層4を形成する。
次に、上記シリコン樹脂層4が乾く前に、所定
の大きさに裁断した防水板1を敷き詰めていけ
ば、これで施工が終了する。この場合、前記シリ
コン樹脂層4が接着剤となつて防水板1を接着す
ることができるし、各防水板1,1の継目もシリ
コン樹脂液によつて塞がれる。
尚、屋上等の周縁に立壁が形成されているよう
な場合には、そのコーナ部に雨水が溜り易く、こ
れが水漏れの原因となることがあるため、コーナ
部5に跨つて前述の施工を施こせば、このコーナ
部からの水漏れに対して有効である。
従つて、本施工方法においては、防水板1、シ
リコン樹脂層4、セメントペースト層3、によつ
て三重に防水が施こされ、特に、最上層の防水板
1は板状であることから肉厚が厚く、劣化や傷に
対して優れた耐久性を持つので確実な防水が得ら
れる。
又、防水板1は、これを所定の大きさに切断し
て敷き詰めていくだけでよいので、その施工が簡
単に行なえるものである。
又、屋上等に施工した場合、防水板1の厚みに
よつて床面が弾性を持ち、ゴムマツト的な感覚で
踏み心地が良好になる。
以上、本発明の実施例について図面により説明
したが、本発明の具体的な構成は前記した実施例
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱し
ない範囲の設計変更等があつても本発明の技術的
範囲に含まれる。
例えば、本発明の防水施工方法は、ビルの屋上
や壁面等、建物外面の防水を必要とする場所には
どこでも適用することができるし、特に防水板を
着色し、これを色々の形にデザイン化して壁面等
に使用すれば、広告的効果も得られる。
又、被施工面も前記した実施例に限られること
はなく、例えば、従来例で示した第3図のシリコ
ン樹脂層14の上に本発明の防水施工を施こすよ
うにしてもよいし、建物の建築と同時に施工して
もよいし、既設の建物の防水処理用として使用し
てもよい。
又、防水板の板厚は、防水性、取扱い性の面か
ら5〜10mm程度が好ましく、又、幅も実施例に何
ら限定されることはないし、長さについても、必
ずしもロール状に巻取る必要はなく、予め所定の
大きさに切断しておくようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の建物の防水
施工方法にあつては、シリコン樹脂層の上に、シ
リコン樹脂で板状に成形した防水板をシリコン樹
脂液が乾く前に敷き詰める構成としているので、
施工がきわめて容易である。又、被施工面が防水
板、シリコン樹脂層、セメントペースト層で三重
に防水され、かつ、各防水板の継ぎ目はシリコン
樹脂液により塞がれているので、確実な防水がで
きる。又、防水板が板状であるため耐久性に優
れ、半永久的な使用によつて確実な防水処理を施
こすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の防水施工方法の施工例
の断面図、第2図は本発明実施例の防水施工方法
に使用する防水板の斜視図、第3図は従来技術の
断面図である。 1:防水板、2:コンクリート壁(被施工面)、
3:セメントペースト層、4:シリコン樹脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防水処理を施す被施工面にセメントペースト
    層を形成し、該セメントペースト層の上にプライ
    マーを塗布し、該プライマーの上にシリコン樹脂
    液を塗布してシリコン樹脂層を形成し、次に、該
    シリコン樹脂層の上に、シリコン樹脂で板状に成
    形した防水板を前記シリコン樹脂液が乾く前に敷
    き詰めることを特徴とする建物の防水施工方法。
JP17826385A 1985-08-12 1985-08-12 建物の防水施工方法 Granted JPS6237458A (ja)

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JP17826385A JPS6237458A (ja) 1985-08-12 1985-08-12 建物の防水施工方法

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JPS6237458A JPS6237458A (ja) 1987-02-18
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