JPH035807Y2 - - Google Patents

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JPH035807Y2
JPH035807Y2 JP29589U JP29589U JPH035807Y2 JP H035807 Y2 JPH035807 Y2 JP H035807Y2 JP 29589 U JP29589 U JP 29589U JP 29589 U JP29589 U JP 29589U JP H035807 Y2 JPH035807 Y2 JP H035807Y2
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clean
tunnel
workbench
clean tunnel
machine
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JP29589U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、良好な作業性、汚染の防止並びに構
造の簡易性を目的とした産業機械用などに供され
るクリーントンネル装置に関する。
本考案は、これらの目的を好適に達成する工業
用クリーントンネルとして、図面に示したよう
に、クリーンルーム1内に、このクリーンルーム
1と連通する開口2を有するクリーントンネル3
を形成した設備であつて、該クリーントンネル3
の天井部にクリーンルーム1用のHEPAフイル
ター4よりもハイクラスのHEPAフイルター5
を水平に配置すると共に前記開口2の上部に垂直
なフード6を設置し、斯くして構成されるクリー
ントンネル3内に機械または作業台7を設置した
うえこれらに向けて該HEPAフイルター5から
清浄空気を下向きに吹付けるようにしたクリーン
トンネル装置において、該フード6の垂直面と平
行な垂直面をもつ整流板9を、該開口2の位置に
該機械または作業台7とは間隔をあけて且つ該機
械または作業台7の天面よりも上端縁が高くなる
ように、該機械または作業台7に設置したことを
特徴とするクリーントンネル装置を提供する。
第1図において、1は0.3μ;クラス10000程度
のクリーンルーム(通路)を示しており、このた
めに0.3μHEPAフイルター4をその天井面に設置
し、このHEPAフイルター4からクリーンルー
ム1内に清浄空気が供給される。ここで、0.3μ;
クラス10000とは、0.3μ以上の微粒子が累積微粒
子数10000個/ft3以下の清浄度を有することを意
味し、0.3μHEPAフイルターとは、0.3μ以上の微
粒子を実質上通さない高性能フイルターを意味し
ている。このようなクリーンルーム通路1の壁面
に沿つて産業機械あるいは作業台7(以下単に機
械類と呼ぶことがある)を設置し、この部分の清
浄度を例えば0.1〜0.3μ;クラス10〜100に維持す
るためにクリーントンネル3を形成する。
このクリーントンネル3は、クリーンルーム通
路1の壁面10そのものまたはこれに密着した垂
直壁を1方の側壁とし、クリーンルーム通路1の
天井部11から垂下するフード6を他方の側壁と
して形成される。このフード6(垂直な垂れ壁)
の下縁と床面12との間には相当な間隔を有して
おり、この間隔がクリーンルーム通路1とクリー
ントンネル3とを連通する開口2となり、この開
口2を通じて機械類7の操作その他が行えるよう
にする。図中の13はクリーントンネル内を照ら
すようにフード6の内面に配設された螢光灯を示
している。
クリーントンネル3の天井部には0.1μHEPAフ
イルター5が水平に配置され、クリーントンネル
3の床面近の後壁部に排気口14が配置されてい
て、HEPAフイルター5からこのクリーントン
ネル3内に設置された機械類7に向けて、クリー
ンルーム通路1の空気とは別系統で清浄空気が吹
付けられたあと排気口14から排気される。この
ために、クリーントンネル用の送風機15がクリ
ーンルーム通路1の系外に設けられている。
このように構成したクリーントンネルによると
装置構成が簡易であると共に機械類等の作業性も
良好となるが、開口2からの気流の巻込みによる
汚染が問題となる。
本考案はこの装置構成の簡易性と作業性を損な
うことなく該開口2からの汚染を効果的に防止す
るものであり、このために整流板9を使用する。
この整流板9は第1図の場合は機械類7の前面に
取付けられている。すなわち、フード6の垂直面
と平行な垂直面をもつ整流板9が、該開口2の位
置に該機械または作業台7とは間隔をあけて設置
されており、その設置は、クリーントンネル3内
に設置される機械または作業台7を利用して行わ
れている。
第2図はこの整流板9の取付け部を拡大して示
したものであり、吸盤17を有した支持棒18を
用いて、機械類7の前表面8に固定されている。
この整流板9は横に長く伸びた垂直な板体であ
り、その長さは機械類の清浄度を必要とする幅よ
りも長くし、その取付けにさいしては、機械類の
天面19よりも上端縁が高くなるようにするとよ
い。そしてこの上端縁20に先細りのテーパを付
けておくと一層効果的である。材質は問わない
が、透明アクリル板などを使用するとみばえがよ
い。この整流板9の取付けによつて、この整流板
9の両側において空気流れが整流化される結果、
クリーンルーム通路1の空気の開口2からの巻込
みが効果的に防止されると共に、機械類7をクリ
ーントンネル3内の奥の方に設置しなくとも(開
口2の近くまで張り出して設置しても)よくな
り、大きな機械類を収容できると共に、作業性も
よくなり、一石二鳥の効果がある。
第3図と第4図は、整流板9を用いない場合と
用いた場合の空気流れを比較したもので、第3図
のように整流板9がない場合は上部からの気流が
機械類7の上面でつき当つたあと、この機械類7
の前面さらには側面で乱流域25が発生し、通気
側の気流とのコンタミネーシヨンが起こる。これ
に対し、整流板9を設けた第4図の場合は、この
ような乱流域が発生しないので、コンタミネーシ
ヨンが効果的に防止される。
第5図は本考案のクリーントンネル装置を通路
1の両サイドに設置する場合の配置例を示した天
井部平面図であり、このような配置を採用するこ
とにより、通路両側で多数の生産機械を高度な清
浄環境で運転できることになり、作業性も良好と
なる。
以上のようにして、本考案のクリーントンネル
は、構造簡易性と作業性にすぐれると共に、機械
類の作業用開口からのコンタミネーシヨンが防止
され、またこのクリーントンネル内に設置される
機械類にあわせて空気巻込みの防止が図れかつ機
械類のトンネル内への設置融通性も増大するなど
工業用クリーントンネルとして有益かつ実用的な
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクリーントンネルの縦断面
図、第2図は第1図のA部拡大図、第3図および
第4図は整流板を有しない場合と有する場合の気
流分布を示した図、第5図は本考案のクリーント
ンネル装置の配置例を示した天井部平面図であ
る。 1……クリーンルーム(通路)、2……開口、
3……クリーントンネル、4……HEPAフイル
ター、5……HEPAフイルター、6……フード、
7……機械類、9……整流板、14……排気口、
17……吸盤、18……支持棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クリーンルーム1内に、このクリーンルーム1
    と連通する開口2を有するクリーントンネル3を
    形成した設備であつて、該クリーントンネル3の
    天井部にクリーンルーム1用のHEPAフイルタ
    ー4よりもハイクラスのHEPAフイルター5を
    水平に配置すると共に前記開口2の上部に垂直な
    フード6を設置し、斯くして構成されるクリーン
    トンネル3内に機械または作業台7を設置したう
    えこれらに向けて該HEPAフイルター5から清
    浄空気を下向きに吹付けるようにしたクリーント
    ンネル装置において、該フード6の垂直面と平行
    な垂直面をもつ整流板9を、該開口2の位置に、
    該機械または作業台7とは間隔をあけて且つ該機
    械または作業台7の天面よりも上端縁が高くなる
    ように、該機械または作業台7に取付けたことを
    特徴とするクリーントンネル装置。
JP29589U 1989-01-07 1989-01-07 Expired JPH035807Y2 (ja)

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JP29589U JPH035807Y2 (ja) 1989-01-07 1989-01-07

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JP29589U JPH035807Y2 (ja) 1989-01-07 1989-01-07

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Publication Number Publication Date
JPH0262340U JPH0262340U (ja) 1990-05-09
JPH035807Y2 true JPH035807Y2 (ja) 1991-02-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5926030B2 (ja) * 2011-11-15 2016-05-25 高砂熱学工業株式会社 情報処理機器室の空調システム
JP2019090576A (ja) * 2017-11-15 2019-06-13 株式会社桜アーク 清浄ユニット

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JPH0262340U (ja) 1990-05-09

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