JPH0357980A - 高周波出力調整方法 - Google Patents

高周波出力調整方法

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JPH0357980A
JPH0357980A JP1194516A JP19451689A JPH0357980A JP H0357980 A JPH0357980 A JP H0357980A JP 1194516 A JP1194516 A JP 1194516A JP 19451689 A JP19451689 A JP 19451689A JP H0357980 A JPH0357980 A JP H0357980A
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JP
Japan
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frequency
magnetic resonance
axis
pulse
magnetic field
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JP1194516A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hagiwara
政幸 萩原
Hiroshi Takai
博司 高井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、核磁気共鳴( N M R : Nucle
arMagnetic Resonance)現象を応
用した磁気共鳴イメージング方法に係わり,特に,励起
回転磁場発生に供される高周波パルス電力を被検体の属
性に応じて変化させることにより、スピン系磁気モーメ
ントの倒れ角度を所定の値に調整する高周波出力調整方
法に関する。
(従来の技術) 核磁気共鳴現象は、磁場中におかれた原子核が特定波長
の電磁波エネルギーを共鳴吸収して、次いでこのエネル
ギーを電磁波として放出する現象である。この現象を利
用して生体の診断を行う装置は、上述の原子核、特に、
プロトンから放出される電磁波を検知して、検知された
信号を処理して、原子核(プロトン)密度、縦緩和時間
T1、横緩和時間T2、流れ、化学シフト等の情報が反
映された被検体の断層像等の診断情報が得られる。
ところで,この様な核磁気共鳴現象を利用してプロトン
からの磁気共鳴信号(エコー信号)を検知するためには
、スピンエコー法において、90″パルスおよび180
゜と称される高周波パルスにより発生される励起回転磁
場により、被検体の被測定部位を選択的に励起して、被
測定部位におけるプロトンのスピン磁気モーメントの倒
れ角度を所定の値にする必要がある。ここで、90″パ
ルスとは、磁気共鳴吸収を起こさせて原子核のスピンの
磁気モーメントを被検体が置かれた静磁場の方向と平行
な方向から垂直に立ち上がるまで90゜回転させる働き
を有するものである。また,l80゜バルスとは、磁気
共鳴吸収を起こさせて原子核のスピンの磁気モーメント
を被検体が置かれた静磁場の方向と平行な方向から18
0゜回転させる働きを有するものである。
これらの90″パルスおよび180”パルスの高周波パ
ルスは、被測定部位からのエコー信号の検知に先立ち、
その大きさ等の条件(高周波パワー)を予め最適な値に
設定する必要がある.従来、この高周波パワーの調整は
、90゜バルスおよび180″′パルスに相当する位置
の高周波パルスの大きさを順次大きくし、この時得られ
るエコー信号が最大となる時を最適条件としている。こ
の調整法について、具体的に、第4図および第5図を用
いて説明する。原子核のスピンの核磁気モーメントが静
磁場の方向から傾く角度をθとすると、第4図に示す様
に、スピンエコー法における90゜パルスおよび180
゜パルスが印加される位置に相当する位置を00パルス
および2θ゜パルスとしてあり,この時に得られるのが
エコー信号である。この0は、発生する高周波パワー(
高周波磁@)をH1とすると、以下の式で表される。
ここで、γは磁気回転比、では高周波パルスのパルス幅
を表わす。この式から分かる様に、高周波バワーHエを
大きくするとθも大きくなり、 0とHエはリニアな関
係がある。また、この高周波パルスを印加した時に得ら
れるエコー信号は,θ=90゜の時に最大となる。従っ
て、高周波パワーの調整は、高周波パワーHエを順次大
きくし、第5図に示す様に、高周波パワー値とエコー信
号値とをプロットし、エコー信号が最大となる点(E−
ax)を最適高周波パワー条件としている。
しかしながら,この調整法では,最適条件を求めるため
に、高周波パワーを順次小刻みに大きくして数多くの測
定値を収集しなければならず、時間を要する問題がある
。この問題は、核磁気共鳴現象を利用した磁気共鳴装置
(MRI)の普及に伴い、患者のスループットの向上が
一つの大きな課題であり、撮影時間の短縮が必要となり
、大きなデメリットとなりつつある. この高周波パルスの出力調整法に関し、特開昭63 −
 296738号公報には、表示装置の画面上のカーソ
ルの位置に応じて高周波パルスの振幅を変化させて、カ
ーソルの位置に相当する振幅の高周波パルスによるエコ
ー信号の強度を前記表示装置の画面上に表示させて最適
パルスを求める出力調整法が示されている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の高周波パルスの出力調整法は、
最適条件を求めるために,高周波パワーを順次小刻みに
大きくして数多くの測定値を収集しなければならず、時
間を要する問題がある.本発明の目的は、短時間で高周
波パルスの最適条件が求められる高周波出力調整法を提
供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は,静磁場中に配置された被検者から誘起された
磁気共鳴信号を検出して被検出部位の形態情報または機
能情報を得るに先立ち、励起回転磁場発生に供される高
周波パルス電力を被検体の属性に応じて変化させること
により、スピン系磁気モーメントの倒れ角度を所定の値
に調整する高周波出力調整方法において、所定の大きさ
を有する複数の高周波パルスを印加し、誘起された磁気
共鳴信号を測定し、得られた測定データを用いて高周波
パルス電力と磁気共鳴信号の値との関係を表わす曲線を
決定し、この曲線に基づいて,高周波パルス電力の最適
値を求めることを特徴とする高周波出力調整方法である
(作用) 本発明の高周波出力調整方法では、所定の大きさを有す
る複数の高周波パルスを印加し、磁気共鳴信号の値を測
定し、得られたデータを用いて高周波パルス電力と磁気
共鳴信号の値との関係を表わす曲線を決定し、この曲線
に基づいて,高周波パルス電力の最適値を求めるので、
従来の調整法の様fに、数多くの測定データを必要とし
ないので,短時間で高周波パルスの最適条件が求められ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第l
図は,本発明の実施例に用いられる磁気共鳴イメージン
グ装置の構戊を示す模式図である。第1図に示す様に、
この装置(1)は、磁気共鳴信号(以下、エコー信号と
称する.)が誘起された部位の位置情報を得るための傾
斜磁場を発生するための傾斜磁場発生コイル■および高
周波パルスにより生じる回転高周波磁場を放射すると共
に誘起されたエコー信号を検出するための送受信系であ
る高周波コイル■を有する。この傾斜磁場発生コイル■
は,被検体(P)の身長方向の軸をZ軸とし,このZ軸
と夫々直交する軸をX軸およびY軸とすると、これらの
軸について傾斜磁場を発生するX軸傾斜磁場発生コイル
(2a)、Y軸傾斜磁場発生コイル(2b)、Z軸傾斜
磁場発生コイル(2c)がら構成される.各傾斜磁場発
生コイル(2a)、(2b)、(2c)は,X軸傾斜磁
場電源(4a)、Y軸傾斜磁場電源(4b)およびZ軸
傾斜磁場電源(4c)に,夫々接続されて磁場発生用の
電流が供給される。また、高周波コイル■は、高周波パ
ルスを供給する送信回路系■および被測定部位に誘起さ
れるエコー信号を受信するための受信回路系0に接続さ
れている。
さらに、この装置■は、各傾斜磁場および90’パルス
並びに180゜パルスの高周波パルスのパルスシーケン
スを実施するシーケンサ0、並びに各電源(4a)、(
4b)、(4c)、送信回路系■,受信回路系0および
シーケンサ0の全てを制御すると共に検出信号の信号処
理を行うコンピュータシステム(8)をも備える。この
コンピュータシステム■で処理された信号はディスプレ
イυ)で表示される.この装置(1)は、被検体(P)
に対してZ軸方向に静磁場を発生する静磁場コイル(図
示せず)およびこの静磁場コイルに電流を供給する電源
(図示せず)をも備える。
次に、上述の構成を有するイメージング装置を用いて本
実施例の高周波出力調整方法について、第2図を用いて
説明する。第2図は、高周波出力を調整するための調整
回路系(10)の構或の一例を示す回路図である。この
調整回路系(10)は、高周波パルスを増幅するための
送信回路系■内の高周波増幅器(5a)、この高周波増
幅器(5a)からの高周波パルスを所定の大きさに調整
するための減衰器(5b)を有する。また、この調整回
路系(10)は、減衰信号により減衰器(5b)を制御
するものであって、シーケンサ0よりの制御に基づき駆
動される制御器(5c)をも備える。この減衰器(5c
)は、所定の大きさに調整された高周波パルスが印加さ
れる様に、高周波コイル■に接続されている。さらに,
この調整回路系(10)は、受信回路系■内の検出器(
6a)をも含む.この検出器(6a)は、高周波コイル
■に接続されて、高周波パルスにより誘起されたエコー
信号を検出する。この検出器(6a)で得られた信号は
、コンピュータシステム東に伝達される。
この様な調整回路系(10)を用いて行う高周波出力調
整方法について説明する.まず,スピンエコー法におい
て90°パルスおよび180”パルスが印加される位置
に相当する位置の高周波パルスについて,減衰器(5b
)により調整され、その大きさ(パワー)が1=2の比
率の一連の高周波パルスを印加し、エコー信号を検出す
る。この測定を5種類の大きさの一連の高周波パルスを
印加し、夫々のエコー信号を測定する. 次に、印加された高周波パルスの高周波パワー(θ)お
よびその時得られたエコー信号値(E)を用いて第3図
に示す様に、コンピュータシステム(8)により、高周
波パワー(0)とエコー信号値(E)との関係が3次関
数で表わされると仮定し、3次関数にカーブフィットし
て、その3次関数を決定する.この決定された3次関数
で表わされる曲線におけるエコー信号値の最大値( E
 rmax)を求める。
エコー信号値が最大値となる時の高周波パワーが90″
パルスの大きさに相当する。
このカーブフィットは、例えば,高周波パワー(θ)と
エコー信号値(E)との関係を表わす曲線として、最大
値を有し.E=Aθ’+Bθ”+Cθ+Dの式で表わさ
れる3次関数と仮定し,この式に、上記測定により得ら
れた高周波パワー(θ)とエコー信号値(E)とを用い
て、各係数A.B.C.Dを算出することにより行うこ
とができる。
この調整方法を磁気共鳴装置M R T−200を用い
て頭部について実施して得られた2θバルスの高周波パ
ワーの結果を表に示した。この表には、比較のために、
従来の方法で得られたものも合わせて示した. (以下余白) この表から分かる様に,本実施例は、従来の調整方法に
対して平均0.15KW (約3%)程の差しかなく、
短時間に効率良く行うことができた。また、本実施例の
場合、従来の調整方法が設定値に大きなふらつきがある
のに対して、安定した値をとることが分かる。
上記実施例においては、エコー信号値と高周波パワーと
の関係を表わす関係式、即ち、カーブフィットする曲線
として、3次関数としたが、本発明では、この他に、2
次関数等の数次関数や三角関数等、最大値を有する曲線
であれば、用いることができる。実用的には, エコー
信号値と高周波パワーとをグラフで表わした場合に、電
力が0.4W/kg以下の高周波パワーを印加する範囲
において、エコー信号値が最大値を有する曲線であるこ
とが好ましい。
〔発明の効果〕
以上の様に,本発明によれば、短時間で高周波パルスの
最適条件が求められる高周波出力調整法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いられる磁気共鳴イメージ
ング装置の構成を示す模式図、第2図は本発明の実施例
を説明するため高周波出力調整の調整回路系を示す回路
図、第3図は本実施例におけるエコー信号値(E)と高
周波パワー(θ)との関係を表わすグラフ、第4図は高
周波出力調整方法を説明するためのパルスシーケンスを
示すグラフ、第5図は従来の高周波出力調整方法におけ
るエコー信号値(E)と高周波パワー(θ)との関係を
表わすグラフである. 1・・・磁気共鳴イメージング装置, 2・・・傾斜磁場発生コイル、3・・・高周波コイル,
5・・・送信回路系、 5b・・・減衰器、 6・・・受信回路系、 7・・・シーケンサ、 10・・・調整回路系。 5a・・・高周波増幅器, 5c・・・制御器、 6a・・・検出器, 8・・・コンピュータシステム、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 静磁場中に配置された被検者から誘起された磁気共鳴信
    号を検出して被検出部位の形態情報または機能情報を得
    るに先立ち、励起回転磁場発生に供される高周波パルス
    電力を被検体の属性に応じて変化させることにより、ス
    ピン系磁気モーメントの倒れ角度を所定の値に調整する
    高周波出力調整方法において、所定の大きさを有する複
    数の高周波パルスを印加し、誘起された磁気共鳴信号を
    測定し、得られた測定データを用いて高周波パルス電力
    と磁気共鳴信号の値との関係を表わす曲線を決定し、こ
    の曲線に基づいて、高周波パルス電力の最適値を求める
    ことを特徴とする高周波出力調整方法。
JP1194516A 1989-07-27 1989-07-27 高周波出力調整方法 Pending JPH0357980A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105068030A (zh) * 2015-09-08 2015-11-18 中国石油大学(北京) 核磁共振谱仪
JP2016030017A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62167549A (ja) * 1985-10-28 1987-07-23 株式会社島津製作所 Mri装置
JPS6384539A (ja) * 1986-09-30 1988-04-15 横河メディカルシステム株式会社 核磁気共鳴断層撮影装置のrfパルス調整装置

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